210430-1 白竜 (素心系) SOLD OUT ありがとうございました
 
命名登録:昭和15年 土佐愛蘭会(26号)
高知県土佐郡鏡村(現高知市)の産。土佐寒蘭の古典品種。一文字型、中輪〜中大輪。ぱっと見、素心花に間違えてしまうような桃腮素です。覗き込むと腮の部分(下アゴの奥歯?に相当するところ)に淡桃の小斑が確認できます。舌が捻じれ気味なところは、開花時に巻くのをフォローしてあげることで、いくぶん改善されるでしょう。
第一花(一番下の花)の位置が割合高かったような印象は受けましたが、大株にして花茎がズバッと上がっている作品を見た記憶もまた、ありません。
過去に遡っても、花を見る機会があまりに少なかったので、最終的な評価は先送りにしたいと思います。
流行っていない時期が何十年も続いたため株数が少なく、資料もほとんど残っていない、こういった品種を紹介するのは難しいですね。 やっと解説書きました。 「花の見本」が無いのは、この後、自分で育てて開花させるか、どこかで見つけて撮影するほかありません。

商品は4条立(3条立相当)の中成木株です。


※プラ寒蘭鉢5.0号植込み

 
 
手持ちの「花の見本」がありません。