210526-1 半四郎チャボ (未登録) SOLD OUT ありがとうございました
      
高知県室戸市吉良川町の産。半四郎谷といわれる場所で採取されたチャボ葉で、小型種の要素を強く持ちます。野根産のチャボ系統とはまた趣が異なる、日本寒蘭の中で最も葉質の良い品種のひとつです。

1990年代の半ば過ぎ、成長しきった状態で10cmにも満たない山採り苗を入手したものです。長く未開花のまま育てていましたが3年前、未開花のまま近所の方に、開花を託してバトンを譲っています。このとき残していた2つの分け株のうちで、大きい方(それでも小さいです)をご紹介することにしました。

〈半四郎のチャボ〉は、葉肉の厚さなどで個体差が見られるようです。今回載せたものは最も厚葉の度合いが強いタイプになります。一連の系統は一文字型の青花が咲くように伝えられますが、作上がりしやすい薄葉の個体から先に花が咲き、厚葉のものほど花が遅れているので、全容が判るには相当な年月がかかるのではないでしょうか。バリエーションにどの程度の差があるのか、それ以前に、青花に統一されているのかも実のところ分かっていません。

「参考画像」は3年前に近所の方に買って頂いた株立ちの、当時撮影した画像です。

3条立の、推定中苗を載せました。

※プラ春蘭鉢5.5号植込み

 
 
 
 
未開花です。