高知県宿毛市橋上町楠山の産。花弁や舌、花茎とも淡緑色に統一された中大輪サイズの素心です。一文字〜平肩咲の花姿で折り鶴芸を交えます。花の構造が厚く丈夫なので、耐久性は問題ないでしょう。
葉姿は腰高の中垂れ。後冴の曙柄を交えることが多いですが、葉芸として評価するのは、ちょっと違うかもしれません。花を主体にしている品種、特に素心系の場合は、葉全体を濃緑にまとめるのが似合うように思います。
3条立の大きな成木株を載せました。 普通に毎年花を付けることのできる規模の株立ちです。部分的に曙柄が見られますが、これに加算要素はありません。丁寧に扱われていなかったが為、葉が少しずつ折れていて、ビニタイで補強した部分が5箇所に及びます。健康状態が良いだけに、とても残念です。
※プラ寒蘭鉢5.0号植込み
