190607-2 南州(桃紅花 無点系)SOLD OUT ありがとうございました
 
資料には鹿児島県産とあります。
たしか、元々は「寒蘭柄物全国連合会」に登録された縞柄の葉芸品で、花が評価されるようになったのは後のことだったと記憶しています。
形の良い円舌は無点系。花姿が優れている平肩咲き、鮮やかな桃紅花。この品種が赤無点においてトップクラスの資質を持っているのは疑いのないところでしょう。
葉は「葉焼け」を起こしやすい性質で、それは柄の出た部分を中心に現れるようです。
思えば、花の実力が高い〈南州〉にとっては、中途半端な柄物の要素がアダになっているのかもしれません。

商品は大きめの中苗4条立。根の質も良く健康な株ですが葉に古傷と葉焼けの跡がみらます。これは、画像を参考にしてください。

〈南州〉の銘について、もし「西郷さん」にちなんで名付けたのであれば〈南洲〉になるはずなのに、どの資料を見ても〈南州〉で統一されています。敢えてこのように命名したのかな? 不思議なことです。

※プラ春蘭鉢5.5号植込み