231220-2 静素 (青更紗素舌) SOLD OUT ありがとうございました
 
命名登録:昭和55年 日向寒蘭連合会(231号)
宮崎県東臼杵郡東郷町千軒(現日向市)の産。淡緑色を基調とする更紗の一文字〜平肩咲大輪。花弁基部に差す桃色を帯びた数条の色線は、絶妙なグラデーションをつけています。 いかにも出現率の低そうな2つの長所。無染の舌と複雑で繊細な色彩、これ程の資質を併せ持ったクオリティに感心するばかりです。
しかし、つぼみが熟さずに咲いた花は強度不足のため、時として花弁の矯正が必要となります。

葉は平均的な寒蘭より緑が薄く、時々現れる曙柄のような色抜けについても、葉芸として通用するものではありません。また、葉先の色が褪めやすい特徴がみられます。葉や株姿をきれいに仕立てることにウエイトを置くなら、栽培の難易度は高い方でしょう。

6条立の大成木株を載せました。〈静素〉としては、ほぼ完璧な作柄です。

※プラ寒蘭鉢6.0号植込み