240107-2 五郎の青 (青花未登録) SOLD OUT ありがとうございました
      
四国西南部の産という事だけは、ほぼ間違いないでしょう。三角咲きの青花。花弁の中央に茶褐色の線が入ります。広弁で舌が大きく、チャボ花を大型にしたような印象です。三原山系にある、主に広葉の苗(更紗花がほとんどでした)が採れていた自生地の名称「五郎畑(ごろうばた)」からとって〈五郎の青〉と呼ばれていました。命名登録に至らなかったのは、既に銘品に匹敵する知名度だったので、その必要性を感じなかったのかもしれません。`90年代の中頃に、随分ともてはやされていたような記憶があります。
この品種が、五郎畑産なのかは疑わしく、広葉の特徴だけを前面に、流行りの産地と結び付けた可能性もあるかもしれません。五郎畑産の一群と葉質が異なり、花にも全く共通したものが見当たらないのですから。

中成木サイズに及ぶ大きめの中木株を載せました。状態が良いのに親木の葉袴が むしり取られています。


※プラ春蘭鉢5.0号植込み