201222-1 茜錦 (黄葉・桃花) SOLD OUT ありがとうございました
 
命名登録:平成22年 阿波寒蘭会(272号)
高知県安芸郡東洋町野根の産。
和ろうそく みたいに鈍いツヤ感をした、色素の薄い葉芸品で、一般的な黄葉(黄金葉)と一線を画します。 野根産に限らず、かつて採取された苗の中にも、このようなレベルの色素が乏しい品種が無かったわけではありませんが、育たずに枯れてしまうものもみられ、栽培できたとしてもジリ貧の状態に陥り、まともな株立ちになっていないケースがほとんどでした。
ところが〈茜錦〉の場合は、葉の寿命が10年を余裕で超えることが確認されています。
下の「参考画像」にしても9条立です。せいぜい1年に1つの芽出しのペース、合計2年サボっているので、11年を要している計算になります。
繁殖が弱いのは「光合成の経営状態」が悪いので仕方ありません。

花は紫色を帯びた桃紅花、無点系の性質を持っているようです。
「花の見本」は阿波寒蘭会の会誌(バックナンバー)よりお借りした画像。 被写体はかなり良く咲いているほうだと思います。

〈茜錦〉の中成木株を載せました。 「参考画像」株の前から3番目と4番目の2条立です。

※プラ春蘭鉢5.5号植込み