2006年3月の暮らし
3月31日(金)晴れ 野菜の種蒔き
3月も今日で終わり。17年度も今日で終わりです。
明日から年度も変わり、新しい職場や新しい学年になる人も大勢いることでしょう。
節目というのは、気持ちの切り替えの上からも大事なものですね。
三寒四温のこの頃ですが、今日は「温」の一日。野外で動くのが気持ちのいい一日でした。
ポレポレが今日蒔いた野菜たちは、キュウリ、人参、枝豆、トウモロコシ、インゲン、ゴーヤ・・・。
ズッキーニは先週ポットに蒔いたのですが、10年前には種屋さんに無くて注文したのに、今ではすっかりポピュラーになって、いっぱい並んでいたそうです。
台風で倒れたバラのアーチも、ポレポレの手作りで直してもらいました。
ローズヒップがいっぱい出来るバラなのですが、とげが多くて苦労しながらアーチに巻きました。
麦はもう穂が出ています。季節は巡り巡っていますね。
そら豆の花
3月29日(水)晴れときどき曇り 庭の花
ミモザ、水仙が終わり、庭はいま木蓮、花ずおう、ゆすら梅、雪柳、スノードロップ、桃、すもも、ムスカリ、チューリップ、大根、ツタンカーメンのえんどう豆、一寸そら豆・・・などの花が咲いています。
もこもこと緑の山になっているのは、ストロベリーキャンドル。
すごい繁殖力で、庭を埋め尽くしそうな勢いです。
真っ赤な花が咲く季節も、もうすぐです。
ゆすら梅と木蓮
3月28日(火)晴れ 放し飼い卵
1か月ほど前に防風ネットを使って、鶏を放し飼いにしました。
最初から放し飼いがいいというのは分かっていましたが、なにしろモクとハナがいるものですから、なかなかいい方法が思いつかなかったのです。
鶏小屋の前からぐるりとネットを張って、好きな時に小屋から出て遊び、好きな時に小屋に入る生活になって、ストレスもだいぶ減ったのでしょう。
きれいな卵をよく産んでくれるようになりました。
有精卵なので、冷蔵庫には入れません。新鮮なうちに、なるべく早く食べることにしています。
私たちと同じように、無農薬有機のお米と野菜を食べているのですから、卵も安心です。
3月25日(日)曇り うれしい手紙
「田舎暮らしの本」3月号で、ポレポレの作品が読者プレゼントになっていました。
その当選者の住所、氏名が編集部から送られてきて、どの方に何をお送りするか悩んで、ついには自分でアミダクジを作って、自分で引いて決め、それぞれの方にお送りしました。
その中のお1人、埼玉県のAさんから、昨日ご夫妻の連名でご丁寧なお手紙が届いたのです。
美しい文字、心のこもった言葉・・・見知らぬ方ですが、こんなふうにもらってくださったら、作家冥利に尽きると思います。
《拝啓 桜の花もちらほらと咲きはじめ、春が来たのだと実感できるこの頃です。
この度は、「木の時計」をお送りくださり、ありがとうございました。
どうしてもお礼の気持ちをお伝えしたくて、お手紙を書くことにしました。
思いがけず荷物が届き、袋を開いた時にひのきの香りがしました。
そして、私の頭の中の古い記憶を呼び覚ましてくれました。
子どもの頃、夢中になってカブトムシの幼虫を探して遊んだ頃の思い出や、
かくれんぼをして遊んだ思い出など・・・。
三角という安定型の中に、やわらかな曲線の額縁は、作者のあたたかさを感じます。
これからもいい作品を作ってください。
この時計はたいせつに、いっしょに時を過ごさせていただきたいと思っています。
本当にありがとうございました。
どうぞお体をたいせつに、いつまでもお元気でお過ごしくださいませ。かしこ》
Aさん、こちらこそうれしいお手紙をいただき、ありがとうございました。
3月25日(土)晴れ 不思議
香川県から突然4人の訪問者がありました。
ご挨拶をしてくださるお顔よりも、私の目は洋服に釘付けに。
どうみても「うさとの服」なんですね。思わず「うさとですか?」と尋ねてしまいました。
やっぱり!! 奥様の服もご主人の服も、うさとでした。
しかもデザイナーのさとううさぶろうさんと親しいとおっしゃるではありませんか!?
どうしてこんな不思議なご縁が生じるのでしょう!?
香川県の方も喜んで、「うさとは最初は丸亀が発祥の地だったのよ。」と説明してくださいました。
全然知らなかった。そうだったの! うさとは四国からスタートしたんだ。
お二人ともほんとによく似合っていました。
キムさーん、写真のシャツ、よろしくお願いします。
「高知は暖かいので脱いだのだけど・・・」と車の中からご主人のブレザーとストール(コットンの大判のもの)も、出してきて見せてくださいました。
さすがにそれもよくコーディネートされていて、とってもステキでした。
再びキムさーん、ブレザーとコットンストールもお願い!(笑)
うさとの服、やっぱりいいです。みんながはまってしまうのも、分かる気がします。
5月がくるのがわくわく楽しみです。
実際はいろいろな色で織ってあって、写真の何倍もステキですよね。
3月20日(月)晴れ 今日から黒潮町
ちっともピンとこないのですが、今日から大方町と佐賀町が合併して「幡多郡黒潮町馬荷」になりました。
ハンコを作りかえたり、免許証、保険証、パスポート・・・しばらく書きかえがめんどうです。
春爛漫、陽射しは暑いほどで、山桜が本当にきれいに咲いています。
3月12日(日)曇り リネンの袋
O先生に来ていただいて、リネンの袋の縫い方を教えていただきました。
あっという間にできて、とてもおしゃれで使いやすい袋なんです。
これなら子どもから大人まで、楽しく縫うことができます。
O先生自身、「布をどんなふうに合わせようかとか、考えていると楽しくて・・・」とおっしゃってましたが、ほんとにみんなが夢中になりますね。
私も布が大好きでハギレも大事にためておいてるんですけど、これからますます布を大事にしそうです。
今日作った袋、O先生の作品には及ばないけどすごく気に入って、さっそく明日から使うつもりです。参加した人はみんなそうだろうな、と思うとにんまり。
みんなでお茶を飲んでおいしいケーキをいただいて、それぞれ袋を縫っておしゃべりして・・・、最高に楽しい時間でした。
もうさっそく荷物を入れちゃったリネンの袋
3月11日(土)雨 椎茸のほだ木
東庭は一番狭くてほとんど通路なのですが、うちの椎茸はそこで育てています。
朝陽があたり、木陰(うちの場合はアカメガシの垣根)になっていて、条件に合ってます。
ポレポレは山からナラの木を切って運び、1mくらいの長さに切って準備していました。
それに椎茸菌を打ち込むのです。
ドリルで穴を開け、1つずつコマを差し込み、槌でトントンと打ち込みます。
そのほだ木を組み合わせて、並べて置きます。
うまくいったら秋、遅くても来年の春には、ポコポコと椎茸が生えてくることでしょう。
椎茸大好き! 生えたのを見るのも採るのも食べるのも好きです。
椎茸は健康食品としても定評があり、コレステロールを下げ、抗ガン作用があると言われていますね。
干し椎茸がいいと言われますけど、私は採りたてをあぶってチュッとゆずをかけて食べるのが一番好きです。それから味噌汁もスープも・・・。
ドリルで穴を開け、1個ずつコマを入れて打ち込む。
3月10日(金)晴れ みませ大賞
5日にポレポレは、高知市みませの「干物まつり」に参加しました。
流木アート作家でさまざまなイベントをしている城下さんから、「獅子頭コンテストをするので、千葉さんもぜひ作品を出してください」と依頼されていたのです。
さっそくフィギアの獅子頭を、楽しそうに作ってました。
ポレポレはデハラノリユキさんのフィギア作品展を観に行ってから、「とてもおもしろかったよ。僕もフィギアを作ってみたいなあ」とよく言ってましたから、いい機会でした。
会場には石の彫刻家の生野さんの作品や、木の彫刻家で県内のあちこちに作品を見かける山本さんの作品もあって、鑑賞したあとコンテストの投票もしてきたそうです。
今日、城下さんからのメールで、「会場の人気投票で1位でしたので、みませ大賞を送ります」とあってびっくり!
みませ大賞は、みませのおいしいものの詰め合わせだとか、楽しみ〜♪
各地でそれぞれ工夫を凝らしたお祭りがあるのは、いいことですね。
わが村「馬荷」でも、今年もコスモス祭りを行う予定です。
前足が可愛いでしょ?
3月5日(日)晴れ 「みんなの家」
前から行きたいと思っていた、高知市の「みんなの家」で食事しました。
高知城のすぐ北側、なんと「アハナムジカ」の2Fでした。
真っ赤な広い窓から、すべり山の四季が眺められる、気持ちのいいお店でした。
久しぶりに会う生野さんご夫妻はとても元気そうで、「おめでとう!」と言う私たちもうれしくて、手作りのランチもとてもおいしかった。
生野さんご夫妻は、うちの玄米の一番古いお客さまで、毎月欠かさず伊野町からわざわざ買いに来てくださっていました。
たぶん15,6年前くらいからじゃないかなぁ。
田んぼや畑も見ていただいて、お米作りの話もいっぱいして、毎月お会いするのが本当に楽しかったですねー。
生野さんのお宅にも伺って、玄米正食のことや体と環境のことや・・・そのほかたくさんのことを教えていただきました。
お子さん3人がとても可愛くて元気で、「子どもらしい子ども」の代表みたいな子どもたちだったので、3人と会うのがまた楽しかったです。
やがて、生野さんは「石の彫刻家」としても有名になり、だんだん忙しくなって会うことも少なくなりました。
でも、今日会って、「15年前と全然変わらない若々しいお二人だなぁ」と感心しきり。
その秘密が知りたい! というくらい、変わらない印象なのです。
いい食べ物、健康な暮らし・・・体の内側から輝いている人たちなんでしょうね。
「アハナムジカ」の典子さんにも挨拶したら、「あらー、懐かしい! その白いショール、大事に使ってくれゆうがやね。それパキスタンから買って来たがやけど、今はなかなかパキスタンにも行けんなった」と喜んでくれました。
典子さんも元気いっぱいで、ヨーロッパから帰ったばかりだとか。
同じ建物の1Fと2Fにいいお店がそろって、高知市に行ったとき寄るのが楽しみ♪
玄米ランチ(850円)箸置きは仁淀川の小石です。
2006年2月の暮らし
2月26日(日)雨 休校式
母校の馬荷小学校で、休校式がありました。
明治8年に開校。130年の歴史に幕を下ろしました。
1073名の卒業生の1人として、なんだか寂しい気持ちです。
私が入学する頃には117名いた児童も、時代の流れの中で今年は8名になっていました。
その8名が大きな声で、私が作詞した校歌を歌ってくれたのを聴いて、少しじーんとなりました。
そのあとのお別れ会で、地域のいろいろな人と話す機会がありました。
これはとってもよかったですね。みんなの思いを知ることができましたし、私たちにできることもあるなぁと思って帰りました。
2月25日(土)晴れのち曇り 根性大根
セメントから青々とした大根の葉っぱ!
実家の庭で発見して、驚いてしまった。
ポレポレと「根性大根だね」と感心して眺めて、パチリ。
2月23日(木)晴れ チャイ
ポレポレがインドで毎日飲んでいたというチャイを、帰国してからうちでも毎日飲んでます。
四万十市や高知市のインド料理店に食べに行った時も、いつもチャイを飲んだけど微妙に味が違っていました。
インドのチャイは、けっこう甘かったそうです。紅茶もスパイスも牛乳もみんな鍋に入れて、最後にこして出してくれたそうですが、私流は紅茶を先にこしてからシナモン、クローブ、ジンジャー、砂糖、牛乳を入れてわかします。
あったかくておいしいチャイを飲みながら、春の陽射しを浴びて花を眺めるのは気持ちいいですね。
どんなに忙しくても、ほっとする時間は必要です。
2月21日(火)曇りのち晴れ 七立て栗
七立て栗は私が子どもの頃から野山に自生していましたから、よく採りに行ってました。
小さくてころころしていて、とても甘い栗です。
どこにでもあるもんだと思っていたのですが、実は「馬荷の特産」だということを大きくなってから知りました。
新聞にも取り上げられたりして、今は「七立て栗保存会」も活動しています。
年に七回も実をつけるかどうかはさだかではありませんが、そう呼ばれるようになったいわれは村に伝わっていますので、ご紹介しましょう。
《今からおよそ1100年前、弘法大師が四国遍路の途中に道に迷い、馬荷の山中まで来た。疲労と空腹が激しくなり、宿を借りたいと思ったが、あいにく付近に人家がなく困っていた。
ふと見るとかまどの煙が上がっているのに気づき、近づいて見ると農婦が川で洗濯をしていた。「道に迷って困っております。今晩一晩泊めていただけないでしょうか」と頼んだところ、信心深い夫婦は快諾して、粗末な家ではあったが心を込めてもてなした。
大師は感激して、「私が帰ったあとで、きっとあなた方に幸運が訪れるでしょう」と言って立ち去った。
果たせるかな、数日後に夫婦の家の裏山に栗の木がたくさん自生し、しかもそれは普通の栗と違って、一年に数回収穫できる収量の多い実においしい栗だった。
それから、夫婦の暮らしはしだいに楽になり、その栗は「大師栗」あるいは「七立て栗」と呼ばれ、村全体に広がって珍重されるようになったという。》
2月18日(土)晴れ 子育て支援
「子育て支援」をしていらっしゃる、若いお母さんたちの訪問がありました。
HPをプリントして持って来ていたので、少しは道案内のお役に立っているんですね。
でも、やっぱり途中で「この道でいいのかな?」と不安になったそうですけど。(笑)
山の中だし、家は途切れるし、途中で引き返そうかと迷う人が少なくないんです。
職業に貴賎はないけれど、「子育て」は一番大切な仕事と思います。社会を変える力になると言ってもいいと思います。
特に子どもが小さい時こそ、「ほんものが大切」というのが私たちの考えです。
子どもの感性には、どんな大人もかないません。子どもは体中で毎日感じ取って育っています。
大人よりはるかに吸収してしまうんです。
だからこそ本当にいいものを与えたいし、自然の中でほんものに触れる実体験が大切だと思います。
それは、急に才能を伸ばしたり花を咲かせようとすることではなく、根をしっかりと張ることになります。
「はーと・らいふ村の暮らしそのものに興味を持ちました」とおっしゃっていた若いお母さん。
私たちのライフスタイルが、少しでも誰かに何かを感じていただけたなら、とてもうれしいと思います。
子どもの創造性にはいつも驚かされます
2月17日(金)晴れ ごめんなさい!
今年一番「春」を感じた日でした。
陽射しも風の香りも・・・すっかり春のものです。
水仙もクロッカスも咲いていたし、白菜にも蕾がつきました。
つくしも出ていたし、翁草もチューリップもルピナスも、芽を出しています。
愛媛県のA町のボランティアグループのみなさんが、明日4,5人で訪ねたいと電話をくださったのですが、ポレポレも私も予定が入っていて叶いませんでした。ごめんなさい!
だいぶ前から言ってくれているMさんもRさんも、実現できずにいます。
今夜、中学生からも電話があって、「いつだったら空いてるの?」って・・・。
大勢の人が「はーと・らいふ村に行きたい」と言ってくれるのは本当にありがたいことですが、「ごめんなさい!」と言うことが多くなっていて申し訳ないです。
今年5月からは、決まった曜日は必ず居るようにしたいと考えています。
準備が整ったらHPでお知らせしますね。みなさま、それまで「ごめんなさい!」。
2月15日(水)曇り 信頼
昨日、今日とずいぶん暖かいですね。昨日なんて21度を超えていたとか、4月並みの陽気です。
ポレポレは今日、種籾のエガ取りをしました。いよいよお米作りの準備です。
丈夫な苗を作ることが、無農薬有機栽培の基本になります。
苗をしっかり育てれば、その後のさまざまな害に打ち勝ってお米をつけてくれるからです。
これまで周囲の先輩のお百姓さんたちが、「いもちにやられよるぞ。早よ消毒した方がええ」と親切にアドバイスしてくれる時も、けっしてポレポレは消毒(農薬をまく)しませんでした。
そんな時私はいつもハラハラして、「大丈夫?」とか動揺するのですが、ポレポレはいつも「いい、いい」と動じません。
それは多分、自分で種籾から手がけている苗への「信頼」なのでしょうね。
そして、本当にその通り、病害にやられかかっていた稲も、いつのまにか復活するのですから不思議です。
2月12日(日)晴れ 7年目の毒見
春一番が吹き荒れた今日、東京から某テレビ局のスタッフの方がみえて、村の取材でした。
畑で人参、ニンニク、レタス、からし菜をそのままパクパク! すごくチャレンジ精神旺盛!
家の中に入って、うちの麦で作ったパンとピザとサラダ、それからマムシ酒を披露しました。
今朝、戸棚の中から出したマムシ酒は、久しぶりに見ると琥珀色になっていました。
日付を見ると、99年8月11日捕獲、1ヵ月後の9月10日にお酒にしています。
思い出した! マムシは水だけで1ヵ月間生きていたのです。すごい生命力!
確かその時、高知新聞のコラムに「マムシ酒」というタイトルで書いた覚えがあったなー。
スクラップを取り出すと・・・、あった、あった。99年10月17日の紙面に載ってます。
全部紹介する時間は無いけど、終わりの4行がおもしろい。
《7年後に我が家に来てくださったお客さまには、マムシ酒がふるまえるかもしれない。しかし・・・、毒見は誰がするの?》と結んでます。
飲み頃になるのが7年後。99年から数えると・・・2006年、ん、今年じゃないか!!
ポレポレも私も恐くて飲んでいない。
おお、7年後のお客さま、チャレンジ精神に富んだ東京のテレビ局のSさんに白羽の矢です。
さすがのSさんも誰も飲んだことがないマムシ酒には顔がひきつり、話題が他に移った時でした。
初めてのお客さまが、また2人来られました。
窪川町のA住職と、水中カメラマンのT氏です。
なんと、あっさりとお二人が「7年目の毒見」を買って出てくださいました。
「あ、待って。記念すべき1枚を・・・」とパチリ。
もうそれからは何でもお試しあれ。「きんかんジュース」に「ほっとブシュ柑」に・・・とオリジナルを作っては出して、味を見てもらいました。
そうそう、ブシュ柑は「仏手柑」でした! これもA住職が教えてくださったのです。ほんとによくいろんなことをご存知です。
「マムシ酒は熟成すればするほどいいんだよ。100年でも200年でも。どろどろになってうろこが浮遊するようになったらおいしい」ひぇーー、ほんと?!
みなさま、お腹は大丈夫だったでしょうか? いや、お腹だけですめばまだいいけど、お命は?
・・・と心配しながら、ポレポレと私だけはまだマムシ酒を飲んでいません。
記念すべきお毒見の瞬間
2月10日(金)晴れ やっぱり春が・・・
寒い、寒いと思っていたけど、もうそこまで春が近づいてるんですね。
雪は全然積んでなかったし、代わりに庭でムスカリの花を見つけました。
チンゲンサイも黄色い花が咲いてるし、ポレポレはおたまじゃくしを見たと掲示板に書いてました。
全然卵を産まなくなっていた鶏も、今日やっと久しぶりに産んでくれました。
昨日は「HP開設3周年」だったのに、まったくすっかり忘れてました(笑)。
住民のまゆぞうさんがちゃーんと教えてくださって、ありがたいことです。
そういえば、ポレポレが初めてこの村に訪ねて来たのも、2月でした。
黄色い服に黄色いヘルメット(熱烈なタイガースファンです)、オフロードのバイクでさっそうと現れたのが、昨日のことのようです。
その時も、「四万十川にツバメがいた」と驚いていました。
2月は田んぼや畑の仕事もスタートです。
化学肥料を全然使わない我が家では、米糠、鶏糞、籾殻などを田んぼに入れて、健康な土つくりから始めます。
種籾を浸水するのも、そろそろですね。消毒ではなく熱湯をくぐらせた種籾なんです。
どこまでも無農薬有機にこだわって、今年も安全でおいしいお米を育てます。
2月8日(水)雪 ヘンプアクセサリー
とうとう雪になりました。
4日の土曜日も雪がちらほら舞っていたのですが、今日は一日中舞って、夕方から本格的になってます。
明日は積もりそうですね。
冬の夜は長いので、ヘンプアクセサリーを編んでます。
ポレポレがインドからとんぼ玉を買ってきてくれていたので、ヘンプでひもを編んでペンダントにしようと思ってます。
とんぼ玉の色に合わせて、ヘンプも草木染めしてもいいですね。
ヘンプって安い。5mで100円でした。
上手になったら、生徒たちにも教えようと思います。
オーブン陶土でも、楽しいアクセサリーができるんですよね。
何でも自分で作る楽しさを、伝えられたらいいなと思います。
2月2日(木)晴れ お帰りなさい
ポレポレが村に帰り、モクとハナが飛びついた時おもしろかった。
靴の匂いをくんくんかいで、不思議そうな表情を浮かべたのです。
きっと、インドのいろいろな匂いがして、「あれっ?!」と思ったのでしょうね。
帰宅して、留守中のメールの返事に「かなりハードな旅でした。ゆっくり消化したいと思います」と書いていました。
「インドは不思議な国」生きているということを、日々実感していたのでしよう。
死体も、死体を焼く場面も目の前で見て、「人間の焼ける匂いは、焼肉のような匂いだった」なんて、日本ではなかなか体験できませんもの。
たくさんの写真の一部を見ましたが、光と影がとてもきれいでした。
やはり、光を撮るのがポレポレのテーマとなっているのだろうと思います。
写真のHPにアップしていくそうですが、第一号はどんなのかな? 楽しみです。
それにしても、ホテルが400円くらいで泊まれて、100円でごちそうがいっぱい食べられるなんて、日本では考えられない。
2006年1月の暮らし
1月30日(月)雨 玄米食
一日中、雨。とても暖かい。3月の気温だ。
麦が緑を濃くして、どんどん成長している。
そういえばもうそろそろ、春の種蒔きの準備の頃だ。
「啓蟄」を迎えると、土の中の虫たちもうごめき、大地に柔らかな芽がふき出す。
「菜種袋」と言って小さなハギレの袋を手縫いし、ばあさまが種を入れて懐で暖めたりしていたのは、きっと今頃だったのだろうなぁ。
今年からうちの玄米を食べ出したお母さんが、「炊き方を教えて」と電話してきた。
圧力鍋をデイズで安売りしていたので買うといいよと勧めたが、家族の好みが一致しないとかで小さな土鍋をあげた。土鍋でも十分炊ける。
「強火?弱火?」と聞くので、「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、でしょ」と教えた。
続きは「赤子泣いても蓋とるな」だ。危うく「おせん泣かすな、馬肥やせ」と言うところだった。(笑)
今日、「玄米がとてもおいしい」と喜んで言ってきた。「甘い」と言う。ちゃんとよく噛んで食べている人は、みんなそう言う。
大根と白菜も引いて帰ったので、それらのお汁とうちで漬けた昔ながらの梅干と海苔だけで十分満たされると笑っていた。
分かる。おいしいものってシンプルだもの。素材の味が一番なのかも知れない。
今度来たら、鶴田静さんの「マザーアース・キッチン」を貸してあげよう。
遊んでいる畑がいっぱいあるので、種蒔いて野菜育ててみたらと勧めてみよう。
麦
1月29日(日)晴れのち雨 文旦
昨日、今日ととてもいい天気で暖かだったが、夕方から雨になった。
今日は来客があったので、「そろそろ文旦の食べ時かな?」と試食してみた。
うん、だいぶ甘くなっている。これならお客さんに出しても大丈夫だ。
文旦は庭に2本植えている。初めてなった時、採ってすぐに食べたらまずいのなんのって・・・。
文旦は採って1ヵ月くらい「寝かせる」ということを知らなかったのだ。
それからは、ちゃんと寝かせて甘くして食べている。
白いいい香りの花を咲かせ、たわわに実をつけてくれる文旦。
あまりに実が重いので、枝がすっかり曲がってしまってかわいそうだが、消毒も一度もしないのに毎年1本に40個あまりもなってくれるなんて、ありがたいことだ。
文旦の花
1月25日(水)晴れ 服用
存在していることで癒される、心が元気になるのが分かる、そんなものがある。
人だったり、自然だったり、本、絵、家、食べ物・・・いろいろあるなあ。
心が豊かになって、人間であることがうれしくなって、すべての人と仲良く生きたいと思う。
服にもその要素があるかも知れないと思うようになった。
考えてみれば、お風呂に入っている以外はいつも身をつつんでくれているものだから、大きな存在と言える。
自然素材(ヘンプ、コットン、シルク)で手つむぎ、手織り、草木染めのUさんの服は、大量生産ではない昔ながらの手作りのあたたかさを肌で感じさせてくれる。
私はハーブ染めをやっているが、天然染料のハーブは古代人が薬草として使用していた植物だ。
中国の古い歴史書には、「草根木皮は小薬なり、鍼灸は中薬なり、飲食、衣服は大薬なり」と書かれているそうだ。
もともと衣服は病を治すものであり、薬の「服用」と言う言葉の語源にもなっているという。
だから作った人のエネルギーは、身に着けた人を元気にするわけだ。
ここまで書いて、「あー、ポレポレがいつも言っていることだ!」と気付いた。
ポレポレの家具も、育てているお米も、大量生産ではなく一つ一つ手間暇かけて心をこめて作ったものだ。
楽しんで喜んで作ったものには、そのエネルギーがこもるのは当然。
うん、納得。それは何にでもあてはまる。
Uさんの作った服に心ひかれた理由(わけ)が分かる。
そのUさんとの出会いの日が近づいている。
1月24日(火)晴れ 大寒のあと
毎朝、とても冷え込む。日中はよい天気なのだが、やはり気温は低い。
一年中で一番、寒い季節だと思う。
でも、私は四季があるほうが好きだ。季節の移り変わりが、心まで豊かにしてくれる。
冬に春を待ちわびる気持ち。暑いと言っていたのに、ふと秋を感じる風・・・。
季節感には敏感でありたい。
夜は星がとてもきれいだ。空に凍り付いているように、くっきりとよく見える。
物音ひとつしない、村の夜更け。パチパチと薪ストーブの音がBGMになり、私は転校して行った生徒に手紙を書いている。
よく夜に電話をしてくる生徒だった。
お別れも言えないで転校なんて、なんだか寂しい気がして・・・。
1月23日(月)晴れ ネットさまさま♪
つい10日ほど前に、パソコンは好きではないと書いたことを取り消します。
インターネットほど便利でありがたいものはない!!
今夜、旅行中のポレポレから掲示板に書き込みがあった。
「元気です」というタイトルで、バラナシにいるって書いていた。ほっ。
バラナシって言われてもどこか分からないが、あとで調べてみよう。
ベトナムからメールが届いたときは、思わず返信してしまって笑った。
掲示板は返事もちゃんと見てもらえるし、ホームページ開設していてよかったなー♪
とにかく、体に気をつけて、元気で楽しくおいしいものを食べて、写真も撮ってください。
こっちもみんな元気ですから。
1月19日(木)曇り 野菜工場
テレビでは野菜の高値が放映されているが、雪でとざされた村のおばあさんが「この冬食べるくらいはあります」とインタビューに答えていた。
自給自足の強みはそこだわねー。
我が家も野菜は食べきれないほどいっぱいで、大根、白菜、レタス、春菊・・・毎日食べている。そして飽きない。
これまたテレビで見たのだが、野菜工場なるものが出来たそうだ。
土は必要なく、工場の中で水と電気で管理し、無農薬のりっぱな野菜が育っていた。
キャスターの安藤優子さんが、さかんに「いい、いい」と喜んでいた。
私はそんな野菜は食べたくないと思って見た。
たとえ虫食いのレース状の野菜でも、土を耕して、種を蒔いて、芽が出たと喜び、お日さまの光をいっぱい浴びて育った野菜がいい。
第一、そんな工場、停電になったら頼みの赤い光も消えちゃうんじゃないの?
野菜の形だけした化け物・・・と言ったら言い過ぎかしら?
芸術的レース野菜
1月15日(日)晴れ 大原富枝賞表彰式
高知県を代表する作家、「えんという女」で有名な大原富枝先生の文学館に年に一度出かける。
今年でもう第14回になる「大原富枝文学賞」の表彰式だ。
小学生から大人までを対象にしたコンクールで、私は高校生の部の審査と講評を引き受けている。
高知県でも四国山地に位置する嶺北地方は、高速を使っても村から車で3時間あまりかかる。
「四季彩館」というおいしいレストランがあって、吉野川を見下ろしながら昼食をごちそうになるのも楽しみの一つ。
今年は、町長さん、教育長さん、高知ペンクラブ会長の高橋先生、大原先生の甥にあたる方2名と計6人でテーブルを囲み、寂聴先生がとてもここを気にいっていらしたことなど楽しくお話しながらいただいた。
コンクールの途中で大原先生は他界されたが、高知県に文学の根を広くはりめぐらせたいというご遺志を受け継いで、14年も続いていることはすばらしいことだ。
「書くことは生きること」「書くことは自分発見の試みだから、こんなにおもしろいことはない」と、先生は繰り返しおっしゃっていた。
有名な作家にならなくても、人の心をうつ作品は誰にでも書ける。
なぜなら私たちは、自分の人生の主人公だからだ。
自尊感情が希薄と言われる現代の若者たちにも、書くことの大切さを伝えなければと思う。
去年は着物だったけど、今年はスーツで。
1月13日(金)雨 ネット
ホームページを開設していてこんなことを言うのも変だが、私たちは二人とも基本的にはパソコンをあまり好きではないのかも知れない。
とっても便利だとは思うが、パソコンに向かっている時間を極力最小限に抑えようと思っている。
どっぷり浸かったり、振り回されたりするのは嫌だし、恐いものがあると感じるのだ。
考えてみると不思議だよね。私たちは全然知らない人たちが、相手は私たちの日常や細かなことまで知っているなんて・・・。
最初はポレポレの実家に元気な様子を知らせたいと思って始めたが、肝心の一家はあまり見ていなかった(笑)。
でも、時おりホームページのおかげで、思いがけない出会いにも遭遇する。
テレビ番組だったり、以前の教え子だったり、自分も田舎暮らしがしたいという人だったり。
今日、電話で話した京都のUさんも、「僕もそんな村を夢見てたんです」とおっしゃっていた。
私は逆にUさんの仕事にとっても興味がある。
近々訪ねて来られるとか、今年はUさんとの出会いで楽しくなりそうだ。
にっぼん丸。私はこの船でマニラと香港に行った。ポレポレの旅ももうすぐ。
1月11日(水)晴れ 金柑を煮る
昨日から3学期が始まった。
休み中も子どもたちから電話やメールがしょっちゅうあったので、だいたいのことは把握していたが、やはり直接顔を見ていろいろ話せるのはうれしい。
寒い季節だが、ばりばり元気にがんばろう。
夜、薪ストーブの上で金柑を煮た。
ぷっくりつやつやの金柑の甘露煮は、父の大好物。しわしわの梅干みたいにしないためには、煮る前につまよう枝でプツプツ穴をあけておく。
一度ゆがいて一晩水にさらし、砂糖を入れてストーブの上でじっくり煮る。タルトに入れて焼いてもおいしい。
1月8日(日)晴れ リチャード夫人の秘密
久しぶりに高校の授業に出た。そうそう、去年の10大ニュースに「キリコ高校に通学」も入れたかったんだけど、すっかり忘れてた。
帰宅したところへ、リチャード夫人から電話があった。「久しぶり!」
リチャード夫人との関係はちょっと不思議で、普段はひんぱんに電話しあう仲ではないのに、かけてきてくれるとあっという間に1〜2時間おしゃべりする。
とても忙しい人なのでこちらからは電話を遠慮しているが、おっとりとした独特な口調から飛び出す話題はいつも刺激的だ。
いつだったか、リチャード夫人のところに東京から占いの人が来るというので、誘われて参加したことがあった。
前世を見るというので、私は平安時代の女性だったが、リチャード夫人は男性だった!
とてもきれいでセンスがよくて、着物大好きでお茶も料理も裁縫も上手なトップレディなのに、なぜか男性だったというのが納得できて、みんなで笑った。
それはきっと彼女の企画力や洞察力や人を動かす力が、男性顔負けだからだろう。
去年はさまざまなイベントを手がけ、雑誌にもたくさん登場し、全国レベルで活躍していた。
今年もまたいろいろな企画があるようだが、今はまだ秘密。陰ながらお手伝いしよう。
今年は私たちの年だワン!
1月7日(土)晴れ うちの七草
昼食に七草雑炊を炊いた。庭に出れば、あっという間に七草を摘むことができる。
今年の「うちの七草」は、大根、チンゲンサイ、ニラ、葉ニンニク、チコリ、からし菜、白菜。
「あれっ、そんなのが七草?」いいの、いいの。いつもこうして七草を味わってます。
お鍋いっぱい炊いていたのに、今日は寒かったせいもあって大人気で、たちまちすっからかん。
子どもの頃は、余ったおかゆで手足の爪を塗っていたが、そんな風習もいつのまにか消えてしまった。
「こうしておくと、いつでも爪を切っていいんだよ」と教えてもらったが、あれは何のおまじないだったのだろうか?
1月5日(木)晴れ 突然の生出演
ポレポレは海外旅行のためのビザをとったり、木工品を届けたりで高知に行くというので、ついでに今日から開催される「NHKカレンダー写真展」を観ることにした。(15日まで開催)
そしたら会場で急に、夕方の番組で作品展の生中継があるので、出演してほしいという話になった。
5時から打ち合わせやリハーサルだというので、それまで「龍馬記念館」へ。ぜひ行きたいねと話していたので、いい機会になった。
館長さんはお休みで残念だったが、学芸員のMさんが親切に案内してくださって、すごく楽しかった。
想像していた以上に充実した内容で、ロケーションも抜群! 平日なのにお客さんがいっぱいだった。龍馬人気は相変わらずすごい。もちろん館長さんやMさんの努力が大きいのだと思う。
5時からのNHKは、リハーサルが2回あり、本番は6時30分からだった。
スタッフはキャスターの高橋早紀さんほか、カメラさん、照明さん、アシスタントさん、ディレクターさんの4名。
ポレポレの受賞作品の前で、カメラを手にしながらのインタビューだった。
生中継だから失敗は許されないのに、ポレポレは待っている間冗談ばっかりで「質問されたら、微妙って答えてみる?」とか小声で言うので、こっちがハラハラする。
でもさすがに本番はちゃんと答えて、終わってから高橋さんに「千葉さん上手ですねー」と誉められていい気になっていた。
NHK高知放送局ギャラリーで
1月3日(火)晴れ おしゃれ
親戚の家に新年の挨拶に行ったら、隣に住むおばさんが両腕になにやら抱えてやってきた。
「キリコちゃんが来たようだから、これあげようと思って慌ててタンスから引っ張り出してきた」と言う。
大正時代の着物6枚! 以前もたくさんいただいたのに、おばさんは「まだいっぱいある」と言う。
ちょうど古い着物をリメイクしたバルーンスカートをはいていたので、「おばさん、こんなのでよかったら縫いますよ」と見せたが、「わたしゃスカートは全然はかん」。
るんるんで帰宅してさっそく、着物として着れるもの、ほどいてリメイクするもの、に分別。ほどき始めた。
これが好きなんだ♪ 昔の人の手仕事の跡を、まざまざと見ることが出来る。
一針一針丁寧に縫ってある。さまざまな工夫の跡やおしゃれ。涙が出そうになる。
戦時中、物も十分になかった時代に青春時代を過ごしたのだろう。表は60代のおばあさんの着物のように地味なのに、裏は精一杯娘らしくきれいな絹地。ちらっと見えるのが、とてもおしゃれだ。
蚕さんから飼って、糸を紡ぎ、自分で織り、縫った着物。どんな人が着たのだろうなぁと想像しながらほどき、洗い、アイロンをかけて1枚の布にして棚に加える。
そんな布が棚にいっぱい並んで、出番を待っている。
羽織の裏に目が覚めるような色づかいが・・・
1月1日(日)晴れときどき曇り 恵方(えほう)
元旦の朝は、まず松明を焚いて、川で「若水」を汲み、それで顔を洗い、お雑煮も若水で煮る。
なあんて、ずいぶん昔の話。今は誰も川で水を汲んだりしない。
たぶん「お歳取りの儀式」や「恵方」も、ほとんどの家庭が今はしていないのではないだろうか?
でも、我が家にはまだその習慣が残っている。
今年の恵方は、南より少し西の方角だった。床の間がある8畳の和室で恵方に向かって座り、お屠蘇と数の子や栗、干し柿などをいただく。
それからリビングにもどって、お雑煮や黒豆、かまぼこ、きんとん、おもちなどを食べる。
お雑煮には鶏肉が入る。鶏や柿は「とりこむ、かきこむ」と言って、昔から必ず食べたのだそうだ。
では栗はどんな意味が? きっと何か理由があるのだと思う。
今年の干し柿は、ずいぶんきれいに仕上がって評判がよかった。
コツはホワイトリカー。つるす直前にホワイトリカーをくぐらせるのだ。カビもつかず、ほんとにきれいに仕上がる。
たくさん出来たので、干し柿のケーキを焼いてみようかな。