高知県宿毛市坂本西谷山の産。新芽がきれいで葉姿の良い桃花の古典です。
全盛期には天弁に折り鶴芸を交える桃花の大輪といわれ、当時の愛蘭家にとって羨望の的でした。
いま改めて見るとさほど大輪とは思えませんし、折り鶴芸とて芸とはみなされません。 花の完成度という点では特別なものではない事くらい愛好家の皆さん誰もが知っています！
当然、野生種しか存在しない時代、昭和29年の衝撃的なデビューでした。そして、今に引き継がれています。この事こそ重要で意味深いことだと思うのです。
「天弁に折り鶴芸を交える桃花の大輪」・・・何ともノスタルジックな表現でしょう！
4条立(2.5条相当)の成木株を載せました。