はーと・らいふ村便り

静かな山里で、できるだけ衣食住を手作りしている「はーと・らいふ村」の暮らし。

四季おりおりの村の様子をお便りします。ごゆっくりしていってくださいね。


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庭の野ぶどう

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2019年3月の暮らし

3月4日(月)晴れ メダカ米人気ナンバーワン!?

「確定申告」で、黒潮町役場に行きました。

「ふるさと納税」の担当課にもご挨拶しようと行ったら、担当さんが「ポレポレさんのメダカ米が1番人気です」って!

「え〜?!」と思わず声が出るくらい、びっくりしました。

だって、お米なんて「ふるさとチョイス」に いっぱいある。

「どうして選ばれるのでしょう? やっぱり名前ですかね?」と担当職員さんも首をかしげてらっしゃった。

「美味しいからです!」自信満々でそう答えました(笑)

素直な担当職員さんは、「そうですね、リピーターがとても多いですよね」。

理由はともあれ、「人気ナンバーワン」と言われたのは、とても嬉しいです。

完全無農薬有機栽培で、手間暇かけて山の棚田で育てています。

そろそろ田んぼ仕事も始まります。

支えてくださる人がいるのは、百姓冥利に尽きますね!





2019年2月の暮らし

2月14日(木)晴れ 絵本「読み語り」に母校へ!

自分の書いた絵本を、母校の後輩たちに「読み語る」。

とても楽しい体験でした!

1年2組のみなさん、熱心に聞いてくださって、

3回も拍手してくれて(笑)、ありがとう!

人間と同じように、すべてのいのちが大切なことを、伝えられたかな。

たくさんの学校をまわって、「月・星・海のおはなし」を読みたいです。

ぜひ、お声をかけてくださいね!




2018年10月の暮らし

10月8日(月) 絵本 「月・星・海のおはなし」出版

「中村小動物管理センター」で出会った海くんのおはなしが、絵本になりました!

お世話になった「リーブル出版」さん、心に沁みる水彩画の中村あゆさん、

クラウドファンディングで出版協力くださった全国のみなさま、ありがとうございます!


1000部出版、1冊1500円(税別)です。





2018年9月の暮らし

9月6日(木)くもり 「ふるさとチョイス黒潮町」

「はーと・らいふ村」のメダカ米や家具、雑貨などは、直接ご注文いただくほか、

「ふるさと納税」の返礼品になっています。

納税額が多い人ほどお得な制度なので、そこが少し引っ掛かりますが・・・

何万円も寄付しても還付がありますので、実質は2000円で入手できる仕組みです。

もう一つ、税の使途について選べるものがあります。

たとえば、黒潮町では「さくら箸」がそれです。

「さくら箸」の「さくら」は、木の桜と同時に「さくら猫」の手術費に使われることになっています。

「動物愛護」の支援は、こういう形でもできますので、どうぞよろしくお願いいたします♪




2018年8月の暮らし

8月24日(金)くもり 「野良猫0病院」

台風20号直撃の中、黒潮町で50頭の野良猫の不妊手術をする「野良猫0病院」を実施しました。

県外から手術に来てくださった2名の獣医先生、県庁や幡多保健所から2日間来てくださった行政のみなさま、

休む間もなく手伝ってくださった18名のボランティアのみなさま、会場管理のNP0法人のみなさま・・・

ほんとうにありがとうございました!

無事に手術が終わり、大勢の方から感謝の言葉をお聞きして、ほっとしています。

高知県で毎月殺される犬猫は、全員が「乳飲み子」です。

生まれたばかりの犬猫を棄てることのないように、どうか飼い主は不妊手術をしてください。

無料で手術する「野良猫0病院」が、県内に広がってほしいと願っています。




8月6日(月)晴れ 「祈りの夜」

「広島原爆の日」、毎年6日の夜はこんな光景が繰り広げられます。

来年2019年、「NHkワールドカレンダー」の8月は、ポレポレ村長の写真が選ばれました。

審査委員長は、浅井慎平さん。

http://www.nhk-sc.or.jp/photocon/awards.html

銀賞作品について(審査評)

銀賞の「祈りの夜」は、ライトアップされた原爆ドームと、さまざまな灯ろうが川面の表情と一緒に写されていて、
造形的によくできた作品だと思いました。
祈りの夜のイメージが明快に伝わってきます。
説得力のある写真ですね。明かりが色鮮やかに表現された夜の雰囲気もよかったです。
簡単なようで、ここまでのレベルにはなかなか撮れない1枚だと思います。


2018年7月の暮らし

7月27日(金)雨 「ふるさとチョイス黒潮町」

久しぶりの雨に、ほっとしました。

暴雨のあとは35℃を超える猛暑日が連続し、田んぼも畑もカラカラでした。

なんだか偏った異常気象が続き、この先も油断がなりません。

「晴耕雨木」、雨の日は工房で「ふるさと納税」の返礼品作りです。

「ふるさとチョイス黒潮町」をネットで開いていただいたら、「はーと・らいふ村 工房ポレポレ」の作品が出ています。

心を込めて、一つ一つ手作りしたものばかり。

「ふるさと納税」は、ご存じだと思いますが、後から税金が返還されます。

調べたらどのくらい返ってくるかすぐ分かりますので、限度内で寄付したらとてもお得な制度です。

私も毎年、他市町村に寄付して返礼品を楽しみにしています。

「はーと・らいふ村」のメダカ米もお礼品ですが、リピーターさんが多くてすごく励みになります!

見かけはボロボロ(笑)、でも「完全無農薬」を理解してくださってる方が、それだけ全国にいらっしゃるということですものね♪

 ゆめのかけ箸

7月16日(月)晴れ 自給自足の暮らし

豪雨の被害ニュースに胸が痛みます。

ご心配をおかけしましたが、私たちはみんな無事です。ありがとうございます。

地震や異常気象が多発していることは、日々変わらない日常がいかに幸せかと思い知らされます。

あたり前だと思ってはならない。平凡な日々に感謝したいと思います。

村長は6月20日に出発して、沖縄の「慰霊式」に出席。

辺野古や遺骨収集の記念館を訪ねたあと、台湾へ。

神戸に寄って今月7日に帰宅したのですが、1日遅れていたら・・・

豪雨で高速道路も寸断され、きっと予定通りに帰って来れなかったと思います。

どうかこれ以上、災害が多発しないように祈るばかりですが、

同時に備えを心がけよう、油断してはならないと思います。

自給自足の暮らしは、そういう点では少しは楽かも?

お米も野菜もあるし、お水もきれいな湧き水がすぐそばにある暮らしにも、

あたり前と思わずに感謝したいと思います。




2018年6月の暮らし

6月9日(日)晴れ 「海のフォトフェス」へ

第1回からずっと村長の写真を選んでもらっている、柏島の「海のフォトフェス」表彰式へ。

今年の作品は、なんと私がモデル! タイトルは「予感」。

いつもタダでは帰らない村長は、毎年表彰式に行っては来年出す写真を撮ってきます。せこい〜(笑)

だからこの写真も、昨年の表彰式で柏島に行った時に、写した1枚。

たしか赤い灯台の下に立った記憶があります。

今年もまた来年出品する写真を撮ってきました!

年に1度の「海のフォトフェス」を楽しみに行くのも、いいかもしれないですね。




2018年5月の暮らし

5月26日(土)雨 マイ箸づくり教室

「JAはたあぐりキッズクラブ」さんにお招きいただき、総勢50人余りの「マイ箸つくり教室」でした。

お世話になったスタッフのみなさま、ありがとうございます!

小学1年生から6年生まで、幡多のさまざまな小学校から参加して、

一緒に田植えやお芋植え、カレーの昼食のあとマイ箸つくりと盛りだくさん。

私たちもカレー昼食からご馳走になり、ほんとに楽しい教室でした。

自分で作ったお箸を、これから毎回使うそうです。グッドアイデアですね!

お箸は身近な道具。

名前も自分で書いて、私が焼きペンでなぞりました。

中には誕生日まで書いていたお子さんもいたり(笑)、女の子は?や☆マーク、男の子はイカリや車の絵があったり・・・、

なかなか凝っていて時間内に終わりませんでしたが、とても楽しかったです。





2018年4月の暮らし

4月1日(日)晴れ 月光桜

大月町の「月光桜」を見に行ってきました。

毎年この時期に行われるイベントで、お弁当を持ってお花見を楽しみにしています。

今年はコンサートがあったりで、たくさんの人人人。

駐車場からだいぶ歩いて行きましたが、それもまた楽しかったですね。

幻想的な風景を楽しみました。

また来年も行きたいです♪




2018年3月の暮らし

3月18日(日)晴れ えこらぼ主催「エコ大集合」

「ふるさと総合センター」で、エコをテーマにしたイベント大盛況!

 600人あまりのご参加だったとか。

村長は「マイ箸つくり」、私は「草木染めストール」の体験教室でした。

お昼のお弁当を食べる時間も5分くらいで、トイレにも1度も行かなかった(笑)


他のブースを覗きたかったのに、それも出来なかったのが残念。


みなさま、お疲れ様でした。FBフレンドさんともお会いできて、楽しい1日でした♪


えこらぼのみなさま、お世話になりました。




2018年1月の暮らし

1月1日(月)晴れ 穏やかな元旦

あけましておめでとうございます。

とても穏やかな、新年の幕開けです。

いつものように初詣に出かけ、初日を拝みながら「癒しの湯」の海水露天風呂で初湯。

清々しい気持ちで、今年も夢を実現する年にしたいと思います。

今年も「はーと・らいふ村」のワンニャンやメダカたちともども、どうぞよろしくお願いいたします。




2017年12月の暮らし

12月26日(火)晴れ 「大丸文芸大賞」表彰式

「高知大丸」が70周年記念事業として、エッセーや俳句、写真、絵画を募集していました。

確か8月が締め切りだったので、もう忘れた頃に「優秀賞」に選ばれたという知らせが・・・

昨日の「高知新聞」夕刊に掲載されて、今日10時30分から表彰式だったので、高知市に行ってきました。

ポレポレ村長は「写真の部」、私は「エッセーの部」で、二人とも仲良く同じ賞だったので幸いでした(笑)

副賞は2万円分商品券と、ステキなペンでした。

予約しておいたレストランで美味しいランチもいただき、充実した楽しい1日でした。

今日から31日まで、大丸6階東館で「文芸大賞展示会」を開催中。

それにしても、原稿があんなに大きくなって展示されているとは?!

ちょっとびっくりで、恥ずかしかったです。



12月3日(日)曇り 「ふるさと納税」黒潮町

今年もあと1か月となりました。

12月は、「ふるさと納税」の申し込みが一番多い月。

心を込めて「お礼品」制作に励んでいます。

1番人気は、昨年は「ゆめのかけ箸」と「特別栽培メダカ米」が互角で並びました。

2位は、「さくら箸」。

3位は、「コロコロアニマル」と「スツール」でした。

さて、今年は?





2017年11月の暮らし

11月29日(水)晴れ 麦の芽

毎年、11月に種を蒔く麦。

今年も芽が出そろいました。

1年中、パンやピザ、クッキー、ケーキを焼く度に、自家製小麦を使います。

うちで粉にするので「全粒粉」ですが、香ばしくて甘い。

お米と並んで麦も、欠かすことができない農産物の一つですね。





11月19日(日)晴れ 第59回四万十市美術展表彰式

毎年二人で出席するのを楽しみにしている式、今年は一人で淋しい。

「グラフィックデザイン部門」で、「さくら猫を知っていますか?」が特選教育長賞をいただきました。



「さくら猫」は不妊手術済の猫で、耳にカットがあります。

高知県ではほとんど知られていないので、ぜひ多くの人に知ってほしくて出しました。

ポレポレ村長は去年まで毎年常連さんでしたが、「写真部門」が無鑑査となり・・・

本人いわく「つまらない」・・・(笑)

で、「グラフィックデザイン部門」に出すと言うので、私のも一緒に搬入してもらったのでしたが、

審査と言うのはよく解らないですね。

私が審査員だったら、きっと村長の「木の椅子展」を選んだと思います。



11月17日(金)晴れ 薪ストーブ焚き始める

とても寒くなってきました。今年も今日から薪ストーブで、暖をとります。

さっそく猫たちも周りに寄ってきて・・・、中にはストーブの裏に回り込んで「毛が焼けちゃうよ」。

一年間せっせと薪割りして積んでおいたのが、これからみるみる減っていきます。

でも、薪ストーブ大好き!

上で料理をしたり、中で焼き芋したり、炎を眺めるだけでも癒される。





2017年10月の暮らし

10月10日(火)晴れ 北アルプスへ

1日〜6日、飛騨高山、上高地、涸沢カール、乗鞍高原、白川郷を旅してきました。

どこも以前から行きたかった場所で、とても楽しい旅でした。

秋まっただ中、紅葉と白樺のコントラストが青空に映えて、すばらしい自然の中でリフレッシュしてきました。

富士山や屋久島もそうでしたが、上高地や白川郷は外国人だらけ!

アジア系の旅行客が、とても多いですね。




2017年9月の暮らし


9月10日(日)晴れ 子猫の里親さん見つかりました!

先日の里親募集の子猫3匹、里親さんにもらっていただきました。

毎回、保護した猫たちはネットやチラシを作成して募集するのですが、

今回も量販店のチラシを見て電話してくださったそうです。

3匹が仲良く遊んでいる姿を見て、「引き離すのは可哀そう・・・」と、3匹とももらってくださいました。

優しい里親さんと出会えて、ほんとうにありがたい。幸せに猫生をまっとうしてくれると嬉しい。

それにしても、遺棄される犬猫がなんと多いことか。

遺棄は犯罪です。許されない行為です。

飼い主は不妊手術をきちんとしましょう。

高知県は、手術の助成金を出していますので、最寄りの保健所に相談してください。




9月8日(金)晴れ 「ふるさと納税」が変わります

「はーと・らいふ村」のお米や木工品は、黒潮町の「ふるさと納税」返礼品としてお届けしています。

実質2000円のご寄付で、3万円の「おもちゃ箱」など木工品も入手できるので、

すごくお得な制度でご利用いただいています。

そのため「ふるさと納税」が過熱気味となったためでしょうか・・・

総務省が全国自治体に「見直し」を指導、黒潮町でも10月1日から変更となります。

これまで50%の返礼品だったのが30%となり、寄付者様にとっては「値上げ」感覚を持たれると思います。

たとえば、9月末までは5000円のご寄付で、「ゆめのかけ箸」や「コロコロアニマル」を差し上げていました。

でも、10月からは、「ゆめのかけ箸」は8000円のご寄付になり、

「コロコロアニマル」は1万円のご寄付につき、返礼することになります。

国や町の変更なので仕方ないですが、9月中にご寄付いただいたほうがお得だと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 「ゆめのかけ箸」


2017年8月の暮らし

8月30日(水)晴れ ポレポレ村長が出ていました!

私たちの住んでいる「黒潮町」

人口1万人ほどの小さな町ですが、移住者さんが増えているみたいですね。

黒潮町の紹介youtubuに、ポレポレ村長が出ているのを発見!

「はーと・らいふ村」のHPをプリントアウトしたのを手に、訪ねて来てくれた藤原さんも出ていました。

今では同じ「くろしお有機農業組合」のメンバーです。(3人しかいないけど・笑)

https://www.youtube.com/watch?v=MqlIXmotgRM&feature=youtu.be

 
移住してきた頃からよく取材は受けましたね。


8月27日(日)晴れ 子猫の里親さん募集中!

8月9日に四万十市で、子猫を3匹保護しました。

生後2週間くらい、300gしかない乳飲み子でした。

棄てられて一晩中夜露に打たれていたようで、衰弱しており、助かるかどうか心配しました。

でも、ミルクをよく飲み、すぐに離乳食になり、25日からキャットフードをカリカリ食べて元気いっぱい!

人懐こくて、3匹で仲良く遊んでいますが、終生だいじにしてくれる里親さんを探しています。

3匹ともすぐにトイレのしつけも覚え、ノミ・ダニ処置もして、とても可愛い子たちです。

仲良しで、いつも一緒に遊んでます♪

「ハク」メス、ブルーの目、人が大好き、、おとなしい

「ボー」オス、冒険大好き、好奇心旺盛、食べることが大好き

「ジジ」オス、1晩小さいけど元気いっぱい、人懐こい

実物のほうが、ずっと可愛いです。

小さいなりにお互いになめ合ったりして励まし合う姿に、感動しています。

犬猫を棄てることは「犯罪」なので、中村警察署に通報し、捜査中です。

棄てた飼い主は罰せられるべきですが、この子たちは罪はありません。

3匹とも、必ず幸せにしてやりたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。



8月10日(金)晴れ 夏野菜の収穫

この季節は、毎日野菜を収穫してすぐ食べています。

ゴーヤ、ピーマン、ナス、プチトマト、空芯菜、スイカ・・・

空芯菜は今年初めて植えましたが、採っても採ってもどんどん成長して採りきれません。

うちの野菜はものすごく不細工なんですけど、農薬や肥料を一切使用していないので、

味が濃くて新鮮で、とてもおいしいです♪

もう少し見かけもよかったら、ぜひもらってやってと言うのになあ。

みごとに不揃いな野菜たち。





2017年7月の暮らし

7月26日(水)曇り 梅干し完成

梅雨が明けると、毎年梅干しを乾します。

3日3晩乾して、ビンに詰めました。

梅酢も全部利用します!




2017年6月の暮らし

6月17日(土)曇り 田植え終了

今年の田植えも無事終了、やっと一息の日々です。

今年は雨が少なくて、一苦労。

昔はきっと、こんな年に「雨乞い」の祈りなどしたのでしょうね。

梅やビワは生り年で、食べきれないほどたわわに実っています。

梅は毎年、「梅酵素ジュース」「梅酒」「梅干し」の3種類に。

ビワはおやつに食べるほかは、「ビワコンポート」「ビワ酒」にしました。

季節ごとに仕事がたくさんあって、忙しいけれど豊かな暮らしです♪




6月10日(土)晴れ 柏島「海のフォトフェス」へ

今年で3年連続、6月に行われる大月町柏島の「海のフォトフェス」に出かけています。

・・・ということは、開始以来ずっと「入選」に選んでいただいてるんですね。

会場に入選作品が飾られ、各賞とグランプリはお客さんの投票で行われます。

ポレポレ村長の今年の作品は、これ!



昨年の表彰式の帰り道で、柏島を振り返って写した1枚でした。

審査員の先生が、「貴重な一瞬だ」とおっしゃっていました。

お客さんの投票では2位、「ふれぱ賞」もいただいて、今年も楽しい1日でした♪





2017年5月の暮らし

5月15日(月)晴れ 麦仕事と田植え

風薫る5月、いい季節です。

麦は黄金色に熟れ、刈取りの時期です。

田んぼは代かきをして、田植えの季節。

そろそろ梅の実も収穫しなくては・・・




2017年4月の暮らし

4月11日(火)晴れ 摘みたて苺

苺ハウスに1番近い我が家。

おじさんの「自由に採っていいよ」というお言葉に甘えて、時々いただきます。

自分で摘む楽しみ、新鮮苺をつまむ楽しみ♪

ジャムにしたり、苺酒にしたり・・・あと2か月くらいは毎日苺のある暮らし。




2017年3月の暮らし

3月23日(木)雨 「いのちの森」の桜の木

殺処分される犬猫がたくさんいること、ご存じですか

高知県は全国最悪殺処分頭数だと知り、とてもショックでした。

罪の無い犬猫を殺すことは、断固として反対します。

でも、どんなに反対しても、行政がストップしなければ殺処分は無くなりません。

殺された犬猫の遺灰が、ほかのゴミと一緒に埋め立てられたり、セメント材料にされていることも知りました。

せめて、遺灰だけでも引き取って、そこに木を植えて「いのちの森」をつくりたい。

「エースワン」さんのご支援をいただき、30本の桜の木を植えました。

ほかにも全国のオーナーさんからのご寄付で、エゴノキや梅や柊などたくさん植える予定です。

美しい「いのちの森」で供養し、静かに眠らせてあげたいと思っています。



3月21日(月)くもり 甲子園へ応援に行ってきました!

朝2時に起床して、3時55分に応援バス55台でで四万十市を出発。

帰宅したのが夜中の0時40分でしたので、なが〜い応援の1日でしたが、とても楽しかった♪

母校「中村高校」が、40年ぶりに甲子園出場! ということで、初めて甲子園へ。

5−1で敗れはしましたが、球場が揺れるような6000人の大応援団は、ニュースでも話題になりました。

応援の方は「最優秀賞」に選ばれて、行ってよかったなと嬉しかったです。

今度は夏に、また行きたい!




2017年2月の暮らし

2月26日(日)晴れ 「東京マラソン」完走しました!

過去最高の倍率、12倍の難関をクリアして、ついに「東京マラソン」に参加しました。

世界中から集まった36000人のランナー、15000人のボランティア、警察官の姿もとても多かった大会でした。

ボランティアだけでも、わが町の人口よりも多い!(笑)

ポレポレ村長は第2ゲートからスタートラインに入るので、そこまで見送ってから1km地点に移動し、

歌舞伎町で待ちました。来た来た! 安倍総理と併走している!



次に、浅草へ移動して、また待ちました。

36000人の中から1人を見つけるのは、本当に大変です。



コスチュームランナーなら、目立つんだけど・・・ 笑



ゴールは今年から、東京駅前でした。

そこには応援者は入れず、42km地点で待って最後の応援をしました。

たくさんの応援者、走り抜いてきたランナーたちはみんな、感慨深げなラストスパートです。

泣きながら走っているランナーも、数人いました。

村長はカメラ片手に写真を撮りながらの完走でした。

お疲れさま! 応援も楽しかったです。






2017年1月の暮らし


1月23日(月)雪 「ゆめのかけ箸」


「ふるさと納税」の返礼品で大人気の「ゆめのかけ箸」。

土佐ヒノキの間伐材を1本1本手作業で削って、柿渋とみつろうで仕上げたマイ箸です。

リピーターさんが多いのも、とても嬉しい♪

今月は、結婚式の引き出物としてお使いくださるという方に、心を込めて作っています。

人生の大切な記念品として選んでいただいて、ありがたいですね〜。

もちろん、お箸袋も手作りです。

じつは、お箸とセットにする時、とても悩みます。

相手の方を存じ上げていたら選びやすいのですが、まったく知らない方なので・・・

気に入ってくださるかなあ? と迷いつつ選んでいます。






1月1日(日)晴れ 初日の出

新年おめでとうございます♪

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

「石見寺」で除夜の鐘をついて、「一条神社」へ初詣。

入野の海で初日の出を拝んで、2017年がスタートしました。

平和ですべての命がだいじにされる年でありますように。





2016年12月の暮らし

12月11日(日)晴れ ふるさと納税による「野良猫不妊手術」

12月は「ふるさと納税」の駆け込みが多くなります。

31日締め切りで、寄付額に応じて「税控除」が受けられるからです。

結果、2万円の商品も実費は2000円で受け取れるのだから・・・

「ふるさと納税」は、知れば知るほど「寄付者にもお得」感がありますよね。

10月から黒潮町は、「ふるさと納税」を使って「野良猫不妊手術補助金」を出してくれるようになりました。

私もさっそく3匹を手術して、里親さんにもらっていただきました。

高知新聞記者さんの取材があり、保護猫が掲載されました!

全国からご支援くださったみなさま、ありがとうございます!






2016年11月の暮らし

11月10日(木)晴れ 収穫と種まき

お芋と落花生を掘り上げて、麦の種を蒔きました。

麦は2種類、中力粉と強力粉になります。

玉葱も600本植えました。

そろそろ干し柿も作らなくては・・・

「自産自消」の暮らしは、1年中忙しい(笑)





11月1日(火)晴れ 宮之浦岳から縄文杉へ

6時20分に「淀川小屋」を出発。

厳しい道程でしたが、何とか予定通り10時58分に宮之浦岳1936mの頂上に立ちました。

三脚を立てて記念撮影。すばらしい景観で、ほんとうに登ってよかったです。




そこから尾根伝いにアップダウンを繰り返し、16時に「高塚小屋」に到着しました。

縄文杉まで200mのところにある山小屋なので、宿泊者も満員でしたが何とかテント泊にならずに泊まれました。

荷物を置いてから、夕暮れの縄文杉に会いに行くと、ヤクザルが7匹も出てきていました。ヤクシカも2頭! 

動物たちと縄文杉と私たちだけの時間、ほんとうに静かで豊かな体験でした。

18時、暗くなったら就寝です。

朝は夜明けとともに起きて、日が沈むと眠りにつく。

こんな体験も初めて。





2016年10月の暮らし

10月31日(月)くもり 屋久島へ

秋の収穫も無事終わったので、かねてから行ってみたかった屋久島の旅に出発。

30日8時に宿毛港を出て、11時10分には大分県の佐伯港へ。

そこから高速で、鹿児島県指宿まで来て1泊。

31日8時30分発の高速船トッピーで、屋久島に到着。

「洋上のアルプス」と呼ばれる屋久島には、九州最高峰の宮之浦岳がそびえています。

今回の旅は、淀川登山口から宮之浦岳山頂をめざし、そこから縄文杉に向かい、最期に白谷雲水峡に出る「屋久島縦走プラン」です。

バスで紀元杉まで行き、そこから歩いて淀川登山口へ行くのですが、

バス待ち時間に、屋久島で絶対に食べようと思っていた「トビウオのから揚げ定食」で腹ごしらえ。

いや〜、とてもおいしかったです!

1日目は「淀川小屋」へ4時に着き、ここで1泊。

私たち夫婦のほかには、東京から来たという青年が先に下山途中に泊まっていて、

3人で話しているところへ香港から来た青年が下山してきて、4人で宿泊でした。

みんな屋久島は初めて。...

たまたま同じ夜に同じ小屋で寝袋を並べた4人ですが、香港の情勢などナマの話を聞くことができて、貴重な一夜でした。

2016年9月の暮らし

9月23日(金)晴れ 「さくら箸」

[さくら猫」ってご存知ですか?

不妊手術をした目印に、片方の耳をさくらの花びらのようにV字にしてもらった猫のことです。

高知県は野良猫の不妊手術補助金として、1万円を出していますが、「さくら猫」にすることが条件です。

黒潮町は高知県内では初めて、「ふるさと納税」を使って「さくら猫」の手術費のご寄付をお願いしています。

「ふるさとチョイス」で黒潮町を検索していただいて、5000円寄付していただいたらお礼に山桜の木で作った「さくら箸」をお送りします。

山桜はとても堅い美しい木、お箸は一生お使いいただけると思います。

さらに、寄付者さまには税金の還付がありますので、実際は2000円のご寄付になります。

それで、野良猫たちの命が救われ、大勢の里親さんにもらっていただき幸せに生きています。




9月8日(木)晴れ コロコロアニマル

「ふるさとチョイス黒潮町」で、お礼品に「コロコロアニマル」が大人気!

木のあたたかさとコロコロ転がして遊んだり追いかけたり・・・

いきなり噛みつく赤ちゃんもけっこう多いですよね(笑)

化学塗料を用いず、「みつろう」で仕上げていますので、なめてもまったく安心です。


恐竜(?)タイプのアニマルがただいま品切れになり、キリン(?)タイプがあります。

よかったらキリンさんはいかがですか?



2016年8月の暮らし

8月29日(月)晴れ いのちのごはん

うちのお米や野菜、ハーブを使った「マクロビオティック料理教室」開催。

おいしい玄米ごはんやごま塩の作り方、夏野菜の料理を楽しく作りました。

試食の後、生活困窮の方にお弁当も作って届け、喜ばれました。

うちのお米や野菜で、元気になってくれたら嬉しいなあ。

その他のメニューは、
玄米おかゆパン、ナスのフムスとジャム、

火を使わないトマトのスープと豆腐のサワークリーム、きゅうりとあおさのりの玄米酢のもの、

ピーマンの蒸し焼き、くじら麩のカツレツ、かぼちゃのマフィン・・・みんなおいしかったです♪




8月1日(月)晴れ 各地で教室

8月は、県内各地の教室に呼んでいただいて、とても楽しみです。

2日=須崎市で万華鏡作り教室。

3日=高知市の「お城下ベース」さんで藍染め教室。

4日=中村小学校で万華鏡作り教室。

8日、9日=中村桜クラブ(参加者多数で2日間になりました)

19日=黒潮町児童館で時計作り教室(定員オーバーでキャンセル待ち状態だとか・・・)

25日=四万十町仁井田小学校で万華鏡作り教室。

ここまでは講師として出かける教室ですが、29日は私たちが主催する「マクロビ料理教室」。

10時10分〜13時30分、四万十市ヨンデンプラザで。講師は、渡辺加奈子先生です。

定員12名、参加費800円、ただいま受け付け中です!

polepole@iwk.ne.jp まで。




2016年7月の暮らし

7月24日(日)雨 富士山頂上に立ちました!

初めての富士登山は一時雨でしたが、元気に最高峰「剣ヶ峰」3776mに立つことができました! 

この瞬間は、私たち二人が日本で1番高いところにいますね(笑)

20日午前5時出発。淡路島を通って富士宮市到着が19時でした。

翌21日に吉田ルートで、5合目から8合目まで登りました。

体力にも運動能力にも、まったく自信が無い私。...

キリマンジャロやネパールでトレッキングした村長について歩くのは、はなから無理だと思っていましたので、

「私が登れなくなったら、遠慮なく一人で頂上まで登ってきてね」と何度もお願いしてのスタートでした。

下山してくる人とすれ違うのですが、両脇を抱えられて病人みたいにぐったりしている人もいて、よけいに不安になります。

ところが私は、高山病にもならずそのまま頂上まで登れるほどの元気で、意外。

たぶん何もかも非日常で、興奮状態だったのかも。

8合目の山小屋で泊まって、22日2時30分から登りはじめ、山頂の鳥居をくぐったのが5時25分でした。

さらに、頂上でも最高峰の剣ヶ峰に登ろうと、火口に沿って「御鉢めぐり」。

ついに、日本で1番高い3776mに立ちました!

それから下山して、5合目に戻ったのが10時でした。

村長が手を差し出してきて、「完結しましたね」。しっかり握手して、「また二人で、いろんなことに挑戦しましょう!」。

湖のほとりの温泉で、無事成功したことを乾杯したのですが、この宿の窓から見た富士山が、ほんとうに神秘的で美しかったのです。

10月には屋久島へ。縄文杉に会って、最高峰の宮ケ岳に登る予定です。




7月10日(日)晴れ ブルーベリー最盛期

ジャムと果実酒と酵素ドリンクは、1年中自家製で間に合います。

イチゴの次は、マルベリー、続いてヤマモモ、今はブルーベリー。

もうすぐ、キーウィとブラックベリーとイチジクが収穫できます。

たくさん作って冷凍しておき、1年中食べています。

今旬なのは、紫蘇ジュースもそう。

こちらは冷凍とはいきませんが、冷やして毎日飲んでいます。

暑さも本番、体調に気を付けて元気に過ごしたいですね。



7月1日(金)曇り 手押し除草機

今年の稲も、順調に育っています。


除草剤や農薬をいっさい使わないので、昔ながらの手押し除草機で田んぼの中を歩きます。

縦横に残さずに歩くと、けっこうな重労働。いいトレーニングになっていますね(笑)

メダカや小さな生き物たちががうじゃうじゃいる田んぼなので、「メダカ米」と名付けました。

肥料も稲わらなどを返すだけの、自然農法です。

「ふるさとチョイス黒潮町」で検索していただいたら、ご寄付のお礼に差し上げています♪




2016年6月の暮らし

6月15日(火)晴れ 還暦祝い箸

還暦祝いに身近な人が「赤いもの」を贈るのは、「魔除け」の意味があるから。

じつは、お箸にも「魔除け」の意味がありますから、赤いお箸袋の「還暦祝い箸」は最強!

「ふるさとチョイス黒潮町」で申し込んでいただきましたら、お送りします♪

お箸は毎日使うものだから、記念になり喜ばれますよ。

名前入れもサービスしています。




6月6日(月)曇り あっという間に6月

5月は田植えで忙しくて、気がついたら6月になっていた(笑)

ようやく田植えも終了し、草取りスタートまでのほっとした時間です。

田植えの合間に、せっせとマルベリーを摘んで、ジャムや酵素ドリンク、マルベリー酒を仕込みました。

とてもきれいな色! 指先まで紫色に染まります。

熟れすぎた実は、染物に利用します♪

6月も、あっという間に過ぎるかな?

手作りの暮らしをしていると、毎日やることがたくさんあって、すごく忙しいです。

暮らしを楽しみたい。





2016年5月の暮らし

5月1日(日)晴れ 麦秋

今日から5月、ゴールデンウィーク3日目も快晴!

麦も青空に向かって、ぐんぐん伸びています。

今月刈り取り、うちで粉に挽きます。

高知では、梅雨前に収穫しないと、大変なことになりますから・・・

こちらは、20年来栽培を続けている、自家採取の中力粉の小麦。

 

こちらは、今年初めて育てている強力粉の麦。

宿毛市の友達に種をいただきました♪

毎年、増やしていきたいな〜。




2016年4月の暮らし


4月17日(日)晴れ 庭は野菜の花盛り

左はキヌサヤの白い花、右は大根の薄紫の花。



新玉葱も、毎日抜いては生でスライスして食べています。

野菜は、採りたてが断然おいしい!

宿毛市の友達に種をいただきました♪麦も穂をつけました。

やはり、こうして眺めても・・・大根の花が目立ちますね(笑)

食べておいしく、花も楽しめる・・・野菜たち。





2016年3月の暮らし

3月23日(水)曇り ミモザが終わり桃の花

春は黄色から。

ミモザ、レンギョウ、水仙・・・みんな黄色です。



庭で咲き続けていたミモザの花が終わり、桃の花の季節になりました♪

桜ももうすぐです。




3月17日(木)晴 新玉ねぎの季節

今年も、新玉ねぎの季節になりました。

玉ねぎ大好きなので、毎日畑から抜いてすぐにスライスして生で食べていますが、飽きません。

肥料をやらないのでサイズは小さいのですが、味は市販のものとは比べ物になりません。

お米と野菜は、絶対に自家栽培をおススメ!

お米は無理でも、野菜はプランターでもいいので栽培して食べてみたら、味の違いが分かります。

野菜は、旬の新鮮なものがだんぜんおいしいですね♪




3月5日(土)晴 三寒四温

急に気温20℃、春というより初夏の陽気です。

シカク豆、唐辛子、ゴーヤなどの種をポットに蒔きました。

明日は、インゲン、サンチェ、サニーレタス、小松菜の種蒔きです。

麦もぐんぐん伸びてきて、猫たちが大好きなかくれんぼ。

大根は毎日食べ続けていますが、とても食べきれないので、干し大根にしました。

畑仕事で汗をかき、玄米と野菜とお味噌汁を美味しく食べ、今日も穏やかな1日でした。




2016年2月の暮らし

2月29日(月)雪 ふるさと人気

庭のミモザも梅も水仙も・・・みんな花開いて「春だなあ」と思っていたら、今日は雪。

じゃが芋の芽も出ていたのに、大丈夫かしら。

ようやく「ふるさと納税」のお礼品も全部発送しました。

注文が殺到し、お待たせしたみなさま、申し訳ありませんでした。

1月、2月だけでの人気ランキングですが、下記のような結果でした。

1位=ヒノキの夫婦箸セット

2位=コロコロアニマル

3位=スツール

4位=子ども椅子

5位=おもちゃ箱

6位=自然枝のランプシェード

7位=さくら箸

8位=里山おしゃれセット

さてさて、年間ランキングはどうなるのかな? とても楽しみです♪

「ふるさとチョイス黒潮町」のサイトで、年中いつでも申し込みできます。

どうぞよろしくお願いいたします。


 


2月7日(日)晴れ 「コロコロアニマル」 

「ふるさと納税」の2番人気は、「コロコロアニマル」。

無垢の木で作り、赤ちゃんがなめても安心の植物オイルで仕上げています。

なんだか不思議な形、これが赤ちゃんの想像力を育てるんですね。

逆に、精巧すぎるおもちゃは、完璧で想像の翼を広げることができません。

目を輝かせて手を伸ばす赤ちゃんを見ていると、「コロコロアニマル」が大好きなことがよく分かります。




2月1日(月)晴れ 「さくら箸セット」

犬も猫も飼っていますが、みんな捨てられていた子たちです。

だから、犬派でも猫派でもなく、「野良派」。

この季節は特に、野良猫たちのことが気になります。

野良猫の保護譲渡に少しでも役立てたいと、「オールさくら猫プロジェクト」を企画しました.

美しい山桜の木を削ってつくった「さくら箸セット」は、「ふるさと納税」で入手いただけます。

高知県黒潮町に5000円納税いただきましたら、「さくら箸セット」と税の軽減を受けることができ、

半額が野良猫の不妊・去勢手術費として使われます。

「捨てない、殺さない、飼えなければ増やさない」ように、どうかご協力お願いいたします。



2016年1月の暮らし

1月24日(日)雪 海洋堂ホビー館へ

吹雪の中、四万十町の「海洋堂ホビー館」へ。

宮脇修館長が呼びかけ人の「悪ガキプロジェクト」に参加してきました。

いや〜、楽しかった! 参加してほんとによかったです。

88歳の宮脇館長自ら「館長鍋」を作ってふるまわれ、

「日本を救う、高知を救う、悪ガキの夢に乗らへんか」というお誘いでした。...

すごいパワー、輝く笑顔、高知市や北川村からも雪の中をかけつける人がいるのも、


やはり館長の魅力だと思います。乗った!(笑)



「ホビー館」を出てから、「カッパ館」へ。

雪をかぶったたくさんのカッパたちが、迎えてくれました。

帰り道、吹雪の日に出て来ることはめったに無いかもしれないので、

四万十川に沿って大正、昭和、十和、西土佐、口屋内、川登・・・

ウルトラマラソンコースをぐるりと周って、写真を撮りながら帰りました。

朝起きて雪国だったので、1日中薪ストーブの前で編み物かなと思ったのですが、

いやいやとても充実した1日でした。感謝♪



1月22日(金)晴れ 四万十町フォトコンテスト表彰式

10時から四万十町立美術館で表彰式。

ポレポレ村長の作品が受賞していて、二人で出席しました。

町長さんや教育長さんのテープカットがあり、表彰状は四万十ヒノキに手書き、

賞金も四万十にちなんで4万10円というこだわりでした。

四万十ヒノキの表彰状は、いいアイデアですね!



副賞として、3万円分の「特産品詰め合わせ」という箱が、とにかく大きくて重い。

帰りの車中で、「きっと仁井田米だ」「お酒も入っているかも?」と予想が楽しい。

開けてびっくり! ほんとうにたくさんの特産品が・・・。ありがとうございます。




1月17日(土)曇りのち雨 撮影スタッフデビュー

ポレポレ村長、今日から某新聞社の撮影スタッフデビュー。

今日は、中学生のバレー大会を取材に出かけた。

月に何度かのお手伝いだけど、スポーツも写真も両方好きなので、ぴったりの仕事だ。

取材もするとか、大学ノートとカメラバックを肩に、嬉々として飛び出した。

かつてキリマンジャロにカメラを持たないで登って、「こんな日本人は珍しい」と言われた人が、

やがてカメラマンデビューするなんて・・・

人生は不思議でおもしろい♪




1月13日(水)晴れ 藍染め教室

毎年よんでいただく町民館の高齢者さんたちの「藍染め教室」。

今年も楽しくストールを染めて、昼食会にも二人で参加。ごちそうさまでした。

」来年は葡萄で染めたい」というリクエストもいただいて、

またお伺いするのが楽しみです♪




1月8日(金)曇り 嬉しい悲鳴?

1月2月は農閑期で、ポレポレ村長はよく海外旅行に出かけるのですが・・・

今年は大忙し!

いや〜驚いた。「ふるさと納税」恐るべし、です。

県内でも奈半利町が7億円の税を集めて話題になりましたが、さもありなん・・・ですね。

うちのような手作りの工房ですら、元旦の夜にもS急便さんが注文書を届けに来て、5,6,7日、毎夜追加が届いています。

1番人気はお箸ですが、「スツール」「おもちゃ箱」「こども椅子」「ころころアニマル」どれも予想を超える注文数にうれしい悲鳴ですね〜。

東京都の方が1番多く、大阪、兵庫、京都など、都市部を中心に黒潮町に納税いただいています。

奈半利町に追いつけるように、黒潮町もみんなでがんばろう!




1月1日(金)快晴 穏やかな元旦

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

一昨年からフェイスブックを始めて・・・、すっかりHPを怠けてしまって、申し訳ありません。

今年こそ、ちゃんと更新をがんばろう!

どうぞあきれずに、稚拙なHPですが見守ってくださいませ。


元旦の今日、高知はすばらしい青空が広がり、暖かな穏やかなお正月です。

例年のように、朝は「お歳とり」の行事をして、お雑煮をいただきました。

それから、三社の氏神様に初詣。

世界が平和で、すべてのいのちが大切なされる一年でありますように・・・

写真は手作りのミニ門松。

年末はよくいろいろな施設から、「ミニ門松作り教室」に呼ばれることが多いです。




2015年12月の暮らし

12月11日(金)晴れ ふるさと納税

12月1日から、黒潮町の「ふるさと納税」がスタート。

「は〜と・らいふ村」も、お礼品で参加しています。

「ゆめのかけ箸」「コロコロアニマル」「スツール」「おもちゃ箱」「ランプシェード」・・・

いろいろ提案しているのですが、早くも「ゆめのかけ箸」を選んでくださった方から注文が!

うわ〜、早い! 嬉しい驚きです。

さっそく心を込めて準備して、お送りします。

黒潮町に「ふるさと納税」してくださったみなさま、ありがとうございます♪







2015年11月の暮らし

11月28日(土)晴れ 燻製作り

急に寒くなりましたね。

昨日から薪ストーブを焚き始め、さっそく「ゆずママレード」を上で作りました。

今日は、山桜のチップで「燻製」作り。

うちでは段ボール箱を利用してますが、器具を買いそろえなくても美味しい燻製ができます。

昨日から塩麹につけ込んでおいた魚や肉、朝からいい香りが漂ってます。

今夜はお酒がすすみそうだ〜♪ 




1
1月10日(火)晴れ 「四万十市展」審査発表研究会

稲刈りも、麦の種まきや玉ねぎの植え付けも・・・終了!

「芸術の秋」を楽しんでいます。

今日は、「四万十市展」の審査発表と研究会がありました。

ポレポレ村長は、「写真部門」で特選、「工芸部門」と「グラフィックデザイン部門」で褒状。

3部門出品して、パーフェクト受賞は拍手ですね♪

「写真部門」の特選は、今年で3回目なので無鑑査となりました。

22日が表彰式です。




2015年10月の暮らし

10月18日(日)晴れ 四万十ウルトラマラソン100km完走

29℃の暑さの中、100キロ完走できました!

4回出場のうち、今回が1番きつそうでしたね〜。

それだけに、ゴールの喜びは格別だったことでしょう。

よくがんばったと思います。

お疲れさまでした。

写真は60キロ地点、西土佐のカヌー館で。



10月14日(木)晴れ 稲刈り終了

9月もやはり大忙しのうちに過ぎ、やっと稲刈りも終わってほっと一息です。

秋播きの野菜たちも、レタス、サンチェ、大根の抜き菜など、毎日食べられるようになってきました。

キーウィもたくさん実り、お客さまにはご自分で採っていただいて、お土産にしています。

木から採るのは初めてとおっしゃる方ばかりで、喜んでいただけたかな?

リンゴと一緒にポリ袋に入れて熟し、そのまま食べてもおいしいけど、うちではジュースにして飲むのが人気です。

18日のウルトラマラソンが近づき、村長は毎日2時間ほど走っています。

練習のゴール先は、いつも四万十市の温泉「癒しの湯」。

愛犬ハナちゃんも一緒です♪

100キロ完走、大変だと思いますが、がんばって!



2015年9月の暮らし

9月9日(水)晴れ 栗もいちじくも・・・

すっかり秋。いい季節です。

栗の実が落ち、いちじくも熟れてきました。

今年は、かぼちゃもスイカもバジルも・・・たくさん採れました。

卵も牛乳も使わない、「かぼちゃプリン」が大人気♪

とても簡単!

蒸したかぼちゃ 150g

豆乳 400g

てんさい糖 45g

寒天パウダー 大匙1杯

以上をミキサーで混ぜて、鍋で熱し、カップに分け入れて冷やすだけです。

余計な添加物はいっさい入っていないから安心だし、おいしいです♪

お試しあれ!





2015年8月の暮らし

8月19日(水)晴れ 高知で合流

怒涛のような8月。

ポレポレ村長は、尾道から帰ってすぐまた、5日から広島県へ。

6日の平和公園での式典参列後、山口から長崎県へ。

9日に長崎平和公園での式典に参列後、熊本市、阿蘇を通って、大分県佐伯市へ。

いったん高知に帰ってきたけど、すぐまた東京へ。

15日に靖国神社で参拝後、神戸市へ。

そして、今日19日は、毎年お招きいただく高知市の「お城下ベース」さんでの「お箸作り教室」。

村長は神戸から、私は村から、高知市で久しぶりに合流しての楽しいイベントでした。

昨年も作られた参加者さんもいて、みなさんとてもお上手。

おいしい「猫まんま」もいただいて、来年またお会いするのを楽しみに、帰宅。

久しぶりに家族全員がそろいました♪




8月2日(日)晴れ 尾道U2で受賞パーティ

「心石工芸」さま主催のフォトコンテスト表彰式が尾道であって、ペアでご招待いただきました。

1日朝5時出発。しまなみ半島を通って、尾道へ着いたのが10時でした。

会場の「ONOMITI U2」は、とてもおしゃれなホテルで、部屋もレストランやバーも廊下も・・・何もかもステキでした。



1日の昼食は、話題の「朱華園」でラーメンと焼きそばを食べました。

すぐ満席になる人気の店だということで、開店前に行ったのは正解でした。

食べて外に出ると、ずら〜と50人ほど路上に列ができていましたから!



4時から授賞式とパーティ。

最優秀お一人と優秀がポレポレ村長を含む2名。4人の審査員の先生もご出席でした。

とても心温かなステキな式で、その後のパーティも和気藹々と楽しく、なんと二次会まで用意くださっていました。



ちなみに受賞作品のモデルは、私です♪

会場に飾られていたこのパネルを、後日送ってくださいました。

副賞の無農薬のドリンクやカクテルセットも、とても美味しかったです。

観光客が大勢いた尾道、自転車とウッドデッキもすごく多くて目につきました。

私たちは自転車2台を乗せて行き、自転車ごと向島にもフェリーで渡って動き回りました。

また行きたい。とても楽しい旅でした!

「心石工芸」さま、ありがとうございました。

たくさんの授賞式に出ますが、こんなに心づくしのいい雰囲気のコンテストは珍しいと思います。

社長さんのお人柄が、コンセプトにもスタッフのみなさんにも影響してるのかな?



2015年7月の暮らし

7月15日(水)晴れ 志賀島へ

ポレポレ村長の作品が、「エコツーリズムフォトコンテスト」で受賞したご褒美に、ペアで国民休暇村にご招待いただきました。

選んでくださったみなさま、関係者さま、ありがとうございます♪

全国各地にある休暇村の中で、私たちが選んだのは「志賀島」。

福岡県の端っこにある、周囲が10Kmの小さな島です。

ここを選んで正解でしたね〜、大満足でした!

まず、料理が最高においしい。続いて、夕日が美しい景色、それを眺めながらの露天風呂・・・ほんとに楽しい旅でした。

14日に博多に移動して、山笠見学。

博多の街が大勢の観光客でにぎわう、夏の祭典です。

1日から始まり、15日早朝の「追い山笠」でフィナーレ。それを見てから帰りました。

台風接近でフェリーが欠航にならなければ、もう少し九州のあちこちに寄りたかったのですが、それはまた次のお楽しみ。




2015年6月の暮らし

6月10日(水)曇り 海のフォトフェスティバルin柏島

今週末、13日土曜日、大月町柏島でのイベントに参加予定です。

http://raycheer.main.jp/sea-photofes/guideline.html

全国からたくさんの応募があったフォトコンテスト。

入賞者30名の中に、ポレポレ村長の名前がありました!

イベント会場で17時から表彰式なのですが、大賞は参加者の投票によって決まるそうなんです。

イベントに参加されるみなさま、「海辺部門」の千葉洋(黒潮町)に、清き1票をお願いしま〜す!(笑)

写真はアップできませんが、「網修繕」の漁師さんを撮影した1枚です。

翌14日日曜日は、佐川町の「紙の博物館」で、やはり写真の搬出です。

今週末、晴れるといいな♪





6月3日(水)雨 梅雨入り

麦刈り、田植えが終わるのを待ちかねたように、四国が梅雨入りです。

恵みの雨とばかり、トマトやピーマン、ナス、かぼちゃ、キーウィ、ブルーベリーなどが、青い実をつけています。

どんなに小さくても、トマトはトマトの香りがぷんぷん。

あっという間に熟れてきます。

ニンニク、玉ねぎは全部収穫したけど、じゃが芋掘りもそろそろしなきゃ。

自然と共にある「スローライフ」って、じつはとても忙しい?(笑)




2015年5月の暮らし

5月29日(金)曇り 田植え終了

今週は30℃を超える真夏日が続く中、田植えでした。

5月って、昔はこんなに暑くなかったですよね。

これからますます暑くなりますが、1週間おきに3回、草取り作業です。

普通の農家は除草剤をポンと入れればいいのですが、

完全無農薬でお米作りをしているので、昔ながらの手押し除草機をついて田んぼの中を歩きます。

珍しいタイコウチやメダカがいっぱいの田んぼ。

農薬を使えば、小さな生きものたちは絶滅します。

重労働ですが、やはり手間暇かけて無農薬無化学肥料のお百姓を続けます。





5月13日(水)晴れ 
生野菜がおいしい

1日3食欠かさない野菜サラダ。

定番のレタスと玉ねぎと赤カブに、生ハムやカニカマを加えたり、時にはお豆腐も。

野菜は毎食、庭から採りたてです。

採って10分後には食卓に上っている♪

えんどう豆はご飯に入れて炊いています。

小松菜と青梗菜も、炒めて食べています。

ミニトマトやピーマン、かぼちゃには、小さな実がついています。

麦はそろそろ黄金色になってきました。

お米も野菜も果実もお芋も・・・、自分たちが食べる物は全部作れるというのは、

すごく贅沢な暮らしかも知れないなあと思います。





5月11日(月)晴れ 
カモミールの花盛り


庭はいま、カモミールの花盛り。

右上のピンクの花は、昼咲月見草です。

カモミールはお茶にしたり、化粧水や入浴剤になります。

リラックス効果のあるハーブだけあって、保護猫のカイくんもまったりくつろいでいますね♪





5月9日(土)雨 
明日、「木のこども祭」へ

明日、5月10日10時〜15時、高知城下の丸の内緑地で、「木のこども祭」です。

県下全域から、木工関係者やうまいもんがいっぱい集まります。

「工房ポレポレ」も、マイ箸作り体験ブースや展示販売で参加します。

ちょうど「母の日」なので、お母さんに名前入りのマイ箸を贈りませんか?

土佐ヒノキの間伐材を削り、柿渋を塗って、焼きペンで名前を入れて完成です。

私たちも、とても楽しみに参加します♪

ぜひ遊びに来てくださいね!




2015年4月の暮らし


4月28日(火)晴れ 
「琵琶湖フォトコンテスト」表彰式へ

三日月滋賀県知事や伊藤園様から表彰していただく「琵琶湖フォトコンテスト大賞」に、

ポレポレ村長の写真を選んでいただきました。

表彰式のご招待をいただき、会場の「琵琶湖博物館」へ。

博物館もすばらしい所だったそうでで、「またゆっくり行ってみたい。全部見ると半日はかかりそうだ」とか。

大賞2枚を含む入賞作品展は、4月28日から5月31日まで「琵琶湖博物館」で開催です。

琵琶湖博物館」のHPやフェイスブック、「伊藤園」のHPで、表彰式の様子や大賞作品を見ることができます。




2015年3月の暮らし

3月14日(土)曇り 
手作りキャットタワー

先日は2日ほど雪が舞って冬に逆戻りでしたが、昨日は「暑い」と言ってもいくらいの暖かさ!

ミモザも水仙も、花開きました。

雪の日に1日中工房にこもっていた村長が、夕方になって「キャットタワー」を取り付けてくれました。

杉材で出来ていて、とてもいい香りです。

どの子が1番先に上るかなあと、興味しんしんでカメラを構えて待っていたら・・・、活発なココちゃんでした!

ココちゃんにつられてミルちゃん、それからカイくん・・・

ひっかき魔のカイくんは、そのうちガリガリ爪とぎしそうですね〜。





2015年2月の暮らし


2月24日(火)晴れ 
いやしの湯

昨年12月12日から、あるプロジェクトの運営企画に参加。

今年に入ってから、ほんとうに忙しい毎日でした。

深夜、12時、1時に帰宅することも、珍しくなかったのです。

昨日、県庁での提案が無事終わり、ほっとして今日は四万十市の「いやしの湯」へ。

ここは、海水の露天風呂があり、桜も椿もきれいに花が咲いていました。

メジロとひよどりが、花の蜜を吸いに来て、何羽も飛び交っています。

平和な時間に、すっかり疲れもとれました。

温泉健康法、元気のもとですね♪




2月12日(木)晴れ 
手作り醤油

黒潮町に移住してくる以前から、「は〜と・らいふ村」のメダカ米のお客様だったAさんご夫妻。

移住されてから、はや4年になるそうです。

着々とご自身のライフスタイルを創られ、全国から訪ねて来られる人が大勢いるとか。

そんなステキなAさんご夫妻から、手作りのお醤油と穀物コーヒー、醤油を絞ったあとの大豆をいただきました。

お金を出してもなかなか手に入らなくなった、貴重なものばかり。

ほんとうにありがたく、感謝してごちそうになります。

お醤油とコーヒーはもちろんですが、絞りかすをお味噌汁にしたら、これがまたおいしい!!

全然味が違う。やっぱり「ほんもの」です♪

Aさん、ありがとうございます。





2015年1月の暮らし

2月24日(土) 
受賞作品「春がきた」

読売新聞」にポレポレ村長の記事掲載。

受賞作品「春がきた」も載っていました。

一昨年、「フジフィルム写真コンテスト」の表彰式で上京。

たしか、3月23日だったと思いますが、桜の開花がとても早い年で、東京は満開でした。

六本木での表彰式もそこそこに、新宿御苑、靖国神社、千鳥ヶ淵と桜を写してまわりました。

「春がきた」は、その時の1枚です。





1月21日(水)曇り
 読売新聞社取材

今年こそ、HPの更新をがんばるぞ、と新年に誓ったのもつかの間。

1月も超大忙しの日々が続いています。

今日はギャラリーに、読売新聞社の記者さんが取材に来てくださいました。

掲載は23日頃かな? 紙面はまた「村便り」でご紹介しますね。

ポレポレ村長の写真が、読売新聞社のコンテストで入選したのが取材理由ですが、

私も大好きな作品だったので、とてもうれしい♪

今日は夜間も、四万十市のロイヤルホテルで会合。

12日、21日、27日と、「ダディー命の会」という動物愛護の会合に参加です。

宿毛市、土佐清水市、四万十市、黒潮町、四万十町、高知県西部の市町村から集まった仲間たち。

夜遅くまで、高知県の動物愛護行政について語り合い、学ぶところが多い日々です。




1月4日(日)晴れ
 ブンタンの収穫

いつも暮れに収穫するのですが、雪の日が多かったのでやっと今日収穫。

といってもブンタンはすぐには食べられなくて、1か月は寝かさないといけません。


庭に植えた2本のブンタンの木。まったく放任主義なのに、大小の実を毎年欠かさずつけてくれます。

明日は裏庭の金柑の収穫。こちらは甘露煮にして、すぐに食べます。

同じく裏庭の仏手柑も黄色く熟れ、「ホットブシュカン」にして飲むのがお気に入りです。





1月1日(木)雪 新年おめでとうございます

年末3日間は穏やかに晴れましたが、大晦日の午後4時くらいから雨に。

今朝起きたら、真っ白。しんしんと降り続けています。

年末年始はまったく同じスケジュールで、29日大掃除、30日午前中にお餅をついて午後お正月様の準備、

31日はおせち料理とお墓の掃除。元旦は恵方を向いて「お歳とり」をして、お雑煮をいただきます。

午前中に三社の氏神様に初詣、午後は年賀状を書きます。

今年も例年と同じですが、変わらない過ごし方ができることを感謝したいです。

みんなが元気で揃って新年が迎えられることこそ、1番幸せなんだと思います。

今年はどんな1年になるのでしょうか?

世界が平和で災害が無く、みんなが幸せな1年になりますように。

「はーと・らいふ村」は今年もできるだけ衣食住を手作りしながら、すべての生きものを大切に生きたいです。

3・11以降、「メダカ米」は東北や北海道にもお送りするようになりました。

安心安全な食べ物は、今年もさらに必要とされるのではないでしょうか。

心を込めて百姓を続け、芸術活動や講師の仕事も精一杯がんばりたいと思います。




2014年12月の暮らし

12月28日(日)雨 残雪

17日に今年2回目の雪が降ったのですが、20pほど積もり雪国になっていました。

2週間もたったのにまだ裏庭に残っています。

こんなことは生まれて初めて。晴れの日が続いても、やはり今年は気温が低いのでしょうか。

大晦日、元旦も大雪の予報が出ていて、この冬は雪が多いのかなあと感じます。

忘年会も終わり、29日は大掃除、30日はお餅つき、31日はおせち料理と、毎年判で捺したように決まった年末風景です。

1年が過ぎるのがとても早くて、何だか慌ただしい日々。

1日1日をだいじに生きたいなあと思います。




12月10日(水)晴れ 
麦が出そろいました

NHKテレビの「マッサン」で、中島みゆきさんの麦の唄が流れています。

麦は我が家でも大好きな作物! でもわりと知らない人が多いように感じるので、麦に注目が集まるのはうれしい。

11月初旬に種まきし、ズラッと芽を出して、ぐんぐん伸びています。

猫の手も足も借りて麦踏みです。

来年5月頃、金色に熟れて「麦秋」。刈り取って、パンやピザやケーキを焼いています。

うちで粉に挽くので「全粒粉」ですが、甘くて香ばしくて市販の小麦粉とは別物だなあと感じます♪

600g入りで10袋のみの限定販売ですが、使ってみたい方はメールお願いします。





12月6日(土)初雪
「ワンニャンの日」

毎月12日は、「ワンニャンの日」。

今月は黒潮町入野サンシャインami内「ワークギャラリー芸農人」で、動物のいのちを守る集いを開催します。

来年1月からは、四万十市の「新ロイヤルホテル四万十」で、18時30分〜20時30分まで行う予定です。

参加費無料。誰でも参加できますので、ぜひご都合をつけてご参加お願いします。

寒さも一段と厳しくなり、心ない飼い主に棄てられた犬猫たちのことが心配です。

高知県は動物愛護の取り組みがたいへん遅れていて、啓発も十分にできていません。

行政がやらないなら、せめて県民ができることをやりましょう。

すべてのいのちを大切にする社会は、きっと人間にとっても生きやすいはずですよね。


 
この子も棄てられていた子です


12月1日(月)晴れ 今年もあと1か月

12月になりました。選挙もあったり、あわただしい雰囲気です。

3日〜24日まで、「ワークギャラリー芸農人」では、「手作りクリスマス展」。

可愛いクリスマスカードやリース、プレゼントにぴったりの手作り品が並びます。

21日、馬路村に再度お伺いする予定です。「マイ箸作り教室」、楽しみです♪

お正月が近づいてきたので、干し柿作り。

1個1個包丁でくるくると剥いて、熱湯をくぐらせ、軒下につるします。

包丁も手も渋で真っ黒になりますが、毎年楽しみにしている作業です。

元旦の日の「お歳とり行事」に欠かせないのが、干し柿、栗、じゃこ、なのです。

お屠蘇といっしょに、恵方を向いて3種をいただき、めでたく歳をとります。





2014年11月の暮らし

11月25日(火)晴れ 
江口さん講演会

「ご近所カフェ」代表の江口千代美さんをお迎えして、「女性の視点で地域を元気に!」講演会を開催。

資料をたくさんご準備くださって、活動の様子を分かりやすくお話いただきました。

質問もたくさん出て、「男性の参加を増やすことが課題だが、どうしたらいいですか?」

「役割を受け持ってもらいましょう!」など、みなさん熱心に聴いていました。

そのあとグループに分かれてワークショップをしましたが、楽しく盛り上がって時間が足りないほどでした。

ネストで講師を囲んでのランチも、とても有意義な交流ができたと思います。

地域のつながりをつくっておくことは、災害時にもとても役立つはず。

「つながりカフェ」にすぐに役立つ情報を、いっぱい学ぶことができた1日でした♪

江口さん、ありがとうございます!




11月23日(日)晴れ いちじょこさん

土佐の三大祭、「一条祭」が昨日からスタートしました。

幡多では「いちじょこさん」と呼ばれて、大勢の人が四万十市の一条神社にお参りします。

美術展やイベントも盛りだくさん! 今日は「第56回四万十市美術展」の表彰式に村長と二人で出席しました。

毎年、二人揃って出席できるのは、ありがたいこと。審査員の先生に感謝です。

今年は初めて、同じ部門の同じ賞でびっくり! 二人とも写真部門で「褒状」でした。

搬入が同じなので、展示も仲良く並んでいました(笑)

去年は村長が「グラフイックデザイン部門特選」で、私が「写真部門褒状」。

一昨年は村長が「写真部門特選」で、私が「日本画部門褒状」。

その前の年は・・・と、これまでは二人別々の賞だったのですが、とりあえず表彰式に。

顔見知りの作家さんもだんだん多くなって、「おめでとうございます」と言い合うのは楽しい雰囲気ですね〜。

来年もまた二人揃って出席できるよう、今日からがんばらなくちゃ。





11月2日(日)曇り 土佐市の冒険遊び場へ

土佐市の山の中に造られた「冒険遊び場」へ呼んでいただくようになって、もう7年目。

毎年楽しみに出かけます。今回は、「万華鏡作り」でした。

捨てられるペットボトルバランの再利用、山で採ったムラサキシキブや黄葉を入れて、自分だけの万華鏡を作ります。

1歳から中1までの子どもたちが熱心に参加し、「きれい、きれい」と歓声をあげました。

おもしろくなったのでしょうね、「もう1つ作っていいですか?」と言ってきた子もいました。

その後はみんなでパンやポップコーンを焼いて食べたり、サワガニをつかまえたり・・・

自然の中での遊びは、何をやっても楽しい♪

やはり子どもは、野外で伸び伸び冒険して遊ばせたいですね〜。





2014年10月の暮らし

10月28日(火)晴れ 
お芋掘り

急に寒くなり、季節が巡っていることを感じます。

稲刈りもすべて終了し、2月の田ごしらえからスタートしたお米づくりは、ほっと一息。

お芋を掘って、11月初旬には麦を蒔きます。

それが終わると、11月から1月までは、「農」よりも「芸」が中心の暮らしになります。

市展の搬入ももうすぐ。


ポレポレ村長も私も、「写真」「グラフィックデザイン」に出す予定で大忙し。

あとは、村長は「工芸」、私は「洋画」に出品予定。あくまで予定(笑)

う〜ん、出来上がるかなあ?




10月8日(水)晴れ 町民館でお箸づくり

他市町村に呼ばれて出ることの多い私たちですが、今月は地元の児童館と町民館で教室です。

今日はポレポレ村長が講師の「ヒノキのお箸づくり」。

数年前に一度やったことがあって、さっそく「あの時の箸を使いよるぜ〜」と数人からうれしいお声がかかりました。


ご自分のお箸を器用に削ったあと、「夫婦箸にしたい」と言って奥さんの名前入りお箸も作った、愛妻家のおじいちゃんもいました♪

1番苦労していたのは、鉛筆を削ったことのない若い職員さんだたかも知れませんね。(笑)

苦労して創るのも、またいい体験です。

名前を焼き入れて、柿渋を塗って、手作りのお箸袋に入れて・・・、だいじに使ってくださいな。

大げさではなく、ほんとに一生愛用できるお箸ですから。





2014年9月の暮らし

9月28日(日)晴れ 
秋本番

秋晴れの気持ちがいいお天気が続きます。

イチジクや柿や栗の収穫期。

毎日熟れた実から収穫して、イチジクはジャムにしたり栗はご飯に。柿は皮を剥いてパクパクですねえ。

ブルーベリーは終わってしまいましたが、ナスとオクラはいまだに収穫が続いています。

自然のものは何もかもおいしくて、毎日食べても飽きるということがありません。

果樹園をもっと広げようと計画中♪

梅林、ミカン園、栗山・・・など、同じ種類をまとめて植えたいなあ。




9月20日(土)曇り
 「変わらない空」

今日も東京から本が送られてきました。

何だか毎日ご本をいただいてますね。ありがとうございます。

今日いただいたのは、講談社発行の「変わらない空」という短歌集です。

「窓辺から見ている空は福島の先週までと変わらない空」・・・、そう、震災を歌った90首に英語訳がついた歌集でした。

企画、編集された辻本勇夫氏は、ニューヨークやサンフランシスコで展覧会をされ、多くの人々の心を揺り動かしたのです。

「号泣して元の形にもどるなら 眼つぶれるまでを泣きます」

「わが町はチェルノブイリとなり果てし 帰るあてなき避難民となる」

「水求め五時間並ぶ雪の空 見知らぬ同士で傘さしかけつつ」

・・・・・・どの歌もどの歌も心にズキンと響くものばかり。

ぜひ、多くの人にご覧いただきたい本です。




9月19日(金)雨 
「はじめてのオーガニック手帖」 

今日、東京の出版社から送られてきた本。

「はーと・らいふ村」も「my農家さん」として、紹介していただきました!

オールカラーの写真がとてもきれいで、内容もオーガニックな暮らし方から、食べ物、コスメ、作り手など多岐にわたっています。

ライターの林さん、庭野企画プロモーションさん、(株)メディアパルさん、ありがとうございます♪

さっそく図書館にもリクエストして、多くの人に手にしていただきたいな〜。

10月7日発行、630円+税





9月5日(金)晴れときどき大雨 お土産の準備 

7月、8月は県内各地へ出張教室に行ったけど、9月、10月は地元黒潮町で。

9月10日は、「町民館」で「草木染め教室」。

13日は「黒潮若手の会」の婚活イベントで、「マイ箸作り」。

10月4日は、「童夢館」で「ハロウィン工作」。

8日は再び「町民館」で「マイ箸づくり」・・・、すべて黒潮町内からの講師依頼

毎年お土産を持って行くのが、またわくわく楽しい。

何にしようかなあ? 喜んでもらいたいな〜、なにしろたくさんの数なので、早くから準備しないと。




2014年8月の暮らし

8月31日(日)晴れ 
秋になった

忙しかった夏が終わり、秋の風に変わった。

いい季節。

9月に結婚式を挙げられる方の「引き出物」を、心を込めて制作中。

ご出席のみなさまのお席に名札代わりにお箸を置いて、披露宴で使われた後お持ち帰りいただいてほぼ一生愛用いただける記念のお箸。

お箸は「縁起物」なので、よく「引き出物」の他にも「お食い初め」や「誕生祝い」「敬老祝い」など、さまざまな記念の品にご注文が多い。

一度もお会いしたことが無い方々とはいえ、焼きペンでお名前を書いていると、とても幸せな気持ちでいっぱい。

ポレポレ作の「土佐ヒノキのマイ箸」が、全国に広がってほしいな♪




8月15日(金)雨のち晴れ 
花火大会


毎年8月15日は、入野の浜で「盆踊りと花火大会」。

本当に毎年同じ曲を踊り、同じような花火なので、去年もおとどしもこうしていたなあと不思議な感覚になる。

和太鼓を若い青年たちが力いっぱい敲くのが、波の音や潮の香りとよく似合っている。

各地でこんな文化が伝承されているのは、いいもんだなあと思う。





8月6日(水)晴れ 「小さな雑貨展」

「ワークギャラリー芸農人」の8月のテーマは、「ちいさな雑貨展」。

木工品、草木染め、麻糸バッグ、アクセサリー、消しゴムハンコ・・・、手作りのオリジナル作品を集めました。

大人気の麻糸バッグは、いつもすぐに売り切れてしまいます。

今回も初日に、すぐお嫁入りでした!





8月1日(金)晴れ 
香南市へ

この夏は、ポレポレ村長が県内各地にお伺いするので、できるだけ私もお供することに。

県内といえども知らない地域も多く、お供するのがとても楽しみ♪

今日は香南市香我美小学校へ。

68人の大人数で、とてもにぎやかだったが、子どもたちの目の輝きはどこも同じだ。

初めて刃物を使う子どもも多いが、すぐに慣れて削る子、なかなかうまくいかず苦戦する子・・・さまざま。

昔のように、学校でも自分の鉛筆くらい削らせたらいいのにと思う。

今日は、途中土佐市の「ドラゴン広場」で昼食を食べた。

高知市の「ひろめ市場」の雰囲気。好きなお店で食べたいものを選んで、テーブルコーナーで食べる。

地元のおばあちゃんたちが、昼食に来ているテーブルもある。

なんとランチが500円! お弁当より安いんだもの。

一人暮らしの人など、ここに食べに来て、誰かと楽しく食べるほうがいいんだろうなと理解できる。




2014年7月の暮らし

7月28日(月)晴れ 
馬路村へ

初めて「馬路村」に行ってきました!

高知県内だけでなく、全国的に有名な馬路村。

ポレポレ村長が教育委員会から講座の依頼を受けたと聞いて、「お供します!」

片道4時間かかりましたが、途中安田町では偶然見かけた「大心劇場」に立ち寄ったりして、小松さんにご案内していただく幸運に恵まれました。

馬路は山間の村ですが、おしゃれな新しい建物が多く、観光客らしき人の姿もあり、活気があります。

村の小学生が全員集合の「マイ箸作り教室」を終えると、近くの「馬路温泉」で昼食と温泉を楽しみました。

その後「ゆずの森」を訪問し、全国から注文を受けて発送に忙しい「ごっくん馬路村」などゆず商品の工場見学。

どこを見ても、成功例として他県から視察が絶えないのが納得です。

またぜひ行ってみたい馬路村でした。

次回は、12月21日。村の産業祭にお伺いするのが楽しみです♪




7月21日(日)晴れ 
大忙しの夏休みスタート!

暑い、熱い、夏休みのスタートです。

とにかくこの夏は、県内各市町村にポレポレ村長が講師としてお邪魔することが多く、

スケジュールびっしり! その皮きりが今日、高知市の「お城下ベース」さんでした。


「ひろめ市場」近く、大橋通りのど真ん中にありながら、とても静かで落ち着く空間です。

小さなお子さんも熱心に参加、途中で絵本を読んだり、木琴で演奏したり・・・、

マイ箸が完成してから、みんなでおいしい「猫まんま」をいただきました。

初めてお会いする方々ばかりでしたが、とても楽しい1日でした♪

ランチはエズの木の器で。




7月15日(火)晴れ 猛暑日

35℃の猛暑日。梅雨明けなのかも知れません。

田んぼは今は草取りの時期。10分も除草機をつけば、もう汗だくになります。

畑はブルーベリーやブラックベリーの収穫期。

レタスやサンチェが終わり、トマト、ナス、ピーマンが毎日採れます。

スイカも間もなく、南瓜は食べられるようになりました。

じゃが芋、玉ねぎ、ニンニクは、保管したのを毎日食べています。

お米も野菜もフルーツも、何もかも自産自消♪ 贅沢だなあと思います。

安心して食べられるものに恵まれていることは、じつはとても幸せなことだと、改めて思っています。




7月9日(水)晴れ 大阪で「ピクトリコ写真展」

7月18日(金)〜20日(日)、大阪市中央区北浜東にある「エル・おおさか」で、「ピクトリコフォトコンテスト写真展」があります。

http://www.l-osaka.or.jp/

ポレポレ村長の作品、「路地裏」が優秀賞を受賞していますので、お近くの方で興味ある方はぜひ覘いてやってください。

21日は高知市で、「my箸つくって ねこまんまワーク」

日時:7月21日(月/祝)13:30〜16:00 場所:お城下ベース

参加費:親子ペアで4000円  対象:年中児〜小学生とその保護者...先着10組

お申し込み方法

お名前・ご住所・電話番号・学年(年齢)を記入の上FAXにてお申し込みください。

申し込み・問い合わせ先 

780-0841高知市帯屋町2丁目1-20 オパールビル2階2A(大橋通商店街 門田鰹節店2階)

お城下(まち)ベース TEL/FAX 088-855-9154 



7月8日(火)曇り 「いのち輝く里山ごはん」

上岡あやかさんを講師にお迎えして、「いのち輝く里山ごはん」講座がありました。

いのちのお話と野草料理教室。

メニューは、「メダカ米土鍋炊きごはん」「しろざ入り冷や汁」「つゆ草の胡麻和え」「イノコヅチの白和え」「南瓜の土鍋煮」「トマトの甘酒ソルベ」

メダカ米はうちの自慢のお米、つゆ草は今朝お庭で摘んで持って行きました。

あやかさんに教えていただいて、うちでも土鍋で炊いていますが、始めちょろちょろ中ぱっぱ、と昔の人が伝えた炊き方です。

日本人はやっぱり、ごはんと味噌汁と野菜ですよね。

みんなで楽しく料理して、みんなでおいしくいただいて、いのちが喜ぶ1日でした。




2014年6月の暮らし

6月9日(月)晴れ 
布草履作り教室

「黒潮町女性学級」主催の「布草履作り教室」が、馬荷小学校でありました。

要らなくなった布を裂いて織り、草履として実用化する・・・

私たちの大好きな「捨てられるものを再び活かす」取り組みです♪

講師は町内の金子さんご夫妻。

「昔は夜なべに、みんなのうちでこうやってワラジを編んで学校に行きよった」

そんなお話をお聞きしながら、技術の伝承をしていただきました。


「黒潮町女性学級」は、毎月1回さまざまなイベントを企画しています。

7月8日(火)は、上岡あや伽さんを講師に迎えて、「いのち輝く里山ごはん」です。

野草を使ったお料理を教えていただきます。

みなさんも一緒に参加しませんか?





6月7日(土)晴れ 
お四国巡礼

2度目の88か所巡礼に行ってきました。

1番札所から6番札所まで、いわゆる区切り打ちです。

初めてお四国巡礼をしたのは、もうずいぶん前のこと。

先達(せんだつ、導いてくださる人)が瀬戸内寂聴さんだたので、何しろ寂聴さんの印象が強烈で、お寺の印象はさっぱり(笑)

その後もずっと「歩き遍路がしたいなあ」と思っていたのですが、在宅介護が長く続き旅はままなりませんでした。

両親を見送り、さまざまな節目となりそうな今年・・・、機会をみては巡礼に出たいと思います。

日常を離れて、白衣に身を包みお参りできることを、ありがたいなと思います。




6月2日(月)晴れ
 里親募集

生後1か月くらいなメスの子猫2匹を、保護しました。

目が青く、シャム系で、人懐こく、とてもかわいい!!!

トイレもすぐ覚え、食欲もあり、姉妹ともに元気です。

引き離すのはかわいそうなくらい仲良し。ぜひ、2匹一緒にもらってやってください。

終生家族として大切に飼ってくださる里親さん、募集します。

どうか優しい方に巡り合えますように。




2014年5月の暮らし

5月11日(日)晴れ こうち生協さんイベント

ポレポレ村長が「マイ箸作り教室」講師、それが終わると「ネパール料理教室」。

四万十市中央公民館で行われた「こうち生協」さんのイベントで、楽しい一日でした。

遠くは高知市からの参加者さん。朝6時に家を出て、車の中で朝ごはん食べながら来てくださったそう!

「ネパール料理」は国民食の「ダルバート」と「タルカリ」。

2月にネパールに行った時は、毎日これを食べていたとか。ごはんとおかずと豆スープの「ネパール定食」ですね♪

けっこうスパイシーなんですが、8000m級の山々がそびえるネパールで食べると、また一段とおいしいことでしょう。

今日の料理教室のために、うちでもここ数日毎日「タルカリ」を作って食べてました!(笑)





5月7日(水)晴れ
 「あらた 金子由美・子ども書展」

今日から31日まで、黒潮町入野の「ワークギャラリー芸農人」では町内の金子さんが主宰する書道教室の作品展です。

小学生のかわいらしい作品から、高校生の大人顔負けの芸術書まで、33点並んでいます。

初日の今日は、さっそく我が子の作品を携帯でパシャと撮っているお母さんらしき人が多かったですね。

作者さんが観にきてくれるのは、土曜日あたりでしょうか?

多くの人に鑑賞してもらうことで、ぜひ励みになればと思います。




5月1日(木)晴れ 
Tシャツアート展


GWは毎年、入野の浜である「Tシャツアート展」にいます。

今年は、3日〜6日まで。

お天気もよく、1200枚のTシャツが潮風にひらひらする光景は、眺めるだけで爽快です。

3日には「砂浜はだしマラソン」、5日には「キャンドルナイト」もありますので、お楽しみに♪




2014年4月の暮らし

4月11日(金)晴れ 間伐材が届きました

県東部の「協働の森」から、ヒノキの間伐材が届きました。

間伐材といっても、この大きさ! 二人がかりで役場の職員さんが、やっとこさ運んでくれました〜。



60年は過ぎているような、立派な間伐材です。

製材して乾燥し、さまざまな作品になって再びよみがえります。

今回は、お箸と器になる予定。

さてさて、どんな風に再生されるか? お楽しみ♪





4月9日(水)晴れ 
ピクトリコフォトコンテスト

2月に東京で、ポレポレ村長の写真コンテスト表彰式出席。

今月18日にまた東京でピクトリコフォトコンテストの表彰式。

「わ〜い、今年2度目の上京だ」と喜んでいたら、田植えで忙しくて欠席らしい。

がっかり。銀座での懇親会が、楽しみだったのに(笑)。

「写真展」もあります。よかったらお近くの方、観てやってください。

7月に、大阪でもあります。4月19日発売の「フォトコン5月号」にも掲載されてます。

■写真展

日程:2014年 4月18日(金)〜20日(日)

時間:18日15〜18時.../19日11〜18時/20日11時〜16時 (予定)

場所:銀座アートスペース

東京都中央区銀座6-3-2ギャラリーセンタービル4F

■授賞式、懇親会

日時:2014年4月19日(土)14時〜17時

場所:コート・ダジュール銀座コリドー店

東京都中央 東京都中央 区銀座 7-2-22 22 銀座同和ビル 銀座同和ビル B1




4月7日(月)晴れ 
花冷え

花冷えでしょうか、朝霜が降りてじゃが芋の芽が黒くなりました。

たぶん、負けずにはね返してくれることでしょう。

玉ねぎ、レタスは収穫できだし、麦の穂も出そろいました。

人参は全部掘りあげ、ご近所さんにもおすそ分け。

形はともかく、甘くておいしいので生で毎日食べています。

そろそろ田植えです。





4月4日(金)晴れ 
テレビ高知「7時チンまで」

今夜6時50分から始まる新番組、「7時チンまで」の第1回放送に「工房ポレポレ」が出ます。

藤崎アナ、撮影してくださったIさん、Oディレクターさん、ありがとうございます♪

テレビ高知のHP見たら、番組紹介とともに、私まで写真に出てた〜!

フェイスブックでは友達がその写真も紹介してくれて、多くの人が「観ます!」「録画します!」「めっちゃ楽しみ〜」とコメントが・・・。

わ、わ、わ、さすがテレビの力やなあ。すごい反響。

どんな映像になってるか、私たちも楽しみです♪


https://www.kutv.co.jp/?target=program_page&program_id=prog533b66d14b9e8&news_id=news533b71a18d74a




4月1日(火)晴れ 明日から「ふれあい絵画グループ展」

明日から26日まで、黒潮町入野の「ワークギャラリー芸農人」で、「ふれあい絵画グループ展」をやります。

年齢もさまざまな10人の仲間たちが、思い思いの作品を展示。

水曜日から土曜日まで、10時から15時。

ぜひお友達お誘い合わせて、ご覧くださいませ。




2014年3月の暮らし

3月26日(水)雨のち曇り 桜もつつじもミモザも・・・

春らんまん、桜もミモザも満開で、つつじは山をピンクに染めだしました。

新タマネギは、食べる時に抜いて食卓へ。この時期が生で食べても1番おいしい♪

麦も膝丈くらい伸び、田んぼでは種籾も芽を出しています。

春! 自然も人も新たな息吹で気持ちいい季節ですね。

新年度の企画もいっぱいです。

4月の「ワークギャラリー芸農人」は、「ふれあい絵画グループ展」。

5月は誠心園さんの「スピリットアート書道展」です。

5月11日は、「こうち生協」さんのイベントで、「間伐材のマイ箸作り&ネパール料理教室」です♪

ポレポレ村長は今年はネパールに行ってきました。

向こうで毎日食べていたという、ネパールの国民食「ダルバート」を作る予定です。

あらら、今日のタイトルは「桜もつつじもミモザも・・・」だったのに、料理の話題になっちゃった。

「花よりだんご」の私らしい?





3月19日(水)曇り テレビ高知さんの取材

4月4日(金)からスタートする新番組の記念すべき第1回放映に、「工房ポレポレ」を取材していただきました。

工房で作業しているシーンや藤崎アナとの対談など、楽しく熱心に収録くださって、ありがたいですね〜。

藤崎アナといえば、動物が大の苦手!

うちはワンコもにゃんこもいて、モクはほえるし、さぞ大変だったと思います。(笑)

小学生のとき、「チン」という犬に追いかけられた体験がトラウマになっているとか。

新番組のタイトルが、「7時チンです」なのは笑えますね!

ちなみに、高知の方言で「チン」は「ちょうど」の意味です♪




3月18日(火)雨のち晴れ 「高知新聞」ありがとう!

地元紙「高知新聞」が、毎日のように動物愛護記事を掲載してくれています。

先日からたて続けに、「社説」「小社会」「声ひろば」「こども高新」・・・、動物愛護記事が載らない日はないくらいです。

それもベクトルをブレずに、「捨てるな、殺すな」としっかり書いてくれている。

当たり前のことなのですが、当たり前が通用しない社会では、

掲載がほんとにうれしい、ありがたい。

メディアの影響はとても大きいのです。

「高知新聞」がほんとにがんばってくれています。

2014年度、高知県は大きく変わるといううれしい予感!




3月6日(木)晴れ 小さないのちを見つめる写真展

今日の高知新聞に出ていますが、千葉洋の「小さないのちを見つめる写真展」が、昨日からワークギャラリー芸農人でスタート。

29日まで(日・月・火曜日休み)。場所は黒潮町入野、国道56号線沿い「サンシャインami」内です。10時〜15時。

今日は私が出勤します。香南市からもお客様が来てくださるとか、遠路ありがとうございます。

春のいいお天気、人間と共に生きる小さな仲間たちに会いに来てくださいね♪





2014年2月の暮らし

2月28日(金)晴れ 朗報です!

四万十市役所であった「動物愛護推進小さないのちを守る会」。

保健所、市役所、警察、土木事務所、地区長会、ボランティアが、それぞれ集めた寄付金を持ち寄り協議しました。

たくさんのご寄付をご協力いただき心より感謝いたします。

野良猫を保護し、不妊手術をするにあたって、私が最初に保健所に希望したのは「公務員獣医による野良猫の無料手術」でしたが、

「場所が無い」と断られました。それで、幡多地域の半額で手術してくれる高知市の病院まで、25日に連れて行ってきました。

とてもいい病院でしたが、往復5時間の車中はゲージを嫌がる猫ちゃん大暴れ!ひざに抱いて運転していたら、思いきりおしっこされて(笑)。

でも、今日の会で、「幡多でわずかな実費で不妊手術をしてくれる獣医師がいる」と、夢のような話を持ってきてくださったのです。

やはり、多く人が集まるということは、情報も解決策も得られるということですね♪

まだまだ課題はたくさんありますが、大きく動いていることを嬉しく思います




2月19日(水)晴れ 高知新聞掲載

平成26年度に高知県では、野良猫300匹飼い猫300匹の不妊手術助成を行うと、新聞朝刊に掲載されていました。

よかった!だいぶ前に朗報が届いていましたが、予算が通るまではかたずをのんで待っていました。

昨年11月6日に、一緒に県庁にお願いに行ったM地区長さんと、「よかったね〜」と喜び合いました。

野良猫の不妊手術を助成してくれるということは、「地域猫」の取り組みを県が認めたということですよね。

さらに、夕刊には、私の名前と携帯番号が出て、蕨岡地区長会が野良猫の手術のために寄付を集めている記事が出ました。

すぐに電話がかかってきはじめ、新聞の力に改めて驚いています。

嫌がらせの電話が1件くらいあるかもと予想しましたが、それは1つもなくて、全員が野良猫を保護したことがある「仲間」でした!

電話の向こうから優しさや温かさが伝わってきて、お話しながら嬉しさがこみあげてきました。

ご寄付くださった方もいて、世の中捨てたもんじゃないですね。みなさん、ありがとうございます♪

ご寄付はゆうちょ銀行にお願いいたします。 記号16420 番号4779461 矢野 富久味 まで。




2月7日(金)晴れ 椎名誠さん

今日、帰宅してコンテストのHPを見て、びっくり!

今回もまたポレポレの写真を選んでくれたのは、作家の椎名誠さんでした。

ポレポレ村長は昔から椎名さんのファンで、著作もたくさん読んでいるし、

10年ほど前に大月町に講演に来られた時も、カメラバッグにサインしてもらって喜んでいた。

今回の審査がどういうふうに行われたのかは想像するしかないが、4300枚近い応募写真の中からわざわざ1,2枚を選んでコメントしてくれるわけだから、

椎名さんが押してくれたのは間違いないだろう。2回ともなんて、不思議なほどありがたいですね。

以下、椎名さんの講評です。

 本コンテストも今回で15回を迎え、出品される方々が「生命を見つめる」というテーマのストライクゾーンを捉えてきた印象があります。

また写真技術の向上もあり、表現も大変うまくなってきていると思います。

 入選の「興味」では、異性物である"ねこ"と"かまきり"が薄い網戸1枚越しに隣り合う生命の畏怖をユーモラスにとらえた技巧が感じられました。

 「生命」を捉える視点もこれまでの直接的なものでなく婉曲的な表現で文学的な意図を感じさせる作品が数多く出てきました。

今後も独自の視点で「生命」を捉えたたくさんの作品に出会えることを期待しています。




2月6日(木)晴れ 帝国ホテルへ


「第15回命を見つめるフォトコンテスト」の表彰式が、帝国ホテルでありました。

ポレポレ村長の写真「興味」が、第12回に続いて入選。今回は猫の「ゆめ」がモデルです。

審査員は、日本写真協会の田沼会長さん、写真家の織作峰子さん、椎名誠さん、ロザンナさん、日本医師会と読売新聞社からお一人ずつの6人。

今回の応募数は、4281点。入選以上が9人、佳作が6人の計15人が出席でした。

なかなかの狭き門ですが、それだけに喜びも大きいですね〜。家族もご招待していただけるのも、ありがたいです。

今日の読売新聞に、入選以上の9枚の写真と審査評が掲載されています。

表彰式のあと楽しいパーティもあって、毎回帝国ホテルのお料理が楽しみ♪

去年は3月に六本木で、富士フィルムフォトコンの表彰式にお供したのでしたが、

毎年こうして楽しい上京ができるのは、ほんとうにうれしいと思います。






2014年1月の暮らし

1月22日(水)晴れ ワークギャラリー芸農人

黒潮町入野の国道56号線沿い「サンシャインami」の中の一角に、「ワークギャラリー芸農人」をオープンして1年半が過ぎました。

もともとはひきこもる青少年の居場所、作業所、表現活動の場所としてのオープンでしたが、

もちろん彼らを支えてくださる人たちとの交流の場であり、地域のみなさん、独居高齢者のみなさんも大勢おいでいただいてます。

うれしいのは、ここが「出会いの場」になっていること!

初対面の人どおしがすぐ仲良くなって、つながっていく・・・、ありがたいですね。

今日も土佐清水市からの初めてのお客さまを囲んで、すっかり盛り上がってました♪

ここはまた、「フードバンクはた」の活動拠点でもあります。

ひきこもる人たちは収入がなく、時には親子ともども孤立していたりします。

フードバンクとは、企業がさまざまな理由で廃棄している「もったいない食品」で、私たちはその食品を生活困難な人たちに届けています。

ひきこもる人だけでなく、障害者や過疎地の独居高齢者、福祉施設、児童養護施設、里親さん・・・

幡多地域で現在730名の方に無償で差し上げています。

これもありがたいのは、黒潮町社会福祉協議会が協力してくださること。

セーフティネットからもれてしまいがちな人々に、「フードバンクはたを訪ねてみてください」と声かけしてくれています。

今年もまた、弱い立場の人々やもの言えない小さな動物たちに、少しでもお役に立てることをしていきます。




1月18日(土)晴れ 裂き織り体験教室

ワークギャラリー芸農人では、1月は「あみあみ星とおり姫展」を展示中。

今日は、黒潮町の70歳の一人暮らしの女性を講師に迎えて、「裂き織り体験教室」でした。

古い着物をほどいて裂き、布糸にして織っていきます。

捨てられるものに新しい命が芽吹き、思いもかけない柄が生まれ、バッグにしたりテーブルセンターにしたり・・・。

伝統技術を若い人に伝えることは、高齢者さんの生きがいにもなります。

「緊張する」と頬を紅潮させながら、とても楽しそうでした。

これから「竹皮草履作り教室」も企画していますが、そちらも講師は80代の独居女性です。

県外からの参加者さん、役場の若い男性職員さん・・・、いろいろな人が参加くださってありがとうございます♪




1月9日(木)晴れ 
すごいぞ、蕨岡地区の取り組み

6年前から、私がいつも捨て猫に出会う場所、四万十市蕨岡地区。

ゆめもまるもめいもかいも・・・、今まで拾った26匹の猫たちはみんなこの地区でした。

市役所にも保健所にも、これまでどれほど相談したことでしょう。

そのたびに泣きたくなるような体験をへて、やっと動いてくれる人と巡り合ったのです!

蕨岡地区長会副会長のMさん、市役所、保健所、警察、議員、土木事務所・・・、すべての人を一堂に会して話し合いを始めました。

昨年11月7日に初めての会合、それぞれの部署でやることを確認しました。

そして、12月の第2回目で、「野良猫の不妊去勢手術費用を、みんなで集めよう」と決まったのです。

四万十市蕨岡地区のすばらしい取り組み! おそらく高知県内でも初めてではないでしょうか?

 今月から、野良猫の不妊去勢手術費用の寄付集めがスタートしました。そして里親さがしを続けます。

今日さっそく四万十市のオス猫を飼っている方が、「手術をしていただけるのなら、1匹でも2匹でも飼いたいです」と連絡くださいました! 

これなんですよね。早く手術の費用を集めて、里親さんの元に連れて行ってあげたい。





1月1日(水)晴れ 迎春

あけましておめでとうございます。

昨年中はお世話になり、ありがとうございました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

おかげさまで穏やかな幸せな新年を迎えることができ、感謝しています。

お餅をつき、お節を作り、お正月さまを飾り・・・

元旦はお歳とりの行事をしてお雑煮を食べ、三社の氏神さまに初詣とお墓参り。


毎年判で捺したような変わらぬ年末年始。

でも、「変わらない」ということも幸せの一つの形なのかも知れません。

世界中が平和で、災害の無い年になりますように。

「はーと・らいふ村」も、すべての動物たちも、幸せが続きますように。

昨年はこれ以上がんばれないほど忙しい1年で、「村便り」をなかなか更新できませんでした。

でも、年末に東京から訪ねてくださった方とお話して、改めてHPをもっとだいじにしなきゃと反省しきりです。

初心を忘れず、今年は更新がんばりますね。よろしくお願いいたします。




2013年12月の暮らし


12月9日(月)曇り
 子猫の里親さん見つかる!

6年前に初めて「ゆめ」を拾った、四万十市の山道。

保護して里親さんをさがして、やっと一息ついたらまた新しい捨て猫が!

結局、先日保護した2匹で26匹になりました。

1匹は生死をさまよいどうなることかと心配しましたが、写真の子猫は元気で人懐こく、トイレも1回も失敗なく覚えました。

そして、土佐清水市の大の猫好きな一家へもらってもらうことに!

よかった〜!本当に幸せな猫です♪Nさん、ありがとうございます。

新しいご家族にかわいがってもらうんだよ。





12月4日(水)晴れ 「クリスマスフェア〜手作りのプレゼント展」スタート

毎月「ワークギャラリー芸農人」の企画をしていると、1か月がとても早い気がする。

1年も早くて、今年も最後の1か月に。今日から25日まで、さまざまな作家さんの作品を集めて、「手作りのプレゼント展」開催です。

ステンドグラス・・・吉川理恵さん

リース・・・秋田律子さん、山本和世さん

器・・・樋口あゆみさん

木工・・・山崎和寛さん、千葉洋さん

大切な人へのプレゼント、自分へのご褒美・・・ぴったりのあったかい手作り作品を、どうぞ手にとってご覧ください。




2013年11月の暮らし

11月24日(日)晴れ 市展表彰式へ

四万十市展の表彰式へ、ポレポレ村長と二人で出席。

市展は顔見知りの入賞が多いので、「おめでとうございます!」とあちこちで笑顔で談笑する光景がいいですね♪

私は写真を出したのは去年に続いてまだ2回目。「褒状」はラッキーでした。

3枚まで出せるので、みなさん2〜3枚出している人が多いのですが、私は毎年1枚きり。

洋画も日本画もグラフィックデザインも、1枚しか出さないという点では同様です。

「勝負!」って感じ?(笑)

二人とも夢は同じで、6部門全部に出品すること!

どちらが早くその目標達成するでしょうか?

負けられないな。(笑)





11月12日(火)晴れ 第55回四万十市展審査会

第55回四万十市展の審査と講評があり、ポレポレ村長と二人で参加。

2階でグラフィックデザインの講評を聞いて、慌ただしく1階に駆け下りて写真の審査講評会へ。毎年忙しい二人!(笑) 

とりあえず二人揃って表彰式に出るという、毎年の目標はクリアです。

ポレポレ村長がグラフィックデザインで特選市長賞、「木の椅子展ポスター」。

写真は村長は去年特選だったから、今年は推薦で賞の対象にならず、なんと私が褒状に。24日10時から表彰式出席。





2013年10月の暮らし


10月14日(月)晴れ 
冒険遊び場で「草木染め」

すばらしい秋晴れ♪ 土佐市の冒険遊び場に呼んでいただき、野外で「草木染め教室」。

道々摘んだヨモギ、拾った栗、遊び場のビワが材料です。

大人も子どももみんなでワイワイ楽しく染めて、万葉時代のようにひらひらと干しました。

いつものようにお昼はおいしい野外料理を作ってくださって、ほんとに至福の一日でした。

毎年ここに呼んでいただくようになって、もう何年になるでしょう。

すっかり顔なじみの参加者さんもでき、再会が楽しみです♪





10月6日(日)晴れ 
2匹の里親さん見つかる

四万十市の県道に捨てられていた子猫ちゃんを、フェイスブックに載せていたら・・・あきらめかけた頃に「まだいますか?」のメールが!

そして今日、はるばる春野町からご夫妻が連れに来てくださいました。

最初は1匹だけのつもりだったらしいですが、私の体験から「ぜひ2匹一緒に」とお願いしました。

どんなに人間に可愛がってもらっても、猫友達と一緒のほうが心強いと思うのです。

2匹がぴったりくっついているのを見たとたん、「これは引き離せない」と思ったとのこと。

優しいご夫妻にもらわれて、2匹は幸せです。

私もしみじみ嬉しい。兄弟でもない2匹ですが、同じ場所に捨てられて飢えていた子たちを、助けてくださる里親さんとの出会いが涙が出るほど嬉しいのです。

でも、まだ捨てられている子猫はたくさんいます。

優しい里親さんを待っています。どうかご一報くださいませ。




10月2日(水)晴れ お月さんももいろ

今日から、私が朗読した「お月さんももいろ」の15分番組がスタートしました。2週間放送されます。

9月末に収録はしていたのですが、その直前に不思議なことがありました。

松谷みよ子作のこの絵本は、大月町の民話が元になって書かれたものですが、おりのという娘が海辺で桃色珊瑚を拾ったことがモチーフになっています。

その珊瑚を、収録の3日前に、早朝の海辺に撮影に行ったポレポレ村長が拾ったのです。

それも絵本の挿し絵そっくりの、とても立派な珊瑚なのです!

ほんとうに驚いて、これはおりのからの励ましだわ、と思わずにはいられませんでした。

珊瑚を横に、心を込めて朗読し、わらべ歌を歌いました。

珊瑚を一生大切にしようと思います。




2013年9月の暮らし

9月25日(水)晴れ
 高新フォトコン「金賞」

今朝、新聞開いたら大きくポレポレ村長の写真が出ていて、びっくり。

この前、四万十市の花火大会に行ったのですが、その時中村中高の書道イベントをやっていて撮影した組み写真でした。

以下、審査評です。

『筆を中心に体の1部を写しながらも、書き手の気迫や思いが写しこまれた作品です。

上、書き始める前の意気込みと緊張感。

中、邪念を払い、一心に書き上げる筆遣い。

下、書き終わっての安堵感や充実感。

書き手は若者でしょうが、ひたむきさがあふれていて、見る者に伝わります。

絞りをF4と浅くしたので、前後のボケ具合もちょうどいいです。』

今年2回目の「金賞」ですね。3月は東京でフジコン金賞の表彰式でした。

もうすぐ県展、そちらも楽しみです。





9月14日(土)曇り 
すなびてんぽでメダカ米販売!

お世話になっている「砂浜美術館」さんが取材に来てくださって、うちの「メダカ米」を販売してくださることに。

http://www.sunabi.com/shopping/chiba-san_medakamai/

やはりプロの方のご紹介は、「さすがやなあ」「お上手ねえ」と二人で感心しきりでした。

今販売できるのは、早期収穫した「コシヒカリ」です。中期の「にこまる」も、まもなく刈り取りできると思います。

この時期にイノシシくんが田んぼに入るんですよね〜。

米という字は八十八と書くように、手間暇かけて無農薬で育てて・・・、やっとこさ収穫する段になってイノシシくんに食べられてしまう。

「勘弁してよ」って言いたくなるのを我慢して、田んぼのぐるりに青いネットを張りました。

昔は無かった光景です。





9月3日(火)雨 
9月のギャラリーは「工房ポレポレ木工展」

明日9月4日(水)〜28日(土)まで、黒潮町入野「ワークギャラリー芸農人」では、「工房ポレポレ木工展」を開催します。

水曜〜土曜日の10時〜15時まで開いています。

土佐ヒノキや広葉樹の無垢材を使って、伝統工法のほぞ組みで制作、天然塗料の柿渋やみつろうで仕上げています。

使えば使うほど味が出て、世代をこえて愛用していただけると思います。

あなたがデザインした家具も、古いミシンや古材をリメイクした家具も作りますので、何でもご相談くださいませ。





2013年8月の暮らし

8月22日(木)晴れ
 今年5尾目のアカメ釣る

夕食後、ポレポレ村長は四万十川へスズキを釣りに。

今年はどういうことか、やたらとアカメを釣ります。今夜は5尾目!70pのかっこいい赤目!

これはたぶん、いやきっと、釣り人にとっては驚くべき記録なんでしょうね。

「幻の魚」と呼ばれるアカメ。日本だけに生息する古代魚。

高知県と宮崎県の汽水域にいます。高知県には「絶滅危惧」だと言ってるらしいけど、じつは相当数生息しているんですね。

とは言っても、アカメを釣ったら写真を撮ってからリリース。

放しても助からないほど弱っていたら、ありがたくいただきます。

人間も犬猫もみんなで残すことなく味わい、耳石や内臓は研究者にクール便で送りました。

ウロコや背びれの骨は、お守りやアクセサリーにして、大事にしています♪





8月18日(日)晴れ 
ものづくり体験教室

ポレポレ村長も私も、いろいろな所に講師で呼んでいただくのですが、どちらが呼ばれてもできるだけ2人で出かけます。

76人なんて参加になると2人でも忙しかったし、あうんの呼吸の助手がいてくれたら心強いのです。

今年も夏休みに入ってからも立て続けに小学校に招かれるのですが、ポレポレ村長1人出かけ、私は私でギャラリーでの体験教室に追われています。

14日も村長は室戸教育委員会の教室に出かけ、お盆でもちろん私は家。

26日の四万十町の小学校にも、応援に行けそうもありません。

1人で講師だと写真を撮るのもままならず、この写真もよほど焦ってたのかキャップしたままでシャッターが切れず「あれ?」とか言ったら、

子どもたちが「フタしちょう!」と指さしたとか!(笑) 
何はともあれ、お疲れ様でした。




8月5日(月)晴れ 
今週は稲刈り

猛暑の中、早期コシヒカリの稲刈りがスタートです。

今年も無農薬無肥料のおいしいお米が、無事育ちました!

昨年はこの時期にイノシシが入って、みごとに完食されてしまった苦い経験あり。

今年は何とかまだネットも無事なので、このまま稲刈り終了できますように。





2013年7月の暮らし

7月29日(月)晴れ 
ブルーベリー

毎日朝晩ブルーベリーを摘んでいます。

スイカと違って、熟している実が一目で分かるし、摘みながら口の中にも放り込めるし(笑)

ジャムにしてもお酒にしてもきれいでな色で大好き!

 ところが染めると・・・、これが意外にもグレーなのよね。





7月23日(火)晴れ 
ホテル椿荘へ

土佐清水市の「夢の一文字コンテスト」のご褒美が、ホテル椿荘さんペア宿泊だったので、昨夜行ってきました。

温泉に入り、新鮮な海の幸をごちそうになり、展望台で満月の宵を楽しみ、また温泉に入り・・・、朝は4時起きで岬を散歩して、はらんぼの朝食をいただき、

コーヒーもサービスしてくださるというのを辞退して帰ってきました。ワンにゃんたちをお留守番させてたので。

足摺は大好きな聖地。土佐清水市観光協会さま、足摺温泉協会さま、ご招待ありがとうございました!

ホテル椿荘さん、海を見下ろすお部屋にしてくださって、お料理もおいしかったし、24時間温泉にも入れて癒されました。心より感謝です。

 ちなみに私が応募した一文字は「輝」でしたが、昨夜も今朝も足摺の海はキラキラと輝いておりました。





7月10日(木)晴れ 風鈴ペンダント作り

梅雨あけとともに、猛烈な暑さがやってきました。

野良仕事がまるで修行のようで(笑)、午前中だけで着ているものは全部着替えてシャワーを浴び、お昼ごはんの用意をします。

午後はできるだけ室内の仕事。夕方涼しくなってから、ブルーベリーを収穫したり、庭の草花に水を撒いたり・・・。

夏といえば、チリリンと涼しげな風鈴の音がぴったり!

24日(水)13時30分から、下元洋子さんを講師にお迎えして、「風鈴ペンダント作り教室」を開催します。

いろいろなとんぼ玉を選んで、世界に1つだけのペンダントを作りませんか?

胸元でチリリンと鳴るペンダント、大人気です。

参加費は、ドリンク付きで大人800円、小学生以下は500円です。

事前の予約が必要ですので、メールか電話で申し込んでください。


 右側が風鈴ペンダント、左はシーグラスペンダント


7月2日(火)晴れ
 「海・3人展」

7月の「ワークギャラリー芸農人」は、「海・3人展」です。7月3日〜27日。

「海」をテーマに、細谷安希子さんのパステル画、千葉洋さんの写真、蒼子さんのシーグラス作品の展示です。

開館は水曜〜土曜の10時〜15時。日、月、火曜日は休館です。

13日(土)13時〜15時、「パステル画体験教室」もありますので、みなさまぜひおいでくださいね♪ 楽しい時間をご一緒に!


8月以降も魅力的な作家さんがいっぱいです。

8月・・・「夏休みTシャツアート展」渡邊玉美さんの手描きTシャツの展示販売会。24日はワークショップもあります。

9月・・・「工房ポレポレ木工展」土佐ヒノキの家具や時計、フレームの展示販売会。

10月・・・「光展」細谷安希子さんのパステル画展。7月13日、8月24日にワークショップがあります。





2013年6月の暮らし

6月22日(日)曇り 
ガルシアの風

仲井戸の歌う「ガルシアの風」という曲、ご存じですか? 

昨日までIWKテレビが、ギャラリーの一角で「はーと・らいふ村」という番組を放映してくれていたのですが、オープニングからずっと流れていたのがこの曲でした。

すっかり気に入って、うちのテーマソングにしました♪ 

18分の番組ですが、まだしばらく放映されるそうで、「見たよー!」と声をかけてくれたり、ギャラリーに訪ねてきてくれる人も。

出会いのきっかけがありがたいです





6月19日(水)曇り
 「黒潮人」

先週、地元テレビIWKの取材があり、今日から「黒潮人」(くろしおびと)のコーナーで、「はーと・らいふ村」のことが放映されます。

今日、放映に先駆けてさっそく「ワークギャラリー芸農人」で観せてもらいました!

オープニングはポレポレ村長が今まさにやっている、手押し除草機を田んぼでついている場面でしたが、画と音楽とテロップが合わさってとても感動的でした。

こんな風景はひと昔前まではどこでも見られましたが、今では車を止めてわざわざ見る人がいるくらい珍しくなりました。

今日から1日4回、1週間放映されるそうですので、観た人がいろいろ感じてくれるとうれしいなあ。

「なつかしい」とか「手間暇かけてお米育ててるな」とか「アホなことやってるな」とか・・・(笑)

IWKさん、たいへんお世話になりました!貴重な宝物です。ありがとう!




6月16日(日)晴れ
 ステンドグラスワーク

6月のギャラリーは、吉川理恵さんのステンドグラスと尾崎敬子さんのシーグラス作品展。

今日はステンドグラスワークショップに、東は高知市、西は大月町、6市町村からご参加いただきました!

初対面とは思えないくらい和気藹々、笑い声がやまない楽しいひと時でした。

そして、作品が[みんな違って、みんなステキ♪] アートなサンキャッチャーができて、みなさん大満足でした。

「芸農人」が出会いの場になって、人と人がつながってくれたら、みんなが元気になってくれたら、こんなにうれしいことはありません。





6月5日(土)曇り 
環境の日

環境の日の今日、「はーと・らいふ村」の井戸水や田んぼに水を引く小川、蠣瀬川や四万十川の水質検査をしました。

村はきっときれいだろうと予想できましたが、生活排水が流れ込んでいる川は汚れているのではないかと思っていました。

汚れは0から8まで段階があって、村や田んぼの水は一番きれいな0.川もまあまあきれいな1でした。


検査結果は詳しく記入して、「全国水環境マップ実行委員会」に報告します。


「はーと・らいふ村」の庭でも、蛍も飛んでいます。

自然環境を汚さないで、
生きていきたいですね。





6月3日(月)曇り スズキを釣ってきた

昼間は田植え。夕食が終わって、ポレポレ村長は四万十川へ釣りに出かけました。

10時帰宅、大きなスズキがお土産でした! 80p、4s、形のきれいなスズキです。

さっそく3枚におろして、アラを煮て興奮気味の猫たちのごちそうに♪

うちでは魚は残すところなく、みんなきれいに食べてしまいます。

エラとウロコくらいですね、捨てるのは。

明日から3日間はスズキづくしが楽しめそうです。

定番は刺身とカルパッチョ、塩焼、お味噌汁・・・ニラと合わせると絶品です♪





2013年5月の暮らし

5月28日(火)雨 
食糧支援

例年より9日早く、四国は梅雨入り。

その前に麦は刈っていたので、ほっ。田んぼの稲たちには、慈雨です。

梅雨とは関係ないのですが、大阪市でまたもや餓死のニュースには、胸が痛みます。

今回は母子。幼い子どもがおなかをすかせて飢え死にするなんて、何とかならなかったのでしょうか!?

一方では、毎日のようにたくさんの食べ物を捨てている日本。おかしいですよねー。

ずっと思っていた疑問に、少しでも自分たちでできることをしようと、「生活困窮者への食糧支援」を始めました。

独居高齢で買い物に出る足もない人や、ひきこもるうちに親が亡くなったりして一人になった人、DV被害の母子など・・・

餓死は他人事ではなく、周りで起きかねない気がしています。

少しでも支援ができると思います。まずは黒潮町、四万十市で必要な人がいたら、お知らせくださいね。



5月21日(火)曇り ピーナッツの芽

畑は今、たくさんの野菜が日一日と大きくなっています。

玉葱、ニンニクを全部収穫してつるし、レタス、小松菜、えんどう豆、キヌサヤ、サンチュ、青梗菜などを毎日飽きることなく食べています。

スイカ、トマト、ナスの花が咲き、ピーマンは実をつけました。

自分で出てくる芽もたくさんあって、ピーナッツはじめ、紫蘇やキシマメ茶もあちこち好き勝手に大きくなってます。

ピーナッツ、殻をかぶって出てきているのが可愛いでしょ?

何の芽か、絶対に間違えないですよね。(笑)




5月16日(木)晴れ 
月は芸農人一周年

おかげさまで一周年! そこで6月5日から28日まで、「ステンドとシーグラス作品展」を開催します。

夢のコラボは、ステンドグラスは宿毛市の吉川理恵さん、シーグラスは四万十市の尾崎敬子さんです。

6月16日(日)には、10時30分からと13時からの2回、「サンキャッチャー作り」のワークショップも行います。

ただいま参加者募集中!みなさん、ぜひご参加くださいませ。

メール、携帯どちらでもかまいませんので、お知らせください。




5月10日(金)曇り 
「草木染めの服とストール展」


3日〜6日まで「Tシャツアート展」に参加。

お天気もよく、大勢の県外からのお客さまでにぎわいました。ここで1年に1回お会いする方も多く、すっかりモクもハナもおなじみです。

村ではめったに人に会わない(会えない!)のに、GWばかりは子どもたちにもなでられて大人気なので、夕方になるとすっかりクタクタでしたね。笑

セラピードッグはけっこう疲れるのかも?・・・と気付いたことでした。

さて、5月ももう10日。黒潮町入野の「ワークギャラリー芸農人」の今月の企画は、「草木染め」♪

ビワ、茜、藍、ヨモギ、くちなし・・・、身近な草木で染めたストールや袋物や洋服などを展示販売中です。

中でも四万十市在住の中谷みどりさん作、リネンの草木染めストール、ステキです!

9月には、地元黒潮町民館で毎年「草木染め教室」があります。

また、ギャラリーでもいつでも「草木染め体験」できますので、お友達お誘い合わせて楽しんでくださいませ。





2013年4月の暮らし

4月29日(月)晴れ 
もうすぐ「Tシャツアート展」

5月3日〜6日、毎年出ている「Tシャツアート展」に今年も参加します。

場所は黒潮町入野の浜辺。電車は土佐入野駅で降りて、あるいてもすぐです。

お天気も良さそうだし、大勢の人でにぎわいそうですね。

3日は、「はだしマラソン」もあります。

4日は「キャンドルナイト」、6日は「砂浜ステージ」でダンスや演奏も。今年も楽しい企画がいっぱい。




4月23日(火)晴れ
 コシヒカリの田植え終了

早期コシヒカリの田植えが終わって、後期のにこまるの種籾を播き、田んぼに据えました。

にこまるは去年から植えているお米。もっちりと甘くて香りがいいので、評判も上々です。

食べた人がにこにこ笑顔になるから、「にこまる」なんでしょうね!

お米のお客さんに、「はーと・らいふ村」のお米は甘くておいしいとよく言われます。

たぶん炊き方がお上手なのもあると思いますが、私たちもお米大好きなので褒められるとうれしいですねー。

山の中で寒暖の差やずーとずーと農薬も化学肥料も使ってないことも、大いに関係していると思います。

大勢の方にご注文いただき、24年度産米はあっという間に売り切れてしまい、ご迷惑をおかけしています。

今年の秋には、おいしいお米がたくさん収穫できますように。




4月15日(月)晴れ 
麦の穂が出ています

スイカ、トマト、ピーマン、ナス、シシトウを植えました。

麦の穂もいつのまにか出ています。

猫たちが麦の中でかくれんぼするのが大好きで、だいぶなぎ倒されています。

筍、イタドリ、ワラビを採ってきては食べていますが、自然の恵みいっぱいのいい季節ですね。





4月1日(月)晴れ
 「大師の里うまに七八プロジェクト展」

新年度になりました。蕨やイタドリがたくさん採れて、食卓に春の野の香りを漂わせてくれます。

田んぼはそろそろ田植えの準備。満々と水をたたえて、ピンクのツツジが映っています。

「はーと・らいふ村」がある黒潮町馬荷は、別名「大師の里」。

昔、弘法大師さまが道に迷って山の中に入って来られたとき、馬荷の貧しい夫婦が宿を提供したのだそうです。

親切な夫婦に感動したお大師さまが、お礼に「年に七回実をつける栗の樹」を残されたのだとか。

それが全国でも馬荷だけに自生する「七立栗」で、「大師栗」とも呼ばれているゆえんです。

もう一つ、馬荷には「八畳石」と呼ばれる巨石があり、パワースポットとして有名です。

4月10日からスタートする「大師の里うまに七八プロジェクト展」は、七立栗と八畳石にまつわる「大師の里」のご紹介。

大師栗の樹で作ったお守り入りの「感謝袋」も、展示販売します。

色とりどりのシルクの袋は、眺めるだけでもうれしくなる美しさ。感謝の心を込めて贈りたいお守りですね。

 「感謝袋」500円、郵送もできます。


2013年3月の暮らし

3月23日(土)晴れ
 フジコン表彰式

東京2日目は、まず新宿御苑へ。

何度か行ったことのある場所ですが、こんなに桜が満開の季節は初めて。大勢のお花見の人たちでにぎわってました。

広いので全部は廻りきれないまま、六本木へ移動。

六本木ヒルズの周辺でも「桜まつり」をやっていて、こちらもにぎやか。

ぶらぶら歩いて「国立新美術館」へ。初めての場所でしたが、建物も休憩コーナーもすばらしくて、「アンデパンダン展」も充実していました。


それから、今回の目的の東京ミッドタウンにある「フジフィルムスクエア」での、フォトコンテストの表彰式へ。

全国から35,701点の応募作品があったというのは、驚きですね。

うちが主催したフォトコンテストは240枚くらい。でも、近隣では「多いですね」と言われてそれなりの分量があったので、

桁外れの35,701点というのは審査もどんなにか大変だったろうと想像してしまいました。

ポレポレの作品「吉日」を金賞に選んでくださったのは、日本写真協会会長の田沼先生。

気さくに一緒に写真を撮ってくださり、入賞写真集にサインもいただき、とてもうれしそうでした。

たくさん表彰式に出席させていただくのですが、今回すばらしいなと思ったのは、まず壇上の左右に置かれた画面。

表彰状を受け取るとき、受賞作品がそこに映されるのです! これはいい演出ですね♪

案内された座席に置いてあった名札にも、賞名と名前、県名のほかに、受賞作品が焼き付けられていて、式後のパーティでもすぐ親しくなれました。

入賞写真展も1Fで開催されていて、入賞のみなさんや家族、友人が大勢集まって「おめでとう!」を言い合っているのは、

いつもながらいい光景だなあと晴れやかな気分になります。

入賞作品展は、これから全国6会場を巡回するようです。

大賞をはじめ、すばらしい作品ばかりですので、お近くでの作品展にぜひ足を運んでいただけたらと思います。

3月22日〜4月4日10時〜19時「東京・富士フイルムフォトサロン」

5月3日〜5月9日10時〜19時「大阪・富士フイルムフォトサロン」

5月17日〜5月30日10時〜18時30分「福岡・富士フイルムフォトサロン」

6月6日〜6月25日10時〜17時30分「仙台・富士フイルムフォトサロン」

8月9日〜8月21日10時〜18時「札幌・富士フイルムフォトサロン」

10月25日〜31日時間未定「名古屋・富士フイルムフォトサロン」

最前列に座らせていただいたポレポレ村長


3月22日(金)晴れ 春らんまん

久しぶりの東京。よく晴れてとても暖かい。

おまけに桜の開花が、1週間から10日も早まったとかで、どこも桜が満開でうれしい。

今回の上京は、「第52回富士フィルムフォトコンテスト表彰式」に出席するためだけど、ちょうど桜の季節に重なるなんてほんとうにラッキー♪ 

岡本太郎記念館、千鳥が淵、インド大使館、靖国神社、国立近代美術館・・・、桜と美術館巡りの楽しい1日でした。

どこもほんとうにすばらしくて、一つ一つ書き出したら終わりそうもないくらい。

国立近代美術館は「ベーコン展」を観たかったのだけど、常設で東山魁夷の「残照」があって「えっ、ここにあったの?!」と驚いた。

ほかにも「麗子像」や有名な作品がたくさん! さすが国立近代美術館だと興奮しました。

千鳥が淵も一度は行ってみたかった場所。さだまさしの歌で一番好きな、「風に立つライオン」の歌詞に出てくる。

満開の桜がすばらしくて、大勢の人がにこやかに記念撮影。春らんまん、いいですねえ。

インド大使館は千鳥が淵のすぐそばにあって、ちょうどインドの女性をテーマにした写真展をやっていたので観てきました。

 


3月5日(火)晴れ
 明日から「笑顔でつながる写真展」

6日(水)〜23日(土)まで、全国から応募のあった「笑顔」がテーマの写真を展示します。

どの写真も、眺めているだけでほっこり温かくなるとびきりの笑顔!

私も1枚出しました♪ 仲良し3人組のはじける笑顔を見てやってくださいね。





2013年2月の暮らし

2月24日(日)晴れ 
「大原富枝短詩型文学」

本山町の「大原富枝文学館」の元館長、山下伸男さんから「大原富枝短詩型文学」と題する新刊本が送られてきました。

大原先生のお好きな臙脂色の布張りのりっぱなご本! 先生が亡くなられてから、山下さんが丹念に集めて編集された労作で、頭が下がります。

文学館とのご縁は、「大原富枝賞」の小中学生の部と高校生の部の審査員をさせていただいたことからでしたが、

8年間の任期を終えてからもなお、こうしてずっと新刊が出るたびに送っていただけるのは、ほんとうにありがたいことだと感謝します。





2月22日(金)晴れ 
全粒粉と干し柿のワッフル

昨日、うちの近くでお米作りをしているAさんに、「籾つき玄米黒焼き茶」をいただきました。

籾つきの玄米を、炭火と土鍋で4時間も炒った貴重なお茶。

今日は友達が村に遊びに来たので、うちの全粒粉と干し柿でワッフルを焼いて、お茶をいただきました。

友達は乳製品やお砂糖がダメだと聞いていたので、これだったらうちで採れたものばかり。

父が干し柿を大好きだったので、毎年欠かさずたくさん作っていたのですが、今年は近所のおばあちゃんに差し上げたりしていました。

ワッフルに入れて焼くと、自然な甘さで柿の香りもして・・・いいかも知れない♪





2月20日(水)晴れ
 「吉日」

「第52回富士フィルムフォトコンテスト」の発表が、ネットと「フォトコン3月号」の両方で今日ありました。

もう、写真を掲載してもいいと思いますので、金賞受賞作品「吉日」をアップしますね。

審査員は、
日本写真家協会会長、田沼武能さん。

モデルはオス猫まる♪ 

野花の成人式の日、いつもと違う着物姿にうれしくなったのか、まとわりついて離れなかったのでした。

なんだか暖簾をくぐって店に入って来るみたいですねー。




2月15日(金)晴れ 「第2回エコツアー写真コンテスト」最優秀賞

富士フィルムフォトコンテスト、通称フジコンで金賞を受賞し、3月に六本木である表彰式のチケットもホテルも予約し・・・

私もお供するのを楽しみにしていたら、昨夜また別の写真コンテストで「最優秀賞」に選ばれたと電話がありました。

「第2回エコツアー写真コンテスト」の結果発表が、今日15日ネットでもありました。


http://www.ecotourism.gr.jp/index.php/component/content/article/723

審査員は、動物写真家の田中光常先生。星野道夫さんのお友達だった方に選ばれたの、うれしいですねー。

昨夜担当者さんからいただいた電話で、「見上げている子どもたちの表情がいい。歓声が聞こえそうだ」とコメントいただきました。

ありがとうございます。ポレポレになり代わりまして、関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。





2月14日(木)晴れ 
県担当者さんと親たちの交流会

毎月の「親の会」に、今日は県の担当者さんと幡多保健所の担当者さんも加わって、意見交換会でした。

日頃思っていること、悩んでいること、いろいろな意見が出せて有意義な時間となりました。

「芸農人」があってよかった。いい出会いがあって、自分の心も救われた。

○親が変わることで、子どもも前向きに変わってきている。

○この場所が「ピアカウンセリング」になっている。

○「芸農人」に来て1ヶ月間たまっていた思いをわぁわぁ話し、また元気になって明日からがんばれる。

○悩みを共有する、みんなに会えると思うとうれしくなる。


○「心理カウンセリング」を学んで、気付くことがたくさんあって、自分が変われた。

○障害があるわけではないが、健常でもない。そういうボーダーの子どもの、中間的に働ける場所を紹介してほしい。

そのほかにも行政の対応についてなど、いろいろな悩みも出ました。

とても印象に残ったのは、「子どもがやっと前向きに歩き出した」と嬉しそうに言うお母さんに、

「よかったよかった、自分も同じ体験をしているから、ほんとにうれしい」と涙ながらに喜ぶお母さんの姿でした。

これはやはり同じ悩みを共有するからこそ我がことのように喜べるのだと思い、まだ孤立している親子にも

「あなただけじゃない、ぜひご一緒に」と呼びかけたいと思いました。




2月10日(日)晴れ 
14日「心理カウンセリング研修会」

新月で旧正月の今日、2013年がいよいよ本格的に動き出しました。

今年も「はーと・らいふ村」と「ワークギャラリー芸農人」を連動しながら、大切な人たちと今を楽しみながら生きたい♪

2月14日(木)13時〜15時30分 「親の会&心理カウンセリング研修会」

今月のテーマは、「インナーチャイルドセラピー」です。多くのみなさまにご参加いただきたいと思います。

今回は、県庁から2名の方が見学と交流にいらっしゃいます。

ぜひ日頃思っていることなど、遠慮なくご意見を出してみてくださいね。

2月15日(金)10時〜12時 「一閑張り教室」


写真は、「ワークギャラリー芸農人」で開催している「昔きもの展」の会場に飾った糸車、手まり、古い時計や茶器など。

年配の方が「わぁ、懐かしい!」とうれしそうにご覧くださっています。




2月6日(水)晴れ 
今日から「昔きもの展」

1ヵ月交代で展示を替えているので、1ヵ月がとても早い。明日から「昔きもの展」だ。

これは私がとてもやりたかった企画。曾祖母たちの手仕事を見ていただきたくて。

大正から昭和初期、恐らく曾祖母だけでなく村のほとんどの家庭で、当たり前のように蚕を飼い、糸を紡ぎ、染めて織って着ていたのだ。

その生糸や糸車、丹念に手縫いされた着物たちを見たとき、私には衝撃だった。ほんの数十年前まで、こんな暮らしがあったのだと。

昨年11月、「四万十市展」の搬入に村長と行ったとき、「工芸部門」に初出品の作品が4点あった。

そのうちの1点が手織りの着物だったのに釘付けになり、作者にお会いしてみたいと思った。

初出品の村長の椅子は褒状になり、着物は新人賞を受賞した。「表彰式に行けば、もしかしたら会えるかも?」

ここら辺の行動力が、自分でもすごい(笑) 会場で声をかけ、着物の作者とお互いの携帯番号を交換した。

忙しくてそのまま連絡することもなく過ぎていたら、先日「はたもーらで昔きもの展の告知を見ました」と、その女性が訪ねて来てくれた。

しかも、その人は「妹が中学時代お世話になり、先生と出会ったことで教師になっています」とおっしゃるのでびっくり!

「伊与田浩ちゃんのお姉さんだったんですか!」

たった3ヵ月臨時教員で行った大川筋中学校、ほんとうによくしてもらって、思い出もいっぱい。

今でも毎年年賀状をくれる浩ちゃんのお姉さんだったなんて、世間は狭い。

そういえば学校の周りに桑の木がいっぱいあったけど、機織も盛んだったのか。

二人で時のたつのも忘れて話がはずんだ。今も昔の手仕事を受け継ぐ人がいてくれるのは、ほんとうにうれしい。




2013年1月の暮らし

1月31日(木)晴れ 再会

「矢野富久味絵画展」最終日、大勢の方に来ていただいて一日中感激しっぱなしでした。

高知市から20年ぶりの再会の高知大学附属中学校保護者のみなさん、とても懐かしくて夢のようなひとときでした。

35歳になった教え子たちの写真は、脳裏にくっきりとあった中学生の彼らの顔をいっきに大人にしてくれて、「わー、きゃー」と驚きながら見入りました。

その頃私が書いていた学級通信「つながり」を、今も大事に持っていてくださるというのも感動でした。

私も転勤のときにいただいた万年筆を、今も大事に大事に使っています。一生大切にするつもりです。

窪川中学校の保護者のみなさん、親の会のみなさん、そのほか新聞を見て来てくださったみなさん・・・、ほんとにありがとうございます。

どのように表現したらいいのか分からないほど、感謝でいっぱいの1日でした。




1月30日(水)晴れ 春はそこまで♪ 2月の予定です


寒い日々が続きますが、庭のミモザには黄色いつぼみがいっぱい!

確実に春はそこまでやってきています。

もうすぐ2月。「ワークギャラリー芸農人」は1日は臨時休館しますが、代わりに4日の月曜日を開館し、「一閑張り教室」を開催します。

6日(水)から月末まで、「昔きもの展」。日、月、火曜日は休みですが、それ以外は10時〜15時まで開館します。

黒潮町で大正から昭和初期に、蚕を飼い、糸を紡ぎ、手織りされた着物を展示します。

おもに野良着や普段着を中心に、糸車や生糸など貴重な品々も展示したいと思っています。

14日(木)は13時から15時30分まで、「親の会&心理カウンセリング研修会」です。

高知県庁からも担当者さんお二人が来てくださいますので、日頃思っていること悩んでいることなどこの機会にぜひご意見をお願いします。

資料を準備する都合で、ご参加の方は矢野までお知らせくださいませ。

写真は1月の例会の様子です。毎月、和気あいあいと続けています♪




1月24日(木)晴れ 一生百姓

原稿依頼のあった「農業共済新聞」の掲載紙が、今日届きました。

新聞向きの文章ではないのでどうなることかと案じましたが、そのまま掲載されたのは意外でした。

その上、見出しにまで『一生現役百姓』と、思いっきり「百姓」という文字が出ていたので、「時代は変わったんだ!」と感心しました。

以前、高知新聞に2年間挿し絵を連載したことがあって、毎週俳句の原稿を受け取っては挿し絵を描いて新聞社に届けていました。

2年間でたった一度だけ、夜中に担当記者から泣きそうな声で電話があって、「す、すみません・・・」と描き直しさせられたことがあったのです。

その時の原稿の俳句を今でも忘れられないのですが、右城暮石の『百姓の手に手に氷菓したたれり』という句でした。

「百姓」という言葉が差別用語なので、この句は掲載できないという理由でした。

仕方なく再度送られてきた別の句で描き直しましたが、心の中に「なんで百姓が差別用語なんだ?」と疑問が残りました。

私は「農業」よりも「百姓」にあこがれていたから、「よし、いつか百姓宣言するぞ」とずっと思っていたんです。

百姓はたくさんの作物を育てるばかりでなく、その道具も生活用具も手作りし、衣服も織って染めて着る・・・


かつて私たちの祖先は、暮らしをつくり、力を合わせて水路や田畑を拓いていったのです。

こんなに大きく「百姓」の文字が出ると、改めて「その名に恥ずかしくないようがんばろう!」という気になります。

Y記者さん、お世話になりました。ありがとうございます♪




1月23日(水)曇り 「まる」の恩返し


今日、ポレポレ村長宛に届いた一通の封書を見て、慌てて封を切りました。

夫婦といえどもこんなマナー違反はふだんはしないのですが、差し出しがある写真コンテストの事務局で、ポレポレ村長は今ミャンマーなのです。


昨年12月15日の夜、「銅賞以上に内定」という速達が届いて、ネガを送ったあのコンテストです。

結果は「金賞」! 一番喜ぶ人が今居ないので、モデルになったまるの頭をなでて「よかったねー、まるの恩返しだね♪」。


これまで「まる」を含めて野良猫を何匹拾ってきたことでしょう。

捨てられてケガをしている猫も多く、病院に連れていっては目の玉が飛び出るような治療費を払ってきました。

自分勝手に飼い猫を捨てる人たちに怒りまくる私に、村長はよく「そのうちいいこともあるよ」と慰めてくれたものです。

確かに片目が飛び出していた「りん」をモデルに絵を描いたら特選に選ばれるし、今度は「まる」の写真が金賞。

なんだか不思議で驚いてしまいます。やっぱりこれは猫たちの恩返しです。

表彰式は3月23日東京で。私も今度もまたお供したいと思っています。

ゆめ(左)とまる・・・受賞作品ではありません。



1月10日(金)晴れ 「マイ箸・マイスプーン・木のおもちゃづくりと四万十茜染め

13日(日)、10時〜15時「サンリバー四万十」でのワークショップが近づいてきたので、準備におおわらわ。

マイ箸・マイスプーン・木のおもちゃ担当はポレポレ村長で、私は草木染めです。

今回は「四万十茜」で染めますが、名前の通り四万十川沿いに自生していた植物です。

「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」と万葉集にも出てくるように、最も古い染料の一つです。

この歌に出てくるもう一つの染料「紫草」も、じつは十和にあって貴重な根をいただきました。

万葉の時代には天皇の「標野」として野守に番をさせていた・・・、そんな古代からの貴重な染料が二つとも幡多地域にあるのだから、すごいですね




1月8日(火)晴れ 明日から「矢野富久味絵画展」

下手の横好きでたまに絵筆を握るのですが、なかなか満足できる絵は描けません。

でも、作品は私にとって子どものような存在。

県展に入選した、市展で受賞した作品だけでなく、描き始めたころの絵も懐かしくなって展示しました。

そのほか、高知新聞に2年間連載した挿し絵も展示します。


場所は、黒潮町入野、国道沿いの「サンシャインami」内、「ワークギャラリー芸農人です。


 


1月1日(火)晴れ 2013年スタート

喪中のため年末年始のご挨拶をご遠慮しましたが、新しい年が平和な社会のスタートになりますように!

昨年、黒潮町の国道56号線沿いの「サンシャインami」内にオープンした「ワークギャラリー芸農人」は、5日から開館です。

1月5日〜31日10時〜15時 「矢野富久味絵画展」 (日、月、火曜日休館)

県展に入選した洋画・日本画と、市展で特選や褒状を受賞した洋画・日本画のほか、陶芸、草木染めなどの作品を展示します。

私の初めての個展、そしてたぶん最後です(笑)。よかったら遊びにいらしてくださいませ。

1月13日(日)は、四万十市右山「サンリバー四万十」で10時から15時まで「マイ箸・マイスプーン教室」があります。

土佐ひのきの間伐材を使ったお箸づくり、雑木スプーン、木のおもちゃづくりも、みんなでわいわい楽しみましょう♪

1月17日(木)13時30分〜15時30分まで、寺子屋で「上級心理カウンセラー研修会」があります。

不登校やひきこもりの子どもを持つ保護者や支援者やカウンセラーの勉強をしたい人、自分を見つめたい人・・・

毎回「もっと早く出合いたかった」と言われる人が続出です。私もその一人です。

こちらは資料準備のため予約が必要です。メールまたは電話でお願いします。

今年も無農薬有機にこだわって衣食住を手作りし、さまざまなアートセラピーを展開していきますので、

みなさまどうぞよろしくお願いいたします。





2012年12月の暮らし

12月9日(日)初雪 西洋ヒイラギのリース

西洋ヒイラギの実が赤くなってきたので、ローリエや唐辛子と一緒にリースを作りました。

ベースはレモングラス。だから、香りもいいリースですね。

全部庭にあるものだからとても安上がりだけど、壁に飾ってもいいし、

写真のように真ん中にキャンドルを置いて、テーブルに飾ってもいい感じです。





12月2日(日)雨 清藤志乃さんイラスト展&野のリース展


2012年12月、いよいよ特別な月になりました。

5日(水)から、黒潮町在住のイラストレーター清藤志乃さんの「イラストレーション展」がスタートです。

黒潮町入野サンシャインami内 「ワークギャラリー芸農人」で、15日(土)まで。

いつもは10時〜15時までのギャラリーですが、15日までは夕方18時まで開館します。月・火曜日のみ休館。

志乃さんのイラストは、色がとてもきれいでオリジナリティにあふれ、私は大好きです。

同時開催の「野のリース展」も、ぜひ多くのみなさまにお楽しみいただきたいと願っています。




2012年11月の暮らし

11月20日(火)晴れ 関健作さん写真展「ブータンの笑顔」

黒潮町入野サンシャインami内の「ワークギャラリー芸農人」では、11月30日まで写真展「ブータンの笑顔」開催中!

ほんとうにすばらしい写真展で、毎日多くの方が感激して帰られるのが、オーナー冥利に尽きます。

また、11月24日(土)13時30分〜15時、関さんの「ギャラリートーク」があります。

千葉県在住の関さんが、初めて高知県に来られて講演をしてくださいます。


ブータンで体育の先生をされていた関さん、3年間に見た感じたブータンの人々や暮らしや自然のお話してくださることになっていますので、

こちらもぜひぜひお友達お誘い合わせておいでください!(参加費1000円)

会場にはブータンの祈りの旗「ダル」も飾られています。




11月6日(火)晴れ
 父の50日祭

9月18日夕方6時30分頃、父が99歳で旅立ちました。

直前まで意識もしっかりとあり、「大丈夫!」といつものようににっこりとして、ことっと・・・。

強く希望していた通り、最期まで自宅で看取り、かけつけてくださった主治医は「自然死」と診断書に書いてくれました。


年齢からしても覚悟はできていないといけないのに、突然だったのでまだ心の整理がつかず実感がありません。

今も離れで寝ているような気がします。

たくさん書きたいことはありますが、またいずれ・・・。

生前お世話になったみなさまには、心からお礼申し上げます。



2012年9月の暮らし

9月12日(水)晴れ 草木染め教室

毎年呼んでいただいている黒潮町民館へ、今年もポレポレ村長と二人で出向きました。

今日は、去年からリクエストいただいていた「草木染め教室」へ。

一昨年の「お箸づくり教室」から参加してくださっていた方々も多く、私たちのことを覚えてくださっていて

「お箸使いようよ」と声をかけてくださったり、「ほら、去年の藍染め!」と見せてくださったり、ほんとにうれしい♪

年間たくさん講師で呼ばれて行くのですが、こんなにも「また必ず来てねー!」と手を握ってくださる教室はありません。

今日の材料は、びわとヨモギと葡萄。みなさんとても楽しそうで、私が準備していたストールだけでなく

持っていた白いハンカチやらてごを染める人も(笑)  ほんとに夢中になっているのが分かり、講師冥利に尽きます。

「ワークギャラリー芸農人」のチラシを配ったら、「サインください」とおっしゃるおばあちゃんも(笑)

でも、一昨年最高齢だったおじいちゃんのことを尋ねたら、「去年亡くなったのよ。今年初盆やった」としんみり。

あんなにお元気でかくしゃくとされていて、父と中学で同級だったと懐かしんでくださったのに。

出会いは「一期一会」。来年また会えるかどうか分からないけど、喜び満面の笑顔に来年もまたお会いて゜きるといいなぁ。




9月6日(木)晴れ 
新米が出来ました!

早期コシヒカリの乾燥が終わり、新米発送の準備が整いました。

お疲れ様ということで、おととい「海辺食堂」さんへランチを食べに行ってきました。

満席でした! それもそのはずですねー。おいしいと評判の店ですもの。

とても丁寧に心をこめて作られていて、ポレポレ村長は
「こんなふうに料理してもらえると、生産者冥利に尽きる」と感激していました。

そう、「海辺食堂」さんは、うちの「メダカ米」を使ってくださっているお店なのです。

カルパッチョが絶品で、大根の蝶は食べるのが惜しいくらいでした。

(・・・と言いつつ全部食べました!)




9月5日(水)晴れ 「マダガスカルの動植物と暮らし写真展」

秋になりました。

朝晩ひんやり涼しく、夜は虫の音がにぎやかです。

庭はいま、ベロニカの季節。色合いも優しく、長く咲き続ける花で、大好きです。

今日、9月5日(水)から29日(土)まで、ワークギャラリー芸農人では、菊池均さんの「マダガスカルの動植物と暮らし写真展」を開催します。

昨年8月、蝶の研究家としても有名な菊池さんが、マダガスカル共和国で撮影してきた写真64点を展示しています。

ぜひ、多くの方にご覧いただきたい作品ばかりです。

また、ワークショップは多くのみなさんにリクエストいただいている、
「草木染め体験教室」を、9月9日日曜日13時〜15時に実施します。

寺子屋では、これまたリクエストの多い
「心理カウンセラー研修会」を月1回の予定で開催します。


詳しいお問い合わせは、下記メールまでお願いします。

polepole@iwk.ne.jp





9月1日(土)雨のち曇り 「芸農人市」にぎわう

朝から豪雨の「芸農人市」。

どうなることかと思ったけれど、大勢のお客さんが来てくれて大賑わいの1日でした。

これもみんな出展者さんたちのおかげですね。人と人のつながりの力は、とても大きいと改めて感謝です。

陶芸の清藤さん、押し絵の久保田さん、アイアンの田波さん、エコクラフトの澳本さん、かずら細工の田辺さん、

草木染めの橋田さん、木工ろくろの山崎さん、リネンの服の西岡さん、竹布服の玉城さん、シータヒーリングの池川さん・・・

とてもいいメンバーたちと一緒で、みんなが「楽しかったー♪」「次回もぜひ!」と言ってくれて、主催者としては何よりうれしい。

お引き合わせしたいと思っていたお母さんたちも、いい出会いの場になって喜んでくださいました。

ワークギャラリーが多くの人の「出会いと交流と表現の場」になっていっていることを実感しています。





2012年8月の暮らし

8月26日(日)曇りときどき雨ときどき晴れ
 9月1日「芸農人市」

9月1日(土)10時〜15時、黒潮町入野サンシャインami内にある「ワークギャラリー芸農人」で、「第1回芸農人市」を開催します。

12人の出展者は、エコクラフトの澳本さん、陶芸の日常屋さん、鉄工の田波さん、押し絵の久保田さん、

かずら細工の田辺さん、草木染めの橋田さん、麻糸手編みの山崎さん、リネンの服の西岡さん、焼き菓子の原さん、

シータヒーリングの池川さん・・・そして、木工の千葉と一閑張りの矢野です。

9月5日(金)〜27日(土)・・・「マダガスカルの動植物と暮らし」写真展

朝日新聞四万十支局長・菊池均さんが、昨年8月にマダガスカル共和国で撮影してきた写真64点を展示します。

蝶の研究家としても有名な菊池さん、貴重な写真を見せていただけるのが楽しみです。

みなさん、9月はぜひ何度も「ワークギャラリー芸農人」においでください♪




8月18日(土)晴れ 「笑顔はじけて」

第1回の最優秀賞受賞者、実力派の富田時則さん(高知県四万十市)の入選作品です。

『Tシャツアート展の会場で、しゃがんだ若い女性4人が振り返って笑いかけています

何か不自然なので、富田さんは女性たちにお願いして、このポーズを演出したのかもしれません。

その努力のかいあってか、女性たちの笑顔が一段と素敵になりました。

写真のうまい人は、実にうまく相手の魅力を引き出すものだと、改めて感心させられました。』




8月1日(水)雨 「第2回砂浜・笑顔写真展」

全国から集まった230点の写真の中から、応募されたみなさん78人の作品をお一人1点ずつ展示します。

今日から11日までは「砂浜写真展」、13日から19日までは「笑顔いっぱい展」と2期間に分けました。

入賞8作品は、全期間を通して展示しています。

この「村便り」でもご紹介する予定ですが、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。

千葉県の関健作さんの「おもり」は、いつまでも眺めていたくなる、思わずほのぼのと幸せがこみ上げる作品です。

審査員の菊池氏の評は、『幸せの国「ブータン」で撮影されました。魚眼レンズを使用して、赤ちゃんをおぶった少女の後方に

農作業する人々を取り入れ、撮影時の状況を説明しています。カメラを向けた少女の少しはにかんだような素朴な笑顔と

後方の父親?の温かい笑顔、赤ちゃんも薄目を開けて笑っているようです。

関さんは、幸せをいっぱい画面に押し込んでいます。』

審査評の最後の1行を読んで、観る人を幸せにするのはそういうことなんだなぁと納得です。


2012年7月の暮らし

7月29日(日)晴れ ふくおか農園さん

猛暑の日々が続きます。

午前中は「クラフト体験教室」、12時から「持ち寄りカフェ」、そのあと写真展の準備・・・と、盛りだくさんの1日でした。

「クラフト体験教室」は愛媛県から来られた「ふくおか農園」のご一行さまでした。

ポレポレ村長の担当なので、私は少し遅れて「ワークギャラリー芸農人」に行ったら、「福岡正信さんの子どもさんだって」と言うではありませんか!

びっくり! 福岡正信さんと言えば、ご著書「わら一本の革命」て゜有名な方で、私もその本を購入して持っています。

今はお孫さんが代表をされていますが、一目お会いしただけでお人柄が伝わってくる素敵な方でした。

スタッフのみなさんもスプーン、ペンダント、ベンチなどを熱心に作られて、ご満足の様子でした。

お子さん二人もとても楽しそうで、思わず私も写真を撮らせていただきました!





7月26日(木)晴れ 朝日新聞記事

「第2回砂浜・笑顔コンテスト」の入賞発表記事が、「朝日新聞」に掲載されました!

最優秀賞の「幸せ一杯」という作品が、とても大きく出ていてびっくりしました。

8月1日から「ギャラリー芸農人」で作品展もスタートします。

県外からも大勢の方が見に来てくれるかも。19日まで開催です。(12日のみ休み)





7月20日(金)晴れ
 「FMこうち」27日放送

午前中は「ワークギャラリー芸農人」で、「FMこうち」さんの収録がありました。

同じ人が2回目の出演というのは、私が初めてなのだそうです。光栄です。

今回はおもにギャラリーのことをご紹介する内容でした。

「芸農人」というネーミングについて質問されました。

リーフレットの表紙にもありますように、

芸・・・芸術・感動する心

農・・・自然・食べもの

人・・・つながり

を表わした3文字です。私のだいじにしたいものばかり。

尊敬する人、あこがれの人も「芸農人」が多いですね。


宮沢賢治、ターシャ・テューダー、シュタイナー、私たちも芸農人夫婦を目指します。





7月18日(水)晴れ 「理想の暮らし 田舎で実現」

「農業共済新聞」に掲載していただきました。

新聞掲載のあとは必ず反響があるので、今回も楽しみです。

「田舎暮らししてみたい」「農業やってみようかなあ」という人が増えてくれたら、うれしいですね!

Y記者さん、はるばる取材においでいただいて、うちの活動をすべて網羅する記事にしてくださって、ありがとう
ございます♪




7月13日(金)晴れのち大雨のち曇り 今年も紫蘇ジュース

今年も「紫蘇ジュース」を手作りする季節になりました。

お客さまにも、紫蘇を嫌いじゃない人には、さっぱりと甘くて疲れがとれる紫蘇ジュースをお出ししています。

先日、東京から来られた新聞記者さんにも出したら、「とてもおいしいですね」とおっしゃっていました。

その晩、偶然麻乃さんからのメールにも紫蘇ジュースのことが書いてあって、

「前にキリコさんに飲ませてもらったジュース、自分が作るよりも濃くてとってもおいしかったんですが、どう作られているんでしょうか?」

いやー、特別なことではないのですが、私はこんな風に作ってるんですよ。

<材料> 赤紫蘇の葉400g、ステビア50g、酢200cc、水1リットル

@紫蘇の葉は水洗いし、よく水気をきっておく。

Aホーロー鍋に水を入れ、沸騰したら紫蘇とステビアを入れて中火で30分くらい煮る。

B紫蘇の葉とステビアを取り出して、酢を加えると、鮮やかな色になる。

めちゃ簡単。コツはアクを丁寧に取ることくらい。

冷蔵庫で保存すれば、1年くらいもつ。水で薄めたり、お酒に入れたり、いろいろ楽しめます。





7月12日(木)雨
 「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」入賞作品発表

お待たせしました! 全国から230点もご応募いただいたフォトコンテストの審査結果を、今朝審査員さんから受け取りました!

入賞されたみなさま、おめでとうございます!

朝日新聞四万十支局長の菊池均さん、お忙しい中でほんとうにありがとうございます!

丁寧であたたかい選評も、菊池さんのお人柄がにじみ出ていて、心に沁みこんできます。

さっそく全員の皆さまに、審査結果と8月1日からの写真展のご案内を郵送します。

遠くの皆さまもいらっしゃいますが、ぜひ黒潮町入野「ワークギャラリー芸農人」においでくださいませ。

また、今回惜しくも入賞を逃したみなさま、どうぞ次の機会もまたすばらしい作品をお寄せくださいますよう心からお願いいたします。


◇最優秀賞 「幸せ一杯」 田中 祥博さん (香川県仲多度郡) 

◇優秀賞 「ユリとサトシ」 本城 利彦さん (大阪市北区)

◇優秀賞 「パパがんばろ」 高村 昌雄さん (愛媛県松山市)

◇入選 「太陽がいっぱい」 浜口 修行さん (高知県黒潮町)

◇入選 「裸足のマラソン」 大高 久昌さん (愛媛県四国中央市)

◇入選 「駆けっこ」 山本 幸平さん (三重県志摩市)

◇入選 「笑顔はじけて」 富田 時則さん (高知県四万十市)

◇入選 「おもり」 関 健作さん (千葉県山武郡)


最優秀賞「幸せ一杯」


7月10日(日)晴れ 環境保全型農業


去年から国が始めた「環境保全型農業」の認定制度。

去年も黒潮町でうちだけとお聞きしてびっくりしましたが、今年もやはりうちだけなんですって。

役場の担当者さんが、田んぼの視察に来ました。

もう穂が出て、まもなく黄金色になってきます。

イノシシ君たちにそろそろ狙われそうなので、ポレポレ村長が青いネットを張り出しました。

これがまた大変な作業です。

労力の割りに収入が無い「環境保全型農業」。

やる人が少ないのも仕方ないかもしれませんが、自然を守り、生きものたちを守る仲間が増えてほしいです。




7月7日(土)晴れ 
「農業共済新聞」記者さんの取材

朝は稲光と雷がものすごかったですが、一転して晴れました。

東京から「農業共済新聞」記者さんが、はるばる取材に来てくださいました。

「くろしお鉄道」使って、地元タクシー使って、地元ホテルに泊まってくださって・・・、ありがたいことですね。

ポレポレ村長は連日、手押しの除草機をついて田んぼの中を歩き回っています。

除草剤を使えばこの作業は一切なし。だから、手押し除草機を押して歩く姿が珍しいのか、車を止めて眺める人もいます。

一枚の田んぼを最低でも3回は除草します。それでも草はいっぱい。

うちの田んぼとよその田んぼを見分ける方法は、草を見れば一目瞭然です。(笑)

除草作業は過酷な作業ですが、ポレポレ村長は「除草剤を使う気にはなれない」と揺らぎません。

今日も記者さんに言ってました。いつも言っていること。

「僕は田んぼの小さい生きものたちを守りたいんです」。





7月5日(木)晴れ 「路地裏・インド写真展」始まる

ポレポレ村長の初個展が今日からスタート、28日(土)まで黒潮町入野のサンシャインami内「ワークギャラリー芸農人」で開催します。

インドで撮影してきた写真の中から、30枚を選んで展示しています。

水曜日から土曜日まで、10時から15時まで開いていますので、よかったらのぞいてみてくださいね。




2012年6月の暮らし

6月30日(土)雨 
230枚の応募がありました!

「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」の応募締め切り日でした。

今年は昨年の95点から倍増して、全国から230点の応募がありました! ありがとうございました。

締め切り前の3日間は、郵便局員さんが透明衣装ケースに入れて運んで来たくらいドサッと届いて、もうびっくりしました!

去年は応募が四国内だったので、今年の目標は「全国に広げたい」ということもありました。

今年は
愛知県、大阪府、栃木県、兵庫県、静岡県、京都府、山梨県、和歌山県、三重県、岡山県、東京都、山口県、神奈川県、

福岡県、千葉県、四国四県を入れると19都府県に増えていました。うれしいですねー。

ご応募くださった77人のみなさま、ありがとうございます!

今年の審査は、朝日新聞社の菊池均氏にお願いしました。

7月中旬には、審査結果を発表できると思います。

「第2回砂浜・笑顔写真展」は、8月1日から「ワークギャラリー芸農人」で開催します。

私もわくわく楽しみです♪




6月25日(月)雨
 「朝日新聞」掲載


さっそく記事が新聞に載って、問い合わせもたくさんありました。

写真に写っていたみなさんにもお知らせしたら、みんな新聞買いに行ったそうです♪

7月に取材に来られる東京の新聞社の記者さんが、「ギャラリーに来ている人が写らないように配慮します」とおっしゃっていましたが、

たぶん肖像権に気を遣ってのことだと思いますが、田舎では逆に写ったら喜ばれるのかも? 笑



6月24日(日)雨 種蒔き人

「芸農人の作家たち展」最終日の今日も朝から大雨。


雨、雨、雨の4日間でしたが、200人もの方々においでいただき、とても楽しくて感謝いっぱいの毎日でした。

宿毛市からわざわざおいでくださったお母さん2人から、心に沁みるお話もうかがうことができました。

数年前、「はーと・らいふ村」に来てくれた小学生の少年に、ポレポレ村長が一握りの麦の種をあげたのです。

小麦粉は知っていても麦は知らない人たちに、「これを蒔くと芽が出て麦が育ちますよ。粉にしてパンやピザが焼けますよ」と、種を差し上げてきました。

少年はその種を畑に蒔いて、自分で小麦を育てて種を取り、だんだんと増やして広い麦畑にしたのだそうです。

そして、先日、NHKが取材に来て放送されたとか。


缶に大切に保存している種を、「
僕の宝物」と語ったそうです。

「将来は百姓になりたい」と言っている少年は、もう中学生になっていました。

ポレポレ村長が蒔いた種が、少年の中で大きく育っているような気がして、とても感動するお話でした。



6月22日(金)晴れ 絵になるワーク

今日はよく晴れて気持ちのいい一日でした。

ワークギャラリーにふさわしくマイ箸づくりをする人もいたし、移住してきたばかりの人や、Facebookの友達が集合して、

今日もとても楽しい時間を共有することができました。

みなさんが「とても気持ちのいい空間」「また行きたい」とおっしゃってくださって、ありがたいことです。

「絵になるなあ」と言う人もいましたが、確かにいろいろな作品に囲まれて手作りしている姿は、1枚の絵画のようですね♪

今日は「朝日新聞」の取材もあって、「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」の審査員をしてくださる菊池氏ともいろいろお話しました。

菊池氏が写真に造詣が深いことはかねてから存じ上げていましたが、なんと蝶の研究者で本も出版されていました!

菊池氏が海外で撮影してきた写真も、ここに展示してくださることにもなり、どんどんいろいろな企画がふくらんでます。

いやー、身近にすごい人が大勢いらっしゃるのですね。

そして、引きこもっている当事者たちは、多様な生き方をしている人々と交流することが大切だと思います。

生き方は一つではない。「こんな生き方もあるんだ」とものの見方考え方を広げ、自分らしい生き方を模索してほしいです。





6月21日(木)大雨 「芸農人」オープン

大雨の中、わざわざお越しくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!

お花やお菓子やコーヒー、お酒まで頂戴し、お心遣いしみじみとうれしかったです。感謝♪

宿毛市の支援団体さんも駆けつけてくださって、交流の場にもなりました。

このスペースがいろいろな人々の出会いの場になり、癒しの場になり、就労の場になれたら、ほんとにうれしく思います。

今日、一番心に残ったのは、以前宿毛市からうちに来ていた小学生の少年の話。

麦の種にとても興味を示したので、ポレポレ村長が一握りの種をあげたのです。

少年はその種を近くの畑に蒔き、収穫しては種を増やして・・・現在ではかなりの広さの麦畑になっているそうです!

近所でも評判になり、なんと先日NHKで放映されたそうです。

彼は麦の種を缶に入れてとても大切にしており、「僕の宝物」と語ったそうです。

そして、「将来は百姓になりたい」と言っているとか。

今は中1になっている少年の麦畑を、いつかポレポレ村長と観に行きたいと思っています。




6月17日(日)晴れのち曇り 
寺子屋・ワークギャラリー芸農人オープン近づく

黒潮町入野の「サンシャインami」の中に、「寺子屋・ワークギャラリー芸農人」を21日にオープンします。

今、突貫工事で準備中! 今日は晴れてくれたので助かりました。荷物を少しずつ運んでいます。

21日(木)〜24日(日)10時〜15時まで、オープン記念に「芸農人の作家たち展」を開催します。

木工、草木染め、麻糸バッグ、リネンの服、絵画など、300点あまりの手作り品を展示即売します。

ぜひ、遊びにおいでください♪


 
人気の麻糸手編みバッグ


6月13日(水)晴れ
 「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」締め切り近づく

6月30日の締め切りが近づき、応募作品が毎日のように届いています。

多い日には4通くらい、今年は県外からの応募がとても多いので、「今日はどこから届いたのかな」と楽しみです。

今年の審査員は、朝日新聞記者・菊池氏に決定しました。

以前、菊池氏が審査員をされたコンテストの評がとても丁寧でおもしろく、いつか審査をお願いしたいと思っていました。

菊池氏がどんな作品を選んでコメントしてくださるか、今から楽しみでなりません。

出し忘れていたみなさん、30日必着ですぞ。お忘れなく!

■テーマ・砂浜、笑顔

■サイズ・白黒・カラー単写真、四つ切(ワイド不可)、A4、未発表作品、点数制限なし、合成加工不可

■賞・最優秀賞 1点 2万円(商品券)

優秀賞 2点 8000円(商品券)

入選 5点 5000円(商品券)

■発表・7月中旬頃 入賞者には直接通知 このホームページでも発表します。

■その他・返却希望の場合は、切手を貼った返信用封筒を同封してください。

応募票を作品の裏側に貼り付けてください。

入賞作品および応募作品の一部を展示する作品展を予定しています。

入賞作品の画像データや原版などの提出をしていただく場合もございます。

■締め切り・2012年6月30日(土)必着

■送付先・〒789-1924 高知県幡多郡黒潮町馬荷2826-4

野の手仕事仲間たち フォトコンテスト係

■お問い合わせ・polepole@iwk.ne.jp




6月8日(金)雨 
中期「にこまる」の田植え

今年は5月に少雨で、田んぼに水が溜まらずやきもき。

ずいぶん遅れましたが、早期コシヒカリに続いて、中期にこまるの田植えをしました。

後日端植えをしたら、今年の田植えは終了、ほっと一息です。

コシヒカリはもう青々として、元気にぐんぐん成長しています。

小さな生きものたちがいっぱいいる田んぼ。今年も完全無農薬無化学肥料で育てます。




2012年5月の暮らし

5月30日(水)晴れ 梅仕事

今日は村長とモクとハナといっしょに、気になっていた梅の収穫をしました。

昨年よりずいぶん少なくて5`しかありませんでしたが、自然の恵みをありがたくいただきます。

梅干、梅酒、梅酵素ドリンクの3種類を仕込みました。

一番早く味見できるのは、一週間ほどで完成する「梅酵素ドリンク」ですね♪

体に沁み込むようにおいしい酵素ドリンク、大好きです。とても簡単に作れますから、おススメです。


今年は「野草酵素ドリンク」も作ってみました。ワイルドな香りが漂っています。



5月27日(日)晴れ 「冒険遊び場」へ

毎年呼んでいただいている土佐市の「冒険遊び場作戦会議」へ、今年も二人で行ってきました。

ここは寺川さんの夢の国、子どもと大人の「森の楽園」。手作りのログやピザ窯、たくさんの遊具、小川が流れ、ブンタンの花盛りでした。

今回は「マイ箸づくり」だったのですが、木のテーブルに木の椅子に座って、4歳のお子さんも真剣にカッターで削りました。

きっと初めてカッターを使ったと思うのですが、ポレポレ村長は積極的に刃物の使い方を教えています。

危ないからと禁止するのではなく、たとえ少々切ったとしても使い慣れるほうがいいと考えているようです。

自分の手で作ったお箸に、自分で名前を下書きして、焼きペンで焼きいれてもらいます。

写真は興味しんしんでそれを眺める子どもたち。何もかも初めての体験なのでしょう。

そのあとすぐに、そのお箸を使ってお昼ご飯を食べました。

ハガマで炊きたてのご飯、具だくさんのおいしいお汁、釣ってきた魚を焼いて・・・デザートは、採りたてのブンタン!

なんと、周囲のブンタンの木々は今が白い花盛りなのですが、まだ実もたくさんなっていたのです。

うちのブンタンは1月には全部とって寝かせて甘くして食べたのですが、ここは木の上で甘くなっていました!



5月21日(月)曇り 金環日食、そして新月

おはようございます。今日は特別な日ですね。

7時28分に写真のような金環日食が雲の切れ間から見られ、8時47分から新月に入ります。

今年前半で一番エネルギーの強い日です。


 黒潮町の金環日食


5月16日(木)晴れ 里親になってください

午前中、町役場職員3名と幡多保健所職員2名とNPOから2名出席して、初めての会合でした。


内容についてはまた改めて書きますが、ほんとに疲れ果てて帰ってきたところへ「山にまた子猫が捨てられている!」という報せ。

急いで山に行ったら、ゆめやまるが捨てられていたときよりもはるかに小さい、やっと目が開いたばかりの子猫が5匹も!

頭がくらくらしそうでしたが、とにかくこのまま置いておけば確実に死ぬので、ダンボールに入れて連れて帰ってきました。

帰る途中で猫好きのおじさんに会ったので見せると、その場で黒と茶の2匹をもらってくれることに。

無責任に捨てる人がいれば、こうして引き受けてくださる人もいる。

少し救われた思いで、3匹を連れて帰ってきました。どなたか里親になっていただけないでしょうか?

ポレポレ村長が注射器でミルクを飲ましてくれて、お腹がいっぱいになったのかスヤスヤ眠っています。

ゆめやまるも同じ山で保護したのですが、それでも餌を食べられるくらいになっていました。


この子たちはお母さんのお乳から離されたら、自分で餌を食べることができないほどの小さな赤ちゃんです。

誰が捨てたのでしょうか? ほんとにひどいです。たぶん生まれた子猫を全部捨てたんだわ。

飼えないのなら、避妊してください! 生まれたら自分で里親探してください!

ブルーの目の可愛い子たちです


5月13日(日)曇り 
エコドライブ優勝

朝から四万十市に撮影に出かけていたポレポレ村長が、「エコドライブで優勝したよ」と帰宅。

なんでも教官がついてコースを2回運転して、どれだけ改善するかをデータで比較して、ダントツ第1位だったんだそうです。

それも、改善率95,3%という驚異的な記録を出したようで、担当スタッフが「こんな記録は今まで見たこと無い!」

「機械が壊れているのかしら?」と大騒ぎだったんだそうです。(笑)

データを見ると約3kmの走行距離を、最初は1?あたり12,03kmで走ったのが、エコドライブにすることで23,49kmに改善したのだとか。

ふんわりアクセルで発進し、加減速の少ない運転をして、早めのアクセルオフで減速し、停止する場合はアイドリングストップ。

エコドライブで運転することで、1年間に杉の木を67本あまり植えたことと同じ効果があるのだとか! すばらしい!

表彰式で写真のような封筒をいただいて帰り、開けてびっくりフジの商品券が1万円分も入っていました。


思いがけないご褒美ですね♪ エコドライブ続けましょう。


5月10日(木)晴れ
 FM高知

今日、「FM高知」のお二人、ディレクターさんとパーソナリティーのあゆみちゃんが、わざわざCDを届けに来てくださった。

この前取材と収録があって、4日に放送だったのだけど、「Tシャツアート展」真っ最中。ゆっくり聴いている時間が無かったのです。

ラジオの力はすごい。放送のあと銀行に行ったら「聴きましたよー!」と声かけられるし、反響が大きかったので驚きました。

お二人のおかげですね。とても上手にまとめてくださって、過不足なく言いたかった内容が伝わりました。感謝!

それにしても、あゆみちゃんが以前「マイ箸づくりに参加したことがある」と言ったのには、びっくり!

毎年ものすごい数の人に体験していただいて、きっともう数千人になっているはず。私たちは忘れていても、参加者は記憶してくださっているのですね。

さて、あゆみちゃんがステキな声で呼びかけてくれた「砂浜・笑顔写真コンテスト」。締め切りは6月30日です。みなさん、いかがですか?



5月6日(日)晴れ
 満月

さすがに今日は疲れて、昼間はお休みして夕方から「月夜のTシャツアート展」へ。

スーパームーンと騒がれている通り、大きなオレンジ色の満月が海から上って、砂浜まできらきら輝く道ができました。

缶チューハイ片手に、Tシャツをくぐって浜辺をゆらゆらお散歩。

月の光も波の音も夜風も・・・、とても気持ちがよくて感動しました。

GWは毎年どこにも出かけないけど、こんなにステキな場所がすぐ近くにあって、全国から集まってくるのですから、十分すぎますね。



5月5日(土)晴れ 
Tシャツアート展

今年も3日〜5日まで、入野の「Tシャツアート展」に出店しました。

お天気もよく、人出も多くて、うれしい出会いや再会があって感動しました。

なんと、22年ぶりに再会した人もいたんですよ,ー♪ 

忘れないでいてくださって、声かけていただいて、ほんとにうれしいです。ありがたいです。

また、「砂浜・笑顔写真コンテスト」のことを尋ねてくださる県外からのお客さんも、とっても多かった。

昨年来られて、心にとめていてくださったんですね。

締め切りは6月30日。今年は、応募数が増えそうです。



2012年4月の暮らし

4月25日(水)曇り 
シュレーゲルアオガエル

早期コシヒカリの苗が元気に大きくなってきたので、そろそろ田植えです。

苗代から、それぞれの田んぼへ苗箱ごと運びました。

小さな田んぼばかりなので、何をするにも労力が大変です。

田んぼで待っていてくれたのが、おんぶバッタならぬ、おんぶ蛙。

背中の緑も鮮やかなアオガエルです。

ポレポレ村長に、「見て見てー」と言ったら、「シュノーゲルアオガエルだよ」。

な、なんかややこしい名前。私には覚えられないわ・・・。

てっきり親子の蛙だと思って、フェイスブックにそう書いたら・・・カップルの可能性が高いというコメントが・・・。

ポレポレ村長に聞いたら、「えー、親子って書いたの? バカやー、カップルに決まってるやん。上がオスで下がメス」。

ぎゃー、無知で恥ずかしい。おんぶバッタもカップルだということを知らず、今まで親子とばかり思いこんでいた。

子どもをおんぶした親蛙ではなくて、大きいのがメスで上に乗っている子どもだと思っていたのがオスだった。

そんなことも全部フェイスブックの友達がコメントしてくれるので、恥ずかしいやらありがたいやら。

シュノーゲルアオガエルの名前の由来も、坂本先生がコメントしてくださった。

『オランダのライデン王立自然史博物館長だった、ヘルマン・シュレーゲルに由来するそうです』

そんな立派な名前の蛙さんだったのですねー。

それにしてもフェイスブックはありがたいです。あなたも登録していたら、無知な私でよかったらぜひ友達になってください。



4月23日(月)晴れ 
クレソンと筍


昨日は台風みたいな暴風雨で、予定していた土佐市の「冒険遊び場作戦会議」は、5月27日(日)に延期になりました。

寺川さんの夢を実現した遊び場は、新緑のこの頃に去年もお邪魔して最高に気持ちよかったので、今年も楽しみにしていたのでしたが、残念。


今日は一転して、初夏の陽気。ポレポレ村長がワンコの散歩のついでに、筍を3本掘ってきてくれました。

ちょうどよかった。四万十市に疎開している母子さんたちに、クレソンと一緒にお届けしよう♪

ちゃんとうちの米糠も袋に入れて持って行きました。完全無農薬有機の米糠は貴重です。

同じコーポに疎開してきている2組のご家族で、同じように小さいお子さんがいらっしゃいます。

筍まるごとを喜んでくださったのはいいのですが、お母さんが「あの・・・、筍ってどうやって調理するんですか?」

そっかー、スーパーなんかで売ってる筍は、みんな皮を剥いでゆでているもんねー。

うちでは米糠と唐辛子でゆでて、半日水でさらしてから、煮物にしたりご飯に入れて炊いたりして食べていると話しました。

帰り道に思ったのですが、筍まるごと持っていったのは、かえって迷惑になったのかも知れない。

でも、好奇心いっぱいのお子さんにとっては、ママと一緒に皮を一枚ずつ剥いたり、それが食卓にのぼったりしたら楽しいですよね。

小さいときにそういう実体験をたくさんするほうが、心が豊かに成長するように思います。

できれば筍掘ったり、クレソン摘んだりするところから、食べるところまで全部体験するほうが、もっと楽しいですね♪

そんなことをフェイスブックに書いたら、友達登録していただいている方がすばらしいこと教えてくださいました!

『筍の皮を水に一昼夜漬けて、蒸して、産毛?をタワシで擦り落として、おにぎり包み、ちっこい茶菓子皿などに用いれば、いとをかし。』

すごい! 筍って捨てる部分が無いんだわ! さっそくやってみよう!



4月15日(日)晴れ
 人と自然が好き

窪川の緑林公園である「四万十手仕事市」に参加しました。

スタッフのみなさんはもちろん、出展者さん、お客さん、人との交流が何よりの楽しみです。

今回もとても楽しい一日でしたし、再会を喜び、新しい出会いに感謝し、心から感動するできごともありました。

毎回会いに来てくださる島岡さんが、今回も手作りのお土産を山のように持って来てくださいました!

それも、市は昨日から開催だったので、昨日も別のお母さんと二人で来て、どこに出ているやろうと探し回ってくれたのだそうです。

手作り苺ジャムのビン5本と庭の花たちのブーケの、ずっしり重い荷物を抱えて・・・。

私たちは日曜日一日だけの出展でしたので、今日また訪ねて来てくれたのです。

「紙袋がよれよれになってしまったけど・・・」と笑いながら差し出してくれたお土産、ほんとにずっしりと重くて、

これを持って二日間も来てくれたんだなあと感激でした。

島岡さんとの出会いは、私が窪川中学校に勤務しているときに、職員室に訪ねて来てくれたことからでした。

子どもさんを亡くしたあとで、初対面の職員室でも涙をぽろぽろこぼすほど、立ち直れないでいました。

あれから何年たったのでしょう。

少なくとも10年前に私が「自立を支援する親たちの会」を立ち上げたときは、ご夫婦で入会してくださってはるばる四万十市まで通って来られて・・・。

今思うと、昼間農業で疲れた体で、夜間に片道1時間もかけてよく来てくださったと思うのです。

でも、それでも、自分と同じように子どものことで悩む後輩のお母さんたちの力になりたいと、ずっと続けています。

いつもいつも、どんな場へも来てくださる。こんなに長い間、変わらないその誠実さを、当たり前と思ってはならない、もったいないお心です。

3月20日に発行した詩集にも、窪川で毎月開催している親の会「ひとやすみの会」について、会長として一文を寄稿してくれました。

私も一度はその会へ出席したいと思いながら、まだ実行できていません。

思うことの万分の一もできない、やらない私などは、島岡さんに会うたびに「この人のように・・・」とあこがれます。

島岡さんのことは、まだほかにも書きたいことがいっぱいありますが、またいずれ。

今回は、ほかにも「ご縁」を感じる出会いがあったのですが、長くなりましたのでそれもまたいずれ・・・ですね。

そうそう、今日のタイトルが「人と自然が好き」だったんだわ。

私、やっぱり「人生のテーマ」は、「人と自然」だなって改めて確認します。

両方とも私にとって大切なもの。「人」の中には「生きものすべて」が含まれます。

家中の空き瓶を探して詰めてくれたみたいな5本のジャム(おいしくてだいぶ減った!)

4月12日(木)晴れ
 出会いの人々

昨日の大雨から一転して、朝から陽射しがさんさん♪ 初夏の陽気です。

今日は午前午後とお世話になっている方々と出会い、充実の一日でした。

午前中はリビングフードのAさんと往診の先生が訪問してくださって、お二人とは会話するほどに学ぶことがいっぱいあります。

午後は東京からインタビューにいらしてくださったS部長さんを、ポレポレ村長と駅までお迎えに行きました。

一昨年、東京でお会いしたときは、日本橋のビル群の中でもひときわ大きなビルの中でした。

再会の場所が、遠い高知県の田舎町の無人駅で・・・、あまりのギャップになんだか夢見ているような不思議な時間でした。

鯨の泳ぐ海や情報館内をご案内してから、海辺のホテルでお話していただき、とても有意義な時間でした。

GWの「Tシャツアート展」も、もうすぐです。

5月6日(日)午後2時から、「砂浜・笑顔写真教室」を開催します。参加される方は、メールで申し込んでくださいね。無料です。



4月11日(水)雨 
フェイスブック

朝から雨です。

4月から「フェイスブック」デビューしたので、ついついそちらに書いてしまってホームページ更新がないままでした。

だめだめ、この「村便り」が原点ですもの。「フェイスブック」より「mixi」より、ここをだいじにしなければ。

でもでも、「フェイスブック」に登録している人がほんとに多くて、友人知人を見つけるのが楽しいんですよね。

友達も誘ったら、「フェイスブックって何?」という人も、けっこう多かったけど。

笑ったのは、「フェイスブックください」と言って書店に行ったという、おじさんの話。

しばらく笑い転げた。

あ、肝心のこと書くの忘れるところでした。

ゆめは、すっかり元気になりました♪ ご心配かけましたが、もう大丈夫です。


村長のひざでスヤスヤ・・・

4月8日(日)晴れ
 ゆめ

おとといからゆめの元気がなく、大好きな餌もお水もぜんぜん口にせずうずくまったままです。

昨日は広瀬さんの講演会に行く予定を取り止め、村長が連れて多和動物病院へ。

薬とペースト状の餌をもらってきて、口の中に入れていますが・・・ぜんぜん元気になりません。


うちの4匹のうち、モクとゆめは保護した頃に体調が悪くて病院のお世話になったことがあったけど、久しく元気だったのでそれが当たり前になっていました。

ふだんなら「ミャーミャー」とせがむ「猫ちゃんふりかけ」を差し出しても、見向きもせず・・・重症です。

今日も「海辺の日曜市」への参加をぎりぎりまで迷って、ほんとにとりあえず参加だけという感じで出ました。

久しぶりにみなさんに会えて楽しかったし、流木マスターの干物とイカも買って帰りました。

さすがに疲れたわぁと、夕食に一杯。

イカを食べていたら、むっくりと起き上がったゆめが「ミャー」。

「あらら、ゆめちゃん、イカ欲しいの」。猫には良くないと思うけど、全然食べなくなっていたゆめがねだるのにうれしくなって、小さくちぎってやりました。

少し食べてまたうずくまってますが、これで元気になってくれたら流木マスターにご報告ですね!

病院でゆめの体重を量ってくれたら、3,3sあったそうです。

保護したときは400gで、一時は300gまで減っていたゆめ、もう3歳になったんだ。

モクも心臓が悪くて、1錠3000円もするお薬を多和先生にもらっていたことがあったから、「もう13歳になりました」と報告したら

「まだ元気で生きているのか」と喜んでくださったそうです。


家族の元気が何よりです。

誰かに何かあったら、すべてのスケジュールはキャンセルですものね。


まるは外に出したのですが、心配そうですね。

4月6日(金)晴れ 
庭の花たち


春爛漫、庭に今咲いている花たちは、桜、ミモザ、木蓮、ムスカリ、花梅、ハナズオウ、水仙、れんぎょう、

すずらん、ツル紫、ローズマリー、大根、菜の花・・・、山にも桜やつつじが色とりどりです。

もうすぐカリン、ハナミズキが開きます。

そのほかにも、オオイヌノフグリ、タンポポなど、雑草の花も春はいっぱいです。

いい季節ですね♪



4月1日(日)晴れ 
日本一危険な町

今朝、新聞を見て驚きました。

わが町黒潮町が「日本一」になり、全国の注目を集めているではありませんか。

何かって、「津波予測、34,4m」が日本一なんです。

想像を絶する数字ですが、これじゃあ町のほとんどが津波に押し流されてしまいます。

間違いなく「日本一危険な町」!

そんな大騒ぎの中、伊方原発が再稼動しそうだという噂を聞き、耳を疑ってしまいます。

伊方も津波の予想内ですから、福島原発事故と同じことになりかねません。

タイムリーなお知らせが、あや伽さんから届きました。広瀬隆さんの講演会が、7日にあります。

◆日時:2012年4月7日(土)15:30開場、16:00開演

◆会場:四万十市立中央公民館2階大会議室

◆入場料:500円

◆チケット販売、ご予約、お問い合わせ:090-2784-6588、080-1116-5283

◆主催:四万十なごみネットワーク、脱原発四万十行動



2012年3月の暮らし

3月31日(土)雨のち晴れ 
第1号が届きました♪

春何番なのかしら? 風が強い一日。

23年度も今日が最終日。明日から新年度ですね。

でも、イベントの中には23年度から引き続いて実施するものもあって、「砂浜・笑顔写真プロジェクト」もその一つ。

チラシもあちこちに配布して、いよいよこれからが本番です。

そして、今日、第1号の作品が届きました! 愛知県の男性の方から。

6月末日締め切りだから、早々と・・・でうれしい♪

「フォトコン」にも「アサヒカメラ」にも4月号に募集要項が載ったので、今年は全国から問い合わせが相次いでいます。

応募数も、応募地域の広がりも、とても楽しみ。続々と作品が届きそうですね♪



3月28日(水)晴れ
 真実


高知県立文学館に「星野富弘詩画展」を見に行ってきた。

本もたくさん発行されている方だけど、原画を見るのは初めてだった。

口でくわえて書いた絵や文字が、手で書いた絵や文字よりもすばらしい。

加えてその言葉が、多くの人々に感動を与えているのだろう。

私が一番心に残った一文は、『強いものが集まったよりも 弱いものが集まったほうが

真実に近いような気がする』・・・・だった。

私もそう思う。

私は真実に近い場所に、自分を置きたい。

高知に行きがけに泉あしたちゃんに詩集を渡したら、お礼にチューリップの鉢植えをいただいた。

ありがとう♪ 大切に育てるね。あしたちゃんの花。

夕方帰宅したら、大阪の従姉妹から一冊の本が送られてきていた。

清川妙さんの「兼好さんの遺言」。

すぐ読み始めたけど、おもしろい。従姉妹がわざわざ送ってくれた意味が分かる。

ありがとうFちゃん。読み終えたら手紙を書くね。

弱いものたちの姿や心の美しさを、私も書きたい、描きたい。


 
チューリップの花

3月27日(火)晴れ 
つながる人々

まだ1週間だけど、つぎつぎと詩集の感想が届いて、感激して涙している。

そこには「うそ」はみじんも無くて、心震わせて出てくる言葉たちなのだもの。

どちらかと言えば、社会的地位が高く、高級とっている人たちが、信じられないような「うそ」を平気でつくのを目の当たりにしている私は、

無名の人々の純粋な「声」に、あたたかなつながりを感じて感動しているのだと思う。

詩集をそんなにも喜んでくれるのもうれしいが、そのつながり感が私をさらなる意欲へとかき立ててくれる。

孤独は人を萎えさせるが、つながりは人を勇気づける。

4月1日から、「自立を支援する親たちの会」は「NPO芸農人」と改名して再スタートする。

つながる人々を大事にしよう。

私にできることを、笑顔で実行していこう。


 
昼寝するまる、お前ともつながってるね

3月21日(水)晴れ
 詩集完成♪

詩集「今を生きる」が刷り上って、今日納品していただいた。

みんなが楽しみに待っていた詩集。担当のOさんも「楽しんでやっています」とおっしゃってくださった通り、とてもステキな本になった。

泉あしたちゃんなんか、「3月21日発行」が頭に焼き付いていたらしくて、さっそく「TUTAYA」に行ってたとか。

もちろんまだ書店には並んでいなくて、今日夕方私が受け取ったのだもの。

でもでも、それだけ待っていてくれたということが、発行人としてはうれしい限りだ。

この1冊、自信を持って世に送り出せる。

みなさん、ぜひ図書館にリクエストしてやってくださいね。

個人でご希望の方がいらっしゃいましたら、送料は私が負担してお送りします。1冊税込み1000円です。




3月20日(火)曇り 
「フォトコン」4月号

昨日発売の「フォトコン」4月号に、ポレポレ村長の「夏の夜」が掲載された。

これ以上は大きく載せられない、見開きいっぱいの写真! 2,279点から「推薦」に選ばれたというのは、さすがに大きく扱われるんだわ。

昨日、神戸の義母も書店に買いに行ってくれたらしい。

電話がかかってきて話していたら、みょうに話が食い違っていることに気付いたとか。

義母は別の本に出ていた村長の写真を見て、電話してきたのだった。

それにしても、偶然にもそっちにもなんとかというタイトルの写真が掲載されていたというのがおかしい。

自分が応募したのに、本人は出したことも忘れていたというのも、いかにも村長らしくて笑える。

「フォトコン」4月号のほうは、別のページに村長の顔写真とインタビュー記事が載っている。

その見出しが、『人とは違う、自分だけのアングルやイメージを探し出したい』だった。

なるほど、ポレポレ村長の写真はちょっと違うと思っていたのは、そういうねらいなのね。

1月、3月、4月号に入賞した村長は、ポイント得点では全国2位につけている。

めざせ! 年度賞。

 すみません、本が厚くてうまく開けません!

3月18日(日)雨のち晴れ 
桜フルマラソン完走

ポレポレ村長が私よりも早起きする日は、早朝の撮影に出かける日とマラソン大会に出場する日。

今日は宿毛市の「桜マラソン」へ、5時起きででかけて行った。

あいにく朝から冷たい雨。大丈夫だろうかと心配だったが、「一度も歩かなかった」と満足げに42,195`を完走して帰ってきた。

ただ、ゲストランナーの寛平ちゃんはぜんぜん走らなかったようで、がっかりしていた。

スターターを務めたあと、早々に姿を消したそうで・・・そりゃあがっかりだわ。

やはりみんな寛平ちゃんが一緒に走る姿を見たくて、参加申し込んだと思うもの。

夕方には晴れて、お墓参りに行ってきた。

暖かくなって、菜の花、水仙に続いて、ムスカリ、雪柳、ローズマリーも咲いている。



3月12日(月)雪のち晴れ 
播種と苗代づくり

今日もなんて盛りだくさんな一日だったことでしょう!

21日発行予定の詩文集「今を生きる」のゲラ校正のために、せいぶ印刷さんへ。

その足で黒潮町役場にまわって、税務課に申告書を提出して受付てもらった。

議会事務局にも行ったら、ちょうど一般質問の内容をまとめた冊子があったのでいただいて帰る。

どの議員がどんな質問をするのかパラパラとめくって見て、関心のある質問のときに傍聴に行くつもりだ。


今日は朝起きると雪がひらひら舞っていてびっくり。

風も強く寒い一日だったけれど、ポレポレ村長は種籾をポットに播いて、苗代に据え付けた。

明日シートで保護して、いよいよ今年もお米づくりのスタートだ。

いえいえ、種籾を温湯消毒するときから、もうじつはスタートしているのよね。

今日は農水省から「平成23年度環境保全型農業」の認定交付の書類も届き、担当のY氏から説明も受けた。

23年度からスタートしたこの制度は、5年間続くという。

黒潮町ではうちだけだけど、高知県内では180戸の農家が認定を受けたということもお聞きした。

初めての制度で去年はとても書類が大変だったけれど、2年目からはもっと楽になるはず。

黒潮町で「環境保全型農業」の仲間が増えるように、呼びかけたりもしてみよう。



3月9日(金)雨 
反響

昨日、高知新聞に長老の写真とコメントが載った。

すぐに高知市の従兄弟さんから電話があり、亡母の実家からも。

往診の先生も高知新聞を読んでいるらしく、長老に「サインください」と言ってみんなを笑わせた。

かつて通っていたディサービスのお友達が、ご丁寧な封書でくださったり・・・、そのたびに長老は大喜びで顔をほころばせた。

3月19日発売の全国誌「フォトコン4月号」には、ポレポレ村長のインタビューが掲載される。

写真が「推薦」(最優秀らしい)に選ばれたのだ。

すでに3月号にその発表が載っていたらしくて、雑誌を見た人から「おめでとう!」「ついに全国トップ、ばんざーい!」などのメールが続いている。

ともに喜んだり悲しんだりしてくれる「人のつながり」が、やはり一番ありがたいことですね。

19日発売のインタビューに載せる顔写真は、私が撮りました! うふふ。

笑ってくださいね、お楽しみに♪


 
庭は推薦ならぬ水仙が花盛り

3月6日(火)晴れ
 初夏の陽気

高知の春は短い。啓蟄を過ぎると、もう初夏の風だ。

田畑の作業も忙しくなった。

苗代を作り、じゃが芋を植えた。

チンゲンサイ、ブロッコリー、人参を収穫し、野菜づくしの夕食になった。

野菜が甘い。寒さを乗り越えて、糖度が高くなっているのが分かる。

特に人参は、毎日生でスライスして食べているけど、本当に甘くておいしい。



3月4日(日)雨 
100年はこじゃんと長い

長老98歳の誕生日♪

「何食べたい?」と聞いたけど、大好物のお寿司はほぼ毎日食べているし、「うーん・・・」と考え込んでる。

結局お昼はまたお寿司になった。毎日誕生日だわ(笑)

夕食は郷土料理でもあり大好きな「玄米鶏飯」。生春巻きとケーキも喜んだ。

長老は何でも食べる。唐揚げ、焼き鳥、ピザ・・・。いいのかしらと思うのだが、食べることが幸せだというので好きにしている。

アイスクリームやプリン、ヨーグルト、餡餅、おまんじゅう・・・甘いものも大好き。

口癖は「何を食べてもおいしい」「自分ほど幸せな者はいない」「最期までこの家で・・・」。

毎日繰り返し言っている。介護する家族は、とても楽だ。

今日は誕生日なので、ちょっと違ったコメントも聞かれた。

「100年はこじゃんと長い」

確かに! なかなか体験できないことですね。

6歳で実母を亡くし、戦争に人生を翻弄され・・・辛いこともたくさんあっただろうと思うが、弱音をはいたことが無い。

30歳の若さで区長になり、長年地域や農協の理事を務めながら、朝から晩まで田畑で働いてきた。

幸せなことに最高にいい妻と出会い、わがままな娘に手を焼いたものの老後を看てもらい、100歳を目指している。

病院、医者、薬が大嫌い。ショートステイも嫌だ。まがったことも大嫌い。

大相撲のファン。新聞を読むのも好き。

好きと嫌いが、みごとにはっきりしている。

ここまできたら、長老のしたいように最優先しよう。



3月1日(木)雨 「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」要項

今年もはや3月。庭に黄色い菜の花が咲き始めた。

月日が飛ぶように早く巡る気がするのは、日々忙しいからだろうか。

今年も「第2回砂浜・笑顔写真コンテスト」の要項が出来上がった。

チラシもありますが、まずはホームページでお知らせします。たくさんご応募お待ちしています。

■テーマ・砂浜、笑顔

■サイズ・白黒・カラー単写真、四つ切(ワイド不可)、A4、未発表作品、点数制限なし、合成加工不可

■賞・最優秀賞 1点 2万円(商品券)

優秀賞 2点 8000円(商品券)

入選 5点 5000円(商品券)

■審査・NPOスタッフおよび外部審査員

■発表・7月中旬頃 入賞者には直接通知 このホームページでも発表します。

■その他・返却希望の場合は、切手を貼った返信用封筒を同封してください。

応募票を作品の裏側に貼り付けてください。

入賞作品および応募作品の一部を展示する作品展を予定しています。

入賞作品の画像データや原版などの提出をしていただく場合もございます。

■締め切り・2012年6月30日(土)必着

■送付先・〒789-1924 高知県幡多郡黒潮町馬荷2826-4

野の手仕事仲間たち フォトコンテスト係

■お問い合わせ・polepole@iwk.ne.jp



2012年2月の暮らし

2月27日(日)晴れ アサトの死

奈々ちゃん一家の愛猫アサトが、今朝亡くなった。まだ4歳だった。

四万十市の街中の公園に捨てられていた兄弟猫で、マサト、アサトと名づけて一家で可愛がっていた。

ところが、ご近所に猫を虐待する人がいて、毒餌を食べてしまって兄弟で急きょ病院へ。

まだ幼いマサトが亡くなり、やっと助かったのがアサトの方だった。

マサトの分まで生きてほしいと願っていたが、毒のせいで内臓がやられていたのかも知れない。

点滴やら高価な薬用餌を病院で買うやら、懸命に世話をしていた。

この一週間は食べ物も受け付けなくて、水だけになっていたらしい。

それでも外に出たがって、家族が夜中でも付き添って散歩に出ていたそうだ。

とうとう出られないほど弱って・・・、でも家族みんなで最期を看取ったと聞き、短い一生だったがアサトは幸せだったと思った。

特に県外に行っているののちゃんは、アサトが危篤と知って旅行先から急きょ朝6時発の電車に飛び乗って四万十市に帰ったという。

アサトは8時4分に亡くなってしまったそうだけど、ののちゃんの部屋に寝かされて帰宅を待っていた。

うちも犬猫を飼っているので、家族同様の存在だということはよく解かるつもりだ。

その一方で、虐待する人が身近にいることがとても恐ろしく、理解できない。

アサトは毒餌からやっと命が助かったあとも、縫い針で体を縫われたりして帰宅したことがあった。

アサトばかりではなく、ご近所の猫も殺されたりする例が続いた。

私は思わず本気で「そんな街、早く引っ越した方がいい!」と叫んだくらいだ。

私は特別動物好きの人間ではないが、それでも縁あって犬猫を飼うようになって、動物に対する意識は大きく変わってきた。

犬も猫も、人間とまったく同じなのだ。

顔も声も表情も、性格も歩き方も・・・一人一人、いや一匹一匹みんな違う。みんなかけがえのない個性を持って存在している。

アサトはアサトしかいないし、ゆめはゆめしかいないし、まるはまるしかいない。ぜんぜん違っている。

自分で飼うまでは、猫はみんな猫にしか見えなかった。犬は犬でしか無かった。

たぶんほかの生き物たちも、みんなそうなのだろうと思う。

あまり出会いたくない蛇やクモも、ほかの毛虫でさえも・・・みんなみんな人間と同じ「かけがえのない存在」なのだろうなと想像する。

そう実感した体験がある。

忘れもしない、風の谷の田んぼで田植えをした日のことだ。

ポレポレ村長と上の段の田んぼの岸に座って休憩していたら、下の田んぼを泳いでいる2匹の蛇がいた。


すぐにカップルだと分かった。仲むつまじく幸せそうで、動きがラブラブだったからだ。

蛇は好きではないのだが、眺めている私も幸せな気持ちになって、蛇にも感情があるのだとはっきり感じた。

理屈ではなく、すべての生きものが神様に創られた存在だと体感している。

アサトではなく、また山に捨てられている子猫。里親さん探しています。


2月25日(土)雨 大賑わい「木のおもちゃ作り教室」

「あかつき館」の会議室満員の参加者で、わいわい楽しい教室でした!

実は、「子どもが熱を出して・・・」とキャンセルも10人あったのだけど、それでも30人+スタッフだとなかなかの賑わいですねー。

子どもはとにかく「木のおもちゃ」が大好きです。

大人もけっこう夢中になって没頭しますが、かたわらで子どもたちも楽しそうにおもちゃに目をかがやかせている。

高知市と東京から取材の方が来られていましたが、「百聞は一見にしかず」その光景をご覧になるだけで大きくうなずかれていました。

今回は、千葉や東京から移住、疎開されているご家族も参加されていましたから、いい出会いの場にしてほしいと思っていました。

幡多にまだ慣れなくて「あかつき館」も初めての人もいましたが、同じ立場の人同士交流の場にもなれたと思います。

講師の松岡先生、お忙しい中遠路ありがとうございました。参加者のみなさん、お疲れさまでした。

次回3月17日(土)13時〜15時、「サンリバー四万十」での参加申し込みもすでに多数届いています。

今回キャンセルされたみなさんとも、3月17日にお会いできるかな?

 子どもはやっぱり木のおもちゃに夢中


2月24日(金)晴れ 3月17日サンリバー四万十で

暖かいというより、暑い!

間伐材を使った「木のおもちゃづくり教室」が、いよいよ明日になった。

おかげさまで定員はとっくに超えたのだが、私の困った性格で「せっかく申し込んできてくれたのに、あと一人くらい・・・」

なあんて受け付けてしまい・・・。受付名簿の欄からはみだして
、数名書き足している。

断った人には、やはり申し訳なさが心に残る。

が、今回は少し救われた。3月17日(土)13時から、四万十市の「サンリバー四万十」で、同じ内容の教室を開催することが決定。

サンリバー四万十さんでチラシをただいま作成中。出来上がったら、今回お断りした人にご案内を出そう。

明日、初めてお会いする人も大勢いる。3歳、4歳、5歳の子どもさん、小学生も、木を削るのは初めてという人も多いことだろう。

体験することで、きっと気づきがたくさんあるはず。

無垢の木のいい香りに包まれて、楽しい一日を過ごしましょう♪



2月23日(木)晴れ 
マザーテレサの言葉


春になった。風が、空気が、匂いが春そのものだ。

気温も高くて、20℃もあった。

オオイヌノフグリやホトケノザが、花いっぱいに咲いている。

今日、チョンへさんから送られた「マザーテレサの言葉」です。



「あなたの心の中の最良のものを」

人は不合理、非理論、利己的です。

気にすることなく人を愛しなさい。

あなたが善を行うと利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。

気にすることなく善を行いなさい。

目的を達しようとする時、邪魔立てする人に出会うでしょう。

気にすることなくやりとげなさい。

善い行いをしてもおそらく次の日には忘れ去られるでしょう。

気にすることなくし続けなさい。
 
あなたの正直さと誠実さとがあなたを傷つけるでしょう。

気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。
 
あなたの作り上げたものが壊されるでしょう。

気にすることなく作り続けなさい。
 
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。

気にすることなく助け続けなさい。
 
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。

蹴り落とされるかもしれません。

それでも気にすることなく最良のものを与え続けなさい。

春の里山

2月22日(水)雨 
「今を生きる」

新月の今日は、朝からずーっと雨。一雨ごとに春が近づいている。

3月21日に発行予定の詩集のもくじを決めた。

タイトルも作者名も間違ってはいけないので、静かな中で集中して打つ。

9冊目となる本のタイトルは、「今を生きる」にした。

表紙の写真はポレポレ村長の「未来へ」という受賞作品。

前回の表紙の写真は、初めて海を見るモクの後姿で、「彼方へ」という「アサヒカメラ」誌の特選作品。

「未来へ」「彼方へ」・・・なんとなくポレポレ村長の好みが分かる。本人は気付いているのか、いないのか・・・。

詩の作者は、未来に向かって「今」を懸命に生きる若者たちだから、イメージはぴったり。

中の挿絵の米さんも、これから花開く若者らしいみずみずしい色調だ。

1冊の詩集に、さまざまな人の思いがつまっている。

さて、新しい詩集「今を生きる」は、どんな人が手にして、どんなふうに感じてくれることだろう。 


 小さいモクが初めて海に立った、私の大好きな1枚

2月17日(金)晴れちらちら雪 
玄米おむすび

都会の玄米のお客さまから、うれしいメール。

10歳の息子さんが学習塾に行くとき、玄米のおむすび3個をお弁当に持参。周りから「おむすび君」と呼ばれているそうです。

勉強に遊びに元気いっぱいのお子さん像が浮かんで、ほのぼのとうれしかったです♪

メダカやドジョウがいっぱいの田んぼを見せてあげたいなあ。

遠い高知の棚田の玄米が、都会の「おむすび君」にパクパク食べてもらえるのは、不思議な感動です。

小豆や雑穀を入れたり、いろいろおいしい工夫をされているとか。

我が家も毎日玄米ですが、オリーブオイルを入れたり、古代米やゴマやひじきを入れたり・・・いろいろ変化を楽しんでいます。

長老も玄米大好きですが、入れ歯だし、もうすぐ98歳という年齢も考えて、お水を多めに入れて炊いています。

玄米はぱさぱさしてどうも苦手という人は、ぜひお試しください。

お水多めにして、オリーブオイルを1合に大さじ1杯入れると、ふっくらしっとりおいしいですよ。

食べだしたらもう白米にはもどれません。あの白さを見ると、今では異様な感じです。

マイミクさんから、大豆とくるみの玄米おむすびをシェアしていただきました。

大豆入り玄米ご飯(5〜6人分)

・玄米2,5カップ  ・大豆4分の1カップ  ・自然塩小さじ3分の1  ・水3,5カップ

・くるみ大さじ3 ・ゆかり小さじ2 ・ごま塩適宜(玄米ご飯茶碗3配分)

1,玄米は2,3回水を変えて両手でこすり合わせるようによく洗い(おがみ洗い)、ざるにあげ30分ほど水切りする。大豆も洗って水気を切っておく。

圧力鍋に玄米半量と大豆を入れてよく混ぜる。その上に残りの玄米を入れ、水を鍋肌からそっと注ぎ入れ、塩を加える。

圧力鍋の蓋をしっかりして、中〜強火にかける。沸騰して圧力がかかったら弱火にして、25分〜30分炊いて火を止める。

そのまま10〜15分放置して蒸らす。炊き上がったらしゃもじで天地をさっくり混ぜる。

2、くるみは香ばしく炒り、粗く刻む。

3、炊き上がった大豆入り玄米ご飯茶碗3杯分に、くるみとゆかりを入れ、しゃもじで切るようにしてよく混ぜる。

4、6等分にして三角おむすびに握り、ごま塩少々をかけて完成。

オクラご飯も玄米で

2月14日(火)雨 
南国からの訪問者

今朝起きて新聞を開いたら、昨日ポレポレ村長が高知新聞社に送った文章が掲載されていた。

やっぱりね。昨日送る前に「どう?」と聞かれたので、一読しただけだったけど「すぐ採用されると思うわ」と答えたのだった。

タイムリーだもの、新聞社が一番喜ぶネタだわ。

最近話題になっている野鳥の少なさに触れて、それは私たちの暮らしにさまざまな悪影響を与えること。

しかし、四万十川にはもうツバメがやって来たこと。(つまり南国からの訪問者)

ツバメだって、いつ野鳥のように来なくなるとも限らないので、私たちは環境を守らなければならないのではないか。

一つの提案として、海山川に出かけたらゴミを拾って帰るようにしよう。こんな趣旨の文章だった。

野鳥の少なさは、私も不気味に思えて不安になっている。

いつもだったら、玄関横の西洋ヒイラギの赤い実も、みごとに野鳥に食べられているのに、今年は全部残っている。

きれいだと喜べない。

もしかして放射能の影響は無いのだろうか?

体の小さな生きものたちに、きっと先に出るはずだ。

信じられないほどポイポイ捨てている空き缶やお弁当などのゴミも、みんな人間のしていることだ。

動物が捨てている話は聞いたことが無い。

あまりにも自分勝手な人間の仕業は、必ずしっぺ返しを受けるような気がする。


 西洋ヒイラギのリース

2月13日(月)雨 
往診医師との出会い

両親とも「在宅介護」を強く望んだので、希望通りに最期まで家で看ようと決めました。

母はとてもいい往診医師と訪問看護士さんに恵まれ、私が仕事に出ていたので妹が毎日介護に通って来てくれました。

夫の全面協力もあり、これ以上ないチームを組んで「在宅介護」ができたことは、ほんとうに幸せだったと思います。

最期も私たち家族と、まるで呼び寄せられたかのように突然やって来た妹の家族みんなに見守られる中で、安らかに旅立ちました。

そんなわけで父も同じ先生に診ていただけるものと安心していたので、往診の患者が大勢なので行けないと言われたときは当惑しました。

昨年5月のことです。それから始まった「往診医師探し」・・・。

いろいろな体験はここに今書きつくせませんが、とにかく先月信頼できる先生と巡り会い、やっと往診に来ていただいています。

初めてご挨拶に病院に伺ったとき、先生はこう言いました。

「患者は医師を選ぶことができますが、僕たち医師は患者を選ぶことはできないんですよ」

ああ、あまりにそれまでいろいろな条件をつけて断る医師を見てきたので、やっと信頼できる医師に巡り会えたという気がしました。

ぜんぜん偉ぶらず、医師としての熱心さと同時にまず人間性を信頼できるのです。

岡本太郎似の外見から想像できない、チャーミングな面も。先生は前もって病院からうちまでの路程を下見に来ていたと言うのですから!

心から信頼できる先生と巡り会えて、本当にほっとしました。よかった。この安心感はみんな求めているものだと思います。

それは、医師だけでなくすべての職業に言えることでしょうね。

医師にもいろいろな人がいるし、教師にも、弁護士にも、農家にも、商人にも、警察官にも、自治体職員にも、新聞記者にも・・・

どんな職業にもいろいろな人がいる。当たり前だけど、その差はとても大きいです。

どんな職業であっても、心から信頼できる人間性の人と巡り会えることが、何より幸せだと思います。

その幸せは、お金では買えないところがいいですね。

ゆめとまるも信頼し合ってるのか、いつも一緒

2月12日(日)晴れ 
野焼き

風も無くあたたかないい天気。

「海辺の日曜市」を休んで、地域の「出役」に参加。野焼きでした。

「出役」は「でやく」と読みます。田舎暮らしをする上で、ぜひ知っておいてほしい地域の共同作業です。

多いのは「草刈り」「野焼き」「山の下草刈り」・・・などなど。

今日みたいにイベントと重なることもしばしばなのですが、何ヶ月も前から約束していた講師の仕事など以外は、地域の作業を優先ですね。

お葬式もまだ地域で送り出すことが多く、仕事を休んでも「小組」(隣組のこと)を優先します。

野焼きであちこち真っ黒になった地面から、蕨などの山菜が顔を出してくると、春の訪れです。



2月10日(金)晴れ
 二つの雑貨屋さん


先日、二つのすてきな雑貨屋さんから、ほぼ同時にご注文をいただきました。

ポレポレ村長の作品は、高松市の「plum」さん
http://plumno-mado.com/

ナチュラル雑貨とシンプルなお洋服、アンティークなど、きっと熱心なファンが多いだろうなと想像できるすてきなお店です。

工房ポレポレの「雑木ボールペン」や「木のボタン」や「どんぐりフレーム」など、置いていただくことになりました。

高松市は「草木染め教室」で呼んでいただき、知人も多い街。プライベートでも栗林公園や直島に旅行した、思い出の街。

今度行ったら、「plum」さんに寄せていただくのが楽しみです♪


一方、キリコの作品は、お世話になっている窪川の「かさね」さん。http://nikki.kasane.fem.jp/

シンプルリースの日記で書いたら、さっそく「どこにありますか?」と電話で聞かれました。

窪川の町から五社さんのある宮内に向かって、静かな田園地帯にたたずむすてきなお店です。

店主さんのハイセンスな目で選んだものたちだけが、とても居心地よく並んでいます。

行くたびにほっこりと和んで、ずーとそこに居たくなる感じ♪

置いてあるものもすてきだけど、きっと店主のMさんのお人柄も大きいと思いますね。

今回は「ユーカリリース」と、「草木染めのコットンストール」と、「煎り玄米黒茶」をお送りしました。

外は寒いけれど、二人でそれぞれお届けする作品作りをする時間は、なんだかとっても平和な時間でした。

たぶん・・・、大量生産ではなく、一つ一つに思いがこもる・・・からかな?

ふつつかな娘たちだけど、エネルギーがいっぱいの子たち。「みなさまに愛されるよう」願いを込めて送り出す気分でした。

 ユーカリのハートの葉っぱに染め材料を書いて・・・

2月8日(水)雪 
黒潮町でうちだけ!?

朝から雪が舞い、寒い一日。きれいな満月が出ています。

夕方、役場の職員さんが「環境保全型農業」の書類を持って来てくださった。

サインをして押印する。ほんとうに「ご苦労さまでした」という感じ。

なんかもうこんなに大変とは思ってなかったので、農水省の方に勧められるままに認定の申請したけど・・・。

平成23年度にスタートした制度で、黒潮町でもうちだけだったみたい。

黒潮町でうちだけ・・・は、まだほかにもある。

介護保険の「ケアプラン」を、自己作成しているのもうちだけらしい。

ケアプランは自己負担がゼロなので、介護サービスを受ける人はみんなケアマネージャーと契約して立ててもらっているのだ。

長老も毎月ケアマネージャーに立ててもらっていたけれど、今年1月から私が「自己作成」することにした。

そうすることによって、税金から毎月ケアマネージャーの事業所に支払われていた16,650円が不要となる。

年間にすれば、一人当たり約20万円の税金節約になる。

もしも黒潮町で介護サービスを受けている人たち全員が、ケアプランを自己作成したら・・・1億5000万円余りになるからけっこう大きいのだ。

さらに高知県全体にひろげたら、年間35億円の介護保険費用が要らなくなる。

12月に役場の介護保険係に言ったら、「えー、自分でできるんですか? 専門知識が無いと難しいから誰もやっていないですよ」と言われた。

県の担当者に聞いたら「包括支援センターが教えてくれる」と言うので、役場内にある包括支援センターに問い合わせた。

そしたらここでも、「要支援ならやっているけど、要介護は書類も違うし難しい」と断られた。

そんなに難しいものなの? でも、介護保険の制度上では「自己作成してもよい」ことになっているのに、変だわと興味がわく。

「とにかく自分で立てるので書類を送ってください」と言い、書類を見てあっけらかんとなった。

なんだなんだ、初めての人でも30分もあれば書けるよ。毎月16,650円も税金使うのはもったいないわ。

でも、これも黒潮町でやっているのはうちだけ。いや、幡多郡でもほかにもう一人くらいしかいないって、役場の担当者が言っていた。

県内でもレアらしくて、県担当者も高知新聞社も「自己作成しているケースを知らない」とのこと。

その理由はよく分かる。

ケアマネージャーにプラン作成を頼んでも、すべて税金で支払われて個人負担はゼロだから、誰も自分で書いたり送ったりしたがらないのは当然だ。

また、自己作成すればその分介護事業所の収入が減るから、介護業者はやってほしくないだろう。

場合によっては陰口をたたかれたり、往診医や介護サービスの妨害をしたり・・・、そこまでするのかというケースも生まれる可能性がある。

なにしろ日本の社会は、先駆者や少数者はさんざん苦労して道を切り拓かねばならないのは想像にかたくない。

それでもまだ、町役場が「なんとか介護保険料の値上げをくい止めて、町民の負担を少なくしたい」と思っているならいいが、

「自己作成されたら役場の手間がかかってめんどうだ」と不快感を示すようだったら・・・、あえて自己作成しようという人は皆無だろうなあ。

うーん、どうしたら自己作成する人が広がって、少しでも税金の負担が減るのだろうか?

やはり「自己作成すればメリットがある」というふうにすることだ。

事業所に頼めばケアプランに毎月16,650円支払うのだから、同じことを個人がやればその10分の1でも個人に還元すればいい。

2分の1還元すれば、けっこう大きい金額だから、「自分で立てる」と言う人がもっと増えるだろう。

毎月の介護用品代の足しになるとか、介護サービス代金をそれでまかなえるとなれば、高齢者は助かる。

なぜなら月々わずか3万円ほどの年金から、強制的に6000円もの介護保険料を差し引かれては、暮らしが成り立たない高齢者も多いからだ。

動物や子どもや高齢者に優しい町・・・が私はいい。

 冬のブルーベリーの木

2月7日(火)雨のち曇り 
ユーカリのシンプルリース


窪川にある大好きな雑貨店「かさね」さんから注文をいただいて、ユーカリのリースを作った。

この時期のユーカリは、寒さのためにブロンズ色になっていて、なんとも形容しがたい魅力がある。

自然の枝葉を使うので、これまた一つも同じものができないのがおもしろい。

ユーカリの精油は、空気清浄や花粉症などに効果があると言われているので、リースにぴったり。

香りもいいので、トイレや車の中の芳香にもいい。

年月にしたがって色がたんだん変化していくが、赤銅色になってもそれはそれでまた美しい。



2月6日(月)雨 
「TOSAZAI展」

2月16日(木)から3月10日(火)まで、新宿パークタワービル1階で「TOSAZAI展」が開催される。

高知県産材を使ったさまざまな作品が、展示販売される予定だ。

ポレポレ村長の「エゴノキと土佐和紙の灯り」も、すでに主催の県に送られた。

エゴノキは「はーと・らいふ村」の庭にある木だし、和紙は同じ黒潮町で手漉き和紙をがんばっている中島さんの作品。

100%黒潮町産の灯りというわけだ。多くの人にご覧いただきたいなあ。

自然の枝ぶりを生かして制作されたものなので、1つとして同じものはない。そこがおもしろい。

ポレポレ村長も期間中に上京の予定。会場で見かけたら、お声かけてくださいませ。




2月3日(金)雪のち晴れ 田んぼの案内

昨年黒潮町に移住して来られたAさんご夫妻が、今年からお米作りをされるという。

まだ1年にもならないのに、精力的に「食料とエネルギーの自給」を実践しようというのはすばらしい。

空いている田んぼがないかと相談されたので、喜んでご案内した。

平地の広い田んぼを見慣れている人には、中山間地の車も入らない小さな段々の棚田にさぞびっくりしたことだろう。

その上、農薬も化学肥料も除草剤も一切使用しないので、収穫は二分の一、いや三分の一かも知れない。

ほんとうに手間隙かかるわりに効率の悪い農業だが、地球環境や生きものたちに優しい「環境保全型農業」だ。

Aさんご夫妻も、「自然農」で実践されると聞いた。とにかく「やってみること」が大事だと思う。

きっと体験を通して発見したり、感じ取ったりすることが多いと思うからだ。

お米のお客さんを田んぼにご案内することも、うちではよくある。

一粒のお米が、どんな環境でどれほどの時間をかけて届いているか、解かってもらえるとうれしい。

先日、東京のオーガニックレストランから、電話がかかってきた。

「いつもおいしいお米をありがとうございます。お客さんが、おいしいので何という品種のお米か知りたいそうなんですけど・・・」

百姓冥利に尽きるわね。ポレポレ村長の汗も、こんなうれしい声があるから報われる。

今年は今までの年とぜんぜん違っていて、「古米はありませんか?」という注文がとても多かった。

いつもなら「新米ください」なのだけど、原発事故の影響だ。

今年は野鳥も驚くほど少ない。いち早く何かを感じ取っているのだろうか?

田んぼの中には、もうおたまじゃくしもメダカもいて、元気に泳ぎ回っていて、少しほっとしたけれど・・・。

今日は節分。エネルギーの高い好日。

歴史的な1年、2012年がいよいよ本格的に動き出すことを予感しながら、豆まきをした。

 町に出ていった人が耕作放棄した田んぼが荒れている

2012年1月の暮らし

1月30日(月)晴れ 甘酒作り

昨日、映画の帰りに、よろよろと歩いている腰の曲がったおばあちゃんを見かけた。

荷物も持っているようなので、車を止めて「乗りませんか?」と声をかけたら、助かったと喜んで乗ってきた。

お家まで送って行ったら、今日わざわざ息子さんが車に乗せて訪ねて来て、お礼にとたくさんの苺をくださった。

田舎の高齢者のみなさんは、ほんとうに義理堅いというか・・・、恐縮しながらありがたくいただいた。

新鮮な摘みたての苺、甘くておいしい。パクパク食べたけど、あまりにたくさんなので「甘酒と苺のムース」を作ることにした。

おととい友人宅にお邪魔したら、手作りの麹を作っていて、おすそ分けしてくださったのだ。

その時ごちそうになった「甘酒と苺のムース」のほんのりした色と味が忘れられなくて・・・。

貴重な麹で甘酒を作るべく、土鍋でもち米を炊いて、麹とまぜて湯たんぽと毛布で保温している。

こたつがあれば入れておけばいいのだけど、残念ながらうちには無い。

炊飯器でもできるみたいだけど、ご飯が入っているから使えない。

たぶんパン焼き器でも発酵できる。ヨーグルトメーカーでもできそうだ。次回は試してみよう。

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養価も高いし自然な甘みがなんとも言えずほっこりする。

冬は生姜をすり込んで、ふーふーとあったまりたい。

出来具合が心配で、さっき土鍋のフタをとってかき混ぜてみた。

おしゃもじについた米粒を食べてみたら、もう甘い!

わぁ、ちゃんと発酵が進んでいる。大成功だ。うれしい♪

できた! 甘酒と苺のムース

1月29日(日)晴れ 
「チェルノブイリハート」上映会

2003年に制作されたドキュメンタリー映画、「チェルノブイリハート」を観た。

「チェルノブイリハート」とは、穴の空いた心臓のこと。

ベラルーシ共和国では、現在でも新生児の85%が何らかの障害を持っているそうだ。

チェルノブイリ事故の現実は、福島の原発事故のこれからと重なる。

放射能の影響で、がんや生まれつき重度の障害を持つ子どもたちが、日本でもどれほどの人数になるか、計り知れない。

それでもまだ「安全」だと言ったり、「再稼動」しようとしたりする政治家は、気でもおかしいんじゃないだろうか。

映画のあと、ビキニ水爆実験の調査をしている山下正寿さんと、もと東電社員の木村俊雄さんの講演があった。

木村さんの話は、まさに原発事故の現場を知り抜いている人の証言で、生々しく胸をついた。

福島の原発事故現場は、まだ収束の見通しも立っておらず、再臨界も起きているかもしれないということ。

放射能汚染は広がり続けていて、この高知だってその影響は出ている。

事故はずっと前から十分に予測できたのに、対策をとられなかったのだから東電の責任は重い。

さらに、指導すべき国との癒着ぶりを、木村さんは目撃した通り生々しく語った。

国から検査に来たら、まずは料亭に案内してご馳走し、
チェックは形ばかりの「すべてOK」で、帰りにはビールやつまみまで持たせて見送ったそうだ。

東電に失望し退職後、「食料とエネルギーを自給」する生き方を始めた木村さんは、今は土佐清水市に移住してきている。

「どこにでも講演に行くので、声をかけてください」とおっしゃっていたけど、ぜひいろいろな市町村で木村さんを招いて聞いてほしいと思う。


 子どもたちも海も放射能の影響を受けている

1月26日(木)晴れ 
土佐のまんまる

だいぶ前の話ですが、「土佐のまんまる」という雑誌の取材があり、あとで本を送っていただきました。

ライターもカメラマンもプロ、さすがだなぁと思った記憶があります。

ひょんなことから、今日ネットでもその記事を見ました。

雑誌には載ってなかったツーショットの写真もあって、あららと新鮮でした。

二人そろっての写真はなかなか無いので、お暇な方はのぞいてみてくださいね。

http://www.tosajin.net/kurasu/uijkataru/011.html

今朝は雪が積もっていたけれど、よく晴れたので午前中には融けました。

大雪の地域のみなさま、お見舞い申し上げます。


 
愛用のブーツ2足

1月25日(水)今日も雪 
一人暮らしのおばあちゃんたち

今日も雪が舞って、寒い。今夜は積もりそうだ。

近所のおじさんが亡くなって、お通夜に行ってきた。

去年から何度地域の告別式に出たことだろう。亡くなる人がとても多い気がする。

今日また一人暮らしのおばあちゃん家庭が増えた。

中馬荷の25戸の民家のうち、
じつに3分の1が夫に先立たれた一人暮らしのおばあちゃんたち!

改めて驚いてしまう。

ゲートポールに集まるのも、料理作りや花の世話に集まるのも、サロンのゲームに集まるのも・・・全員女性なのだ! 

長老のところにいつもお菓子を差し入れしてくれる「ガールフレンド」も、みんな一人暮らしのおぱあちゃんたち。

おばあちゃんたちはひんぱんに、育てた野菜も持って来てくれる。

必ず一言、「無農薬やけんね」と添える。(苦笑)

どんどん人口が減少する「限界集落」の村は、これからどうなっていくのだろうか。

昨年黒潮町に移住してきたAさんご夫婦が、「この春から田んぼを作りたい」と連絡してくださったのが、とてもうれしいニュースだった。

空いている田畑はたくさんある。移住支援活動の中で、少しでも自分で食べものを生産したい人がいたら、喜んで相談にのりたい。



1月24日(火)雪 
湯たんぽ

朝から雪が舞う一日。

薪ストーブの薪が、どんどん消費されていく。

薪は山にいくらでもあるので、まったく心配ない。がんがん燃えろ。

炎は癒し。パチパチという音も、ヒーリングミュージックだ。

赤と黒の二つのやかん、ステンの湯たんぽも二つ、いつも乗っかっている。

子どものころ使っていた陶器の湯たんぽもあるけれど、ステンの湯たんぽのほうが断然便利だ。

お湯を入れ替えなくても、毎日薪ストーブに乗せて温めるだけで、お布団の中はほっかほか。

小林正観さんの本を読んだら、「七曜はエネルギーだ」という趣旨のことが書かれていて、やっぱりとうなづいた。

日=太陽の柔らかい陽射し

月=月の光

火=炎

水=流れる水、滝

木=樹木

土=土、砂


うんうん、全部納得できる。その通りだわ。


本には七曜のうち「金」が無かったけど、自然のものじゃないから除いたのかしら?

金=お金もエネルギーよね。ちょっと的外れか?




1月23日(月)晴れ
 鳥取からかにが届いた♪


10時過ぎ、大きなブルーのクール宅急便が届いたと思ったら、「かにーーー!!」

ののちゃんからのサプライズプレゼントだった。うれしい♪

バイトしてもらったお給料で送ってくれたのね。

寒い夜も、夜中まで働いていると聞いていたから、もったいなくてうるうる。


ありがとう、ののちゃん! 長老の顔にかにを近づけて見せたら、目を丸くして喜んでいた。

まるもさっそく飛んで来て、くんくん。

ポレポレ村長に20日に届いたビッグニュースのお祝いもしてあげたいと思っていたから、今夜は乾杯です。



1月20日(金)雨
 「木のおもちゃ作り教室」

今日はすごいビッグニュースが舞い込んで、びっくり!!! 人生はおもしろいわぁ。

内容は3月になったら「村便り」で書きますね。きっと、みなさん忘れてらっしゃると思いますけど。

2月25日(土)の「木のおもちゃ作り教室」の講師を、自然爺(じねんや)さんが引き受けてくださった。感謝!

年間何人の人に講師をお願いすることだろう。ほんとに大勢の講師先生にお世話になっている。

私たちもまた、いろいろなところに講師に呼んでいただいて、今年も先々までスケジュールが入ってきだした。

持ちつ持たれつ、主催者と講師と両方の気持ちがよく分かるから、もうどっちでもいい気分になって、それもおもしろい。

「参加者に喜んでもらいたい」気持ちは同じですものね。

とき・・・2月25日(土)13時30分〜15時30分

ところ・・・黒潮町入野 「大方あかつき館」2階会議室

講師・・・松岡 正宣 先生

定員・・・20家族程度(先着順)

参加費・・・無料 ただし材料代実費ご負担ください(300円〜800円)

その他・・・小刀かカッターがあればご持参ください

お問い合わせ・申し込みは、電話かメールでお願いします。

(0880)43-0503 または polepole@iwk.ne.jp

お子さま連れ、歓迎♪ 交流を楽しみながら、わいわい。


当日、東京から取材の方が来られる予定です。ご了承ください。

かたちはもっといっぱい自由に♪

1月19日(木)雨
 「フォトコン」2月号


雨の中四万十市に出かけたポレポレ村長が、いそいそと「フォトコン」2月号を買って帰ってきた。

「フォトコン」は、「アサヒカメラ」と並んで写真家に人気の雑誌。図書館などにもだいたいどちらかを置いてある。

全国的に人気を二分する写真誌だから、応募数も桁違いに多くて、毎月2000点から3000点近い枚数が寄せられる。

年に一度の「高知県展」以上の応募が、毎月毎月全国から寄せられて審査が行われているというわけだ。

1月号にも2月号にも、ポレポレ村長の写真が掲載されていた。年度賞候補というわけで、今年はチャンス!

「アサヒカメラ」で年度賞1位になって、授賞式に東京築地の「朝日新聞社」に出かけたのは、もうだいぶ前だった気がする。

受賞式にも祝賀パーティにも、もちろん私もしっかりお供して華やかなごちそうをいただいた。

目指せ、「フォトコン」年度賞! そういえばそんなエールを書き添えた年賀状が、今年はたくさんあったなあ。

ポレポレ村長は「中村写真協会」に所属していて、いい仲間たちに恵まれているので、たぶんそのメンバーからの励ましだったのだろう。

毎月例会に欠かさず出かけ、帰宅してからも楽しそうに写真の話をしてくれる。

利害でもなく、上下でもなく、大好きなことで結びついた仲間の存在は、ちょっぴりうらやましくなるほど「いいなぁ」と思う。


写真タイトルは「干し場」四万十川沿いの堤防風景

1月17日(火)晴れ 
太陽光発電

トップページのカウンターが少しずつ増えている。

アドレスを変更したことを、まだわずかな人にしかお知らせできていないけど、見てくださる人がいるんだわ。感謝♪

どうみても稚拙なホームページだし、「村便り」の内容もテーマは無く、その日その日書きたいことをただ書くだけ。

読み返すと赤面する日も多々あるし、言葉足らずでよく分からない内容も多い。

内容によっては、不愉快に思われる方もいるだろう。適当にスルーして、興味あるところだけでも読んでいただければありがたいです。


さて、今日は陽射しがさんさん、とても暖かい。

太陽光発電の業者さんが、見積もりを持って来てくださったので、パネルを乗せる場所を検討した。

家を建てるときに、パネルを置くのに一番いい方角に向けて設計していれば楽なのだが、後から乗せるのでいろいろ迷う。

離れの屋根に付ければ効率は一番いいが、12枚しか乗らない。

母屋の大屋根なら広くて高くて一番最後まで陽が当たっているが、西向きで効率は悪い。

両方に分けて乗せる提案もいただいたが、なんとなく外観が気にかかるのは女性だからか。

そんなに安い買い物ではないので、じっくり検討してみよう。

県も町も補助金が無いというのも、いささか遅れている。梼原町を見習ってほしい。

原発事故があって、自然エネルギーに変換しようという姿勢がもっとあるべきだし、高知県は特にそれにふさわしい県なのに。


離れの屋根は庇をとらず、1枚屋根にしとけばよかったなぁ

1月13日(金)晴れ 「夢中になる」ということ

昨年の日記を消去しようと思って、読み返していたら10月29日の「初めてのグラフィックデザイン」の記述が目に入った。

この日記にも度々出てくる動物をゴミのように捨てる人たちや、ゴミのように焼却する人たちに訴えたい一心だった。

モデルに選んだのは「りん」。怪我して捨てられていて、病院に連れていって片目になった子猫だ。

1ヵ月近く保護して、町内のとてもいい方が里親になってくださった。

りんにとって一番幸せな環境のはずなのに、「りんは二度捨てられた」ような罪悪感にずっと悩まされた。

夜になると思い出して涙がこぼれ、「返してもらおうか」「いやそんな失礼なことできるはずない」と悶々とした。

第三者には理解しがたいようなその悶々も、この作品に込めたのだった。

「締め切りは11月5日、間に合わないかも知れないが、入選すれば多くの人の目に触れる」・・・と記述している。

洋画や日本画は描いてきたものの、グラフィックデザインの知識は無い。その上時間も無い。

かなり無謀な挑戦に思えたし、ほんとに間に合わなくて搬入の日もまだ絵筆を握っていた。

搬入はポレポレ村長がしてくれるので、「できた?」と聞いてくれた時も、「まだ。出そうかどうしょうか・・・」と迷っていた。

「じゃあぎりぎりの時間まで描いてみて、あとでキリコさんが持っていく?」「うん、もう少し粘ってみたい」

「多くの人に伝えたいのだったら、新聞の投稿なんかのほうが効果的だよ。そっちにしたら?」


結果から言えば、私の絵は「捨てないで!」というタイトルとともに、高知新聞に掲載された。

四万十市展のグラフィック部門、「特選市長賞」を受賞したからだ。

りんの里親さんも一緒に喜んでくださって、図書館で新聞のコピーをとり、展覧会場にもご夫妻で駆けつけてくださった。

りんはほんとうにいい里親さんに恵まれたのだと、改めて感謝せずにはいられなかった。

審査員の先生のコメントは、『グラフィックデザインの作品として、最も訴求力のある作品。パネルの資質を生かしたイラスト表現に、新人ばなれした秀作』。

「訴求力」、つまりは「訴えたい」っていう私の思いが絵に込められていたということ?

キッチンカウンターに立てかけて、いつでも目に触れる場所に置いて、わずかな時間にも夢中で絵筆を握っていた。

下手だけど、「どうしても、とうしても、描きたい」という情熱が審査員の先生の心を揺り動かしたのだとしたら、とてもありがたい。


ポレポレ村長は「制作時間が作品の価値ではない。写真は一瞬だけど、そこに作者の心が写し込まれる。だから写心なんだ。」と、

写真と重ね合わせて共感してくれた。

グラフィックに初めての挑戦ということもあって、無欲夢中だった。

「夢中になる」こと、それ自体が充実なんだと・・・少し時間がたって読み返してみて、思う。

全身全霊で打ち込むものがあれば、周りの人から見てどう思われても、本人は幸せだ。

人生を振り返ってみて、そういう「宝」がいくつあるか、だろう。

 
こんな感じで描いてました

1月12日(木)晴れ 2012年にやりたいこと

今年もやりたいことがいっぱい。中でも「電気の自給」は、この家を建てるときからやりたかったことでした。

17年前は高知県に業者が無かったんです。今見積もりしてくれている業者さんに聞くと、その2年後くらいに県内にもできたのだそう。


うちはとにかく日当たりだけは抜群なので、ソーラーパネルで発電したら十分にまかなえるはずです。

今でさえ業者さんが驚くほど電気代が安い我が家、たぶん自家発電したら電力が余ると思います。


2月25日(土)には、「大方あかつき館」で「マイ箸や木のおもちゃづくり教室」開催します。

ただいま参加者募集中。お子さま連れ歓迎です。みんなで楽しくものづくりしましょう♪

この日に都合が合わない人も大丈夫です。きっと今年も何回も何十回もやる教室ですから。


3月には8冊目の
「詩文集」を発行します。

久しぶりの本の発行。こちらも印刷業者さんと打ち合わせに入っているけど、やっぱり楽しいわぁ。

昨年からまだかまだかと待ってくれている人たちがいてくれる。それもやりがいになっています。これは私のライフワーク。


5月末締め切りで、今年も「写真コンテスト」やります!

今年のテーマは「砂浜・笑顔」の二つ。今年もたくさんのご応募お待ちしています。

もちろん
「写真教室」
「砂浜・笑顔写真展」も開催しますね。

6月には「ワークギャラリー芸農人」オープン

居場所と寺子屋とショップとカフェを併せ持つ、ギャラリーです。(?!)

これもずっとやりたかったことでした。夢は叶うんですね♪

寺子屋では
「心理カウンセラー研修会」を継続して開催します。

心理カウンセリングに関心のある人、資格を取りたい人、いっしょに勉強しませんか?

このほかにも昨年に引き続いて
「6次産業化」「芸農サロン」「野良猫ゼロ活動」「環境の森づくり」・・・、

うわぁ書き出してみるとすごいわ! (自分で驚いてどうする)

どれもこれも、私一人では決して叶えられなかったこと。


多くの人や企業や団体のお世話になって、実現できることを感謝します。

お返しは
「できるだけ大勢の人々に喜んでいただく」こと。

「参加できてうれしい」「こんな場所が欲しかった」「元気になれた」・・・って、一人でも多く笑顔が見たい。

 絵を眺めている後姿を撮りたかったのだけど、「ふん」とそっぽ向いた、まる。

1月11日(水)晴れ
 昨年11月からのできごと

・・・とタイトルを書いたものの、ぜんぜん思い出せない! 笑

毎日書いている日記を開いて、できごとを拾い挙げてみます。


11月20日(日)・・・四万十市美術展の表彰式に、二人そろって出席。村長は写真の部「褒状」、私はグラフィックデザインの部「特選市長賞」。

その足で慌しく黒潮町へ移動し、「第1回移住者交流会」に出席。新たな出会いや懐かしい再会がうれしい。

12月21日(水)・・・村長、キスを40匹釣って帰る。この時期にも釣れるんだわ。

12月25日(日)・・・初雪。ホワイトクリスマスになった。ケーキとピザとチキンを焼き、ワインをいただいた。

12月28日(水)・・・役場から「ケアプラン用紙」が届いた。1月から自分でプランを立てる。黒潮町では初めて。高知県の先駆者になろう!

12月29日(木)・・・大掃除とお正月の買出し。毎年決まった年末年始のスタートだ。

12月30日(金)・・・これまた恒例の餅つき。今年は初めて「紫芋餅」もついてみた。色がきれいでおいしい♪ また種類が増えた。

12月31日(土)・・・大晦日。おせち料理とお正月さまの準備をして、夕方4時頃から飲み会。

1月1日(日)・・・元旦。お歳とりの行事をして、初詣とお墓参り。午後は年賀状の返事を書く。いつも通りのお正月。

1月4日(水)・・・母の命日。ぼたん雪の降る中、露天風呂にはいってしみじみ人生を想う。初めての雪見風呂。

1月5日(木)・・・白寿と成人式と誕生日のお祝い。99
歳を祝ってもらって、長老は感激の涙だった。

ざっとプライベートなことがらのみ羅列したけど、この間にひっきりなしにたくさんのイベントが入っていました。

なんとまあいろいろなことがあった2011年だったこと。忘れられない年になりました。


これは人参芋。紫芋もこんな風に蒸してつきます。

1月10日(火)晴れ 
迎春

遅ればせながら・・・「明けましておめでとうございます!」

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ホームページの更新がしばらくできなかったので、みなさまにご心配をおかけしました。

これまで加入していたプロバイダーがサービスを停止すると知り、黒潮町の光ネットに申し込んだのですが、

工事完了になんと2ヵ月もかかるというのです。

いられ(土佐方言でせっかちのこと)の私ですから、年末になって町役場に「そろそろ2ヵ月やけど・・・」と催促して、年明けにまたお願いして・・・。

ところがやっと工事完了したにもかかわらず、ポレポレ村長がセットアップしようとしてもどうしてもつながらない。

役場から届いたガイドブックを見ながら、かなり根気強い村長が3日ほど頭を抱えて悩んでいました。

ついに、「このガイドブック、絶対ミスプリントやわ」とつぶやくのを聞いて、「えー?!」と私が電話してみたら・・・

やっぱりガイドブックが間違っていたのですって!

そりゃ、村長がいくら悩んでもセットアップできないはずだわ。普通、ガイドブックに従って操作していくはずだもの。

そんなわけで、「大丈夫かなあ」と一抹の不安を抱えた再スタートとなりましたが、再開はほんとにうれしい。

2012年、歴史的な一年の幕開けです。今年もさまざまなお便りを綴っていきますので、改めてよろしくお願いいたします。


新しいアドレスは下記の通りです。

メールアドレス  polepole@iwk.ne.jp

ホームページ
 http://www.iwk.ne.jp/~heartlife

2011年11月の暮らし

11月3日(木)曇りときどき雨
 「農家民宿はこば」へ

今日もステキな人たちとの交流とおいしい料理で、幸せいっぱい♪

今年移住してきた人たちと先輩の移住者さんとのお引き合わせもできたし、県内各地で活躍している人たちの出会いの場にもなった。

高知県は「おいしい食材の多い県ナンバーワン」に選ばれたと聞いたことがあるが、「おもしろい人材の多い県」でも上位じゃないかと思う

全員が魅力ある講師ばかりで、話題に事欠かない。やはり「食」で盛り上がる。

みなさん、何でも自分で作っている人たちばかりで、今日持って来てくださった「手作りのチャイ」や「チーズケーキ」、とびきりおいしかった!

紅茶も手作りしているんだもの、おいしいはずだわー。

「はこば」さんの「栗と銀杏とささげのおこわ」も絶品で、一粒残さず食べた。

アメゴとポークと鶏の燻製、ピーナツ豆腐、ピザ、苺のゼリー・・・まだまだたくさんあるけれど、見た目もきれいだし味も最高においしい。

Nさんが絵本の読み聞かせもしてくださって、周囲の景色とぴったりでしみじみ心に沁みた。

11月13日(日)には、中津川で「もみじまつり」も開催されるそうです。

今日も紅葉がきれいだったけど、13日頃がきっと最高になると思う。

コンサートやバイキングもありますので、ぜひみなさん行かれてはいかがでしょう。

お問い合わせは、「はこば」の田辺荘市さんまで。 0880-27-5305。




11月1日(火)晴れ 今を生きる

今日も昨日に負けず劣らず、汗ばむ陽気だ。

午前中、寺子屋の講師をお願いする方のご自宅を訪ねたら、山の上の隠れ家のようなステキなお住まいで感激した。

こんな近くに、私の理想とする暮らしをしてらっしゃる人がいたんだ!

何年も前からおはがきはいただいていて、そのセンスに脱帽していたのだけど、さもありなんの暮らしぶりだった。

きっと私、これから何度もお訪ねすると思う。

とてもお忙しい方で、ご自分の納得することでないと絶対に引き受けない。気持ちがいいほど「NO」をハッキリ言う。

今まで何度も断られたけど、ぜんぜん嫌な気はしなくて、むしろ「見習うべきだ」と感服してきた。

人生はそんなに長くはないし、今という時は二度とない。

今、自分が集中してやりたいことがあるなら、優先するのは当然だ。

「寺子屋」での研修に心から興味を持ち、ご自分も「学びたい」と心から思われたのだとおっしゃる。

ありがたい。同じ思いの人と、「今」という時間を共有する幸せに感謝したい。


 
木々がいっぱいの玄関アプローチ

2011年10月の暮らし

10月31日(月)晴れ 
「こうち山の日」のご案内

すばらしい秋日和。

11月のイベントの日も、今日みたいないいお天気だとうれしいなあ。

11月11日は毎年「こうち山の日」のイベント。今年は特に11年11月11日! エネルギーが高い好日です。

今年の会場は「はーと・らいふ村」。10時から12時まで「間伐材を使ったものづくり体験教室」を行います。

いつものマイ箸やマイスプーンに加えて、「木のおもちゃづくり」も実施します。

なめても安心のヒノキのおもちゃ。子どもさん、あるいはお孫さんへのプレゼントにいかがですか?

13時から15時までは、「広葉樹の植樹体験教室」。間伐するだけでなく、荒地に木を植える活動をずっと続けています。

大勢の方が植えた木に名札を付けて
、成長を楽しみに見守ってくださっています。

県土の84%が森林の高知県。山が荒れると川や海にも大きな影響があります。

「こうち山の日」は県民みんなで「山を守る」ことを考える日にしたいですね。

 
自分の植えた木の写真を撮る人も・・・

10月29日(土)晴れのち雨 
初めてのグラフィックデザイン

夕食に使おうとお芋を掘ったら、丸々としたのがごろごろ出てきた。

食べる分だけ掘ったけど、そろそろ全部掘ってもいいかもしれない。土佐紅と呼ばれるさつま芋と紫芋と里芋。みんな収穫の季節。

銀杏もいただいたので、紙袋に塩といっしょに入れて、レンジでチンする。

1分もすればパンパンはじけてくる。ちょうど食べ頃だ。

季節の食べ物はやっぱりおいしい。

朝早く起きて四万十川に釣りに行ってたポレポレ村長が、「山に捨て猫防止の立て札が立っていた」と朝食のとき言う。

市役所と保健所にお願いしたのが9月13日だったから、わりと早い。声に出してよかった。それよりも早く「広報紙」にも啓発文を掲載してくれていた。

問題はその中身だが、何年か前に立ててくれたのは「飼えない犬猫は保健所に相談してくれ」というもので、「お願いしなければよかった」と悔いた。

相談したら飼ってくれるというのか? 連れて行ったら保護してくれるというのか?

猫は餌も食べさせず、即日殺される。もがき苦しんで死んでいく。

四万十市の小動物管理センターだけで、平成21年度に殺された数は「犬が266匹、猫が822匹」! 四万十市だけですよ。高知県全体になれば・・・。

許せないのはその中には他人の飼い猫を捕獲して「自分の猫だ」と言って殺したり、野良猫を殺したりする数も含まれていることだ。

四万十市の小動物管理センターに何度も改善を要求したが、「本人の言うことを信じます」と耳をかさない。

もの言えない動物たちは、平然とうそをつく人間たちによって殺されている。

平成22年度に四万十市の小動物管理センターで殺された数は、「犬は212匹、猫は787匹」。

この数字の中には、四万十市上小姓町の一人暮らしのおばあさんが飼っていた三毛猫と、その子どもたち4匹も含まれている。

捕獲して保健所に「自分の猫だ」と言って持ち込んだ男性のことも、私は知っているぞ!

今回の立て札の文面は、村長の話では「捨てることは罪になる。捨てた猫がどうなるか考えて」というものらしくて、ほっとした。

立て札はいつ立つか分からないと思っていたので、私はポレポレ村長にパネルを作ってもらって絵を描き始めていた。

コピーも入れたいと思っているので、初めて描くグラフィックデザインになる。

間に合えば市展に出品して、入選すれば見てくれた人に想いを伝えられるかも知れない。

締め切りは11月5日。間に合わないかも知れないが、このテーマで毎年描いていこうと思っている。

まるは今日も安心しきって踊るポーズで眠っている

10月24日(月)晴れ 
イベントのご案内

暦の上では、今日は「霜降」。

ギャップがありますねー。半袖でもいいくらい暖かい。

空気が澄んで、空は高く、秋日和だからとっても気持ちがいい♪

だからかどうか、あちらこちらでイベントがいっぱい。うちも、10月から3月までずーと続きます。

10月27日(木)・・・「寺子屋芸農人」で研修会(すでに定員いっぱい。感謝!)

11月3日(祝)・・・農家民宿「はこば」を訪ねて交流会(わくわく♪)

11月6日(日)・・・窪川の緑林公園で「四万十手仕事市」10時〜15時。出会いがいっぱいありますように。

11月8日(火)・・・黒潮町入野の「花音」で、「自立を支援する親たちの会」。すごい提案があります! 満月会に参加できない方はぜひこちらへ。

11月11日(金)・・・10時〜15時、こうち山の日イベント。詳しくご案内しますので、ぜひおいでください。「はーと・らいふ村」で。

11月12日(土)・・・14時から四万十市の社会福祉センターで「なごみネットワーク」定例会。疎開してきている方たちも参加します。

11月13日(日)・・・西南大規模公園で「海辺の日曜市」。9時〜14時。移住者さんの交流の場です。


11月19日(土)・・・「婚活カフェ」(すでに定員いっぱいです。ごめんなさい。もっと回数を増やさなくてはと思っています。)

11月20日(日)・・・11時〜14時、黒潮町浮鞭の「土佐ユートピアカントリークラブ」で「移住者交流会」。

11月25日(金)・・・「寺子屋芸農人」で研修会。研修以外にも「芸農サロン」は日常的にやっていますので、お問い合わせください。

書きながら思わず「うわぁー」と声を上げてしまいました。1ヵ月でこんなにある。(ちなみに小豆色のイベントは主催者は別です。)

どれをとっても大切なイベントや集会ばかりで、一つ一つ詳しくは改めてお知らせします。

多くの人たちにお世話になります。

みなさま、準備も当日もどうぞよろしくお願いいたします。とても楽しみです♪

 今日収穫したイチジクとゴーヤ

10月17日(月)晴れ
 ブシュカンと声のひろば

日本海側にお住まいのランナー・しばさんが、朝早く村に寄ってくださった。

昨日の四万十川ウルトラマラソンで100`完走し、満たされての帰路だという。

ポレポレ村長がスズキを釣ってきたので、朝食からカルパッチョにアラの味噌汁で、スズキ尽くし。

お土産にも持って帰っていただいたので、今夜は四万十川の話をしながら家族で食べてくださるだろう。

いま話題のブシュカンがカルパッチョにぴったり合うので、それもいっしょに。

高知県特産の酢ミカンで、「仏手柑」とはぜんぜん違う「ブシュカン」。

この季節、秋刀魚を焼いてちゅっとブシュカンをかけて食べるのもいいが、オリーブオイルと混ぜてカルパッチョに使うと抜群のおいしさだ。

高知新聞の投稿欄に初めてメールで送ったポレポレ村長の文章が、今朝の新聞に掲載されていた。

高知県展写真の部で特選に選ばれた「新堀川今昔」という写真を見て、いっきに書いた文章だった。

「この写真を特選に選んでくれた審査員に、僕は心から感謝する。一見ただ同じ場所で撮っただけの組写真じゃないかと言うかもしれないが、

これはすごいよ。ニューヨークでピカソのゲルニカを見たときの感動を思い出す。」

一枚目は緑があり、水が流れている新堀川のほとりで、多くの人々が覗き込んだり憩いのひと時を過ごしている。

2枚目は川がむざんに埋め立てられてアスファルトの道路になり、人影ひとつ見えない。

同じ場所だが、対比することで如実にその違いを語っている。

「ひどい話。人間のエゴやおごりをまざまざと映し出している。小さないきものたちが暮らしやすい環境は、人間にとっても暮らしやすいはず。」

ポレポレ村長は衝撃を受けて、しきりに私に嘆く。

作者は写真によってその思いを訴え、審査員が評価したのだ。

「この写真を見て、多くの人に考えてもらいたい」とポレポレ村長が言うので、「共感は言葉にして作者にお返しすることが一番」と投稿を勧めた。

こんなに早く、しかも投稿欄のトップに載ってよかった。

写真の作者やポレポレ村長の文章に共感する声が、また投稿されるといいなと思う。

いや、されなくてもきっと、受け止めて考えてくださる人々が大勢いるに違いない。

やはり「声」は出すことだ。


 
魚の骨をオーブンで焼いたところは、まるでお肉みたい!

10月16日(日)晴れ 
東京出張

夜7時、東京出張より帰宅。

午前中は銀座を歩き回っていたことが夢だったのではないかと思うほど、静かな真っ暗な里山です。

やっぱり私は「はーと・らいふ村」が一番ほっとす.る。ここは私のユートピア。 

と言っても、2日間の東京出張はとても楽しかった。お世話になったみなさまに、心から感謝です。


これから高知県に移住するかも知れないみなさまに、「黒潮町」の移住支援について紹介するのが今回の出張目的。

初めての体験だったので反省点もいっぱいあるが、参加してくださった方々がいい人ばかりでラッキーだった。

「まるごと高知」のレストランの料理もおいしくて、すぐに和気あいあいとお話できた。

黒潮町で再会できる人も、きっと何人もいらっしゃるような予感がする。

いやいや予感どころか、さっそく明日の月曜日に移住してくるとおっしゃる男性もいた! びっくり。

反省点は、私の一言が誤解を招きかねないということ。肝に銘じておきたい。

たとえば「私の住んでいるところには、信号もコンビ二も喫茶店も病院もない」と言っても、それは「馬荷」という村のことなのだが、

聞く人は「黒潮町にない」のだと思ってしまいかねないということ。

「私の暮らしているところは山の中ですけど、15分ほどで街にでれば量販店もいくつもあるし、何でも揃っていて困ることは何もないですよ」

という肯定的な結論で説明しないとダメだということだ。

ネット環境にしても同じ。うちは環境が悪いけれど、黒潮町の光ネットワークに加入すれば問題ないことを伝えなければ誤解を与える。

「村便り」の影響をもっと配慮しなければならないと、反省している。

「いつか会いたいねー」とずっと言っていた学生時代の友人も来てくれて、なつかしくて涙が出そうだった。

静岡と埼玉から来てくれた二人の口から、自分の記憶にも残っていない「遠い昔の私」とも再会できた。

「かわいかったよー」と何度も繰り返して言うが、自分の記憶とぜんぜん違う。むしろ正反対。

大都会の雑踏の中で、不安とコンプレックスでいっぱいで生きていたように思う。

高知に帰郷するとき、二人に東京駅まで見送ってもらったのは覚えている。

「ギターを抱えたあなたを見送って・・・、すごく寂しくて仕方なかった」としみじみ静岡の友人が言う。

私はギターを抱えていたことすら、まったく覚えていない。自分よりも、友人のほうがはっきり記憶してくれている不思議。

「明るくてにぎやかで、甘えん坊なところもあったわ」「あなたの成績表を見た教授が驚いていたのを覚えている」

友人の口から次々に出てくる「記憶にない私」について、一番うれしかったのは次の言葉だった。

「悪口陰口をぜんぜん言わなかった」

ホント?!  聞かせてもらってほんとによかった。「昔の私」の頭をなでてやりたい。

今日は暑いくらいの秋晴れで、帰りの飛行機から富士山がくっきり見えた。

空も海も山も青く、窓から眺める景色は平和で穏やかだ。

何人のみなさまが黒潮町に来てくださるか、とても楽しみ。

移住でなくても、一度ぜひ現地の自然を肌で感じていただきたいです♪


 
アカメのひれのネックレスで銀座を歩き回ってきました!

10月11日(火)晴れ 
「村便り」が消えた?

大阪の読者さんから、「村便りだけ見られなくなっているんだけど・・・」とメールが届いたのは、かれこれ一週間ほど前。

「えー、どうして?」訳が分からずうちのパソコンで見たら、いくら開いても真っ白けだった。

原因も分からず、直す技術も無くて、みなさまにしばらくご迷惑をかけました。申し訳ありません!

昨日、みことさんにお世話になって、ようやく再開です。


パソコンが苦手な上に、うちの環境もよくなくて、重いメールなど届くとなかなか開かない。

30分も1時間も開くのを待つなんて、信じられませんよねー。

で、みなさんにできるだけ縮小してくださいとお願いしています。

チラシとか大きな写真とかは、どうか勘弁してやってくださいな。


 
庭は今、コスモスの季節

10月4日(火)晴れ
またアカメ釣る!

昨夜9時30分頃、ポレポレ村長がまたアカメを釣った。

先日釣ったとき、「もう二度と釣ることは無いだろうから・・・」と言っていたのに、はやっ!

しかも今回はさらに大魚で、全長81cm重さが7,5`。

丸々太っていて、両手で抱いてもずっしりと重い。よく釣ったもんだと驚いた。

釣ったときはもちろん生きていたので、急いで四万十市のトンボ公園内にある「さかな館」に駆けつけたそうだ。

宮崎県と高知県にしかいない固有種で、「幻の魚」と呼ばれる釣り人のあこがれの魚なので、できれば標識をつけて放流したかったのだと言う。

でも、夜間は「さかな館」には誰も居ないのか、いくらチャイム押しても応答が無かったらしい。

次に思いついた「岡田釣具店」や「高知新聞幡多支社」などに訪ねて行っても、どこも誰も居ない。

仕方なく自宅のパソコンで調べようと、アカメはストリンガーで川に泳がせて帰宅。

研究家はいたが県東部の人だったので、その人にメールで「幡多地域で標識が付けられないか?」と質問した。

翌朝4時くらいに起きて返信を見たが、無い。夜遅かったので、まだメールを見てないのだろう。

再び四万十川に行ったが、残念ながらアカメは弱っていて、放流するのは無理と判断。

ポレポレ村長はすっかり落胆して、「釣るんじゃなかった」と言っていたが、仕方ない。

7時くらいにうちに連れて帰って、メールを見たら研究家から返信が!

「生きていれば鱗を数枚送ってほしい、死んだら頭と背骨と内臓を冷凍して送ってほしい」ということだった。

もちろん役立ててほしいので、一息ついてから包丁で取りかかった。

これが大変! アカメはミノウオと呼ばれるくらい鱗が堅くて、力仕事だ。

内臓も傷つけないように丁寧に取り、耳石(DNAデータの分かる器官)のある頭部も背骨も取って冷凍した。

身はもちろん、鱗もひれも全部大切にいただくことが、アカメの供養になる。

鱗は3,5cmもあって美しいので、1枚残らず役立てよう。

背びれには穴が空いていたので、そこに紐を通してネックレスにしてもらった。

これがめちゃめちゃかっこいい♪ 「もののけ姫」のサンみたい。

身もピンク色にエンジの模様が入って、とてもきれいだし新鮮だし、おいしいことこの上ない。

刺身にカルパッチョに塩焼きにして堪能した。

差し上げた人たちは、「唐揚げやムニエルやあんかけにしてもおいしかった」と喜んでいた。

2度あることは3度ある。「またアカメを釣って来てね」と言ったら、ポレポレ村長が

「言っとくけど、そんな簡単なことじゃないんだからね」とあきれ顔でため息ついた。



10月1日(土)晴れ 寺子屋芸能人

コスモスが咲き、金木犀の香りが漂う・・・気持ちのいい秋日和。一年中で一番好きな10月になった。

寺子屋は企業さんからのありがたい注文があってお箸づくりに大わらわなのだが、今日だけはお祝いでお休み。

これまでお世話になった大勢の方々に感謝して、新しい一歩を踏み出す一日になった。

寺子屋の講師をしてくださった方々の中には、すでに旅立たれた先生もいらっしゃる。

ガンで余命いくばくもない体で、子どもたちに理数の授業をしてくださった、おじいちゃん先生。

料理や裁縫や生活の知恵を教えてくださった、おばあちゃん先生。

先輩たちの姿を通して、私は高齢者と子どもとの交流に目覚めさせられた。

思えば日本の昔話によく出てくるのは、みんなおじいちゃんおばあちゃんが子どもを育てているではないか。

「桃太郎」も「かぐや姫」も「舌きりすずめ」も、みんなみんなそうだ。

ずっと昔から「いい関係」だったのだ。

寺子屋の講師は、有名な人で無くてもいいと思っている。

無名でもすばらしい考えや技術を持った「先輩」は、身近に大勢いる。

教える人も学ぶ人も、どちらもが生き生きと共鳴し合える、幸せな時間と場所でありたい。

 はまじさんにも寺子屋の講師をお願いしました!

2011年9月の暮らし

9月29日(木)晴れ
 超多忙の一週間

24日は「はたフェス」に参加のため、朝7時に家を出て四万十川入田キャンプ場へ。

ポレポレ村長が「マイ箸づくりワークショップ」を頼まれていて、私もお手伝いでついて行った。

お天気にも恵まれ2万人の人出だったとか、大忙しの一日だった。

地元の人ばかりでなく、県外からの参加者がとても多い。


東京や岩手からの「疎開希望」のみなさんともお会いできた。黒潮町や四万十市の自然環境を気に入ってくださったようで、うれしい。

ほかにも大勢の友人知人が声をかけてくれるのだが、接客でなかなか落ち着いて話せない。ごめんなさい!

夕方7時30分に帰宅するまで、12時間以上も一度もトイレに行く暇が無かった。四万十川をカヌーで40`あまり下った日以来だわ、こんな日は。

加えて、朝からひっきりなしに電話が鳴る。前日の婚活参加者やサポーターさんからだ。

「やはり○○さんが気になるので、なんとかもう一度会えないか?」「友達が参加したいと言っているが、次回はいつか?」などなど。

結局、26日まで毎日のように電話やメールの相談が続き、再度会っていただいたりして・・・、カップルが4組に増えた!

自宅に帰ってゆっくりよく考えて、慎重に自分の気持ちを表現する人が多いということか。

まだ悶々と悩んでいる人には、「ふさわしい出会いがあるはず」と励ます。


27日は「移住支援交流ツアー」。稲刈り体験を企画していたが、空き家探しが最大の関心事なのでそちらを優先する。

役場の移住支援担当さんとも連携して、なんとか早く空き家を確保したい。


お箸けずりはけっこう夢中になる。

9月23日(金)晴れ アロマときめきパーティ

雲一つない秋空。エネルギーの高い絶好日。

「ネスト・ウエストガーデン土佐」を会場にお借りして、「アロマときめきパーティ」を開催した。

講師の廣田聖子先生のご指導で、午前中「オリジナルオードトワレづくり」と「ハンドマッサージ体験」。

自分の好きな香りを選ぶのは楽しい。

特産品の「ゆず」「しょうが」「ひのき」「だいだい」の精油に、話題が盛り上がる。

最初は緊張気味だった独身参加者たちも、ハンドマッサージではわいわいにぎやかに笑顔いっぱい♪

男性参加者があんなに上手だとは、想定外だ。楽しそうに女性の手をマッサージしてあげていた。

レストランに移動して昼食。中庭には、はーと・らいふ村から移植したハーブガーデン。

外は芝生も海も陽射しがいっぱいに輝いている。

午後のスタートは「アタックゲーム」。二つのハートを一つにすれば完成するパズルなのだが、これがなかなか難しい。

それでもすぐできたカップルもいて、用意してきた賞品をプレゼントする。

幸先よくたくさんのカップルが誕生するかに見えたが、まずは1組成立して早めに二次会へ。

私たちスタッフは、サポーターさんたちとアンケートをもとに話し合った。

やはりアロマ体験は女性に人気だ。オリジナルオードトワレを持ち帰れるというのも、喜んでくださった。

意外だったのは、強制的に動かさないと自分から進んで動けない男性が多かったこと。

初めて婚活パーティに参加した人もいれば、何十回も参加しているベテラン(?)も。

地域も年齢も職業もさまざまだが、「出会いのきっかけがほしい」という思いはみんな同じはず。

残念ながら出会いがなかった人も、今日作った「オリジナルオードトワレ」に癒されて、次回がんばってくださいね。

ほんの少しの勇気、自分から話しかけていきましょう!

 

9月22日(木)晴れ 雑木プロダクツ

   高知新聞社が毎月1回発行しているおしゃれな折り込み紙面、「K+」

今日発行の9月号に、「工房ポレポレ」が紹介された。

「雑木から教わるモノの価値観、工房ポレポレの雑木プロダクツ」という見出し。

さすがプロだなあと感心する高橋さんの文章と、インパクトの強いボールペンや鉛筆ペンダント、ボタンなどの大きな写真。

工房で仕事している村長の写真も小さく出ていて、連絡先として電話番号とURLが載った。

やはり新聞の力はすごい。電話が鳴るたびに、読者さんからのお問い合わせだった。

「K+」は高知新聞を購読していない人でも、コンビ二などで入手することができる。

東京にも資料として持って行こう。感謝!

今日は子猫の抜糸手術に連れて行った。

糸を抜いても2〜3日は、エリマキトカゲでいなくてはならないとか。て゜も、元気いっぱいだ。

動物病院で会う人々は、なぜだかみんな優しい人ばかりでほっとする。

そんな人たちばかりの社会になれば、動物たちも幸せなのに。

動物に幸せな社会=人間も幸せな社会、に違いない。



9月15日(木)曇り一時雨 News Letter

農水省の方が来てくださって、「aff」の9月号と「News Letter」9月号をいただいた。

「aff」は初めて手にしたが、特集が「世界農業遺産」でとてもおもしろかった。

そのほかにも「ネバネバ食材」が取り上げられていて、毎日収穫しているオクラやモロヘイヤの料理法に目からうろこだ。

オクラのお好み焼き、モロヘイヤのとろとろスープ、すぐに作ってみようと思う。

「News Letter」は、http://www.maff.go.jp/chushi/kohoshi/mag_newsletter/ でも見られる。

9月号に
「はーと・らいふ村で自産自消!」という見出しで、私たちのことを取り上げてくださった。感謝!

取材に来てくださった方が長老と同じ名前で、ご実家も農家だとのこと。すっかり楽しくお話させていただいた。

来月東京出張の資料として、「News Letter」を持参させていただこうとひらめいた。

ケガをした子猫も、元気になっている。

人なつこい子で、鳴きもせず騒ぐこともなく、トイレもいっぺんに覚えた。賢い子だ。

毎回思うことだが、こんなに人間を信頼している飼い猫を、よく捨てる人がいるもんだ。

同じ人間として申し訳ないような気持ちになる。

つらい目に遭った分、うんとこれから幸せに生きてほしい。


どなたか里親になってくださる方はいないでしょうか?

 手術をしてくださった先生に甘えてる子猫

9月14日(水)晴れ 藍染め教室

黒潮町民館に講師で伺うのは、昨年の「お箸づくり教室」に続いて2度目。

昨年とても楽しかったので、今年「藍染め教室」の依頼を受けてから、「97歳やったおじいちゃん元気やろうかねー」と再会が楽しみだった。

去年お見かけした方も何人かいらしていたが、98歳の方も外出が難しくなっていたし、施設に入られた人もいた。

こうして集まって交流できる高齢者のみなさんは、お元気でお幸せだ。

みなさん器用な人が多くて、紙テープのかごや皮ぞうり、竹細工、手まりなど、完成度の高い作品をいっぱい作っていて驚いた。

館長さんにお聞きすると、「道のえき・ビオスおおがた」などで販売もしているそうだ。

さすがに藍染めもお上手。絞りもうまく入って、藍の発色もすばらしくて、みんなニコニコだった。

「次は草木染めを習いたい」とリクエストも入って、またきっとお伺いするようになると思う。

また、私たちも伝統的な手業を持つ高齢者さんに講師をお願いして、皮ぞうりなど習うつもりだ。

黒潮町に移住してこられた若い人たちから、ぜひ習いたいので講師はいないだろうかと頼まれて探していたのだ。

ありがたいことに、会場も町民館を貸してくださるという。とんとん拍子で実現しそうだ。ラッキー!

手まりを作るのがご趣味というかわいいおばあちゃんが、「作るのが生きがい。ここに来ると楽しい」と笑顔で言われたのが印象的だった。

人と交流しながら、楽しく手と頭を使ってものづくりをして、作品を愛用したりプレゼントしたり売ったり・・・元気のヒケツだと思う。

終わってから、毎回楽しみにしているおいしい昼食もいただいて、事務室で職員さんとお話した。

職員さんの机にも紙テープのバックがあったので、「あらー、作られたの? いいですねー」と思わず声をかけたら、98歳のおじいちゃんの作品!

かわいい花の飾りがついたかごで、プレゼントする若い女性職員さんににこにこしながら差し出す姿が目に浮かんで、胸が熱くなった。

やはり作品には、その人が出る。楽しんで一生懸命作る、その過程がピュアで感動する。

どうか100歳まで長生きされますようにと祈りながら、写真を撮らせていただいた。



9月13日(火)晴れ 四万十川のアカメ


満月の夜はいろんなことがある。昨夜11時頃、ポレポレ村長がアカメを釣って帰ってきた。

スズキは何匹も釣ってきたが、アカメは初めてだ。

その名の通り、目がルビーのように赤く光っていた。

高知県と宮崎県にしかいなくて、釣り人たちのあこがれの魚。

なんとか逃がそうとしたが、ルアーを深く飲み込んでいて、はずしてもぷかっと浮いて泳がなかったらしい。

でも、私は実物を見て触って
、ありがたくごちそうになれたほうがうれしかった。

もう二度と釣れないかもしれないので、片身は奈々ちゃん一家に持って行ってあげて喜ばれた。

今日は午前中に市役所担当者と保健所担当者と会って、捨て猫対策を聞いた。

犬猫を殺すことに多大な税金を使うのではなく、不妊・去勢の補助金にまわしてほしいと要望した。

午後から小暮剛シェフの料理教室に出席。

ぎりぎりになって会場に滑り込んだら、あちこちから「キリコさーん」と手を振る人が。友人、知人が大勢出席していて楽しかった。

終わってから動物病院に子猫を迎えに行くと、エリマキトカゲみたいなジョウゴみたいなものを首に巻いて、先生に抱かれて出てきた。

「いのちを救っていただいてありがとうございます!」とお礼を言って帰ってきた。

帰路は捨てられていた山道を通る。車を止めて、まだ捨てられたままの猫たちにお別れの挨拶(?)をさせて、うちに連れて帰った。

ほかの猫たちは、きょとんとして見送ってくれた。

2週間後に再度病院に連れて行って、抜糸してもらう予定。その間に、里親見つけなきゃあ。

 アカメ

9月12日(月)晴れ
 満月の夜

今夜は満月。お山にも美しい月が上ってきた。

あちらこちらでお月見が行われていることだろう。

そんな夜、動物病院で片目の手術をしている小さなノラ猫の話を聞いてやってください。

名前はなし。四万十市の山に捨てられている、白黒の子猫ちゃん。

そう、ゆめやまるが捨てられていた、あの山の道です。


この「村便り」に黒猫のことを書いたのは、振り返ってみると7月5日だ。

あれから2ヵ月。山には次々に、また新しい猫が捨てられた。

小さい子猫を2匹を育てている三毛、そして、片目が飛び出している白黒の子猫。

ケガをして捨てられたのか、捨てられてからケガをしたのか? 何も分からないけど、ひどいケガなので正視できなかった。

やせこけた子猫は、それでも懸命にそこで生きようとしているかに見えるけど、ケガが化膿したりばい菌が入るのは目に見えている。

困ったなあ。助けてやりたいけど、もううちでは飼えないよ。モクもハナもゆめもまるも、みんな困ってどうしようもなくて拾ってきたんだもの。

ポレポレ村長と二人でため息つきながら相談した。「自分たちにできることをするしかないね」

とりあえずケガの治療を早急にする。里親を探す。

今朝、多和動物病院に電話した。うちで保護した4匹の避妊・去勢手術をしてもらった先生だ。

野良猫がケガしていると話すと、つかまえる時に暴れて人間がケガするから、無理しないようにとアドバイスしてくれた。

ポレポレ村長と軍手に長袖シャツで、かごを持って山に行った。行く前に実際に動きを確認して、役割分担した。

餌をやって食べに来た子猫を私がつかまえて、ポレポレ村長がカゴのフタを閉めた。

子猫は慌てて逃げようとした。カゴの中をぐるぐる廻って出ようとした。でも、暴れたり鳴いたりはぜんぜんしなかった。

車の中でも「大丈夫よ」と話しかけると、まったく騒がなかった。多和先生がつまみあげても、まったくおとなしくにゃんとも鳴かなかった。

「眼球が完全に飛び出して化膿してきている」ということだった。4ヵ月くらいのオスということも分かった。

たぶん3ヵ月2週間くらい、人間に飼われていたのね。そして、山に捨てられた。親兄弟とも離されて1匹だけ放り出された。

先に母子で捨てられた三毛は、情の深い猫だった。自分の子のように、ケガをした子猫を可愛がった。

子猫は新しい家族ができたみたいに、三毛と自分よりはるかに小さい三毛の子どもたちと仲良くしていた。

多和先生はケガがひどいのですぐには手術ができない、今夜あずかって考えるということだった。

ポレポレ村長が去勢手術も一緒に受けておくほうが、2度もストレスを受けさせなくていいという意見で、先生も出来るとおっしゃった。

小さい体で大丈夫かと心配だが、もし里親を探すとなれば私たちが負担しておくと喜ばれるだろう。

ケガが治癒したからといって、また山に戻すことなんてできないもの。

子猫を預けて帰宅してから、市役所に電話した。山の捨て猫のことで電話するのは、2年ぶりの2度目だ。

前回は山に立て札を立ててほしいとお願いした。立ててはくれたが、ひどい文面の立て札だった。

相変わらず捨てる人がいるので広報紙などで啓発してほしいこと、野良猫の不妊手術に行政も補助金を出してほしいこと、

里親探しに協力してほしいという3点をお願いした。

すでに土佐市では、猫の不妊手術に5000円の補助金が出ていることも話した。


熊本は殺処分ゼロを目指して取り組んでいる。高知もできないことはないはず。

うっとおしがられてもまず自分に出来ることから、声に出していきたい。

 PCのそばで大の字に眠るまる。餌をやらなければ絶対に保護できなかった野良猫だ。

9月8日(木)晴れ
 白露

「立秋」のときは完全に言葉と季節とがかけ離れていると思ったけど、「白露」はぴったり!

暦の通りに季節は巡っていると感心した。

昨日の朝など、寒くて目が覚めた。

今朝は4時にポレポレ村長が高知市に出かけたけど、ウインドブレーカーをしっかり着込んで出発。

頼まれていたモクとハナの散歩に出かけたら、朝露がキラキラ輝き葛の花が優しげに咲いて、すがすがしい気分。

8月14日の便りに載せようと思っていたはまじさんの書に、ポレポレ村長がステキなフレームを作ってくれた。

私の好きな耳付きのフレーム! ポストカードにして、はまじさんにお礼を出そうと思う。

ありがとう、はまじさん、ポレポレ村長さん。



9月6日(火)晴れ 
台風が過ぎて

すっかり秋になった。日中はまだまだ暑いけれど、空気が違う。吹く風が違う。気持ちがいい。

朝晩は肌寒く、虫の音が澄んで、しみじみ落ち着く。生きているだけで丸儲けという気持ちになる。

自然は感動であり、癒し。人間が傷めつけると、時に大きな牙を向いてくる。

台風12号の被害の大きさに驚き、胸が痛む。とても他人事とは思えない。

少しコースがずれていたら、私たちも同じことだった。

イノシシに食べられて全滅した田んぼの被害など、なんのことは無い気がしてくる。

この間、「環境保全型農業」の視察に、県と町の担当者さんが村に来られた。

私がご案内したけど、「黄金の滝」の棚田など厳しい環境での米作りに、みなさんびっくりされたご様子だった。

車も機械も入らないので、すべて手作業で運ばなければならない。何倍もの手間がかかる。

「それだけで大変ですね」とうなっていらっしゃった。

加えて周囲が山なので、どこからでもイノシシが自由に入れる。防ぎようがない。

でも、お米を目にしたみなさんが、「無農薬なのに病気が出ていない」と驚いていた。

県の方が「天敵がいるのですね。クモとか・・・」とおっしゃる。さすがだ。

それに、苗もうちで育てたものだから、とても元気でたくましい。

近所の人が買ってきて植えた苗は小さくてひ弱で、虫や病気が出たりしている。

それで農薬をまいて消毒する。除草剤もまくので、草一つ無い。生きものすべて、天敵も殺してしまう。

自然のバランスが崩れた田んぼは、農薬が無いと作物が育たなくなる。悪循環だ。

ただ・・・、有機の田んぼが困るのは、生きものがいっぱいいるので、モグラもイノシシも大好きなのよねー。

ほかの田んぼよりもはるかに、うちの田んぼに入っている。稲を刈ってもまだ掘り返して、ミミズを食べている。

機械で耕したのかと見間違うくらい、丁寧に!

 視察する担当者さんたち

9月1日(木)晴れときどき雨 
イベントの秋

朝晩めっきり涼しくなって、秋の気配が漂いだした。

芸術の秋、スポーツの秋、イベントの秋、食欲の秋・・・、まずは県展入選が内定という好スタート。

23日の「アロマときめきパーティ」も、大勢のみなさまのおかげで参加者が決定した。ほんとうにありがとうございます。

東は高知市から西は宿毛市まで、22歳から41歳までの独身男女のみなさんの出会いの場になる。

講師は廣田聖子ちゃん。オリジナルオードトワレを作り、ハンドマッサージを体験する。

ほとんどの参加者の方々と初めてお目にかかるのだが、ご縁を大切にしたいと願っている。

なぜなら出会いのイベントは、県内各地で目白押しなのだ。

そして、どこも参加者がいなくて四苦八苦していることを、主催者さんの悲鳴とともに伺った。

中にはあまりの少なさに中止になりそうだという市町村もあった。

「女性参加者がいない」と、どこもおっしゃる。うちはまったく逆。女性には苦労しないが、「男が欲しい」と・・・(笑)。

例外中の例外らしい。どうしてなのか分からない。そもそも企画が女性の要望からスタートしたからか?

今回は県庁幹部OBのスタッフが、各市町村役所を訪ねてチラシを管理職のみなさんに頼んでくれた。

そして、各市町村役所から申し込みがあったら、お礼を述べる必要があるから必ず自分に伝えて欲しいと私に言った。

頭の下がる想いとは、こういうことだ。人に依頼するときの姿勢を、彼の言葉から学ばされた。

私もチラシを数十人のみなさんに送って、配布を依頼した。

送りっぱなしでなく、「おかげさまで参加者が集まりました」とお礼を言おうと思う。

私も頼まれたら精一杯尽くしたい。持ちつ持たれつ。

 まるの寝相はいつも大の字。人間みたい。

2011年8月の暮らし

8月29日(月)晴れ 「交流ツアー」スタート

新月。新たなスタートに好日。

午前中取材があり、楽しくお話した。テーマは「農業の魅力について」。

うちなんか「農業」と言っていいのかどうか戸惑うが、私にとって魅力はとても単純だ。

「自然と一体の気持ちよさ」「安心安全な自産自消」、この気持ち良さ、安心感が無かったら、たぶんやってないだろうなあ。

町で便利な大きな田んぼでやる農業は嫌。だんぜん里山がいい。


雑木の山に囲まれた棚田で、湧き水を引いて、小鳥やメダカやドジョウと一緒に無農薬でやる百姓じゃなきゃ、やりたくない。

やっぱり「農業」じゃなくて、「百姓」だわ。お金儲けと縁が無くても、みょうに幸せな百姓。「百笑」でありたい。

今日は初めて「玄米ワッフル」を焼いてみた。ブルーベリーソース添え。もちろん試作。

午後から、23年度初の「交流ツアー」実施。これから毎月1回予定しているが、すでに予約でいっぱい。

今年は優先順位をはっきりした。被災者の方々を最優先する。中でも母子疎開。

9月10日(土)14時30分から、四万十市中央公民館で、千葉県と福島県から疎開してきた2組の家族のお話をお聞きする。


ぜひ、多くの県民に参加してほしい。主催は「四万十なごみネットワーク」。問い合わせは上岡さん、0880-43-3812。

玄米をうちで粉にして、パン、ピザ、ケーキを焼く。さらに製麺にも挑戦?

8月24日(水)晴れ ゴーヤの漬物

日曜日のイベント参加者から、毎日のようにメールや電話がある。

「ありがとう」「楽しかった」から、「相談に乗って」。講師の先生からも、「雰囲気を気に入ったので、また呼んでください」とメールが届いてうれしかった。

カウンセリング希望男性が、午前中にさっそくやってきた。1時間30分ほど話し、支援を約束する。

私の使命は「支援者」であり「演出家」であることは、ずっと変わらない。一生現役。

午後から「海辺食堂」にゴーヤを差し入れ。毎日食べても、うちだけでは食べきれない。

去年は乾燥して保存した。今年は漬物にもしているが、これがおいしい。

糠漬けではなく、こうじ漬け。1日で出来上がり。オクラもきゅうりも人参もナスも、全部漬物にしている。

下の写真はモロヘイヤ。炒め物などにして食べているが、今ひとつおいしい食べ方が分からない。

グリーンジュースにしてみようかなあ。




8月23日(火)曇り 米粉のマフィン


先日の料理用に、うちの玄米を精米して米粉に挽いて用意した。

粉を少し余分に挽いてあったので、今日マフィンを焼いてみた。

もっちり、ずっしり、おいしい♪ 

吉田亮太先生のレシピから、バターを少なくしてチーズも入れない、プレーンなマフィンだけど、とってもおいしかった。

夕方、買い物に行くついでに奈々ちゃん親子にも届けて感想を聞いたけど、「何も入れなくてもおいしい」とのこと。

明日は玄米をそのまま粉に挽いて、マフィンを焼いてみようと思う。

買い物に行った量販店で、嶺北の米粉を見つけたので触ってみた。

うちの米粉よりも、細やかで柔らかい。いい機械で粉を挽いているんだと思う。

うちの粉挽き機では一番細かくしても、かなり粗い。でも、まあ、それでも十分おいしいと自己満足している。



8月21日(日)晴れ
 11年ぶりの再会

10時から婚活クッキング。高知から講師の吉田先生をお招きしたら、講師が一番先に会場到着で恐縮。

開始5分前には全員が揃って、主催者は助かる。遅刻する人がいると、スタートからやきもきする。

今日は窪川中学での教え子Sちゃんと、11年ぶりの再会が楽しみだった。

15歳が26歳の適齢期になっているんだもの、すっかり美しく女性らしくなっていて感激。

幸せになってほしい。支援できることは何でもしたいと思った。

ハプニングが続出で大笑いしながら、料理を作りみんなで会食。

男性でお一人、とても楽しいキャラなのに自分で気づいてなくて、「自分はおもしろいことも言えないし・・・」とぼやく参加者がいた。

私が、「そんなことはないわ。めっちゃおかしいのに、自己評価が低すぎる」と言うと、「婚活カウンセリングしてほしい」と言う。

いや、まじでそれは必要かも知れないと、私自身も考えていることだった。

婚活する前に、個々のみなさんとじっくりお話を聞き、アドバイスもさせてもらいたい。

登録者がたいへん多くなって、そこまですると時間が足りなくなるかも知れないが、実際に電話かけてきていろいろ相談されるケースが現に多々ある。

本当に真剣に悩み、パートナーを求めている人が多いのだということを、私なりに痛感している。

さて、前述の男性参加者が私に、「うそのカップルでもいいから、実績が必要でしょう?」と質問した時、即座に否定した。

「そんなのうれしくも何ともない。本心からの相手と巡り会って、幸せになってくれるのが一番うれしい」と。

あくまでも「幸せのお手伝い」でなきゃ、やる気もわかないしやりがいもない。
それは明快だ。




8月18日(木)晴れ 
満足できる生き方

朝、いつものように新聞を広げて、思わず悲鳴をあげた。

まだ寝ているポレポレ村長の枕元に行って、「Yさんが・・・」。

信じられないという顔で新聞を見入る。確かに、ご近所のYさんが、昨夜バイクで車と正面衝突して亡くなった記事が出ている。

相手の車がセンターラインからはみだして、Yさんの前を走っていた車と接触し、そのままYさんのバイクを跳ね飛ばしたのだった。

良くしてもらっていた人だった。この村便りにも、1月23日にYさんご夫妻が地ビールを持って昼食会に来てくださったと書いている。

何か珍しいものがあると、いつもいつも持って来てくださった。

珍しい食べもの、花の苗、手作りの料理や竹細工の品々・・・、にこにこしながらさっとやって来て渡してくれる。

ビワの種酒を教えてくれたのもYさんだったし、「脳卒中で倒れない飲みもの」のレシピを届けてくれたのもYさんだった。

うちに来る時はたいがい自転車。遠くに出かける時は、さっそうと大きなバイクにまたがっていた。

昨年の夏、Yさんの従兄弟で町会議員だったMさんが亡くなった時も、うちに知らせて来てくれたのがYさんだった。

60歳、元気で大活躍していたのに、ガン発見からたった2ヵ月で亡くなったと聞き、いのちのはかなさを嘆く私に向かって、

「キリコちゃん、だから僕はいつ死んでも悔いの無いように、好きなことを目一杯やりよう」と笑顔を見せた。

つい先日の叔母の告別式のときも、五色の旗を持ってお棺の前を歩いてくれた姿が目に焼きついている。

あれからまだ2週間しかたっていないのに、今度はそのYさんを見送らなければならないなんて。

大阪で公務員をしていて、京都出身の奥様といっしょにUターン。56歳という年齢よりも、ずっと若く見えた。

明るくて率直で本音で話が出来て、しょっちゅう訪ねて来てくれたご近所さんだったのに、残念でならない。

嘆く私に、Yさんが笑顔で語りかけている気がする。

「キリコちゃん、僕いつも言いよったろ? 僕は日々を目一杯楽しく生きてるって。自己満足やけど、人生それが一番やろ?

他人の言うことを気にしよったら果てが無い。自分が満足する人生を送ることが一番ながちや」

Yさん、ご冥福を祈ります。残された奥様と3人のお子さんを、どうか見守ってあげて。



8月16日(火)晴れ コシヒカリ稲刈りスタート

猛暑と台風とイノシシと・・・苦労に耐えた強い稲たちの収穫です。

今年はイノシシ除けのネットを買ってきて張ったけど、気休め程度の効果でしょうね。

みんな、爆竹鳴らしたり、見まわりしたり、髪の毛つるしたり、中には石ころをカゴに入れて待ち構えているおじさんもいるらしい。

おかしいけど笑えない。

いよいよイノシシの狙わない田んぼは皆無になってきた。

すでに7反はイノシシたちに返したのだから、残り7反はなんとか収穫させてよ。

暑い中、ポレポレ村長があんなに一生懸命除草機をついて育ててきたのだから。




8月15日(月)晴れ 
砂浜投げキッス、優勝


毎年8月15日は、昼間はキス釣り大会出場で、夜は花火大会。

炎天下の砂浜で一日中竿を振るのは大変だと思うけれど、好きなことだからいそいそと出かけるポレポレ村長。

顔も手足も真っ赤に焼けて帰宅した。今年も優勝♪ 

前は優勝はでっかいクーラーだったり、釣り用の長靴だったり・・・いろいろいただいた記憶があるけど、去年から商品券になってありがたい。

お腹に卵を持ったキスは、上品なおいしさで家族みんなが舌鼓を打つ。ごちそうさまでした。

表彰式には役場広報担当のFさんもいらしたとかで、「ポレポレさんて、釣りもされるんですか?!」と驚いていたそうだ。

子どもの時から釣りしている村長は、「どういう意味やろ?」と首をかしげるので、

「工房で家具作って、有機農業もやって、写真も撮るし、ウルトラマラソンも走るし・・・釣りもやるんかと驚いたんでしょ」と返事した。

お土産にチューハイやマッコリを買ってきてくれたので、それを持って夜の花火大会へ。

村長はもちろんカメラと三脚をたずさえ、座る間もなく撮影に忙しい。

オレンジ色の美しい月も出て、波の音をBGMに花火を眺めた。砂が裸足に気持ちよく、夜風も涼しくて、波に打ち込む花火も幻想的。

いい写真もたくさん撮れたようで、今年も楽しい入野の花火大会でした。

明日は地元馬荷で花火大会。こちらは長老の部屋から眺められる。

ベットに長老を起こして、小さな山間に打ち上げられるつつましやかな花火を、犬や猫たちと一緒に眺めることにしよう。




8月14日(日)曇り 
宿毛市、そして大用へ

みことさんにお誘いいただいて、宿毛市のパルティフジ内でのイベントへ。

久しぶりにはまじさんとお会いして、「寺子屋芸農人」へのメッセージを書いていただいた。


はまじさん以外の出展者のみなさんもいい方たちばかりで、交流が何よりも楽しかった。

私が声をかけた友達もみんなが会いに来てくれて、ありがたいことですよね。

中でもマチコさんは、「楽しい、楽しい」と喜んでくれて、「今夜大用の夏祭りだから、ぜひ先生も来て!」と誘ってくださった。

うーん、一日中イベントするとぐったり疲れて、夜は・・・と迷ったが、マチコさんが遠くまで来てくれたのに、私が断ることはできない。

帰宅すると教え子からも夏祭りのお誘いメールが届いていて、「よし、会いに行こう!」と決断した。

大用中学校に3年間勤務したのに、夏祭りに参加するのは初めてだ。

思ったより大勢の人人人、こんなににぎやかとは思わなかったので、びっくりした。

大勢の中から教え子を探すのは一苦労だと思ったが、無事会えてよかった。

1年会わなかっただけで、みんな大人っぽくなっていて成長に目を見張った。

区長さんが、「先生、うちへ泊まりに来てや」と温かい声をかけてくださったのもありがたかった。

飛び入りで踊りの輪にも入り、お餅拾いにも参加して、楽しい一夜だった。

そのあとマチコさん宅へ移動して、カラオケ大会! ハードな一日になったけど、学生時代みたいでたまにはいいですね。

今日一日、宿毛でも大用でも大勢のいい人たちと交流できて、つくづく「恵まれているなぁ」と感謝しきりだった。

みことさん、みわこさん、はまじさん、マチコさん、林さん、オカハラさん、出展者のみなさん、大用の教え子や地域のみなさん・・・お世話になりました♪




8月13日(土)晴れ 
オリジナルオードトワレ

9月23日の「アロマときめきパーティ」の講師、廣田聖子先生が打ち合わせに来てくださった。

逆ですね。普通は主催者がご挨拶に伺うべきなのに、はるばるこちらまで来てくださったのです。申し訳なくもありがたい。

キーウィの酵素ドリンクをお出ししたら「おいしい!」と喜んでくださったので、一緒にキーウィを収穫してお土産に。

なっているキーウィを初めてご覧になったそうで、「これ見ただけでも、来たかいがあった」とおっしゃっていた。

当日、参加者に作ってもらう「オリジナルオードトワレ」の材料を見せていただいたけど、絶対みんな喜ぶと思うわー♪

香りの効果も先生が全部教えてくださって、ボトルもずっと使えるガラスのステキなものなの。お土産に持ち帰れるなんて、ラッキー!

主催者が興奮してどうなる。でもうれしい。もうときめいてきた。

ハンドマッサージ、特別ランチの昼食、午後からのアタックゲームの景品もたくさんご用意しています♪

定員は男性15名、女性15名、合計30名。県内の広い範囲からお申し込みいただいています。

参加申し込み締め切りは8月31日。電話、メール、FAXでお願いしますね。

申し込みは、0880-43-0503まで、FAXまたは電話で。メールはpolepole@chive.ocn.ne.jp です。

 
左端の茶色いビンが、お持ち帰りの携帯用ボトルです。

8月12日(金)晴れ 
糠床作り

うちのお米のお客さんは、96%が玄米。たまーに白米の注文が入ると、「糠ちょうだい」と村長にねだる。

完全無農薬の米糠なんて、なかなか入手できない貴重品。

米糠クッキー焼いたり、入浴用にしたり、掃除に使ったり・・・、そして今日は糠床作り!

ナスやきゅうりで、自家製のお漬物を作る魂胆だ。

とても簡単。米糠1sに対して、お水5カップと塩150gを用意する。

塩を弱火で溶かし、糠とよく混ぜ合わせ、赤唐辛子5本と昆布5gを刻んで入れて、さらによく混ぜる。

最初は捨て漬けといって、くず野菜を漬け込む。大根やかぶの葉など、水分の多い野菜がいいそうだ。

今日はオクラを漬けた。オクラの糠漬けなんて、どんな味がするのだろう?

明日の朝取り出して、エキスはしぼって糠床に入れる。それを1週間ほど繰り返すと、糠床の出来上がり♪

酵素ドリンクみたいに糠床も手で混ぜるところがポイント。

きっと、それぞれの家庭の味に育つだろうという気がする。楽しみ、楽しみ。

とてもきれいなお月さまが、山からのぼってきた。

夏は夕暮れ。この時間が一番いいなあ。

 
オクラと糠床

8月11日(木)晴れ 黒豆玄米ご飯

夕方は室内より庭のほうが涼しい。

日中は空気が燃えるような猛暑だっただけに、陽が落ちてからの風が気持ちがいい。

山の頂にだけ夕日が射して、空には白い月が浮かんで見える。

そういえばもうすぐ満月だわ。

鉢の花たちに水を撒き、ブルーペリーやオクラ、モロヘイヤ、ナス、ピーマン、レタス、ゴーヤ、紫蘇を収穫する。

トマトはもう終わってしまったし、人参は全部引いて冷凍した。じゃが芋、玉葱も全部収穫して保存したのを、毎日使っている。

昨日、新聞のコラムで玉村豊男さんが、「毎日、同じ野菜ばかり食べている」と書いてあったのを読んで、思わずにんまりした。

どこも同じなんだ、とおかしかったのだ。ここら辺の家では、あたりまえの日常なのだけど。

「たまには昔住んでいた麻布や白金のおしゃれなレストランに行ってみたいと思うこともないではない」と、文は続く。

でも、「産地の新鮮な素材が遠くに運ばれて高価な料理に変わるのを、わざわざ見届けることもあるまい」と思い直し、結局いつもの野菜を食べるとか。

ポレポレ村長は「自産自消」と昔から言っている。この言葉、最近ほかでも使われだして、またにんまりだ。

これって、贅沢な暮らしですよね。種まいて、育てて、採って、料理して、食卓にのぼる。

そうそう、今日は今年育てた黒豆をご飯に入れて、ポレポレ村長が炊いてくれた。ゴマとオリーブオイルも入っていたみたい。

すごくおいしかった。昔ながらの玄米と味噌汁と野菜と海草、そんな素朴な食事が見直されているのも、解かるような気がする。

オクラはゆでてミキサーで攪拌すると、まるでとろろみたいな冷製スープになる。

これ、けっこうおいしくて、うちでは玄米ご飯にかけて「とろろご飯風」にしてます。お試しあれ。


飯椀はキリコ作。左がポレポレ用で、右の私用よりずっと大きい。

8月9日(火)晴れ
 古民家改修

梅雨明けから改修スタート」と業者さんから聞いていたが、台風などで遅れて7日から着工。

猛暑の中、屋根の上で朝から晩まで仕事をする職人さんたち、熱中症を心配する。


屋根に裏山の竹がかぶさってきていたので、午前中2時間ほど私も鉈をふるった。

10分で汗がダラダラ流れ出す。顔も体も流れっぱなし、拭いてもムダだ。天然サウナ!

2時間でバテた。瓦職人には、とうていなれない。

農業もそうだが、この時期、野外で働く人の厳しさは想像を絶する。

子どもの頃からその現実を見てきたので、「私はぜったいに百姓だけはしたくない」と思っていた。

かといって瑞穂の国の原風景である、田んぼや里山を荒らしたくない。「家事のようにみんなが食べるものを生産したらどうか?」

その発想が、奈良で自然農を実践する川口由一さんを訪ねるきっかけになったし、

県内でも「しろたが会(素人が耕す会)」のメンバーを受け入れることになった。

それが20数年前。だから、私の移住支援歴、就農支援歴はけっこう長い。

古民家に、どれだけ多くの人が泊まったことだろう。中には一週間以上滞在した人もいて、父母には相当の負担だったろうと思う。

近所の人たちは、「うまいこと稼ぎになっているんだろう」と噂していたと聞いたが、すべて無料、ボランティアだったのだ。

その思い出の古民家も築86年になり、空き家になってからも久しい。

雑誌「田舎暮らしの本」2006年3月号を見たら、古民家全景の写真が載っていて「居場所に生まれ変わる」と書いていた。

それがようやくこの秋、多くの人の協力や支援によって甦る。

昼間は「寺子屋」になり「居場所」になり「サロン」になり、夜間は「移住支援」にも使える。

はたまた6次産業化の「作業場」になれば、ひきこもる青年たちの就労支援にもつながる。

昔からそうだった。

きっと他人から見たら、「キリコさんて、なんであんなにいろんな分野に手を出して・・・」と不思議かも知れないが、
私の中では一つなのです。

教育も食も医療も、創造も自然保護も移住・就労支援も・・・なにもかもがつながっている。

庭は今はルドべキアとおみなえしの季節


8月8日(月)晴れ 21日あかつき館で「婚活クッキング」

講師はRKC調理師学校卒業生で、洋食・洋菓子が得意な高知市の吉田亮太先生。

メニューは、「冷製パスタ」「鶏肉のハーブ焼きサラダ添え」「カプチーノチーズケーキ」「米粉のマフィン」。

「米粉のマフィン」をプラスリクエストしたのは、もちろん私。

米粉を使った商品開発に燃えていますもん。(公私混同!?)


なんと今回は、講師みずから若き独身男性なのだ。

とても真面目で研究熱心。何度も自分で試作して、相談メールをくださるので、頭が下がる。

開始はいつもの通り10時からで、終了予定は13時。

わいわい楽しみながら作って、なごやかにおしゃべりして食べて、そのあとフリータイム。

でも・・・、毎回料理を食べ過ぎて、みんな眠くなる! 笑える。

申し込みは、0880-43-0503まで、FAXまたは電話で。メールはpolepole@chive.ocn.ne.jp です。

西の魔女さん作、麻糸バッグ(42cm×30cm) 4200円

8月7日(日)晴れ
 14日宿毛市で「野の手仕事展」

ピュアリンク」のみことさんから、宿毛市のパルティフジ会場であるイベントのチラシが届いた。

路上詩人のはまじさんやコンサート、出店もいろいろあって楽しい一日になりそう♪

宿毛市は思い出がいっぱいの街、なつかしい人々との再会もたくさんありそうだ。

8月14日(日)、10時〜17時  宿毛市パルティフジ内のイベント会場にせ゜ひお越しください。

「野の手仕事展」は10時〜17時、木工品、草木染め、麻の服とバッグ、ハーブ苗、玄米黒茶などなど、

みんな「はーと・らいふ村」と「工房ポレポレ」で心を込めて手作りしたモノたちです。

おススメは麻糸バッグ♪ 以前ご紹介したシンプルなタイプはすぐ売り切れ。

今回から本革の持ち手のバッグが加わって、さらに手編みのレースやコサージュも付いて、一段とステキです。

あ、そうだわ。写真撮ってアップします。

百聞は一見にしかず、私が説明するより、ずっと魅力的だとお分かりいただけると思います。



8月4日(木)晴れときどき雨 
「My84の日」

8月4日を「My84の日」と決めて、毎年イベントをするようになって何年かたつ。

「マイ箸」との語呂合わせだけれど、もう一つ「84%が森林で、全国一」の84とも重なる。

私にとって84は、あくまでも「はちよん」ではなく「はし」だ。

今日は東京の小学3年生から88歳のおばあちゃんまで参加してくださって、みんなでわいわい交流しながらワークショップ。

おばあちゃんの感想を口述筆記させていただいた。

『もう年なので何もできないと思っていたけれど、私にもできることがあった。

若い人と一緒になって作れてとてもうれしかった』

ああ、主催者冥利に尽きますね。

さっそくお昼に「海辺食堂」でマイ箸を使うと言って、いそいそと帰るのを見送った。

今年6月に黒潮町に移住してきた3家族を、この機会にお引き合わせできたこともうれしかった。

初対面だが2家族はさっそく終了後に、これから黒潮町に移住して来たい人のために「空き家」を見学に行くことに。

こういう情報が得られるのも、やはりネットワークだ。ありがたい。

関東からの移住希望者が、圧倒的に多い。原発の影響だ。

日本中に原発があるのだから、明日は誰が「わが身」となるのか分からない。

黒潮町のみなさん、お近くの「空き家情報」をぜひぜひお願いします!

官舎をもっと貸してほしい思うが、証明書が無い人には貸せないとのこと、私にできることを微力でも続けるしかない。

 
夏休みなので、子どもたちも参加。慣れないカッターを使う。

8月1日(月)晴れ
 「砂浜写真展」スタート

今日から「第1回砂浜写真展」がスタート。8月7日(日)13時まで、黒潮町「ビオスおおがた情報館」で開催。

入賞された8名のみなさんはじめ、応募されたみなさんの作品展です。


来年も「第2回砂浜・笑顔写真展」の開催が決定! 「笑顔」の写真が加わって、一段と楽しみに♪

8月4日(木)は、「My84の日」。毎年「マイ箸づくりワークショップ」を開催している。

今年はさまざまな木々のスプーンや、エゴノキのペンダント、ストラップも加わって、「間伐材で作ろう! 身近な道具」というタイトルにした。

すでに町内外から申込みいただいているけど、とてもステキなメンバーなので交流もぜひしてくださいね。

お箸には名前も入れることができます♪

2011年7月の暮らし

7月28日(木)晴れたり降ったり 
母子疎開支援プロジェクト

いつも「村便り」を見てくださっている関西の人から、「ゴーヤの手って、なに?」と質問メールが届いた。

あ、そうか、「手」って、私たちが使っている言葉をそのまま書いてしまったけど、分からない人のほうが多いかも。

「手」は「支柱」のことて゜す。昔からこちらではみんな「手」と言ってますねー。

竹を切ってきて並べて立て、そこにゴーヤが這い登っていくわけです。百姓用語がときどき出てきますから、ごめんなさいね。

午後から「Babie-Bamby」のKさんご夫妻が、かわいいワンちゃんと一緒に来てくださった。

お土産のローフードサラダに感激した。私もこんなふうにお料理を届けたいとあこがれる。

6次産業化チームにぜひご協力いただきたいプロのお料理の先生なので、うちの作物ばかりで「試作品」をお出しした。

摘みたての紫蘇ジュース、自家製小麦粉のブルーベリーマフィン、玄米黒茶、オクラの冷製スープ。

いいご迷惑だったと思うのに、玄米黒茶ではすぐ「これでお菓子を作れるわ」と、組み合わせる材料もぱっぱっといくつか挙げてくださった。

さすがプロの先生だ。さっそく米粉でいろいろ商品開発してみよう。

Kさんが今度立ち上げる「母子疎開支援プロジェクト」のチラシをくださった。

放射性物質から子どもを守る、食を守る、地球を守るために、
「四万十なごみネットワーク」を結成するのだ。

日本の食品暫定安全基準値は、WHO(世界保健機構)の基準とあまりにも違い過ぎて「めちゃくちゃおかしい」と思っていたので、

自分たちでいのちを守るためにはどうすればいいかをみんなで学びたい。


○日時 7月30日(土)午後1時30分〜

○場所 四万十市立中央公民館3階研修室V

友達にも呼びかけて、できるだけ多くの人に参加してもらおう。私も行くつもりだ。

また、Kさんのローリビングフードカフェ
Babie-Bamby; The Life Instituteは10月に開催してくださることに。

詳しくはまたお知らせしますので、お楽しみに! あ、その前に8月4日に「ビオスおおがた情報館」のイベントに来ませんか?

Kさんも参加してくださる予定です。そこでもまた、食のこと、環境のこと、原発のこと・・・みんなでいっぱいお話したいですね。

 ブルーベリーはジャムにお酒にドリンクに・・・

7月24日(日)晴れ 石の山さん

夏祭りが今日だということは、区長さんの放送があったので前から知っていた。

ところが「祭りの当人」だと連絡があったのは、ほんの3日前。「朝7時に石の山さんへ行ってください」

5時に起きて長老に朝食を食べさせて、箒やカマを手にして「石の山神社」へ。

氏神さまとは別に、「石の山さん」と呼ばれる神社があることは知っていたが、昔は女人禁制だったらしい。

私も生まれて初めて行って驚いた。山のような巨石だ。うちの裏山の八畳岩よりも、はるかに大きい。

長老が宮総代をしていた頃、ここの神社で雨乞いのご祈祷をしていたら、真っ白い蛇がスルスルと出てきて、神官さんのひざに上がった話を聞いたことがある。

「あの白蛇がご本尊だったのだ」と長老は言うが、一説には「龍が岩の下に住んでいて、竜神様を祭った神社だ」と言う人もいる。

どちらの話もほんとうではないかと思われるような、不思議な空気が漂う神社だった。

足摺岬の唐人駄場の巨石は有名だが、その真北にあたるここ馬荷の巨石は知らない人が多いだろう。

さらにその真北に、梼原の神在居の巨石がある。

地球上のツボのように点在する巨石は、どんなつながりがあるのだろう。とても興味がある。


 山のような巨石

7月20日(水)晴れ 
おいしい玄米ごはん

朝から台風の後片付けに追われる。

青い実をいっぱいつけていたイチジクが倒れ、起こそうとしたが二人の力を合わせても無理だった。

大好きなスモークツリー、レモン、ミモザ、ローリエ3本・・・みんな倒された。起こして杭を立てて結びつけたが、助かるだろうか?

近くの山の木々も、折れたり倒れたり痛々しい。

収穫が始まっていたゴーヤの支柱が倒され、ブルーベリーも実がちぎれて吹っ飛んでいる。台風恐るべし。

午後から四万十市で「お米のおいしい食べ方」のセミナーがあり、ポレポレ村長と二人で出かけた。

講師は出張料理人の小暮剛さん。

新聞の写真で見た外見や「オリーブオイルのソムリエ」という肩書きから、洋風料理家のイメージが先行していた。

実際は大の玄米党。昔の日本食のすばらしさを広めている人だったことを、初めて知った。

食品添加物の恐ろしさを実例をあげて語り、海外の著名人も玄米食の人が増えているということだった。

その玄米のおいしい炊き方だが、小暮さんもうちと同じく炊飯器で炊いているそうだ。

小暮流は「オリーブオイルを入れる」こと。玄米2カップに大さじ1杯くらい。

水はお米の5割り弱増し、バルサミコ酢大さじ2杯と天然塩を小さじ1杯、醤油を大さじ2杯入れて、3時間ほど置いてからスイッチオン。

炊き上がった玄米ご飯を試食したが、とてもおいしかった。

それに、和風だしをとったあとの昆布と鰹節を捨てずに作った「ふりかけ」をかけると、また一段とおいしい。

野菜たっぷりの和風スープもあったので、それだけで満足という感じ。

あと一品、ズッキーニを生で切り、塩とブラックペッパーとオリーブオイル、ポン酢で食べた。

これは実は、その場で小暮さんの指示で私が作った。

ズッキーニを生で食べるなんて初めてだったが、とてもおいしかった。

凝った料理ではなく、ご飯とふりかけとスープと生野菜だけの料理講習会というのも珍しいが、とてもいい内容だった。

うちのお米のお客さんは、ほとんどが玄米食の人ばかり。

「おいしい玄米ご飯の炊き方」レシピを、みなさんにも差し上げようと思う。ぜひお試しください。


開発した「ぶしゅかんドレッシング」を手に・・・


7月19日(火)台風6号の暴風雨 直撃

昨日から台風の暴風雨が続く。まともにやってきたから、被害は甚大だろう。

庭の木々が折れそうにうねっている。思えばミモザもモッコウバラもスモモも・・・みんなこれまでの台風にやられた。

収穫中のブルーベリー、もうすぐ収穫できそうだったキーウィ、まだ青いカリンも・・・落下してしまうのだろうか、しがみついて揺れているのだろうか。

台風の動きが遅いので、暴風雨が長く続き外に出られない。

山に捨てられている猫たちのことも心配する。

先日、やせこけた黒猫のことを、子猫でも成猫でもなく・・・と書いたが、じつは母猫だった!

つまり母子5匹を山に持って来て捨てた人間がいたのだ。

子猫は安全な場所に置いて、母猫は餌を探して道路をうろうろ歩いていたことが後日判明。

竹輪を与えたら、急いで口にくわえて運んだのだそうだ。その先に可愛い盛りの子猫が4匹いたのだ。

母猫はみんなそうだ。自分は骨と皮になって、お腹が空いているにもかかわらず、じっとがまんして子猫に食べさせる。

自分の子どもを捨てたり虐待したりする人間より、ずっと偉い。見ていて感動する。

「動物好き」という点では、私よりもポレポレ村長のほうがはるかに上だ。

子どもの頃も犬を拾ってきて飼っていたそうだし、アフリカでも犬や猫や鶏をたくさん飼っていた写真が残っている。

私は転勤を繰り返し、自分が動物を飼うなんて考えたことも無かった。

そんな私でも、捨てられた犬猫を見て知らんふりは、どうしてもできない。

動物のほうは、心から人間を信頼していい関係を作ろうと努力する。(そうでない場合は警戒するだけの事情がある)

愛を求める動物の気持ちを裏切り、物のように捨て、川に流し、殺す人間のほうが悪い。

「いのち」を軽視する社会が、成熟した社会であるはずがない。

行政も動物を殺傷するために使っている税金を、避妊などの手術補助にまわすべきだ。


コダックフォトコンテスト銅賞「雨あがり」・まるの初モデル作品

7月17日(日)曇り 高知県第1号

先日、黒潮町役場で「平成23年度環境保全型農業直接支払い交付金」のヒアリングがあった。

ポレポレ村長の代理で私が出席し、県と国と町の方からいろいろ質問やご指導をいただいた。

6月30日締め切りの書類を提出に役場に行ったとき、申請を出すのはうちだけだと聞いて驚いた。

「どうしてなんでしょう?」と言ったら、農業振興課の職員さんが「ハードルが高いですからね」とおっしゃったのだ。

もしかしたら認定はダメかも知れない。ヒアリングなんて、何を聞かれるのだろう。

さすがにポレポレ村長も不安に思ったのか、出かける前にうちがやっている農業のポイントを説明してくれた。

農薬や除草剤、化学肥料を一切使用しない代わりに、米糠や籾殻、藁、発酵鶏糞などを入れていること。

種は自家採取して、温湯消毒して苗を丈夫に育てていること・・・、そこらへんは毎年やっていることなので私でも分かっている。

「田んぼの生き物を質問されたら、全部答えられないなぁ」自信が無いので、村長に習ってメモを持参することにした。

めだか、ドジョウ、イトミミズ、タイコウチ、マツノムシ、カワニナ、ガムシ、クモ、とんぼ、ゲンゴロウ、ヨコエビ、ミズカマキリ・・・まだまだいる。

「環境保全型農業」は、「生き物保全型農業」だわ!

「予習」して行ったけどそんな質問はぜんぜん出ず(笑)、「いつからやっているか」や「反あたりの収穫」や「値段」のことを聞かれた。

私も聞きたいことがあったので、「高知県内で何軒くらい申請がありましたか?」と逆質問した。

そしたら予想もしなかった返事、「まだ申請が無くて、高知県第1号です」とのこと。びっくり!

私たちが知っているだけでも、無農薬有機栽培農家は県内に何軒もある。差し置いて「高知県第1号」なんて、ただただ驚きだ。

この制度は今年スタートしたばかり、まだ十分に周知されていないのだろうか。

私は前から「中山間地の環境保全型農業に補助金を出すべきだ」と言い続けてきたので、ようやくスタートしたんだという感がある。

みんなやろうとしない割の合わない「環境保全型農業」だが、里や川、ひいては海を守ることにつながっている。

それは地球を守ることであり、人類を守ることでもあるのだ。もっと増えてほしい「持続性の高い農業生産方式」なのだから。

7月中旬に誕生予定とお聞きしていた「麦の検査員」は、まだ資格をとるべく研修中らしかった。

7月になって、うちの全粒粉を待ちかねてくださっていたホテルから注文があったので、すでに粉に引いて販売に踏み切っていたのでそう伝えた。

・・・というわけで、麦の検査は来年になるかも知れない。今年はこれから、「6次産業化」のメンバーを集める予定。



7月14日(木)晴れ
 やまもも酵素ドリンク

6月30日にローリビングフードインストラクターのKさん宅で、初めてごちそうになった「酵素ドリンク」。

不思議なおいしさで、ぜひ自分でも作ってみたいと思った。

それがこんなに早く実現できるなんて!

やまももで仕込んで1週間。毎日かき混ぜて発酵させ、漉して完成した「手作り酵素ドリンク」。

それぞれの人の常在菌が違うから、完成した味もみんな違うと聞いていた通り、「キリコ味の酵素ドリンク」だった。

おいしい! きれい! 飲むだけで元気が出る! (笑、自画自賛)

冬は自家焙煎した「玄米黒茶」を飲んでいるけど、夏の飲み物は自家製では「紫蘇ジュース」くらいしかなかった。

「酵素ドリンク」を手作りできるようになれば、百人力だわ。とてもうれしい。

やまももだけでなく、ブルーベリーや野草や野菜やハーブ、玄米、麦・・・次々と「酵素ドリンク」にしてみよう♪




7月11日(月)晴れときどき雨 ローフード

梅、ヤマモモ、ビワの種・・・果実酒が並んでいるのを眺めるのは、いい気分だ。

色もきれいだし、安心安全だし、何よりおいしい♪ 汗を流して働いて、夕方冷たい手作り果実酒を飲みながら、ローフードをいただく。

平凡な日々の幸せに感謝しながら・・・。


ビワの種酒は、不思議なことに「杏仁豆腐」そっくりの味がする。どうして???

ご近所さんに教えていただいたけど、ビワの種はとても薬効が高いらしい。

葉も幹も優れもの。ビワは漢方薬だから、種も役立つというのはすぐ納得した。

梅もヤマモモも、それぞれ薬効がある。

今、ヤマモモで「手作り酵素ドリンク」を作っているけど、発酵してきていい香りが漂い始めた。

そのうち、玄米やハーブや野草でも、酵素ドリンクを手作りしてみるつもりだ。わくわく♪




7月10日(日)晴れ 
出役

梅雨明けとともに猛烈な暑さとなった。

朝8時集合で、地域の草刈り作業。ポレポレ村長は草刈り機を持って出かけ、私は調理場を手伝った。

午前中の作業のあとみんなに配られる、郷土料理の「鶏飯」を炊くのだ。

5升釜で3回炊くということで、6時30分にはもう支度を始めていたらしい。しまったー、放送が朝8時集合だったので、その通りに行ったら大遅刻。

調理場は廃校になった「馬荷小学校」にある。ここは数年前から東京のNPOの「若者自立塾」が使用している。

それまでは休校になっても「みんなの母校」という意識があり、何かにつけてみんな集まっていた。地域の「居場所」だった。

ところが、数年前に東京のNPOと県生涯学習課と町教育委員会が来て、地域の多くの人が反対したにもかかわらず「若者自立塾」にしてしまった。

私もその時の説明会に参加していたし、配布された資料を今も持っているが、説明と実際は違っていた。

地域の人を雇用すること、塾生を農作業などに使ってくれたら農家に謝金を支払うこと、学校は今まで通り地域住民も使えること・・・。

地域から調理員さん2名雇用して、できるだけ地域の食材を使うという説明だったが、雇用はなく棚にはインスタント食品が山と積まれていた。

「あー、これだわ。地域の人たちが話していたのは・・・」。
インスタントラーメン、インスタント雑炊、さばの缶詰・・・。

困った事に、とても迷惑な事に、
「若者自立塾」に私が関与していると誤解している人がとても多い。

「キリコ先生がやっているんでしょ?」「この間訪ねて行きました」・・・と何人の親から言われたことか。

「えー!?、ぜんぜん関係ありません! 私が9年前に立ち上げたのは「自立を支援する親たちの会」です」

ああ、同じ地域だし確かにまぎらわしいわあ。

それにしても、土地も提供したし、校歌も作詞した母校がこんなふうになってしまうなんて・・・。


7月5日(火)晴れ 
また捨て猫


先日、四万十市の山道で真っ黒な猫を見かけた。

「また捨て猫?!」と思ったが、一瞬で隠れたのでそのまま通り過ぎた。

お昼にポレポレ村長と四万十市から帰ってくるとき、道端をよろよろ歩いている痩せこけた猫を発見。「この間の黒猫だわ!」

急いで車から降りて、危なくない場所で餌をやった。おなかが空いていたのだろう。がつがつ息もつがずに食べた。

子猫でもなく、成猫でもなく・・・何ヶ月かは飼い主に飼われていたのだろう。最初は警戒するが、慣れれば人懐こい雌猫だ。

保護してやりたいが、うちではもうこれ以上飼えない。とりあえず写真を撮って、またしても里親を探すことに。

もともとこんな表情ではなかったのだろうが、山中に捨てられてひどい環境にいるうちに、金色の目ばかり鋭く光っている。

帰宅して妹に電話をかけ、またいつものように「ノラ猫には罪はない。悪いのは人間だ」とひとしきり嘆いた。

山道を通るいろいろな人に黒猫のことを話して、多くの人に餌や保護のことを頼んでおこうと思う。

「魔女の宅急便」の黒猫ジジに似ている。黒猫は縁起がいいという話も聞く。どなたか里親になってくださる人はいませんか?

避妊手術代の補助などもご紹介します。

保護すればもっとずっと可愛い顔になるはず・・・


7月3日(日)曇りときどき雨のち晴れ 
野草酵素ランチ


土佐市の「やまもも園」で開催の「里人青空カフェ」へ、ショウコちゃんとチャコさんと3人で出かけた。

降ったり晴れたりの蒸し暑い一日だったが、一面やまももの紅い実と香りにつつまれて、おいしい「薬膳ランチ」をいただきとても楽しかった。

じつは、先日千葉から移住してきたKさんのおうちで、初めての味の不思議なドリンクを出していただいた。

とてもおいしかったので「これは何ですか?」と尋ねると、「梅の酵素で作った手作りの飲み物なんですよ」とおっしゃったのだ。

早くも夏バテしかかっていたので、飲むだけで元気が出そうな「酵素ドリンク」をぜひ作ってみたいと興味を持った。

それが6月30日のこと。そしたらさっそく3日後には作り方が習える機会に恵まれるんだもの、びっくりしてしまう。

「青空カフェ」で一番の楽しみは、スタッフが心をこめて準備してくれた「薬膳ランチ」。

言い換えたら「野草酵素ランチ」だったわけ。スタッフのWさんが、「一生懸命に野山で集めてきました」と言ってたわけがやっと分かった。

酵素のことを知らない私にはちんぷんかんぷんだったが、今日ランチにやはり「野草酵素ドリンク」が出て、そのおいしかったこと♪

「これだ! Kさんにごちそうになった味だわ」と叫んだら、斜め前のご婦人が詳しい酵素の資料をくださったのだ。

「酵素ドリンク」は驚くほど簡単に、身近にある植物から抽出できる。もう我が家の夏の飲み物はこれだ。

お料理もとてもおいしくて、人との出会いに感謝しながら帰ってきた。

里人青空カフェスタッフのみなさま、出会いのご縁をいただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。お疲れさまでした。

次回は9月とか。またぜひ、今日参加できなかった人たちも誘って一緒に行きたい。

 
器も料理もぜんぶ手作り。やまももをふんだんに使っている。

7月1日(金)曇り
 新月の後半スタート


朝早く大阪の親友から電話がかかってきた。

「今日からポレポレさんの写真やなー」と言うので、「え? 何のこと・・・」。

「何や、まだ開けてないのかー。こっちはとっくに7月をめくってるのに・・・」 あ、そうか、NHKのワールドカレンダーだわ。

7月にポレポレ村長の写真が載っているのに、すっかり忘れていた。慌てて7月にする。もう今年も後半の日々のスタートだ。

前半からかかった拍車は止まらず、後半もイベントが目白押しだ。

■7月16日(土)10時〜12時 「木の時計づくり教室」 黒潮町児童館

■8月1日(月)〜7日(日)10時〜15時(初日は12時から、最終日は13時まで) 「砂浜写真展」 ビオスおおがた情報館

■8月4日(木)10時〜15時 「マイ84の日イベント」 ビオスおおがた情報館


■8月14日(日)10時〜15時 「野の手仕事展」 宿毛市フジショッピングセンター店内

■8月29日(月)9時〜16時 「移住支援交流ツアー」 

■9月11日(日)9時〜14時 「間伐材で作ろう! 身近な道具」 黒潮町西南大規模公園

■9月14日(水)10時〜12時 「藍染め教室」 黒潮町町民館

■9月24日(土)9時〜17時 「マイ箸づくり教室」 四万十市入田キャンプ場

■9月27日(火)9時〜14時 「移住支援交流ツアー」


とりあえず9月まで。上記に毎月1〜2回の「婚活イベント」が加わりますので、カレンダーめくるのも忘れるわけだわ。(・・・と言い訳しておこう)



2011年6月の暮らし

6月30日(木)曇り 
環境保全型農業

昨日、突然だったけど、名古屋から移住先を探して来たというG青年から電話があった。「農業をやりたくて・・・」と言う。

昨夜は民宿に泊まったらしいけど、とりあえず空き家探しが先だろうと言って、先輩移住者さんにあちこち電話して聞いたりしていた。

うまくいくといいなあ。農業にはまったくこれまで縁が無かったと言うので、ポレポレ村長もそうだったのよと話した。

特に村長は最初から「無農薬有機」にこだわったので、地域で指導してくれる人もなく、今のように学校もなく、独学でとにかく実践を重ね続けた。

その「無農薬有機農業」に対して、国は平成23年度から「環境保全型農業直接支払交付金」の制度をスタート。

今日、役場に書類を提出してきた。黒潮町ではうちだけみたいで、どんな結果になるか楽しみ。

午前中に、6月初めに千葉県から移住してこられたKさん宅を訪ねた。

Kさんは「ローリビングフードインストラクター」のお仕事をされていて、移住前から「はーと・らいふ村」の玄米を買ってくださっていたご縁だった。

町内に講師の方が来てくださって、しかも都会で大活躍していらした方なんて、ほんとうにうれしい出会いだ。

移住したばかりなのに、さっそく7月には東京から追っかけの生徒さんたちが泊りがけで講習を受けにくる話をお聞きしても、人気のほどがうかがえる。

しかもKさんご夫妻も「農業をやりたい。田んぼはないだろうか」」とおっしゃるんだもの、昨日の名古屋の人といい、どんどん「芸農人」仲間が増えそうで興奮する。

Kさんの友達も高知県に移住を希望している人がいて、「高知はこれから伸びる県です」とおっしゃっていた。

大震災が多くの人々に「ライフスタイルや価値観の変容」をもたらしている気がする。

社会がドラマティックに変動する時期だ。目も耳も感覚も、鋭くしていなくてはならない。

話しても話しても、いくらでも話したくて、すっかり長居をしてしまったけど、心地よい興奮につつまれて帰ってきた。

 お米はもう穂が出てきた

6月28日(火)晴れ
 6次産業

やっと晴れたー!

梅干を樽から出して干した。3日3晩干して完成する。

午前中は妹と金太郎君が手伝いに来てくれたので、古民家の畳を上げて乾燥した。

10分も働くと汗がダラダラ。でも、晴れたのはうれしい。これで仕事がどんどん進む。業者さんがいつ入ってもいいようにしなくてはね。

午後から、高知農政事務所のみなさんが、はるばる山の中まで来てくださった。

初めて「6次産業化」のお話を伺い、とても刺激を受けた。

耳慣れない言葉だと思うので、キリコなりの説明をすると・・・、「第1次産業である農林漁業者自身が、加工して販売まですること」。

それ自体は新しいことではなくて、もうずっと前からやられていることだけど、「6次産業」というキーワードは新しくて魅力的。

例えばうちだったら、お米で販売するほか、「古代米餅」や「玄米鶏飯」や「玄米黒茶」「玄米珈琲」にして売ることがそれに当たる。

そうだ、「ハーブティ」や山の木を間伐してきて加工して販売する「木工品」も、6次産業か。

まだまだある。例えば上記の梅干しや梅エキスを販売しても6次産業化でしょ。干し柿やブルーベリージャムもそうだ。

県内でも馬路村のゆず商品や、安芸のアイスクリーム、四万十ドラマの紅茶や栗、黒潮町の天日塩や黒砂糖、らっきょう、三原村のどぶろく・・・

うわあ、いっぱいある。土佐清水市も四万十市も宿毛市も次々と特産品を開発している。いまや学校もそれに取り組んでいるもの。

やっぱり、もうほかがやっていることは興味ない。この村にしかない「お宝」を発掘して商品化するのでなくては、おもしろくない。

うふふ、村は素材の宝庫だ。いくつもアイデアが浮かぶ。うまくいけば「就労支援」にもなる。

ひいては限界集落の
活性化につながり、私たちがすでに活動している「自立支援」や「芸農人」の増加にもぜんぶつながっていく。

感謝♪ 迷うことなく計画認定の申請を出すことにした。



6月27日(月)雨ときどき晴れ
 高知新聞写真コンテスト「銀賞」

朝、一番早く起きて新聞を開くのは、私。

今朝はポレポレ村長の「わたしたちの課題」という写真が、大きく載っていた。「銀賞」

審査評は、『千葉洋さんの「わたしたちの課題」は、大震災から原発事故の紙面を並べて、多重露光で表現しています。

通常なら入り口の扉は上にあるのですが、作者の指定はこの向き。 扉が横にあるため不安を抱きます。

室内は汚れており、紙面に重なるシミも何かを暗示するようです。

現在進行形の大災害に誰もが思いを巡らせます。

見る人によって評価は分かれそうですが、チャレンジ心が伝わります。』

「室内は汚れており・・・」で笑った。はい、確かに。裏庭の工房ですね。モクがよくいる入り口だわ。

素人の私は審査評を読んで「ふむふむ、なるほど」と思うのが常だが、「タイトルもぴったりでいいなあ」とまず思ったし、

「ほかの人とはぜんぜん違っている。ポレポレ村長らしいのがいいなあ」と思った。

高知新聞は多くの人が目にするから、さっそくお祝いメールが入ってくる。

泉あしたさんから、「すごいですねー! 何回くらい受賞されたんですか?」の質問に、「たぶん・・・本人も覚えてないと思います(笑)」。


村長のよき写真仲間でありライバルでもある人たちから、「やっぱりいいねぇ。恒さんいわく「金賞やね」って。私も同感」
とお祝いメールが着て、

「仲間はいいもんだなあ」と私まで幸せをいただいた。みなさんに感謝♪



6月25日(土)晴れのち雨 
移住支援

昨日大阪から黒潮町に引越しした、Yさんから電話があった。

無事引越しした報告と、近くを通るときには家に寄ってくださいとご丁寧な挨拶だった。

「キリコさんのおかげです。希望の家が見つかって移住できて、ほんとにありがとうございます


「キリコさんのおかげ」を何回も繰り返すので、こちらが恐縮した。

もとはといえば、3月に退職のご挨拶に来てくださった「移住支援ネットワーク」のUさんからの情報なのだ。

私はただそれを中継しただけだもの。先輩移住者さんたちの「口コミ」のおかげ。

半年あまりも黒潮町に移住したくて足を運んできたYさんは、やっと念願かなって声がはずんでいた。

今年も移住者さんの「交流ツアー」を計画している。さっそくYさん宅にも訪問する約束をした。

昨年移住してきた人のところを訪問して、移住にまつわるさまざまな苦労や知恵、現在の生活などをお聞きして、「移住促進」に役立てたい。

そして、「農業体験」や「ものづくり体験」など、できるだけ「体験交流」の場をつくる。

ネットや雑誌の情報だけでなく、「実体験」することこそ大切だと思うからだ。これは、地域の人々との交流にもなる。

もう一つ、今年新たに「移住支援ネットワーク」は「婚活イベント」を企画している。

移住者さんで独身者がけっこう多いのだ。地元の人との結婚を望む声も聞く。

願ったり叶ったりね。空き家探しもしなくていいし、何よりも「定住」してくれると思うの。

身近にいっぱい例がある。続いてほしいなあ。

■7月24日(日)12時〜14時「婚活カフェ」。「海癒」または「海辺食堂」で。

■8月21日(日)10時〜14時「あかつき館」で「婚活クッキング」。高知市から独身シェフを招いて、作って食べて交流です。

■9月23日(祝)10時〜15時「ネスト・ウエストガーデン土佐」で「アロマときめきパーティ」です。

アロマ講師の聖子ちゃんを招いて、オリジナルオードトワレ作りやゲームなど、景品もたくさん用意しますね♪

いずれも予約が必要です。メールや電話で申し込んでください。多数の場合は抽選となります。

楽しい交流会

6月24日(金)晴れ 
キーウィ大豊作か

さつま芋は1週間ほど前に植え、昨日じゃが芋を掘った。ポテトサラダにカレーに、掘りたてのじゃが芋はおいしい。

オクラ、ナス、ミニトマト、ピーマン、インゲン、サニーレタス、大根、人参・・・夏野菜の収穫で食卓はにぎやか。この季節はうれしい♪

大根は冬のイメージだったが、夏大根もけっこうおいしい。

かぼちゃはワンコの頭くらいに大きくなり、スイカは茶碗大になった。

今年初めて、ジューンベリーの実を食べた。甘い! ケーキなどに向きそうだとわくわくする。

まだ木が小さいので、ほんの数粒だったけれど、宝石みたいにいとおしい。

ブラックベリーは青い実をいっぱいつけている。黒くなったらジャムにしよう。

ブルーベリーの成熟も、暑くなってきたのでいっきに進みそう。これから楽しみが増える。

驚いたのはキーウィ。こんなに実をつけたのを初めて見た。鈴なりだ。

ポレポレ村長によると、「なり過ぎたら摘果しなくちゃいけない」のだそうだが、その前に写真を撮っておこうっと。

ビワも梅も豊作だったので、今年は実ものが「なり年」なのだろう。

秋には、柿も栗も豊作なのかも知れない。



6月22日(水)晴れ
 一件落着!?

97歳の長老は、もう何年も前から要介護の認定を町から受けて、週一度のサービスを受けている。

6月末で更新になるので、5月初旬にケアマネージャーが町担当者に申請してくれた。それに従って、町から調査員も来た。

それが1ヵ月ほど前に「医師の意見書が遅れているので、認定が遅れます」と、町から文書が届いた。

4月に2回診てもらった四万十市の内科医が、「書かない」と言っているらしい。

その病院で治療してもらったが3週間たってもぜんぜん良くならなかったので、県立「けんみん病院」に行ったらすぐに良くなったということがあった。

それで、「けんみん病院の医師に書いてもらってほしい」と頼んだら、町役場から「2週間ほどかかるそうですが、書いてくれそうです」と連絡がきた。

意見書ってそんなややこしい書類なのか。だから断る医師がいるのかも知れない。

でも困る。認定書類の中に、「医師の意見書」は必須なので、書いてもらわなければ認定すら受けられないことになる。

今日夕方、町役場から電話があって、「けんみん病院も書いてくれないそうです。」と言う。

つまり、長老は当然受けられる介護サービスが、7月1日からは受けられなくなるという知らせだった。

「医者が意見書を書けない理由はなんですか?」と質問してみた。

「けんみん病院は救急病院だから、意見書は書かないのです。だから、今までかかっていた町の医者に書いてもらってほしいとのことです」

「町の医者が書かないと言ったから、けんみん病院に頼んだのです。それに救患だけを診ている病院ではありませんよ」

私たちが介護保険料を未払いだったり、長老が要介護対象で無いというのなら理解できる。

そうではなくて、医者の都合でショートステイができなかったり、看護士さんに訪問してもらえなかったり、

認定そのものが受けられなかったりするのは、「在宅介護」を否定されているような気がする。

高齢者の多くが住み慣れた家で最期を迎えたいと望みながら、ほとんどが介護施設や病院に入れられてしまう現実があると耳にした。

そうすれば専門スタッフに毎日看てもらえるのに対して、在宅介護は家族だけではできないことをサポートしてもらわなくてはやっていけない。

県の担当者に聞くと、「町役場は何度もけんみん病院に書いてもらうよう努力したのです。医者の意見書が無ければ、法的にもサービスは受けられません」。

長老にはぜんぜん落ち度が無い。医者にもちゃんとかかって、検査も受けている。調査員の調査も受け、今までなんら問題なくサービスを受けられた。

まったく状況が変わらないのに、7月からサービスが無くなるというのは、やはり現実問題として困る。

そしたら、県担当者が「キリコさんから医師に書いてもらうように言ってみては」とふってきた。すぐに「けんみん病院」に電話した。

とても感じのいい女医さんが、即座に「書きますので用紙を送ってください」とおっしゃった。当たり前の対応なのに、「天使の声」に聞こえた。

あっけらかんと一件落着。町役場に電話してすぐ書類を届けるように言い、県庁にも報告した。

町や県があんなに言うのだから、99,9%ダメかも知れないと思っていた。

高齢者だったら、間違った情報を信じてあきらめるところだろうなあ。特に一人暮らしの高齢者は。

当然受けられる介護サービスを受けられずに、不利益を受ける人々が大勢いるのに違いない。

私はそれが引っかかる。素直に「一件落着」を喜べない。



6月20日(月)雨 
麻糸手編みバッグ

「アトリエ西の魔女」さんが丁寧に心を込めて編んだ、麻糸のバッグが届いた。

これがまたシンプルで使いやすくて、ずーっと愛用できそうな丈夫さなのだ。

自然素材大好き、シンプル大好きな私は、欲しくてさっそく値段を尋ねて驚いた。「そんなに安く売っちゃっていいの!?」

市販の半額だわー。写真の左手の小さいサイズが、2000円。右側のかなり大きいサイズで、3000円。

作るのにどれほどの時間がかかっているだろうと思うと、「手作り作品」はやはり商売にはならないと思う。

でも、作品を作る時間が楽しくて、欲しい人が喜んでくれる・・・それはまたうれしいことなのだ。

「喜んで、みなさんに紹介するわね」と約束した。「ゆうパック実費」で、全国に発送します。

人気が出れば値上がりもしていくと思うけど、まずは作者の言う値段で。

ちなみに、お箸袋、私の着る麻の服、麻のストールなど、すべて「アトリエ西の魔女」さんの手作り品です。

めちゃめちゃ仕事が丁寧で、出来上がりがきれいなので、絶対の信頼をおいています。

その代わり、ほんとうに時間がかかるので、作品数はあまり多くできません。

麻(リネン)の服も、縫っても縫っても売り切れて、いつも3〜4ヵ月ほど待ってもらっています。

やっぱり商売にはならないか(笑)

「麻糸手編みバッグ」ご希望の方は、メールまたは電話かFAXでどうぞ。

小(31cm×25cm )と大(42cm×30cm)のどちらをご希望かも、書き添えてくださいね。

polepole@chive.ocn.ne.jp /FAX 0880-43-0503

 写真じゃうまく質感が出せないなあ

6月19日(日)雨
 夏至が近づいた

思いが実現するスピードが本当に早くなっていて、自分でも驚くばかり。

古民家の改修も近々スタートで、大工さん、水道屋さん、電気屋さん、みなさんが打ち合わせに来てくださった。

築90年近いと思うけど、100坪もある古民家をそのまま空き家にしておくなんてもったいない。

夢見ていた「寺子屋芸農人」は、10月1日にスタートする。

行動力は人一倍あるほうだと思うが、今年は特にすごいエネルギーでワァーーとばかりに進んでいる。

きらきらさんの店に寄ったら、「先生のパワーを頂戴!」と抱きついてきて、みんなが笑っていた。

4月22日に「村便り」に書いた企画は、すべて支援の承諾が得られて、実現に向けて歩き出した。

これは私の力ばかりじゃ、決してないな・・・。神様ありがとうございます。

「お前にこれまで以上にふさわしい仕事を与えるから・・・」とのお約束を思い出しました。

おかげさまでそれぞれ支援者が現れ、しかもつながりを持ち、実現に向けて押してくれる。ほんとうにありがたい。

そして、6月22日午前2時16分、夏至がやってくる。激動の時代がさらに顕著になる。

2012年の冬至まで、世の中がひっくり返るようなことがあい次ぐだろう。

個人の生き方も問われてくる。「目覚めよ」だわね。(あ、誤解しないで。私は宗教とは関係ありません!)

 ナス、ピーマン、インゲン、ミニトマト・・・夏野菜たちの収穫期

6月18日(土)晴れ 
まる、モデル初受賞

まるがモデルをつとめた(?)写真が、コダックフォトコンテストで入賞したという知らせが届いた。

おめでとう、まる! いよいよお前も、ゆめに続いてモデルデビューだわね。

妹に鯵をたくさんもらったので、たんとお食べ。まるまる太った、丸顔のまる。村長さんに絵葉書にもしてもらわなくちゃあね。

保護した日の写真が「村便り」にあったのを見ると、別人ならぬ別猫の感じ。やせこけてまるじゃないみたい。どう見ても可愛くない。

拾って帰ったその日から、みんなに「可愛い!」と言われたゆめと違って、障害もあるまるは里親はいないだろうと最初からあきらめた。

でも、1年たってみると、ゆめよりもはるかに大きなオス猫に育ったまるは、それなりに「可愛い」と言ってくれる人も出てきている。

お世辞半分にしても、確かに顔も変わってきて、目の障害も目立たなくなり、すっかり安心しきっている。

猫も犬も、環境によって大きく顔が変わる。ましてや人間は、どれほど変わることか。

まるの後で長老を引き合いに出すのは、あまりにも不謹慎だと怒られそうだが、97歳の長老はこの1年ですっかり変わった。

厳格でよく叱責もする人だったのに、毎日にこにこして「自分ほど幸せな者はいない」「介護は100点満点!」「だいじにしてもらうけん、どれほど生きるか知れん」

「明け方、いい夢ばっかり見る」「なんちゃあ不足は無い」・・・出てくる言葉がぜんぶポジティブなのだ。

97歳になってこんなに変わるなんて、人間はいくつになっても変容できるという「お手本」を見せてもらっている気がする。

母も在宅介護だったし、続いて長老も家で介護をしている。

「世話ばかりかけて、もったいない」と言うけれど、いえいえ日々たくさんのことを学ばせてもらっていることは確実だ。

今日は妹と奈々ちゃんが、長老の大好きな「大石の和菓子」を持って訪問してくれた。

おいしいもの食べて、いい夢を見て、よく自分でも言うように「120歳まで長生きしそう♪」と毎日笑っていてほしい。

 「おめでとう」と耳元でささやくゆめ、「えへへ」照れるまる。

6月16日(木)雨 
議会傍聴2日目

今日は満月。しかも皆既月食だから、とてもエネルギーが強列。

朝から議会傍聴に出かけた。

開始前に議会事務局に寄って、リボンのことを尋ねたら、「リボンは昔は勲章だったのです」とのこと。へぇー。

要するに、胸に勲章のようなリボンを付けて傍聴してはいけないということで、髪に結ぶのはいいらしい。

宿毛市から議員めざしているKさんが来て、お昼ご飯をネストで食べた。支配人さんにご挨拶して、9月23日のメニューも打ち合わせた。

若い人向けの特別メニューを提供してくださるようで、ラッキー♪ おいしい食事で、話もはずむわね。

午後から、ぜひ聴きたかったY議員さんの質問。新人議員さんだけど、とても感動するやりとりだった。

質問数も時間も一番多く、黙って一言も発せずに座っている議員が6人もいるのに驚いたので、Y議員が光っていた。

やはり選挙カーで連呼する姿で選ぶのではなくて、こうして議会を傍聴すると議員の質が分かる。

この歳になって初めて傍聴したので偉そうなことは言えないが、もっともっと多くの町民に傍聴に来てほしいと思った。

でも、勤務していれば平日昼間の傍聴は無理だわね。そうだ、土日開催できないのかしら?

ポレポレ村長に言ったら、外国では夜間に議会開催している国もあるらしい。やろうと思えばできることだ。

 自分へのご褒美に麻の帽子を買った。愛用の山ブドウのバッグと合う。

6月15日(水)雨 
うれしい再会


午前中、玄米を焙煎していたら、突然の相談電話。黒潮町に移住を希望している人からだった。

午後から来客があるので玄米粉ワッフルを焼こうと計画していたんだけど・・・、放っておけなくて四万十市で会うことに。

相談内容がとても重かったので、ぎりぎりになって昼食に帰宅した。危うくセーフ。

今日は雨の中、はるばる高知市から県庁職員さんが3名、訪ねて来てくださる日なのだ。

その中の一人が付属中学校で中1のとき担任した、Sちゃん。姓が変わっているから、ぜんぜん気づかなかった。

電話でSちゃんだと聞いて、色白の顔にショートカットで、エンジのリボンのスリムな制服姿が浮かんだ。足がとても速かった。

Sちゃん、やっばり色白でショートカットで抜群のスタイル、笑顔も昔のままで時間が戻ったようでなつかしかった。

ああ、こんな再会もあるのねー。お世話になります。

Sちゃんたちは、都会での「移住相談会」にも度々出かけているとか。県内でどこが人気があるのか、尋ねてみた。

すると、3人が口を揃えて、「ダントツ黒潮町!」って。10人のうち、7、8人が黒潮町希望なのだそうだ。知らなかったなあ。

高知県でも西のはずれで、高知市から2時間もかかるし、海外に行くときも国内移動のほうに時間がかかる黒潮町。

都会の人にとっては、住んでみたい町ナンバーワンなんだわ。理由はよく分からないけど、うれしい。

 
まるの定位置、冷蔵庫の上のカゴの中

6月14日(火)晴れ スズキ賛歌

昨夜、ポレポレ村長が四万十川でスズキを釣ってきた。

少し小さめだが、味は60cmくらいが一番おいしい。

帰ったときは、まだ呼吸している。三枚におろして、胃の中身や心臓をとりだしても、まだ心臓が動いている。

朝はスズキとニラのお味噌汁に、スズキの骨つき塩焼き。お昼はスズキのお刺身で、夜はスズキのカルパッチョ。

魚の中では、スズキが一番好き! クセが無くて、上品な味で、どんなふうにして食べてもおいしくて飽きない。

うれしいことに、スズキは2、3日寝かせて食べたほうがよりおいしい。だから、明日もまたスズキ料理だ。

翌々日くらいにお刺身にしても、コリコリして新鮮でおいしさは変わらない。

スズキの魚拓はもう貼るスペースが無くなって、今は長老の離れにまで貼りまくっている。

長老は毎日ベットで眺め、「大きさじゃない、形だ。このスズキが一番いい」などと、スズキ評論家になっている。

私はやっぱり・・・、ワンコもにゃんこもみんなが大騒ぎしてごちそうになれる、おっきいスズキがいいな♪ 形にはこだわらない。

 食いしん坊のまるも、くんくんするだけでさすがにかぶりつかない(笑)

6月12日(日)雨 7月3日の「里人青空カフェ」inやまもも園

カフェスタッフのWさんからチラシが届きました! ありがとう。

里人青空カフェHP→ http://caferito.web.fc2.com/index.html

プレイベント第2弾は、
「食と彩りと癒しのコラボ」ということで、「やまもも染め」や「リフレクソロジー」体験しながら、

旬の味覚やまももを堪能し「薬膳ランチ」や「ハーブティ・やまもものスイーツ」をいただける♪  

10時〜15時まで、小雨決行。 参加費2000円。

申し込み、お問い合わせ先は、土佐市の大野さんまで。090-4974-4639 h.ohno-shining.@docomo.ne.jp

わあぉー、「やまもも園」の中で「薬膳ランチ」!すごく楽しみだわ。わくわくする♪


西から「婚活ツアー」組んで、みんなで行きませんか? キリコまで連絡してくださいね。定員ありだと思いますのでお早めに!

夜、教え子のYちゃんから沖縄に引っ越したというメールが届いた。

なんだか、訳もなくむしょうにYちゃんに会いに沖縄に行きたくなって・・・、切なくなった。

今夜はYちゃんの人生第二幕を祝福して、遠く高知の山の中で乾杯するよ。

中学生のとき、「キリコさん、いつか一緒に海外に行きましょう」と手紙くれたよね。

結婚相手を連れて、うちに泊まりに来てくれたよね。私が東京に研修に行ったとき、会ったこともあったよねー。

沖縄に信頼する仲間たちができたと喜んで、「いつか一緒に沖縄に行こう」って・・・時期まで決めて誘ってくれたよね。

いっぱいCDやら講演録やら感動した本やら送ってくれた。私の相談にも真剣に応えてくれた。(師弟反対だよね!)

今夜は祈ろう。Yちゃんの第二幕のスタートを祝して、沖縄での日々がすがすがしく楽しいことがいっぱいあるように。



6月11日(土)雨 アロマときめきパーティ


速達が届いて、ショウコちゃんが講師の「アロマときめきパーティ」の企画が採択されたという知らせ。

ラッキー! 7月3日にスタッフが集まり、本格的にスタートする。

イベントは
9月23日(金)、そう「秋分の日」です。とてもエネルギーの高い好日です!

それも提出した企画書では9月25日(日)にしていたのに、会場から変更を言われて23日に。すべてはいい方に動いていく。感謝!

まずはスタッフに知らせなきゃと電話やメールしたら、「おめでとう!」「私もショウコさんに習いたい!参加者じゃないとダメ?」とみんな声をはずませた。

これがいいのよね。先日私は、
講師が喜び、参加者が喜び、私もうれしい・・・と書いたけど、スタッフと会場も喜ぶこと忘れてた。

まずはスタッフが「やって楽しい♪」ことじゃなきゃ。会場の支配人とも電話で話したら、全面的に協力してくれるということでありがたい。

主催はポレポレ村長が代表の「移住支援ネットワーク」。参加者は県内在住の20歳以上の独身男女30名。

申し込みは7月末からだけど、県外から移住してきて地元で結婚して定住を望む男女がもうすでに「ぜひ参加したい!」と言ってきた。

多いのよ、そんな人が。今日もまた一人加入してきたけど、県外から移住してきた魅力的な独身女性。

高知県って、幡多地域って・・・正確な数字をつかんでいるわけではないが、「移住者や移住希望者がとても多い」とよく聞く。

海山川そろって、暖かくて、食べるものが豊富で・・・、暮らしやすいのかも知れない。

ポレポレ村長もショウコちゃんもそう。先輩たちが多いことも暮らしやすさにつながりますね。

いい出会いの一日になりますように♪

 珍しいコンフリーの花

6月10日(金)曇りのち雨
 梅仕事

午前中は雨が降らなかったので、風の谷に梅を採りに行ってきた。

山は草が背丈ほど生い茂り、ウツギの白い花がいっぱい。

お腹がすくと甘い木苺を採って頬張りながら、汗びっしょりになって草を刈った。

思ったよりもたくさんの梅の実。鈴なり状態だった。

6sを梅干に、2sを梅
に、残りを梅シロップと梅エキスにした。

梅干は塩と紫蘇だけで漬ける、昔ながらのもの。梅に対して1割の塩で、減塩にしている。

ずっと自家製梅干を食べているので、市販の化学調味料で味付けした梅干を食べることができない。

梅干に限らず、できるだけシンプルに素材そのものの味をいただきたいと思う。

私は草刈機の使い方が下手だと、ポレポレ村長によく言われる。

「キリコさんみたいに振り回したら、余計な労力使って疲れてしまうでしょう」「・・・・・」

ほら、こんな風に・・・とお手本を見せてくれたポレポレ村長の使い方は、ムダな動きがなく刈り跡もそろってきれい。

真似ようと思うのだが、今日もまるでなぎなた振り回すみたいに草刈機で「えい、やー」と草をなぎ倒し・・・やっぱり疲れた!

それで、梅仕事が終わってから、夕方は温泉に行き露天風呂で雨を眺め、温泉近くのお寿司屋さんで生ビール飲んでお寿司を食べてきた。満足♪

すぐ酔う。生ビールの小1杯で幸せいっぱいのほろ酔いになった頃、土佐市の大野さんから携帯に電話があった。

7月3日、「青空カフェ」に講師で来てほしいという依頼。気持ちよく「はーい!」と返事すると大野さんは喜び、さっそく打ち合わせ。

帰宅して手帳を開いたら、7月3日は思いっきり「婚活カフェ」とあるではないか。

ま、いっかー。こうなりゃ、「青空カフェ」と「婚活カフェ」コラボするしかない。イベント講師が私なら、講師代もかからない・・・といつものプラス志向で。

参加者も増え、たぶんみんな「出会い」と「交流」が広がって楽しんでくれるだろう。詳しくはまた!

 えんどう豆、ビワも収穫期

6月8日(水)雨 初めての傍聴

生まれて初めてだ。議会傍聴なんて。

今日から「黒潮町議会定例会」がスタートしたので、傍聴席に座ってきた。

去年から私たちは、東京など都会のど真ん中で黒潮町のPRをする機会が何度かあった。

しかし、はたして自分は町のことをどれほど知っているかといえば、知らないことだらけだなあというのが正直なところ。

町役場から情報が入ってこなくてサプライズな事例がいくつもあったし、どの議員さんがどんな意見を持っているのかもよく分かっていない。

まずは「いろいろ知らなきゃあ」と、とにかく傍聴してみることにした。

高知新聞幡多支社長と女性が一人、私を入れてたった3人の傍聴席だった。こんなもんなのかなあ?

横の壁に傍聴人の規定が貼ってあったので、一応読んでおこうと全部目を通してびっくりした。

第7条だったか、次に該当する人は傍聴することができない・・・とあって、「銃の所持」は当たり前だと思うが、「リボン」って何なの?

議会事務局の職員さんに聞いたら、「厳粛な場ですから・・・」と言う。

卒業式でも冠婚葬祭の場でも、厳粛な場でリボンつけている人はいるけどぜんぜん違和感はない気がするけど・・・。

次回は思いっきり髪にリボンを結んで傍聴に行ってみようかなー。(笑)

「一般質問通告書」をもらったので、聴いてみたい質問のときを選んで行く予定だ。3人いる。

帰りにきらきらさんの店に寄ったら、「キリコ先生、これ見て!」と達筆の手書きの文書を渡してくれた。

「黒潮町を良くする会(仮称)」の設立
を呼びかける内容で、町で一番客が多いといわれる有名店のオーナーさんからだった。

きらきらさんも設立メンバーの一人らしい。二つ返事で私も協力することにした。


「今日議会傍聴に出てきてよかったわぁ」「そんなにいい会だったの?」「違うわよ。きらきらさんに会えたからよ」「私もよー!」

近々有名店で設立総会が開かれる。黒潮町を少しでも良くするために、熱い志のおもしろいメンバーが集まりそうだ。

 明日は晴れるかニャアー?

6月7日(火)雨 情報は発信するところに集まる
 

タイトルの言葉は、ポレポレ村長がよく言っているもの。

稚拙なHPで恥ずかしいなあと思っているが、細々でも続けていてよかったと思うことがよくある。

HPがきっかけでメールいただいたり、訪ねて来てくださる人がいたり・・・。

先日書いた「麦仕事」を読んでくださった農政事務所の方が、ご丁寧な情報をくださった。感謝!

とても参考になったので、こんな制度もあることを「丸写し」ですが掲載しますね。

現在、農林水産省は、食料自給率の向上をめざして農業者戸別所得補償制度を実施しております。

(1)お米を作っている農家で生産調整をされている農業者に対し助成(10a当たり1万5千円

(2)生産調整とは関わりなく、野菜や園芸品を水田で作り、販売をされている農業者に対しても

作物によって助成を行います。(10a当たり1万円〜7千円(作物で単価が違います。)

農林水産省では、現在この制度への加入受付を行っています。

未だこの制度に加入申請手続きがお済みでない場合は、

最寄りの市町村役場、JA農協または農政事務所までお問い合わせ頂ければと思います。

また、有機農業生産者の皆様は、環境保全型農業直接支援対策にも加入が出来ると思います。

10a当たり(国から4,000円、地方公共団体から4,000円)の8,000円の助成があります。

戸別所得補償はJA水田協議会、役場で申請書の受付をやっており、環境保全型農業直接支援対策は役場で受付をやっております。

いずれも6月末までが〆切となっております。


また、高知農政事務所地域第一課が四万十市右山五月町3−12 中村地方合同庁舎4階にありますので

ご不明な点は下記に電話をおかけ下さい。(TEL:0880−34−5355)

お知らせありがとうございます。きっと知らない人が多いと思いますから助かります。

 花盛りの玄関。向こうはピンクマーガレット。

6月2日(木)曇り 「続・星守る犬」

村上たかしさん作の漫画、「星守る犬」のことを以前この「村便り」に書いたことがあった。

やはりあの漫画は多くの人の心を打ったのだろう。映画化され11日封切りだ。

先日図書館に行ったら、「続・星守る犬」があったので、借りて帰っていっきに読んだ。

今年2月に発行されている。知らなかったなあ。

だいたいこういう二番煎じは失望することが多いものだが、この漫画もとても感動した。

そして、村上たかしさんという漫画家を大好きになった。

決して特別に絵がうまいわけではない。かっこいいヒーローや、美しいヒロインが出てくるわけでもない。

むしろ、かっこ悪くて社会の底辺で生きているような、名も無い人たちだ。

村上たかしさんご自身も、「地味でひっそりとした作品」と、自己評価している。

でも、優しい。自分のことをさておいて、誰かに手を差し伸べずにはいられない人が、描かれている。

それが切なくて、泣ける。人間のすばらしさは、優しさだと思う。

優しさは人間に対してばかりではない。犬や猫も見捨てることはできない。

そういう人たちが多くなれば、社会はもっとずっと良くなるはず。

 四万十川で、モクとハナ。


2011年5月の暮らし

5月30日(月)晴れ
 麦仕事

台風一過、ようやく晴れたので、麦を刈った。

庭で育てていた麦を、昨年秋は道路沿いの二つの畑に種蒔きした。

刈っていると、通りかかった人たちが次々に声をかけて行く。

一番多いのは、「味噌を作るんですか?」という質問。

「粉に挽いて、パンやピザを焼くんですよ」と答えると、「石臼で?」ときた。

「昔は石臼でしたけどねー。今は、電動の粉挽き機がありますよ」

興味ありそうな人には、「麦を育ててみませんか?」と投げかけるが、「いやいや・・・」と立ち去る。

こんな育てやすい作物はないのに、自給率が低いわけだ。

麦と言えば、先日笑える体験をした。

昨年から農林水産省が「戸別補償制度」をスタートした。

今年の説明会があるということで、ポレポレ村長の代わりに私が出席。

国、町の職員が全体に説明し、そのあとで一人ずつ名前を呼ばれて、手続きをするものだった。

昨年は米だけだったが、今年から麦も補償の対象になると説明を受けたので、
私の番になったとき町職員さんに「麦も栽培しています」と告げた。

すると、町職員さんはさっき「麦も今年から補償します」と説明した国の職員さんに声をかけて、二人がかりの手続きとなった。

「麦は検査を受けてもらって、補償することになります」 「では検査を受けます」

「実は、高知県には検査ができる人間が一人もいません」 「はぁ? それって絵に描いたモチじゃないですかぁ」

帰ってから農政事務所に電話して聞いてみた。

すると、やはり高知県内には一人も検査員が居ないので、これから検査員を講習会に派遣して資格を取ってもらう・・・という説明だった。

検査員が誕生するのは、7月中旬頃の見込みだそう。JAが募集とか。

麦秋・・・じゃなくて爆笑?

5月28日(土)一日中雨 ライフスタイルの変容

ドイツもスイスも、「脱原発」の方向に大きく舵をきった。

両国とも昔行ったことがあるが、心に残る美しい国だった。さすがだ。すべての国が続いてほしい。

なんやかんや言ってるが、原発が無くても自然エネルギーで十分やっていける。

事故が起きたら地球全体に影響する原発は、すべて無くす方向しかないと思う。

昨夜もテレビで水力発電や風力発電に取り組んでいる自治体を紹介していたが、もうやっている所があるんだもの、やればできる。

元TBS記者で宇宙を飛行した秋山さんは、福島県で農業をされていて今回被災されたお一人だ。

「今回の原発事故や汚染被害は、ライフスタイルを見直す契機だ」とおっしゃっている。

これほどの被害が今も出続けているのだもの、一人一人が目を覚まさないでどうするの?!

大量生産大量消費のライフスタイルを見直し、昔のように「ほんものを長く大切に使う」暮らしが増えてほしい。

できるだけ自産自消の「はーと・らいふ村」は、「不便になってもそれほど困らないねぇ」と話している。

その分、病人や高齢者やどうしても必要な人にまわしたらいい。

これって、問題発言なの? 「脱原発」発言をした山本太郎さんが、番組を降板され、事務所も辞めたと聞いて驚いた。

世界が大きく変わろうとしているときなのに、日本は自由に発言もできないなんて・・・。


今日収穫した野菜たち

5月27日(金)雨 Y先生

昨日から梅雨入り。どんよりした日々が続く。

東京電力が事実を隠蔽していたニュースが、朝昼晩となく流れているが驚かない。

みんな分かっていたのじゃないのかしら。うちでは最初から、「本当のことなんか言ってないよ」と話していた。

残念だけど、東京電力に限らない。こんなに情報があふれている社会に見えて、正確な情報が入ってこない。

私が体験していることだけでも、この「村便り」に書ききれないほどたくさんの例がある。

勤務していた「学校」という組織も、隠蔽体質だった。

いじめで自殺する子どもたちが相次ぐ中、テレビに出る学校長は必ず「そんな事実はつかんでいませんでした・・・」。

「うそつけ!」「子どもがいのちをかけたことを、何だと思っているのよ!」「仮に知らなかったとしたら、知らないことが問題じゃないの!

テレビに向かって怒鳴りたかった。そんな人が校長をしていること自体、教育界がよくならないわけだ。どんよりだ。

子どもたちには、毎日学校で、いかにも立派なことを言っている。

その本人がまったく違うことをしている先生に、「言ってることとやっていることが違ったら、おかしくない?」と聞いたことがあった。

とっさにその先生は笑い出して、「キリコ先生、子どもに言ってる通りに教師もしないといけないのだったら、誰も教師はできないわ」。

あっけらかんと笑いとばされた。毒気を抜かれて、あとの言葉が出なかった。

表と裏、建前と本音、言ってることとやってること・・・、割り切って何の疑問も無く使い分けている人は、悩まないだろう。

だから私は、大人でも日々悩みながら生きている人間のほうが好きだと思うようになった。

東京電力の社員の中にも、自分たちの組織はおかしいと悩んでいる人がいると思いたい。

今日、9年ぶりにY先生にお会いした。

青年のようなお顔、会う人は誰でも大好きになる人柄、Y先生が診る日には患者が殺到して、なかなか予約がとれないというのも分かる。

9年前、宿毛市の講演会で初めてY先生の講演を聴いた。

終わって壇上に近づき、私が立ち上げたばかりの青少年自立支援の会でお話してほしいと頼んだ。

即、引き受けてくださったばかりでなく、夜間にボランティアで来てくださった。そんな医者はたぶんほかにはいないだろう。

子どもたちもお世話になった。そして、みんな立派に成長した。

先生にお礼を言うと、心から喜んでくださった。9年前とちっとも変わっていない。今どき珍しい信頼できる人。

「先生、10周年記念誌が出来たら、もらってやってくださいね」「定価で買いますよー」「いえ、ささやかなお礼です」

作品はいまも毎日のように、携帯メールで送られてきている。挿絵も依頼した。タイトルも決めた。

Y先生に次にお会いする日には、手のひらに乗る小さな詩文集をお渡しできるといいなあ。

 玄関のミニバラが咲き続けている

5月24日(曇りのち雨) 思いは伝わる、つながっていく・・・

昨日も今日も雨。ほんとに日曜日は奇跡的に晴れだったんだ。

主催者の井上さんにお礼メールを出したら、さっそくお返事があった。

それを見て、ポレポレ村長と二人で、「うんうん、そうそう! 私たちも同じよねー」と喜んだ。


『自分が思っているのは、一人でも多くの方に幸せになってもらいたいこと。笑顔が増えること。自然・環境を大切に思う事。そういったことだと思います。

そして、そういった思いが人に伝わってくれること、感じてもらえること。そして、たくさんの方につながっていくことだと思います
。』

「四万十手仕事市」があっという間に参加者が増え、とてもいい雰囲気なのは、発起人の井上さんの熱い思いにみんなが共感するのだろう。

類は友を呼ぶのか、友が類を呼ぶのか、スタッフもみんないい人たちだ。

思いは伝わる、つながっていく・・・。そういうつながりを、大事にしていきたい。

今日は土佐清水市のTさんから、かわいい猫ちゃんのポストカードが届いてほっこり。

びっしり書いた文面を何度も読んで、ほのぼのうれしくなる。私が「魔女友」と呼んでいる一人で、ターシャのようなコテージの主だ。

昼前に来てくださったKさんから、養蜂家のおじいちゃんの貴重なハチミツをお土産にいただいた。

ありがたいこと。さっそく
ワッフルを焼いて、ハチミツつけていただいたけど、めちゃめちゃおいしいハチミツは感動ものだった。



5月22日(日)奇跡的に晴れ
 「四万十手仕事市」

天気予報もずっと雨マークだったし、朝でかけようとするとザーザー降ってきたし、覚悟してキューブで出かけたら晴れ♪

蒸し暑かったけど、窪川で大好きな仲間たちと大勢会えて、ほんとに楽しかった!

ここは会場が最高なのだ。「旧半平旅館」の建物内や庭、駐車場に、30店以上が集まって、セミナーやライブも開催。

発起人の井上さんの夢が、着実に花開いて、進化していっている気がする。

スタートするとき、わざわざご家族そろって「ぜひ参加を・・・」と挨拶に来てくださった。

その熱意、スタッフの団結力、天をも動かして晴れたんだという気がした。

ポレポレ村長は「マイ箸づくりワークショップ」で忙しいので、私はお店番。

なかなかゆっくりほかを見られないのだが、県外からの参加者も増えていて驚いた。

なつかしい人と挨拶したり、原発の話になったり、いつも必ず来てくれる保護者にまたまた大きな苺とブーケをいただいたり、

拾ったという子猫を抱いてきた人もいて、あんまりかわいかったので写真撮らせてもらったり・・・。

あっという間に一日が過ぎた。スタッフに感謝しながら、帰路につく車中でいろいろおしゃべりするのも楽しい。

たいがい私たちは、「みょうに面白いねぇ」という人が好きなので、その話題になる。

今日はFさん。暑かったのでジンジャーエールを買おうと思って探して行ったら、今日はニラを売っていた!

そうやわ。先日奥さんに会ったとき、「勤めを辞めて農業始めました」と心配そうに言ってた。

とりあえず、今収穫できるのが、ニラだったのね。楽しい♪

私たちの周りでは、自分で食べるものを作り出す人が続出している。

去年からお米を作りだしたみーちゃんや圭さんは今年も作るみたいだし、海癒のみっちゃんも「米作りしたい」とポレポレ村長にメールが来た。

3月に移住してきたKさんも「自然農で畑作りたい」というので、川口さんの本をお貸しした。

きっとまだまだ増える気がする。これって、私が20年前から言っている「家事のように農をやろう」に近づいているのかしらん?!

そうでもそうでなくても、仲間が増えるのはうれしいなあ。・・・と二人でニコニコしている。

 窪川のSさんの苺。大っきくて甘い! 食べるのもったいなくて・・・

5月15日(日)晴れ 「婚活クッキング」

10時から黒潮町の松林の中にある「大方あかつき館」の調理室で、「婚活クッキング」開催。

きっかけは、大学時代から訪ねて来てくれている麻乃さんとMちゃんの発案からだった。

妙齢の美しくて料理の上手な二人は、「単なる飲み会の婚活ではなく、一緒に料理を作って食べる場面で相手を見たい」と言ったのだ。

「あ、それいいわあ。じゃあ企画してみるからやりましょう」。たぶん次の日くらいに、私は動いていた。

私の周りには麻乃さんやMちゃんはじめ、ステキな女の子たちがいっぱいいる。幸せになってほしい。

それに、講師は魅力的な大好きな人たちをいっぱい知っている! ぜひ来て指導していただきたい。

なるべく若い参加者に負担をかけたくないし、講師にはちゃんと見合ったお礼がしたい。

県に補助してもらったので、すごーく時間がかかってみんなを待たせたが、こんなに楽しい一日になったので苦労は吹っ飛んだ。

講師は、この「村便り」にも書いたことがある、四万十町の「農家民宿はこば」のおかみさん、ひとこさん。

ほんとに料理が上手で、食に対する考え方も共感できて、ステキな女性。新聞やテレビにもよく出ているので、有名だ。

今日も6人の宿泊客があったというのに、朝食を作ったあとで来てくださって・・・ただただ感謝だ。

メニューは、「桜寿司」「玉葱まるごと煮」「焼きソーメン」「チキンハム」の4品。

めちゃめちゃおいしくて、おなかいっぱいになって・・・、みんな眠くなった! (笑)

まあ、参加者の独身男女のかわいいこと! おかみさんと二人で、しきりに「かわいいわぁ」「楽しいわぁ」とうなずいた。

これは私たち二人が、りっぱな「オバサン」の証拠ですね。ほんと文句なくかわいいの。

発見したんだけど、一生懸命になって普段作ったこともない料理に取り組んでいる姿は、心を打つと思う。

ひとこさんは大盤振る舞いで、「成婚したら無料宿泊券を差し上げます」と言ってくれた!

今日の講師料、マイナスになっちゃいますね。応援してくれる気持ちが何よりうれしい。

そのあと、参加者はデートにくり出し、会場でゆっくりコーヒー飲んでひとこさんと語り合った時間もほっとして楽しかった。

カップルも成立という知らせも入って、大成功♪ 幸せのお手伝いができて、私もうれしい。



5月14日(土)晴れ 「青空カフェ」スタッフ来訪

土佐市にオープンする、ナチュラルエコランチの「青空カフェ」の代表Oさんから、先日電話があった。

「14日にみんなで行きたいと言ってるけど、ご都合どうですか?」 Oさんはその代表なのだ。

何の根拠も無いのに、なぜだか私はスタッフは女性だと思い込んでしまって、四万十町のSさんが「そちらに行きたいのて゜すか゜」と電話くれたとき、

「14日に土佐市からハーブ料理やってるメンバーが来るから、うちを出会いの場にいかが?」と返事した。

Sさんは喜んで声を弾ませて、「絶対行きます!」。

・・・で、2組のお客さまが同時間帯にいらしたのだけど、土佐市のメンバー見て驚いた。

Oさん以外は若い男性で、しかも一目で「以前うちのお箸づくり教室に参加してくれていた人たちだわ」と記憶があった。

なんだ、なんだ、みんなつながっているんだわー。驚いた。

そのうちのお1人、Yくんは200種類のハーブを栽培した経験があり、めちゃ知識が豊富。

ハーブ料理やケーキを作り、しかも歌手もしているという。「カフェとコンサート全部1人でできるじゃないの!」と叫んでしまった。

「青空カフェ」は 5月22日に「ハーブに淀川」でオープン。10時から15時まで。参加費2000円。

申し込み、お問い合わせは、代表のOさん・・・本名でいいでしょうね、チラシに出てるから。大野さんまでお願いします。
090-4974-4639

 
外で食べる料理は最高♪

5月12日(木)晴れ 
初めてのお客

いろいろなお客さまの多い家だと思う。

なぜか「今度行きます」とおっしゃる方が多い。

日当たりがよくて静かなことは確かだけど、特別何もない家なのに。

今日は土佐清水市からのご夫妻。無農薬のお米を求めて、初めての来訪だった。

せっかくだからと上がっていただいて、お話するほどに驚きが広がる。

やっぱりねぇ、不思議だけど不思議じゃないんだわ。

出会う人々とは、なんかしら「つながり」があるんだわ。いつもしみじみ実感する。

無名のちっぽけな「はーと・らいふ村」に関心を持ってくださる時点で、もうその方とは根底を流れる「生き方」「価値観」が通じ合っているんだと思う。

だから、初めての人でもすぐに、話せば話すほどお互いに「つながり」を確認し合って盛り上がる。

話すほどにうなずき合い、笑顔がいっぱい広がり、いくらでも時間を共有したくなる。

そんな仲間を大切にしよう。つながりあって生きていこう。

すべての人にそういう気持ちを持てたら、神様になれるかも。

人間と自然が大好きな私だが、「こんな人もいるのか」と驚く人とも出会ってきた。

平気で大嘘ついたり、弱い者を見下していばったり、人格を傷つけてもなんとも感じない人も、大勢見てきた。

いろんな人がいるからこそ、いい人たちとの出会いに感動し、私もそんなふうに生きていきたいと力づけられるのかもしれない。

 動物たちもちゃんとまっすぐ人間を見てますよー。

5月9日(月)晴れ
 家庭訪問?

午前中は、県外から黒潮町に移住してきた3家族を、お花と野菜を持って次々に家庭訪問。

まずは、千葉から移住してきたkさん一家。

壁を塗ったり、お庭に野菜や果樹を植えて、着々と「家づくり」を進めていた。

大変だけど、楽しい時期。夢を実現していく過程ですものね。

続いて、愛媛から移住してきたkさん一家。偶然にも千葉からのKさん宅近くに住んでいて、ワンちゃんを通じて知り合いになっていた!

最後に、滋賀県から移住してきたkさん一家。あれれ、またkさん。3kだわ。

昼食に間に合うように帰宅して、食事が終わった頃、突然二人連れの来客あり。「キリコさんの工房はこちらですか?

突然の訪問はうちはよくあるパターンだから驚かないけど、「キリコさんの工房」には戸惑った。

裏庭の工房はポレポレ村長の隠れ家で、キリコさんの工房はまだ無い。というより、私は作家としては半人前にもなっていないのだから。

「Tシャツアート展」で私の作品を見て、さんざん尋ねてようやくたどり着いたということらしい。

帰宅していてよかった。午前中だったら、申し訳ないことになっていた。

ユーカリのリースや月桂樹、ストロベリーキャンドルなど差し上げると、「いい香り♪」と喜んでくださった。

入れ替わりに「みませ屋」の流木マスターが、手作りの干物をたくさん持って来てくださった。

うれしい! 缶チューハイとマスターの干物があれば、私はいっぺんに極楽だ。

久しぶりにゆっくりおしゃべり。原発のこと、ライフスタイルのこと、介護のこと・・・安心して話せる仲間がいるって、なんて幸せなことなのだろう。

話すほどに心が癒されて、一緒にがんばろうと思う。人と人との交わりはこんなふうでありたい。

訪問したり、訪問してもらったり・・・のいい一日でした。

 大根の花です

5月8日(日)晴れ 
冒険遊び場作戦会議

土佐市の寺川さんからお声がかかって、ポレポレ村長と二人で「冒険遊び場」へ。

http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiode_37

昨日までの雨があがり、初夏の陽射しに新緑がまぶしい。

ここは、寺川さんの夢を実現している場所で、子どもたちだけでなく大人にも楽園だ。

さまざまな手作りの遊具があり、ログハウスの横には谷川が流れ、外でいただくごちそうのおいしいこと♪

ちょうど桐の木に薄紫の花が咲いて、ブンタンが完熟し、梅の実も食べられる大きさに。

筍を掘って、ホイルで包んで焼いて食べたけど、甘くてそれはおいしかった。

今年の春から加わったボランティアのY君が、チョコレートケーキを焼いてきてくれていた。

しっとりして甘さもちょうど、とてもおいしい! すぐにスカウト(?)。 今度、講師でうちのイベントに来てもらうことにした。

もう1人のボランティアのS君は須崎市からの参加だったが、二人ともまれにみる好青年。ほんとに出会いに感謝だわ。

ポレポレ村長と「あの若さで偉いよね。自分たちが20歳前後の頃は、ボランティアなんて考えても無かったような気が・・・」と感心して話した。

高知には、ステキな人たちが大勢いる。出会い、つながりを持てることが、うれしくてならない。

私たちも寺川さんにならって「ライフスタイル交流会」を開催しようと、もうメンバー表には敬愛する友達の名前が記されている。

いい季節に、「はーと・らいふ村」で実現したい。

 夢の国のゲート


5月6日(金)晴れ
 庭は我が家の冷蔵庫

無農薬無化学肥料で野菜を育てているので、小ぶりなものが多い。

そんな中で、「おやおや、これはりっぱな成長ぶり」と目を見張ったのが、小松菜。

抜き菜で毎日食べている。野菜は新鮮さがなによりのおいしさ。

トマト、ナス、スイカ、かぼちゃ、ピーマンは花をつけ、じゃが芋とわさびは芽を出して伸びている。

スナップえんどう豆は収穫できだし、さっとゆでてマヨネーズで食べるとめちゃめちゃおいしい。

えんどう豆のように剥かなくてもいいから、めんどうくさがり屋さんには便利かも?

かずき大根、チンゲンサイ、いずれも抜き菜のシーズン。

ニラとネギはほぼ一年中食べられて、手もかからず、野菜の中の優等生ね。

そうそう、新玉葱は今が一番おいしい季節。毎日抜いては、すぐに食卓に上がる。

玉葱は生で「酢玉葱」にして、瓶詰めを冷蔵庫(こちらは本物)に入れておく。これは高血圧の人には妙薬だとか。

ミョウガも一緒に漬けておいたので、ピンク色が見た目もきれいだし、さっぱりしておいしい。

人参、レタス、黒豆、バジル、カモミール、ルッコラ、みんな芽を出した。

山椒、クレソン、とげなしタラも収穫期。書いているだけで、野菜に追いかけられている気分(笑)。

せっせと食べて、お客さんにも差し上げよう。


 
小松菜。ハーブガーデンのほうには、赤いストロベリーキャンドルが見えますね。

5月5日(木)曇り 
「人」と「自然」

GW中、多くの人に出会った。とても楽しかった。

やっぱり「人」だなあ。人とふれ合う喜びは、生きていく楽しさに通じる。

そして、「自然」。庭は今たくさんの花々が咲き、一番いい季節かも知れない。

トップページに掲載した赤いストロベリーキャンドル、紫のぺリウィンクル、ピンクの昼咲き月見草、黄色い春菊、薄紫のかずき大根、

オレンジのナスターチューム、ピンクマーガレット・・・私の大好きな真っ白いナニワイバラも咲いた!

バラの花の中では、この純白の清楚なナニワイバラが一番好き。




5月3日(火)雨 
Tシャツひらひら、写真もゆらゆら

5月1日〜3日、黒潮町入野で開催される「Tシャツアート展」に参加。

10時〜15時まで「砂浜写真展」を休憩スペースで開催した。

カメラをぶらさげたみなさんが、次々と足を止めて見入ってくださった。

中には、「第2回の募集要項をください」とおっしゃる方が何人もいらっしゃって、神戸や徳島や岡山など・・・ご住所を書き置いてゆかれた。

今頃気づいても後の祭りだけれど、この「Tシャツアート展」で募集要項を配ったら、全国からなんなく作品が集まるということ!

うーん・・・、助成の締め切りが5月末日で、結果を聞いてから取りかかるから、そうすると募集要項は来年の5月になってしまう。

サイクルを整えて、第2回の募集要項を作成したい。

昨夜は高知大生による「キャンドルナイト」も行われて、砂浜にキャンドルの灯りが幻想的に浮かび上がった。

あいにく今日は雨になったが、明日は晴れて暑くなりそうだ。

そう、この「Tシャツアート展」で、今年初めてセミの声を聞いた。もう夏だわ。



2011年4月の暮らし

4月25日(月)晴れ
 田植え始まる

今年も田植えがスタートした。苗はとても元気だ。通りすがりのおばさんが、「まあ、ええ苗やねー」と声をかけていく。

水が満々とたたえられた田んぼに、周囲の山々の雑木やつつじが映える。いい季節だなあ。

今日が写真コンテストで入賞されたみなさんのデータ締め切り日だったんだけど、さすがにサッとそろった。

A4サイズで焼き付けて、5月1日から3日間展示させていただく予定。

それも、場所が「砂浜美術館」・・・つまり、砂浜なんですよね。

わぉー、どんな感じになるだろう? 自然の風景にぽっぽっと優れた作品が置いてあるのは、ヨーロッパではよく見たけど。

先日から、最優秀賞の富田さんの作品から順次、選ばれた8作品をアップさせていただいている。

ぜんぜん関係ない私のおしゃべりと一緒に載せるのは、申し訳ないと思いつつ・・・。

かといって、写真にまったく素人の私。審査員の先生の評を読んで、「なるほど、なるほど」とうなずくばかり。

ただ、選ばれた作品を見てちょっとびっくりしたのは、8人中5人までが顔見知りだったことと、お1人がこの「村便り」に登場したお会いしたい人だったこと。

もちろん、何度も強調するけど、審査員の野村先生はどこの誰の作品かまったくご存知ないし、私との関係も当然知るはずもないですよ。

今日の「2000の光」は、高知市の石川さんの作品。

私はお名前だけは存じ上げていて、今年の「NHKワールドカレンダー」金賞の作品がとっても好きだったから、いつかお会いしたいと思っていた。

石川さんは、NHKだけでなく、たくさんのフォトコンテストで入賞されている有名な方だったので、封筒を手にしたとき「わぁー」と歓声をあげて村長に報告した。

5月1日からの「Tシャツアート展」に来られるとか。やっとお会いできます。わくわく♪

入選「2000の光」

4月23日(土)曇りのち晴れ
 「心の目心の詩」

教師になってずっと続けてきたことの一つに、「自己表現力をつける」取り組みがある。

「心の目」というノートを渡して、いつでも好きなときに書いて出してもらっていた。

子どもたちの素直なピュアな表現に、感動をもらい支えられていたのは私のほうだったと・・・今、しみじみ思う。

この仕事は、私のライフワーク。生きているあいだは、悩める子どもたちの心を受け止めたい。

子どもたちはやがて親になり・・・、いつからか親の心も受け止めようと思うようになった。

「自立を支援する親たちの会」がスタートし、来年ではや10周年になる。

10周年記念誌は、広く詩や文を募集することにした。

悩める親子にそっと手渡せる本にしたい。「ひとりじゃないんだよ」と・・・。

10代、20代のみなさん、あなたの思いを言葉にしてお寄せください。

詩、文章、ともに長さも自由です。原稿用紙でなくても、ノートの切れ端でもメールでもいいですよ。

ただし、つくりものではなく本心にしてくださいね。でないと、悩む人の心に届きません。

学校に今行っていない人、かつて学校に行ってなかった人、思い切って心を開いて表現してみてください。

書くことで自分の気持ちが見えてきたりします。仲間からの反響がきっとあります。

保護者のみなさんも、体験を言葉にしてみませんか。

今、渦中にいる親たちは、とても悩んでいます。かつて自分もそうだったと、多くの人が思い当たることでしょう。

原稿を送ってくださった方には、もれなく「心の目心の詩」を差し上げます。

お問い合わせ先=0880-43-0503 または polepole@chive.ocn.ne.jp

優秀賞「朝靄の水面と遊ぶ」

4月22日(金)雨 
やっぱり家はいいなあ

17日から家を空けていたので、久しぶりの我が家で眠る。

かずき大根、べリウィンクル、ストロベリーキャンドル、アメリカハナミズキ、木蓮などの花が咲きそろい、犬も猫も飛びついて迎えてくれた。

やっぱり私には「はーと・らいふ村」の暮らしが一番! 平穏に日々が送れることは、なんて幸せなんだろうと思わされた一週間だった。

そう思うと、大震災や原発で避難所で暮らしていらっしゃる方々は、日々どんなにか「帰りたい」だろうと想う。

長老なんて、「這ってでも帰る!」と言うに決まっている。

留守中、四万十町のSさんがお見舞いに来てくださっていた。お家で育てた甘い苺と、庭のお花のミニブーケ♪

すごくうれしかった。心をこめたプレゼントを、私のために用意してくれる友達のいることが、幸せ。

さあ、明日からまたバリバリ動くぞー! やることがいっぱい。

「砂浜写真展」、「心の目心の詩」、「婚活カフェ&クッキング」、それぞれ準備を進めている。

「My84の日」、「移住支援」、「木のおもちゃによる子育て支援」、それぞれ企画を進めている。

ライフワークの「青少年支援」は、来週打ち合わせ会の予定。「古民家改修」に着手できるか?

そのほかに「オリジナルワッフルの開発」、「ギャラリーリフォーム」、「庭づくり」。

楽しみながら、一つ一つやっていこう。ご縁をいただいて出会う人々を大切にしよう。Sさんのように・・・ね。



4月16日(土)晴れ 
あしたさんのデビュー

「砂浜写真コンテスト」の結果は、応募者全員に文書で発送。

受賞者の中によく知っている人たちも何人かいて、「ありがとうメール」が届いた。

作品は受付bニタイトルのみ裏面につけて、大阪の審査員に郵送した。住所も名前もいっさいご存知ない。

黒潮町から3人も受賞したのは、やはり地元の強みというべきか?

そんな中で、コンテストに応募するのはまったく初めての人が、ベテランカメラマンに混じって「優秀賞」に輝いた。

「泉? 黒潮町? 誰やこれ?」と、みんなつぶやいたことだろう。

一番びっくりしたのは、きっと本人だ(笑)。

コンテストの締め切りが近づいた頃、「出さない?」と電話したらさっそく応募してきた。

写真に手紙が添えられていた。

『キリコ先生、いろいろとありがとうございます。

何か? ワクワクする気持ち、高揚を押さえ切れません!!

キリコ先生からの日曜日の朝のTELから、自分のテンションは上がっています。

出会いという名の絆・・・つながりに似た自分の気持ちです。

20何年前、キリコ先生に出会った。 キリコ先生を初めて見た20歳の自分の感性は、確かだったと信じています。

あれから月日が流れましたが、世界は違っても同じ時代に生きていたんですね。そんな気がしてなりません。

キリコ先生、これからもヨロシクお願いします』

手紙のお礼の電話をしたとき、「私はフロントガラスに水滴が流れてるのが、一番好きだなあ。あの写真いいよ」と素人の感想を加えた。

まさに、その写真が「優秀賞」だったのだ。驚くやら、あしたさんがどんなにうれしいだろうと感動するやら・・・。

すぐメールが届いた。

『キリコ先生、ありがとうございます。嬉しいです。

先生は、自分にとって、道を開いてくださる方です。 これからもヨロシクお願いします』

道を開いたのは、素直なあしたさんの感性だ。きっと、そう言っても彼女は信じないだろうけど。

優秀賞「雨の海」

4月14日(木)晴れ 砂浜写真コンテスト入賞作品発表!

お待たせしました!

大阪のギャラリー館長で写真家の野村訓先生に審査をお願いしていた、コンテストの結果発表です。

第1回は四国内から95点の応募があり、8作品が選ばれました。

ご入賞のみなさま、おめでとうございます♪

■最優秀  富田 時則 さん (四万十市)  「休日」

大胆に上半身をカットし、砂を感じながら砂浜を歩く女性の素足をローアングルから捕らえた感性がいい。

手に持つ靴が脇役を演じている。スローシャッターで撮れば、もっと砂を感じる作品になるであろう。

■優秀 泉 あした さん (黒潮町) 「雨の海」

重苦しい映像であるが、水滴が涙に見える。荒れた海は、撮影者の苦悩を現しているようである。

海は人間のドラマを映すのかもしれない。素直に撮った想いが心を打つ。タイトルは説明的にならないほうが、想像力が働く。


■優秀 小松 弘典 さん (高知市) 「朝靄の水面と遊ぶ」

実にシンプルで幻想的な風景だ。刹那の美しさを表現するのも、写真の意義である。絵画的な美しさも評価される。

■入選 竹葉 笑子 さん (四万十市) 「初夏」

楽しそうにはしゃぐ姉妹の声と波音の協奏曲が聞こえてきそうである。シルエットを入れた縦位置の構図がいい。

■ 入選 石川 賢一 さん (高知市) 「2000の光」  

夕暮れ時の雲のしじまと、砂浜の人工の灯り。青い空と橙色の明かりの対比が美しい。画面構成もよくできている。

■入選 白石 信夫 さん ( 宇和島市) 「朝日を浴びて」

レフレックスレンズ独特のリング状のボケが、海をより輝かせている。

輝く海とシルエットのサーファーの対比がよく表現されていて、「海」を感じ取れる。


■入選 吉尾 ムツ子 さん (黒潮町) 「砂浜に咲く」

砂のディテェールと魚眼レンズでデフォルメされた地平線、鮮やかな花の姿が潮の匂いと季節感を感じさせる。

■入選 浜口 修行 さん (黒潮町) 「朝日に写る」 

朝日に写る実像と虚像のTシャツのシャドウの連綿が何とも美しい。水面に写る滲んだ景色が心をゆさぶる。

最優秀賞「休日」 データが届いたら再度アップします。

4月12日(火)晴れ 
夏野菜を植えた

庭の桜がまだ咲いているけど、日中は初夏の暑さ。

昨日、スイカ、かぼちゃ、ミニトマト、ナスの苗を植えた。

かずき大根の花が咲き乱れ、えんどう豆にも白い花が咲き、麦の穂も出た。

春菊にもつぼみがついて、そろそろ花が咲きそうだ。食べられるのももう少し。

春の野山にはイタドリ、ワラビ、筍・・・、おいしいものがいっぱい。

イタドリは皮をむいてゆで、水にさらしてから炒めてお醤油少々で味付けし、ゴマをかけて食べると、ほんとうにおいしい。

自然の中で暮らしていると、お金をかけずになんて豊かな恵みを受けてることだろうと、感謝する。

 苺でジャム作り

4月10日(日)晴れ 
草木染めストール

4ヵ月ぶりの「海辺の日曜市」。久しぶりに出てみると、いろいろな出会いがあって、とっても楽しかった♪

やはりここは、交流の場ですね。

「はーと・らいふ村」をずっと探してくださっていた人にもお会いできたし、これからどんどんコラボできそうな「元図工の先生」とも巡り会えた。

「今日ここに来てよかった! あなたにお会いできたから」と、心でつぶやく場面がたびたび(笑)。

人生の楽しみの一つは、出会いと感動だわ。

今日の人気ナンバーワンは、「草木染めストール」。

ポレポレ村長が、不要になったザルを一閑張りしてくれたので、それに色とりどりに並べて持って行った。

眺めるだけで癒される。もちろん、私は一年中ストールを首に巻く。

春夏秋は日除けに、冬は防寒に、コットンの手織りが一番重宝している。

ふだん使いにはもったいなくて、お出かけ用にしているのは、上質リネンのストール。

東京のリネンバードのリネンとリネン糸で、西の魔女さんに制作をお願いした。

ネットで買えば1万円近いものを、半額以下で販売。これも定番の人気ストールになった。

ぜったい高知県内ではほかには売っていない。

同じストールを巻いている人に出会ったら、お顔は忘れていてもついにっこりしてしまうんですよね。うふふ♪

藍、よもぎ、ビワ、栗、玉葱・・・


2011年3月の暮らし

3月31日(木)晴れ さまざまな春

春、うらら。日中は暖かいを通り越して暑い。

平成22年度末日ということもあって、今日一日「はーと・らいふ村」には来客が続いた。

今日で仕事が終わる人、明日から新しい仕事に就く人、面接を受けて来た人、これから仕事を探す人・・・。

「お世話になりました」とねぎらうと、「ここに来るのがストレス解消でした」と逆にお礼を言われたりした。

仕事を離れても、今度はプライベートでゆっくり来てくれるそうだ。末長くおつき合いくださいね。

シュタイナーや自然農に関心のある、若いご夫妻と子どもさんたちも来てくださった。

私が長年関わってきた分野なので、うちにはその類の本がたくさんある。

よろこんでお貸しするし、少しでもお役に立つことがあればうれしい。

先日、須崎市にお招きいただいた時も、やはり自然農を実践している若いご夫妻がいらっしゃっていて、出会いがうれしかった。

同じ年頃の小さなお子さんがいて、そのことを今日のご夫妻に「いつかご紹介できる日がありますね」とお話したら、

パパさんがとてもいいことをおっしゃって、ハッとした。

「やっぱり、子どもが生まれたことで、食べものや環境に関心ができたのだと思います」って、ポツリ。

ああ、すごく大切な、ゆるぎない言葉だなぁって、しみじみ感心した。

ポレポレ村長がツバスを料理するのを、子どもたちも真剣な表情で眺めるのがかわいらしい。

胃の中からきびなごが出てきて、それをツバスの口のところに持って行って、「パクッと食べたんだよ」と説明する。

うんうん、これは生きた学習だわ。きっと初めて見る魚のお腹の中だもの。

ゆめもハナも、小さなお客さんたちの関心の的になる。お隣のレオくんにも、散歩の途中でご挨拶する。

庭のハーブや花々、まむし酒、婚活ランチまで、大人のお客様たちとの話題は尽きない。

「はーと・らいふ村に来ると、いつもなんか楽しい情報がありますね」とUさんが言ってたけど、

それはいい言葉だわ、そんなふうになれたらいいなあと見送りながら思ったことだった。


 麦もこんなに伸びました

3月29日(火)晴れ 
やっぱり椎名誠さんが!

読売新聞社主催「第12回生命(いのち)を見つめるフォトコンテスト」の入賞作品が紹介されているサイトを見つけた。

入賞作品と受賞者の紹介のほかに、審査員のコメントが掲載されていた。

表彰式に欠席されていた椎名誠さんのコメントを見て、びっくり! 感激してしまった。

最優秀作品に対する評に続いて、たった一作品だけ取り上げてコメントしていた。

それが、ポレポレ村長の「未来へ」だった。

わぉー、やっぱり椎名誠さんが選んでくださったのね。

誰が選んでくださってもうれしいけれど、カメラバッグにサインをもらっているほど尊敬している椎名さんからコメントいただいて、

ほんとうにうれしかったと思う。ありがとうございます♪


椎名 誠(作家)

 「生命」というテーマに対する解釈の幅が広がり、例年以上にバラエティに富んだ作品が並びました。

撮影技術も回を追うごとに向上し、審査を楽しいものにしてくれました。

 「未来へ」は、この先の海に待ち受ける困難を予期させながらも、未来へ向かおうとするウミガメの後ろ姿にドラマ性を感じます。

 「生命を見つめる」というと、どうしても新しい命に目を向けがちですが、私たちが生きている途中での出会い、ふれあい、感じたことのなかにも

ドラマは沢山潜んでいます。みなさんそれぞれの視点でとらえた「生命」を次回も期待しています。

受賞作「未来へ」

3月28日(月)晴れ 
野菜の花たち

毎朝、霜で真っ白。出てきたじゃが芋の芽も、みんな霜にやられてしまった。

昼間は暖かいので、ついつい苗を植えたくなるが、皇帝ダリア、ミニトマト・・・もう少し植え付けはがまんしよう。

畑わさびは半日陰で育つものなので、まあいいかなと今日裏庭に植えた。

前庭の畑は、黄色い花々でにぎやかだ。みんな野菜の花たち。

白菜、チンゲンサイ・・・、まもなく大根の紫色の花が咲く。

もちろん、花も食べる。お漬物にしたり、散らし寿司や味噌汁の具にも。

眺めてもよし、食べてもよし、野菜の花たちはいいなあ♪



3月23日(水)晴れ 
続々と写真が届く

18日、「高知新聞」に「砂浜の写真募集」の記事が掲載された。

東北関東大震災で大変な時期だけに、ちょっと気が引ける募集だったけれど、3月末日締め切りなので掲載はとてもありがたかった。

やっぱり新聞の力はすごい。今日は5通届いたのだが、その中に高知市のIさんの名前を見てびっくりした。

この「村便り」の2月27日の日記に、今年の「NHKワールドカレンダー」に高知県から2名入賞していることを書いた。

ものすごい応募数の写真から、12ヵ月、12人が入賞する。Iさんとポレポレ村長、高知県から2名というのはすばらしい。

「NHKワールドカレンダー」は、世界中に広がっていくわけだから、高知県のPRになる。

Iさんのお名前がしっかりインプットされ、いつかどこかの会場でお会いできるだろうと2月に書いていた。

そのIさんから、今日応募作品が届いたので、驚いたのなんの。

Iさんはもう一人の受賞者、黒潮町のポレポレが代表をつとめるNPO主催のコンテストだと、ご存知だったのだろうか?

「いや、募集記事に僕の名前は出てないのだから、きっと知らないだろう」と村長は言う。

世の中おもしろいなあ。私の口癖だけど、ほんとにおもしろい。つながる人とは、必ずどこかでつながっていく。

高知新聞のH記者さん、ありがとうございます。おかげさまで、すばらしい作品が続々と集まっています。

「どうして黒潮町の砂浜なんですか?」って、H記者さんに質問された。

宿毛市は「ダルマ夕日フォトコンテスト」があるし、四万十市は「四万十川フォトコンテスト」がある。

窪川は今は無くなったが、「霧の街写真コンテスト」を秋山さんの審査でやっていた。

どうして黒潮町は写真コンテストやらないんだろうって、ずっと思ってたんです。

町がやらないんなら、私たちが企画して呼びかけよう。黒潮町の魅力を、写真でも発信しよう。

すばらしい写真の数々に、「やってよかった」という手ごたえと同時に、「私が審査員だったら悩んで決められない」と痛感する。

はたして、最優秀賞は? 締め切りまであと少し。みなさん、ぜひ送ってくださいね!



3月21日(月)曇り 
ライフワーク交流会

昨日は満月、今日は春分の日。エネルギーの高い日が続く。

今日は、ご案内いただいた時からずっと楽しみにしていた、「ライフワーク交流会」に二人で出席した。

場所は須崎市の新庄川のほとり。川原には菜の花が咲き、桜の花の下で、手作りの竹の器でいただく料理を堪能。

主催者さん以外は初めての人ばかりだったけれど、話すほどにつながってすごく楽しい一日だった。

ご案内くださったTさんは、公務員のかたわら「冒険遊び場づくり」の夢を実現している人。

「ライフワーク交流会」というネーミングに込められた、案内文章がステキだった。

『山の活動等を通じて、いろいろな方と知り合う機会が得られ、ありがたく思っています。

そんな出会いの中でも、素敵なライフワークをもった方との出会いは、私たちの活動にアイデアやヒントをいただいています。

メンバーと5、6年前に話していたことがあります。

「自分たちが住んでいる街を、ちょっとずつでも楽しい街にしていきたいねえ」

その頃は漠然とした言葉でしたが、その楽しい街という言葉のイメージが、最近少しずつはっきりと見えてきたように感じています。

それもみなさんとの出会いがあったからこそだと思っています。

私たちの憧れる人たちをお招きして交流会を開催したいという思いで、声をかけ始めました。

第1回は下記の日程で開催したいと思いますので、ご多用のところとは思いますがご参加お願いします。』


まいったー。この文章に、いやTさんの気持ちに感動した。何をおいても参加しようと、何ヶ月も前から楽しみにしていた。

珍しいしし肉やアサリを川のほとりで焼いて野菜と一緒に巻いていただいたけど、やわらかくてクセが無くてとてもおいしかった。

はがまで炊いたご飯、紫蘇のお茶、はらんぼ、参加者もちよりの料理やスイーツ・・・春風に吹かれて、おしゃべりを楽しみながら、至福の時間だった。

場所もメンバーもお料理も、幸せ♪ こういう出会いの場を作ってくださったTさんに、心から感謝です。

 抹茶とお豆腐ときなこのスイーツ♪ 作者は男性でーす。

3月17日(木)晴れ 
米粉のシフォンケーキとピザ

昨日は強風の中で、田んぼに種籾のポットをすえた。苗代スタートだ。

ビニールで保温したが、冬に逆戻りしたように寒い。

高知でこんなに寒いのだから、東北の被災地はどんなに寒さ厳しいことだろう。

どうぞ早く春の暖かさになってほしい。

今日は午後から、米粉を使ったケーキやピザをみんなわいわい言いながら焼いた。

うちは小麦粉も自給しているけど、輸入小麦粉を買っている人は値段が高くなってきている。

だから、米粉がもっと普及すれば、日本は余っている米でパンやピザ、ケーキなどを焼く人が増えるのではないか。

少しでも自給率アップにつながってほしいと思う。

米粉100%のシフォンケーキは、さくさくしてとてもおいしかった♪

写真は、「米粉アップルピザ」。

マスカルポーネをたっぷり塗って、スライスした林檎を並べ、シナモンバターをのせて焼く。

ピザというよりスイーツだわ。

男性にはどうかなと思っていたら、ポレポレ村長は「僕、こういうの好きだ」そう。熱々がおいしい。



3月14日(月)晴れ
 縁起もの「お箸」

ポレポレ村長がエントリーしていた、20日の「宿毛花へんろマラソン大会」が中止になった。

千葉真子さんがゲストランナーで、「同姓のよしみ」と楽しみにしていたが、中止は当然だと思う。

祝島の人たちが反対していた「上関原発」も、建設中止の要請を知事が出したそうだ。

遅い! これほどの犠牲をはらわなければ分からなかったのか!!

ほかの原発も次々に閉鎖して、安全な自然エネルギーに変えていくべきだ。

あー、いかん。タイトルとはどんどん離れていきそうになるので、原発については改めてまた書くことに。

今日は「お箸」がテーマ。昨日に続いて、とてもステキな出会いがあり、「お箸づくり教室」の打ち合わせをした。

最近私は、広田千悦子さんの「日本の縁起もの」という文章を読んで、目からうろこだった。

お箸は言うまでもなく私たちにとって身近なもので、毎日何度もお世話になる。

人間と食べものをつなぐ、大切な道具だ。

広田さんは、「お箸は昔から、人と神さまを結ぶもの、魔よけの力があると信じられてきた」と言う。

だから、縁起ものとして「贈り物にぴったり」なんですって。

ほかにも、「金魚」「扇」「南天」「榊」「朝顔」など、縁起ものとしての歴史を紹介していた。意外なところでは「箒」も。

「ゆめのかけ箸」をよく結婚式の引き出物にしてくださったり、出産祝いやお食い初めのプレゼントにしてくださるのは、縁起ものだからなのね♪

「食べものと人と神さまを結ぶ」・・・それが「お箸」なんだ! 子どもたちにも伝えていきたい。

1本1本手で削る、ヒノキの間伐材の「ゆめのかけ箸

3月12日(土)晴れ 
3月18日「地カフェ・海辺食堂」プレオープン

被害は想像を絶する状況で、朝から「ポレポレ村長の親戚は大丈夫?」という電話が何度もかかってくる。

東京のおばさんは今朝自宅に帰れたようで、元気なお声にほっとしたけど・・・、仙台はまだ。心配だがニュースを見守るしかない。

そんな中、3月18日に黒潮町にオープンするステキな地カフェのマスターが来てくださった。

このHPでも何度もご紹介したことがある「丁寧」さんが、「地カフェ・海辺食堂」を浮鞭の西南大規模公園駐車場でスタート!

とてもうれしくて、早くみんなに知らせたくて、お聞きしたこと書きますね♪

3月末まで、プレオープンの期間中は、11時30分〜 限定10食こだわりランチ(\1200)

〜17時30分まで コーヒーや焼き菓子のカフェです。

4月からは、ランチやカフェに加えて、お楽しみの限定1組8人まで予約制ディナー(18時〜21時)がスタートします!

(予約や問い合わせは 090-2829-0049)

月曜日定休。

ご家族やお友達、職場の仲間たちと、地域食材のおいしい宴会を開きませんか?

私はさっそく「婚活パーティだ!」とひらめき、わくわく♪

安心安全な食材へのこだわりは、「丁寧」さんのときから折り紙つき。

「はーと・らいふ村」の無農薬有機栽培の棚田米を、いつも使っていただいています。

あと6日、オープンしたらきっと話題の地カフェになりますね。

EZEに負けないお店が町内にオープンするのは、ほんとにうれしいです。

ばんばん宣伝するぞーー!

今、種籾をポットに播いています。いよいよ苗代づくりです。

3月11日(金)晴れ 大地震のお見舞い申し上げます

ポレポレ村長は、東京から今朝7時に帰宅。

お土産話を楽しく聞いていたら、東北・関東地方の大地震のニュースを知りました。

被災されたみなさま、心からお見舞い申し上げます。

仙台のおじさん、おばさん、連絡がとれないのですが、大丈夫でしょうか?

黒潮町も津波警報が出て、海辺にお住まいの方々は避難されたようです。

馬荷は山の中なので津波の心配はありませんが、国道は通行止めになり、電車もストップしています。

13日の「海辺の日曜市」も中止となりました。

どうぞ被害がこれ以上大きくなりませんようにと祈ります。


3月7日(月)晴れ 
「EZE}へ

東京での「環境省主催・フォトコンテスト表彰式」に向けて出発。

かねてから村長が「行ってみたい」と言っていた、高知市にある地産地消レストラン「EZE」で昼食を食べた。

行くまではポレポレ村長におつき合いのつもりだったが、入ったとたん文句無く「お気に入りのレストラン」に加えた。

木のお皿に各自が好きな料理を取っていくビュッフェ形式。オーガニックメニューがすごく多い。

少しずつ全種類を味わいたかったが、とても無理だった。

印象的だったのは、「トマトのショートケーキ」「かぼちゃのティラミス」「プチトマトのはちみつソテー」「クリームピザ」・・・、まだまだある。

「友達みんなに教えたい」「また友達を誘って行きたい」、そんなレストランを高知市で見つけてうれしい♪




3月5日(土)晴れ 新月の誕生会

長老の97歳の誕生日を、新月の今日みんなでお祝いした。

ふだんから毎日、「自分ほどぶに男は無い」と繰り返し言っている長老は、大感激。

(注・「ぶに男」と「ぶ男」はぜんぜん違いますからね。「ぶに男」は「幸せ者」の意味です。)

今日は長老の誕生祝いだけでなく、参加者全員がハッピーなことがあり、乾杯を何度も繰り返した。

8日は東京でポレポレ村長の写真表彰式、3日は金太郎君の専門学校卒業式、6日はののちゃんの国立大学合格発表(私大はもう合格した)、

13日は妹の誕生日、奈々ちゃんは市役所勤務決定・・・、そして私は○○祝い。

高知では宴会のことを「おきゃく」といい、おきゃくに欠かせないのが「さわち料理」だ。

今日も「盛り込みさわち」と「刺身さわち」を、四万十市の居酒屋「なかひら」さんにお願いした。

じつは、なかひらさんはB級グルメ大会に出場されたとき、ポレポレ村長が3000円のお食事券を当てたお店。

(無欲のポレポレ村長は、こわいほど抽選に当たる。先日二人そろって出席した結婚式でも、1等のテレビを当てた!)

お礼もこめて「なかひら」さんにさわちを頼んだら、お刺身にちゃんと「モイカ、よこ、イサギ、イシダイ、ヒラメ」と名前のメモを添えてくださった。

とても新鮮で、大根、トマト、大葉、にんにく、ミョウガなどのつまもおいしくて、さすがもと鮮魚店さんだ。

お祝いに「土佐ジロー」のケーキや新種の「はるか」をいただいて、食べることが大好きな長老も私たちも満ち足りた一夜だった。

さて、来年は「白寿」。今年よりもさらに大勢で、やっぱり「さわち料理」でおきゃくしたいと思っている。




2011年2月の暮らし

2月27日(日)晴れ 
「砂浜写真展」

暖かいというより、暑い!

薄いTシャツ1枚でも、汗ばんでしまう。

あれよあれよという間に、今年もはや2ヵ月が去り、もう3月だ。

3月末日が「砂浜写真展」の締め切りなので、ぼつぼつ作品が送られてきたり、お問い合わせの電話がかかってくる。

「2009年の写真でもいいですか?」「カメラデータはどのくらい詳しく書けばいいですか?」「携帯で撮ったものもいいですか?」などなど。

「2009年の作品でもいいですよ」「カメラ機種、レンズ名くらいでもかまいません。分かる範囲でお願いします」「携帯で撮ったのもOKです」。

写真については専門はポレポレ村長なので、すぐに電話を渡す。

でも、写真を観るのは私も大好きだから、作品が届くたびに「いいわー!」「傑作!ほかの写真展に出しても入賞しそう」わくわく楽しい。

作品は5月1日〜5日までは黒潮町入野の「Tシャツアート展会場」で、8月1日〜10日までは「ビオスおおがた情報館」で展示する予定。

出品された方も興味ある方も、ぜひ足を運んでいただいて、息をのむ美しい写真、楽しいほのぼのとした写真を鑑賞していただきたい。

できれば、ご家族やお友達やカップルで、「これいいなー」「いや、この写真は二度と撮れないぜー」などと楽しんでほしい。

帝国ホテルでの「いのちを見つめるフォトコンテスト」でも、会場に作品を展示して作者インタビューがあり、とてもよかった。

3月に表彰式がある「五感で楽しむまち写真大賞」も、サイトで入賞作品を拝見して「この作品の作者はどんな人だろう?」と想像して楽しみだ。

その点、NHKの「ワールドカレンダー」は、ぜんぜん表彰式で顔を合わせるということが無い。

ポレポレ村長は表彰状や記念品にはとんと執着が無い人で、いつも長老に「差し上げます」と本気で言っている。

だから、そういうものが目当てではないのだが、表彰式で作者にお会いできないのは、とても残念だ。

2011年度のワールドカレンダーを見ると、12人の入賞者に二人も高知県在住が居て、お互いに気になってるだろう。

でも、まあ、きっといずれお会いする機会もある。撮り続けて、応募し続ければ、NHK以外のフォトコンテストで。

5月2日には、村長初めての「写真ワークショップ」講師を引き受けている。

先日、主催者さんが下見に来られて撮影現場で相談したみたい。ぜひ「砂浜写真展」もご応募くださいね


■黒潮町の砂浜を舞台にした2Lサイズの写真、お一人2枚まで

■送り先 〒789-1924 高知県幡多郡黒潮町馬荷2826-4 「野の手仕事仲間たち」あて

■賞 最優秀1名、優秀2名、入選5名に賞品を贈り、最優秀者に新大阪のギャラリーで個展開催権

■問い合わせ先 0880-43-0503 polepole@chive.ocn.ne.jp

 5月1日〜5日「Tシャツアート展」

2月23日(水)晴れ 
じゃが芋植え

今日も暖かい。男爵芋を庭に植えた。

5`の種芋を4畝。うまくいけば、25`くらい収穫できる。

1個の種芋を3つか4つに切って、切り口に薪ストーブの灰をまぶす。消毒だ。

灰は本当に優れもので、普通に畑に撒いたり、汚れを落とすのに使ったり、染色にも使う。

Kさんが不耕起の自然農に興味があると言っていたので、一部を自然農で育てることにした。

裏庭の鶏小屋があったところを、実験場にする。大根、にがうり、じゃが芋・・・いろいろ試してみよう。

 じゃが芋を並べてから植える

2月22日(火)晴れ 「五感で楽しむまち写真大賞」

ぽかぽか陽気。気持ちがいい!

室内よりも外があったかーい。一日中、庭にいた。

白い八重水仙と紅梅が咲き、いい香りが漂っている。

芽が出てきたのは、ストロベリーキャンドルとヒメトラノオ。

庭いっぱいに咲かせようと思って、せっせと移植している。雑草のようにたくましい花が好き。

ポレポレ村長が優秀賞になった「五感で楽しむまち大賞」が、公式発表になった。

http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17016&hou_id=13508


表彰式は3月8日、新宿の「明治安田生命ホール」で。

新宿で先日見かけた建物だったので、「あそこだ。新宿に縁があるなあ」と話題になっている。

環境大臣挨拶も式次第に組まれているけど、代理??

ポレポレ村長にとっては、表彰式はついで。目的はいつも写真撮影とギャラリー巡りだ。

悩みは式のためのスーツと靴が、荷物になること。

「貸し衣装にしようかなあ」「新宿にはあるんじゃないの」「借りるなら燕尾服とか派手なのにするか」(笑)

結局、大きなカメラバッグとスーツの荷物を提げて行くことに。


 
受賞作「四万十光彩」

2月18日(金)晴れ 
米・米キャンペーン

満月がとてもきれい。庭に出て眺めていると、浄化される気がする。

銀座のど真ん中で、ビルの谷間にぽっかり浮かんだお月様も印象的だったけど、やっぱり山の上に出る満月が一番いいなあ。

少し暖かくなって、今年のお米作りもスタート。種籾の浸水をする。

「今年もおいしいお米に育ちますように」、丈夫な苗を育てることが肝心なので、これは儀式のように神聖です。

一般的には、この段階でもう農薬を使うとか。苗になって農薬、田んぼには除草剤、大きくなって虫除けにまた農薬・・・。

ポレポレ村長は、「僕は人間のためではなく、メダカやタガメなど小さいいのちを守りたいから、薬は一切使わないんだ」と言うけれど、

生き物を殺す薬が人間にいいはずがない。田んぼにもいいはずがない。ひいては川にも海にも、地球全体に影響が無いはずがない。

今度県外から移住して来られる若いご夫妻が、「自然農に興味を持っている」とお聞きしてすごくうれしかった。

「移住支援ネットワーク」のみんなと植樹したとき、「めっちゃ楽しい」とクワをふるっていたパパさんだ。

感心したのは、化学肥料で育てた野菜を食べた小さい子どもさんたちが「おいしくない」って言ったとき、

「子どもの言ってることは正しい」って判断されたんだそう。

「そんなことないさ、おいしいよ。野菜は体にいいから、ちゃんと食べなさい」と否定せずに、「パパがおいしい野菜を作ってやろう」、

いや「みんなで一緒に畑をやろう」という話に進んだところが、すぱらしいなあ。

お子さんたちは自然大好き、元気いっぱい、生き生きしている。

古代米と玄米珈琲を買ってくださったけど、食べたときのお子さんたちの反応が楽しみだ。

無農薬のお米をより多くの人に届けたいなあと思って、ポレポレ村長に相談して「米・米キャンペーン」を開催することにした。

限定15俵ですが、玄米`600円のところを3割引して420円で販売します。

30`以上からお願いします。売り切れたらごめんなさい。

20年ほど前から、うちのお米を自然食品屋さんが`800円で販売している。

「そんな高いお米を買う人がいるんやなぁ」と驚いていたのだけど、やっぱり普通の家庭で食べてもらいたい。

だから、毎年お米作りスタートに合わせて、ささやかな「感謝セール」するのがいいかな。

 田んぼのある風景は、日本の原点だと思う

2月14日(月)雨 宝石箱にチョコレート

バレンタインデー。東京で親戚の娘さんに受賞祝いにいただいた「宝石」みたいなチョコレートをごちそうになった。

ほんとに箱もベルベットで、宝石箱そっくりなの。開けたとたんに「わぁー♪」って歓声。Kさん、ありがとうございます。

どれを食べるか、選ぶの迷ってしまう。仲良く半分こして食べたものもある。

あんまりきれいだったので、写真に撮りました。絵になるでしょ?




2月10日(木)晴れ 
帝国ホテルで表彰式

読売新聞社と日本医師会主催「いのちを見つめるフォトコンテスト」の表彰式が、帝国ホテルであった。

ポレポレ村長の「未来へ」という写真が入選してご招待いただいたので、私も連れて行ってもらった。

残念ながら、審査員の中で椎名誠さんだけ欠席していたが、織作峰子さん、ロザンナさん、日本写真家協会会長の田沼さんがご出席。

ほかにも、日本医師会会長さんや読売新聞東京本社の写真部長さん、そうそうたる来賓の方々が5名いらっしゃった。

応募総数は過去最高だったそうで、3242点。やっぱり帝国ホテルにご招待が魅力なのかな?

入賞者9名と、佳作5名、計14名の出席だが、家族が6名まで出席可能なので、けっこう大勢でにぎやかだ。

かくいううちも、神戸の両親、東京のおばさん、仙台のおじさんとみんなが駆けつけてくださって、久しぶりに親族が顔を合わせるいい機会となった。

10時30分からリハーサルがあって(NHKみたい!笑)、11時から表彰式。

日本写真家協会の田沼会長さんは、たくさんのフォトコンテストの審査員をされている方。とても講評がお上手。

お話の中で心に残ったのは、「西郷隆盛は写真が残っていないので合成した像しか見られないが、坂本龍馬は写真が残っているので実物が分かる」。

そうですね、写真が残っているということは、まぎれもなくその人のことが想像でなく分かる。すごい記録ですね。

1枚の写真から話題がひろがっていくことは、よくあること。


表彰式は一人ずつ、表彰状と楯と賞金目録と日本医師会のマスコットの白いクマが手渡された。

記念撮影をしてから、祝賀パーティ。

ワインをいただきながら、シェフが取り分けてくださるお料理を堪能し、審査員のみなさんと写真を撮ってもらったりおしゃべりしたり。

ポレポレ村長は織作峰子さんと、私はロザンナさんとツーショットでにこっ。

受賞者インタビューを交えて、和気あいあいの楽しいパーティだった。

来年もさ来年も、また出席したいなー♪

有楽町駅で両親と別れ、私たちは新宿でコリアタウンを訪ねてお土産を買った。

コーヒー1杯1260円の帝国ホテルから、おそばと天丼セットで500円の新宿路地裏、何でもあっておもしろい。

数日ぶりに帰宅したら、来年どころかすぐ3月にまた新宿で表彰式の案内が!

今度は環境省主催のフォトコンテストで、ポレポレ村長の「しらす漁」が優秀賞に選ばれたという知らせだった。

2011年、いろいろなことが起きる年だわぁ。

 元ミスユニパースの織作さん、おきれいです。


2月9日(水)雪のち晴れ
 東京タワーを眺めつつ眠る


雪の舞う東京で、まずは都庁の45階展望台へ。

中国人客ばかりで、大人も子どもも圧倒的に元気だ。

雪のため白いスクリーンを眺めているような景色だったが、夜景も見てみたくなる眺望だった。

1階には都内の観光案内がズラーと並んでいるので、地図を何枚かもらって街に出てギャラリー巡り。

ニコンギャラリー、ペンタックスギャラリー、「アサヒカメラ」の表彰式のとき作品が展示されていた、なつかしいコニカミノルタギャラリーにも行った。

昼食を雑誌でチェックしていたインド料理店で食べ、14時のチェックインに合わせて新橋の第一ホテル東京へ。

ネットで見たときから、いつものホテルとはランク違いだなと思っていたが、ロビーに入ってやっぱりね。

10階のお部屋も、チェンマイで泊まったホテルを思い出させるステキな仕様で、窓の外に東京タワーが見えた。

銀座まで歩いてもすぐなので、「まるごと高知」にお箸セットを納品に行く。

きのう出発直前に電話で「送ってほしい」と言われたので、「明日持って行きます」と答えると、びっくりしていた(笑)。

7時からホテル2階のナチュラルフレンチ「アンシャンテ」で、神戸の両親、東京のおばさん、横浜のいとこさんと娘さんの7人で楽しい会食。

ワインで乾杯して、まずオードブルは「根菜とレンズ豆のテリーヌ仕立て」。

根菜は京芋、蓮根、ごぼうが使われていたが、ことこと煮込んだ味が白ワインと合っておいしかった。

次に「真鱈の柔らか蒸しソースムースリーヌセロリラブピュレ」。うーん、名前を覚えられないが、味はしっかり舌に。

ソースも残さず、フランスパンとともにいただいた。

メインの肉料理は「ぺリゴール産鴨肉と白根菜の赤ワイン煮」。合わせてワインも赤をいただく。

フランスの骨つき鴨肉を初めていただいたが、日本の鴨肉を知らないので比較できないな。

デザートは「かぼちゃのクリームブリュレ 金柑のコンポート添え」とコーヒー。

うちも金柑をいろいろ使うので、まず金柑のコンポートから興味津々でいただいたけど、上品な甘さだった。

ポレポレ村長から聞いていたあこがれのいとこさんやステキなお嬢さんとの話題も尽きなくて、ほんとに楽しかった。

ベットに横になって窓の外を眺めると、ライトアップされた東京タワーがきれい。

東京に住みたいとはもう思わないが、目的を持ってときどき上京するのはとても楽しい。

今回のようにご招待でステキなホテルも予約していただいて、久しぶりの人や初めましての人との楽しい時間は、ほんとにラッキーだ。

これもすべて、ポレポレ村長の写真を選んでいただいたおかげ。感謝です♪

受賞した海亀の写真は、2月10日の読売新聞に田沼会長のコメントとともに掲載。



2月7日(月)晴れ 煎り玄米黒茶

陽射しが暖かい。水仙の花が咲き、おたまじゃくしが元気に泳いでいる。

朝晩は暖房がいるが、昼間は外のほうが暖かい。

薪があれよあれよという間に無くなってきたので、ストーブが要らなくなるとありがたい。

もっとも薪ストーブはなかなかの働きもので、料理も湯たんぽも染物も・・・みんな火力のおかげだ。

長い時間自家焙煎しなければならない「玄米珈琲」も、ストーブの上で木ベラでかきまぜながら煎っている。

いい香りが漂い、それだけで癒される。もちろん、飲むのはすべてこの黒茶だ。

ネットでは「玄米珈琲」と出ているので、うちもその表示をしてきたが、いわゆるコーヒー豆の味を連想して「ちょっと違うなあ」と言う人も。

それで、かさねさんの「冬空市」では、「煎り玄米黒茶」のシールを作って販売してくださったとお聞きした。

きっと、かさねさんのシールがステキだったのだろう。黒茶は大好評で、リピーターさんも出たというお話もうかがった。

リピーターさんいわく、「玄米黒茶のおかげで便通がよくなった」とか。そういう効用もあるのねー。

完全無農薬有機栽培の玄米だから安心安全だし、ガンの末期で食事の出来なくなった人が、このお茶でいのちをつないだというのは有名だ。

うちのお客さんにも、そういう人がいる。もう何年来のお客さんで、ポレポレ村長が配達するたびに、「これが私のいのちの素なのよね」とおっしゃるそうだ。

だから、私は「いのちのお茶」ってネーミングしようかって、本気で提案したくらい。

体を温め、自己免疫力を高めるという効用もあるらしいけど、とにかく私は「飲んでおいしいし、飽きない」のが一番だと思っている。

50g入りで、約25杯分、380円。100g入り、約50杯分は680円。

ネットで見たら、この3倍の値段だったので驚いた。手間ひま考えたら、それが普通なのかも知れないけど・・・。

ガン患者さんや、リピーターさんが喜んでくださる値段で、玄米黒茶のよさが広がっていったらいいなあ


 ポレポレ村長が作ったシール。かさねさんのを見てみた
いな。

2月5日(土)晴れ 
記念品

立春を過ぎ、陽射しが春めいてきた。寒の戻りがなく、このまま春になってほしいなあ。

春は入試、卒業、異動、転居など、何かと人生の節目を迎える季節。

「記念品」に「手作りの品を・・・」と言ってくださる方が相次いで、とてもありがたい。

「サインストラップ」や「ゆめのかけ箸」、「フレーム」や「時計」・・・ポレポレ村長が心を込めて制作中。

市販品と手作り品は、ぜんぜん「別もの」だと私は思っている。

ものの持つエネルギーが、比べものにならないからだ。

時間をかけて、心を込めて、使ってくださる人を想いながら、よいものを制作する。

たぶん、作っている時間がポレポレ村長には幸せなときなのだろう。

「値段はキリコさんが決めていいよ」と言われることが多い。これが悩みの種なのよねー。

ほんとに私も苦手なの。木工もお箸袋も洋服も、作っている過程をつぶさに見ているだけに、すごーく悩む。

だけど、逆におススメするときは自信を持って言える。「手作りはエネルギーが違います」って。これは私にできることだ。

「記念品」を受け取ってくださる人たちに、それを感じてもらえたらうれしいなあ。


メープルのハートストラップも女性に人気。好きな人の名前を入れてと言われることも・・・

2月2日(水)晴れ 明日は特別な日


1月末の3日間もまた雪が積もり、なんて年だろうと話している。

それでも、高知なんて日本海側のみなさんから見たら、どうってことないですねー。雪のお見舞い申し上げます。

波乱の1月が過ぎ、明日はいよいよ「節分」。おまけに「旧正月」、「新月」という特別な日。

だいぶ前から親しい人には、「決意表明にいい日だよ」「新しいことをスタートするのにいいよ」「願いを言葉にして放って・・・」と言ってきた。

明日は旧正月を祝って、三社の氏神さまに初詣に出かける予定。恵方巻きも手作りする準備をしている。

もちろん、節分の豆まきもするし、新月のお祈りもする。ゆっくりと特別な日を過ごしたい。

今日読んだ本で、脳科学者の茂木健一郎さんと数学者の藤原正彦さんの言葉が、とても心に残った。

『人間は誰しも境遇や年齢、性格などにかかわりなく、飛躍的な成長や劇的な変化を遂げる可能性を秘めた存在』と茂木さん。

『教師の仕事は究極には二つ。機を捉えて生徒を誉めることと、その言葉に説得力を持つ存在であること』と藤原さん。

いいなあ。私がずっと信じてやってきたことを、有名な学者が端的な言葉で表現してくれている。感動した。

 「はーと・らいふ村」のすぐ下手にある八幡宮。氏神様です。

2011年1月の暮らし

1月23日(日)晴れ 
昼食会

ご近所のYさん夫妻が来てくださって、昼食をご一緒した。

「和歌山の地ビールを送ってきたから・・・」と、すごくコクのあるビールと山芋と直七の絞ったものをいただき、うちはピザを焼いた。

2時間ほどだったが、「持ち寄り昼食会」はとても楽しくて、ご近所さんとはいえ初めて知ることも多かったりした。

YさんはいわゆるUターンで、奥様も県外の方なのだが、昔住んでいた大阪の場所が、ポレポレ村長が幼年時代を過ごした町。

おもしろいなあ。話せば人はどんどんつながりができてくる。

Yさんの奥様に、ポレポレ村長が作ったばかりの「知恵の輪」を宿題に出した。

「おもしろいですよ。やってみませんか」と渡したら、すぐ真剣な表情でチャレンジし始めたのだ。

結局、続きは家で・・・となったけど、さてさて何日で解けるかな?

この「知恵の輪」、バレンタインデーに向けて販売予定。ハート型がかわいい。

二つのハートがくっついたら完成。恋も成就する。

そうだ。「恋の成就パズル」ってネーミングはどうだろう? プレゼントにいいかも。

ハートが移動すると・・・ 成就♪


1月21日(金)晴れ 
ぶに

雪がまだ裏庭に残っている。もう信じられないよー。こんなに晴れの日が続いているのに。

黒潮町への移住を希望している県外のみなさんが、次々と移住が決まっている。

なかなか希望通りの空き家が見つからないけれど、とにもかくにも引っ越してからいい物件を探そうという人も。

「龍馬伝」の影響もあって、高知県に移住希望者が増えているのは嬉しいが、定住してもらうのにはいろいろ支援が必要だと思う。

もう何年も前だが、土佐弁が分からなくて仕事がうまくいかず、悩んでいた移住者がいた。

「○○ぜよ」は有名になったけど、高知県に生まれた人にも分からない方言も、いっぱいある。

うちは長老がいるからけっこう慣れているけど、「?」となることもしばしば。

今日も「自分でもぶにな男やと思う」って、しみじみ何度も。

「ぶに」って分かります? 「幸運」という意味です。分からないですよねー。

私は小さいときから聞いて分かっているけど、高知県の人だって分からない人が多いと思う。

長老は毎日、「食べるものが何でもおいしい」「自分はとても幸せだ」「些細な事でも運がいいなあと思う」ってにこにこ。

これは介護している家族にとっても、すごく「ぶに」なことです、はい。

「施設に入るのはぜったい嫌」「ショートステイにも行きたくない」「うちに居るのが一番いい」・・・長老の願いは全部叶えている。

「わがまま高齢者なの」と、冗談半分に「老人ホーム物語」の作者である宮地さんに書いたことがある。


そしたら、「私もぜったい家で暮らしたい。そのつもりで準備してるの」って、とても心に染み入るお葉書をいただいた。

ほんとうは、みんな誰でもそうなのかも。

人はいつか旅立つ。見送る者にとって、「とても幸せだった。ありがとう」って言ってくれるのは、ほんとうに救われる。

最近にゃんこばっかり出てたから、久しぶりにモク&ハナ


1月14日(金)晴れ
 里親になってやってください

年末年始に降った雪が、まだとけない。こんなことは初めてだ。

その上、土日はまたまた雪の予報が。センター試験の受験生はもちろん、大勢の人々に影響がでるだろう。

そして、山に捨てられている動物たち。氷点下の、食べ物もない山の中で、どんなにか大変だろう。

保護しても保護してもきりがなくて、でも放っておけなくて、せめて自分にできることは何か? と問いかける。

餌をやること、写真を撮って里親をさがすこと、動物を捨てないよう呼びかけること、写真展を開くこと、仲間を増やすこと・・・。

私にできることは、すべてやっている。

餌をやることは行政も反対だし、批難する人が多いことも十分に承知している。

それでも私は、いつも車の中に餌を入れていて、「お腹いっぱい食べなさい」と与えることを止めない。

警戒しきって近づかなかった猫が、「ニャーオ」と鳴きながら寄ってくるようになれば、保護して里親をさがすこともできる。

厳しい環境に置かれている野良猫は、生き延びるのは難しいことも分かっている。

山に捨てられた多くの猫が、車にはねられたり、ほかの動物に襲われたり、衰弱して死んだりするのを見てきた。

それでも、餌を与える。短いいのちでも、せめて一度でもおいしい食べ物をお腹いっぱい食べてほしいから。

動物は人間と同じ。性格も違うし、感情もあれば、こちらの気持ちも理解できる。

私もそうだったけど、まだ飼ったことの無い人は「きっと大変になる」と尻込みするかも知れない。

確かに4匹を避妊や去勢する金額は小さくなかったけれど、家族の一員だと思えばぜんぜんたいした額ではない。

「小さないのちを守る会」でも、野良猫の里親さがしだけでなく、避妊・去勢に取り組まなければと思っている。

旅行をするときに、お互いに世話をし合える仲間を増やしたり、まだまだやることはいっぱいある。

 まだ子猫です。メス。ゆめとそっくり! 誰か保護してやってくださいな。

1月12日(水)雪のち晴れ 
サインストラップ

まる2週間たっても雪がとけていないのに、また今朝も雪!

年始の雪で、裏の薪小屋の屋根がつぶれたのには、ほんとに驚いた。鉄骨がぐにゃりと曲がっているんだもの。

恐るべし、雪の重み。北国の人たちが、屋根の雪かきするのはこういうことなのね。大変な労力だ。

薪小屋はきれいに壊し、材木は薪ストーブにくべて燃やしている。

裏庭にぽっかりと20坪くらいのスペースが空いた。この際、使い道をいろいろ相談してみよう。

太陽光発電を始めてみたい気持ちが強い。ポレポレ村長も賛成だ。

週末センター試験を受けるNちゃんに、土佐ひのきの「合格ストラップ」を送った。

高校の卒業記念品を頼まれて、作ったもの。手作りで、日常愛用できる木製品という条件で、「サインストラップ」に。

好きな言葉が書ける。自分も持ちたいし、あの人にこの言葉を送りたいと思うと、わくわく楽しくなってくる♪

神棚に供えて、お祈りしてから送った。受験生には、勝負のとき。

ご希望の方には、郵送します。メールくださいね。

E-mail polepole@chive.ocn.ne.jp



1月9日(日)晴れのち曇り 
自然は最高の芸術品

昨日はとてもいい天気だったのに、庭の雪はまだとけない。

日当たりのいい玄関先に雪が残っていて、驚いてしまう。やっぱり寒気が厳しいのだ。

毎朝、霜で真っ白。朝陽があたると、きらきらといろいろな色に輝いて、庭一面にビー玉を撒き散らしたようだ。

想像を絶する「自然の力」に、しばし見惚れてしまう。人間の力はおよばない。

自然の中にいると、五感が研ぎ澄まされていく。

美しいものに囲まれて、心が透き通っていく。



1月7日(金)晴れ
 夫婦別姓

年末からの雪が、まだ庭に残っている。

寒さを実感しながら、七草を摘む。「これぞ七草」にこだわらなければ、あっという間に七種類の野菜がかごの中へ。

朝食の支度が一段落すると、チャイをすすりながら新聞を開く。私だけの至福のひととき。

今朝はトップに、「夫婦別姓」の記事が載っていた。男女5人が、「同姓強制は違憲だ」と提訴したのだ。

私たち夫婦も、結婚したときから「夫婦別姓」を通してきた。むろん、戸籍上は同姓だから、ビジネスネームとして生活上の「別姓」である。

それで長年やってきて、多少のめんどくささはあっても、特別困るほどのこともないから、「提訴」する人は「すごいなあ」というのが第一印象だ。

困るのは「電話での第一声」。私の姓を名乗って出たら、ポレポレ村長にかかってきた電話のときは、相手が一瞬戸惑っているのが分かる。

でも、次の瞬間すぐに分かることだ。うちは、別姓だけでなく、「はーと・らいふ村」だの「工房ポレポレ」だのあるし、

その上二人が代表を務めるNPO団体の名前が4つもあって・・・、たとえ同姓であってもややこしさは変わらない(笑)。

だから、「同姓でなくちゃいけない」ということも無いし、「別姓でないといけない」ということもないのだが、

「どちらかいいほうを選択する」に賛成だ。それぞれの人が、自分たちに合うほうを選択すればいい。

別姓を通して、便利なことも多かった。

教育委員会が主催する講座の講師がポレポレ村長だったときは、まるで他人のように「先生」を私が紹介した。

また、「他人を見るモノサシ」としても使えた。

「夫婦別姓」というだけで、あきらかに蔑視する人も世の中にはいることが、発見であり驚きだった。

「この人が?!」というような、社会的地位が高い人や立派なことを訴えて講演会開いたりする人も。

どんなに肩書きがあっても、口先でいいことを言う人であっても、理由も無く他人を見下すような人を、私は尊敬しない。

でも、そんな人はほんのわずか、特別な人だ。ほとんどの人は、別姓でも当然のように付き合っている。当たり前だけど。

さて、この裁判、どんな結果が出るか? 時代は動いているからね。

「同姓でないと、家族としての一体感が無い」なんて声を聞くと、ちょっと笑ってしまう。

「家族のつながり」って、そんなもんじゃないでしょ?

 けやきの樹氷がとてもきれい。

1月5日(水)晴れのちくもり 
龍馬の夢

新年からほぼ毎日、「高知県立龍馬記念館」の森健志郎館長が新聞に出ている。

元旦に森さんから届いた年賀状に、「正念場ぜよ!」と書いていたのは、このことだったんだー。

龍馬が夢見たアメリカに、いよいよ今年10月に子孫の方や高校生と一緒に乗り込むという。森さんらしい企画だ。

オバマ大統領からのメッセージももらって、「自由と平等」の精神をアメリカで、いや世界に向かって叫ぶのだという。

昨日の高知新聞には、大きく両面全部使って、宮田高知新聞社長との対談が出ていたのがおもしろかった。

この二人、新聞社社長と龍馬記念館長として対談しているが、かつて高知新聞社の上司と部下であり、テニス仲間である。

森さんに誘ってもらった飲み会には、宮田さんほか現在は部長クラスの面々がそろっていた。思えばなつかしい。

ポレポレ村長と結婚することを決めたとき、仲人代わりをしていただく人は森さんしかいないと思って報告した。

森さんは心配したらしく、「離婚することになったとしても、気にすることはない」と先回りしてアドバイスしてくれたのが、妙におかしかった。

二人で、東京支社にいる森さんに挨拶に行ったのも、つい先日のような気がする。

その頃、森さんはよくシルクロードへ旅をしていて、手仕事の鮮やかな敷物をお土産に送ってくださった。今も大切に愛用している。

森さんはついに、還暦にしてウルムチの大学へ2年間留学をする。ここらへんからもう、龍馬とダブってくる。

帰国して「龍馬記念館長」に就任してからというもの、次々と話題の企画で「龍馬ブーム」を巻き起こした。

まだまだ「森龍馬」は熱いパワー全開で、夢を果たそうとしている。

「自由、平等、平和」という龍馬の精神は、森健志郎さん自身のメッセージにほかならない・・・と私は応援している。

 まだ雪が残ってるにゃん!

1月2日(日)晴れ 初会

毎年正月2日は、「初会」といって地域の会がある。それも朝8時集合。

昨年の事業や会計の報告があり、今年の役員を決め、議案について話し合う。

場所は元馬荷小学校の講堂だった建物で、今は老人憩いの家という名称が付いているけど、つまりは「はーと・らいふ村」と同じ敷地だったところ。

選挙などでもここを使うから、うちは数歩で着いて一番楽なのだが、80戸ある家々の中には数キロ離れた人もいる。

正月2日、都会から帰省している家もあろう。高齢の一人暮らしも珍しくない。ましてや今朝はまだ「雪国」の景色だもの。

放送があって「9時集合に遅らせます」というので、それまでの時間カメラを持って庭に飛び出し撮影していた。

雪に朝陽があたってきらきら輝き、息をのむ美しさなのだ。

これはもう、写真技術が無い私には、歯が立たない。でも、夢中で写しまわっていた。

9時に行ったら、驚くほど参加者が少ない。それから遅れて10人くらい来て、委任の連絡がある人も合わせて、なんとか「初会」がスタート。

私はここで生まれ育った人間だし、地域の会に出席するのも初めてではないが、それでも会の中でたびたび違和感を感じる。

これは「移住者の会」などでも、都会から黒潮町に来て「驚いた」と意見が出ることでもあるのだが、

「会に出席しない人から、出役不足として金を出させよう」という発言があったのだ。

ほかにも「愛校作業や町道の草刈りに参加しなかったら、金を出させよう」という発言も出た。

いずれも反対多数で否決されたけど、まかり通っていたら大変な問題だと感じる。

高齢者や障害のある人は、この集落では暮らしにくくなる。今日も近所の一人暮らしのおばさんたちは、全員来ていなかった。

遅れてやってきたおばさんの一人は、私の横に座って「道が凍っていて恐かった。おばさんは耳が聞こえんけん、キリコちゃん伝えてね」と言った。

そして、会の途中で「もう帰るけん」と私の肩をたたいて挨拶して帰っていったけど、大変な労力で出席している人もいるのだ。

反対多数だったことが救いだ。まだまだ馬荷には、まっとうな人たちがいると感じる。

典型的な中山間地域、隠れ里のような集落。日本はどんどん弱い者に厳しい国策になっているが、ここだけでも「優しい村」にしないか。

弘法大師がこの村に迷い込まれたとき、村人の優しさにふれて感激されたことを伝えて、「大師の里」として誇りにしないか。

そのチラシを作ろうと準備していたが、急ぎ今月下旬には印刷発行したいと思う。

雪の中の麦

1月1日(土)雪 
あけましておめでとうございます

こんな大雪も久しぶり。昨日から降り続いた雪が積もり、長靴をはいて出てもごぼっと入る。

初日の出の撮影はあきらめて、お歳とりの行事を和室で行い、リビングでお雑煮を食べる。

元旦の朝いただくのは、数の子、田作り、黒豆、きんとん、かまぼこ・・・などの一般的なものに加えて、なぜだか我が家では干し柿をいただく。

物心ついたときからずーとそうだから、きっと昔からこの地域に伝わっている「行事食」なのだと思う。

お正月飾りの重箱にも、米の真ん中にダイダイを置き、それに松竹梅を挿して、干し柿と栗を飾る。縁起のいい食べ物なのに違いない。

いつもなら午前中に三社の氏神さまとお墓参りをして、すがすがしく新年のスタートを切るのだが、雪に閉ざされてのんびり。

長靴をはいて雪かきしつつ、近くの八幡宮にはお参りしてきた。

ものさしで測りながら歩くと、ベランダで27cm、庭先は35cmも積もっている! 人影がぜんぜん無い。

おまけに神社の建物の中にまで雪が降り込んで白く凍っていて、こんな景色は初めてだ。神様もびっくりに違いない。

お昼に大阪のいとこから電話があって、「雪景色、うらやましいわー。楽しんでね」って。

そうそう。人生は明日何があるか分からない。状況を楽しんで生きられれば、達人ね。

2011年もいろいろなことがある1年だけど、毅然と立ち向かって楽しもう。

みなさま、新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

お昼前の景色とは思えないモノクロ世界

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E-mail polepole@iwk.ne.jp