歴史を経て、もう古典の域にも及ぶ〈大虹〉をご紹介します。
寒蘭柄物全国連合会の会誌6号(昭和60年発行)に掲載されています。
「紺覆輪の浅い中透け」「桃紅色の大輪無点系・花弁先に紺がのる」というような、花と葉芸物の2芸を掲げた解説の内容でした。
記憶が正しいのか微妙ですが、産地は鹿児島県と発表されていたように思います。
近年は規模の大きい花展で上位入賞するなど、花物主体の評価が定着しているようです。
工夫次第では柄物に仕立てる事もできるので(参考写真をご確認ください)その方向にも挑戦してみても良いかもしれません。葉芸を前面に出すには小さな苗に仕立てる事が肝要です。芽出しが上手ければ株が増えたときに、バック木を外してして小さな芽を出すところから始めましょう。 「もののついでに」です。
3条立相当の中成木株を載せました。
※プラ寒蘭鉢4.5号植込み
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