200731-2 ジョークの黄花 (未登録黄花・実生) SOLD OUT ありがとうございました
 
高知県幡多郡大方町(現黒潮町)産の自然種として珍重された黄花の優品ですが、苗が採取された1990年当時を知る愛好家さんの方々にお話をうかがい、検証を重ねると山蒔きによる実生苗としか思えない状況が見えてきます。これは、私が持っていた見解とも一致するものです。よって、これを山蒔きによる人工交配種として扱うことにしました。
チャボの要素を持つ黄色花弁の小花。時折交える天弁の折り鶴芸が素敵です。そして、短葉性の立葉が良く似合っています。ちなみに「ジョーク」とは採取場所の近くにあった有名な喫茶&お食事のお店です。
地元の宝物だった〈ジョークの黄花〉が「金鵄系を用いて作出した」交配種というのは残念だけど、それより、正確な記録を残していくことのほうが大切だと思います。
しかし・・・上品で趣味の良い、これほどの品種が、黎明期の山蒔きとは・・・。

小柄な品種なので、商品は小さいながらも、十分な大きさの中苗と言ってもよいでしょう。

※プラ春蘭鉢5.0号植込み