241031-2 国宝冠 (柄花 覆輪葉) SOLD OUT ありがとうございました
 
産地は鹿児島県の屋久島と云われます。
調べた限りどこの会にも登録された記録がありませんでした。有名品種なのに、まさかの未登録なのでしょうか。 しかし、平成12年発刊の写真集に〈国宝冠〉として掲載されています。その時の被写体が初めての花というのも考えにくいし、それなりに年月を重ねてきたのは間違いないでしょう。
紹介されていた内容は「桃爪 青特花」ですが、「青更紗ベースの柄花」という見方が正しいと思います。花弁に桃色〜白色へとぼかしの利いた爪覆輪をかけます。花弁の色彩は言うに及ばず、舌点の鮮やかな色合いにも注目です。
花の出来、不出来の差が大きいタイプかもしれませんが、挑戦してみたい品種の一つであります。 花芽の力に対して輪数が少なければ良い花が咲きやすいはずです。(どの品種にも共通する事ですが)

葉は柄の幅が広い雪白覆輪で、時おり縞を交える葉芸品でもあります。芽出しの美しさは群を抜いています。

3条立の健康な中木株を載せました。

※プラ春蘭鉢5.0号植込み