命名登録:昭和26年 土佐愛蘭会(54号)
土佐の赤花を代表する古典的品種。平肩〜一文字咲の中輪です。無点系の性格を備えていても固定度は低く「前面無点になる事も時々ある」といった程度。しかし、有点に咲いたとしても、花の魅力を損ねるものではないでしょう。
葉の先端が針毛のように尖っているのが確認されます。品種を見る識別点のひとつでもありますが、この形状はデリケートで少し傷みやすいようです。
〈緋燕〉と同一なのは業界の常識となっています。
2条立相当の中成木株を載せました。苗の状態から驚きの作上がりです。 多少 葉色が薄いのは、作場が明る過ぎたのかもしれません。その分、葉が短く引き締まった株に仕上がっています。
※プラ春蘭鉢5.5号植込み |