高知県宿毛市橋上町楠山の産。払越の肉厚タイプを代表する赤花。広弁で大舌、花間は適切、中輪サイズでも その質感は大輪に匹敵するものです。未登録なのが信じられないくらい〈武将〉の銘は全国でも知られています。
花弁の色彩は条件がそろった上作の場合は濃紫紅色で、これは目指すべきところですが、負の要因が重なると彩度が上がらず、鳶赤(茶系の赤)くらいにしかならないことも多いでしょう。とくに環境に恵まれない作場で、このタイプの赤花を高い水準で発色させるのは容易ではありません。 愛好家さんの腕の見せどころとも言えますが、もっと楽に、無理のない範囲で手をかけて、後は勝手に咲いてくれるといった捉え方で良いのではないでしょうか。
商品は2.5条立、完全な根をした大きめの中木株です。 新木は現時点7割方の成長途中、次の新芽が付くのは早くても今秋以降になると予想されます。
一番最初に発表された開花株そのものを確保した直系なので、安心して紹介することができました。
※葉や株元の白い汚れは殺菌剤です
※プラ寒蘭鉢5.0号植込み
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