高知県西部(幡多地域)の産。赤花大輪一文字咲き。花茎の抜け、花配りの良さはクリアしています。副弁のラインは下方に向け僅かに湾曲するクセがあるようです。これは、優勝時の写真＝「花の見本」によって確認できますが、被写体を過度に矯正していない事を示すもので、「信用できる資料」と見ることもできるのではないでしょうか。
画像を見て判断する場合、写真を深読みすることが当たり前になってしまいました。 私なんぞは、写真を素直に見れなくなって、かえって失敗することすらあります。まったくひねくれた自分になったものです。
お話を戻して。商品は5条立ち相当の中成木株。古葉を主体に生理的な「小黒点」を散らしています。ちょうど素心の〈素光〉の葉に見られる類の「小黒点」ですが、見てくれが悪いので減点材料になりました。これ以外、特に問題はないでしょう。
※プラ寒蘭鉢5.0号植込み
