命名登録:昭和56年 阿波寒蘭会(140号)
高知県安芸郡東洋町野根の産。日本寒蘭の小花の中で最も完成度が高い赤花です。葉も含め全体的に小柄で、野性味と洗練された上品さを兼ね備えている魅力的な品種。山野草のような趣が感じられます。大きな木に育て過ぎると、小型種としての特性が損なわれるので、この点に注意しましょう。
2017年「花の見本」の被写体は、今までにウチの作場で最も良く咲いた〈野根小町〉です。
8条立(6条立相当)の成木株を載せました。葉先の切除箇所が多いので評価を低めにしています。
根の分量が多く株全体の力は充分です。来年の開花に期待しましょう。
※プラ寒蘭鉢5.0号植込み
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