1990年代後期に高知県東部の同業者から花を見て入手した品種。 ほとんど一目惚れ「日本寒蘭に必要なすべてを備えている理想的な赤花」ととらえ、目が離せなかったことを思い出します。
平肩咲きの赤花、中輪〜中大輪サイズ。奇抜さに頼らない基本型ながら、2段階も上回る巨大輪と向き合えるだけの質の高さを備えています。
弱点を指摘すれば、 開花して2週間経ったくらいから花弁の色彩が徐々に褪せていきますが、ただ、これは殆どの赤花についていえることなので。
それに、八京谷や名ノ浦など吉良川産にありがちな、葉先の弱い性質が見られます。
3条立の成木株を載せました。 株全体が若く、根の仕上がりは理想の6割くらいです。 もう2ヵ月ほど預かり、根を増量させてからお譲りいたします。
※プラ寒蘭鉢5.5号植込み
