2010年12月の暮らし
12月31日(金)雪 2010年、ありがとうございました
静かな静かな雪の大晦日です。
昨夜から雪が降っていたので、予想したとおりの銀世界。
年末年始は毎年判で押したような日々です。・・・と昨年の暮れにも書いていますが、今年は雪だけが想定外でした。
29日は大掃除と餅つきの準備、30日がお餅つきとお正月さまの飾り、31日がおせち料理づくり。
野菜も全部雪の下に埋もれていて、かき分けながら収穫するのも南国では珍しい。
雪を見ながら、のんびりまったり料理しつつ、この1年を振り返っています。
今日に続く明日なのだけど、明日からは2011年がスタートすると思うと気分もすがすがしくなります。
節目があるというのは、いいものですね。リセットして再出発できます。
元旦はお歳とりの行事のあと、午前中は三社の氏神さまに初詣とお墓参り、午後は年賀状のお返事書き。
2日は初会といって、地域の全員が集まって取り決めをする大事な総会があります。
それも、朝8時からですよー。都会の人には、驚きですよね。
この1年、多くのみなさまにお世話になり、無事2010年も暮れようとしています。感謝のほかありません。
新しい年2011年も、どうぞよろしくお願いいたします。
平和な1年でありますように、すべての人々が幸せな1年でありますように、祈ります。
お外にでられそうも無いにゃん(この後元気に飛び出しましたー)
12月27日(月)晴れ 読売新聞「いのちを見つめるフォトコンテスト」
年内もあと少しになって、うれしいニュースが舞い込みました。
読売新聞社主催のフォトコンテストに、ポレポレ村長の「未来へ」が入選。
来年2月10日に、帝国ホテルで表彰式と祝賀パーティがあるそうです。
賞金と交通費、宿泊費、ともに主催者さんが出してくださって、ご丁寧に付き添い(?)のホテル代もお知らせくださってました。
帝国ホテル! 行ってみたいですねぇ。それよりも審査員の椎名誠さん、織作峰子さんにお会いしたいー♪
ポレポレ村長は椎名誠さんのファンで、愛用のカメラバッグにサインしていただいています。
それだけに、今回の受賞はほんとによかったですねー。おめでとうございます。
以前、築地の朝日新聞社で「アサヒカメラ年度賞1位」の表彰式があったときは、ちゃっかり私も付いて参加しました。
表彰式のあとの立食パーティも、新宿のニコンギャラリーでの写真展示会も、全部参加して存分に楽しみました。えへへ。
今年、写真コンテストの入賞はかなりあったように思います。
■NHKワールドカレンダー写真コンテスト入賞(審査員・浅井慎平氏)
■第1回四万十川写真コンテスト入賞、サンリバー四万十賞(審査員・本田祐造氏)
■四国電気協会機関紙表紙写真コンテスト入賞(平成25年9月号の表紙になります)
来年はいよいよ、私たちが主催する「砂浜写真コンテスト」の審査と発表があります。
締め切りは3月31日。どんな写真が集まるか、入賞するか・・・、今からわくわく楽しみです。
審査員は、野村訓氏。
2匹だとあったかいねー。オスのまるがいつもゆめの肩に手をかけてやっています。逆はない。
12月25日(土)初雪 紫芋とバナナのパイ
朝からチラホラと初雪。一段と寒さも本格的になりました。
昨日は一日キッチンで料理を楽しみました。
まずは、紫芋パイ。小麦を粉に引いて、全粒粉でパイ生地を作ります。
土佐紅芋だったら林檎が合いますが、紫芋に林檎はピンときません。色彩的にもバナナです。
すごくきれいな紫色は、焼いても変わらず鮮やかでした。
クリスマスケーキって感じではないけど、そもそも市販のクリスマスケーキ自体が外国には無いものらしいですね。
うちにある小麦と紫芋で焼くのが、我が家らしくていちばんいいかな。
続いて、ローストチキンのカブ詰めハーブ焼き。
七面鳥ではなく丸ごとチキンが手に入りましたので、おなかにカブとハーブを詰めて、オリーブオイルとハーブをまぶして焼きました。
じっくり90分。ローズマリー、タイム、ローリエの香りが家中に漂い、皮がぱりっとキツネ色になってきたら出来上がり。
骨もやわらかくなっていたので、ワンコもにゃんこもごちそうに大喜びでした。
あとは、いつものトマトときのこのピザ。これも全粒粉を使うのが我が家流で、いちばんおいしいと思います。
もちろん強力粉もプラスしますが、四万十手仕事市の武市さんにいただいた「へいあん強力粉」。
北海道産で、MOA特別栽培小麦。MOAは肥料も使わないこだわりの農法なのですね。
いろいろ教えていただくことが多くて、持つべきはいい仲間だなあと感謝です。
そして、今日かかってきた電話。来年の「春分の日」に企画されるステキな集いのお誘いでした。
わぁー、今から楽しみです。すごくエネルギーの高い、特別な日ですもの。そのことをご存知なのかしら?
ステキな人たちと交流する幸せな時間・・・、人生の楽しみはそういうことだという気がします。
やっぱり、持つべきはいい仲間たちですね。
12月20日(月)晴れ 風の谷へ
朝、霜で真っ白でした。
ハーブや夏の野菜たちはすっかり霜枯れしてしまい、庭は茶色になっています。
その下からストロベリーキャンドルが芽を出し、11月に蒔いた麦も10cmほどに伸びています。
麦踏みの季節ですね。もっとも夏まき小麦のほうは、とっくに穂を出しそろそろ熟れてくる頃で、見た人が驚きます。
畑は冬野菜たちの収穫期。かずき大根はおでんや煮物、鍋物に、チンゲンサイ、ほうれん草、白菜、かぶ、春菊、人参・・・。
花はミニバラとローズマリーが咲き続け、裏庭の山茶花が盛りなので、切っては花瓶へ。
目立たない花ですが、ヒイラギにも白い花が咲いています。
庭にはヒイラギが4本あるのですが、それぞれ種類が違い、西洋ヒイラギのほうは真っ赤な実のつく季節です。
クリスマスホーリーの呼び名のとおり、クリスマスリースにびったりなので毎年重宝しています。
今年も西洋ヒイラギだけのシンプルリースを、玄関に飾りました。
午後からポレポレ村長と、久しぶりに「風の谷」へ。
一昨年の秋、みんなで植えた木々たちを見て来ました。ケヤキの成長がめざましく、クヌギもコナラも生きていました!
鹿が出没しだして、もしかしたらやられているかも知れないと心配していたので、ひとまずほっ。
梅につぼみがたくさんついていたので、初夏にはみんなで採りに行こうと思います。
それまでに草刈りですね。木々の周りだけ刈って帰りましたが、雑草が背丈よりもはるかに高く生い茂っています。
放置しておいたら、「風の谷」は再び山に返って、イノシシや鹿たちの棲みかになるのでしょう。
「もののけ姫」の世界。あの映画はいち早くメッセージを発していたのだと、改めて思い出します。
「風の谷」の奥深く、すでに山になっている場所にも、田んぼの跡がたくさん残っていました。
しみじみ時代の流れを感じます。
12月15日(水)晴れ モミの木
クリスマスシーズンだけど、今年はまだツリーの飾りつけもリースも作っていません。
飾りつけと言ってもうちはシンプルなもので、毎年クッキーを焼いてモミの木に吊り下げ、イルミネーションを飾るだけです。
小さいお客さんが来たら、そのクッキーをはずして食べてもらったりしていました。
ジンジャーマンとツリーと★型。3種類の全粒粉クッキーです。
シンプルツリーでも、モミの木は本物です。初代のモミの木は大きくなって鉢では苦しそうなので、庭の真ん中に移しました。
そしたらみるみるうちに大きくなって、3〜4mはあるのではないでしょうか。
図書館とか量販店とか、大きなツリーを飾るところに差し上げたいと、うちで話しているうちにクリスマスが近づいて・・・。
先日、町の図書館に行ったら、もうツリーが飾られていましたけど、ヒノキ。
「あらー、モミの木差し上げようと思ってたんですが・・・」と言ったら、職員さんが「このモミの木もいただいたんですよ」。
びっくりして「これはヒノキです」と言ったら、「えっ、モミの木では無いのですか?!」って。
絶句。どう見てもぜんぜん違う木なのに・・・。
職員さんがそう言うなら、図書館に来て「わぁ、きれい」と見る多くの子どもたちも、ヒノキをモミの木と思いかねない。
なんだか恐い気がする。魚の絵を描くと言って、切り身を描いた子どもを笑えないのと同じだ。
大人が米と麦の違いも分からず、木も野菜も虫も魚も区別がつかない人が多くなっているのかも知れないなあ。
そういえば、役場の近くに大きな大きな「人権標語」の看板が立っていますけど、誤字がそのまんま。
もう何年もそのまんまなのと、あまりに目立つ看板なので、私はずっと誤字が気になっています。
町役場が立てたのでしょうか? どこに言えばいいのか分からないけれど、中学生がよく間違う用法なので訂正してほしいなあ。
毎日多くの子どもが見ているわけだから、あれが正しいと思ってしまう影響は避けたいです。
手前が2代目モミの木。庭にあるのが初代。
12月6日(月)晴れ 新月のスズキ料理
今日は新月。毎晩、満天の星がきれいです。
ポレポレ村長は流れ星をたくさん見たそうで、しかもとても明るく輝いて流れるのだそうです。
さて、3匹目のスズキですが、75cm、4.1sでした。かなり重い!
帰宅したときはやっぱり生きていて、エラを動かしながらパタパタしていました。
まるが興味しんしんで、恐る恐る手を出していたのがおかしかった。食いしん坊だけど、さすがにかぶりつけないでしょう(笑)。
今回も鮎が出てきたけど、ほかにも見たことも無いほど大きな卵が二つ入っていました。
いつものようにお刺身とあらとニラの味噌汁のほかに、卵を甘辛く煮付けたのが絶品でした。
スズキのご馳走も朝昼晩だとさすがに飽きるので、カルパッチョにしたりハラボはオーブンで焼いたりして食べました。
どんなにして食べても、どの部分もおいしい♪ しかも、鮮度が失われません! 驚いてしまう。
ポレポレ村長の解説によると、スズキは2〜3日寝かせておいたほうがおいしい、と言われている魚なんだそうです。
そんなわけで4日間、毎日スズキのお刺身でもプリプリ新鮮そのものだったんですよ。
ちょうど来た人に、「ぜひ食べてみて」と出したら、「うまい、うまい」と喜んでくれたのもうれしい。
次に釣ってきたら、スズキパーティだわ。このお便りを見てくださっている人に、ぜひとも味わっていただきたいもの。
12月5日(日)晴れ お誕生日ケーキと植樹とスズキと・・・
大阪から黒潮町に移住して1年になるチャコさんのお誕生日。
麻乃さんがステキなケーキを焼いてくださって、マキちゃんがとびきりおいしいシチューを持って来てくださって、
みんな幸せ気分♪ おいしいものを食べるって、いいですよねー。
やっぱり手作りと市販のものは、まったく別物だという気がしてなりません。
食べるものも着るものも、家具もおもちゃも何でもそうだと思いますが、「ほんもの」志向でいきたい。
午後からの植樹は、愛媛県から参加のご一家も加わって、10人で楽しく汗を流しました。
いや、ほんとに汗だくだったんですから。
先日の大風がうそみたいに、穏やかな暖かいお天気で、これだったら焼き芋もできたなぁ。
ここでもまた、麻乃さん手作りの栗のマフィンをみんなでいただいて、持ち寄りのお茶を飲みました。
豆乳チャイ、オレンジベースのハーブティ、自家焙煎玄米ティ。うーん、野外で汗流して、おいしいおやつとティータイムは最高!
それぞれが植えた梅の木に自分で書いたネームプレートを付けて、記念撮影をしました。
愛媛県から参加のお父さん、「なんかめちゃくちゃ楽しいわ」とクワをふるって大活躍♪
黒潮町に移住してきたら、子どもさんと畑やりたいと言い出したそうです。
わぁー、大成功!! メール読みながら、うれしくなりました。
畑付きの民家、早く見つけなくちゃ。空き家があっても、なかなか条件に合うのが無いんですよねー。
みなさん、いい情報があったら、ぜひ知らせてくださいね。
おっと、タイトルにスズキと書いたんだけど、長くなったのでまた明日書きます。
いい一日を過ごした夜、8時過ぎてポレポレ村長がまたスズキ釣って帰ったんですよ。それがまたでっかい・・・(つづく)
12月4日(土)晴れ しなやかに美しく
貧乏ヒマなし・・・の言葉通りの人生なのでしょうか。
多忙過ぎる日々が続き、私は相変わらずみなさまに不義理ばかりしているような心苦しい日々です。
お手紙の返事も何通もたまっているのに、せめてメルアドが分かっている人には「ごめんなさい。必ずお返事書きますから」。
返信用切手まで同封してお便りくださった人に、そうメールしたらすぐに返信が来ました。やっぱりメールは早い。
《メールありがとうございました〓今朝は一気の冷え込み模様です〓後日、市展でしかと作品を拝見させて戴きました〓
素晴らしい一枚でした、静かに呼吸する生命体の秘めたる息遣いが聞こえる傑作〓
先生、他の作品も見せて〓〓とせがみたくなりました〓
ともあれ多忙な師走、しなやかに美しく頑張って下さいませ〓》
うわー、「風花」を観てくださったんだー。ありがとうございます。
「静かに呼吸する生命体の秘めたる息遣い」・・・そんなふうに表現してくださると、恥ずかしいようなうれしいような。
「しなやかに美しく」・・・いい言葉ですねぇ。
強く派手に主張しなくてもいい。ひっそりとしなやかに美しく・・・がんばりたい。
12月1日(水)晴れ かさねさんの「冬空市」
今年もあと1ヵ月になりました。毎年のことながら、ちっとも実感がわきません。
12月5日(日)に、「植樹会」を予定しています。雨の場合は順延。
梅の苗木を5種類準備しました。みなさんにお好きなのを選んで植えていただこうと思います。
ポレポレ村長が木製ネームプレートを作ってくれたので、焼きペンで日付と名前を入れて付けましょう。
前日の12月4日(土)、四万十町宮内にある大好きな雑貨の店「かさね」さんのイベントです。
(問い合わせ先=0880-29-0108 10:30〜16:30 月曜日休み)
一昨日、オーナーのMさんが移住支援ネットのメンバーさんとうちにいらしてくださって、楽しいお食事会でした。
その時にお土産にいただいたのが、写真の「紅茶」と「生姜シロップ」と「生姜ジャム」。そして、長野の林檎。もちろん無農薬。
「紅茶」は静岡の生産者さんから直接送ってもらったもので、市販されていないのですが、「冬空市」で特別に販売するそうです。
「生姜シロップ」と「生姜ジャム」は武市さんのもので、これも「かさね」さんの店だけで販売しています。
すぐにいただきましたが、やっぱり市販の紅茶とはぜんぜん味が違います。
「まろやか。後味もすごくいい!」と絶賛するのはポレポレ村長。
これに武市さんの「生姜シロップ」を入れて飲んだら、この冬は風邪知らずです。
私が「かさね」さん大好きなのは、こういう「商品に対するこだわり」と「感性」なんですよね。
雑貨屋さんはあちこちにいっぱい増えていますが、より安い品を集めて売ろうという店とはぜんぜん違います。
徹底して自分の目で「いいもの」を選ぶ。妥協はありません。
まだ若いオーナーさんなのに、そういう1本芯の通った感性を信頼し応援したくなるのです。
4日、私は法事で行けないので、ユーカリのリースをいっぱい作って差し上げました。
Mさんが気に入ってくださったリース、どうぞお役に立ちますように・・・♪
2010年11月の暮らし
11月30日(火)晴れ スズキ釣る
冷え込んできて、ついに先日から薪ストーブを焚いています。
薪ストーブを焚き始めると、料理もやっぱり煮込みとかシチューとか豆料理などが多くなりますねぇ。
寒さの中、ポレポレ村長が朝早く出かけたと思ったら、四万十川から立派なスズキを釣ってきました。
70cm、2.9s。 これぞスズキといった、いい形です。
さっそく魚拓をとってから、料理。 胃の中に、15cmくらいの鮎がまるごと飲み込まれていました。
鮎はそのまま、猫たちのごちそうに。
心臓は取り出されても、まだピクピクと動いています。
心臓が心臓だけで動いているのは、ちょっと感動してしまいます。いのちをいただいています。
昼食はお刺身とムニエルとあらとニラの味噌汁にしました。
新鮮そのもの! スズキを食べるとほかの魚じゃ味わえない。身がしまっていてコリコリプリプリしています。
焼いたりムニエルにすると、身が反ってしまうくらい新鮮です。
家族7人がごちそうに舌鼓を打ち、「また食べたいなー。釣ってきて」。
「何百回投げたと思っているのよ」とつぶやく村長。 感謝、感謝♪
スズキと胃から出てきた鮎
11月24日(水)晴れ 「ゆめのかけ箸」
企業の創立30周年記念品として、「ゆめのかけ箸」を納品させていただきました。
大事な記念品として大量ご注文いただくのは光栄で、スタッフみんな昼も夜も没頭した日々でした。
たくさんのものがあふれている中で、間伐材のお箸を選んでいただけたのは、理念をご理解いただいてのことだと思います。
だから、とてもうれしくてありがたくて、心を込めて焼き入れ仕上げました。
お一人お一人の手に届き、毎日食事のたびにご利用いただく・・・、どんな気持ちで使っていただけるかと想像しながら。
お箸は日々口に入れるものだけに、記念品や引き出物、お誕生祝いなどに最適です。
忘年会シーズンだから、景品に使っていただくのもいいですねー。
今日はまた、6月にご注文くださった方からうれしいメールが届きました。
『6月に○○○さんと一緒にゆめのかけ箸を購入して、お昼のお弁当を食べるときに使用しています。
小さな豆もつかみやすくとっても気に入っています。ありがとうございます。
そこで、私の大切な人にプレゼントしたいと思いますので、山桜セットを6セット注文します。』
「大切な人へのプレゼント」に選んでいただけるなんて・・・
こちらこそ、ありがとうございます。ほんとうにうれしく励まされます。
私ももう何年も「ゆめのかけ箸」を、いつもバックの中に入れています。
お弁当の時も宴会でも外食でも、必ずさっと取り出してマイ箸で食べています。
習慣になればちっとも気にならないし、さっと水ですすいだりふき取ったりするだけで十分だから便利です。
「ゆめのかけ箸」は、あなた(You)と私(Me)の架け橋、そして未来への架け橋です。
11月20日(土)晴れ 新人賞と褒状
「第52回四万十市美術展」の表彰式へ。
ポレポレ村長は去年写真の部で特選だったので、今年は推薦。
「なんだかつまらないなぁ」とぼやいていたと思ったら、今年はグラフィックデザインの部に初出品でした。
「木の椅子展ポスター」はなかなかの力作でしたが、「新人賞」。
審査員の評は、『バックのマチエール・色彩、新人とは思えない手馴れた感がうかがえます。
文字位置・素材の使い方がうまい!』
村長が搬入に行く日、「私のもお願い」と日本画を一枚頼みました。
帰宅すると、「キリコさん、日本画初出品に○していたけど、間違いないの?」。
「洋画は出したことあるけど・・・、四万十市展に日本画を出した記憶無いから、初出品に○したんだけど・・・」
どうしたんだろうと思ったら、日本画の受付の人が駐車場まで慌てて追いかけて来て、「キリコさんは初めてですか?」と念押ししたんだそう。
その理由が後から分かったのだけど、私は県展の日本画部門にずっと前に入選したことがあって、
ちょうど搬入に来ていた人が覚えていて「彼女はベテランよ」と話したのだそう。
ポレポレ村長の話では、「写真の部でも、えーこの人が新人賞? うそだろ!と話題になったりする」とか。
嫌だなぁ。新人賞なんて欲しくないし、うそついているみたいに見られるのは、うっとうしい。
数日たって、審査の日。
審査員の講評があるらしく、ポレポレ村長はいそいそでかけたけど、私は家に居たら電話が鳴りました。
「審査員の先生が聞いてほしいとのことで・・・。キリコさんは初出品ですか?」
「はい、そうですけど・・・」と答えたもののなんだか不安になってきて、とにかく会場に行ってみることに。
ちょうど審査員の先生を大勢取り囲んで、作品の講評が始まっていました。
私の絵「風花(かざはな)」が審査員の先生の隣に置かれ、「新人賞」とあります。
「色彩もすばらしく、いい絵ですね」とおっしゃる先生に、「あのー、私、新人賞は辞退します。観ていただけるだけで十分ですから」。
ざわざわざわ。先生は「でも、すごくいい絵ですから、賞をあげたい」「いえ、ほんとにいいです」・・・前代未聞?
で、私は褒状になっていました。ほんとは村長と仲良く新人賞だったんですけどね。
来年は堂々(?)と新人賞もらえる、グラフィックデザインか工芸か書道か写真にチャレンジしてみるとしよう。
もっと創作仲間も増やして、市展を盛り上げたいなぁ・・・心に誓った表彰式でした。
木の椅子展ポスター
11月13日(土)晴れ 干し柿作りと記念植樹
「移住支援ネットワーク」のメンバーさんと、あたご柿の収穫をしました。
黒潮町へ移住して間もない人、これから移住したいと思っている人・・・、みなさん柿の収穫って初めて!
わぁ、そんな人もいるんだなあと、新鮮で楽しかったですねぇ。
写真のように、柿はなり年だと思います。
採った柿を手作業で剥いて、熱湯か焼酎に浸けて、物干し竿に吊り下げていきます。
冬の風物詩ですね。
「移住支援ネットワーク」の今後の計画は、11月28日に交流ツアー第3弾。
12月5日には、記念植樹体験として梅の苗木を植えます。
梅の木に付けるネームプレートを用意しますので、参加希望のご連絡は早めにお願いしますね。
自分の梅が育ったら、花見もよし、梅仕事もよし、みんなで楽しみましょう♪
11月12日(金)晴れ 窪川高校の「もったいないプロジェクト」
小・中・大学には勤務していたので授業体験があるけど、高校はまったく初めて(・・・だと思う)
5、6時間目、楽しいデビューになりました。
窪川高校は「もったいないプロジェクト」推進で、捨てられる物を活かして商品化することに取り組んでいます。
四万十町の特産品の栗、その捨てられる渋皮で「草木染め」の体験授業でした。
捨てられる物を活かすのは、「はーと・らいふ村」の得意分野ですもの。
それこそ話は尽きないくらいあって、間伐材のお箸や剪定した木々のスプーン、雑木ボールペンも、みんな紹介しました。
高校生、興味持ってくれたかな? 「次は藍染めやりたい」というリクエストも出て、また伺う日もありそうなので楽しみです。
途中で「四万十手仕事市に来てませんでしたか?」と質問してきた高校生がいました。
「あらー、あの時のイラストの?!」と驚きました。
高校生が自分のイラストのポストカードを売っていて、私が話しかけたことがあったのです。
今日はセーラー服姿だったので印象が違いましたが、うれしい再会になりまた連絡することに。
11月11日(木)晴れ コンテスト入賞おめでとうございます♪
今年で3回目になりました、こうち山の日事業の「マイ箸・お箸袋コンテスト」。
題して「愛のはし渡しコンテスト」と呼んでいますが、昨日審査が行われ本日発表です。
入賞されたみなさん、おめでとうございます♪
■ゆめのかけ箸大賞 島村 立法 さま (香南市)
今年の大賞は、島村さまの「骨太の箸」と「流木の箸」。
どちらか1点と決めがたく、両方とも大賞ということになりました。
作品が郵送されてきて開けたとき、ぷーんといい香りが・・・!
仕上げのオイルのいい香りだったんですね。
特に男性のお客さまが手に取る人が多く、「これで野外で鍋をつっつき、一杯やったら最高だなぁ」とつぶやいてました。
■お箸袋大賞 筒井 文 さま (香美市)
連続大賞となられた筒井さま。今年も、すばらしいアイデア作品2点展示させていただきました。
写真は、大賞に選ばれた魚のお箸入れです。
リサイクルされたケースに、きれいに布を張られていて、子どもさんから高齢者まで歓声をあげて見ていました。
中でも、審査員をうならせたのは、メッセージカードが日替わりで入れられるようになっている点でした。
食事のときにお箸を取り出すたびに、幸せな気持ちになりますね♪
見るものが「愛」をいっぱい感じる、筒井さまらしい作品でした。
作品は毎年8月4日の「マイ84の日」と、11月11日の「こうち山の日」に、県内外のギャラリーで展示させていただきます。
二度と作れないようなすばらしい作品ばかりで゛すので、私たちがお預かりするのは申し訳ない気持ちが毎年わきます。
大勢の方々に見ていただき、全国一の森林県高知から「自然環境の大切さ」を訴えることにご協力いただき、
会員一同心から感謝しています。
11月8日(月)晴れ 11月11日サンリバー四万十へ
野村先生からメールが届きました。
ああ、やっぱり先生は○○ちゃんの変化を見てらしたんだなあ。
さあ、続いて11日(木)の「こうち山の日マイ84展示会」です。
「マイ箸づくり教室」や「指編みシュシュ」などの体験教室。「愛のはし渡しコンテスト入賞作品展」。
木工や草木染め、リネンの服など販売する「野の手仕事展」。もちろんカフェコーナーもあります。
ゆっくりまったり、出会い語らい手作りしましょう。森のこと、農業のこと、食べ物も医療も教育も・・・
すべてはつながっています。生き方を見つめてみたいと思います。
今日もうれしくなるいいお天気。四万十茜でストールを染めました。
栗ともびわとも違う、きれいなピンクになりました。根っこだけですが、すごい色素ですねー。
12日には窪川高校に授業で行きます。
自然からいろいろな美しい色をいただく術を、高校生にも伝え楽しんでもらいたいです。
今一番人気柄
11月6日(土)晴れ 写真はことばそのもの
ハプニングもあったけど、講師の野村先生と参加者のみなさんのおかげで、撮影会&講演会を感動のうちに終えることができました。
不思議なんですけど、集まってくるみなさんは、やはり「つながっている人」なんだと思います。
初めて会った人が「旧知の人に会ったみたい」と意気投合したり、話す内容があまりにもそっくりなのです。
感性や大切にしたいものが、重なっている部分が多いのでしょうね、きっと。
砂浜での撮影会では、「写真っておもしろい!」と言う人が、続出したそうです。
私は講演会場に残って来客に対応していたので、ポレポレ村長からあとで話を聞きました。
「主催してくださってありがとう」と村長に言ったというFさんは、最後まで先生と別れを惜しみ、
車の窓越しに「アメージンググレイス」を歌ってくれました。天使の歌声♪ 先生は「鳥肌が立った」とおっしゃってました。
10時30分からの講演会は、たくさんの写真をもとに「その裏にある子どもの叫び」をお話してくださいました。
「みんな認めてもらいたい」「誉め、自信を持たせることで変わっていく」その通りです。
それは子どもだけでなく、大人だって同じですよね。みんな同じように発展途上なんだと思いますから。
講演会が終了しても、先生と個人的にお話したい人が続出し、順番待ち状態でした。
先生自身も「こんなに手ごたえを感じる講演会は初めて」とのことで、昼食会もみんなで楽しく「講演会第二部」と言った感じ。
都会の講演会とは違う、アットホームですぐにみんなが打ち解けあう空気が、先生にも心地よかったとしたら幸いです。
昼食会のあと、メンバー3人で駅までお見送り。今日のタイトルのことばは、駅で先生がおっしゃったものです。
アンパンマンを胸ポケットに、アンパンマン列車に乗り込んで、元気に手を振って帰られました。
お疲れさまでした。感想もたくさん寄せられています。いずれまとめて発表しますね。
11月1日(月)晴れ イベントいっぱいの11月
今日、高知新聞に、11月6日の「野村訓講演会&撮影会」と、11日の「my84展示会」の記事が掲載されました。
いよいよ今週末です。電話で問い合わせもあったりして、高知市や宿毛市、四万十町からも参加してくれそうです。
11月はイベントがいっぱい! いい季節、いい出会いがたくさんありそうです。
■6日・・・9時から10時まで砂浜で撮影会があり、10時30分〜12時30分に「大方あかつき館」のレクチャーホールで講演会。
■11日・・・10時〜15時「サンリバー四万十」で「こうち山の日My84展示会」と「野の手仕事展」。
お箸づくり教室と、かさねさんの手編みシュシュ体験教室をお楽しみに♪
■12日・・・窪川高校で「草木染め」の授業。
■14日・・・9時〜14時「海辺の日曜市」。場所は黒潮町の西南公園です。
■21日・・・10時〜13時「海辺の環境日曜市」。高知県生涯学習課主催のエコマルシェです。
■23日・・・一条大祭。今年はポレポレ村長が新分野に挑戦です。
■28日・・・移住支援ネットワークの交流ツアー。今回もすばらしい講師とおいしいランチを予定しています。
庭はパイナップルセージの季節
2010年10月の暮らし
10月31日(日)雨 ハロウィン
昨日に続いて、今日も10月のしめくくりにふさわしい(?)楽しい一日でした。
昨夜は疲れてすぐに眠った私と違って、ポレポレ村長は夜遅くまで工房でなにやらゴソゴソ。
朝起きてみると、レモングラスで頭に乗せる台を作り、芋のつるをツリーのように円錐形にした帽子!
ちゃんと日の丸とアメリカの国旗を、かぶとの飾りのように挿していました。
ポレポレ村長にとって、アメリカは小学生時代の思い出がいっぱいの国。ハロウィンも懐かしいのでしょうねー。
私が生徒にもらったぬいぐるみやら、パイナップルセージやら、昨日保護者にもらった赤いネットリンゴまで、これでもかと飾ってました。
丸いメガネに赤い鼻は、100円ショップで見つけたのでしょうか。
アメリカからのお客さまが大笑いして、カメラを向けるたびにポーズをとってました。
大活躍のTさんは、魔女姿。カエルを背負って、金髪のかつらで、ばっちり! 似合い過ぎていて笑えるー♪
パワーとセンスがあって、動植物が大好きな優しい人で、ターシャつながりのTさんは、会うたびに笑顔になります。
今日は一つ、勉強したことが。栗で染めたストールをアメリカにお土産として持ち帰るとおっしゃる人が、
「何で染めたの?」と聞いてきたんです。それで、意気揚々と「マロン!」。
「はー?」「だから、マロンですってば」。栗って英語でマロンでしょ?
いくら言っても通じないので、しまいには栗の絵を描いて見せた。
すると、「おー、チェストナッツ!」。今度はこっちが「はー???」
帰宅して辞書で調べたら、確かに栗はchestnut!
そんな苦労の末、栗染めストール4枚、アメリカに渡って行ったのでした・・・。
10月30日(土)曇り時々雨 四万十手仕事市
楽しみにしていた「四万十手仕事市」の秋場所に参加しました。
ここの市は、とにかくスタッフが最高! どんどん進化しているのが目ざましいのです。
今までは「半平旅館」だったのですが、出店希望者が倍増して入りきらなくなり、今回から「緑林公園」になりました。
ところが台風の影響もあり、急きょ建物の中へ。風の影響も受けず、人出も多くて、ほんとに楽しい一日でした。
四万十手仕事市に、毎回来てくださるSさんとTさん。もと保護者です。
今回もステキな観葉植物やらヘチマ化粧水(もちろん手作り)、マクロビの本やら、
いつものように新聞バックにいっぱい詰めてリボンをかけて差し入れしてくださいました。
中村で手仕事展やっても、自宅で開催しても・・・、いつもいつも二人は駆けつけてくださるんですよねー。
そして、前に買ってくれたものを身に着けて来てくれる。それも、私たちが思いつかないアイデアで。
今回は「えんびつボタン」を5本つなげて、ネックレスにしていました! やられたー!! おみごと♪
さっそく私も真似させてもらおうと、写真を撮らせてもらいました。
接客が忙しくて、いつもほかのブースを廻るのは駆け足です。
今回も走りながら、ぱっぱっと目についた物を購入して、大満足。
武市さんとこのおにぎり、しゅみーずさんの服、ri-yanさんのステンドグラス、craft timeさんのストール、
Syokoちゃんのリップクリーム、まあ坊さんのお豆腐・・・まだまだあったかな?
私はかさねさんの手編みシュシュにすっかりはまってしまい、
ポレポレ村長は木楽屋さんの知恵の輪にはまって、半日は仕事にならなかった。
めちゃめちゃ難しいらしく、大勢の人が挑戦したけど、今日一日でできた人はたった4人。
その2人目がポレポレ村長。「できたー!!」とまるで少年のような笑顔でした。
だから、ポレポレ村長のお買い物は、知恵の輪一つで、お値段は1000円。
仕事ほったらかしで没頭できるくらい魅力があるのだから、安いのか高いのか?
体験教室はやっぱりいいですね。自分で手作りする楽しさ、大勢の人に伝えたいです。
10月28日(木)曇りときどき雨 第3回愛のはし渡しコンテスト
今年もあっと驚く楽しいマイ箸やお箸袋が集まってきています♪
ああ、早く紹介したくて、うずうず。
締め切りを少し延ばして、11月10日までとしますので、みなさん今からでもぜひユニークなお箸やお箸袋を送ってくださいね。
「ゆめのかけ箸大賞」「お箸袋大賞」「特別賞」に選ばれた方には、賞状と賞品を贈ります。
発表は「こうち山の日」の11月11日。
四万十市右山の「サンリバー四万十」で、「My84展示会」と「お箸づくり教室」を開催します。
10時〜15時までですが、マイ箸づくりに参加したい方は、なるべく10時にいらしてください。
木工、草木染め、リネンの服、ポストカードなどなど、手作り作品の展示販売もします。
カフェコーナーも用意して、みなさんの出会いと交流の場にしたいと思っています。
よかったら一日中遊んでいってくださいね。お待ちしています♪
10月24日(日)雨 東京へ
21日から東京へ行って、昨夜帰ってきました。
二人とも今年は再三上京の機会があったのですが、今回はまた特別でした。
全国から集まったみなさんとの交流が、楽しくとても刺激を受け勉強になりました。
アナウンサーや大学教授、デザイナーなど、職種はさまざま。
共通するのは、地域を巻き込んで活動している団体のリーダーだということで、さすがにみなさんやる気満々の人ばかり。
出発前に行政や移住相談会の方から、「高知県がどこにあるか知らない人も多いですよ」と聞いていたし、
町長から黒潮町のPRも頼まれていたので、今回はもっぱら高知県黒潮町のCMでした。
でも、驚くなかれ。東京や山梨の人から知人の名前が3人も出てきたりして、世間は広いようで狭いですねー。
交流パーティになって、真っ先に来てくださった和歌山の団体さんは、逆にポレポレ村長が「僕、住んだことあります」
「えー!?」と喜んで、会話が盛り上がり楽しかったですね。
コラボしようというお誘いやら、高知に行きますとおっしゃる方やら、山口の方と龍馬つながりでお話したり・・・。
来年、今回のメンバーと第2回目の交流会があるのですが、今からもうその日が楽しみです。
交流会で飲んだ古代米のお酒
10月18日(月)晴れ NHKワールドカレンダー
来年度のNHKワールドカレンダーと、卓上カレンダーが届きました。
毎年ワールドカレンダーコンテストで選ばれた優秀作品12点が、掲載されて世界各国に届くのです。
審査員は、浅井慎平さん。
ポレポレ村長の四万十川の「投網」の写真は、誕生月の7月を飾っています。
数年前にも一度掲載されたことがあり、カレンダーもたくさん送られてきて、県立龍馬記念館館長の森さんはじめみなさんにお送りしました。
その時の写真は「ステージ」。四万十川の棚田で草刈りをしている女性の後姿でした。
森さんからお礼の電話がかかってきて、「モデルはキリコさん?」って聞かれましたけど、いえいえぜんぜん別人です。
通りすがりにシャッターを切ったらしく、その人がどなたか、今だに分からないんですよねー。
それで、撮影場所である旧十和村の村長さん宛に、そのカレンダーを送ったことでした。
村長さんからもご丁寧に礼状が届いて、「四万十川を世界に紹介してもらってありがとう。
村にはまだまだいい所がたくさんあるので、ぜひまたコンテストに応募して入賞してください」と書かれていました。
その約束をちゃんと果たしたのですね! もう十和村は合併で四万十町になったし、村長さんも変わってしまったけど。
カレンダーはもちろん市販されていて、1365円(税込み)。
入賞者の発表は、NHKサービスセンターホームページや、NHK番組情報誌「ステラ」誌上でも見られるそうです。
前回は最優秀賞の「金賞」受賞して、賞金も30万円いただいたのでびっくりしました。
今回金賞では無かったとしても、浅井慎平さんに何万枚もの写真の中から選んでいただいた幸運を、心から感謝ですね♪
10月17日(日)晴れ 「農家民宿はこば」へ
移住支援ネットワークのTさんたちと、あこがれの「農家民宿はこば」へ行ってきました。
佐賀、荷稲、大正、大奈路を経て、中津川へ。コスモスが秋の陽射しに映え、澄み渡ったいい季節です。
川が透明できれいなのに、まずみんな感嘆の声をあげました。
木がふんだんに使われた「はこば」は、いろりや薪ストーブがあって、本当に気持ちいい民宿です。
いろりを囲んでのお食事は、「こんなごちそうめったに食べられない!」と感動しきりのお料理が並びました。
ピーナッツ豆腐、ナスの揚げ物には手作りの麦味噌に紫蘇の実、ささみの燻製、焼きソーメン、あめごの二度揚げ、
たけのこ、人参、椎茸、高野豆腐の筑前煮、窪川ポークの燻製、栗おこわ、カラーピーマンと小松菜のサラダ、
ピザ2種類、丸ごとかぼちゃの肉詰め蒸し物・・・どれもおいしくて、出てくるたびにみんなでレシピを尋ねました。
サラダのドレッシングも手作りだし、お味噌なんて何年も熟成した貴重品。習ってもなかなかここまでの味は出せない。
私はピーナッツ豆腐と焼きソーメンは、生まれて初めての味! 両方の味がしっかり舌に染み付き、忘れられない味になりました。
手作りの燻製も、どれほどの時間がかかっていることでしょう。燻製もピザもめちゃめちゃおいしかったです。
あめごの二度揚げは、塩かげんがちょうどよくて、頭からバリバリ。
栗おこわもやわらかくて上品で、お代わりしていただきました。
お料理にもきっと人柄が出るのですね。ご主人もおかみさんも、温和で上品で誠実さがにじみ出ている人たちですもの。
食後においしいコーヒーと季節の柿。もう満腹で、幸せでした。
実は、私たち二人とも夕食が入りませんでした。たぶん、ほかの人たちもそうだったはずです。
テレビや雑誌の取材が殺到したり、全国から宿泊客が来て、リピーターが多いというのも、当然だと思います。
ある有名な音楽家が泊まったときの話。
マネージャーが「はこば」に予約したことを知って、「農家民宿なのか」と最初不服だったそうなんです。
ところが、「はこば」に泊まって目からうろこだったんですね。公演に行く先々で、「農家民宿」を探して泊まるようになったとか。
いい話ですねー。 今日は人生の中で忘れられない一日になりました。
来た人を幸せにするおもてなしというのは、最高だなあと思うのです。
帰り道にウルトラマラソンのお二人のランナーを応援をする予定で出かけました。
それが偶然にも、ゼッケン1277と1577。すごく覚えやすい。
1277さんは初めての完走! ご結婚が決まって、記念すべき大会でした。おめでとうございます♪
11月14日、中津川地域の紅葉の美しい季節に、オカリナコンサートがあるそうです。
ちょうど「海辺の日曜市」と重なっていて動けそうにないのですが、ぜひ多くの人に中津川を訪問してほしいと思います。
10月14日(木)晴れ イノシシついに庭を荒らす
朝起きて、びっくりしました!
庭がぼこぼこに掘られて、青々と成長してきていた野菜たちがズタズタに荒らされています。
一目見て、イノシシの仕業だと分かりました。ついに、来たかー!
今年は、棚田もさんざんでした。上から3枚は刈ることもあきらめてしまったほどです。
早春に田んぼをたたいて、水をためて、田植えして、暑い中で草取りして、水管理しながら育てて・・・
八十八もの手間ひまかけて大事に育てて、やっと実ったらイノシシに荒らされるのですから。
庭の野菜も、抜き菜の季節になって、毎日手頃なのを抜いては食べ始めたところでした。やられたー。
かぶはほぼ全滅です。チンゲンサイ、白菜、かずき大根、ミズナは、少し助かりました。
野菜を食べたのではなく、ぐちゃぐちゃに掘り返して土の中のミミズやらを食べているんですね。
泥に埋もれた野菜を掘り出して、また植えようとしたら、ポレポレ村長が「もうダメだよ。根菜類は移植に向かない」。
でも、かわいそうで、少し大きな菜はすぐに食べたり浅漬けにしたりして、小さいのはまた畑に植えなおしました。
土を直していたら、出てくるは出てくるは、コガネムシの幼虫が何十匹もコロコロいます。
いつもいっぱいいるミミズは、一匹も居ないくらい食べていました。
とかく食べるなら、根切り虫にしてくれー! こいつは野菜の根だけを食べて葉を枯らしていく、ふとどき者なんだから。
イノシシの進入路を見てみたら、ビニールハウスの向こうの麦の中に足跡がついています。
そこにネットを張りましたが、たぶん今夜もまた来ます。
ハナを近くにつないで、イノシシがやって来たら吠えて知らせるようにします。
昨夜も吠えて、出ていったんですけどね。ハナは鎖がちぎれそうになるほど、イノシシの進入路向いて吠えていましたが、
私たち人間には暗闇でイノシシの姿は見えませんもの。ハナは悔しかったと思います。
ポレポレ村長が、今夜来たらハナの鎖を放してみると言ってますが、どうなるのかしらと心配です。
近所のムツオさんが、「ハナはシシ犬に向いている」と前から言っているくらいだから、大丈夫だとは思うけれど・・・。
10月10日(日)晴れ ホームページアドレス変更
日中は気持ちのいい秋の陽射しがふりそそぎ、夜は満天の星。いい季節ですね。
四季のある日本に生まれたことは、なんて幸運だったろうと思わずにはいられません。
おまけに海・山・川に恵まれたこの土地に住んで、新鮮なおいしいものに感動して生きていける。
お金や便利さに多少縁が無くても(笑)、豊かな日々に感謝したいと思います。
今日の感動は、「海辺の日曜市」でお豆腐屋さんにいただいた作りたてのあったか豆腐。
マイカップに入れてもらって、スプーンでプリンみたいに食べたけど、おいしかったー♪
ステビア苗を差し上げた「むすび工房」さんには、3種類のワッフルいただきました。
私もワッフル焼き器をさがしていて、うちの全粒粉で焼いてみたいのですが、
「ああ、私が焼きたいのは、こんなしっかり噛みしめるワッフルなんだ」と確認させてくれる味でした。
いい仲間たちと出会える第2日曜日、移住支援ネットのメンバーの交流場所でもあります。
さて、ようやくタイトルの本題へ。
プロバイダーの都合でアドレス変更することになり、ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。
http://heartlife.web.infoseek.co.jp/ が新しいアドレスです。
土佐紅、紫芋も掘りました
10月9日(土)雨 ふくろうの時計
ほとんど毎日、何組かのお客さまがいらっしゃいます。
きのうは静岡から3名、高知市から1名、今日は土佐市から2名、町内から1名・・・、おとといは・・・その前は・・・思い出せない。
毎日、ほんとうにいろんなことがありますが、書くほうが追いつかないまま、秋が深まっています。
とにかく、今日のことを書きますね。忘れないうちに。
今日は「ご結婚のお祝いに」と依頼されていた、ふくろうの時計が完成して取りに来ていただきました。
土佐ヒノキと天然杉で作ったのですが、選ばれたのは当然というべきか200年たった天然杉の時計でした。
木目がすごい。もう木の持つエネルギーだけで、存在感があります。私も迷いなくこれがいいと思いました。
縁起のいいふくろう時計は、世代を越えて伝えられると思いますから、ご結婚祝いにぴったりですね。
余談ですが、はーと・らいふ村の裏山にも、ふくろう夫婦が棲んでいます。
きちんとした食物連鎖が保たれている、豊かな森がある証拠ですね。
ときどき鳴き声が聞こえてきますが、心の奥底から安堵感というのでしょうか、里山に守られて暮らしていることを実感します。
2010年9月の暮らし
,9月29日(水)晴れ 10月は久しぶりの全国舞台へ
いちじく初収穫。明日から毎日熟れそうです。
いちじくはコンポートやジャムにすることが多いのですが、ワインとすごく合います。
気がつくと9月ももう終わり。秋も深まり、10月もいろいろな企画がいっぱいです。
3日は四万十市(サンリバー四万十)、10日は黒潮町(海辺の日曜市)、30日は四万十町(緑林公園)へ。
合間をぬって、東京で私たちの活動について発表をしてきます。
もうチケットもホテルも予約して、明日パワーポイントデータを送付予定。
高知県からは私たちだけなので、「高知県・黒潮町」のPR隊としてやる気まんまんです。
全国から招かれた人たちと交流会があり、そこで話しかけてもらえる内容かどうかが勝負ですね。
入野の海や砂浜の写真をたくさん入れて、いきいきとプレゼンしてきたいと思っています。
昨夜、町長さんとお会いして、黒潮町が後援してくださることも決まりました。
今日は銀座の「まるごと高知」の店長さんと、近々伺います、楽しみですとお話しました。
ポレポレ村長は、自由時間の写真撮影が楽しみだとか。
11月に入ると、6日には「野村訓講演会」(あかつき館)。11日「こうち山の日イベント」(サンリバー四万十)。
東京や大阪、徳島など、県外から講演会に来てくださる方々もいるので、黒潮町を気に入っていただければと思います。
9月27日(月)雨 秋の慈雨、しとしと・・・
久しぶりの雨。それも、しとしと降ってくれるのが、うれしいですね。
秋まき野菜たちも助かりました。毎日、夕方水まいてましたから。
大根、白菜、小麦、ほうれん草、かぶ、人参、みずな、レタス、にんにく・・・、みんな芽が出揃いました。
一雨ごとに、成長していくと思います。
お彼岸を境に気温も下がり、雨の日はさらに肌寒く感じます。
いい季節です。暮らしそのものが楽しく思えたり、生きていることそのものが喜びだと感じます。
大根の芽。種蒔きすると、こんなふうに籾殻かぶせます
9月25日(土)晴れ コガネニシキの稲刈りと四万十町便り
とてもいい天気が続いています。
空気が澄んで、秋風が肌に心地よいですね。夜は夜で、満月過ぎてもとてもきれいな月に見惚れます。
コガネニシキの稲刈りをしていると、オレンジ色のアキアカネが無数に飛び回り、バッタがぴょんぴょん体に飛びついてきました。
毎年の光景ですが、いろいろな生き物たちと一緒に稲刈りしている気持ちになります。
今日は、四万十手仕事市のメンバーで移住支援ネットの仲間に入ってくれたSさんから、魅力的なお誘いが・・・。
四万十町のみなさん、元気いっぱいですね! Sさん、ありがとうございます。
10月6日、7日の両日、「エコロギー四万十」さんの見学会があるそうです。
超音波を利用した精油抽出方法で、ゆずやヒノキ、しょうがなどの四万十町にこだわったオイルを開発している会社です。
同じく四万十町の高校のW先生から商品開発のご相談があって、微力ながらお手伝いすることにしました。
W先生、アップが遅くなって申し訳ありませんが、栗で染めた手織りのコットンストールです。
媒染剤は「ミョウバン」です。実験室でやるのでしたら、鉄や銅でもできますね。
さらに夜、四万十町で絶滅危惧種の「紫草」を守り続けているWさんから、「今年も取りにおいで」とありがたいお電話。
つい先日、W先生に「四万十町には、こんな人もいらっしゃるのですよ」とお話した方です。
高校生に、自分たちの地域には全国から注目される植物が育っていることを知ってもらい、栽培意欲を育てたいですねー。
実物の方がずっといい色です(自画自賛、苦笑)
9月23日(木)晴れ 新米発送
いい日に滋賀県、兵庫県へ発送スタートです♪
ちょうど栗を拾ってきたので、気持ちばかり入れて送りました。
オクラも入れたいけど、ぐちゃぐちゃになりそうですものね。
今年は異常気象の影響か、ビワ、梅などの実物がぜんぜんダメでした。
栗や柿やキーウィはどうだろうと案じていたら、例年通りで一安心です。
栗は渋皮煮にしていますが、剥くのがなかなか時間がかかります。
鬼皮のみ剥いて、渋皮を傷つけたらアウト。
傷ついたものは、もう渋皮も全部剥いて、栗ご飯を炊きました。
この季節限定での「栗染めストール」も、4枚染めました。
独特の優しいピンクグレーが、秋のやわらかい陽ざしの中で揺れています。
大根と麦の芽が出揃い、庭には彼岸花も朝顔と隣りあわせで咲きました。。
おみなえし、ホテイアオイも咲いているし、コスモスも咲き始めている。花も夏と秋がごちゃまぜですね。
今朝の庭
9月20日(月)晴れ 朝顔の木
気持ちのいい季節になりました。
23日の「秋分の日」と「満月」に向けて、エネルギーがどんどん高まっています。
自由な時間が豊かに与えられている贅沢を、感謝したいと思います。
季節は秋になったのに、庭はまだ夏のなごりで、オクラとバジルとピーマンを毎日食べています。
バジルは刻んでバジリコスパゲティが手軽ですが、一年中食べるためにはバジルソースで冷凍保存がおススメです。
オリーブオイルとにんにくは必須、あれば松の実も加えて、刻んだバジルの葉とミキサーでソースにします。
ニラは白い花の盛り、百日紅もまだ咲き続けています。花もまだ夏ですね。
原種の朝顔が、3mほどのケヤキの木を這い上がって、まるで「朝顔の木」に見えます。
私は改良されたものよりも、できれば原種が好きですが、この朝顔、めちゃめちゃ元気ですねー。
てっぺんまで這い登って、ピンクの花をたくさん咲かせ、得意げです。
いつまで咲き続けるか、見ものだわ。
9月18日(土)晴れ 入会ありがとう♪ぶんぶんぶん
役場を通して「移住支援ネットワーク」のご案内が届いたようです。
見知らぬ方々からの入会申し込みが、電話でもありました。
みなさん、黒潮町に来られた年度もご出身も、住んでいる場所も違うけど、県外からの移住というつながりです。
やっぱり黒潮町は多いんだなぁと、改めて実感しています。
活動のご希望も人それぞれ。だから、まずはやりたいことが合う人たちで、集まればいいんですよね。
今日、入会申し込みされた方が、「よかったらうちを会場にしてください」とおっしゃってくださいました。
ありがたいです。出会いの場から、いろいろなつながりが生まれますね。
それよりもはるかに会員増のスピードが速いのが、「小さないのちを守る会」。
立ち上げたばかりなのに、あっという間に輪が広がっています。
こちらはみんな、犬猫を飼っている。拾って保護した人ばかりです。
今の保健所のシステムでは、いつ「家族」が被害に遭っても不思議ではない。
飼い主以外の人がうそついて小動物管理センターに持ち込むのは、どうみても「動物愛護法」に違反しています。
その気持ちが、即迷い無く入会のサインをしてくださるのだと思います。
今日も9人増えました。添えられる言葉が、私にエネルギーを注いでくれます。
9月20日から「動物愛護週間」ですね。
行動力だけは、いくつになっても「ぶんぶんぶん」。
あ、これ、先日鎌仲監督さんが、使ってたんです。(笑)
うるさいやつと言われたって、黙ってないぞ「ぶんぶんぶん」。
言葉を持たない小さないのち、もの言えない弱い立場の子どもたち・・・。代弁できるかなあ「ぶんぶんぶん」。
9月15日(水)晴れのち雨 記録更新
午前中、ポレポレ村長と二人で、黒潮町民館の「マイ箸づくり体験教室」へ。
高齢者さんの集まりだとお聞きしていましたが、なんと最高齢は98歳でした! 記録更新です。
しかも、お元気! しっかりしてる! 長老のことを知ってた!
高等小学校で学年は違っていたらしいけど、名前を言ったらすぐに「なつかしい」と覚えていました。
「帰ったら、会いたいと伝えちょって」と、何度繰り返し言われたことでしょう。
みなさん和気あいあいで、笑い声いっぱいのとても楽しい体験教室でした。
お名前を焼き入れて、お箸袋もそれぞれご自分で選んでいただいて、おさめるとすごくうれしそうでした。
おいしいお昼もいっしょにいただいたのですが、作ってくださった栄養士さんが元保護者というのもびっくりですよね。
帰るときも、みなさんが「また来てねー」と口々に言ってくださって、握手したおじいちゃんが「帰らしたくない」・・・!?
子どもたちの教室も楽しいけど、高齢者さんの教室もまた別の意味でかわいくて楽しいですね。
歳月を重ねたら、再び純粋な子どもに帰るのでしょうか。
館長さん、担当のYさん、栄養士のHさん・・・みなさん、お世話になりました!
また次は「草木染め体験」「しめ縄リース」「布草履」なんかで、いっぱい喜んでいただきたいですねー。
9月12日(日)晴れ 土佐市の楽園へ、夜はトークパーティ
朝から夜まで、大勢の人と出会い、楽しくて感動いっぱいの一日でした。
まずは、楽しみにしていた土佐市の「冒険遊び場づくり作戦会議」さんの楽園へ。
土佐市といえば、国道沿いしか知らなくて、少し入った山の中にこんなに「夢の場所」があるなんて♪
「はーと・らいふ村」で言えば、「風の谷」ですね。
気持ちのいい山の中で、谷川があって、きれいな水が流れている。
「風の谷」に小屋を建てたいなって、何度も空想したことがあったけど、Tさんはほんとうにりっぱなログハウスを建て、
子どもたちが夢中になって遊ぶ遊具をたくさん手作りし、ハンモックをつるし、ピザ釜を作り・・・、まだまだ進行中。
今日は草木染めでしたが、来月は、基地づくりをするんだそうです。
毎月来たいなぁ、と思う楽園でした。
いやいや、みんなで毎月楽しむために、Tさんは毎週のように手入れに来てるんですよね、きっと。
草を刈り、遊具を修理し、掃除をしたり・・・、見えないところで汗水たらしている人がいてこそです。
そして、よき仲間たち。今日も暑い中で火を焚いて、栗山菜おこわ、焼き鳥、秋刀魚、焼き芋、ゆで栗を作ってくださって、
ほんとにおいしかったです♪ ごちそうさまでした!!
先日、ホームページを見てうちに訪ねてくださったSさんご一家さんも、初めての参加。
「はーと・らいふ村に行ったからこそ、今日参加することができました」と、喜んでくださってよかったです。
さらに、つながるつながる。
道々、染め材料を摘みながら登ったのですが、小2のかわいい男の子とおしゃべりしていたら・・・
一緒に参加していたパパが、14,5年ほど前にご家族ではーと・らいふ村に来てくださったことがあったのです。
しかも、Sさんご一家の長女さんと小学校で同じクラス。子ども同士もびっくりしていました。
緑の中で色とりどりの作品が風に揺れ、子どもたちの歓声が響き渡る。
大人たちの笑顔と談笑が、とても気持ち良くて楽しい一日でした。
Tさんはじめ、みなさんありがとうございます♪
14時に終了。高速道路を走って黒潮町へ帰り、「ミツバチの羽音と地球の回転」のトークパーティへ。
先週の日曜日も3つのイベントが重なっていたのですが、今日も同じく「海辺の日曜市」と「映画とトークパーティ」の3つが重なりました。
ここでも、つながるつながる。
「たからちゃんネット」でぜひ会いたいと思っていた、童話作家のぴょっちゃんと初めて会い、たくちゃんと再会。
二人とも市民風車の会、「みるきぃ」のメンバーなんですね。たくちゃんは今夜の講師の一人でした。
飲みながら食べながら、鎌仲ひとみ映画監督を中心に自然エネルギーを実践するトーク展開。
参加者からも熱心な意見が出されて、「高知から何かが始まる」予感がしました。
いや、他人事ではない。自分でまず行動することです。
うちは衣食住をできるだけ手作りしているし、薪ストーブも使っているけれど、電気の自給はまだでした。
家を建てるとき「ソーラーハウス」の資料は取り寄せたものの、当時は県内にメーカーもありませんでした。
そのままになっていたけど、これを機会に再度太陽光発電を真剣に考えてみよう。
祝島からも原発反対運動をしている若者が来ていました。
驚いたのは、自然を守る運動をしている人の多数が、電力会社から訴えられているんだそうです。
そんな報道はされていないから、高知でも一部の人しか知り得ません。
だから、まず大勢の人に事実を知ってほしい、そこからミツバチの羽音のように声が大きくなってほしい。
鎌仲ひとみ監督はその願いを映画にこめたと思うのです。
とても、チャーミングで凛とした女性でした。
さまざまな反対を受けてもひるまない、しなやかさと強さとほんとうの優しさ。学びたいです。
ほろ酔いの二人。左が監督さん。
9月9日(木)晴れ モク、ハナ、ゆめ、まる
我が家にやってきた順に、ワンコとにゃんこにつけた名前です。
モクとまるはポレポレ村長がつけて、ハナとゆめは私がつけました。
あ、今気がついたんだけど、「ハナとゆめ」って昔の漫画雑誌のタイトルにありましたねー、そう言えば。
全員に共通するのは、捨てられていたこと。
モクとゆめは捨てられてから保護するまで短時間だったのに比べて、ハナとまるは何日も過酷な体験をしています。
幼児体験というのでしょうか。その違いは、今でもはっきりといろいろな面に現れていますね。
モクとゆめは、捨てられていたにもかかわらず、おっとりしていてマイペース。
中でもゆめは、何でも他人にゆずる。すごく優しい性格です。
おそらく捨てた飼い主に、可愛がられていたのじゃないかしら。
坂本ダムに捨てられていたハナは、虐待の後遺症がありました。ものすごく怖がってました。人間の顔色を読む。甘え、こびる。
山道に捨てられて過酷な日々を過ごしたまるも、人の愛情に飢え、2匹とも食べることにとても貪欲です。
ハナもまるも、やせて不器量この上なくて、まるは目に障害を持っていたので、この子の里親を見つけるのは無理だな直感しました。
でも、不思議なことに、何ヶ月かたてば顔が変わってきたんです。
いや、不思議じゃないですね。
人間も顔に現れるように、動物だって感情で顔が変わってくるのは当然ですね。
苦労した2匹のほうが、すぐ保護された2匹よりも、「生きる力」は強いのも当然か。
まるは最近、網戸を自分の手で開けて出入りするようになりました。
見ていると、人間がするようにスーと開けて入って来る。学習したんです。
ガラス戸のほうは重いから、さすがに無理だろうと思って閉めると、両方とも開けて出入りしだしたので驚きました。
餌を食べるスピードも、ゆめの5倍。食べながら横目でゆめの残量をチラ見して、終わったらすぐさまゆめの餌をねらいます。
「まる!」と怒ったら、最近は横目で見ても我慢することが多くなり、空いた皿をなめ続けています(笑)。
保護してきたときは、ゆめの子どもと言っていいくらいだったのに、ぐんぐん太り、ゆめよりはるかにでっかくなりました。
長老は「犬みたいになった」と言いますけど(笑)、あながちオーバーでもありません。
3匹は私が拾ってきて、ポレポレ村長が拾ってきたのは、ハナだけです。
でも、今、4匹の中で「一番好きなのは?」と難しい質問をされたら、あえて答えるならハナです。
苦労しているところも、性格も感情の豊かさも・・・。
ゆめやまるを抱いているとき、ハナは足元に擦り寄ってきて、うらやましそうに見上げます。
だから、ときどき私はハナを抱きしめて、顔を両手で包んで目を合わせ、「ハナちゃんが一番好きながよ」と言います。
そう、動物も植物も、人の言葉が分かるんですよねー。
今日もいい天気だにゃん♪
9月8日(水)晴れ 今日は新月
エネルギーが高い日。午後7時頃がピークになりそうですね。
秋まき野菜の種を先日蒔いたのですが、雨の降り方が尋常ではなく、種を流してしまいます。
台風の影響ばかりではないですね。今年は、はっきりと気候が変わったことに気づく人が多いと思います。
今年一年が異常なのではなく、たぶん来年はもっと顕著になることでしょう。
自然災害が多くなり、感染症が増え、異常気象が続き、さまざまなことが明らかになってくるのでしょう。
そんな時代を前向きに生き抜くとしたら、個々人の「ものの見方・考え方」が問われますね。
へたしたら、国やマスコミや組織なんかに、知らないうちに振り回されますもの。
「自分の感覚を鋭くする」、そのためにも自然とともに暮らすことが大切かなと思います。
庭ではまだオクラ、ゴーヤ、ナス、ピーマン、バジル・・・、毎日収穫して食べています。
お芋もそろそろだと思って、先日試しに掘ってみたら十分大きくなっていました。
サイコロに切って、お芋の蒸しパンを作ったり、りんごとレーズンと重ね煮にしたり・・・。
今日は天ぷらです。こうやって、旬の初めに必要な分だけ収穫して食べるのが、みょうにおいしく感じます。
どどっと収穫すると、ダメにならないうちに消費しなくちゃと、ちょっと焦ってしまうのは貧乏性だからでしょうか。
そんなわけでこの夏は、うちに来る人たちに、野菜やハーブを押し付けてもらっていただいたことでした。
庭のお芋のつる、元気いっぱい
9月5日(日)晴れ 野外ジャズコンサート
午前中、窪川小学校で学年PTA主催の「お箸づくり教室」。
参加人数71名というのは、これまでの体験にはなくて最多数です。
うーん、どうなることやらと心配でしたが、4人の先生方にお手伝いいただき、親子で協力してもらって・・・なんとか無事終了!
私はネーム入れ担当でしたが、列が並んで次から次へと名前を聞いて流れ作業でした。
やっぱり子どもたちは可愛くて、限られた時間ですが、一人一人の子どもに必ず声をかけました。
「うまくできたわねー」「J君はスポーツやってるでしょ?」「ステキな名前ねぇ」・・・
改めて、子どもに関わることは楽しいなあと、心から実感しました。
私にぴったりくっついて、ずっと話しかけてきた女の子がいました。Mちゃん。
「じゃ、Mちゃん、私の助手してちょうだい」と頼むと、張り切ってほんとうによく働いてくれました。
楽しい教室のあとは、こちらも楽しみにしていた大正轟公園の野外ジャズコンサート会場へ。
ドイツからはるばるやってきたジャズコーラスグループJazzchor Freiburg の日本ツアー、5公演の一つがこの野外ステージ。
ジャズ聴きながら、大好きな四万十手仕事市の仲間たちと出展なんて、こんなおいしい話は無いですよねー♪
おまけに私は、つまみぽりぽりチューハイ飲んで、仲間からの差し入れのかき氷、スイカ、しょうがハチミツドリンク、お寿司!!!
その上仲間の子どもたちが、あめやらお菓子やらを配給(?)に来てくれる。
知人にもいっぱい声かけてもらったり、新しい出会いもあって、人と自然と音楽が一体となった至福のときでした。
最後には舞台に上がって、みんなで記念撮影となりました。
もちろん、ポレポレ村長はカメラ係でしたけどねっ(笑)
ものすごいパワフルなノリノリのグループで、写真撮影の時もずっと歌ってました。
日本語で「はっけよいよい、はっけよいよい」のリフレイン。
おかげで手仕事市の一番おちびちゃんの男の子が、そのフレーズだけ覚えて口ずさんでましたよ。
おちびちゃんにとって、初めてのジャズは「はっけよいよい」ってわけか(笑)
リハーサル風景。本番は黒い衣装に赤いワンポイントでした。
9月2日(木)晴れと雨がめまぐるしい 野外で草木染め体験
9月12日(日)、土佐市の「冒険遊び場」会場で「草木染め体験教室」があります。
活動の様子は、ブログをご覧になってくださいね。
団体名 | 冒険遊び場づくり作戦会議 |
URL | http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiode_37 |
活動場所 | 高知県土佐市波介(板谷) |
素晴らしい「天空ショー」になると思います。』
8月21日(土)晴れ 11月6日、野村訓先生講演会
10時、銀座のアンテナショップ「まるごと高知」オープンしました。
テレビで生中継をやっていましたが、すごい人混みでした。
どうやらポレポレの「ゆめのかけ箸」は、地下に並んでいるのかな?
どんな方が手にとってくださるのでしょうか? どきどきです。
最近、大阪の野村訓先生と電話やメールで何度もご相談させてもらっています。
ずっと前から企画していた講演会が、ようやく実現できる運びとなりました!!
■日時 11月6日(土)9時から10時まで、「写真撮影会」。10時30分から12時30分まで「講演会」
■場所 黒潮町入野「大方あかつき館」と前の砂浜。
■参加費 無料。両方参加でも、どちらか一方でも参加することができます。
ご講演のタイトルは、「写真は心のレントゲン」。
「自由に撮られた写真には撮影者の無意識の心模様が見事なまでに映し出されており、
撮影者の根深い課題が発見できる。
ほめて、認めて、発表する過程で、人間的な成長を遂げた子どもたちの姿を紹介します。」
みなさん、ぜひ11月6日午前中を予定表に入れておいてくださいね。
写真家の野村先生のワークショップを受けられるなんて、めったにないチャンス!
しかも、すごいご褒美を先生が用意してくださいました。
後日写真を審査して、最優秀賞の方は新大阪の先生のギャラリーで「個展開催」できます。
もちろん、入賞作品展も♪ チラシはただいま製作中。
8月15日(日)晴れ やらかもちと砂浜ヨガ
お盆は、お寿司とたたき、涼しいゼリーとフルーツなど定番に加えて、若い人にはオクラのピザも焼きました。
もちろん、おはぎも手作りします。
窪川の友達に聞いたら、「むかえだんご」「おくりだんご」と言って、2回おはぎを作るそうですね。
うちでは1回。呼び名も「やらかもち」です。
毎年、黒米があったらそれでおはぎを作っていましたが、今年はすでに在庫ゼロ。
だから、もち米を買い、アンコも作り、平凡なおはぎの出来上がりでした。
夜は、入野の浜で花火大会。
少し早目に着いたので、砂浜ヨガに参加することに。
これが気持ちよかったんですよねー。
寝転がった砂の感触、波の音、空には絵に描いたような三日月が。
三日月のへこんだ側に目、鼻、口がある、あの絵です。
あれは戯画したものではなく、見たらほんとにその通りなんです。目も口もちゃんとある!
いまさら気づくなんて。でも、楽しい発見です。
ああ、いいなあ。人間はやっぱり自然の一部なんだなあと、実感した時間でした。
こんなにいい砂浜も里山もある、自然豊かな黒潮町。
今年は都会にどんどん出向いて、わが町の宝物を情報発信したいと思っています。
ののちゃんお土産の半熟チーズケーキ
8月10日(火)晴れときどき大雨 銀座アンテナショップ「まるごと高知」
新月に合わせて、今月銀座にオープンする「まるごと高知」に「ゆめのかけ箸」を送りました。
21日、10時オープンです。
場所は、東京都中央区銀座1-3-13 リップレックス銀座タワー。
JR有楽町駅からだと、京橋口改札を出て、徒歩4分です。
地下鉄有楽町線銀座1丁目駅からは、3番出口の階段を上がってすぐです。
2階にはレストラン「おきゃく」もありますよ。
ぜひ、全国一おいしいものがそろっている高知の料理を、味わってみてくださいね。
「おきゃく」って、高知では「宴会」の意味で使います。
もちろん、使うのは割り箸ではなく「マイ箸」でお願いしまーす♪
「ゆめのかけ箸」を「まるごと高知」でお買い上げくださった方は、ぜひ感想などお寄せください。
先着10名さまに、「はーと・らいふ村」の特産品をお送りします。
下記メールまでぜひ!
polepole@chive.ocn.ne.jp
ポレポレ手作りのヒノキのお箸
8月7日(土)晴れときどき大雨 連日の虹
きのうも今日も大きな虹がくっきりと出ました!
きっとこの天気のなせる業です。
晴れていたかと思うと、突然スコールのような激しい雨。かと思えばけろっと晴れて、陽射しが降り注ぐ。
一日に何度も、そんなことの繰り返しです。
確かに何かがおかしい。普通の人でもそんな気がするできごとが、世界中で頻発するようになりました。
それでも、連日のきれいな虹を見ると、未来への希望を感じます。
今が分岐点。気づく人が増えてほしい。
8月4日(水)晴れときどき大雨 マイ84の日
毎年、8月4日は「はしの日」です。
今年も、「ビオスおおがた情報館」で、「マイ箸作り」と「マイ箸コンテスト入賞作品展」と「世界のお箸展」を開催しました。
「砂浜美術館」のスタッフのみなさまには、毎年お世話になりほんとうにありがとうございます。
高知新聞に今朝告知記事が載ったので、「新聞見て来ました」という人も多く、昨日のPRを聞いて来た親子さんも。
夏休みなので、お箸作りは全員親子か祖父母孫。
学校名を聞いたら、ずいぶん広範囲で大阪の小学生もいました。
みんなカッターで削るのは初めてなので、親が手を添えて教える姿がほとんどです。
そういうこともなかなかふだんの生活では無いので、「お箸作り」のいい体験だと思います。
名前を焼きペンで入れるので、「あら、太陽君が二人♪」とご紹介。
四万十川沿いの太陽君と大阪の太陽君が出会う場面も。すかさずお父さんが記念撮影していました。
来客のほうも、けっこう県外客が多かったですねー。宮崎、岡山、大阪・・・アメリカからも!
宮崎県の方が「じつは高知と並んで、宮崎は森林県なんですよ」と教えてくださいました。
恥ずかしい。県土の84%を森林が占める高知県が全国一位だとは知っていたけど、宮崎が肩を並べているとは知らなかった。
イベントの度にいろいろな交流があり、盛り上がる。それが何より楽しみです。
モンゴルに行ってきた人、スウェーデンに留学していた人、もっとゆっくりお話を聞きたいと思う場面も多かった。
つづきは「移住支援ネットワーク」で、と思っています。
どうしてもイベントは大勢でにぎやかに忙しく・・・ですので、「移住支援」は毎回定員8人くらいでじっくり深く体験してほしい。
8月は土佐清水市の「カフェたぬきへ生パスタツアー」を企画します♪
8月3日(火)晴れ 童夢館で木工教室
ポレポレ村長が「夏休み木工教室」の講師で行くので、私も明日の「マイ84の日」のPRについて行きました。
圭さんの息子さんが申し込んだら、すでに定員オーバーで抽選だったとか。
やっぱり、友達と申し込んだら片方が抽選にはずれてしまって・・・という人も多かったみたいで、気の毒でした。
今日作ったのは、「夏の思い出フォトフレーム」。
写真もその場で撮って、ヒノキのフレームに貝殻やシーグラスや木の枝・・・いっぱいデコレーションしました。
子どもたちは、近くの海に何回も貝殻を拾いに出かけた子もいたようで、いっぱい夏の思い出を集めていました。
子どもの発想は、ほんとにすごい! いつもながら感心して、うれしくなってしまいます。
すごい集中力でぐいぐい自分の世界を創り上げるから、みんな違って個性豊かな作品ばかりでした。
おかしかったのは、私が明日のPRをしたとき。
「明日は何の日?」と問いかけたら、みんなきっと「???」となる。
そこですかさず、「明日は8月4日、はしの日だよー」と、導入しようと思っていました。
そしたら、みんな口をそろえて、「登校日ー!」と答えたのでした。
そうなのです。明日は「マイ84の日」ではなく、子どもたちにはれっきとした「登校日」。
でも、「チラシ欲しい人?」と聞いたら、また一斉に「はーい」と手を挙げるし、子どもは可愛いんですよ、ほんと。
久々に子どもと過ごした時間、楽しかったなあ。9月に窪川小学校に行くのが、今から楽しみです。
8月1日(日)晴れ ミツバチの大群がやってきた!
朝食を食べていたら、窓の外でぶんぶんぶんとすごい羽音。
見ると庭いっぱいに何千何万という日本ミツバチが飛んでいて、景色が灰色に見えるくらい!
ポレポレ村長が「うわー、分封だー! 大きな風呂敷持って来て!」と、慌てて立ち上がりました。
「ぷんぽう??」なんのことかよく分からなかったけど、とにかく大きな風呂敷を探して庭へ。
ミツバチの大群は飛び回りながらかたまって、少しずつ移動しているように見えます。
お隣のご主人も見に来て、「どこに飛んで行くやろう?」と見守りました。
一つにまとまって落ち着いたら、ごっそりうちの巣箱に入れようというのが、村長のねらいのようです。
自家製ハチミツを採ろうと、庭に2ヵ所巣箱を置いたことを、以前この「村便り」に書きましたが、
あの巣の中に入れようというわけですね。
それで、大慌てで巣箱にハチミツを塗ったりして準備し、大群がどこに落ち着くか見ていたら、
なんと、おあつらえ向きのいちじくの木の低い枝にまとまりました。
高いところだったら難しいのですが、ここだったら採りやすいので、巣箱にそのまま入れることが可能です。
ポレポレ村長が両手でつかんで、ミツバチのかたまりを巣箱に入れ、元の場所に移動して設置しました。
その様子を写真に撮ろうと近づいたら、青い実が膨らんできたいちじくの木には、クワガタがいるわ、セミの抜け殻も10以上付いていて、
ミツバチ以外にも被写体だらけでした。
右上隅のミツバチにご注目を!
分封(分蜂)って、5月くらいが多いのだそうですが、今日は8月1日。 「ハチの日やー」と村長。
うちにミツバチがやってきた、記念すべき日になりました。
それにしても、偶然でしようか。
「ミツバチの羽音と地球の回転」のチケットが一昨日届いて、昨日ポスターとチラシが届いて、今日は実際にミツバチの大群が訪れた。
「羽音の大きさを、ほんとは知らないでしょう」とばかりに、実際にすごい音でぶんぶんぶんと響かせてくれるなんて。
最近、私はこんなことが本当に多いのです。我ながら不思議でなりません。
今日は家族が一挙に1万以上増えちゃって・・・。
「はーと・らいふ村」を気に入って、ずっと住み着いてくれるといいなぁ。
2010年7月の暮らし
7月28日(水)雨 「いきあたりばったり」
久しぶりの雨。暑すぎる日が続いていたので、作物も人間もほっと一息です。
全国ひきこもりKHJ親の会顧問、小西勝之氏から、本の委託販売をしてほしいということで、10冊送られてきました。
物を売るのはあんまり得意じゃない私たち、ましてや本の販売なんて自分の出した本もたくさん在庫を抱えているのに・・・
と、いったんは尻込みしそうになりましたが、ひと様のお役に立てるのは幸せなことだと思い直し引き受けました。
小西氏の活動をご存知無いみなさんに、KHJの奥山代表からご紹介です。
今こそ、日本と日本人の意識そのものが変らなければ立ち行かなくなるトコロまで来ている。
あらゆる分野で必然的に変革と大転換がギシギシと始まり出してきている。
福祉の分野でも今、正にその必然性に於いて「質そのもの」が問われていよう。
本来、人間は人々は「何のために生き、どの様に生き、どの様に支え合ってて共に生きてゆくこと」なのか?
本書は、3障害を越えて7箇所の施設、4事業を実施する関西のコミキャンでの生き難さや障害
を引き受けながら懸命にヒリヒリ生きる仲間たちが紡ぐ声であり、その集約の実践の書(345ページ)である。
愚直なまでのその生き様と、それゆえのピュアな命の輝きを我々の「生きるとは何?」の指針や糧にしたいものである。
(評)全引連KHJ 本部代表 理事長 奥山 雅久
7月21日(水)晴れ 「ミツバチの羽音と地球の回転」
鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画、「ミツバチの羽音と地球の回転」を観てきました。
9月12日に黒潮町のあかつき館で上映するのですが、それに先駆けての試写会でした。
観終わってまず思ったのは、「ぜひ多くの人に観てほしい!」。
舞台は山口県上関町の祝島。人口500人ほどの自然豊かな島は、28年にわたる「原発反対運動」を続けています。
黒潮町でもよく見かけるような農家のおばちゃんや漁師のおんちゃんが、マイクを握り島を守ろうと必死で訴えている姿は衝撃です。
電力会社が、「みなさん、よく考えて。この先、農業や魚業で食べていけると思ってるんですか」と説得するのにも、耳を疑ってしまう。
一方、スウェーデンでは原発や石油などとは決別し、風力や太陽光で電気をまかなっていました。
地球の未来を考えて、持続可能な社会を実現する道を国民が選んだのです。
「たしかに世界中で変化は起こりつつあるけれど、それは勝手に変わるのではなくて、まずは自分が、意思とか責任を果たすということ。
自分が持続可能な存在になることが大事なのだと感じています。」という監督の言葉に共感します。
まず自分がライフスタイルを変容させることだと思います。
ミツバチは微力かもしれないけれど、まとまれば羽音は大きなものになる。一人一人が地球に影響を与える存在なのです。
チラシやチケットをあずかって、少しでも多くの人に紹介するお手伝いをしようと思っています。
あなたもぜひ、映画を観てください。監督も来られると聞いています。
9月12日、黒潮町あかつき館で、12時からと15時からの2回上映です。
鎌仲ひとみ監督のトークも、上映後にあります。
7月19日(月)晴れ 真夏のピザ
ピザがおいしかったので「ぜひ教えてほしい」、という方がときどきいらっしゃいます。
お料理の先生ではないので、教えるなんておこがましいのですが、一緒に作って食べましょうということで・・・。
暑いときに熱々ピザを焼いて、おしゃべりで盛り上がりながら楽しく食べました。
台はうちの全粒粉でつくり、トッピングも夏野菜がたくさんあるので4種類作ることに。
「トマトとレッドオニオン」「じゃが芋とぶなしめじ」「オクラとベーコン」「ナス」の4種類です。
ぜんぶにピーマンとオレガノと・・・もちろん、チーズ。
味を比べながら食べるのも楽しい。どれもおいしかったけど、私はトマトとレッドオニオンが一番かな。
バジルもいっぱい採れる季節なので、それもトッピングしようかなと迷ったのですが、最初から乗せて焼いたら真っ黒になります。
きれいな緑を楽しむには、最後に加えてさっと焼くのがコツですね。
夏野菜のサラダも添えて。サワチも私が焼きました。
7月15日(木)曇り 8月4日は「マイはしの日」
気がつくと1週間が過ぎている。
2012年末に向けて、いよいよ地球のエネルギーが加速していっている気がします。
毎日毎日いろいろなことがあり過ぎて、更新が追いつかなくてごめんなさい。
さらに、村の紹介の写真が、ぜんぜんアップされなくなっていることもようやく気づき、どうなってるんだぁー???
ホームページビルダーでは、ちゃんと以前のように見えるので、まったく知りませんでした。ごめんなさい。
さて、この季節は夏野菜の収穫期なので、毎日野菜に追いかけられるように食べています。
オクラは朝収穫しても夕方にはもう大きくなっていて、ちょっと採り忘れると大きくなり過ぎてしまいます。
天ぷらにしてもおいしいけど、さっとゆでて削り鰹にゆず醤油で食べたり、サラダに味噌汁に・・・でも、食べ切れません。
ピクルスにもレッドオニオンと漬け込んでみました。おすすめ! さっぱりしておいしいです。
今日はお世話になっている店に呼ばれて行ったら、東京から移住してこられた画家さんと出会い、すっかり意気投合。
19歳のときから世界中を放浪なさったという方ですが、四万十市を終の棲家に選ばれたというのもうれしいですねー。
まだまだたくさん話してみたい、ポレポレ村長とも会っていただきたい。
8月4日のイベントチラシを差し上げたので、もしかしたら「ビオスおおがた情報館」に来てくださるかも?
そこの店を出るやいなや、久しぶりの友達と抱き合って喜ぶ再会がありました。
いくら話しても終わらなくて、彼女にも8月4日のお誘いをしたら、「仕事休んで行くわ!」
あはは、変わっていない。セミプロの歌い手さんになっていたのは、予想外だったけど。
夕方、RKCテレビで、四万十町の川ちゃんを紹介する番組がありました。
四万十川をこよなく愛する川ちゃんは、「第1回ゆめのかけはし大賞」受賞者で、マイ箸や廃油せっけんづくりをしています。
8月4日、もちろん川ちゃんも「行くよー、つもる話をしたいさ」。
なんだかおもしろいことになってきたなあ。
すごいメンバーで盛り上がりそうな、8月4日。10時30分から12時30分まで、「マイ箸作り・マイスプーン作り」やります。
展示は午後2時までやっていますので、ぜひ「ビオスおおがた情報館」へどうぞ!
ピクルスの写真を撮ろうとしたら、ゆめちゃん飛び込み参加
7月7日(水)晴れ 十夢
こんな日ってあるのですねー。
ポレポレ村長の誕生日が5日だったのですが、「何かおいしいものを食べに・・・」と提案したら、「7日に健康診断があるから・・・」
確かに、ごちそう食べ過ぎて数値に響いたらまずい。で、今日に延ばしたんです。
お昼を四万十市郊外のレストランで食べて、夕飯は家でヘルシーフルーツケーキでお祝いすることに。
帰宅したところに、お世話になっているY先生から電話がありました。
「アメリカ人の友達が来ていて、黒潮町をドライブしているから寄らせてもらおうと思って」
さっそく来てくれたトムさん、奥様が高知県の方なんだそうです。
自己紹介して握手したとたんに、ポレポレ村長が「もしかして・・・」と奥様のお里のことを話題にしたのです。
なんと! 以前、奥様のお母さん、つまりトムさんの義理のお母さんがポレポレのおもちゃ箱を買ってくださって、
アメリカのお孫さんに贈られたというではありませんか!
さっそく家の中に入って、おもちゃ箱の写真を見たトムさんもびっくりしているし、Y先生はさらに驚いて
「こんなことってあるがやねー。ほんとに何も知らんと連れて来たがやにねー。」
まだ続きます。
トムさんの義理のお母さんが、今年の「野の手仕事展」に来てくださった時、お孫さんの写真を3枚届けてくださったんです。
おもちゃ箱はすっかりあめ色になって、にっこりしたかわいい女の子と写っていました。
ありがたいなぁ、うれしいお心づかいだなぁと感謝したのですが、あの女の子のお父さんがトムさんだったんですね。
トムさんもまさかうちに来て娘の写真と出会うなんて、思ってもみなかったでしょうねー。
不思議な出会いに、わいわい盛り上がってほんとに楽しかった♪
帰り際に、トムさんにポレポレのお箸セットをプレゼントすることに。
それで、名前を焼きペンで書くので、「ひらがな、漢字、アルファベットのどれがいい?」と聞いたんですね。
すかさずY先生、「十夢」と書き入れて、「トム、これはテンドリームだよ」と言うと、トムさん大喜び。
何度も何度も「サンキュー」と言って帰りました。
その間にNHKから速達が届くし、夏休み木工教室の相談電話がかかるし、長老がヘルパーさんに連れられて帰宅するし・・・(笑)
夜、落ち着いて二人で乾杯しながら、「なんという一日」「朝から密度の濃い一日やったねぇ」と話しました。
これもシンクロですね。こんなことがきっとこれからも続きます。
NHKからの速達は、来年のワールドカレンダーにポレポレ村長の写真が入ったというニュースでした。
それも7月。誕生月に使われるのだそうです。また四万十川が世界に広がる♪ よかった。
審査員は前回受賞時と同じく、カメラマンの浅井慎平さん。
誕生日、不思議な出会い、写真コンテスト入賞・・・お祝いが重なった「七夕の夜」でした。
7月6日(火)晴れ 星守る犬
黒潮町図書館にある漫画、村上たかしさん作「星守る犬」、おすすめです。
犬を飼っている人も飼っていない人も、ぜひ手にとってみてください。
私もすすめられて読んだのですが、これは多くの人に紹介したい漫画だと思いました。
子どもから大人まで、男女を問わず・・・ジーンとくる作品です。
この本を読んで、思わずモやハナのところに寄って抱いてしまいましたもの。
関連して、また捨て犬の話。
昨日、いつものように馬荷から四万十市へ行く山の中で、初めて見る犬が道路に横たわっていました。
すぐ悪い予感が。車が近づくと、もちろん犬は起き上がって逃げてしまいましたけど・・・。
帰りに見たら、どこにも居なかったので、ちょっとほっとしていたのです。
今日、またその道を通ったら、ずっと馬荷側に下ってきていたようで、うろうろと歩いていました。
首輪もない。捨て犬です。またか・・・
キャットフードは山の猫にやるためにいつも車に乗せているけど、ドッグフードは持っていなくて、
仕方なく鰹節をやろうと思って降りましたが、警戒して逃げていってしまいます。
無責任に誰も見ていない山の中に捨て去るヤツは、いったい誰なんだ!
「星守る犬」のおとうさんと、何たる違い!!
地球上で一番ひどい動物は、間違いなく「人間」ですね。
モク(右)とハナ
2010年6月の暮らし
6月30日(水)曇り時々晴れぽつぽつ雨 サッカーW杯
6月も今日で終わり。今年もはや前半が終わったことになります。
ことのほか早く過ぎた半年だったように感じます。
でも、それは私だけではなく、この時代だからこそですね。
毎日、深夜だったり早朝だったり、サッカーW杯を観ていました。
ポレポレ村長は少年時代からクラブチームでサッカーをやっていて、高校ではあの長島さんの後輩だったそうです。
ザンビアに赴任した時もサッカーチームを結成、フランスチームとの対戦写真など見ると、なかなかかっこいいユニフォーム姿です。
で、今回のアフリカでのW杯、なんとかチケットを入手したいと努力していましたが、ハズレ・・・
テレビ観戦に熱が入りました。
今朝も午前2時まで日本を応援して、少し寝て4時30分に起き、6時15分発の電車で高知龍馬空港へ。
今日からしばらく県外出張なので、留守中は私が犬の散歩や田んぼの見回り、仕事の連絡などやっています。
田んぼの周りには、ネジ花がいっぱい! 素朴で大好きな花です。
村長の帰村は、4日(日)。なんとその日は、「サンリバー四万十一周年」イベント参加を予定しています。
ハードですが、いつもお世話になっているところからの呼びかけには、馳せ参じようというのが村長の理念です。
チラシが新聞折り込みになっていましたが、沖縄フェアを始めいろいろ楽しい企画があるそうですよ。
ちなみに、私は会場でさっそくガラポン回して、赤い玉がポトン。
「わっ、また1等か!」と慌てたら、4等でトイレットペーパーをいただきました。
5月には携帯替えてガラポン回したら、2000円分のお菓子や海苔をもらっちゃったし・・・
ついてる、ついてる。 3度目が楽しみだわー♪
みなさんぜひ、7月4日(日)9時〜15時、四万十市右山の「サンリバー四万十」でお会いしましょう!
ネジ花、うちの庭にも咲いてました
6月23日(水)曇りのち晴れ 四万十手仕事市の仲間たち
頼まれていたフレームのお届けに窪川へ。
前から行きたかった雑貨屋さん、「かさね」さんへ初めてお邪魔しました。
場所は窪川でも昔から大好きな、「宮内」の道路沿いにあります。
看板も店内も、店主の「かさね」さんそのもの。感性のかたまりのような、ステキなお店です。
かさねさんのブログ。http://kasane.fem.jp
その足で、「松葉川温泉」へ。
旧建物へは何度も行きましたが、新しくなってからは初めてです。
とても広くて、サウナも川を見下ろす露天風呂もあり、何より湯質の良さに大満足です。
その上、平日の12時から13時までだったせいか、貸し切り状態! ゆったりまったり癒されました。
13時からレストランで昼食。私は「日替わり定食コーヒー付き」で、ポレポレ村長は「はちきん地鳥の唐揚げ定食」でした。
どちらの定食も850円というのは、安い。おいしくて満足しました♪
また何度も来ようと思う温泉が増えたのも、うれしいですねー。
それから、「四万十手仕事市」に誘ってくださった武市さん宅へ。
無農薬で生姜を育てている武市さん夫妻のおかげで、すごくいい人たちと知り合えた、いわば恩人ですね。
「類は友を呼ぶ」の言葉通り、「四万十手仕事市」の実行委員さんたちは、ほんとに仲がよくて熱心でいい人ばかりです。
先日も倉敷まで、みんなで「手仕事市」の見学に行っていたんだそうです。
次々と熱心に取り組んでいるし、その過程をみんなで楽しんでいる様子がまたいいんですねー。
体験教室がとても充実していたとかで、今後の活動にさっそく活かしていくようです。
次回は、10月30日(土)、31日(日) 今度の場所は窪川の緑林公園内です。
詳しくは「四万十手仕事市」のブログでご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/shimanto_teshigoto
秋の一日、楽しい仲間たちとの再会が、今から楽しみですね。
「燻製をやろう」とか話題が盛り上がって、あっという間に時間がたってしまいました。
帰宅を急ぐ車中で、「やっぱりいい仲間がいて、助け合い楽しみ合えることが喜びだよね」と語り合ったことでした。
かさねさんのお店で・・・
6月20日(日)曇りときどき雨 町の作家さんたち合同展
とても楽しい、感謝いっぱいの1日でした。
いい人たちに囲まれていて幸せだと、つくづくありがたく感動します。
イベントというのは、毎回思うのですが「出会い・交流」の喜びなんですね。
声をかけてくださった砂浜美術館のAさんはじめ、移住者の会で出会った人たちとも再会。
みなさんすごく多才な人たちだということも分かったし、この人材が町の新たな宝なんだと思います。
前からお世話になっている人たち、地域の人たち・・・、人とのつながりが喜びと豊かさなんだと再確認します。
大勢の人々にたくさんの幸せをいただいて、日々を生きています。
お返ししきれていない自分を、省みる・・・。
いえ、お返しではなく、こちらから幸せを分かち合えるように。
それも、ポレポレ村長がよく口にするように、「見返りを求めず・・・」なんですよね。
人が「進化する」って、その辺にあるのではないでしょうか。
ピエロのボランティアも移住者さん
6月18日(金)雨 森・海・川の「聞き書き甲子園」
東京のTさんのNPO法人から、今年の募集チラシが送られてきました。
「森の聞き書き」は第9回、「海・川」は第1回目です。
全国の高校生集まれ! とても魅力的な「甲子園」ですよー♪
HPはhttp://www.foxfire-japan.com/sanka.html
締め切りの7月1日が迫っていますが、原稿用紙1枚の作文だから楽楽ですね。
問題はクラブ活動で時間がとれないという高校生が、けっこう多いと思います。
もちろん部活も大事ですが、数日間を全国の高校生と交流し、森・海・川の名人から学ぶことは、
人生の中で貴重な体験となることは間違いありません。
「高校生だったら絶対参加するのにねぇ」と、ポレポレ村長と残念がっています。
ぜひ、チャレンジしてみてください。応援します、喜んで。
6月17日(木)晴れ じゃが芋、ズッキーニ、初収穫
梅雨の晴れ間も、どうやら2日間だけだったようですね。
明日からまたずーと雨のようです。
今日は夕方初めてじゃが芋を掘ってみると、手頃な大きさになってごろごろ。
食べる分だけ掘って、だんだんと収穫していくことにしました。
ズッキーニもいいサイズになっていたので、今年の初収穫。
夕食の前に収穫した野菜が、写真の通りです。
さて、収穫した野菜たちを前に、今夜のメニューは何にするかな?
じゃが芋はポテトサラダと迷った末、ローズマリー隠し味のジャーマンポテトにしました。
ズッキーニは焼いて、オリーブオイルでシンプルに。
レタスやサラダミズナはもちろん、そのままドレッシングで朝昼晩食べています。
掘ったばかり、採ったばかりの野菜たちですので、素材の味そのものを味わうのが一番です。
化学肥料をまったく与えていない野菜たちは、小さいけれど野菜の味がギュッと凝縮されています。
私みたいに鈍感な舌の者でも、「ぜんぜん違う!」と分かります。
(ちなみにうちの犬や猫たちも、人間と同じで生野菜が大好きなんです。変?)
まだ5時前だというのに、冷えた果実酒を取り出して飲みつつ料理していると、「贅沢やなぁ」と何やら後めたいような気分。
でも、お金はぜんぜんかかっていません。
この前の「移住者の会」のとき、「月10万円で暮らせるかどうか」が話題になりました。
「田舎で暮らしたいという人は多いけど、仕事が無いから・・・」という意見も多かった。
私、思わず発言してしまいましたけど、「せっかく田舎に来るんだったら、田舎の豊かな暮らしがあると思います」って。
あの会に出席して、私のやるべき支援の方向がはっきりしてきました。
つまるところ「ライフスタイルの提案」なんだと思います。
6月16日(水)晴れ 人参の花
今日来られたお客さまが、「レースフラワーですよね。大好きなんですよ」とおっしゃった花。
実は人参なんですよ。そう言うとびっくりしてました。
確かにレースフラワーにそっくり! 私も大好きですから、人参の花も大好きです。
花を楽しんで、種を取りますから、野菜を育てない暮らしはもったいない。
紫色のきれいな花を咲かせていた「かずき大根」は、種を採取して乾燥中です。
自家採取の種の交換しませんか? ご連絡くださいね。
ナスやピーマンの収穫が始まり、ズッキーニも明日には初収穫です。
毎日食べていたチンゲンサイやルッコラには、白や黄色の花が咲きました。
花も食べられます。見た目もきれいだし、おいしいです。
人参もチンゲンサイも、もう次の種まきをして成長してますから、次々に育った野菜が食べられるわけですね。
おススメはサニーレタス。育てやすくて食べる機会も多いので、ぜひプランターででも育ててほしい野菜です。
お芋は毎年植えていた「土佐紅」ではなく、「土佐金時」と「紫芋」を植えました。
念願の紫芋で、秋にはタルトを焼きますねー♪
6月14日(月)雨のち曇り 20日ビオスおおがた5周年
20日(日)10時〜14時、黒潮町道の駅「ビオスおおがた」の5周年記念イベントがあります。
「工房ポレポレ」もお声をかけていただき、展示販売と体験教室を行います。
体験は「土佐ヒノキのマイ箸づくり」と「牧野の木々のマイスプーンづくり」。
どちらも40分から2時間くらいみていただいたら、完成です。
時間差は、みなさんの腕前によるからです。あと、性格にもよりますね(笑)
受付は10時から12時までにしていただいたら、14時終了に十分間に合います。
町内作家さんの「ハレハレ本舗」さん、「楽居」さん、「兎屋」さんと、情報館のホールでご一緒なので、
とてもにぎやかで楽しい一日になりそう♪
そのほかにも、フラダンスやマグロの解体ショー、バイキング食べ放題などなど、
5周年のお祝いイベントがいっぱいありますよー! ぜひ楽しんでくださいね。
とうもろこしの陰で一休みするゆめ
http://blog.goo.ne.jp/shimanto_teshigoto
そして、築106年の建物でお会いしましょう。
先日新聞にも出ていましたが、お庭も建物もステキです。
10月4日(日)晴れ マイ箸・マイスプーン教室
朝見ると、軽トラの荷台には、お寺から持って帰った桜の木が乗っていた。
これから製材所に運び、ひいてもらって乾燥に入る。
とても個性的な木なので、どんなものを創るか、しばし悩むことだろう。
木目がとてもきれい。いい家具に生まれ変わりそうだ。
11月1日、「こうち山の日」の補助事業として、「第2回My箸・箸袋コンテスト展」とワークショップ申し込みも次々に届いている。
とてもいいメンバーで、ご紹介がまた楽しみになってきた♪
高知市の「ギャラリーM2」のオーナーさんも、「マイスプーン教室」に申し込んで゛くださった。
全国の雑誌などに度々掲載される、とてもセンスのいいオーナーさん。
私の大好きな女性の1人だ。久しぶりの再会が楽しみ。
ワークショップは、定員20名がきたら締め切りです。
興味がある方はお早めに、電話かFAXをお願いしますね。
■申し込み先 0880-43-0503 FAXも同じ。
■マイ箸教室 11月1日(日)、3日(火)の2日間、10時〜12時 サンリバー四万十物産館 材料代300円
■マイスプーン教室 11月1日 13時〜15時 サンリバー四万十物産館 材料代300円
※材料代には、木、サンドペーパー、柿渋、ネーム入れなどが含まれます。カッターがあれば、お持ちください。
10月3日(土)晴れ 子猫の里親になってやってください
昨日の豪雨がうそのような秋晴れ。とても気持ちがいい。
ポレポレ村長は、朝4時30分出発で高知市へ。
お寺の桜の木を、軽トラで運ぶためだ。
ほんとうは私もお手伝いについていきたいところだが、貴重な休日にはやることが山のようにある。
その上、昨日の豪雨のせいで、仕事の帰りに子猫を1匹保護して帰ってきた。
まだ生後間もない子猫で、山の側溝に捨てられてずぶぬれになっていたのだ
シャンプーしたり、里親を探しの電話をあちこちにかけたりで、けっこう振り回されてしまった。
子猫はさぞかし心細い数日を過ごしたのだろう。
踏んづけるのではないかと思うくらい、足元にもつれて離れない。
抱かれると安心するのか、脇下に顔をつっこみしきりにお乳を吸う動作をする。
可哀想に・・・、お母さんのおっぱいをこうして飲んでいたのだろう。
キャットフードもご飯も食べるし、とても人なつこい雄猫です。
どなたか里親になってくださる方がいましたら、ぜひご一報お願いします。
10月1日(木)晴れ 新聞掲載
朝から取材があった。
今年、何度目かの取材だ。
だいたい似たような質問なので、ポレポレ村長もよどみなく答え、取材協力を惜しまない。
特に、写真に関しては、時には記者さんよりも村長が詳しい時もある。
ポレポレ村長の性格からして、出過ぎないように・・・しかし、さりげなく協力しているのが、見ていておもしろい。
高知新聞の写真コンテストで、先日「優秀」に選ばれて掲載されていた。
モノクロの「祭りの日」というタイトルの写真。
真ん中のいい位置に大きく掲載されたので、見た人から電話がかかってきて「おめでとう!」。
さっそく賞金も送られてきた。さすが新聞社は早い。
私たちは、「マイ箸コンテスト」の賞品をようやく先日発送した。
まだ展示会が終わっていないこともあるが、受賞者さんはさぞかし待ちくたびれたことと思う。
すぐに折り返し、大賞の筒井さんから絵手紙が届いた。
とてもステキな文面と絵。「愛のはし渡し大賞」に選ばれた作品に通じるお葉書に感動した。
ありがとうございます♪
2009年9月の暮らし
9月27日(日)晴れ ほんものの時代
大阪と札幌と四万十市から、4人のお客さま。
8月19日のお便りに載せた写真の椅子、ゆめがちょこんと座っていた椅子2脚が、大阪にお嫁入りすることになった。
クスノキの輪切りにスピンドルを使った椅子で、座面の年輪のおもしろさや座り心地のよさを、すっかり気に入ったみたいだ。
二度と同じものは作れないし、世代を超えて使い続けられる椅子なので、気に入っていただけてうれしい反面さみしい。
いつも子どもを嫁がせる気分になる。「だいじにしてもらうのよ」となでる。
愛情をこめて作ったものだから、エネルギーが分かる人には分かるのだと思う。
うちに興味を持って来てくださる方だから、もちろんそこらへんのところは呼吸が合う。
お土産にアルゼンチンの無農薬ワインを持って来てくださって、昼間から飲んで語った。
たくさんの物はいらない。「ほんとうに気に入った、ほんものを大切にして暮らす時代だ」とうなずきあった。
思えば私たちの世代は高度成長の時代で、にせものが氾濫した社会を生きてきた。
木にそっくりの新建材、みせかけだけのまがいもの食品、添加物による味・・・もう何もかもにせものがあふれている。
にせものはどんなにたくさんあっても、人を豊かになどしない。
ほんものだけが、人を育てるのだ。
子どもにこそ、ほんものを・・・
9月25日(金)晴れ おうちパーティー
フエさんとフラダンスのお仲間さんが来て、夕食会。
ちょうど今日は夕方やっと稲刈りが終了し、ポレポレ村長の写真が高知新聞のコンクールで「優秀」に選ばれて掲載されていて、いい日だ。
お料理上手のフエさんが、朝から心をこめて作ってくれたメニューの数々がとてもおいしかった。
茶碗蒸し、ナスのサラダ、かぼちゃのラザニア風、鶏肉の和風揚げ、玄米炊き込みご飯、お漬物、デザートは四万十ロールと栗の渋皮煮。
ロールケーキに緑の海苔が入っているの、初めて食べた!
心のこもったおいしい食事と楽しい交流、手作りのパーティーが大好き♪
逆に、心から楽しいと思える宴会でないと、遠慮することに決めた。
不義理と思われてもかまわない。悪口陰口の噂話で盛り上がる宴会などごめんだ。
時間がとても大切に思えるようになってきたのだと思う。
自然の中で、いい人たちと交流できることが幸せ、そう思う。
9月24日(木)晴れ イベントの秋
今週は棚田の稲刈りがずっと続く。
今日もいい天気。暑いけど、秋の空気がおいしい。
昨日Wさんにいただいたたくさんの栗、帰宅してザルに出してみて驚いた。
まるまる元気いっぱい! なんと鬼皮が張り裂けているものもある。
こんな栗は初めて見た。さすが十和は「しまんと栗」として売り出しているだけのことあるなぁ。
馬荷の七立栗を横においてみると、大きさの違いがよく分かる。
さて、つぎつぎと楽しいイベントのお誘いが入る。
10月18日(日)四万十市「ウルトラマラソン」出場
10月25日(日)四万十町で10時〜16時まで講座2回
11月1日(金)〜3日(日)四万十市「サンリバー四万十」で、マイ箸・マイスプーン教室と作品展
11月7日(土)窪川旧半平旅館で「四万十手仕事市」
11月8日(日)黒潮町オーガニックマーケット
うわぁ、めっちゃもう埋まってしまったって感じ。
誘われたらできる限り断らない私たち二人、引き受ければ新しい出会いもあり、また喜びが広がる。
広がり過ぎて収拾がつかなくなるきらいもあるけど、もう少しだけがんばってみる。
そして、今年の締めくくりは自分のために時間をつくろうと思う。
そんな時期にきている。
9月23日(水)晴れ 初めて見るムラサキ
ポレポレ村長は、朝5時30分走って出発。
私は7時30分に車で追いかけて出発。
山を越えて四万十市蕨岡へ、そこから田の川を通り、四万十川沿いの国道に入って、「かわらっこ」を通り、西土佐に向かって上る。
なかなか追いつかない。ふと、不安がよぎる。「もしかして気づかずに追い越したのでは?」
車を止めて、散歩している男性に尋ねた。「白いキャップの男の人が走って行きましたか?」
「行きましたよ。もう500mほど進んでるんじゃないでしょうか」
よかった! 車のメーターを見たら、家から28キロ地点で追いついていた。
頭から水をかぶってから全身着替え。
それから、すぐ西土佐に入り、十和へ向かう。
道路が新しくなっていて、驚いた。
「道の駅とおわ」を通り過ぎて、小野地域へ。
私が毎日通勤した沈下橋は無くなり、ここも新しい橋がかかっていた。
山の上にある「ムラサキ小屋」で、Wさんが待っていてくださった。
83才とは思えないほどお元気で、平成元年からムラサキ栽培に情熱を注いでいらっしゃる方だ。
マスコミをはじめ、全国から研究家たちが大勢訪ねてきたそうで、その貴重な資料もいただいた。
万葉集にも登場するムラサキを、生まれて初めて見た。
その根は赤く、触っても指が染まる。古来から染料として用いられたわけだ。
根とは違って種は白く、つやつや光っている。
根をいただいて帰ったので、どきどきしながら染めてみようと思う。
Wさんとムラサキ
それから「道の駅とおわ」へ寄って、「おかみさん市バイキング」の昼食。
四万十川を見下ろす気持ちのいいレストランで、旅行客でいっぱいだった。
栗おこわ、チラシ寿司、各種てんぷら、ナスのたたき、から揚げ、こんにゃくの刺身、漬物、紫蘇カン・・・などなどで、1000円。
売店で「栗の渋皮煮」が一瓶2500円で売られていたのにはびっくり!!
確かに作ると時間はかかるけど・・・、こんなに高価なもの買う人がいるの?
マイ箸クラブの川ちゃんの作品展示もされていて、「川ちゃんにもご挨拶して帰ろうか」と突然だったが電話してみた。
山道を登り、自然の懐に包まれるような暮らしの川ちゃん宅へ。
おいしいコーヒーと手作りの天然酵母パンをいただいて、楽しくおしゃべりするうちに時間があっという間に過ぎた。
挨拶してすぐ帰るつもりだったのに、静かで時が止まったような居心地のいい空間にとろーんと和んでいた。
帰りに川ちゃんの田んぼも見て、心満たされて帰路についた。
ぜひ寄りたかった西土佐のケーキ工房で、お土産にケーキを三種類買った。
建物も可愛くて、きょろきょろ見ていたら、ポレポレ村長がお店の人に、「オーガニックマーケットに来てなかったですか?」
よく覚えていたなぁ。私はぜんぜん気づかなかった。隣だったみたい。
秋の一日、それも秋分の日にふさわしい貴重な一日だった。
9月21日(月)晴れ もうすぐ黄金錦の稲刈り
早期コシヒカリの稲刈りは終了して、新米を発送している毎日ですが、中期の黄金錦は今週が刈り取りです。
やはり一番おいしい時期をイノシシ君は見逃さない。棚田の田んぼ2枚に入ってました。
毎晩のように花火を上げに行ってたのに、ダメだったのか・・・。
メダカの住む棚田は「はーと・らいふ村」の自慢の一つ。
両側が雑木の山で、きれいな湧き水でお米を育てていて、「黄金の滝」と名づけている場所です。
秋になって稲が実ると、棚田の上から下までみごとな滝のような景色になります。今がちょうどその時。
でも、両側が山ということは、イノシシ君にとっては好都合この上ないわけですね。どこからでも出没しますもの。
今日はモクとハナを軽トラの荷台に乗せて、みんなで棚田に行きました。
軽トラに乗るのは2匹とも大のお気に入りなので、興奮して飛び乗りました。
田んぼに着いたとたん、ハナの方が踏ん張っててこでも動かない。
理由が分からない私が「どうしたの?」と問いかけていたら、
「ハナは花火の音が怖いんだよ」とポレポレ村長。ハナはちゃんと覚えていたんですね。
おっとり屋のモクを連れて棚田を見回り、あちこちでモクの毛をブラッシングして落としてきました。
こんなことでいかほどの効果があるのか分からないけど、何もしないよりはましと思うばかりです。
ポレポレ村長の話では、どこかの田んぼにストッキングに入れたものがぶら下げてあって、見たら髪の毛が入っていたそうです。
みなさん、いろいろ考えて工夫しているのですねー。
いまや村の田んぼは、イノシシ除けのネットが張り巡らされています。
その上、鹿の被害も出始めているそうですから、この先いつまでお百姓さんを続けられることやら。
「もののけ姫」の世界ですね。もともとはイノシシや鹿たちの世界だったものを、人間が住み着いて好きなことをしてきた。
農薬や除草剤を撒き散らしている地域もあるそうですから、動物が怒るのも無理はない気がします。
昔の自然に返せ、と反乱しているのかも知れません。
古代米(黒米)
9月20日(日)晴れ 7連休
絶好の運動会日和。雲ひとつ無い青空でした。
明日から代休を入れて7連休。
たまっている仕事をしながらですが、「秋を楽しむ一週間」にします♪
四万十町の十和に行って、絶滅危惧種の「ムラサキ」を栽培している方に会ってこようと思います。
先日、新聞の折り込みチラシで私の名前を知ったその方が、黒潮町の役場に問い合わせてきたのだそうです。
役場からうちに連絡があって、電話番号を知らせることにOKしたら、その方からかかってきました。
じつは、私も数年前に新聞でその方、Wさんの記事を読み、興味を持って切り抜いていたので、奇遇に驚きました。
しかも、お住まいが、私が昔住んでいた「小野」という地域でした。
懐かしいその村を訪ねて、Wさんとお話させていただくのを楽しみにしています。
ついでに「十和おかみさん市」のバイキングを食べて、西土佐に新しくオープンしたケーキ工房でおやつを食べて・・・
と食べる方も楽しみな計画です。
フエさんからも、「おいしいものを食べて、楽しいひと時を過ごしませんか?」とメールがありました。
金曜日の夜、「おうちパーティ」を開く約束をしています。
こちらもわくわく♪ 手料理とキャンドルと秋の夜を楽しみましょう。
キッチンで
9月17日(木)晴れ 栗の渋皮煮
栗の実が毎日落ちる時期になりました。
渋皮を傷つけないように鬼皮を剥き、重曹を入れた鍋でゆでます。
ピンクのとてもきれいな液が、たくさん採れますのでとっておきます。
何度もゆでこぼし、丁寧に筋を取り除き、ようやく砂糖を入れて煮ます。
冷めるまで浸けておいて、シロップ浸けで冷蔵庫に保存。渋皮煮のでき上がりです。
とても時間をかけて作るので、栗の実1個が高価な和菓子に匹敵するくらいいとおしい気がします。
ゆでた液は、とてもいい染料になりますから、一石二鳥ですね。
えもいわれぬピンクに染まりますが、「栗で染めた」と言うとびっくりする人が多いです。
茶色を連想するのでしょうね。
9月15日(火)晴れのち曇り 敬老のお祝いケーキ
午後から会があって行ったら、出席者全員がマスク、マスクの異様な風景にびっくり。
そうなのです。新型インフルエンザがいよいよ身近になってきて、大方中学校、中村中学校、みんな閉鎖中です。
長老にうつしてはいけないので、外出から帰ると外で手洗いをして、うがいも必ずしています。
私たちは免疫力が高いのでかかりにくいとは思っていますが、油断はできません。
今日はてっきり「敬老の日」だと思って、長老にお祝いケーキを作りました。
私が焼くのはカントリーケーキが多いのですが、今日は生クリームたっぷりのフルーツショートケーキです。
ぶどう、スイカ、メロン、黄桃、りんご・・・みんなころころが楽しい。
お祝いにはやっぱりこっちですね♪ ケーキとお花は人を幸せにします。
9月13日(日)晴れ 染め日和
今日も秋晴れのいい天気です。
涼しくなってきたので、そろそろ薪の準備をすることに。
四国電力さんがうちの山で切った木を置いていたので、軽トラで運びに行きました。
裏庭でチェーンソーで輪切りにして、それから薪割りです。
山荘にゲンさんがいたので久しぶりに話したら、平野に「海の家」をオープンするんだそうです。
サーファーのゲンさんの夢が、いよいよ実現するのですね。楽しみです。
午後から四万十町のOさんが希望していた、「ブルー系の染め」をやってみました。
くさぎなの実が、そろそろ染め頃ですね。きれいな色が出ます。
「浅葱色」というのでしょうか。ブルーの中でも、私は特に好きな色です。
化学染料のようなきつい色は、あまり好きではありません。
草木染めはどんなに濃く染まっても、自然に溶け込む色ばかりです。
ほんの140年前までは、日本人はみんな草木で染めて着ていました。
大地の色、自然の色に身を包むと安心するのは、人間もまた自然の一部だからでしょうか。
左から、くさぎな、びわ、栗のいが
9月12日(土)晴れ すっかり秋
もうすっかり秋です。
空気が澄んで、虫の音も一段とにぎやかになってきました。
5日に蒔いた小麦の種が出揃ったので、今日は2回目を蒔きました。
3種類あるので、それぞれ畝を違えて、間違えないように番号をたてています。
麦畑が自宅の庭なので、蒔き終わったら離れの縁側で休憩しました。
紫蘇ジュースと、朝拾ってきたばかりの栗。
7時から栗拾いに行ってきて、さっそく10時のおやつにゆでて出したのです。
なんてことない時間ですが、こういう暮らしもいいもんだなーといつも思います。
自然に沿った、季節を肌で感じる日々。
「植物や動物のように、ただ今を生きているだけでいいと思わない?」とポレポレ村長に言ったら、
「ただ生きているように見えて、植物や動物も必死なんだよ。」と言われてしまいました。
そうか、彼らなりの必死な毎日を生きているのか。
にんにくの種も植えて、お昼はガーリックライスを作りました。
午後から魚屋さんが来てくれて、鯛のお刺身を買ったらおまけにブリのアラをたくさんいただきました。
夕飯はアラとニラのお味噌汁を作ろうと思います。
ニラはいま白い花が咲いていますが、飾ってもよし、食べてもよしの欠かせない野菜です。
大根は抜き菜の季節です
9月8日(火)晴れ 木に登る原種の朝顔
日曜日の講座の参加者から、メールやお手紙が届いてうれしい毎日です。
人に喜んでいただくと、自分も幸せを感じるんですよねー。
主催者の0さんが、あふれた人に追加開催を告げると、「その時も講師はキリコ先生ですよね?」と聞く人が何人もいたそうなんです。
わぉ、誰? 10月25日に行ったら、懐かしい人と再会できるのかしら?
私の講座を提案してくださったのは、「農家民宿はこば」のおかみさんであるひとこさんだったのだそうです。
ひとこさんは、管理栄養士さんであり、四万十町の議員さんでもあり、とてもステキな女性です。
あこがれの「はこば」へむしょうに行きたくなって、ポレポレ村長を誘っているところです。
最近、「キッチンはこば」という喫茶店も近くにできたそうで、そこのオーナーさんもひとこさんと一緒に参加してくださってました。
ひとこさんと雰囲気が似た感じでステキな方でした。
ゆっくりお茶とケーキを楽しみながら、創作活動をしたいとお話しました。
私も、どっちかというとそういう「ゆったりまったり至福の染め時間」が好みです。
今日、庭に出たら、高い木の上に野生の朝顔が咲いていて、写真に撮りました。
木に登る朝顔ですね。朝顔の花もきれいな色が出ますが、木に登って咲いているのを摘みたくありません。
くるみの木にも、もみの木にも、てっぺんまで這い登ってたくさん花を咲かせています。
原種の朝顔は珍しいらしく、苗を欲しいという人も・・・
9月6日(日)晴れ 四万十町へ
楽しみにしていた四万十町へ!
奈々ちゃんと3人で待ち合わせて、まず「於母家」で昼ごはん。
オーナーのみかちゃんが「がんばったのよー」とご馳走を作って待っていてくれて、
すごくおいしい「おまかせ御膳」をいただきました。
中でも、「オクラの冷スープ」が大人気! ついにはレシピを習ってしまいました。
オクラはまだ毎日収穫できます。
天ぷらにしたり、味噌汁に入れたりしていましたが、冷スープがだんぜん絶品です。
それから教室会場へ移動すると、もう早い受講生が見えていました。
9時にスタートした申し込み受付が、30分で定員いっぱいになったそうですが、
あふれた人も今日の2倍いるそうなんです。
10月25日に再度あふれた人たちを対象に、午前と午後の2回開講することになりました。
新型インフルエンザで欠席者がでるのではないかと心配でしたが、
1人の欠席もなく、みなさんすごく熱心で気持ちのいい教室でした。
やっぱり、何度も「ほんとに無料なんですか?」と念を押す人がいましたね(笑)
主催者さんに感謝しましょう!
0さん、お疲れさまでした。
9月5日(土)晴れ 小麦の種まき
新しい品種の小麦の種を蒔きました。
パンに向くもので、たんぱく質が12〜14%も含まれています。
驚くなかれ、1月に刈り取り予定です。
今年は、小麦栽培の面積を増やす予定。
自給率がとても低いのですね、小麦は。
北海道が有名ですが、高知でも十分に育てることができます。
それを実証しています。
9月4日(土)晴れ 山栗といちじくとお芋
いい季節になりました。
明日が満月なので、月がとてもきれい。秋の虫たちもにぎやかになってきました。
庭は、夏野菜たちがまだまだがんばっていますが、大根の抜き菜も食べられるようになりました。
そして、大好きないちじくの季節。
ぱかっと開くとすぐに鳥に食べられてしまうので、毎日採りごろなのを物色しては食べています。
例年、白ワインで煮て、コンポートにして保存しますが、ほんとうにおいしくていくらでも食べられる。
お芋もそろそろですね。全部掘る前に、食べる分ずつ掘って食するのが「季節感」があります。
ビタミンCも多いから、新型インフルエンザなんかに負けない体力をつけなくちゃ。
今日初めて、山栗も食べました!
馬荷に自生している山栗は、「七立栗」ななたてぐりと呼ばれていて特産品です。
弘法大師がくれた栗という言い伝えがあり、別名「大師栗」とも呼ばれています。
年に七回実をつけるかどうかは怪しいですが、小さくてころころしていて甘い栗です。
子どもの頃は、この季節になるとよく山に採りに行ってました。
今はもう山が放置されて荒れ、道も無くなってしまいましたね。
「七立栗保存会」ができて、耕作放棄した畑に植え付ける人も出てきています。
明日は、小麦の「めぐみちゃん」を蒔きます。
初めての土地に慣れ、すくすくと育ちますように・・・。
右端がいちじく。オクラ、ゴーヤ、きゅうり、ピーマン、ナス、トマト・・・まだ育ってます。
9月1日(火)晴れ お寺の桜の木、さまざまな木のスプーン
高知市のあるお寺さんから連絡をいただいて、庭の桜の木を切ったものを預かってきました。
20年前にご長男さんが誕生された記念に、お寺の庭に植えた桜の木。
みごとに大きく成長していましたが、これ以上大きくなると塀が壊れてしまうので、やむを得ず切ることになったのだそうです。
何か形あるものにしてよみがえらせたい・・・、その願いに応えてテーブルとお箸を作ることになりました。
いかにもポレポレ村長が喜びそうな仕事。
でも、乾燥しなければならないので、「1年先になりますよ」と説明して解っていただきました。
お箸は檀家のみなさまに、桜の木の思い出に配るのだそうです。
切って1カ月になるという桜の木から、みずみずしい葉っぱが芽を出していました。
「まだ生きているんですねー」と言いながら、みんなで桜のいのちに感嘆しました。
さて、以前に予告した「マイスプーン作り教室」。
11月1日(日)午後1時から、四万十市の「サンリバー四万十」で開催決定しました。
こちらは、さまざまな木を講師の自然爺さんが持って来てくださるそうなんです。
私もやる気まんまん。好きな木を選んで、マイスプーンを作れるなんてうれしい。
定員20名です。今から受け付けていますので、興味ある方は申し込んでくださいね。
自然爺さんは、今年の「愛のはし渡し大賞」受賞の松岡正宣さんです。
牧野植物園にお勤めですので、いろいろな木について詳しい方ですよ。
ご一緒に楽しく作りましょう♪
月光桜
2009年8月の暮らし
8月22日(土)晴れ 土佐琵琶
お寺の住職さんからご案内状をいただいて、「土佐琵琶演奏会」にポレポレ村長と行ってきた。
昼間とはぜんぜん違った雰囲気のお寺には、大勢の人が聴きに来ていた。
私は「土佐琵琶」という言葉すら初めてだったが、「耳なし芳一」や「七人みさき」の怪談話はもちろん知っていたし、琵琶の演奏で語られるのは興味深かった。
暗いので撮影には苦労したが、お寺を舞台にしたのはいい発想だ。
雰囲気がぴったりで、琵琶の響きも語りも一段と心に沁みるようだった。
お接待でエビスビールやワイン、焼酎、日本酒、コーヒー、お茶など、自由に飲みながら聴けるというのもうれしい。
それにしても、土佐には私の知らないいろいろな文化があったのだ。
こうして継承していく人々の存在は貴重だ。
ここのお寺は、何も無かった山に住職さんがつぎつぎにお茶室や護摩堂を建てられて、ついに本堂の建築に着手している。
瀬戸内寂聴さんとも親しくしていらっしゃって、住職さんとお二人の先達で「四国八十八カ所巡礼」のとき、私もお供させていただいたことがある。
数年前、古代蓮をいただいてうちに移植して以来だったので、久しぶりのお寺訪問だった。
8月19日(水)晴れ 秋の気配
お盆を過ぎると、朝晩は秋の空気に変わりました。
もともと昼夜の温度差が大きい村ですが、昼間の暑さがうそのような涼しさです。
例年より少し遅れて、新米も刈り取り乾燥中。もうすぐ発送できます。
庭はルドべキアが終わって、百日紅やヒメトラノオ、白いユリの咲く季節。
キキョウやおみなえしなど、秋の花も咲いています。
野ぶどうが色づきはじめ、エゴの実を食べにヤマガラが来ています。
コツコツと大きな音を立てて上手に割るので、ゆめが目を丸くして眺めていますね。
そう言えば、この音にびっくりして「キツツキだ!」と言った子どももいました。
この季節、私が待っている実はエゴではなくて、クサギナの実。
そろそろ黒く熟れてくる頃。とてもきれいなブルーの染料になります。
週末は染めてみるかな?
椅子に座るゆめ
8月14日(金)晴れ お盆と冷菓
今日から3日間は稲刈り小休止、お盆休みです。
昨日、四万十市に出かける途中の田んぼでは、稲刈りの横で田植えをしていました。
見渡すと、黄色く実った田んぼと、植えたばかりの苗が風にそよいでいる水田の両方があります。
そうかー、たばこを収穫した後に、この時期が田植えなんですね。
四万十市はやはり帰省の人の姿が多く、県外ナンバーで道路も渋滞しています。
民族大移動の時期は、うちはどこにも出かけません。
例年、15日夜に入野の浜辺で開催される「花火大会」に行くくらい。
お墓の掃除とお盆のまつりごとをして、お盆の来客があるのでごちそうの準備をします。
あとは、毎年、母の里にお供えものを届けるくらいかな。
今年はちえこさん手作りのアイスクリンを5リットル買って、私が作って冷凍しておいたやまももシャーベットと両方を器に盛ってお出しすることにしました。
見た目もきれいだし、ここ数日35度の暑さでは涼しいものが一番うれしい。
アイスクリンは、土佐を代表する冷菓です。
ちえこさんが作って販売していることを知って、
「黒砂糖入りアイスクリンは作らない?」とか、いろいろ提案しています。
プレーンとココアの2種類あるみたいだけど、うちはプレーンしか買ったことがありません。
やっぱり「アイスクリンの味」、ですもんね。
・・・と言いつつ、黒砂糖入りを提案するのは矛盾してますね(笑)
一針一針丁寧に刺し子した、お箸袋大賞の田中清子さまの作品
8月11日(火)やっと晴れ エコ封筒
ようやく晴れたら、猛烈な暑さに。
10分くらい草を刈ったら、汗がタラタラ流れ出ます。
これ、オーバーな表現ではないんです。
目に沁みて、開けられなくなる。
2時間で衣服はびしょびしょ、限界です。
それ以上は無理して続けないことにしました。
途中でも、また次にすればいいのですから。
ポレポレ村長の弁では、草刈り機が古くなっていて振動がひどく、手がしだいに疲れて重くなるのだそうです。
どうりで終わってもしばらくはジンジンしびれて、腕が痛いはずですね。
シャワーを浴び、衣服は全部洗濯して干して、手紙の返事を何通も書きました。
窪川のSさんがいつもくださる「手作り封筒」を、もう何年愛用することでしょう。
包装紙を捨てないでおいて、お習字の紙と重ねて封筒の形にしたものです。
ひとつひとつ丁寧に作りためたものを、お会いするたびに何十枚もいただいています。
なんだかとても愛おしい封筒で、毎回「どれを使おうかな」と迷っては、その人に合った封筒を選んで出します。
私も真似て作ろうと、始めました。
これがまたおもしろい。
「捨てるものを再び活かす」・・・というのが、大好きです。
自分が作ったもので一番のお気に入りを、Sさんに出しました。
うふふ、びっくりして、喜んでくれるかな?
しばさんの「地獄箸」は会場の話題をさらいました。箸置きも何もかも手作りです。
8月9日(日)豪雨 化学肥料を使わない稲は強い!
記録的な豪雨にみまわれましたが、みなさま被害はありませんでしたか?
さまざまなイベントが中止になってしまい、がっかりされている人も多いでしょうね。
稲刈りの時期の豪雨や台風は、実った稲を倒伏させてしまいます。
昨日まで立っていたあちこちの田んぼが、べたーと黄色いじゅうたんを敷きつめたように見えます。
そんな時強いのが、「はーと・らいふ村」のお米たち。
めったなことでは倒れません。
「あれー!?」と驚いていた私ですが、だんだんと理由が分かってきました。
まず、第一は化学肥料を使わないことでしょうね。
へたに太っていないから、自分で立っていられるんだと思います。
草の力も大きいかも。
除草剤を使ってないから、比べたら一目瞭然、草の多さがぜんぜん違います。
まったく草が無い田んぼと違って、草の中に稲が立っている・・・といった感じのうちの田んぼは、
周りの草が支えて稲が倒れないのかも知れません。
無農薬のお米の強みです。
逆に、弱いこともある。
今回もたぶん・・・、どこかの田んぼの岸が崩れていると思いますね。
小動物がいっぱいの田んぼには、モグラもとても多いわけで、岸に穴をあけられてしまうんですね。
豪雨のたびにどっかが崩れて、その補修が大変です。
新米収穫ももうすぐです。
早くからりと晴れて、いつものようにトンボやバッタが飛び跳ねる中で、稲刈りができますように。
8月8日(土)晴れのち雨 マイはし、マイスプーン
コンテストの作品紹介がすっかり遅れている間に、「マイはしクラブ」の川ちゃんがご自身のブログで詳しく紹介してくれました。
ありがとう、川ちゃん! http://40010111.blog75.fc2.com/
また、私たちは300人あまりの人が参加しているML「たからちゃんネット」のメンバーの1人(いや2人)なんですけど、
たからちゃんのブログでも取り上げていただいて、ほんとにありがたいですね。
至らない点を多くの人にフォローしていただいて、「愛のはし渡し大賞」受賞作品を大勢の方々にご覧いただいています。
今年も学校単位で作品を送ってくださった「いの中学校」のみなさん、ありがとうございます。
また、清水高校の先生も作品展にお越しくださって、ずいぶん前からマイ箸を使っているとおっしゃって見せてくださいました。
昨年は梼原高校の先生がおいでいただいて、学校ぐるみで取り組んでいるお話をうかがいましたが、
保育園や学校現場で広がっていくのは、とてもうれしいことです。
今の子どもたちは、鉛筆を削る体験がありません。
「おはし作り教室」に行くと、まず小刀やカッターの持ち方から教えなければ削れません。
最初は危なっかしい手つきの子どもたちも、すぐに慣れて夢中になります。
ひのきのいい匂いを感じながら、集中して削る、少しずつ形が生まれていく・・・
その過程がおもしろいんです。
じつは、私自身も夢中になって、夜な夜な削っていた時期がありました(笑)。
おもしろくなって、何膳も削ってマイはしを作りました。
ひとつひとつ違う。それなのに、全体で見ても私が削ったものだと分かる。個性がどうしても出るのです。
もの作りににじみ出てしまう、その人らしさ。
そこがまたおもしろいと思うし、コンテスト作品の一作一作に感動するゆえんかも知れません。
さて、秋には「マイはし作り教室」と並んで「スプーン作り教室」も開催する予定です。
これがまた、かわいいんですよねー♪
講師の先生のご都合がついたら、詳しくお知らせしますので、お楽しみに。
特別賞受賞のエンジュのお箸は、長野県の滝沢さまの作品
8月4日(火)晴れ 「愛のはし渡し大賞」発表
第2回My84コンテストは、「大切な人にお箸を贈ろう!」をテーマに「愛のはし渡しコンテスト」でした。
県内外から52点の応募がありました。みなさま、ありがとうございます。
今年も審査員さんが時間をかけて審査の末、下記の通り決定しました。
受賞されたみなさま、おめでとうございます!
8月1日〜4日の黒潮町での作品展を皮切りに、11月11日の「こうち山の日」まで、県内各地で「作品展」ならびに「マイはし作り教室」を展開します。
また、HPでも写真を添えて作品紹介をしていきますので、ぜひご覧くださいませ。
肝心なときにパソコンが壊れて、まだうまく写真掲載ができません。ごめんなさい。
昨年、大賞受賞の川ちゃんが、「4日はブログジャックしよう」と提案してくださって、
今日はいろいろなブログで「マイはし」が話題にのぼりました。
みなさん、ご協力ありがとうございます♪
■愛のはし渡し大賞
★筒井 永幸・筒井 文さま(香美市) ★松岡 正宣 さま (高知市)
■お箸袋大賞
★岩城 礼子 さま(神奈川県) ★田中 清子 さま (高知市)
■特別賞
★滝沢 輝雄 さま(長野県)
■小中学生の部
★益岡 瑞季 さま(四万十市立大用中学校3年)
お箸袋大賞の岩城さまの作品。しまへびさんは5歳のお嬢さんのリクエストとか。
8月2日(日)晴れ 新聞掲載
今朝の新聞に作品展のことが出た。
昨日、記者さんが写していた、展示を見ている親子の写真が掲載された。
とてもいい感じの写真だった。
今日、会場に年配のご夫妻がそろってお見えになって・・・
「責任者さんはいますか?」
ポレポレ村長は、一瞬苦情かと思ったよと、あとで打ち明けてくれた。
写真のお母さんの両親、つまり子どもにとってはおじいちゃんとおばあちゃんが、わざわざお礼を言いに来てくださったのだった!
もちろん展示もご覧になって、とても喜んで何度も挨拶をしてお帰りになった。
昨年の「第1回作品展」でも、写真が載った姉弟の家族から、わざわざお礼のハガキが届いた。
新聞に載るって、家族や親戚やご近所さんや・・・、みんながうれしいことなんだなぁ。
記者さんにも、うれしい話をお知らせしなくちゃ。
裏話だけど、昨日会場で取材撮影のとき、実を言うと小さいお子さんがむずがって大変だったのよね。
眠くなる時間だったのかも知れない。
記者さんが一生懸命親子を撮ろうとして苦心していたので、私も横から木のおもちゃなど渡して機嫌をとろうとしたのだった。
お母さんの腕に抱かれていたその子は、ころころアニマルを受け取ると思いきり腕をふりあげてコンクリートの床にたたきつけた。
大きな音が響き、一瞬私はころころアニマルが「割れた!」と思った。
私の失敗だ。急いで拾い上げて、おもちゃの隅々まで点検した。
あれだけ高いところから、大きな音をたてて投げつけられたのに、ビクともしていなかった。
動物の形も欠けてないし、4つの車輪もばらばらになっていなかった。
びっくりしたし、改めてポレポレのおもちゃは丈夫なんだと感心した。
ポレポレ村長にそう言うと、「車輪はぶなだし、黒檀のクサビで留めているからね。ちょっとやそっとではビクともしないよ」とのこと。
そのころころアニマルは、「MIYU」ちゃんのもとへ。
小さなおもちゃに、心を込めて3種類の木が使われていることに、大きくなったら気づいてくれるかな?
今日も一日、お世話になっている「森と緑の会」さんや川ちゃん、作家さんや麻乃さんや保護者の方・・・、楽しく話がはずんだ。
にこにこ対話をしながら一日を過ごすことは、ほんとにいいことだ。
愛のはし渡し大賞、筒井さまご夫妻の作品
8月1日(土)晴れ ビオスおおがた情報館
何度か立ち寄ったことはあるものの、こんなに長い時間を過ごすのは初めて。
「My84コンテスト作品展」がスタートし、4日まで。
初日だけでもはやいろいろな出会いがあって、とても楽しかった。
やはり夏は観光客が多い。
どっと入って来るたびにいろいろ聞かれて、半分「観光案内」をしていたような・・・。
じっとお箸に見入っている人にときどき声をかけてみるが、ほとんど県外の人だった。
以前にうちに来てくださったことがあるご夫妻が偶然立ち寄って、
「いやー! 娘が出品しちゅう。なんちゃあ言いよらんかったに。」
「娘さんはお仕事してらっしゃるんですか?」
「窪川の○○保育所です」
「まあー、私たちそこへ近々おもちゃを持って伺うんですよ。うれしい出会いですね!」
つながる、つながる。そんな喜びの声が続出するのが、うちのイベントの特徴かも知れない。
明日は、午前10時と午後1時30分から、2回「お箸作り教室」。
ゆずの木のお箸 (松岡さまの大賞作品)手に取りくんくんする人が多かったですね!
2009年7月の暮らし
7月31日(金)晴れ うれしい出会い、なつかしい再会
梅雨明け。私はもう明けているのかとばかり思ってました。
いそいそと梅干も乾して保存し、人より早く「夏本番」気分でした!(笑)
今回のお箸と箸袋コンテストのテーマは、「愛のはし渡し」。
今日が締め切りでしたが、温かくほっとする作品が多かったですねー。
ほのぼの感動しています。
あっと驚くユニークなお箸も、日本海側の町から届きました。
明日、午前中準備で、午後1時オープンです。
みなさま、ぜひお越しくださいませ。
黒潮町56号線沿い、「ビオスおおがた情報館」です。
今日はまたうれしい出会いもありました。
四万十町のお二人が、9月の教室の打ち合わせに初めて訪問してくださったのです。
京都からのIターンで、3年目になのだそう。
県内で活躍されている移住者の方が、ほんとに多いなぁと村長と話しました。
新聞の折り込みチラシに入るそうですが、これがまた参加無料でラッキーな教室なんですわ。
定員20名なんてあっという間に超えて、主催者さんはご苦労されるのではないでしょうか。
大好きな四万十町。
振り返ってみると、窪川、大正、昭和、十和、大奈路・・・と、私はこれまで四万十町で大変お世話になってきました。
指折り数えて合計してみたら、9年間にもなります。
顔写真を撮ってくださると聞き、あわてて「ちょっと待ってください!」。
髪を直し、口紅をぬりました(あまり変わらなかったけど)。
「あらー!? キリコさんやー、懐かしい」
と見てくださる方が何人いることでしょう。
助手の奈々ちゃんも、教室デビューです。
さあ、わくわく楽しくなってきた♪
7月27日(月)晴れ 「お箸作り教室」とコンテスト展示会
ホームページはまだまだ修理が必要ですね。
もともと稚拙なものが、ぼろぼろになっててごめんなさい。
先日お知らせした「第2回My84コンテスト」の応募作品展が、8月1日午後1時からスタートです。4日まで。
県内外から、今年もユニークな作品や見ごたえのある作品が集まってきています。
みなさん、ありがとうございます♪
会場は、黒潮町の道の駅、「ビオス大方情報館」です。
8月2日(日)には、「お箸作り教室」も開催します。
午前10時からと午後1時30分からの2回ありますから、ご都合のよい時間帯にぜひいらしてください。
8月4日は、「マイはしの日」です。
あなたの大切な人に、手作りのお箸を贈りませんか?
バレンタインデーにチョコレートを贈るのではなく、「マイはしの日」にお箸を贈る習慣を広げたいな♪
7月25日(土)雨 部分日食と4人目のMさん
パソコンが壊れて、不便な一週間でした。
みことさんにすっかりお世話になって、なんとかホームページ更新までこぎつけてもらったけど、うまくいくかな?
ところで、みなさん、日食はごらんになりましたか。
こちらは朝からどしゃぶりの雨で、「こりゃ、無理だわ」とあきらめて出勤したんですよね。
ところが10時40分頃雨があがって、なんと日食が見えたのです!
「奇跡!」と思いました。
88%の部分日食でしたが、しっかり見ることができて感動しました。
もうひとつの感動は、先日日記に書いた作家のMさんが、訪ねて来てくださったこと。
それも、4人目のMさんを連れて・・・。どこまで重なるのだろう。これも奇跡かも。
作家のMさんとは初めてお会いするのだけど、なんだか懐かしい気がしました。
新聞などでよく拝見していたからでしょうか。
初めて、Mさんの小説に挿絵を描いてほしいとM部長から電話をもらっていたことを打ち明けました。
「まあ、キリコさんが描いてくださったらよかったのに・・・」
「ごめんなさい!」
4人目のMさんは、長いお付き合いの友達だそうで、「次男がキリコ先生にお世話になりました」!?
「だから、キリコ先生にどうしても会いたくて、ついてきたんです。」
「まあ! あの・・・お名前は・・・?」
「Mです。」
お名前を聞いて、私も村長も目が丸くなりました。
「テレビや新聞でいつも見てました! あのMさん!?」
高知は狭いけど、こんなにつながるとはねぇ。驚いてしまう。
生き生きして、自分の生き方を貫いていて、おしゃれで、ほんとに素敵なお二人のMさんなんです。
楽しくてお話が尽きない。
またお会いする約束をしました。
現在は館長になっている、元高知新聞のM部長のところへ、一緒に訪問しましょうという話も。
私の人生に大きな影響を与えてくださる人たちです。
7月18日(土)晴れ ブルーベリー酒
36.2℃ !!
いや、お酒のアルコール度も同じくらいだけど、今日の気温の話。
高知の夏は、空気が燃えるように暑い。
地球がいよいよ変化しているんだなと思う。
梅雨明けを待ちかねて梅干しを乾したが、ベランダに出ると素足の裏が熱い。
いい色になったのを、ピンに入れて保存する。
今年も、1年分は大丈夫。
ブルーベリーも、ジャムとお酒にした。
やまもも酒と並んで、色がとてもきれい。
氷と炭酸で割ると、色は薄くなるがそれでもきれいなバイオレットだ。
目と舌とのどと、両方で楽しむ。ちょっとはまってる。
左からブルーベリージャム、ブルーベリー酒、やまもも酒
7月12日(日)晴れ スズキを釣った
ポレポレ村長、久々にスズキを釣ってきた。
72.5cm、3sの形のいい雌のスズキ。
ゆめは興味しんしんで、くんくん鼻を近づけてみるが、噛み付かない。
魚は大好きなのだけど、大きすぎて手が出ない、いや口が出ないのかもね。
魚拓をとって、さばく。
明日は朝から、お刺身とアラの味噌汁だな。
モクにもハナにも、ゆめにもごちそうあげるからね。
7月11日(土)晴れときどき雨 「アセンションへのいざない」
いつでも読みたい本が何冊かそばにある。
最近、その冊数が多くなっていて、時に10冊以上じっと待っていてくれたりする。
昨日は、お待たせ本を押しのけて、必要に迫られて有川浩さんの「図書館戦争」を読んだら、これがおもしろい。
久々に「やめられない、とまらない」を味わった。
今日は、思いがけず筆者からの贈呈本、「アセンションへのいざない」が届いた。
小松英星氏、高知県出身、東大卒業後大手企業に勤務。
カリフォルニア大学バークレー校大学院留学。
地球の新時代に向けた啓蒙活動家として、世界的に有名な人。
「アセンション」に関する研究と著書多数。
教祖様みたいに信奉しているファンの一人が、九州からうちに訪ねて来てくれたときに初めてその名前を知ったのだった。
その後、氏が唐人駄場を訪問する時に、うちにも立ち寄ってくださる幸運が。
「いまを生きる」ことの大切さや、「エコは消費しないこと」など、その主張に大きくうなずくことが多い。
今月初旬、新刊「アセンションへのいざない」が出版されると知り、私も書店に注文しようとFAXを書いたとたんだったから驚いた。
ラッキー!! ありがとうございます。
さっそく読み、「大勢の人に紹介したい」とまず思った。
7月4日発行、アーバンプロ出版センター、900円+税。
7月7日(火)晴れときどき雨 満月の七夕
七夕、そして満月なんて、めったにない夜ですね。
昨夜のお月さまも、神々しいほどきれいでした。
同じお月さまを、日本のあちらこちらで、世界のあちらこちらで・・・、みんなどんな思いで眺めているんだろうなと、ふと想ったりしていました。
暴動や飢餓、争いが無くならない世界は、悲しいことです。
決して他所の出来事ではなく、私自身と深く関わっていることを忘れてはなりません。
祈りつつ、声を出していこうと思います。
このところ、「村便り」に写真を載せられなくなっています。
ライヴも鮎のしゃくり漁もしっかり撮ったのだけど、デジカメが壊れて接続できなくなってしまいました。
休みができたら、カメラ店に持っていかなきゃ。
明日は四万十川をカヌーで下ります。
「遊んでばっかりやねー」と、村長が驚いてる。
えへへ、いい学校ですね♪
庭はそろそろブルーベリーの収穫期。
今年もジャムを作ります。
ブラックベリーはもう少し先ですね。まだ赤い。
これが真っ黒になってきます
7月4日(土)晴れ 取材
本の取材があって、ライターさんとカメラマンさんが来訪。
10月1日発行予定だそうで、出来上がったらまたご紹介しますね。
ポレポレ村長はカメラマンさんにレンズのことを教わり、私はライターさんの仕事に興味しんしん。
せっかくの出会いだから、逆取材もありがたいことです。
取材が終わってから、四万十市に出かけてポレポレ村長の誕生日の前夜祭をしました。
水量が増えていた四万十川でルアーを投げて、スズキ釣りもしましたが、はずれ。
明日は朝から、愛媛県に撮影に出かけるようです。
夕方は、バースディライヴ。アーティストは桑名晴子さん。桑名正博さんの妹さん。
今日、高知市でライブがあり、明日は馬荷でシークレットライヴです。
楽しく充実した一日になりますね。1日早く、おめでとうございます♪
7月2日(木)晴れ 鮎のしゃくり漁
昨日から四万十川の鮎漁が解禁。
今日は梅雨の晴れ間の一日で、伝統漁法の鮎のしゃくり漁を楽しみました。
しゃくり棒と箱めがねで獲る、とてもシンプルな漁法です。
私は昨年に続いて2度目ですが、今年も水がきれいで冷たくて、とても気持ちがよかった。
獲り立ての鮎や手長エビをその場で塩焼きにして食べるのは、やっぱりおいしい!
猫ちゃんには骨を、家族にはぴちぴちの鮎をもらって帰りましたので、夕食はごちそうでした。
天然鮎と養殖鮎はぜんぜん違うし、大和手長エビと南手長エビを食べ比べたり、今日はいろいろ勉強しました。