命名登録:平成1年 土佐愛蘭会(901号)
高知県室戸市吉良川町の産。色の濃い青花、一文字に近い三角咲き。基本的には中輪ですが、木を大きくすると中大輪に及ぶことが確認されます。
暗紫紅色に染まったベタ舌が花全体を引き締めています。花弁の基部から放つ2〜4本の色線にも、何か特別な視覚効果があるのかもしれません。
舌は短い形状ゆえに巻いたときは、軽く引き出してあげると良いでしょう。巻き込みが強くない性質なので、それも容易だと思います。
葉は艶消し濃緑色。株元が硬質肉厚で、葉先にかけては徐々にしなやかさを増してきます。
元々は「清水山の青」と呼ばれていた一群から、優良株を選抜して登録したのが〈烏丸〉です。
花の性格上、温暖な地域に適しているように思います。花時期が遅くなると、花茎の伸びや、花自体の成長が鈍くなるので、できるだけ早咲きさせた方が良いでしょう。
花芽が複数付いているケースでは早咲きしそうな方を残してください。
5条相当の中成木株を載せました。
※葉や株元の白い汚れは殺菌剤です
※プラ寒蘭鉢5.5号植込み |