命名登録:平成4年 土佐愛蘭会(952号)
高知県四万十市川登(旧中村市)の産。 素心花中輪、三角咲。チャボ花の性質を備えます。
この花容とよく調和した、ツヤのある濃緑のチャボ葉も含め、総合的に完成度の高い名品です。
丈夫な印象の葉に対して、根は少し気難しく感じられるかもしれません。
花が分かっていない幼苗の頃から「川登産の素心芽チャボ」として注目されていた品種です。初花確認後15年以上を経過して登録に至りました。 寒蘭の有名な自生地である「川登」を
品種名にしたのが紛らわしいと、当時は不評なネーミングだったようです。 言わば、払越産の品種に〈払越〉と名付けるのと同じですからね。
3条立に相当する中苗を載せました。葉先の切除箇所が多いけど、根の状態は良好です。
※プラ春蘭鉢5.0号植込み
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