190414-2 名ノ浦更紗特別(更紗未登録) SOLD OUT ありがとうございました
 
高知県室戸市吉良川町の産。 名ノ浦産の中では肉厚葉の部類で、今から30年以上もさかのぼる幼苗の頃より注目されていました。1990年代後期に初花(11月中頃でこの時はベタ舌に咲いていました)を確認、現在に至ります。平肩咲大輪、複雑な色彩の青更紗です。

良く咲いたときの花一輪を見ると、これに対抗できる更紗は無い!と思えるほどの素材です。例え人工交配でも作出できないくらいの完成度をしているのですから。(自然種の話で交配種を例に持ち出したくはありませんが・・・)

課題は、「花の時期が遅い」「一番下の花の位置が低い」この二点です。
花の時期が遅くなると花の生長がにぶり不完全になってきます。対処法としては「花芽を早く付けて、花の成長が盛んな早い時期に咲かせる」ことが有効です。(それができれば苦労はしませんよね!)
試した事はありませんが「花の成長過程に1ヵ月程加温することでフローしてあげる」のもひとつの方法かもしれません?

一番下の花の位置が低いのは、「大葉にならないように、小ぢんまりと仕立てる」「立葉にならないよう、しなやかに葉を展開させる」のが良いでしょう。勿論、できる範囲で結構です。

これまでに比較的よく咲いたときのものを4例「花の見本」として載せました。

商品は大きめの中木2条立。葉先が僅かに割れている部分があるので、これ以上拡がらないように注意が必要です。

※プラ春蘭鉢5.5号植込み