250104-1 皇徳 (更紗大輪) SOLD OUT ありがとうございました
 
命名登録:昭和63年 薩摩寒蘭鹿児島県連合会(366号)
登録時の資料には国見岳の産と記載されています。
茶系の更紗三角咲き大輪。無点系の大きな舌が印象的です。第一花が高い位置に付く事によって、花と葉の間が空き過ぎるきらいがあります。これは〈皇徳〉の特性なので大目に見てください。しかし、抜け上がりを望んでも叶わない花が多い中、何とも勿体ない話です。
花の出来にはムラがあり、成熟した蕾を咲かせると実に見事な花を披露してくれますが、水準を下回る成熟度なら結果は逆で、栽培している方は見るなり不快な気持ちになることでしょう! そんなときは花を切り取って「今年は咲かなかった」つもりでいるのが正解かもしれません。 これって、寒蘭愛好家には普通のことなので。

5条立相当の中成木株を載せました。花はこの品種としては小振りで10cm程ですが、そこそこの仕上がりを見せています。開花後一ヵ月余り経っているので、今月(1月)の10日くらいまでが限界だと思います。

※プラ寒蘭鉢5.5号植込み