2010年12月の暮らし

12月31日(金)雪
 2010年、ありがとうございました

静かな静かな雪の大晦日です。

昨夜から雪が降っていたので、予想したとおりの銀世界。


年末年始は毎年判で押したような日々です。・・・と昨年の暮れにも書いていますが、今年は雪だけが想定外でした。

29日は大掃除と餅つきの準備、30日がお餅つきとお正月さまの飾り、31日がおせち料理づくり。

野菜も全部雪の下に埋もれていて、かき分けながら収穫するのも南国では珍しい。

雪を見ながら、のんびりまったり料理しつつ、この1年を振り返っています。

今日に続く明日なのだけど、明日からは2011年がスタートすると思うと気分もすがすがしくなります。

節目があるというのは、いいものですね。リセットして再出発できます。

元旦はお歳とりの行事のあと、午前中は三社の氏神さまに初詣とお墓参り、午後は年賀状のお返事書き。

2日は初会といって、地域の全員が集まって取り決めをする大事な総会があります。

それも、朝8時からですよー。都会の人には、驚きですよね。

この1年、多くのみなさまにお世話になり、無事2010年も暮れようとしています。感謝のほかありません。

新しい年2011年も、どうぞよろしくお願いいたします。

平和な1年でありますように、すべての人々が幸せな1年でありますように、祈ります。

 
お外にでられそうも無いにゃん(この後元気に飛び出しましたー)

12月27日(月)晴れ 
読売新聞「いのちを見つめるフォトコンテスト」

年内もあと少しになって、うれしいニュースが舞い込みました。

読売新聞社主催のフォトコンテストに、ポレポレ村長の「未来へ」が入選。

来年2月10日に、帝国ホテルで表彰式と祝賀パーティがあるそうです。

賞金と交通費、宿泊費、ともに主催者さんが出してくださって、ご丁寧に付き添い(?)のホテル代もお知らせくださってました。

帝国ホテル! 行ってみたいですねぇ。それよりも審査員の椎名誠さん、織作峰子さんにお会いしたいー♪

ポレポレ村長は椎名誠さんのファンで、愛用のカメラバッグにサインしていただいています。

それだけに、今回の受賞はほんとによかったですねー。おめでとうございます。

以前、築地の朝日新聞社で「アサヒカメラ年度賞1位」の表彰式があったときは、ちゃっかり私も付いて参加しました。

表彰式のあとの立食パーティも、新宿のニコンギャラリーでの写真展示会も、全部参加して存分に楽しみました。えへへ。

今年、写真コンテストの入賞はかなりあったように思います。

■NHKワールドカレンダー写真コンテスト入賞(審査員・浅井慎平氏)

■第1回四万十川写真コンテスト入賞、サンリバー四万十賞(審査員・本田祐造氏)

■四国電気協会機関紙表紙写真コンテスト入賞(平成25年9月号の表紙になります)

来年はいよいよ、私たちが主催する「砂浜写真コンテスト」の審査と発表があります。

締め切りは3月31日。どんな写真が集まるか、入賞するか・・・、今からわくわく楽しみです。

審査員は、野村訓氏。


 
2匹だとあったかいねー。オスのまるがいつもゆめの肩に手をかけてやっています。逆はない。

12月25日(土)初雪 
紫芋とバナナのパイ

朝からチラホラと初雪。一段と寒さも本格的になりました。

昨日は一日キッチンで料理を楽しみました。

まずは、紫芋パイ。小麦を粉に引いて、全粒粉でパイ生地を作ります。

土佐紅芋だったら林檎が合いますが、紫芋に林檎はピンときません。色彩的にもバナナです。

すごくきれいな紫色は、焼いても変わらず鮮やかでした。

クリスマスケーキって感じではないけど、そもそも市販のクリスマスケーキ自体が外国には無いものらしいですね。

うちにある小麦と紫芋で焼くのが、我が家らしくていちばんいいかな。

続いて、ローストチキンのカブ詰めハーブ焼き。

七面鳥ではなく丸ごとチキンが手に入りましたので、おなかにカブとハーブを詰めて、オリーブオイルとハーブをまぶして焼きました。

じっくり90分。ローズマリー、タイム、ローリエの香りが家中に漂い、皮がぱりっとキツネ色になってきたら出来上がり。

骨もやわらかくなっていたので、ワンコもにゃんこもごちそうに大喜びでした。

あとは、いつものトマトときのこのピザ。これも全粒粉を使うのが我が家流で、いちばんおいしいと思います。

もちろん強力粉もプラスしますが、四万十手仕事市の武市さんにいただいた「へいあん強力粉」。

北海道産で、MOA特別栽培小麦。MOAは肥料も使わないこだわりの農法なのですね。

いろいろ教えていただくことが多くて、持つべきはいい仲間だなあと感謝です。

そして、今日かかってきた電話。来年の「春分の日」に企画されるステキな集いのお誘いでした。

わぁー、今から楽しみです。すごくエネルギーの高い、特別な日ですもの。そのことをご存知なのかしら?

ステキな人たちと交流する幸せな時間・・・、人生の楽しみはそういうことだという気がします。

やっぱり、持つべきはいい仲間たちですね。



12月20日(月)晴れ 
風の谷へ

朝、霜で真っ白でした。

ハーブや夏の野菜たちはすっかり霜枯れしてしまい、庭は茶色になっています。

その下からストロベリーキャンドルが芽を出し、11月に蒔いた麦も10cmほどに伸びています。

麦踏みの季節ですね。もっとも夏まき小麦のほうは、とっくに穂を出しそろそろ熟れてくる頃で、見た人が驚きます。

畑は冬野菜たちの収穫期。かずき大根はおでんや煮物、鍋物に、チンゲンサイ、ほうれん草、白菜、かぶ、春菊、人参・・・。

花はミニバラとローズマリーが咲き続け、裏庭の山茶花が盛りなので、切っては花瓶へ。

目立たない花ですが、ヒイラギにも白い花が咲いています。

庭にはヒイラギが4本あるのですが、それぞれ種類が違い、西洋ヒイラギのほうは真っ赤な実のつく季節です。

クリスマスホーリーの呼び名のとおり、クリスマスリースにびったりなので毎年重宝しています。

今年も西洋ヒイラギだけのシンプルリースを、玄関に飾りました。


午後からポレポレ村長と、久しぶりに「風の谷」へ。

一昨年の秋、みんなで植えた木々たちを見て来ました。ケヤキの成長がめざましく、クヌギもコナラも生きていました!

鹿が出没しだして、もしかしたらやられているかも知れないと心配していたので、ひとまずほっ。

梅につぼみがたくさんついていたので、初夏にはみんなで採りに行こうと思います。

それまでに草刈りですね。木々の周りだけ刈って帰りましたが、雑草が背丈よりもはるかに高く生い茂っています。

放置しておいたら、「風の谷」は再び山に返って、イノシシや鹿たちの棲みかになるのでしょう。

「もののけ姫」の世界。あの映画はいち早くメッセージを発していたのだと、改めて思い出します。

「風の谷」の奥深く、すでに山になっている場所にも、田んぼの跡がたくさん残っていました。

しみじみ時代の流れを感じます。




12月15日(水)晴れ 
モミの木

クリスマスシーズンだけど、今年はまだツリーの飾りつけもリースも作っていません。

飾りつけと言ってもうちはシンプルなもので、毎年クッキーを焼いてモミの木に吊り下げ、イルミネーションを飾るだけです。

小さいお客さんが来たら、そのクッキーをはずして食べてもらったりしていました。

ジンジャーマンとツリーと★型。3種類の全粒粉クッキーです。

シンプルツリーでも、モミの木は本物です。初代のモミの木は大きくなって鉢では苦しそうなので、庭の真ん中に移しました。

そしたらみるみるうちに大きくなって、3〜4mはあるのではないでしょうか。

図書館とか量販店とか、大きなツリーを飾るところに差し上げたいと、うちで話しているうちにクリスマスが近づいて・・・。

先日、町の図書館に行ったら、もうツリーが飾られていましたけど、ヒノキ。

「あらー、モミの木差し上げようと思ってたんですが・・・」と言ったら、職員さんが「このモミの木もいただいたんですよ」。

びっくりして「これはヒノキです」と言ったら、「えっ、モミの木では無いのですか?!」って。

絶句。どう見てもぜんぜん違う木なのに・・・。

職員さんがそう言うなら、図書館に来て「わぁ、きれい」と見る多くの子どもたちも、ヒノキをモミの木と思いかねない。

なんだか恐い気がする。魚の絵を描くと言って、切り身を描いた子どもを笑えないのと同じだ。

大人が米と麦の違いも分からず、木も野菜も虫も魚も区別がつかない人が多くなっているのかも知れないなあ。

そういえば、役場の近くに大きな大きな「人権標語」の看板が立っていますけど、誤字がそのまんま。

もう何年もそのまんまなのと、あまりに目立つ看板なので、私はずっと誤字が気になっています。

町役場が立てたのでしょうか? どこに言えばいいのか分からないけれど、中学生がよく間違う用法なので訂正してほしいなあ。

毎日多くの子どもが見ているわけだから、あれが正しいと思ってしまう影響は避けたいです。

手前が2代目モミの木。庭にあるのが初代。

12月6日(月)晴れ 
新月のスズキ料理

今日は新月。毎晩、満天の星がきれいです。

ポレポレ村長は流れ星をたくさん見たそうで、しかもとても明るく輝いて流れるのだそうです。

さて、3匹目のスズキですが、75cm、4.1sでした。かなり重い!

帰宅したときはやっぱり生きていて、エラを動かしながらパタパタしていました。

まるが興味しんしんで、恐る恐る手を出していたのがおかしかった。食いしん坊だけど、さすがにかぶりつけないでしょう(笑)。

今回も鮎が出てきたけど、ほかにも見たことも無いほど大きな卵が二つ入っていました。

いつものようにお刺身とあらとニラの味噌汁のほかに、卵を甘辛く煮付けたのが絶品でした。

スズキのご馳走も朝昼晩だとさすがに飽きるので、カルパッチョにしたりハラボはオーブンで焼いたりして食べました。

どんなにして食べても、どの部分もおいしい♪ しかも、鮮度が失われません! 驚いてしまう。

ポレポレ村長の解説によると、スズキは2〜3日寝かせておいたほうがおいしい、と言われている魚なんだそうです。

そんなわけで4日間、毎日スズキのお刺身でもプリプリ新鮮そのものだったんですよ。

ちょうど来た人に、「ぜひ食べてみて」と出したら、「うまい、うまい」と喜んでくれたのもうれしい。

次に釣ってきたら、スズキパーティだわ。このお便りを見てくださっている人に、ぜひとも味わっていただきたいもの。



12月5日(日)晴れ 
お誕生日ケーキと植樹とスズキと・・・

大阪から黒潮町に移住して1年になるチャコさんのお誕生日。

麻乃さんがステキなケーキを焼いてくださって、マキちゃんがとびきりおいしいシチューを持って来てくださって、

みんな幸せ気分♪  おいしいものを食べるって、いいですよねー。

やっぱり手作りと市販のものは、まったく別物だという気がしてなりません。

食べるものも着るものも、家具もおもちゃも何でもそうだと思いますが、「ほんもの」志向でいきたい。

午後からの植樹は、愛媛県から参加のご一家も加わって、10人で楽しく汗を流しました。

いや、ほんとに汗だくだったんですから。

先日の大風がうそみたいに、穏やかな暖かいお天気で、これだったら焼き芋もできたなぁ。

ここでもまた、麻乃さん手作りの栗のマフィンをみんなでいただいて、持ち寄りのお茶を飲みました。

豆乳チャイ、オレンジベースのハーブティ、自家焙煎玄米ティ。うーん、野外で汗流して、おいしいおやつとティータイムは最高!

それぞれが植えた梅の木に自分で書いたネームプレートを付けて、記念撮影をしました。

愛媛県から参加のお父さん、「なんかめちゃくちゃ楽しいわ」とクワをふるって大活躍♪ 

黒潮町に移住してきたら、子どもさんと畑やりたいと言い出したそうです。

わぁー、大成功!! メール読みながら、うれしくなりました。

畑付きの民家、早く見つけなくちゃ。空き家があっても、なかなか条件に合うのが無いんですよねー。

みなさん、いい情報があったら、ぜひ知らせてくださいね。

おっと、タイトルにスズキと書いたんだけど、長くなったのでまた明日書きます。

いい一日を過ごした夜、8時過ぎてポレポレ村長がまたスズキ釣って帰ったんですよ。それがまたでっかい・・・(つづく)



12月4日(土)晴れ 
しなやかに美しく

貧乏ヒマなし・・・の言葉通りの人生なのでしょうか。

多忙過ぎる日々が続き、私は相変わらずみなさまに不義理ばかりしているような心苦しい日々です。

お手紙の返事も何通もたまっているのに、せめてメルアドが分かっている人には「ごめんなさい。必ずお返事書きますから」。

返信用切手まで同封してお便りくださった人に、そうメールしたらすぐに返信が来ました。やっぱりメールは早い。

《メールありがとうございました〓今朝は一気の冷え込み模様です〓後日、市展でしかと作品を拝見させて戴きました〓

素晴らしい一枚でした、静かに呼吸する生命体の秘めたる息遣いが聞こえる傑作〓

先生、他の作品も見せて〓〓とせがみたくなりました〓

ともあれ多忙な師走、しなやかに美しく頑張って下さいませ〓》

うわー、「風花」を観てくださったんだー。ありがとうございます。

「静かに呼吸する生命体の秘めたる息遣い」・・・そんなふうに表現してくださると、恥ずかしいようなうれしいような。

「しなやかに美しく」・・・いい言葉ですねぇ。

強く派手に主張しなくてもいい。ひっそりとしなやかに美しく・・・がんばりたい。


12月1日(水)晴れ
 かさねさんの「冬空市」

今年もあと1ヵ月になりました。毎年のことながら、ちっとも実感がわきません。

12月5日(日)に、「植樹会」を予定しています。雨の場合は順延。

梅の苗木を5種類準備しました。みなさんにお好きなのを選んで植えていただこうと思います。

ポレポレ村長が木製ネームプレートを作ってくれたので、焼きペンで日付と名前を入れて付けましょう。

前日の12月4日(土)、四万十町宮内にある大好きな雑貨の店「かさね」さんのイベントです。

(問い合わせ先=0880-29-0108 10:30〜16:30 月曜日休み)

一昨日、オーナーのMさんが移住支援ネットのメンバーさんとうちにいらしてくださって、楽しいお食事会でした。

その時にお土産にいただいたのが、写真の「紅茶」と「生姜シロップ」と「生姜ジャム」。そして、長野の林檎。もちろん無農薬。

「紅茶」は静岡の生産者さんから直接送ってもらったもので、市販されていないのですが、「冬空市」で特別に販売するそうです。

「生姜シロップ」と「生姜ジャム」は武市さんのもので、これも「かさね」さんの店だけで販売しています。

すぐにいただきましたが、やっぱり市販の紅茶とはぜんぜん味が違います。

「まろやか。後味もすごくいい!」と絶賛するのはポレポレ村長。

これに武市さんの「生姜シロップ」を入れて飲んだら、この冬は風邪知らずです。

私が「かさね」さん大好きなのは、こういう「商品に対するこだわり」と「感性」なんですよね。

雑貨屋さんはあちこちにいっぱい増えていますが、より安い品を集めて売ろうという店とはぜんぜん違います。

徹底して自分の目で「いいもの」を選ぶ。妥協はありません。

まだ若いオーナーさんなのに、そういう1本芯の通った感性を信頼し応援したくなるのです。

4日、私は法事で行けないので、ユーカリのリースをいっぱい作って差し上げました。

Mさんが気に入ってくださったリース、どうぞお役に立ちますように・・・♪



2010年11月の暮らし

11月30日(火)晴れ 
スズキ釣る

冷え込んできて、ついに先日から薪ストーブを焚いています。

薪ストーブを焚き始めると、料理もやっぱり煮込みとかシチューとか豆料理などが多くなりますねぇ。

寒さの中、ポレポレ村長が朝早く出かけたと思ったら、四万十川から立派なスズキを釣ってきました。

70cm、2.9s。 これぞスズキといった、いい形です。

さっそく魚拓をとってから、料理。 胃の中に、15cmくらいの鮎がまるごと飲み込まれていました。

鮎はそのまま、猫たちのごちそうに。

心臓は取り出されても、まだピクピクと動いています。

心臓が心臓だけで動いているのは、ちょっと感動してしまいます。いのちをいただいています。

昼食はお刺身とムニエルとあらとニラの味噌汁にしました。

新鮮そのもの! スズキを食べるとほかの魚じゃ味わえない。身がしまっていてコリコリプリプリしています。

焼いたりムニエルにすると、身が反ってしまうくらい新鮮です。

家族7人がごちそうに舌鼓を打ち、「また食べたいなー。釣ってきて」。

「何百回投げたと思っているのよ」とつぶやく村長。 感謝、感謝♪

 スズキと胃から出てきた鮎

11月24日(水)晴れ 
「ゆめのかけ箸


企業の創立30周年記念品として、「ゆめのかけ箸」を納品させていただきました。

大事な記念品として大量ご注文いただくのは光栄で、スタッフみんな昼も夜も没頭した日々でした。

たくさんのものがあふれている中で、間伐材のお箸を選んでいただけたのは、理念をご理解いただいてのことだと思います。

だから、とてもうれしくてありがたくて、心を込めて焼き入れ仕上げました。

お一人お一人の手に届き、毎日食事のたびにご利用いただく・・・、どんな気持ちで使っていただけるかと想像しながら。

お箸は日々口に入れるものだけに、記念品や引き出物、お誕生祝いなどに最適です。

忘年会シーズンだから、景品に使っていただくのもいいですねー。

今日はまた、6月にご注文くださった方からうれしいメールが届きました。

『6月に○○○さんと一緒にゆめのかけ箸を購入して、お昼のお弁当を食べるときに使用しています。

 小さな豆もつかみやすくとっても気に入っています。ありがとうございます。 

 そこで、私の大切な人にプレゼントしたいと思いますので、山桜セットを6セット注文します。』

「大切な人へのプレゼント」に選んでいただけるなんて・・・

こちらこそ、ありがとうございます。ほんとうにうれしく励まされます。

私ももう何年も「ゆめのかけ箸」を、いつもバックの中に入れています。

お弁当の時も宴会でも外食でも、必ずさっと取り出してマイ箸で食べています。

習慣になればちっとも気にならないし、さっと水ですすいだりふき取ったりするだけで十分だから便利です。

「ゆめのかけ箸」は、あなた(You)と私(Me)の架け橋、そして未来への架け橋です。

11月20日(土)晴れ 新人賞と褒状

「第52回四万十市美術展」の表彰式へ。

ポレポレ村長は去年写真の部で特選だったので、今年は推薦。

「なんだかつまらないなぁ」とぼやいていたと思ったら、今年はグラフィックデザインの部に初出品でした。

「木の椅子展ポスター」はなかなかの力作でしたが、「新人賞」。

審査員の評は、『バックのマチエール・色彩、新人とは思えない手馴れた感がうかがえます。

文字位置・素材の使い方がうまい!』

村長が搬入に行く日、「私のもお願い」と日本画を一枚頼みました。

帰宅すると、「キリコさん、日本画初出品に○していたけど、間違いないの?」。

「洋画は出したことあるけど・・・、四万十市展に日本画を出した記憶無いから、初出品に○したんだけど・・・」

どうしたんだろうと思ったら、日本画の受付の人が駐車場まで慌てて追いかけて来て、「キリコさんは初めてですか?」と念押ししたんだそう。

その理由が後から分かったのだけど、私は県展の日本画部門にずっと前に入選したことがあって、

ちょうど搬入に来ていた人が覚えていて「彼女はベテランよ」と話したのだそう。

ポレポレ村長の話では、「写真の部でも、えーこの人が新人賞? うそだろ!と話題になったりする」とか。

嫌だなぁ。新人賞なんて欲しくないし、うそついているみたいに見られるのは、うっとうしい。

数日たって、審査の日。

審査員の講評があるらしく、ポレポレ村長はいそいそでかけたけど、私は家に居たら電話が鳴りました。

「審査員の先生が聞いてほしいとのことで・・・。キリコさんは初出品ですか?」

「はい、そうですけど・・・」と答えたもののなんだか不安になってきて、とにかく会場に行ってみることに。

ちょうど審査員の先生を大勢取り囲んで、作品の講評が始まっていました。

私の絵「風花(かざはな)」が審査員の先生の隣に置かれ、「新人賞」とあります。

「色彩もすばらしく、いい絵ですね」とおっしゃる先生に、「あのー、私、新人賞は辞退します。観ていただけるだけで十分ですから」。

ざわざわざわ。先生は「でも、すごくいい絵ですから、賞をあげたい」「いえ、ほんとにいいです」・・・前代未聞?

で、私は褒状になっていました。ほんとは村長と仲良く新人賞だったんですけどね。

来年は堂々(?)と新人賞もらえる、グラフィックデザインか工芸か書道か写真にチャレンジしてみるとしよう。

もっと創作仲間も増やして、市展を盛り上げたいなぁ・・・心に誓った表彰式でした。

木の椅子展ポスター

11月13日(土)晴れ 
干し柿作り
と記念植樹

移住支援ネットワーク」のメンバーさんと、あたご柿の収穫をしました。

黒潮町へ移住して間もない人、これから移住したいと思っている人・・・、みなさん柿の収穫って初めて!

わぁ、そんな人もいるんだなあと、新鮮で楽しかったですねぇ。

写真のように、柿はなり年だと思います。

採った柿を手作業で剥いて、熱湯か焼酎に浸けて、物干し竿に吊り下げていきます。

冬の風物詩ですね。

「移住支援ネットワーク」の今後の計画は、11月28日に交流ツアー第3弾。

12月5日には、記念植樹体験として梅の苗木を植えます。

梅の木に付けるネームプレートを用意しますので、参加希望のご連絡は早めにお願いしますね。

自分の梅が育ったら、花見もよし、梅仕事もよし、みんなで楽しみましょう♪




11月12日(金)晴れ
 窪川高校の「もったいないプロジェクト」

小・中・大学には勤務していたので授業体験があるけど、高校はまったく初めて(・・・だと思う)

5、6時間目、楽しいデビューになりました。

窪川高校は「もったいないプロジェクト」推進で、捨てられる物を活かして商品化することに取り組んでいます。

四万十町の特産品の栗、その捨てられる渋皮で「草木染め」の体験授業でした。

捨てられる物を活かすのは、「はーと・らいふ村」の得意分野ですもの。

それこそ話は尽きないくらいあって、間伐材のお箸や剪定した木々のスプーン、雑木ボールペンも、みんな紹介しました。

高校生、興味持ってくれたかな? 「次は藍染めやりたい」というリクエストも出て、また伺う日もありそうなので楽しみです。

途中で「四万十手仕事市に来てませんでしたか?」と質問してきた高校生がいました。

「あらー、あの時のイラストの?!」と驚きました。

高校生が自分のイラストのポストカードを売っていて、私が話しかけたことがあったのです。

今日はセーラー服姿だったので印象が違いましたが、うれしい再会になりまた連絡することに。



11月11日(木)晴れ 
コンテスト入賞おめでとうございます♪

今年で3回目になりました、こうち山の日事業の「マイ箸・お箸袋コンテスト」。

題して「愛のはし渡しコンテスト」と呼んでいますが、昨日審査が行われ本日発表です。

入賞されたみなさん、おめでとうございます♪

■ゆめのかけ箸大賞   島村 立法 さま (香南市)



今年の大賞は、島村さまの「骨太の箸」と「流木の箸」。

どちらか1点と決めがたく、両方とも大賞ということになりました。

作品が郵送されてきて開けたとき、ぷーんといい香りが・・・!

仕上げのオイルのいい香りだったんですね。

特に男性のお客さまが手に取る人が多く、「これで野外で鍋をつっつき、一杯やったら最高だなぁ」とつぶやいてました。

■お箸袋大賞   筒井 文 さま (香美市)



連続大賞となられた筒井さま。今年も、すばらしいアイデア作品2点展示させていただきました。

写真は、大賞に選ばれた魚のお箸入れです。

リサイクルされたケースに、きれいに布を張られていて、子どもさんから高齢者まで歓声をあげて見ていました。

中でも、審査員をうならせたのは、メッセージカードが日替わりで入れられるようになっている点でした。

食事のときにお箸を取り出すたびに、幸せな気持ちになりますね♪

見るものが「愛」をいっぱい感じる、筒井さまらしい作品でした。

作品は毎年8月4日の「マイ84の日」と、11月11日の「こうち山の日」に、県内外のギャラリーで展示させていただきます。

二度と作れないようなすばらしい作品ばかりで゛すので、私たちがお預かりするのは申し訳ない気持ちが毎年わきます。

大勢の方々に見ていただき、全国一の森林県高知から「自然環境の大切さ」を訴えることにご協力いただき、

会員一同心から感謝しています。


11月8日(月)晴れ 
11月11日サンリバー四万十へ

野村先生からメールが届きました。

『大変お世話になりました。帰りの列車はかなり疲れました。ふらふらです。でも心地よい疲れです。

○○ちゃんの輝くオーラを見ました。電話、メールがかなり来ています。年内まだ4回講演します。

カツオがおいしかったです。とても感謝しています。 』

ああ、やっぱり先生は○○ちゃんの変化を見てらしたんだなあ。

さあ、続いて11日(木)の「こうち山の日マイ84展示会」です。

「マイ箸づくり教室」や「指編みシュシュ」などの体験教室。「愛のはし渡しコンテスト入賞作品展」。

木工や草木染め、リネンの服など販売する「野の手仕事展」。もちろんカフェコーナーもあります。

ゆっくりまったり、出会い語らい手作りしましょう。森のこと、農業のこと、食べ物も医療も教育も・・・

すべてはつながっています。生き方を見つめてみたいと思います。

今日もうれしくなるいいお天気。四万十茜でストールを染めました。

栗ともびわとも違う、きれいなピンクになりました。根っこだけですが、すごい色素ですねー。

12日には窪川高校に授業で行きます。

自然からいろいろな美しい色をいただく術を、高校生にも伝え楽しんでもらいたいです。

 今一番人気柄

11月6日(土)晴れ
 写真はことばそのもの

ハプニングもあったけど、講師の野村先生と参加者のみなさんのおかげで、撮影会&講演会を感動のうちに終えることができました。

不思議なんですけど、集まってくるみなさんは、やはり「つながっている人」なんだと思います。

初めて会った人が「旧知の人に会ったみたい」と意気投合したり、話す内容があまりにもそっくりなのです。

感性や大切にしたいものが、重なっている部分が多いのでしょうね、きっと。

砂浜での撮影会では、「写真っておもしろい!」と言う人が、続出したそうです。

私は講演会場に残って来客に対応していたので、ポレポレ村長からあとで話を聞きました。

「主催してくださってありがとう」と村長に言ったというFさんは、最後まで先生と別れを惜しみ、

車の窓越しに「アメージンググレイス」を歌ってくれました。天使の歌声♪ 先生は「鳥肌が立った」とおっしゃってました。

10時30分からの講演会は、たくさんの写真をもとに「その裏にある子どもの叫び」をお話してくださいました。

「みんな認めてもらいたい」「誉め、自信を持たせることで変わっていく」その通りです。

それは子どもだけでなく、大人だって同じですよね。みんな同じように発展途上なんだと思いますから。

講演会が終了しても、先生と個人的にお話したい人が続出し、順番待ち状態でした。

先生自身も「こんなに手ごたえを感じる講演会は初めて」とのことで、昼食会もみんなで楽しく「講演会第二部」と言った感じ。

都会の講演会とは違う、アットホームですぐにみんなが打ち解けあう空気が、先生にも心地よかったとしたら幸いです。

昼食会のあと、メンバー3人で駅までお見送り。今日のタイトルのことばは、駅で先生がおっしゃったものです。

アンパンマンを胸ポケットに、アンパンマン列車に乗り込んで、元気に手を振って帰られました。

お疲れさまでした。感想もたくさん寄せられています。いずれまとめて発表しますね。



11月1日(月)晴れ 
イベントいっぱいの11月

今日、高知新聞に、11月6日の「野村訓講演会&撮影会」と、11日の「my84展示会」の記事が掲載されました。

いよいよ今週末です。電話で問い合わせもあったりして、高知市や宿毛市、四万十町からも参加してくれそうです。

11月はイベントがいっぱい! いい季節、いい出会いがたくさんありそうです。

■6日・・・9時から10時まで砂浜で撮影会があり、10時30分〜12時30分に「大方あかつき館」のレクチャーホールで講演会。

■11日・・・10時〜15時「サンリバー四万十」で「こうち山の日My84展示会」と「野の手仕事展」。

お箸づくり教室と、かさねさんの手編みシュシュ体験教室をお楽しみに♪

■12日・・・窪川高校で「草木染め」の授業。

■14日・・・9時〜14時「海辺の日曜市」。場所は黒潮町の西南公園です。

■21日・・・10時〜13時「海辺の環境日曜市」。高知県生涯学習課主催のエコマルシェです。

■23日・・・一条大祭。今年はポレポレ村長が新分野に挑戦です。

■28日・・・移住支援ネットワークの交流ツアー。今回もすばらしい講師とおいしいランチを予定しています。

庭はパイナップルセージの季節

2010年10月の暮らし

10月31日(日)雨 ハロウィン

昨日に続いて、今日も10月のしめくくりにふさわしい(?)楽しい一日でした。

昨夜は疲れてすぐに眠った私と違って、ポレポレ村長は夜遅くまで工房でなにやらゴソゴソ。

朝起きてみると、レモングラスで頭に乗せる台を作り、芋のつるをツリーのように円錐形にした帽子!

ちゃんと日の丸とアメリカの国旗を、かぶとの飾りのように挿していました。


ポレポレ村長にとって、アメリカは小学生時代の思い出がいっぱいの国。ハロウィンも懐かしいのでしょうねー。

私が生徒にもらったぬいぐるみやら、パイナップルセージやら、昨日保護者にもらった赤いネットリンゴまで、これでもかと飾ってました。

丸いメガネに赤い鼻は、100円ショップで見つけたのでしょうか。

アメリカからのお客さまが大笑いして、カメラを向けるたびにポーズをとってました。

大活躍のTさんは、魔女姿。カエルを背負って、金髪のかつらで、ばっちり! 似合い過ぎていて笑えるー♪

パワーとセンスがあって、動植物が大好きな優しい人で、ターシャつながりのTさんは、会うたびに笑顔になります。

今日は一つ、勉強したことが。栗で染めたストールをアメリカにお土産として持ち帰るとおっしゃる人が、

「何で染めたの?」と聞いてきたんです。それで、意気揚々と「マロン!」。

「はー?」「だから、マロンですってば」。栗って英語でマロンでしょ?

いくら言っても通じないので、しまいには栗の絵を描いて見せた。

すると、「おー、チェストナッツ!」。今度はこっちが「はー???」

帰宅して辞書で調べたら、確かに栗はchestnut!

そんな苦労の末、栗染めストール4枚、アメリカに渡って行ったのでした・・・。



10月30日(土)曇り時々雨 
四万十手仕事市

楽しみにしていた「四万十手仕事市」の秋場所に参加しました。

ここの市は、とにかくスタッフが最高! どんどん進化しているのが目ざましいのです。

今までは「半平旅館」だったのですが、出店希望者が倍増して入りきらなくなり、今回から「緑林公園」になりました。

ところが台風の影響もあり、急きょ建物の中へ。風の影響も受けず、人出も多くて、ほんとに楽しい一日でした。

四万十手仕事市に、毎回来てくださるSさんとTさん。もと保護者です。

今回もステキな観葉植物やらヘチマ化粧水(もちろん手作り)、マクロビの本やら、

いつものように新聞バックにいっぱい詰めてリボンをかけて差し入れしてくださいました。

中村で手仕事展やっても、自宅で開催しても・・・、いつもいつも二人は駆けつけてくださるんですよねー。

そして、前に買ってくれたものを身に着けて来てくれる。それも、私たちが思いつかないアイデアで。

今回は「えんびつボタン」を5本つなげて、ネックレスにしていました! やられたー!! おみごと♪

さっそく私も真似させてもらおうと、写真を撮らせてもらいました。

接客が忙しくて、いつもほかのブースを廻るのは駆け足です。

今回も走りながら、ぱっぱっと目についた物を購入して、大満足。

武市さんとこのおにぎり、しゅみーずさんの服、ri-yanさんのステンドグラス、craft timeさんのストール、

Syokoちゃんのリップクリーム、まあ坊さんのお豆腐・・・まだまだあったかな?

私はかさねさんの手編みシュシュにすっかりはまってしまい、

ポレポレ村長は木楽屋さんの知恵の輪にはまって、半日は仕事にならなかった。

めちゃめちゃ難しいらしく、大勢の人が挑戦したけど、今日一日でできた人はたった4人。

その2人目がポレポレ村長。「できたー!!」とまるで少年のような笑顔でした。

だから、ポレポレ村長のお買い物は、知恵の輪一つで、お値段は1000円。

仕事ほったらかしで没頭できるくらい魅力があるのだから、安いのか高いのか?

体験教室はやっぱりいいですね。自分で手作りする楽しさ、大勢の人に伝えたいです。



10月28日(木)曇りときどき雨 
第3回愛のはし渡しコンテスト

今年もあっと驚く楽しいマイ箸やお箸袋が集まってきています♪

ああ、早く紹介したくて、うずうず。

締め切りを少し延ばして、11月10日までとしますので、みなさん今からでもぜひユニークなお箸やお箸袋を送ってくださいね。

「ゆめのかけ箸大賞」「お箸袋大賞」「特別賞」に選ばれた方には、賞状と賞品を贈ります。

発表は「こうち山の日」の11月11日。

四万十市右山の「サンリバー四万十」で、「My84展示会」と「お箸づくり教室」を開催します。

10時〜15時までですが、マイ箸づくりに参加したい方は、なるべく10時にいらしてください。

木工、草木染め、リネンの服、ポストカードなどなど、手作り作品の展示販売もします。

カフェコーナーも用意して、みなさんの出会いと交流の場にしたいと思っています。

よかったら一日中遊んでいってくださいね。お待ちしています♪



10月24日(日)雨 
東京へ

21日から東京へ行って、昨夜帰ってきました。

二人とも今年は再三上京の機会があったのですが、今回はまた特別でした。

全国から集まったみなさんとの交流が、楽しくとても刺激を受け勉強になりました。

アナウンサーや大学教授、デザイナーなど、職種はさまざま。

共通するのは、地域を巻き込んで活動している団体のリーダーだということで、さすがにみなさんやる気満々の人ばかり。

出発前に行政や移住相談会の方から、「高知県がどこにあるか知らない人も多いですよ」と聞いていたし、

町長から黒潮町のPRも頼まれていたので、今回はもっぱら高知県黒潮町のCMでした。

でも、驚くなかれ。東京や山梨の人から知人の名前が3人も出てきたりして、世間は広いようで狭いですねー。

交流パーティになって、真っ先に来てくださった和歌山の団体さんは、逆にポレポレ村長が「僕、住んだことあります」

「えー!?」と喜んで、会話が盛り上がり楽しかったですね。

コラボしようというお誘いやら、高知に行きますとおっしゃる方やら、山口の方と龍馬つながりでお話したり・・・。

来年、今回のメンバーと第2回目の交流会があるのですが、今からもうその日が楽しみです。

 交流会で飲んだ古代米のお酒

10月18日(月)晴れ
 NHKワールドカレンダー

来年度のNHKワールドカレンダーと、卓上カレンダーが届きました。

毎年ワールドカレンダーコンテストで選ばれた優秀作品12点が、掲載されて世界各国に届くのです。

審査員は、浅井慎平さん。

ポレポレ村長の四万十川の「投網」の写真は、誕生月の7月を飾っています。

数年前にも一度掲載されたことがあり、カレンダーもたくさん送られてきて、県立龍馬記念館館長の森さんはじめみなさんにお送りしました。

その時の写真は「ステージ」。四万十川の棚田で草刈りをしている女性の後姿でした。

森さんからお礼の電話がかかってきて、「モデルはキリコさん?」って聞かれましたけど、いえいえぜんぜん別人です。

通りすがりにシャッターを切ったらしく、その人がどなたか、今だに分からないんですよねー。

それで、撮影場所である旧十和村の村長さん宛に、そのカレンダーを送ったことでした。

村長さんからもご丁寧に礼状が届いて、「四万十川を世界に紹介してもらってありがとう。

村にはまだまだいい所がたくさんあるので、ぜひまたコンテストに応募して入賞してください」と書かれていました。

その約束をちゃんと果たしたのですね!  もう十和村は合併で四万十町になったし、村長さんも変わってしまったけど。

カレンダーはもちろん市販されていて、1365円(税込み)。

入賞者の発表は、NHKサービスセンターホームページや、NHK番組情報誌「ステラ」誌上でも見られるそうです。

前回は最優秀賞の「金賞」受賞して、賞金も30万円いただいたのでびっくりしました。

今回金賞では無かったとしても、浅井慎平さんに何万枚もの写真の中から選んでいただいた幸運を、心から感謝ですね♪



10月17日(日)晴れ 
「農家民宿はこば」へ

移住支援ネットワークのTさんたちと、あこがれの「農家民宿はこば」へ行ってきました。

佐賀、荷稲、大正、大奈路を経て、中津川へ。コスモスが秋の陽射しに映え、澄み渡ったいい季節です。

川が透明できれいなのに、まずみんな感嘆の声をあげました。

木がふんだんに使われた「はこば」は、いろりや薪ストーブがあって、本当に気持ちいい民宿です。

いろりを囲んでのお食事は、「こんなごちそうめったに食べられない!」と感動しきりのお料理が並びました。

ピーナッツ豆腐、ナスの揚げ物には手作りの麦味噌に紫蘇の実、ささみの燻製、焼きソーメン、あめごの二度揚げ、

たけのこ、人参、椎茸、高野豆腐の筑前煮、窪川ポークの燻製、栗おこわ、カラーピーマンと小松菜のサラダ、

ピザ2種類、丸ごとかぼちゃの肉詰め蒸し物・・・どれもおいしくて、出てくるたびにみんなでレシピを尋ねました。

サラダのドレッシングも手作りだし、お味噌なんて何年も熟成した貴重品。習ってもなかなかここまでの味は出せない。

私はピーナッツ豆腐と焼きソーメンは、生まれて初めての味! 両方の味がしっかり舌に染み付き、忘れられない味になりました。

手作りの燻製も、どれほどの時間がかかっていることでしょう。燻製もピザもめちゃめちゃおいしかったです。

あめごの二度揚げは、塩かげんがちょうどよくて、頭からバリバリ。

栗おこわもやわらかくて上品で、お代わりしていただきました。

お料理にもきっと人柄が出るのですね。ご主人もおかみさんも、温和で上品で誠実さがにじみ出ている人たちですもの。

食後においしいコーヒーと季節の柿。もう満腹で、幸せでした。

実は、私たち二人とも夕食が入りませんでした。たぶん、ほかの人たちもそうだったはずです。

テレビや雑誌の取材が殺到したり、全国から宿泊客が来て、リピーターが多いというのも、当然だと思います。

ある有名な音楽家が泊まったときの話。

マネージャーが「はこば」に予約したことを知って、「農家民宿なのか」と最初不服だったそうなんです。

ところが、「はこば」に泊まって目からうろこだったんですね。公演に行く先々で、「農家民宿」を探して泊まるようになったとか。

いい話ですねー。 今日は人生の中で忘れられない一日になりました。

来た人を幸せにするおもてなしというのは、最高だなあと思うのです。

帰り道にウルトラマラソンのお二人のランナーを応援をする予定で出かけました。

それが偶然にも、ゼッケン1277と1577。すごく覚えやすい。

1277さんは初めての完走! ご結婚が決まって、記念すべき大会でした。おめでとうございます♪

11月14日、中津川地域の紅葉の美しい季節に、オカリナコンサートがあるそうです。

ちょうど「海辺の日曜市」と重なっていて動けそうにないのですが、ぜひ多くの人に中津川を訪問してほしいと思います。




10月14日(木)晴れ 
イノシシついに庭を荒らす 

朝起きて、びっくりしました!

庭がぼこぼこに掘られて、青々と成長してきていた野菜たちがズタズタに荒らされています。

一目見て、イノシシの仕業だと分かりました。ついに、来たかー!

今年は、棚田もさんざんでした。上から3枚は刈ることもあきらめてしまったほどです。

早春に田んぼをたたいて、水をためて、田植えして、暑い中で草取りして、水管理しながら育てて・・・

八十八もの手間ひまかけて大事に育てて、やっと実ったらイノシシに荒らされるのですから。

庭の野菜も、抜き菜の季節になって、毎日手頃なのを抜いては食べ始めたところでした。やられたー。

かぶはほぼ全滅です。チンゲンサイ、白菜、かずき大根、ミズナは、少し助かりました。

野菜を食べたのではなく、ぐちゃぐちゃに掘り返して土の中のミミズやらを食べているんですね。

泥に埋もれた野菜を掘り出して、また植えようとしたら、ポレポレ村長が「もうダメだよ。根菜類は移植に向かない」。

でも、かわいそうで、少し大きな菜はすぐに食べたり浅漬けにしたりして、小さいのはまた畑に植えなおしました。

土を直していたら、出てくるは出てくるは、コガネムシの幼虫が何十匹もコロコロいます。

いつもいっぱいいるミミズは、一匹も居ないくらい食べていました。

とかく食べるなら、根切り虫にしてくれー! こいつは野菜の根だけを食べて葉を枯らしていく、ふとどき者なんだから。

イノシシの進入路を見てみたら、ビニールハウスの向こうの麦の中に足跡がついています。

そこにネットを張りましたが、たぶん今夜もまた来ます。

ハナを近くにつないで、イノシシがやって来たら吠えて知らせるようにします。

昨夜も吠えて、出ていったんですけどね。ハナは鎖がちぎれそうになるほど、イノシシの進入路向いて吠えていましたが、

私たち人間には暗闇でイノシシの姿は見えませんもの。ハナは悔しかったと思います。

ポレポレ村長が、今夜来たらハナの鎖を放してみると言ってますが、どうなるのかしらと心配です。

近所のムツオさんが、「ハナはシシ犬に向いている」と前から言っているくらいだから、大丈夫だとは思うけれど・・・。




10月10日(日)晴れ 
ホームページアドレス変更

日中は気持ちのいい秋の陽射しがふりそそぎ、夜は満天の星。いい季節ですね。

四季のある日本に生まれたことは、なんて幸運だったろうと思わずにはいられません。

おまけに海・山・川に恵まれたこの土地に住んで、新鮮なおいしいものに感動して生きていける。

お金や便利さに多少縁が無くても(笑)、豊かな日々に感謝したいと思います。

今日の感動は、「海辺の日曜市」でお豆腐屋さんにいただいた作りたてのあったか豆腐。

マイカップに入れてもらって、スプーンでプリンみたいに食べたけど、おいしかったー♪

ステビア苗を差し上げた「むすび工房」さんには、3種類のワッフルいただきました。

私もワッフル焼き器をさがしていて、うちの全粒粉で焼いてみたいのですが、

「ああ、私が焼きたいのは、こんなしっかり噛みしめるワッフルなんだ」と確認させてくれる味でした。

いい仲間たちと出会える第2日曜日、移住支援ネットのメンバーの交流場所でもあります。

さて、ようやくタイトルの本題へ。

プロバイダーの都合でアドレス変更することになり、ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。

http://heartlife.web.infoseek.co.jp/ が新しいアドレスです。

土佐紅、紫芋も掘りました

10月9日(土)雨
 ふくろうの時計

ほとんど毎日、何組かのお客さまがいらっしゃいます。

きのうは静岡から3名、高知市から1名、今日は土佐市から2名、町内から1名・・・、おとといは・・・その前は・・・思い出せない。

毎日、ほんとうにいろんなことがありますが、書くほうが追いつかないまま、秋が深まっています。

とにかく、今日のことを書きますね。忘れないうちに。

今日は「ご結婚のお祝いに」と依頼されていた、ふくろうの時計が完成して取りに来ていただきました。

土佐ヒノキと天然杉で作ったのですが、選ばれたのは当然というべきか200年たった天然杉の時計でした。

木目がすごい。もう木の持つエネルギーだけで、存在感があります。私も迷いなくこれがいいと思いました。

縁起のいいふくろう時計は、世代を越えて伝えられると思いますから、ご結婚祝いにぴったりですね。

余談ですが、はーと・らいふ村の裏山にも、ふくろう夫婦が棲んでいます。

きちんとした食物連鎖が保たれている、豊かな森がある証拠ですね。

ときどき鳴き声が聞こえてきますが、心の奥底から安堵感というのでしょうか、里山に守られて暮らしていることを実感します。



2010年9月の暮らし

,9月29日(水)晴れ 
10月は久しぶりの全国舞台へ

いちじく初収穫。明日から毎日熟れそうです。

いちじくはコンポートやジャムにすることが多いのですが、ワインとすごく合います。

気がつくと9月ももう終わり。秋も深まり、10月もいろいろな企画がいっぱいです。

3日は四万十市(サンリバー四万十)、10日は黒潮町(海辺の日曜市)、30日は四万十町(緑林公園)へ。

合間をぬって、東京で私たちの活動について発表をしてきます。

もうチケットもホテルも予約して、明日パワーポイントデータを送付予定。

高知県からは私たちだけなので、「高知県・黒潮町」のPR隊としてやる気まんまんです。

全国から招かれた人たちと交流会があり、そこで話しかけてもらえる内容かどうかが勝負ですね。

入野の海や砂浜の写真をたくさん入れて、いきいきとプレゼンしてきたいと思っています。

昨夜、町長さんとお会いして、黒潮町が後援してくださることも決まりました。

今日は銀座の「まるごと高知」の店長さんと、近々伺います、楽しみですとお話しました。

ポレポレ村長は、自由時間の写真撮影が楽しみだとか。

11月に入ると、6日には「野村訓講演会」(あかつき館)。11日「こうち山の日イベント」(サンリバー四万十)。

東京や大阪、徳島など、県外から講演会に来てくださる方々もいるので、黒潮町を気に入っていただければと思います。




9月27日(月)雨 秋の慈雨、しとしと・・・

久しぶりの雨。それも、しとしと降ってくれるのが、うれしいですね。

秋まき野菜たちも助かりました。毎日、夕方水まいてましたから。

大根、白菜、小麦、ほうれん草、かぶ、人参、みずな、レタス、にんにく・・・、みんな芽が出揃いました。

一雨ごとに、成長していくと思います。

お彼岸を境に気温も下がり、雨の日はさらに肌寒く感じます。

いい季節です。暮らしそのものが楽しく思えたり、生きていることそのものが喜びだと感じます。

 
大根の芽。種蒔きすると、こんなふうに籾殻かぶせます

9月25日(土)晴れ
 コガネニシキの稲刈りと四万十町便り

とてもいい天気が続いています。

空気が澄んで、秋風が肌に心地よいですね。夜は夜で、満月過ぎてもとてもきれいな月に見惚れます。

コガネニシキの稲刈りをしていると、オレンジ色のアキアカネが無数に飛び回り、バッタがぴょんぴょん体に飛びついてきました。

毎年の光景ですが、いろいろな生き物たちと一緒に稲刈りしている気持ちになります。

今日は、四万十手仕事市のメンバーで移住支援ネットの仲間に入ってくれたSさんから、魅力的なお誘いが・・・。

四万十町のみなさん、元気いっぱいですね! Sさん、ありがとうございます。

10月6日、7日の両日、「エコロギー四万十」さんの見学会があるそうです。

超音波を利用した精油抽出方法で、ゆずやヒノキ、しょうがなどの四万十町にこだわったオイルを開発している会社です。

同じく四万十町の高校のW先生から商品開発のご相談があって、微力ながらお手伝いすることにしました。

W先生、アップが遅くなって申し訳ありませんが、栗で染めた手織りのコットンストールです。

媒染剤は「ミョウバン」です。実験室でやるのでしたら、鉄や銅でもできますね。

さらに夜、四万十町で絶滅危惧種の「紫草」を守り続けているWさんから、「今年も取りにおいで」とありがたいお電話。

つい先日、W先生に「四万十町には、こんな人もいらっしゃるのですよ」とお話した方です。

高校生に、自分たちの地域には全国から注目される植物が育っていることを知ってもらい、栽培意欲を育てたいですねー。

 
実物の方がずっといい色です(自画自賛、苦笑)

9月23日(木)晴れ 
新米発送

いい日に滋賀県、兵庫県へ発送スタートです♪

ちょうど栗を拾ってきたので、気持ちばかり入れて送りました。

オクラも入れたいけど、ぐちゃぐちゃになりそうですものね。

今年は異常気象の影響か、ビワ、梅などの実物がぜんぜんダメでした。

栗や柿やキーウィはどうだろうと案じていたら、例年通りで一安心です。

栗は渋皮煮にしていますが、剥くのがなかなか時間がかかります。

鬼皮のみ剥いて、渋皮を傷つけたらアウト。

傷ついたものは、もう渋皮も全部剥いて、栗ご飯を炊きました。

この季節限定での「栗染めストール」も、4枚染めました。

独特の優しいピンクグレーが、秋のやわらかい陽ざしの中で揺れています。

大根と麦の芽が出揃い、庭には彼岸花も朝顔と隣りあわせで咲きました。。

おみなえし、ホテイアオイも咲いているし、コスモスも咲き始めている。花も夏と秋がごちゃまぜですね。

 
今朝の庭

9月20日(月)晴れ 
朝顔の木

気持ちのいい季節になりました。

23日の「秋分の日」と「満月」に向けて、エネルギーがどんどん高まっています。

自由な時間が豊かに与えられている贅沢を、感謝したいと思います。

季節は秋になったのに、庭はまだ夏のなごりで、オクラとバジルとピーマンを毎日食べています。

バジルは刻んでバジリコスパゲティが手軽ですが、一年中食べるためにはバジルソースで冷凍保存がおススメです。

オリーブオイルとにんにくは必須、あれば松の実も加えて、刻んだバジルの葉とミキサーでソースにします。

ニラは白い花の盛り、百日紅もまだ咲き続けています。花もまだ夏ですね。

原種の朝顔が、3mほどのケヤキの木を這い上がって、まるで「朝顔の木」に見えます。

私は改良されたものよりも、できれば原種が好きですが、この朝顔、めちゃめちゃ元気ですねー。

てっぺんまで這い登って、ピンクの花をたくさん咲かせ、得意げです。

いつまで咲き続けるか、見ものだわ。



9月18日(土)晴れ 入会ありがとう♪ぶんぶんぶん

役場を通して「移住支援ネットワーク」のご案内が届いたようです。

見知らぬ方々からの入会申し込みが、電話でもありました。

みなさん、黒潮町に来られた年度もご出身も、住んでいる場所も違うけど、県外からの移住というつながりです。

やっぱり黒潮町は多いんだなぁと、改めて実感しています。

活動のご希望も人それぞれ。だから、まずはやりたいことが合う人たちで、集まればいいんですよね。

今日、入会申し込みされた方が、「よかったらうちを会場にしてください」とおっしゃってくださいました。

ありがたいです。出会いの場から、いろいろなつながりが生まれますね。

それよりもはるかに会員増のスピードが速いのが、「小さないのちを守る会」。

立ち上げたばかりなのに、あっという間に輪が広がっています。

こちらはみんな、犬猫を飼っている。拾って保護した人ばかりです。

今の保健所のシステムでは、いつ「家族」が被害に遭っても不思議ではない。

飼い主以外の人がうそついて小動物管理センターに持ち込むのは、どうみても「動物愛護法」に違反しています。

その気持ちが、即迷い無く入会のサインをしてくださるのだと思います。

今日も9人増えました。添えられる言葉が、私にエネルギーを注いでくれます。

9月20日から「動物愛護週間」ですね。

行動力だけは、いくつになっても「ぶんぶんぶん」。

あ、これ、先日鎌仲監督さんが、使ってたんです。(笑)

うるさいやつと言われたって、黙ってないぞ「ぶんぶんぶん」。

言葉を持たない小さないのち、もの言えない弱い立場の子どもたち・・・。代弁できるかなあ「ぶんぶんぶん」。



9月15日(水)晴れのち雨 
記録更新


午前中、ポレポレ村長と二人で、黒潮町民館の「マイ箸づくり体験教室」へ。

高齢者さんの集まりだとお聞きしていましたが、なんと最高齢は98歳でした! 記録更新です。

しかも、お元気! しっかりしてる! 長老のことを知ってた!

高等小学校で学年は違っていたらしいけど、名前を言ったらすぐに「なつかしい」と覚えていました。

「帰ったら、会いたいと伝えちょって」と、何度繰り返し言われたことでしょう。

みなさん和気あいあいで、笑い声いっぱいのとても楽しい体験教室でした。

お名前を焼き入れて、お箸袋もそれぞれご自分で選んでいただいて、おさめるとすごくうれしそうでした。

おいしいお昼もいっしょにいただいたのですが、作ってくださった栄養士さんが元保護者というのもびっくりですよね。

帰るときも、みなさんが「また来てねー」と口々に言ってくださって、握手したおじいちゃんが「帰らしたくない」・・・!?

子どもたちの教室も楽しいけど、高齢者さんの教室もまた別の意味でかわいくて楽しいですね。

歳月を重ねたら、再び純粋な子どもに帰るのでしょうか。

館長さん、担当のYさん、栄養士のHさん・・・みなさん、お世話になりました!

また次は「草木染め体験」「しめ縄リース」「布草履」なんかで、いっぱい喜んでいただきたいですねー。




9月12日(日)晴れ 
土佐市の楽園へ、夜はトークパーティ

朝から夜まで、大勢の人と出会い、楽しくて感動いっぱいの一日でした。

まずは、楽しみにしていた土佐市の「冒険遊び場づくり作戦会議」さんの楽園へ。

土佐市といえば、国道沿いしか知らなくて、少し入った山の中にこんなに「夢の場所」があるなんて♪

「はーと・らいふ村」で言えば、「風の谷」ですね。

気持ちのいい山の中で、谷川があって、きれいな水が流れている。

「風の谷」に小屋を建てたいなって、何度も空想したことがあったけど、Tさんはほんとうにりっぱなログハウスを建て、

子どもたちが夢中になって遊ぶ遊具をたくさん手作りし、ハンモックをつるし、ピザ釜を作り・・・、まだまだ進行中。

今日は草木染めでしたが、来月は、基地づくりをするんだそうです。

毎月来たいなぁ、と思う楽園でした。

いやいや、みんなで毎月楽しむために、Tさんは毎週のように手入れに来てるんですよね、きっと。

草を刈り、遊具を修理し、掃除をしたり・・・、見えないところで汗水たらしている人がいてこそです。

そして、よき仲間たち。今日も暑い中で火を焚いて、栗山菜おこわ、焼き鳥、秋刀魚、焼き芋、ゆで栗を作ってくださって、

ほんとにおいしかったです♪ ごちそうさまでした!!

先日、ホームページを見てうちに訪ねてくださったSさんご一家さんも、初めての参加。

「はーと・らいふ村に行ったからこそ、今日参加することができました」と、喜んでくださってよかったです。

さらに、つながるつながる。

道々、染め材料を摘みながら登ったのですが、小2のかわいい男の子とおしゃべりしていたら・・・

一緒に参加していたパパが、14,5年ほど前にご家族ではーと・らいふ村に来てくださったことがあったのです。

しかも、Sさんご一家の長女さんと小学校で同じクラス。子ども同士もびっくりしていました。

緑の中で色とりどりの作品が風に揺れ、子どもたちの歓声が響き渡る。

大人たちの笑顔と談笑が、とても気持ち良くて楽しい一日でした。

Tさんはじめ、みなさんありがとうございます♪



14時に終了。高速道路を走って黒潮町へ帰り、「ミツバチの羽音と地球の回転」のトークパーティへ。

先週の日曜日も3つのイベントが重なっていたのですが、今日も同じく「海辺の日曜市」と「映画とトークパーティ」の3つが重なりました。

ここでも、つながるつながる。

「たからちゃんネット」でぜひ会いたいと思っていた、童話作家のぴょっちゃんと初めて会い、たくちゃんと再会。

二人とも市民風車の会、「みるきぃ」のメンバーなんですね。たくちゃんは今夜の講師の一人でした。

飲みながら食べながら、鎌仲ひとみ映画監督を中心に自然エネルギーを実践するトーク展開。

参加者からも熱心な意見が出されて、「高知から何かが始まる」予感がしました。

いや、他人事ではない。自分でまず行動することです。

うちは衣食住をできるだけ手作りしているし、薪ストーブも使っているけれど、電気の自給はまだでした。

家を建てるとき「ソーラーハウス」の資料は取り寄せたものの、当時は県内にメーカーもありませんでした。

そのままになっていたけど、これを機会に再度太陽光発電を真剣に考えてみよう。

祝島からも原発反対運動をしている若者が来ていました。

驚いたのは、自然を守る運動をしている人の多数が、電力会社から訴えられているんだそうです。

そんな報道はされていないから、高知でも一部の人しか知り得ません。

だから、まず大勢の人に事実を知ってほしい、そこからミツバチの羽音のように声が大きくなってほしい。

鎌仲ひとみ監督はその願いを映画にこめたと思うのです。

とても、チャーミングで凛とした女性でした。

さまざまな反対を受けてもひるまない、しなやかさと強さとほんとうの優しさ。学びたいです。


 
ほろ酔いの二人。左が監督さん。


9月9日(木)晴れ 
モク、ハナ、ゆめ、まる

我が家にやってきた順に、ワンコとにゃんこにつけた名前です。

モクとまるはポレポレ村長がつけて、ハナとゆめは私がつけました。

あ、今気がついたんだけど、「ハナとゆめ」って昔の漫画雑誌のタイトルにありましたねー、そう言えば。

全員に共通するのは、捨てられていたこと。

モクとゆめは捨てられてから保護するまで短時間だったのに比べて、ハナとまるは何日も過酷な体験をしています。

幼児体験というのでしょうか。その違いは、今でもはっきりといろいろな面に現れていますね。

モクとゆめは、捨てられていたにもかかわらず、おっとりしていてマイペース。

中でもゆめは、何でも他人にゆずる。すごく優しい性格です。

おそらく捨てた飼い主に、可愛がられていたのじゃないかしら。

坂本ダムに捨てられていたハナは、虐待の後遺症がありました。ものすごく怖がってました。人間の顔色を読む。甘え、こびる。

山道に捨てられて過酷な日々を過ごしたまるも、人の愛情に飢え、2匹とも食べることにとても貪欲です。

ハナもまるも、やせて不器量この上なくて、まるは目に障害を持っていたので、この子の里親を見つけるのは無理だな直感しました。

でも、不思議なことに、何ヶ月かたてば顔が変わってきたんです。

いや、不思議じゃないですね。

人間も顔に現れるように、動物だって感情で顔が変わってくるのは当然ですね。

苦労した2匹のほうが、すぐ保護された2匹よりも、「生きる力」は強いのも当然か。

まるは最近、網戸を自分の手で開けて出入りするようになりました。

見ていると、人間がするようにスーと開けて入って来る。学習したんです。

ガラス戸のほうは重いから、さすがに無理だろうと思って閉めると、両方とも開けて出入りしだしたので驚きました。

餌を食べるスピードも、ゆめの5倍。食べながら横目でゆめの残量をチラ見して、終わったらすぐさまゆめの餌をねらいます。

「まる!」と怒ったら、最近は横目で見ても我慢することが多くなり、空いた皿をなめ続けています(笑)。

保護してきたときは、ゆめの子どもと言っていいくらいだったのに、ぐんぐん太り、ゆめよりはるかにでっかくなりました。


長老は「犬みたいになった」と言いますけど(笑)、あながちオーバーでもありません。

3匹は私が拾ってきて、ポレポレ村長が拾ってきたのは、ハナだけです。

でも、今、4匹の中で「一番好きなのは?」と難しい質問をされたら、あえて答えるならハナです。

苦労しているところも、性格も感情の豊かさも・・・。

ゆめやまるを抱いているとき、ハナは足元に擦り寄ってきて、うらやましそうに見上げます。

だから、ときどき私はハナを抱きしめて、顔を両手で包んで目を合わせ、「ハナちゃんが一番好きながよ」と言います。

そう、動物も植物も、人の言葉が分かるんですよねー。

 
今日もいい天気だにゃん♪


9月8日(水)晴れ 
今日は新月

エネルギーが高い日。午後7時頃がピークになりそうですね。

秋まき野菜の種を先日蒔いたのですが、雨の降り方が尋常ではなく、種を流してしまいます。

台風の影響ばかりではないですね。今年は、はっきりと気候が変わったことに気づく人が多いと思います。

今年一年が異常なのではなく、たぶん来年はもっと顕著になることでしょう。

自然災害が多くなり、感染症が増え、異常気象が続き、さまざまなことが明らかになってくるのでしょう。

そんな時代を前向きに生き抜くとしたら、個々人の「ものの見方・考え方」が問われますね。

へたしたら、国やマスコミや組織なんかに、知らないうちに振り回されますもの。

「自分の感覚を鋭くする」、そのためにも自然とともに暮らすことが大切かなと思います。

庭ではまだオクラ、ゴーヤ、ナス、ピーマン、バジル・・・、毎日収穫して食べています。

お芋もそろそろだと思って、先日試しに掘ってみたら十分大きくなっていました。

サイコロに切って、お芋の蒸しパンを作ったり、りんごとレーズンと重ね煮にしたり・・・。

今日は天ぷらです。こうやって、旬の初めに必要な分だけ収穫して食べるのが、みょうにおいしく感じます。

どどっと収穫すると、ダメにならないうちに消費しなくちゃと、ちょっと焦ってしまうのは貧乏性だからでしょうか。

そんなわけでこの夏は、うちに来る人たちに、野菜やハーブを押し付けてもらっていただいたことでした。

庭のお芋のつる、元気いっぱい

9月5日(日)晴れ 
野外ジャズコンサート

午前中、窪川小学校で学年PTA主催の「お箸づくり教室」。

参加人数71名というのは、これまでの体験にはなくて最多数です。

うーん、どうなることやらと心配でしたが、4人の先生方にお手伝いいただき、親子で協力してもらって・・・なんとか無事終了!

私はネーム入れ担当でしたが、列が並んで次から次へと名前を聞いて流れ作業でした。

やっぱり子どもたちは可愛くて、限られた時間ですが、一人一人の子どもに必ず声をかけました。

「うまくできたわねー」「J君はスポーツやってるでしょ?」「ステキな名前ねぇ」・・・

改めて、子どもに関わることは楽しいなあと、心から実感しました。

私にぴったりくっついて、ずっと話しかけてきた女の子がいました。Mちゃん。

「じゃ、Mちゃん、私の助手してちょうだい」と頼むと、張り切ってほんとうによく働いてくれました。

楽しい教室のあとは、こちらも楽しみにしていた大正轟公園の野外ジャズコンサート会場へ。

ドイツからはるばるやってきたジャズコーラスグループJazzchor Freiburg の日本ツアー、5公演の一つがこの野外ステージ。

ジャズ聴きながら、大好きな四万十手仕事市の仲間たちと出展なんて、こんなおいしい話は無いですよねー♪

おまけに私は、つまみぽりぽりチューハイ飲んで、仲間からの差し入れのかき氷、スイカ、しょうがハチミツドリンク、お寿司!!!

その上仲間の子どもたちが、あめやらお菓子やらを配給(?)に来てくれる。

知人にもいっぱい声かけてもらったり、新しい出会いもあって、人と自然と音楽が一体となった至福のときでした。

最後には舞台に上がって、みんなで記念撮影となりました。

もちろん、ポレポレ村長はカメラ係でしたけどねっ(笑)

ものすごいパワフルなノリノリのグループで、写真撮影の時もずっと歌ってました。

日本語で「はっけよいよい、はっけよいよい」のリフレイン。

おかげで手仕事市の一番おちびちゃんの男の子が、そのフレーズだけ覚えて口ずさんでましたよ。

おちびちゃんにとって、初めてのジャズは「はっけよいよい」ってわけか(笑)

 リハーサル風景。本番は黒い衣装に赤いワンポイントでした。

9月2日(木)晴れと雨がめまぐるしい
 野外で草木染め体験

9月12日(日)、土佐市の「冒険遊び場」会場で「草木染め体験教室」があります。

活動の様子は、ブログをご覧になってくださいね。

冒険遊び場づくり作戦会議 -
団体名 冒険遊び場づくり作戦会議
URL http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiode_37
活動場所 高知県土佐市波介(板谷)


ポレポレ村長は去年講師にお招きいただいて、「とても楽しかった。いい所だよ」と喜んで帰りました。

今年は草木染め体験ということで、二人とも呼んでいただいたので、初めて参加の私はいまからワクワク。

野外で草木を摘んで、大人も子どもも一緒に染めたストールが風にひらひら舞う・・・想像するだけでワクワクします。

主催者さんと昨日お話したら、まだ申し込み可能のようです。

「冒険遊び場」のブログもご覧になって、興味がある人はぜひTさんまでお電話してみてくださいね。

先日、「村便り」を見て訪ねてきてくださった高知市のご一家さん、「冒険遊び場」で再会を楽しみにしています♪





2010年8月の暮らし

8月31日(火)晴れ 秋になった

季節が変わったことを、肌で感じます。

25日はすばらしい満月でした。

最近こんなに「美しいもの」に心震わす体験は無かったなあと気づくほど、

月も星も空も里山も・・・、すべてが美しい夜でした。

一転して、スコールのような雨が降った29日の日曜日。

KHJ親の会の講演会に出席し、お世話になった方や新しく出会う方との交流がありました。

全国にも県内にも、すばらしい生き方や活動をしている人々が大勢いて、いつも感動します。

8月も今日で終わり。秋を思わせる青空が広がり、風もどことなく秋風です。

ようやくトップページの写真を更新し、ボロボロになっていた「村の紹介」ページを直しました。

なかなかパソコンに向かう時間がありません。相も変わらぬ忙しさ。

天気の関係で例年より遅くなった、早期コシヒカリの刈り取り終了。

9月は中期コガネニシキの稲刈りです。

いろいろなイベントもいっぱい。

5日(日)=午前中窪川小学校で親子教室、午後ジャズコァ・フライブルグ四万十町公演(大正轟公園)

12日(日)=14時まで土佐市で冒険遊び場広場で体験教室、15時から「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会

15日(水)=黒潮町町民館教室へ・・・と続きます。

お近くの会場にいらしたら、ぜひ声をかけてくださいね♪



8月24日(火)晴れ 明日は満月

昼間の残暑は燃えるように暑いのに、夕方から涼しくなって、夜はひんやり。

明け方は肌寒いほどで、もうすっかり秋です。

庭に出ると、月の光を浴びて虫の音がにぎやかで、負けじと蛙も鳴いている。

驚くのは、蛍もまだ飛んでいるんですよ!

街中に住んでいる人は、夜も暑くて寝苦しいと聞くのですが、山の中は昼夜の温度差が大きいので、夏も夜は涼やかです。

さて、明日は満月。小松英星さんから、メールをいただきましたのでご紹介です。

『このところ晴天が続いていますが、26日(木)と27日(金)には、月と木星が演じる「天空ショー」が見られます。

26日は「16夜の月」の東に木星が、27日は「17夜の月」の西に木星が、いずれも至近距離に見られます。

これは予行演習のようなもので、この現象の本番は9月23日(木、秋分の日)です。ぜひ覚えておきましょう。

この夜は、「満月の月」の南7度という至近距離に木星が見えます(正確には19時44分)。

今から秋にかけて木星の等級はマイナス2.9度と極めて明るいので、月明かりに負けることはなく、

素晴らしい「天空ショー」になると思います。』




8月21日(土)晴れ 11月6日、野村訓先生講演会

10時、銀座のアンテナショップ「まるごと高知」オープンしました。

テレビで生中継をやっていましたが、すごい人混みでした。

どうやらポレポレの「ゆめのかけ箸」は、地下に並んでいるのかな?

どんな方が手にとってくださるのでしょうか? どきどきです。

最近、大阪の野村訓先生と電話やメールで何度もご相談させてもらっています。

ずっと前から企画していた講演会が、ようやく実現できる運びとなりました!!

■日時 11月6日(土)9時から10時まで、「写真撮影会」。10時30分から12時30分まで「講演会」

■場所 黒潮町入野「大方あかつき館」と前の砂浜。

■参加費 無料。両方参加でも、どちらか一方でも参加することができます。

ご講演のタイトルは、「写真は心のレントゲン」。

「自由に撮られた写真には撮影者の無意識の心模様が見事なまでに映し出されており、

撮影者の根深い課題が発見できる。

ほめて、認めて、発表する過程で、人間的な成長を遂げた子どもたちの姿を紹介します。」


みなさん、ぜひ11月6日午前中を予定表に入れておいてくださいね。

写真家の野村先生のワークショップを受けられるなんて、めったにないチャンス!

しかも、すごいご褒美を先生が用意してくださいました。

後日写真を審査して、最優秀賞の方は新大阪の先生のギャラリーで「個展開催」できます。

もちろん、入賞作品展も♪ チラシはただいま製作中。

8月15日(日)晴れ やらかもちと砂浜ヨガ

お盆は、お寿司とたたき、涼しいゼリーとフルーツなど定番に加えて、若い人にはオクラのピザも焼きました。

もちろん、おはぎも手作りします。

窪川の友達に聞いたら、「むかえだんご」「おくりだんご」と言って、2回おはぎを作るそうですね。

うちでは1回。呼び名も「やらかもち」です。

毎年、黒米があったらそれでおはぎを作っていましたが、今年はすでに在庫ゼロ。

だから、もち米を買い、アンコも作り、平凡なおはぎの出来上がりでした。

夜は、入野の浜で花火大会。

少し早目に着いたので、砂浜ヨガに参加することに。

これが気持ちよかったんですよねー。

寝転がった砂の感触、波の音、空には絵に描いたような三日月が。

三日月のへこんだ側に目、鼻、口がある、あの絵です。

あれは戯画したものではなく、見たらほんとにその通りなんです。目も口もちゃんとある!

いまさら気づくなんて。でも、楽しい発見です。

ああ、いいなあ。人間はやっぱり自然の一部なんだなあと、実感した時間でした。

こんなにいい砂浜も里山もある、自然豊かな黒潮町。

今年は都会にどんどん出向いて、わが町の宝物を情報発信したいと思っています。

ののちゃんお土産の半熟チーズケーキ


8月10日(火)晴れときどき大雨 銀座アンテナショップ「まるごと高知」

新月に合わせて、今月銀座にオープンする「まるごと高知」に「ゆめのかけ箸」を送りました。

21日、10時オープンです。

場所は、東京都中央区銀座1-3-13 リップレックス銀座タワー。

JR有楽町駅からだと、京橋口改札を出て、徒歩4分です。

地下鉄有楽町線銀座1丁目駅からは、3番出口の階段を上がってすぐです。

2階にはレストラン「おきゃく」もありますよ。

ぜひ、全国一おいしいものがそろっている高知の料理を、味わってみてくださいね。

「おきゃく」って、高知では「宴会」の意味で使います。

もちろん、使うのは割り箸ではなく「マイ箸」でお願いしまーす♪

「ゆめのかけ箸」を「まるごと高知」でお買い上げくださった方は、ぜひ感想などお寄せください。

先着10名さまに、「はーと・らいふ村」の特産品をお送りします。

下記メールまでぜひ!

polepole@chive.ocn.ne.jp

ポレポレ手作りのヒノキのお箸

8月7日(土)晴れときどき大雨 連日の虹

きのうも今日も大きな虹がくっきりと出ました!

きっとこの天気のなせる業です。

晴れていたかと思うと、突然スコールのような激しい雨。かと思えばけろっと晴れて、陽射しが降り注ぐ。

一日に何度も、そんなことの繰り返しです。

確かに何かがおかしい。普通の人でもそんな気がするできごとが、世界中で頻発するようになりました。

それでも、連日のきれいな虹を見ると、未来への希望を感じます。

今が分岐点。気づく人が増えてほしい。



8月4日(水)晴れときどき大雨 マイ84の日

毎年、8月4日は「はしの日」です。

今年も、「ビオスおおがた情報館」で、「マイ箸作り」と「マイ箸コンテスト入賞作品展」と「世界のお箸展」を開催しました。

「砂浜美術館」のスタッフのみなさまには、毎年お世話になりほんとうにありがとうございます。

高知新聞に今朝告知記事が載ったので、「新聞見て来ました」という人も多く、昨日のPRを聞いて来た親子さんも。

夏休みなので、お箸作りは全員親子か祖父母孫。

学校名を聞いたら、ずいぶん広範囲で大阪の小学生もいました。

みんなカッターで削るのは初めてなので、親が手を添えて教える姿がほとんどです。

そういうこともなかなかふだんの生活では無いので、「お箸作り」のいい体験だと思います。

名前を焼きペンで入れるので、「あら、太陽君が二人♪」とご紹介。

四万十川沿いの太陽君と大阪の太陽君が出会う場面も。すかさずお父さんが記念撮影していました。

来客のほうも、けっこう県外客が多かったですねー。宮崎、岡山、大阪・・・アメリカからも!

宮崎県の方が「じつは高知と並んで、宮崎は森林県なんですよ」と教えてくださいました。

恥ずかしい。県土の84%を森林が占める高知県が全国一位だとは知っていたけど、宮崎が肩を並べているとは知らなかった。

イベントの度にいろいろな交流があり、盛り上がる。それが何より楽しみです。

モンゴルに行ってきた人、スウェーデンに留学していた人、もっとゆっくりお話を聞きたいと思う場面も多かった。

つづきは「移住支援ネットワーク」で、と思っています。

どうしてもイベントは大勢でにぎやかに忙しく・・・ですので、「移住支援」は毎回定員8人くらいでじっくり深く体験してほしい。

8月は土佐清水市の「カフェたぬきへ生パスタツアー」を企画します♪



8月3日(火)晴れ 童夢館で木工教室

ポレポレ村長が「夏休み木工教室」の講師で行くので、私も明日の「マイ84の日」のPRについて行きました。

圭さんの息子さんが申し込んだら、すでに定員オーバーで抽選だったとか。

やっぱり、友達と申し込んだら片方が抽選にはずれてしまって・・・という人も多かったみたいで、気の毒でした。

今日作ったのは、「夏の思い出フォトフレーム」。

写真もその場で撮って、ヒノキのフレームに貝殻やシーグラスや木の枝・・・いっぱいデコレーションしました。

子どもたちは、近くの海に何回も貝殻を拾いに出かけた子もいたようで、いっぱい夏の思い出を集めていました。

子どもの発想は、ほんとにすごい! いつもながら感心して、うれしくなってしまいます。

すごい集中力でぐいぐい自分の世界を創り上げるから、みんな違って個性豊かな作品ばかりでした。

おかしかったのは、私が明日のPRをしたとき。

「明日は何の日?」と問いかけたら、みんなきっと「???」となる。

そこですかさず、「明日は8月4日、はしの日だよー」と、導入しようと思っていました。

そしたら、みんな口をそろえて、「登校日ー!」と答えたのでした。

そうなのです。明日は「マイ84の日」ではなく、子どもたちにはれっきとした「登校日」。

でも、「チラシ欲しい人?」と聞いたら、また一斉に「はーい」と手を挙げるし、子どもは可愛いんですよ、ほんと。

久々に子どもと過ごした時間、楽しかったなあ。9月に窪川小学校に行くのが、今から楽しみです。



8月1日(日)晴れ ミツバチの大群がやってきた!

朝食を食べていたら、窓の外でぶんぶんぶんとすごい羽音。

見ると庭いっぱいに何千何万という日本ミツバチが飛んでいて、景色が灰色に見えるくらい!

ポレポレ村長が「うわー、分封だー! 大きな風呂敷持って来て!」と、慌てて立ち上がりました。

「ぷんぽう??」なんのことかよく分からなかったけど、とにかく大きな風呂敷を探して庭へ。

ミツバチの大群は飛び回りながらかたまって、少しずつ移動しているように見えます。

お隣のご主人も見に来て、「どこに飛んで行くやろう?」と見守りました。

一つにまとまって落ち着いたら、ごっそりうちの巣箱に入れようというのが、村長のねらいのようです。

自家製ハチミツを採ろうと、庭に2ヵ所巣箱を置いたことを、以前この「村便り」に書きましたが、

あの巣の中に入れようというわけですね。

それで、大慌てで巣箱にハチミツを塗ったりして準備し、大群がどこに落ち着くか見ていたら、

なんと、おあつらえ向きのいちじくの木の低い枝にまとまりました。

高いところだったら難しいのですが、ここだったら採りやすいので、巣箱にそのまま入れることが可能です。

ポレポレ村長が両手でつかんで、ミツバチのかたまりを巣箱に入れ、元の場所に移動して設置しました。

その様子を写真に撮ろうと近づいたら、青い実が膨らんできたいちじくの木には、クワガタがいるわ、セミの抜け殻も10以上付いていて、

ミツバチ以外にも被写体だらけでした。

右上隅のミツバチにご注目を!

分封(分蜂)って、5月くらいが多いのだそうですが、今日は8月1日。 「ハチの日やー」と村長。

うちにミツバチがやってきた、記念すべき日になりました。

それにしても、偶然でしようか。

「ミツバチの羽音と地球の回転」のチケットが一昨日届いて、昨日ポスターとチラシが届いて、今日は実際にミツバチの大群が訪れた。

「羽音の大きさを、ほんとは知らないでしょう」とばかりに、実際にすごい音でぶんぶんぶんと響かせてくれるなんて。

最近、私はこんなことが本当に多いのです。我ながら不思議でなりません。

今日は家族が一挙に1万以上増えちゃって・・・。

「はーと・らいふ村」を気に入って、ずっと住み着いてくれるといいなぁ。



2010年7月の暮らし

7月28日(水)雨 「いきあたりばったり」

久しぶりの雨。暑すぎる日が続いていたので、作物も人間もほっと一息です。

全国ひきこもりKHJ親の会顧問、小西勝之氏から、本の委託販売をしてほしいということで、10冊送られてきました。

物を売るのはあんまり得意じゃない私たち、ましてや本の販売なんて自分の出した本もたくさん在庫を抱えているのに・・・

と、いったんは尻込みしそうになりましたが、ひと様のお役に立てるのは幸せなことだと思い直し引き受けました。

小西氏の活動をご存知無いみなさんに、KHJの奥山代表からご紹介です。

今こそ、日本と日本人の意識そのものが変らなければ立ち行かなくなるトコロまで来ている。

あらゆる分野で必然的に変革と大転換がギシギシと始まり出してきている。

 福祉の分野でも今、正にその必然性に於いて「質そのもの」が問われていよう。

 本来、人間は人々は「何のために生き、どの様に生き、どの様に支え合ってて共に生きてゆくこと」なのか?

 本書は、3障害を越えて7箇所の施設、4事業を実施する関西のコミキャンでの生き難さや障害

を引き受けながら懸命にヒリヒリ生きる仲間たちが紡ぐ声であり、その集約の実践の書(345ページ)である。

 愚直なまでのその生き様と、それゆえのピュアな命の輝きを我々の「生きるとは何?」の指針や糧にしたいものである。

      (評)全引連KHJ 本部代表 理事長 奥山 雅久

 


7月21日(水)晴れ 「ミツバチの羽音と地球の回転」

鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画、「ミツバチの羽音と地球の回転」を観てきました。

9月12日に黒潮町のあかつき館で上映するのですが、それに先駆けての試写会でした。

観終わってまず思ったのは、「ぜひ多くの人に観てほしい!」。

舞台は山口県上関町の祝島。人口500人ほどの自然豊かな島は、28年にわたる「原発反対運動」を続けています。

黒潮町でもよく見かけるような農家のおばちゃんや漁師のおんちゃんが、マイクを握り島を守ろうと必死で訴えている姿は衝撃です。

電力会社が、「みなさん、よく考えて。この先、農業や魚業で食べていけると思ってるんですか」と説得するのにも、耳を疑ってしまう。

一方、スウェーデンでは原発や石油などとは決別し、風力や太陽光で電気をまかなっていました。

地球の未来を考えて、持続可能な社会を実現する道を国民が選んだのです。

「たしかに世界中で変化は起こりつつあるけれど、それは勝手に変わるのではなくて、まずは自分が、意思とか責任を果たすということ。

自分が持続可能な存在になることが大事なのだと感じています。」という監督の言葉に共感します。

まず自分がライフスタイルを変容させることだと思います。

ミツバチは微力かもしれないけれど、まとまれば羽音は大きなものになる。一人一人が地球に影響を与える存在なのです。

チラシやチケットをあずかって、少しでも多くの人に紹介するお手伝いをしようと思っています。

あなたもぜひ、映画を観てください。監督も来られると聞いています。

9月12日、黒潮町あかつき館で、12時からと15時からの2回上映です。

鎌仲ひとみ監督のトークも、上映後にあります。


7月19日(月)晴れ 真夏のピザ

ピザがおいしかったので「ぜひ教えてほしい」、という方がときどきいらっしゃいます。

お料理の先生ではないので、教えるなんておこがましいのですが、一緒に作って食べましょうということで・・・。

暑いときに熱々ピザを焼いて、おしゃべりで盛り上がりながら楽しく食べました。

台はうちの全粒粉でつくり、トッピングも夏野菜がたくさんあるので4種類作ることに。

「トマトとレッドオニオン」「じゃが芋とぶなしめじ」「オクラとベーコン」「ナス」の4種類です。

ぜんぶにピーマンとオレガノと・・・もちろん、チーズ。

味を比べながら食べるのも楽しい。どれもおいしかったけど、私はトマトとレッドオニオンが一番かな。

バジルもいっぱい採れる季節なので、それもトッピングしようかなと迷ったのですが、最初から乗せて焼いたら真っ黒になります。

きれいな緑を楽しむには、最後に加えてさっと焼くのがコツですね。

 
夏野菜のサラダも添えて。サワチも私が焼きました。


7月15日(木)曇り 8月4日は「マイはしの日」

気がつくと1週間が過ぎている。

2012年末に向けて、いよいよ地球のエネルギーが加速していっている気がします。

毎日毎日いろいろなことがあり過ぎて、更新が追いつかなくてごめんなさい。

さらに、村の紹介の写真が、ぜんぜんアップされなくなっていることもようやく気づき、どうなってるんだぁー???

ホームページビルダーでは、ちゃんと以前のように見えるので、まったく知りませんでした。ごめんなさい。

さて、この季節は夏野菜の収穫期なので、毎日野菜に追いかけられるように食べています。

オクラは朝収穫しても夕方にはもう大きくなっていて、ちょっと採り忘れると大きくなり過ぎてしまいます。

天ぷらにしてもおいしいけど、さっとゆでて削り鰹にゆず醤油で食べたり、サラダに味噌汁に・・・でも、食べ切れません。

ピクルスにもレッドオニオンと漬け込んでみました。おすすめ! さっぱりしておいしいです。

今日はお世話になっている店に呼ばれて行ったら、東京から移住してこられた画家さんと出会い、すっかり意気投合。

19歳のときから世界中を放浪なさったという方ですが、四万十市を終の棲家に選ばれたというのもうれしいですねー。

まだまだたくさん話してみたい、ポレポレ村長とも会っていただきたい。

8月4日のイベントチラシを差し上げたので、もしかしたら「ビオスおおがた情報館」に来てくださるかも?

そこの店を出るやいなや、久しぶりの友達と抱き合って喜ぶ再会がありました。

いくら話しても終わらなくて、彼女にも8月4日のお誘いをしたら、「仕事休んで行くわ!」

あはは、変わっていない。セミプロの歌い手さんになっていたのは、予想外だったけど。

夕方、RKCテレビで、四万十町の川ちゃんを紹介する番組がありました。

四万十川をこよなく愛する川ちゃんは、「第1回ゆめのかけはし大賞」受賞者で、マイ箸や廃油せっけんづくりをしています。

8月4日、もちろん川ちゃんも「行くよー、つもる話をしたいさ」。

なんだかおもしろいことになってきたなあ。

すごいメンバーで盛り上がりそうな、8月4日。10時30分から12時30分まで、「マイ箸作り・マイスプーン作り」やります。

展示は午後2時までやっていますので、ぜひ「ビオスおおがた情報館」へどうぞ!

 ピクルスの写真を撮ろうとしたら、ゆめちゃん飛び込み参加


7月7日(水)晴れ 十夢

こんな日ってあるのですねー。

ポレポレ村長の誕生日が5日だったのですが、「何かおいしいものを食べに・・・」と提案したら、「7日に健康診断があるから・・・」

確かに、ごちそう食べ過ぎて数値に響いたらまずい。で、今日に延ばしたんです。

お昼を四万十市郊外のレストランで食べて、夕飯は家でヘルシーフルーツケーキでお祝いすることに。

帰宅したところに、お世話になっているY先生から電話がありました。

「アメリカ人の友達が来ていて、黒潮町をドライブしているから寄らせてもらおうと思って」

さっそく来てくれたトムさん、奥様が高知県の方なんだそうです。

自己紹介して握手したとたんに、ポレポレ村長が「もしかして・・・」と奥様のお里のことを話題にしたのです。

なんと! 以前、奥様のお母さん、つまりトムさんの義理のお母さんがポレポレのおもちゃ箱を買ってくださって、

アメリカのお孫さんに贈られたというではありませんか!

さっそく家の中に入って、おもちゃ箱の写真を見たトムさんもびっくりしているし、Y先生はさらに驚いて

「こんなことってあるがやねー。ほんとに何も知らんと連れて来たがやにねー。」

まだ続きます。

トムさんの義理のお母さんが、今年の「野の手仕事展」に来てくださった時、お孫さんの写真を3枚届けてくださったんです。

おもちゃ箱はすっかりあめ色になって、にっこりしたかわいい女の子と写っていました。

ありがたいなぁ、うれしいお心づかいだなぁと感謝したのですが、あの女の子のお父さんがトムさんだったんですね。

トムさんもまさかうちに来て娘の写真と出会うなんて、思ってもみなかったでしょうねー。

不思議な出会いに、わいわい盛り上がってほんとに楽しかった♪

帰り際に、トムさんにポレポレのお箸セットをプレゼントすることに。

それで、名前を焼きペンで書くので、「ひらがな、漢字、アルファベットのどれがいい?」と聞いたんですね。

すかさずY先生、「十夢」と書き入れて、「トム、これはテンドリームだよ」と言うと、トムさん大喜び。

何度も何度も「サンキュー」と言って帰りました。

その間にNHKから速達が届くし、夏休み木工教室の相談電話がかかるし、長老がヘルパーさんに連れられて帰宅するし・・・(笑)

夜、落ち着いて二人で乾杯しながら、「なんという一日」「朝から密度の濃い一日やったねぇ」と話しました。

これもシンクロですね。こんなことがきっとこれからも続きます。

NHKからの速達は、来年のワールドカレンダーにポレポレ村長の写真が入ったというニュースでした。

それも7月。誕生月に使われるのだそうです。また四万十川が世界に広がる♪ よかった。

審査員は前回受賞時と同じく、カメラマンの浅井慎平さん。

誕生日、不思議な出会い、写真コンテスト入賞・・・お祝いが重なった「七夕の夜」でした。



7月6日(火)晴れ 星守る犬

黒潮町図書館にある漫画、村上たかしさん作「星守る犬」、おすすめです。

犬を飼っている人も飼っていない人も、ぜひ手にとってみてください。

私もすすめられて読んだのですが、これは多くの人に紹介したい漫画だと思いました。

子どもから大人まで、男女を問わず・・・ジーンとくる作品です。

この本を読んで、思わずモやハナのところに寄って抱いてしまいましたもの。

関連して、また捨て犬の話。

昨日、いつものように馬荷から四万十市へ行く山の中で、初めて見る犬が道路に横たわっていました。

すぐ悪い予感が。車が近づくと、もちろん犬は起き上がって逃げてしまいましたけど・・・。

帰りに見たら、どこにも居なかったので、ちょっとほっとしていたのです。

今日、またその道を通ったら、ずっと馬荷側に下ってきていたようで、うろうろと歩いていました。

首輪もない。捨て犬です。またか・・・

キャットフードは山の猫にやるためにいつも車に乗せているけど、ドッグフードは持っていなくて、

仕方なく鰹節をやろうと思って降りましたが、警戒して逃げていってしまいます。

無責任に誰も見ていない山の中に捨て去るヤツは、いったい誰なんだ!

「星守る犬」のおとうさんと、何たる違い!!

地球上で一番ひどい動物は、間違いなく「人間」ですね。

モク(右)とハナ

2010年6月の暮らし

6月30日(水)曇り時々晴れぽつぽつ雨 サッカーW杯

6月も今日で終わり。今年もはや前半が終わったことになります。

ことのほか早く過ぎた半年だったように感じます。

でも、それは私だけではなく、この時代だからこそですね。

毎日、深夜だったり早朝だったり、サッカーW杯を観ていました。

ポレポレ村長は少年時代からクラブチームでサッカーをやっていて、高校ではあの長島さんの後輩だったそうです。

ザンビアに赴任した時もサッカーチームを結成、フランスチームとの対戦写真など見ると、なかなかかっこいいユニフォーム姿です。

で、今回のアフリカでのW杯、なんとかチケットを入手したいと努力していましたが、ハズレ・・・

テレビ観戦に熱が入りました。

今朝も午前2時まで日本を応援して、少し寝て4時30分に起き、6時15分発の電車で高知龍馬空港へ。

今日からしばらく県外出張なので、留守中は私が犬の散歩や田んぼの見回り、仕事の連絡などやっています。

田んぼの周りには、ネジ花がいっぱい! 素朴で大好きな花です。

村長の帰村は、4日(日)。なんとその日は、「サンリバー四万十一周年」イベント参加を予定しています。

ハードですが、いつもお世話になっているところからの呼びかけには、馳せ参じようというのが村長の理念です。

チラシが新聞折り込みになっていましたが、沖縄フェアを始めいろいろ楽しい企画があるそうですよ。

ちなみに、私は会場でさっそくガラポン回して、赤い玉がポトン。

「わっ、また1等か!」と慌てたら、4等でトイレットペーパーをいただきました。

5月には携帯替えてガラポン回したら、2000円分のお菓子や海苔をもらっちゃったし・・・

ついてる、ついてる。 3度目が楽しみだわー♪

みなさんぜひ、7月4日(日)9時〜15時、四万十市右山の「サンリバー四万十」でお会いしましょう!

 ネジ花、うちの庭にも咲いてました

6月23日(水)曇りのち晴れ 
四万十手仕事市の仲間たち

頼まれていたフレームのお届けに窪川へ。

前から行きたかった雑貨屋さん、「かさね」さんへ初めてお邪魔しました。

場所は窪川でも昔から大好きな、「宮内」の道路沿いにあります。

看板も店内も、店主の「かさね」さんそのもの。感性のかたまりのような、ステキなお店です。

かさねさんのブログ。
http://kasane.fem.jp

その足で、「松葉川温泉」へ。

旧建物へは何度も行きましたが、新しくなってからは初めてです。

とても広くて、サウナも川を見下ろす露天風呂もあり、何より湯質の良さに大満足です。

その上、平日の12時から13時までだったせいか、貸し切り状態!  ゆったりまったり癒されました。

13時からレストランで昼食。私は「日替わり定食コーヒー付き」で、ポレポレ村長は「はちきん地鳥の唐揚げ定食」でした。

どちらの定食も850円というのは、安い。おいしくて満足しました♪

また何度も来ようと思う温泉が増えたのも、うれしいですねー。

それから、「四万十手仕事市」に誘ってくださった武市さん宅へ。

無農薬で生姜を育てている武市さん夫妻のおかげで、すごくいい人たちと知り合えた、いわば恩人ですね。

「類は友を呼ぶ」の言葉通り、「四万十手仕事市」の実行委員さんたちは、ほんとに仲がよくて熱心でいい人ばかりです。

先日も倉敷まで、みんなで「手仕事市」の見学に行っていたんだそうです。

次々と熱心に取り組んでいるし、その過程をみんなで楽しんでいる様子がまたいいんですねー。

体験教室がとても充実していたとかで、今後の活動にさっそく活かしていくようです。

次回は、10月30日(土)、31日(日) 今度の場所は窪川の緑林公園内です。

詳しくは「四万十手仕事市」のブログでご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/shimanto_teshigoto

秋の一日、楽しい仲間たちとの再会が、今から楽しみですね。

「燻製をやろう」とか話題が盛り上がって、あっという間に時間がたってしまいました。

帰宅を急ぐ車中で、「やっぱりいい仲間がいて、助け合い楽しみ合えることが喜びだよね」と語り合ったことでした。

 かさねさんのお店で・・・

6月20日(日)曇りときどき雨 
町の作家さんたち合同展

とても楽しい、感謝いっぱいの1日でした。

いい人たちに囲まれていて幸せだと、つくづくありがたく感動します。

イベントというのは、毎回思うのですが「出会い・交流」の喜びなんですね。

声をかけてくださった砂浜美術館のAさんはじめ、移住者の会で出会った人たちとも再会。

みなさんすごく多才な人たちだということも分かったし、この人材が町の新たな宝なんだと思います。

前からお世話になっている人たち、地域の人たち・・・、人とのつながりが喜びと豊かさなんだと再確認します。

大勢の人々にたくさんの幸せをいただいて、日々を生きています。

お返ししきれていない自分を、省みる・・・。

いえ、お返しではなく、こちらから幸せを分かち合えるように。

それも、ポレポレ村長がよく口にするように、「見返りを求めず・・・」なんですよね。

人が「進化する」って、その辺にあるのではないでしょうか。

 ピエロのボランティアも移住者さん

6月18日(金)雨 
森・海・川の「聞き書き甲子園」

東京のTさんのNPO法人から、今年の募集チラシが送られてきました。

「森の聞き書き」は第9回、「海・川」は第1回目です。

全国の高校生集まれ! とても魅力的な「甲子園」ですよー♪

HPはhttp://www.foxfire-japan.com/sanka.html
 
締め切りの7月1日が迫っていますが、原稿用紙1枚の作文だから楽楽ですね。

問題はクラブ活動で時間がとれないという高校生が、けっこう多いと思います。

もちろん部活も大事ですが、数日間を全国の高校生と交流し、森・海・川の名人から学ぶことは、

人生の中で貴重な体験となることは間違いありません。

「高校生だったら絶対参加するのにねぇ」と、ポレポレ村長と残念がっています。

ぜひ、チャレンジしてみてください。応援します、喜んで。


6月17日(木)晴れ
 じゃが芋、ズッキーニ、初収穫

梅雨の晴れ間も、どうやら2日間だけだったようですね。

明日からまたずーと雨のようです。

今日は夕方初めてじゃが芋を掘ってみると、手頃な大きさになってごろごろ。

食べる分だけ掘って、だんだんと収穫していくことにしました。

ズッキーニもいいサイズになっていたので、今年の初収穫。

夕食の前に収穫した野菜が、写真の通りです。

さて、収穫した野菜たちを前に、今夜のメニューは何にするかな?

じゃが芋はポテトサラダと迷った末、ローズマリー隠し味のジャーマンポテトにしました。

ズッキーニは焼いて、オリーブオイルでシンプルに。

レタスやサラダミズナはもちろん、そのままドレッシングで朝昼晩食べています。

掘ったばかり、採ったばかりの野菜たちですので、素材の味そのものを味わうのが一番です。

化学肥料をまったく与えていない野菜たちは、小さいけれど野菜の味がギュッと凝縮されています。

私みたいに鈍感な舌の者でも、「ぜんぜん違う!」と分かります。

(ちなみにうちの犬や猫たちも、人間と同じで生野菜が大好きなんです。変?)

まだ5時前だというのに、冷えた果実酒を取り出して飲みつつ料理していると、「贅沢やなぁ」と何やら後めたいような気分。

でも、お金はぜんぜんかかっていません。

この前の「移住者の会」のとき、「月10万円で暮らせるかどうか」が話題になりました。

「田舎で暮らしたいという人は多いけど、仕事が無いから・・・」という意見も多かった。

私、思わず発言してしまいましたけど、「せっかく田舎に来るんだったら、田舎の豊かな暮らしがあると思います」って。

あの会に出席して、私のやるべき支援の方向がはっきりしてきました。

つまるところ「ライフスタイルの提案」なんだと思います。



6月16日(水)晴れ 
人参の花

今日来られたお客さまが、「レースフラワーですよね。大好きなんですよ」とおっしゃった花。

実は人参なんですよ。そう言うとびっくりしてました。

確かにレースフラワーにそっくり! 私も大好きですから、人参の花も大好きです。

花を楽しんで、種を取りますから、野菜を育てない暮らしはもったいない。

紫色のきれいな花を咲かせていた「かずき大根」は、種を採取して乾燥中です。

自家採取の種の交換しませんか? ご連絡くださいね。

ナスやピーマンの収穫が始まり、ズッキーニも明日には初収穫です。

毎日食べていたチンゲンサイやルッコラには、白や黄色の花が咲きました。

花も食べられます。見た目もきれいだし、おいしいです。

人参もチンゲンサイも、もう次の種まきをして成長してますから、次々に育った野菜が食べられるわけですね。

おススメはサニーレタス。育てやすくて食べる機会も多いので、ぜひプランターででも育ててほしい野菜です。

お芋は毎年植えていた「土佐紅」ではなく、「土佐金時」と「紫芋」を植えました。

念願の紫芋で、秋にはタルトを焼きますねー♪




6月14日(月)雨のち曇り
 20日ビオスおおがた5周年

20日(日)10時〜14時、黒潮町道の駅「ビオスおおがた」の5周年記念イベントがあります。

「工房ポレポレ」もお声をかけていただき、展示販売と体験教室を行います。

体験は「土佐ヒノキのマイ箸づくり」と「牧野の木々のマイスプーンづくり」。

どちらも40分から2時間くらいみていただいたら、完成です。

時間差は、みなさんの腕前によるからです。あと、性格にもよりますね(笑)

受付は10時から12時までにしていただいたら、14時終了に十分間に合います。

町内作家さんの「ハレハレ本舗」さん、「楽居」さん、「兎屋」さんと、情報館のホールでご一緒なので、

とてもにぎやかで楽しい一日になりそう♪

そのほかにも、フラダンスやマグロの解体ショー、バイキング食べ放題などなど、

5周年のお祝いイベントがいっぱいありますよー! ぜひ楽しんでくださいね。

 
とうもろこしの陰で一休みするゆめ


6月12日(土)晴れ 移住支援ネットワーク

午後から社会福祉センターで第2回「移住者の会」があり、二人で参加しました。

ポレポレ村長は2回目、私は初めてでした。

私は生まれも育ちも黒潮町馬荷で移住者ではありませんが、20年来移住支援をしてきました。

今までは個人でやってきたけど、今年から「移住支援ネットワーク」を立ち上げて活動することにしたのです。

毎年多くの移住希望者が訪ねて来て、いろいろ相談を受けます。

時には空き家や仕事を紹介したり、イベント開いたり先輩移住者と引き合わせたり。

そんな中で感じたのは、やはり移住者同士のネットワークがあったらいいなということ。

移住してくる人はとても多いのですが、定着する人は半分以下かも知れない現実があります。

せっかく縁あって高知に来てくれたのだから、できるだけ永く楽しく移住生活を送ってもらいたいのです。

新しく移住希望者が訪ねてきた時、先輩移住者や地元の人とご飯でも食べながら本音の話をするのもいいですね。

「移住体験塾」として、1週間くらい宿泊して農業体験や林業体験をしてもらうのも、再会したいことです。

ポレポレ村長も、いつの間にか「移住者のはしり」と称されるくらい古株になりました。

さまざまなカルチャーショックも体験しながらも、地域の役員にも選ばれるくらい(本人の気持ちは別として、笑)溶け込みました。

成功例と言ってもいいのかも。

これからますます移住希望者が増えてくる予感がするので、私たちにできる支援を続けていこうと思います。

 出窓で昼ね


6月10日(木)晴れ
 新鮮ドジョウ


種籾の浸水からスタートした田植えが、ようやく夕方終了しました。

昔は田植えが終了すると、「さなぼり」と言ってみんなで集まって宴会を開いていました。

それだけ大勢の人のお世話になる、大きな行事だったんですね。

早乙女さんを確保するのにも、一苦労していたことを覚えています。

ポレポレ村長の持論は、「ぼくは秋山さんと同じで、一人でできる範囲しか作らない」。

それでも7反も作るのはかなり驚く広さなので、私も手植えを手伝います。

秋山さんは、元TBS国際ニュースセンター長、元宇宙飛行士で、今は無農薬農家の秋山豊寛さん。

たくさんのご著書がありますが、どれを読んでも「うんうん、そうそう」と納得させられる、尊敬すべき農人です。

ポレポレ村長は後期コガネニシキの田植えと平行して、前期コシヒカリの草取りもしているので大忙しです。

夕方、手押しの除草機を軽トラにつんで帰宅しておろしたら、小さなドジョウが3匹もからまって絶命していました。

やっぱりね、田んぼにはドジョウやミミズやメダカがうようよいるんだわ。

よその田んぼは、稲があるときにイノシシが食べにやってくるけど、うちの田んぼは稲が無くてもやってきます。

耕したのかと勘違いしてしまうほど、田んぼを掘り返しているのは、ミミズなどを食べているんですねー。

新鮮ドジョウは、洗ってから猫たちのごちそうになりました。



6月6日(日)晴れ
 メダカとホタルの田んぼ

コガネニシキと古代米、後期の田植えが続いています。

田んぼに満々と水もあり、夜にはホタルがたくさん飛んでいる。

田んぼの水が甘いのかな?

甘い水に辛さを加えるわけではないが、今年は「田んぼに海水を入れる」と村長。

ミネラル分を増すのだそうです。へぇ、楽しみ楽しみ♪

無農薬有機栽培の田んぼは、慣行農業と比べると信じられないほど手間ひまかかり、そんなにたくさんは育てられません。

でも、顔の見える関係の人々に食べていただけるのですから、育てがいがありますよね。

うちのお米は、ほとんどの人が玄米ですが、ときどき「白米にして」とか「分づきして」と頼まれます。

分づきは、3分づき、5分づき、7分づきと、段階に分けてどんなふうにも精米できますから、ご希望に合わせています。

米糠も無農薬のものは貴重。クッキー焼いたり、漬物に使ったり、余ったら畑の肥料に。

夏野菜はどんどん育ってきて、レッドオニオン、サラダミズナ、チンゲンサイ、サニーレタス、インゲン、ルッコラ・・・

毎日追いかけられるように収穫。ピーマンも初収穫しました。

ナス、トマト、かぼちゃ、ズッキーニ、スイカ、とうもろこしは、いっぱい花がついています。

オクラ、唐辛子、人参、バジルなどハーブ類は成長中。

桃とキーウィは実がふくらみ、ブルーペリーはまもなく熟れますが、ブラックベリーはまだ花です。

そうそう、今年は山椒の実がいっぱいついています。これ、なんとか使いたい! いい調理法を調べてみようっと。

この季節、ヘビイチゴも赤くなってますよね。

名前から抵抗感があったのですが、なんと生薬なんですって。抗ガン作用があるそうです。

今年の梅酒を浸けた残りのホワイトリカーがあったので、初めてヘビイチゴも浸けてみました。

まだまだ知らないことだらけだわ。



2010年5月の暮らし

5月30日(日)晴れ そば打ち初体験

楽しみにしていた「そば打ち体験」に、ポレポレ村長と参加しました。

いつも主催者側のことが多いので、たまに参加者側になることもいい体験です。

10分前に会場に入ったら、一番乗り。それでお手伝いをすることに。

そしたら、後から来た参加者さんが、「よろしくお願いします」と深ぶかと頭を下げて挨拶に来るのです。

「あ、いえ私は講師ではありませんよ」。間違えられた!

講師の先生は、37年間も土佐清水市でおそば屋さんをしていたプロ。

おそばはいたってシンプルで、そば粉と中力粉と水を混ぜてこねあげ、切ってゆであがったのを水で洗い盛ります。

配分は400g、100g、250ccですが、天候によっても水の量が微妙に違いそうです。

つゆにねぎとわさびと大根おろしをいれるだけ。

だいたい15分くらいですべての工程を終え、食べるのだそうです。スピードとリズムが勝負。

練るときは、陶芸で土をこねる要領で「菊ねり」します。これは腕に自信り。

ポレポレ村長は器用になんでもこなすので、講師の先生から「上手ですね。そば打ちやってたんですか」と誉められました。

「いえいえ」と言ったとたんに、手元が狂ったのでしょうか包丁でスパッ。

左手の指をかなり深く切ったのか、床に血がぽたぽた落ちてました。

知り合いの参加者さんにカットバンをいただいて処置しましたが、とんだお騒がせで恐縮です。

出来たてのそばをすぐにツルツル♪ コシがあってしっかりした味。250gも食べました!

そばは昼夜の温度差が大きい土地が合うとか、育ててみたいねと話しています。

そば粉さえあったら、簡単にできると分かってうれしいですね。

 左指にはまだ血がにじんでるが食欲は変わらず

5月27日(木)晴れ 
今、一番好きな時間帯

すがすがしい五月晴れの日が続いています。

今、一番好きな時間帯は、朝5時から7時ごろ。

勤務していたころからの5時起き習慣が抜けず、今も目覚ましがなくてもだいたいその時間に起きます。

もうすっかり明るくて、小鳥たちがにぎやかに鳴いていますから、気持ちがいいですね。

昨夜仕掛けておいた玄米ご飯の香りが、家中に漂っています。

カーテンを上げ、まず今日の空模様で判断します。

それによって、一日の日程を決めたりしますから、何よりまず、ですね。

それから、起きるのを待ちかねている猫たちの部屋に行って、餌をやったりトイレの始末をします。

5時過ぎから太陽が顔を出し、庭の木々に陽があたってそれはきれいなのです。

新しい猫たちの部屋から見る風景は、こんな感じ。



キッチンに立って朝食の準備をしながらも、目はずっと対面する出窓の外に行ってしまいます。

光がどんどん増えていくのが、ほんとうに気持ちいい。

7時前には、リビングの中まで陽射しがさんさんと降り注いで入ってきます。

音楽を聴きながら、コーヒーをすすりつつ新聞を読み、メールをチェック。(書いてみると気ぜわしい?)

6時に村中にチャイムが鳴り響き(泊まった人は、たいがいこれにびっくりします)、離れの長老が起床します。

長老は6時に就寝しますから、12時間睡眠! おまけに昼寝もします!

長老の介護と朝食が終わった7時過ぎに、モク&ハナとポレポレ村長が起きてきます。

8時くらいに私たちの朝食が終わって、8時30分くらいから仕事にとりかかる日もあれば、ゆっくりコーヒー飲んだりして9時になることも。

モクとハナは、それからいそいそとお散歩に出かけます。

うちはけっこう来客が多い家だと思いますが、朝5時から7時に来る人はさすがにいません。

でも、晴れた日のこの時間帯が私は最高の空間だと思っていて、しみじみ「ここは天国だな」。

よかったら7時くらいにいらして、一緒に音楽聴いて「たまちゃんの光の種コーヒー」飲んで、新麦の焼きたてパンなどいかが♪

キッチンから見る光のシャワー

5月26日(水)晴れ
 月夜のホタル

3週間くらい前だったかしら、今年初めてホタルを見かけたのは。

今夜はお風呂の出窓のところに、ホタルが飛んでいました。

庭に出てみると、月夜にホタル!

詩情漂う風景が広がっていました。

いい季節ですね。


 ちなみに写真の庭木はユーカリです

5月24日(月)晴れ 
夏野菜の収穫

野菜たちの成長はほんとうに早くて、この間種蒔きしたと思ったら、もう収穫できだしました。

今日はお昼にチンゲンサイを炒め、夕食にサラダミズナをイタリアンドレッシングで食べました。

畑で抜いてから食卓に乗るまで、10分とかからない。(手抜き? 笑)

なすもかぼちゃもトマトもピーマンも、花をつけています。すぐに小さな実を発見することでしょう。

「暮らしを大切にしたい」と思うのです。

おいしいものを食べ、大好きなことをやりながら、不要なものはどんどん手放そうと思います。

きっと、本当に必要なものが見えてきますね。

あまりに情報が多くて、下手をすると振り回されてしまい・・・、わけが分からなくなるときがあります。

本当に大切なものは何なのか、ぶれないようにしようと思います。

 じゃが芋にも白い花


5月23日(日)大雨 
たまちゃんのジャングルコーヒー


一日中雨が降る中、高知市へ行ってきました。

午前中、タイで孤児院と学校を運営するたまちゃんのお寺へ。

タイの洋服や雑貨の展示販売会があり、これまでなかなか日程が合わなかったので、やっと実現でした。

広い本堂にたくさんの作品が並び、もちろんふんどしも(それも新作が!)。

たまちゃんや「輝くいのち」のお仲間さんたちだから、ゆったりした楽しい雰囲気でずっと長居したくなります。

ぜひお会いしたいと思っていたクリスタルボール演奏者のものべえさんにも、紹介していただくことができました。

たまちゃん同様、瞳がとてもきれいな若い男性でした。

やっぱり瞳は心の窓ですね。納得できます。

午後から「かるぽーと」で、芹沢先生の講演会へ。

お世話になっている全国組織の親の会、「やいろ鳥」さん主催でした。

青少年問題が高齢者問題とリンクしている話は、とても納得できました。

「する自己」ではなく「ある自己」を肯定しなければ、人間の価値を「何ができるか」で測られてしまいます。

要介護5という重度の障害を持つ母を在宅で看ましたが、日々「ここに居てくれる」というだけで大きな支えでした。

人間の価値は、「存在する」だけで平等にあると私も確信します。

再びたまちゃんですが、メールでよく「おってくれてありがとう!」と書いていることがあるけど、それなんですよねー。

帰ってから、お土産の「挽きたてジャングルコーヒー」を飲みました♪

チラシは2月にたくさんもらって配っていたけど、肝心のコーヒーのほうはまだ入手してなかったのです。

ジャングル育ちの野生コーヒーは、香りも味も深くて「げきうま」とたまちゃんが絶賛するだけのことはありますね。

もう豆以外では、コーヒーは買いたくないな。

このコーヒーが飲めるカフェが、6月に高知市にオープンするそうですよ。楽しみですねー♪

 
昼咲き月見草が花盛り

5月18日(火)曇りのち雨 
5月は花いっぱい

午前中、麦刈り。例年より早く「麦秋」が訪れました。

黄金色の麦畑に立つと、稲とは違った美しさに笑みがこぼれます。

庭にも花が多い季節ですが、野にもアザミやハニーサックル、紫蘭、黄芭蕉など、花がいっぱいです。

ブンタンも白い花をいっぱいつけ、とてもいい香りを放っています。

午後から雨になりそうだったので、唐辛子、ルッコラ、昔きゅうり、ゴーヤの苗を移植しました。

今にも降ってきそうな空に問いかけながら、果樹園に桃の苗も3本植えてきました。

私が種から育てた桃たちです。おいしい白桃だったので、種を捨てずに庭に埋めてました。

植え終わったら、グッドタイミングで雨!

水をやる手間なしですね。ありがとうございます♪

 
玄関のピンクマーガレット

5月15日(土)晴れ 木のマイスプーン

今日は3組のお客さま。おかげさまで楽しい一日になりました。

来られた順に書くと・・・、まずは1年前に東京から四万十市に引っ越してきたステキな女性。

アポ無しだったけどタイミングよく来てくださって、いろいろお話できてほんとに楽しかったです。

2組目は牧野植物園の職員さんお二人。マイスプーンの材料をさっそく届けてくださって、ありがとうございます。

一つ一つに丁寧に「ヒサカキ」「シデ」「アラカシ」「ナツツバキ」・・・というふうに木の種類を書いてくださっていました。

剪定して捨てられるところを、こうして「マイスプーン」に生まれ変われるのは、木にとってもこの上なく幸せですね。

もちろん削る人も大喜びです。なんたって高知を代表する牧野富太郎博士の植物園の木々ですもの。

うちの「昼咲き月見草」「ステビア」「セントジョーンズワート」を差し上げました。

牧野植物園で増えていくなんて、光栄です。

名前の分からない花をお尋ねしたら、さっそく携帯で写真を撮ってました。さすがです。

3組み目は近所の男性。ハチクをたくさん届けてくださったのです。

「さば缶で炊くとおいしいですよ」と、調理法までアドバイスしてくださいました。ありがたい。

いい人たちと語らった一日は、心が満たされて夜が更けていきます。

明日はどんな一日でしょうか。



5月13日(木)晴れ 今日の庭

庭は今、ストロベリーキャンドルが終わって、ピンクのかわいい昼咲き月見草が盛りです。

エゴノキの白い花も、いい香りを漂わせて咲いています。

ストロベリーキャンドルは華やかなので、お隣のおばさん始め通りすがりの何人かに、

「この赤い花をちょうだい」と声をかけられました。

もちろん、喜んで差し上げましたとも。

昼咲き月見草は華やかではありませんが、愛らしいですよ。

もうすぐ咲く、ヒメトラノオもポットに移しておきましょう。

きっとまた、「少し分けてちょうだい」とおっしゃる方が現れると思いますから。

陽射しが強くなってきたので、私のガーデニングタイムはもっぱら早朝と夕方です。

早朝は朝露がきらきら光って、そりゃあきれいです。

太陽凝視をして、たっぷり朝陽を浴びます。

夕方はお向かいの山のてっぺんにだけ夕日が当たっている、6時から7時までです。

色彩はありませんが、空気が落ち着いて、白い月が見える頃もまた、私は好きですね。

小鳥の鳴き声を聴きながら、雑草の花を楽しみながら、せっせと草引きしています。

こればっかりは、きりがありませんね。だから、楽しみながらやるのが一番です。


ピンクの花が昼咲き月見草です。

5月10日(月)雨 コミュニティの時代

5月は1日から9日までずっといろいろあったので、久しぶりの休日です。

昨日の日曜市はお天気もまずまず、ワークショップもいろいろあったりして、なんだか「無国籍な感じ」がとてもよかったですね。

芝生の上にピクニックシートを広げて、食べたり語ったり作ったり・・・とても楽しい景色でした。

徳島から来た「かまどごーごー」さんが太鼓をたたいてくれて、音の癒しも心地よかった。

月1回、第2日曜日の9時から14時までですが、みんなが「交流を楽しみにしている」のが伝わります。

ポレポレ村長もよく言います。「無農薬の話ができる人たちがいて、安心する」って。

黒潮町の若き新町長さんが、新聞で「コミュニティを大事にしたい」と語っていて、おおっと思ったことでしたが、

「コミュニティの時代」が来ているなと感じます。

ふだんは近隣の市町村に散在していて、共同イベントの度に集まってくる仲間たち。

目標やコミュニケーションや行動をシェアーすることが、大事なんだと思います。

スタッフが一生懸命で、みんな平等で自立していて、威張っている人もいないので、とても楽です。

今月からポレポレ村長は、ブース横で「マイ箸づくり教室」を始めたので、昼ごはん抜きの大忙しでした。

でも、時間をかけて自分の手で削って、プレゼントするお母さんの名前を入れた人が、

とってもうれしそうに何度もお礼を言って立ち去る姿を見ると・・・

6月もまた昼ごはん抜きでも教室やりたいなと思うのです。

(もっとも昼ごはん抜きは村長だけで、今井さんのワッフルをしっかり3種類も食べた私ですが・・・)

6月は13日の日曜日。9時から14時まで、入野のネストウエストガーデン土佐駐車場で。

「土佐ヒノキのマイ箸」のほか、「牧野植物園の木々のマイスプーン」も作ります!

すでに申し込んでくださった人も、ちょっとのぞいてみようかなという人も、みなさんお楽しみに♪


お箸の頭をハートに削った人も!!!



5月7日(金)晴れ 「海辺の日よう市」で・・・

9日(日)9時〜12時、「マイ箸削り教室」を開催します。

場所は、黒潮町入野のネスト・ウエストガーデン土佐、「海辺の日よう市」会場です。

お母さんに手作りのヒノキのお箸をプレゼントなんて、いいですねー♪

もちろん、名前も焼き入れいたします。

最近、「子ども箸」のご要望が多く、14cmくらいのかわいいお箸を作っています。

お箸袋がまた「めちゃかわいい!!」と、みんなが声をはずませるんですよねー。

「お食い初め」のお祝いにも、ぴったりだと思います。


 実物がずっとかわいい。うーん、うまく出ない。



2010年4月の暮らし


4月28日(水)晴れ 
自家製ハチミツ

衣食住を手作りする「はーと・らいふ村」に、また一つ自家製が増えそうです。

以前からぜひやってみたかった日本蜜蜂の巣箱を、ポレポレ村長が庭に2箇所設置しました。

玄関近くの西洋ヒイラギの下と、木蓮やナニワイバラの花の下
です。

ブルーベリーの花の近くにも、日本蜜蜂が飛んでいます。

環境を気に入って、巣箱に入ってくれるかな?

ハチミツだけでなく、みつろうも使い道がいろいろあります。

木工品にも塗りますし、化粧クリームなどもみつろうとハーブで作ります。

みつろうクレヨンもありますね。




4月25日(日)快晴
 GWは「Tシャツアート展」

週末は初夏の気持ちのよい青空とそよ風です。

GWに入ったので、こんなお天気が続くと最高ですね。

気がついたら4月がもう終わりかけていて、1ヵ月が1週間みたいだったなぁと振り返っています。

「人と自然を大切にして生きていく」ことが大事だよと、いつもみなさんに教えられている気がします。

 スモークツリーの紅い葉が出た

4月23日(金)曇り 
コシヒカリの田植え

土日の陽気がうそのように、今週はまた雨が多く、肌寒い日々です。

早期の田植えを、今日でほぼ終了しました。

端植え(はたうえ)と言って、田んぼの端っこのほうを植える作業が残っていますが、あと1日あれば完了です。

瑞穂の国にふさわしく、この季節の田んぼは満々と水がはられ、周囲の野山を映して光っています。

その野山も、今が一番美しい。

新緑がみずみずしく、おんつつじのオレンジが目立っています。

こんな環境で育つお米を、今年も県内外のいろいろなお宅にお届けできるまで、心をこめて育てたいです。

ピーマン、栗かぼちゃ、ナス2種類、ズッキーニ、全部植えました。

今日は風が強かったので、竹を切ってきて支柱を立てて紐で結びました。

実がたくさんついて、重みで倒れそうになっても、支柱をしておけば安心です。

ポレポレ村長はビニールの空き袋を切って囲いを作り、ズッキーニを保護しました。

この方法は、近所の畑でもよくやっていますね。


 
左のビニール袋にご注目。通路にまでストロベリーキャンドルが咲いてますね。

4月18日(日)晴れ 第2回「四万十手仕事市」

お天気に恵まれ、新しい出会いもいっぱいあって、とても楽しい2日間でした。

ポレポレ村長は2日間とも「マイ箸づくり教室」を開催しましたが、

老若男女の参加者が熱心に削ってくださって、ネームを焼き入れると喜んでいただきました。

その中の一人、小学2年生のかわいい女の子のお母さんが、こんな話をしてくださいました。

以前、「海辺の日曜市」に出かけたとき、工房ポレポレの「双葉ペンダント」500円を欲しがったのだそうです。

無視して買ってやらなかったら、なんとその子は松ぼっくりを拾ってきて、それを売って自分でペンダントを買ったんだそうです。

「どこでも生きていける子や」と、ポレポレ村長が大感激していました。

いつも大勢のお客さまがあり、私たちはその女の子のことも記憶にありませんでした。

本当にいろいろな人から、「以前、はーと・らいふ村に行きました」とか、「高知市でお箸づくり教室に参加しました」とか、

声をかけていただきました。言われなければ、残念ながら覚えていないことがほとんどです。

だから、初めての出会いと思わずに、「いつか、どこかで、お世話になった人」だと、出会いに感謝しようと思います。

お世話になったと言えば、窪川中学校に勤務したときに知り合ったお母さんが、今回も会いに来てくださいました。

自宅で作っている苺にお花を添えて、ステキなプレゼントをいただきました。感謝♪

また、一日目にとても可愛い若い女性が、エンピツペンダントとボタンを買ってくださったのです。

二日目も来てくださって、昨日のペンダントが胸元に揺れていました。

とても似合っていて、帽子もTシャツもチェックのスカートも・・・ほんとに絵に描いたように可愛い人でした。

それで、思わず「良かったら・・・」と、名前と住所を書いていただいたのです。

その苗字を見て、「○○さん、ご存知ですか?」と一人の教え子のフルネームを口にしました。

すると彼女、びっくりして「姉です」と言ったのです。

こんな出会いもあるのですねー。

手仕事市のスタッフのみなさまのおかげですね。

感動いっぱいの2日間を過ごすことができて、ほんとうに感謝です♪




4月14日(水)晴れ 新月の種まき

朝はとても寒かったのですが日中は暖かくなって、Tシャツ一枚で庭仕事をしていました。

藤の花が咲き、ナニワイバラのつぼみが膨らんでいます。えんどう豆の花も、草に負けそうになりながら咲いてました。

じゃが芋の芽が霜にやられて心配したのでしたが、なんとか復活しそうです。

ポットに種まきしたズッキーニの苗もそろそろ移植の時期なのですが、こんなに寒いとためらってしまいますね。

ピーマンを植え、カモミールの種まきをしました。ルッコラとバジルの種まきは、もう少し先にしました。

やはりお百姓仕事は、気温や天候や体力と相談しながら・・・臨機応変です。

畑仕事はポレポレ村長と一緒にしていましたが、互いに工房にこもって作品づくりをする時間は、それぞれ集中します。

村長は子ども用のお箸を作り、私は麻混ヘンプのストールをビワで染めていました。

「ビワが好きやねぇ」と村長にあきれられながら、ほんとに好きだから飽きもせずビワを煮出しています。

そのビワにも実がついて、親指の先くらいに膨らんでいました。

きっと、木全体で実のために栄養を運んでいる時期なのでしょう。

染め上げると、生命力にあふれた美しいビワ色になりました。

満足して、パンを焼きコーヒーを飲んでいます。

私の理想の夫婦像は、高村光太郎・智恵子夫妻なのですが・・・、ほんのちょっぴり方向だけは近づこうとできてるかな?

ちなみに理想の家族像は、「大草原の小さな家」です。あの親子関係、家族のあり方は、教育の基本だと思っています。


 
人参はいま収穫期です。甘い!


4月3日(土)晴れ 
初夏の気持ちよさ


高知はもう初夏の陽射し。とても気持ちのよい気候になりました。

苗代には今年のお米の苗が育ち、野山はイタドリやワラビ、ぜんまいがいっぱい。

午前中は5日締め切りの仕事をしていましたが、家に居るのはもったいなくて・・・

午後からボランティア団体のメンバー宅に出かけてお茶してました。

まずはお母さんがとても元気になっていて、ほんとうにうれしかったですねー。

「Aちゃんはお母さんのことが大好きなんです。お母さんがにこにこしている顔みたら、一番うれしいんですよ」

「キリコ先生に勧められて教室を開くようになって、ほんとに元気が出てきたんです。」

親も子も、大好きなことを夢中になってする楽しい時間を持つことで、自信と元気を取り戻すのですね。

「またみんなで集まって、どんなことをしたいか話し合いましょうねー」

「わぁ、ぜひここを会場に提供させてください!」

ケーキもコーヒーもおいしかったけど、お母さんの笑顔に一番癒された気がします。

 いただいた花いっぱいの玄関


4月2日(金)晴れ
 風に立つライオン

たぶん「村便り」に書くのは初めてですが、私の大好きな歌に「風に立つライオン」があります。

さだまさしさんの歌なんですけど、昔から大好きで・・・歌詞を書き出して貼ったりしてました。

あまり有名な歌ではないと思っていたのですが、とんだ勘違いだったようで・・・

最近たて続けに、この歌が好きだという話をお二人の方から聞きました。

お二人とも県庁マン。

うーん、なんか同じ歌に心惹かれるというだけで、リンクし合ってる気がしてうれしいですねぇ。

こんな歌です。


『風に立つライオン』 

突然の手紙には 驚いたけど嬉しかった

何より君が 僕を怨んでいなかったということが

これから此処で過ごす 僕の毎日の大切なよりどころになります

ありがとう ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て

今更 千鳥ヶ淵で昔 君と見た夜桜が恋しくて

故郷ではなく東京の桜が 恋しいということが

自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間 あちらこちらを廻り

その感動を 君と分けたいと思ったことが沢山ありました

ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが一斉に翔び発つ時

暗くなる空や キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット

何より僕の患者たちの 瞳の美しさ

この偉大な自然の中で病いと向かい合えば

神様について ヒトについて 考えるものですね

やはり僕たちの国は 残念だけれど

何か大切な処で 道を間違えたようですね

去年のクリスマスは 国境近くの村で過ごしました

こんな処にも サンタクロースはやって来ます 去年は僕でした

闇の中ではじける 彼等の祈りと激しいリズム

南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど

少なくとも心は僕より健康なのですよ

僕はやはり来てよかったと思っています

辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を捨てた訳ではなく

僕は 「現在」を生きることに 思い上がりたくないのです

空を切り裂いて 落下する滝のように

僕はよどみない 生命を生きたい

キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空

僕は風に向かって立つライオンでありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい

最后になりましたが あなたの幸福を

心から遠くからいつも祈っています

おめでとう さようなら




2010年3月の暮らし


3月27日(土)晴れ
 たけのこのピザ


ワンコたちと散歩に行ったポレポレ村長が、たけのこを掘ってきてくれました。

「今が一
番おいしい!」というサイズです。小さいけど丸々していて、やわらかい。

さっそく皮をはいで、米糠で下ゆでし、水にさらしてから料理に使っています。

煮物にすることが多いのですが、たくさんあるので「たけのこご飯」や「てんぷら」にもしてみようと思っていたら、

ポレポレ村長が「たけのこピザを焼いてみたら?」と提案。それ、いいかも知れない!

煮付けていたたけのこをスライスして、きのことトッピングしました。山菜ピザです。

味付けしたたけのこを使ったのは、正解でしたね。とてもおいしかったです。

ピザメニューが増えました。たけのこの季節には、また焼いてみたいと思ってます。

季節をゆっくり味わったり、野山の恵みを料理して食したり・・・

そんな幸せが毎日続くと思うと、贅沢だなあと感謝せずにはいられません。

「廃校を利用した蜷川モーニングに行こう!」「椰子にフランス料理を食べに行く?」

ポレポレ村長がいろいろ提案してくれますが、私は「はーと・らいふ村」で過ごす「なんでもない時間」が至福です。




3月24日(水)晴れ 
芸農界デビュー


ポレポレ村長から、抱えきれないほどのピンクのバラとかすみ草の花束とカードをいただきました。



3月21日(日)晴れ 
花へんろマラソン

宿毛市で、第2回花へんろマラソン大会があり、昨年に続いてポレポレ村長が出場しました。

お彼岸で来客が多く、私は応援には行けずじまいでした。


兵庫県からしばさんが来られて、昨夜は宿毛でメイさんと飲み会の約束をしていたとかで、ポレポレ村長が運転して出かけました。

それで、二人とも昨夜遅く帰ってきたので、体調を心配していましたが無事完走。

ポレポレ村長のほうは4時間を切るタイムも出て、満足できる走りだったようです。

お彼岸のお客さまは、今日は10人。久しぶりに来てくださった人もいて、情報交換で盛り上がりました。

明日は母の里などへ、こちらからお参りに出かける予定です。

お彼岸は、親戚同士が顔を合わせにこにこ談笑するのを、ご先祖さまが喜んで眺めているような気がします。



3月1日(月)晴れ 桜もつつじも咲きました


今年は開花がずいぶん早いようです。

庭のさくらんぼ、水仙、ぺリウィンクル、雪柳などが花盛り。山の桜やつつじが三分咲きです。

今日は高校の卒業式でした。

県立中村高校は、私の母校でもあります。同級生にも会い、なつかしさもひとしお。

校歌は3番までしっかり覚えていましたが、もうここで歌うのも最後かなと思いながら高らかに歌いました。

佐賀中学校での教え子たちにも、おめでとうと声をかけました。青年らしいすがすがしい笑顔でした。

中村高校以外の高校を卒業したみんなも、「卒業おめでとう!」

人生これからだよ。自分らしい花を咲かせてくださいね。




2010年2月の暮らし


2月27日(土)晴れ
 お雛さま

昨日は傘が壊れるほどの「春一番」が吹きました。

遅ればせながら、女4人で半日かかってお雛さまを飾りました。

私が子どもの頃飾っていた陶器のお雛さまや時代もののお雛さまもあるのですが、今年は七段飾りにしました。

持ち物や飾り物が多くて、ああだこうだとわいわい大騒ぎ。

でも、飾り付けてみると、やはり華やかで春らしく、いいものですね♪

けっこう段が高くて、身長165cmのEちゃんが大活躍でした!



2月24日(水)晴れ 
「シルバー・バーチの霊訓」

20℃を越す陽気で、いっきに春がやってきた感じです。

昨日、四万十市の図書館に行き、10冊の本を借りてきました。

「シルバー・バーチの霊訓」、昭和60年に発行された本ですが、図書館の職員さんが奥の書庫から出して来てくれました。

4巻は貸し出し中だとか、残念ではなく、逆にうれしくなりましたね。

この本を読む人が、少なくとも一人は四万十市の図書館に出入りしているのですから、会って話したい気持ちになりました。

1巻はさっそく昨夜読みました。今日は2巻を読みます。出来るだけ早く返却しますので、まだの人はぜひ読んでみてください。

「自分は何のために生まれてきたのか」「より良い生き方とは」などなど、思春期は疑問が多かったように思います。

大人になるにつれて、日々の雑事に追われて、深く考える間もなく時間が流れていきました。

それでもずっと心の奥にあって、問い続けてきた疑問。この本はすべて応えてくれています。

私は特定の宗教に入ったことはありませんし、今後も入る気はありません。

でも、目に見えないものにこそ大切なものがあるような気が、ずーとしていました。

出会った子どもたちに「心の目」と題したノートを手渡してきたのも、その気持ちから生じたものでしょう。

ハンディのある人、弱い立場の人が、どうしようもなく気にかかる性分なのも、やっとその理由が分かりました。

ポレポレ村長と結婚したことも、自然の中で自給自足の暮らしをしていることも・・・、みんなつながっています。

生まれた時からずっと一つの道を歩いてきたのに、何もかも腑に落ちることなのに、確信するのが遅すぎですね。

人類は大きく宇宙の摂理からはずれた方向に進んでしまい、悲劇と混沌の時代を繰り返してきました。

でも、まだ間に合う。気づく人が増えて、一人一人が本来の人間らしい生き方をすることが、何よりも大切なのだと思います。

 
種籾の消毒


2月20日(土)晴れ 
消毒とカブトムシ

昨日は雪が舞う寒い日でしたが、一転して今日は暖かい。

庭に出て、畑仕事にいそしむ一日でした。

ポレポレ村長は種籾の消毒。今年も60℃のお湯に浸けて、消毒しました。

普通の農家はこの段階で、「消毒」と言って農薬を使います。

種の段階からもう、農薬まみれなんですよね。

昨日も書きましたが、農薬使っている人は無農薬生産者を良く思わないようで、「農薬は害は無い」と力説します。

はっきり言って、それは違いますよ。田んぼに農薬を撒いてみたら分かります。

すーと薬が流れると、みるまに虫たちが死んでいきます! 生きものを殺すのが農薬や除草剤なんです。

あれを見たら、農薬や除草剤を使う気にはなれません。

種籾の消毒のあと、じゃが芋を植えました。農林1号と男爵の2種類です。

種芋を半分から四分の一に切って、薪ストーブの灰をまぶします。

これも消毒なんです。お湯や灰、自然のもので消毒できるんです。先人の知恵はすばらしい。

ポレポレ村長が敷き草にしようと置いてあった草が、とてもいい肥料になっていました。

それを使おうと崩したら、「わぁーーー!!」

なんと丸々大きなカブトムシの幼虫が、出てくるは出てくるは・・・40匹くらい出てきました。

あんまりたくさんいるので、その草を使うのはやめて、また元のように戻しました。

大きいのが雄で小さいのが雌でしょうか。成長が楽しみです♪

庭にミミズや蛙がたくさんいることは知ってましたが、カブトムシの大群は初めて


  
村長の手に負けないくらい大きい幼虫ですね。

2月19日(金)晴れときどき雪 
「すべては宇宙の采配」

2晩ろくに寝もせず動いて、いろいろな人と出会い、未知の体験もして、今日帰宅しました。

やっぱり家はいいなぁ。私はここが一番幸せです。

2晩お風呂にも入っていなかったので、明るいうちにたっぷり半身浴をしようと浴室に入りました。

うちのお風呂は北側にあるのですが、運動場の真ん中に家を建てたせいで、出窓から西日が差し込みます。

出窓の上部の透明ガラスからは、裏山と空を眺めることができます。

ちょうどポレポレ村長が「すべては宇宙の采配」という本を買ってきていたので、今日の「半身浴読書」はこれ!

奇跡のりんご農家、木村秋則さんが書かれた本で、前から読みたいと思っていました。

夢中であっという間に1冊読み終わりました。身につまされて、感動の涙をぬぐいました。

木村さんは「死」を決意するまで追い詰められたことを、赤裸々に告白していました。

残念ながら、日本の社会はまだ、少数者に排他的な傾向があるのかも知れません。

ただ社会は大きく変化が加速しています。目に見えてどんどん「気づく人」が増えています。

最近、特に、いい人たちと驚くような出会いがあります。

そして、帰宅したとたんに木村さんの本が待っていてくれる。がんばれって言ってくれている気がするのです。

今が正念場。のんびり手をこまねいている猶予はありません。信じて進みます。



2月14日(日)曇り 
玄米珈琲とボールペン

新月。旧正月。そして、「海辺の日曜市」。

いつもの作品のほかに、手作りの「玄米珈琲」と「雑木ボールペン」を持っていきました。

今日は人出がとても多く、友達にも大勢会えたし、おいしいものもたくさん買って、とても楽しい一日でした。

麻乃さん、いつも差し入れありがとう♪ すごくおいしいチョコレートケーキ! もう市販品は食べられなくなりそう。

「雑木ボールペン」と「土佐ひのきのマイ箸」を、東京から来られた方がすぐお買い上げくださいました。

「高知のお土産に・・・」と選んでくださって、うれしいですねー。

この前1本買ってくださった方も、「弟の就職祝いに贈りたいから」と、また1本。

そして、「この前のボールペンは、大切な人に手紙を書く時にだけ使ってます」とにっこり。

もう「物を売買する」という範疇ではありませんよね。手仕事展もそうですが、日曜市も感動がいっぱいです。

私たちも毎回、干物やお菓子や食品などできるだけここで買うようにしていて、夕食が楽しみです。



2月9日(火)曇りときどき雨 雑木ボールペン

つばき、ひさかき、桜、エゴ・・・野山のさまざまな雑木で作ったボールペン。

自然木のボールペンは珍しくないのですが、ノック式というのは今まで見たことがありません。

西土佐のなしさんのご指導で、何人かの人たちが製作しています。

私はポレポレ村長にいただいたものを使っていますが、見た人が「ほしいーー!」と叫ぶんですよね。

値段はグループのみなさんで決められていて、5000円。子どもには高価なのが残念ですが、

一生ものだから・・・と親御さんが買ってくださる人もいます。ほんもの志向なんだなぁと思いますね。

バレンタインデーが近づいて、チョコレートに添えてプレゼントしたいという人も。

あー、それは名案だと思います。男性は特に、このボールペンをむしょうにほしがる人が多いですから、

身近において、一生使えるもの・・・として喜んでくれると思います。

私は名前を入れてもらいました。ピンのところも木ですから、焼きペンで書きいれできます。

どちみち1つ1つ違ったボールペンなのですが、名前を入れればさらにマイボールペンになりますね。

先日、高知新聞に載ったようで(我が家はまだ見てませんが)、問い合わせの電話も何度かありました。

1つ1つ全部違うので、ほんとは手にとって選んでいただくのが一番いいのですが、

遠くの方はそうも言ってられないので、写真で決めてお送りすることにしました。

量産はできないのですが、ほんとうにほしい人の手にはきっと渡っていくことでしょう。



2月5日(金)晴れ 皇太子さまに「こんにちは」

Eちゃんは今日、東京で表彰式。

皇太子さまや文科省の方々、感想を書いた本の訳者さん、出版社の社長さんからも声をかけていただいたようで、

あまりに有名な方々の名刺にびっくりしてしまいました。

私も本を読むと作者に会いたくなったりするのですが、なかなか会えるものではありません。

卒論の上林暁さんの自宅を訪ねたのも、今思えばかなりずうずうしく勇気がいりました。

ましてや相手の方が名刺を出して声をかけてくれるなんて、すごい体験ですよね。

今年第55回の読書感想文コンクール。来年ももちろんあります。

小学生、中学生、高校生のみなさんは、ぜひチャレンジしてみてください。

442万・・・編の応募の中から選ばれるのは大変ですが、全国で入賞すればめったにない体験ができますよ。

若い日の体験は、ときに人生を左右するきっかけになったりします。

Eちゃんはこの体験をきっと次のジャンプにつなげていくことでしょう。

いいことがいっぱい続いておこりますね。楽しみ♪


2月4日(木)晴れ おいしい一日

高知市出張。お昼を「アテラーノ旭」で食べました。

丁寧な手作りの「玄米定食」が、500円という安さ!

食後に「恵方巻きロールケーキと無農薬コーヒーセット」を頼んだら、300円でした! 信じられないでしょ?


ここは旭町の「寄り合い」のような場所で、ほとんどボランティアで経営していらっしゃるとか。

場所は「ソーレ」のところから北に折れて、少し進むと右手に入ったところに見えます。

「アテラーノ農園」で野菜作りもするし、弁当の配達もしてくれるんですね。

みなさんが作った手芸品なども販売コーナーがあり、アットホームな雰囲気がいい感じでした。

何よりもオーガニックなのがうれしい。近くだったらしょっちゅう行くのにと思います。

行き帰りの道すがら窪川と須崎で用事があり、お会いした人からもお土産をいただきました。

須崎の方には「苺大福」と「醤油カステラ」。醤油カステラは初めての味でしたが、確かに醤油味がしておいしかったです。

そういえば須崎市には、歴史を感じさせるお醤油屋さんがありますよね。

にがりさんの小松魚店のちょうど前なので、今日もお醤油もついでに買いました。

にがりさんちの魚は、いつ寄っても厳選されていて、ほんとに新鮮でおいしいのです。

魚にうるさいポレポレ村長も、大のお気に入りの店。帰り道にお店が開いている時間だと、必ず寄ります。

最後に寄った窪川の方には、手作りのバナナ入りココアケーキをいただきました。

二人とも大好きなケーキ♪ なんて「おいしい一日」! 

写真を撮ろうと思っていたのに、すっかり忘れてパクパクいただいてしまいました。

 屋根にお醤油ビンが飾られていておもしろい

2月1日(月)雨 自家焙煎の玄米コーヒー

帰宅したところへ電話があって、明日、新聞社の取材があるとか。

玄米コーヒーをお出ししたいなと、ただいま自家焙煎中です。

この香りがネットで流せたらいいなぁ。香ばしい匂いが、リビング中にたちこめてます。


これもまた「スローフード」ですよね。長い時間をかけてじっくりと煎り上げますから、体を温めてくれるのも納得できます。

玄米はすばらしい栄養源ですが、同時に体内の不要物を排泄するという解毒作用もあります。

無農薬の玄米コーヒーには、体内浄化と免疫力アップの両方が備わっているんですねー。

ぜひ多くの方にお試しいただいて、香り高いおいしさを味わっていただきたいです。

まずは、新聞記者さん。どんな感想かしら、むふふ。


金柑のタルトにもよく合います

2010年1月の暮らし


1月31日(日)雨 芋ケンピと玄米コーヒー

今日で1月も終わり。朝から雨の日曜日です。

昨日、急なお客さんがあったので、とっさにかこってあるお芋を掘り出して「芋ケンピ」を作りました。

素揚げでお砂糖などは使いませんでしたが、熱々が大好評。

お芋が甘いのです! 秋の掘ったばかりの頃より、一段と甘くなっています。

ポレポレ村長に言ったら、「そりゃあそうだよ。冬を越すために芋自身が糖度を高めるから・・・」だそう。

手間をかけてかこっておくだけの値打ちがありますね。

味をしめて、今日もおやつは「芋ケンピ」を作りました。しばらく続きそうです。

飲み物も自家製コーヒーです。うちの玄米を自家焙煎したコーヒーですけど、これが今マイブーム♪

体にいいのはもちろんですが、香りがとってもいいのです♪

コーヒー大好きなのでいつも買っていましたが、今後はたぶん・・・買わなくなりそうです。

玄米茶も玄米コーヒーも自家製で、自給率アップかな?!



1月29日(金)晴れ 明日、満月です♪

昨夜、空を見上げると煌々と美しいお月さまでした。

夜も空が明るく、星々の輝きも一段と増しています。

満月は明日、満潮は15時だそうです。

夕食も含めて、満月・新月の夜の過ごし方を、今年は特に充実させたいと思っています。

それから、「節分」「立春」・・・いよいよ本格的に2010年度の流れが出てくるときです。

今日は「毎日新聞」に、Eちゃんが大きく出ていました。

442万6885編の作品の中から、内閣総理大臣賞に続く毎日新聞社賞を受賞したのです。

予想以上の大きな顔写真でしたので、思わずまじまじとながめてしまいました。

賢く意思的な感じを受ける瞳が、まっすぐにレンズを見据えて、とてもきれいですがすがしい表情でした。

表彰式は2月5日、東京であります。東京に行きたがっている彼女には、出会いのチャンスです。

私も高校3年生のとき、とにかく東京に行きたかったことを思い出します。

家族と離れて、一人で見知らぬ都会で生きていく・・・初めて「自立」を意識したときでした。

月日が巡り、今春はEちゃんがそのときを迎えています。

明日の満月の夜は、Eちゃんの希望のスタートを心から祝し、祈ろうと思います。

Eちゃんの将来の夢が、ポレポレ村長がかつて赴任した「青年海外協力隊」というのも、不思議です。

「ボランティアで世界の人々の役に立ちたい」、その志の高さにエールを送ります。




1月24日(日)晴れ おからと米粉のココアケーキ

二組のお客さまがみえることになり、ケーキを焼きました。

私が焼いたのは、一見チョコレートケーキに見えるけど、実はおから。

左の白いケーキは、お客さまが焼いてきてくださったケーキです。

受け取ったら、手に温かさが。焼きたてでした!

「試作品」というそのケーキには、黒潮町の特産品が使われていて、初めての味でしたがとてもおいしかったです。

何が使われていたかは、まだ企業秘密(?)。2月14日販売だそうですから、お楽しみに。

私のは以前Aさんに教えていただいたものですが、おからと古代米粉とココアが入っていて、しっとりもっちりのケーキです。

メープルシロップとレーズンの甘みだけで、ほのかな甘みなのですけど他には無い味で大好きです。

米粉はよく使うので、ビンに入れて冷蔵庫にいつも置いています。

パンに入れてももちもちおいしいですし、実はカレールゥに入れてもおいしいのです。

おからは、昨日たくさんいただいたもの。ケーキにしたり、おからハンバーグにしたり、ほんとうに安くてうれしいヘルシー食材ですね♪




1月23日(土)晴れ オリジナル・ハートストラップ

注文いただいたと言って、ポレポレ村長がバレンタインデー用に「ハートストラップ」を製作しています。

もちろん、自然木。ポレポレ村長らしく、いろいろな木の切れ端を利用して、一つ一つ手作りです。

いろいろなハートがあって、とてもかわいい!

夕方やってきた奈々ちゃんが、さっそく目ざとく「超かわいい♪」と第1号でした。

奈々ちゃんが選んだのは、けやき。うちの庭にも何本か植えていますが、私も大好きな木です。

手でなでて使い込むほどにツヤが出て、いい風合いになってくると思います。

ほかにも、メープルやアルダーなど珍しい木もあって、一つ一つ形が違うから選ぶの迷いますね。

お箸のお客さんも、すごーーく迷う。工房ポレポレは、お客さんを迷わす作品ばかりです(笑)



1月22日(金)晴れ 玄米のおいしい炊き方

うちは玄米ごはんを食べています。

もうそれが普通になってしまって、たまにキャンプなどにお米を持参するとき「あらら」と気づくくらい、普段は無意識です。

うちのお米のお客さんは、ほとんどの人が玄米食なので、よけい普通なのかも知れませんね。

べつに周りの人に押し付ける気はありませんが、「玄米はまずい」という人にはついつい「とてもおいしいですよー」と反論します。

実際、甘いしもちもち感もあってパワーを感じるのは、玄米ごはんのほうです。

白米を食べても、物足りなくなってますねー、すっかり。

「食べにくい」と言う人は、もしかしたら炊き方に問題があるのではないでしょうか?

ぜひ、おいしく召し上がっていただきたくて、参考になればと書いてみます。

圧力鍋で炊いたこともありますが、毎日炊くので手軽に炊飯器の玄米炊きを利用しています。

できるだけお水に浸けておくことがコツなので、夜洗って浸けておき、朝は自動的に炊き上がっています。

まず、洗うとき。最初はさっとお水を入れてくるくるとかき混ぜたら、すぐに水を捨てます。

再度水を入れて、今度はしっかりとぎます。この時、しっかりとぐことでもっちり柔らかく炊き上がります。

「無洗米」なるものが宣伝されていますが、何て馬鹿なことを・・・と口には出さず内心思ってます。

手のひらからはしっかりエネルギーが出てますから、素手でパワーを込めておいしいご飯を炊くのです。

私はいつも「ありがとう」と感謝を込めてとぎたいと思っています。

逆にネガティブなこと考えてといだら、ごはんがまずくなる気がします。

お水を入れ替えながら、濁りが無くなるまで洗ったら、炊飯器にセットして朝まで浸水します。

だいたい8時間くらいですが、もっと長く浸けて発芽玄米にすると、なおいいと思いますね。

ちなみに、発芽玄米はわざわざ買わなくても、自宅で簡単に作れます。

お水に浸けておくだけでいいのです。小松英星さんに教えていただきました。

炊くとき、ひとつまみの塩を入れると、さらに玄米の甘みを引き出してくれます。

よかったら大匙1杯〜3杯くらいの古代米を入れて炊いてみてください。

お赤飯のような色になって、一段と香りがよくおいしく炊き上がります。

炊き上がったら、よく蒸らしましょう。

玄米がおいしく炊けたら、おかずはほんとうにシンプルなもので満足します。

野菜たっぷり味噌汁、漬物、のり、おじゃこ、胡麻和え・・・といった、昔ながらの食事がなんだかすごく「おいしい!」と思うんですよね。

私はまだ試していないのですが、玄米2カップに対して小さじ1杯のインスタントコーヒーを入れると、香ばしく炊き上がるそうです。

同じ割合でプレーンヨーグルトを入れるとふっくら炊けるとも聞きましたけど、入れなくても十分にふっくら炊けます。

近くのお客さんにお米を配達するとき、庭の野菜を引き抜いて土がついたまま持って行くことがあります。

無農薬有機なので、小さいし葉っぱも虫が食ってたりするのですが、お米のお客さんは理解ある人ばかりだからOKなんですね。

先日配達したOさんからのメール、ポレポレ村長がニヤニヤしながら読んでいました。

「感覚的にOさんと僕はおんなじなんだなー」とうれしそうです。

「どれどれ・・・」と私。


『はーとらいふ村で採れた野菜は、ざっと洗って皮を剥かずに
少し位土が残っていても微量元素の補充で調度良いと安心して
食べられるのがうれしいですね。
今年も宜しくお願い致します。 』

土も微量元素の補充! いいですねー♪




1月20日(水)晴れ 草木染め

「大寒」だけど暖かい。

夏蒔き小麦は刈り取りの時期を迎え、文旦の収穫も終わりました。

保存していたキーウィが甘くなり、金柑も熟れました。甘露煮を炊きながら、これを書いています。

薪ストーブの火力を利用して、この季節は保存食を作ったり草木染めをしたり・・・。

玉葱の皮でシルクの靴下を染めたのですが、媒染を二通りでやったらご覧の通り。

黄色がミョウバンで、緑が鉄です。同じ玉葱の皮でも、こんなに変わるとおもしろいですね。

鉄媒染は古釘で簡単に作れます。さびた釘を拾って、ビンに水と一緒に入れておくだけですから、廃物利用ですね。

玉葱の皮はれっきとした漢方です。お茶にして飲むこともできます。捨てるのはもったいない。

草木染めは身近にあるもので、とても優しい色合いに染め上がるので大好きです。




1月18日(月)晴れ まだ雪が・・・

今日はずいぶんいい天気だったのですが、通勤路の雪はまだとけません。

3日間降り続いた雪の間、山に捨てられた猫たちのことが心配でした。

ゆめやまるは、家の中に居てさえ必ず薪ストーブのそばや日なたに寝そべります。

隠れる建物のない山の中で、雪にうずもれて生きているかどうか?

生きてました! みんな元気でした。すごい子たち! これで雪の日もなんとか生きていけることが分かりました。

会う人、会う人に、「里親になっていただけませんか?」と声をかけていますが、断られなかった人はわずか3名。

「猫なんて、ご近所の迷惑ですよ」「家の中から出していませんから、ご迷惑はかけてません」

「どんどん増えて大変ですよ」「犬も猫も、保護した子はみんな手術してもらっていますから、だいじょうぶです」

こんな会話を何回繰り返したことか。動物虐待の問題については、もっと行政が本気で取り組む必要があると感じ始めました。

たとえば日本一殺処分数が多いというその費用を、野良猫の避妊手術にまわすことはできないでしょうか。

同じように税金を使うなら、殺すよりもこれ以上かわいそうな猫を増やさないほうに、私は賛同します。


 この子は幸い里親さんが見つかりました。一晩だけゆめとガラス越しの対面。


1月15日(金)晴れ 子どもには無限の可能性がある

今年初めての「新月」ですね。

夕方4時11分から新月に入ったと、ユキさんから教えていただきました。

8時間以内が一番パワーが強くなるそうです。

パワーといえば、今さらながら子どもたちの持つ力には驚かされます。

今日は朝日新聞の投稿欄のトップに、Aちゃんの作文が掲載されていました。

トップに載るのは何回目だろう。とにかくAちゃんは、一番多く出ていると思います。今日もいい文章でした。

先日、「日本作文の会」から本と表彰状が届いてびっくり。

Bちゃんが去年書いた「かけがえのない家族」という作文が、中学生・高校生の部のトップに掲載されていました。

2009年に全国で4編しか選ばれていない狭き門。去年のC君、Dちゃんに続いて3人目ですが、大喜びでした。

ちなみに「かけがえのない家族」とは、拾ってきた猫たちのこと。私も個人的にもうれしい内容でした。

あさって17日には、毎日新聞にEちゃんの感想文が「高知県最優秀」として掲載される予定です。

Eちゃんは2年連続「高知県最優秀」で、全国コンクールに送られます。

連続は私の記憶では、佐賀中の明神早穂子さんが「こども小砂丘賞最優秀」を2年続けて受賞して以来で、

1年だけの最優秀賞は数え切れないほどありますが、連続受賞はなかなか無いですね。

とまあ、ここ数日の新聞雑誌だけであげても、子どもたちのパワーは私の予想をはるかにはるかに超えているのです。

それがおもしろくて感動いっぱいで、長く教師を続けてこられたのかもしれない。

目を見張るほど伸びていく力を持った子どもたち。指導者としてこれはやりがいがあるはずです。

特定の子なのではありません。どの子も可能性を持っているのです。

私はボランティアで不登校やひきこもりの青少年とも関わっていますが、変わらない子はいません。

いつその時期がやってくるかは分かりませんが、「明けない夜はない」ということだけは確信できる。

数年間まったく自宅から1歩も出なかった、中学校には1年の途中までしか行っていない・・・

そういう子は珍しくないのですが、現在は高知大や高知女子大にも進学しています。自立して働いている人もいます。

子どもの将来像を否定的に見ず、明るい希望を心に描けるというのはとても幸せだと、みんなに心から感謝しています。

もちろん、子どもは無限のパワーだけでなく、優しさや純粋さなども大人の比ではなく持っていますから。

退職しても、子どもとの関わりは持ち続けるだろうと思っています。

 離れと車庫も雪に覆われた


1月14日(木)大雪 積もりましたねー

昨日は朝から雪が降り、午後からごんごん降り出して・・・夜にはもうだいぶ積もっていました。

今朝は予想通り、大雪。バスもストップするし、職場からも自宅待機の連絡が来ました。

昨年末、年に一度の「自分へのごほうび」にブーツとレインブーツの2足を買ったのが、今日は大活躍。

13cmほどの雪でも、庭に出るときはレインブーツでないと歩けません。

雪の写真を撮りましたので、トップページにアップしますね。

モミの木が本物の雪をかぶって、絵になっていました。よかったらそちらも見てやってください。



1月12日(火)冷たい雨 ぞろ目

もしかして今夜あたりカウンターが「55555」だったのでは?

どなただったのかしら? よかったら教えてくださいね。

明日は雪になりそうとか。

私立高校の推薦入試が明日だし、今週末はセンター入試もあります。

どうか風邪を引かないよう、体調管理に十分気をつけてくださいね。

「冷えとり健康法」、おすすめです。

誤解している人もいて、「防寒対策」だと思っているのですが、「防寒」よりも「毒だし」なんです。

厚着を勧めているわけではなく、「頭寒足熱」なんですね。むしろ上半身は、私は薄着です。

靴下の重ねばきで、肌にあたる一番下に「シルクの靴下」をはきます。

ズボン下も同様に、一番下はシルクです。

今日はズボン3枚にワンピースを着ていて、靴下は職場では3枚、家では4枚はいています。

先輩の麻乃さんと日曜市でお話したら、8枚はいているって言ってました!

それだけはくほうが毒だしには有効だと思いますが、私は今のままでもすごく体調がいいです。

長老は驚く変化が出ました。手足の「リンパ浮腫」がすっかり改善したのです。

グローブのようなパンパンの手、ゾウのような足が、長老の言葉をかりると「半分になった」。

最初、心臓が悪いのかと思って主治医に診ていただいたら、「リンパ浮腫です」って。

「どうしたら治りますか?」とお尋ねしてもはっきり答えが無くて、薬も出ませんでした。

たとえ薬が出ても、長老には無意味だったろうと思います。

大の病院嫌い、薬嫌いで、家族はけっこう苦労しています。

おまけに12月にディサービスで風邪をもらってきて、これはいかんと翌日病院へ連れていこうとしたのですが、

下手すると命とりになると心配するのに、どうしても言うことをきいてくれませんでした。

仕方なく「足湯」をして靴下の重ねばきをし、湯たんぽで足を温め通して安静にしました。

それでけろっと元気になったのには、こっちも驚きましたねー。

「不思議だ」「なんでやろう」と毎日手足を眺めて喜んでいる長老です。

 お外は寒そうだにゃん

1月11日(月)晴れ 人とのふれあい、感動

今年初めての「お箸づくり教室」へ。

30人の参加があり、さらに見学のお連れさんも大勢加わって、にぎやかで楽しい一日でした。

「サンリバー四万十」さんは2度目ですが、館長店長さんはじめ職員さんの対応がすごく行き届いていて、

イベントの度に「ああきっと職員みんなで客を大切にしているんだなあ」と感じます。

午前午後と区切っても実際は時間は関係ないのが常で、お弁当を広げても食べる時間もなく参加者さんが続いていましたけどね。

それでも「ありがとうございます!」と何度もお礼を言ってくださって、いいお顔で帰られるのはすごくうれしい。

中には「無料でいいんですか?」「はい、無料です。」と言う会話のあと、「これ少しですが・・・」とみかんを買って持って来てくださった人も。
サンリバー四万十さんがお金を出してくださっているのですが、ありがたくごちそうになりました。

参加者さんにはまずお席へ案内して、材料をならべて説明し、ご自分で削っていただくのですが、

今日初めてのケースで、どっかと座って説明をうなずいて聞いたおじいさんが「わしゃ、手がかなわん。削ってや」!

そっかー、お箸は欲しいものの、自分では出来ない人も参加してくれるんだなあ。

もちろん、ポレポレ村長と二人ががりで削って、「沖」とお名前も入れて柿渋を塗って仕上げると

すごく喜んで「ええ記念になった。」と持ち帰られたのが印象的でした。

宇和島から来られた親子三世代さんは、おばあちゃんが娘さんとお孫さんのために削り、

娘さんがネーム入れをして、私が8カ月のお孫さんを抱っこしていました。(途中で泣かれてママの腕へ)。

初めて使うお箸が、おばあちゃんとママの作品なんて、とてもうれしいですね!

昨日の日記においしいベーグルのペコさんのことを書いたのですが、今日はご本人が会場へ。

ペコさんがお箸を作られるのは2度目なんですけど、毎回デザインのすばらしさがしっかり記憶に残ります。

今回もそうでした。今まで誰も作っていなかった図柄なので、写真に撮らせていただきました。

今まで見たことないと言えば、土佐清水から来られた若い女性が、ハート型のお箸を作ってました。

ポレポレ村長が感心しきりで私を呼んで見せたので、もちろん写真を撮らせてもらいました。

横から、お父さんらしき人が「美術部長だもんな」と言ってた気がします。

ポレポレ村長の写真のお仲間さんが何人も来てくださったり、ポストカードの福永さんや陶芸の貞広さん、

芸術活動をしてらっしゃるみなさんは「こんないいギャラリーがあるのねー」と会場にも関心を向けてましたね。

かつて同僚だった先生や高校の同級生、なつかしい人との再会で盛り上がったり、

いつも電話やメールでお世話になっていた「田舎暮らし楽社」さんと初めてお会いできて感激したり、

まだまだ書ききれないほど、イベントの度に人との出会い、ふれあい、感動が生まれます。

それが一日を何倍も濃密な時間に変えてくれるのですね。

帰り際、新鮮なすま鰹をまるまる1本お土産にいただきました。

「お刺身にして食べてください。残ったら、明日はたたきにしてくださいね」と、丁寧に教えてくださったので、

さっそく夜、お刺身にしていただきましたけど、長老が「活きちょう。こりゃ新しい!」と思いがけないご馳走に大喜び。

ゆめ&まるもおこぼれをいただいて、お留守番のみんなもうれしいいい一日でした。

人が喜んでくれることが私たちもうれしい、そんなイベントをたくさんしたいですねー♪




1月10日(日)晴れ 明日、無料「お箸づくり教室」


主催は「サンリバー四万十」さんです。場所も同じく四万十市の「サンリバー四万十」で

午前10時からと午後2時からの2回開催します。

参加費無料、材料はすべて準備していますので、手ぶらで出かけてもOKです。

土佐ひのき間伐材のマイ箸を作りませんか? 柿渋を塗って、ネーム入れも可能です。

今日は「海辺の日曜市」があって、出かけていました。

なんと言っても、みんなに会えてわいわいとっても楽しかったー♪

ほんとうにたくさんの人と会える場所になっていて、土佐清水市から窪川から高知市から・・・集まっています。

麻乃さん、差し入れたくさんありがとう! 圭さん、ケーキありがとう!

帰って写真を撮ってから、奈々ちゃんも一緒にお茶しておいしくいただきました♪

やっぱり手作りの味! これは何ものにも代えがたい味だと思うんです。

文旦のピール、初めて食べましたけど、ほんのり漂う苦さがクセになる味なんですよね。

夕食は流木マスターの干物でお酒をいただき、これまた初めての仙台名物「味噌しそ巻き」を食べました。

干物は焼くのではなく、フライパンで熱して、ハーブとお塩の粉をふりかけます。

魚から出た脂とハーブがミックスして、とてもおいしかった♪

マスターは毎日2時30分に起きて、リヤカーを引いて市場に行っているそうです。

やっぱりその姿を思い浮かべながら、噛みしめる味なんですよね。

ペコさんのひまわりの種ベーグル、黒潮町のらっきょうの黒砂糖漬け、地元の人もがんばってるのがうれしい。

ポレポレ工房の話題は新作の木のボールペンで、子どもから大人まで興味あることがよく分かりました。

先月お買い上げくださった人が来られて、「とてもいいですよ」とおっしゃってくださったのは、

ポレポレ村長にとっては一番うれしい言葉だったのではないでしょうか。

来月は2月14日にあります。また行きたいと思います。

月に1回、みんなががんばっている姿を見て、売るよりも買うほうに夢中な1日を過ごして(笑)

帰宅して「楽しかったねぇ」と言いながら、おいしいものをいただきましょう♪



1月9日(土)晴れ ブシュカンママレード入りパン

職場でも家でもやることがいっぱいあって、こま鼠のように働いても終わりがありません。

でも、今年は「忙しい」という言葉を使わないようにしようと決めています。

「忙しい」ではなく「楽しい」、これは流木マスター&ママの言葉でしたっけ。

というわけで、今日も楽しく、ちょっと変わったパンを焼きました。

ブシュカンの皮で作ったママレードを入れたパン、写真ではちょっと分かりにくいかも知れませんね。

黄色い皮が混ざっているのですが、ほんわり柑橘の香りがするパンです。

これはケーキにも使えますね。ブシュカン入りケーキ、干し柿入りケーキなんていいかも知れない。

いつも1度に400gの自家製全粒粉(地粉)を使って、パンを焼いています。

バター、卵、牛乳は使いません。菜種油、てんさい糖、塩を入れて焼きます。

ずっしりしたパンなので、お腹のもちがすごくいい。サラダ、スープ、コーヒーなどとすごく合います。

明日は入野の海辺で、「海辺の日曜市」があります。お弁当にブシュカンママレード入りパンを持って行くことにしよう。

夜、倉本聡さんの「森のラブレター」放映。いいですねー、やはり。

自然に感謝する。美しさに感動する。不思議に目を見張る。命の営みに涙する。

自然の大切さ、地球と人間を考える番組が、たくさん放映されるとうれしいですね。



1月8日(金)晴れ 11日、「マイ箸づくり教室」

今年初めての「マイ箸づくり教室」は、11日の午前10時と午後2時の2回、四万十市「サンリバー四万十」で開催です。

主催は「サンリバー四万十」さん。たぶんチラシが、新聞折り込みで入るのではないかと思います。

企業さんの主催の場合は、参加費が無料になるのでお得です。

興味があったけど、まだ作ったことが無いみなさん、11日はぜひ「サンリバー四万十」へ。

四万十市への玄関口、中村駅からもすぐ近くの国道56号線沿いです。

昨秋、「野の手仕事展」や「マイ箸コンテスト展」を開催させていただいた会場ですね。

あのとき好評だったので、今度は企業さんからお声をかけていただいたわけで、とてもうれしいお話でした。

今年も「はーと・らいふ村」主催の教室も、もちろん各地で開きますよ。

8月4日はマイ箸の日、を全国に発信したいです。

お箸の正しい持ち方も同時に・・・

1月7日(木)晴れ 七草

新聞には「若菜摘みもほとんどされなくなった」とありましたが、こちとら毎日の菜摘みなのであっという間に七種類摘みました。

七草がゆも玄米です。そこらへんが「はーと・らいふ村的七草がゆ」ですね。

昔は七草がゆを、マニキュアのように両手足の爪に塗るのが慣わしでした。

こうしておくと一年中いつ爪を切ってもいいのだと教えられましたが、子ども心に「へんな習慣」と思っていましたね。

鏡開きも地域によってまちまちだと耳にしましたが、うちは七日にしています。

明日から新学期もスタート。お正月気分はすっかり飛んでって、受験生にとっては勝負の時です。

心身を整えて、十分に力を発揮してほしいです。

不安や恐れではなく、希望と信念を強く心に抱いてくださいね。

心で合格を願うだけではなく、言葉に出すこと。

言葉は言霊と言われるように、パワーを発しますよ。

毎日言葉にして繰り返し発しましょう!



1月6日(水)晴れ 仁義

お正月が過ぎても、毎日届く年賀状。毎日返事を書いて、毎日郵便局へ車を走らせています。

ほとんど四万十市の郵便局に行ってたのですが、今日は黒潮町の郵便局へ。

帰りに「ひとりさんカフェ」へ寄って新年のご挨拶。ちょうどオーナーのひとみさんがいました。

大阪のゆりちゃんからひとりさんのCDが送られてきたことを話すと、ひとみさんも「つながるのねー♪」と大喜び。

そして、ひとみさんの口から「ホ・オポノポノも始めたのよ」と出てきたとたん、今度は私が笑い出してしまいましたよ。

だって、ゆりちゃんのCDのうち、1枚がほかならぬ「ホ・オポノポノ」の曲だったのですから。

車の中からそのCDを取ってくると、ひとみさんがさっそく店内に流してくれました。

もちろんお貸ししすることにして、ひとみさんから「仁義」のポスターをいただいて帰りました。

あまりにも「つながる」ことが多くて、もう笑ってしまうばかり。

「類は友を呼ぶ」ということなんでしょうね。

「仁義」 斉藤一人・作

たった一度の人生を

世間の顔色うかがって 

やりたいこともやらないで

死んでいく身の口惜しさ

どうせもらった命なら

ひと花咲かせて散っていく

桜の花のいさぎよさ

一度散っても翌年に

みごとに咲いて満開の

花の命の素晴らしさ

ひと花どころか百花も

咲いて咲いて咲きまくる

上で見ている神さまよ

私のみごとな生きざまを

すみからすみまでごらんあれ



1月4日(月)晴れ 母の命日

母の命日だったので、鶏めしを炊いてまつりました。

母は特別に料理が上手だったわけではありませんが、鶏めしはとてもおいしかった。

いとこたちが今だに、「おばちゃんの鶏めしはうまかった」と思い出してくれます。

私が心に残っているのは、遠足のときにゆで卵を食紅でりんごにして入れてくれたこと。

みんなに「何?」って聞かれるし、すごくうれしくて最後まで眺めて楽しんで食べました。

どうしてりんごの形にするのか不思議で、母に教えてもらったことがありました。

ゆでたての熱いうちに、手で圧して少しずつ形を変えていくことが可能だったのです!

まるで魔法を見るように、母の指先を感心して見たことでした。

米粉の和菓子も、市販品とそっくりで驚きました。今でもその和菓子を見かけると、母に供えたくなります。

こんにゃくも豆腐も味噌も醤油も・・・、とにかく何から何まで手作りしていましたねー。

母といえば黙々と働いている姿ばかり思い出してしまいます。

夜、寝る前にはいつも日記を書いていました。

私がプレゼントした10年日記、とうとう最後まで書くことができませんでしたけど、

大学ノートにびっしりと綴った日記が何冊も残っています。

働きものでどんな人にも優しくて献身的な人で、母を嫌いという人についぞ出会ったことがありません。

親不幸な娘でしたが、「ほんとに優しい娘でうれしい」といつも言ってくれました。

一番敬愛している人でしたので、いつか別れがきたときに耐えられるだろうかと心配でした。

そんな私の心を見通したように、母はゆっくりと私にお別れしてくれました。

6年間介護する中で、母は無垢の赤ちゃんのようになり、可愛くていとおしくて頬ずりする毎日でした。

私が子どもの頃きっとしてもらっただろうと思いながら、抱っこしてお風呂にも入りました。

旅立ったあと淋しくて淋しくて、母がこの世に居るのと居ないのとではこんなに違うものかと思いましたね。

親がいる人は大事にしてほしいと思わずにはいられません。

1月4日に母は旅立ち、2月にこのホームページを開設、11月にボランティア団体を立ち上げました。

2003年、私の人生で忘れられない年です。

そして、今年2010年も大きな節目となる1年になりそうです。

広縁で庭を眺めていた母の後姿

1月2日(土)晴れ 長老の年男祝い

今日は新年会プラス長老が五黄寅年の年男だったので、みんなでお祝いをしました。

年男年女、厄年の人がいると、お正月にお祝いしたり厄除けしたりするのが習わしです。

「さわち料理をかまえるけんね。みんなに来てもらってお祝いね」と言ったら、最初は遠慮していました。

「また次の時で・・・」 おいおい、次って・・・えーと、108歳!

あんぐりしたけど、ニュース聞いていたら県内には108歳の人が4人いるそうですねー。

お酒、不破の八幡さんの長寿お守り、カーディガンなどの贈り物もいただいて、「ええ正月になった。大満足♪」と大喜び。

4日が母の命日だったので拝んでもらって、母も一緒に喜んでいることでしょう。

みんなが喜んだり、幸せになったりすることを、今年もいっぱい考えたいなと思います。

やっぱり食べることは魅力ですから、料理の腕もみがきたいですね。

伝統食も継承したいし、ほかでは食べられないオリジナルのパンやケーキも開発したい。

今日は若い人のリクエストに応えて唐揚げとピザも焼いて喜ばれましたが、柿羊羹は不評でした。

柿ジャムをたくさん作っていたので、ミキサーでとろとろにして寒天1本分でちょうどパット1つ作ってみました。

色もきれいで、柿の味が濃くて、私は自信作だったんですけどね。

オリジナルケーキは食べるほうもちょっとドキドキするようです(笑)


 お寿司、羊羹、貝、えび、カニ、フルーツ・・・なんでも盛ってしまうのが「さわち料理」

1月1日(金)晴れ 迎春

明けましておめでとうございます。

拙い「村便り」ですが、今年もよかったらご覧くださいね。

ごった煮みたいにいろいろな話題が出てくるので、興味ないテーマはどうぞスルーしてくださいませ。

元旦は4時前に起床。ベランダに出て空を見ると、くっきりと月食が見えました。

すぐポレポレ村長に声をかけて、モクとハナの散歩をしている間にコーヒーをたててポットに詰め、足摺岬に向かいました。

昨夜、年末年始は判で押したような日程だと書いたばかりですが、早くも新しい出来事が・・・(笑)

ポレポレ村長は毎年初日の出の撮影に出かけますが、私はお歳とりの料理の準備をして待っているのが常でした。

今年は足摺岬に行くと聞いていたのと、元旦に満月で月食なんてめったに無い体験だから、一緒に行きたいと思ったのです。

満月を眺めながら四万十川の大橋を渡り、真っ白な雪景色に驚きながら土佐清水市へ。

車の中ではずっと、大阪のゆりちゃんが先月送ってくれたCDを流していました。

「ホ・オポノポノ」の美しい音楽が、満月と雪景色と元旦の朝にぴったりで、とても豊かな気持ちでした。

足摺岬はさすが観光地で、夜明け前から大勢の県外客でいっぱいでした。

まずは四国八十八箇所の札所「金剛福寺」に初詣。それから展望台に上りました。

すでに多くの人が上って待っていて、まるでおしくらまんじゅうをしているような状態で日の出を見るのも初体験ですね。

例年、入野の広い砂浜で見るのと違って、丸い展望台の上で見知らぬ人々と話しながら待つのですが、

ポレポレ村長はそれが「撮影のねらい」だったみたいです。

なぜって、みんなが必死に海に向かってシャッターを切っている時に、一人だけレンズの向きが違ってましたから(笑)

初日の出は残念ながら雲に遮られましたが、幻想的な光のショーが見られて満たされました。

「天国への道みたい!」とみんなが喜んでいた光の道とオレンジの雲が、海を照らしていました。

(トップページにその写真をアップしますね。)

無料の足湯場が出来ていたので、予定外のそこにも入りましたが、私は大変。

なにしろ靴下3足脱がなくてはならないし、ズボンも3枚はいていたのでまくり上げるのも一苦労。

「冷えとり健康法」は足湯体験には向かないことを発見しましたけど、ここはまたぜひ来たい場所でした。

目の前に雄大な太平洋と洞窟を眺めながら、ゆったり足湯に浸かる気持ちよさ!

手足も温まって、7時30分に足摺岬をあとにしましたけど、お腹ペコペコ。

帰宅してお屠蘇をいただき、お雑煮とおせち料理を食べ年賀状を読み・・・、充実のスタートとなりました♪

2010年もいい年になりそうです。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。


 足湯の目の前の風景

2009年12月の暮らし


12月31日(木)雪 この一年ありがとうございました。よいお年を!

大晦日の今日は、朝から雪が舞う一日でした。

おまけに強風で、玄関のしめ縄リース(窪川のSさんに送っていただいた・・・)が吹き飛びそうでした。

薪ストーブを焚き、音楽を聞きながらおせち料理をつくり、5時から早めに「歳の晩」の宴会をしました。

昔はかならず鶏をつぶして鍋料理だったそうですが、今は食べたいものをリクエストしてもらって献立てます。

そういえばお正月さまに干し柿を飾り、元旦の朝食べるのです。

「かきこむ、とりこむ」と言って、柿と鶏が縁起のいい食べ物とされていたのですね。

さて、もうあと2時間ほどで2009年も終わりです。

ブリの切れ端のごちそうをもらったゆめとまるは、早々に2匹で丸くなって寝てしまいました。

ポレポレ村長はテレビを見て寝転がり、私はテレビを横目で見ながらこれを書いています。

2009年も多くの方との出会いがあり、大勢の方にお世話になりました。

ほんとうにありがとうございます。感謝しきれないほどです。

激動の2009年でしたが、とにかくみんな元気で、大過なくおだやかな1年を送りました。

自然の中でつつましやかに、衣食住を手作りする暮らしができることを幸せに思います。

来年はもっと激動の1年になりますが、「はーと・らいふ村」は素朴な感動を紡ぎつつ生きてゆきます。

あ、今アンジェラ・アキさんが歌ってますけど、いいですねー♪

消えてしまいそうな時は『自分の声を信じて生きていこう』『今を笑顔で生きよう』 まさにそれですね。

これからお風呂に入り、半身浴をしながら除夜の鐘を聞きます。

明日、元旦は満月です。4時くらいから、月食も見られるようです。

目覚ましをその時間に合わせて、満月に新年の誓いをしましょう。

2010年もよろしくお願いいたします。



12月30日(水)晴れ お餅つき

年末年始は毎年判で押したような日々です。

29日は大掃除と餅つきの準備、30日がお餅つきとお正月さまの飾り、31日が買出しとおせち料理づくり。

元旦はお歳とりの行事のあと、午前中は三社の氏神さまに初詣とお墓参り、午後は年賀状のお返事書き。

2日は初会と新年会があります。

変化が出るのは3日目だけですね。4日は仕事始めです。

お餅は前夜から1升ずつ分けて水に浸け、小豆を煮てあんこを作ってます。

朝からすぐにとりかかっても、全部終わるのは12時過ぎ。

お昼はつきたてのお餅を食べてすませることが多いですね。

その合間にはお歳暮が届いたりして、宅急便の人に「すみませーん、今お餅ついている最中で、手が粉だらけなんです。

サイン代筆でお願いします」なんて頼んで書いてもらったりするのも、年末風景ですね。

今年の芋もちは、土佐市のTさんに送っていただいた東山を入れました。

東山は人参芋を煮てスライスして干したものです。

白いお餅よりも甘くて柔らかい芋餅は、長老の大好物。昼食に4個も食べて驚きました。

Tさんは銀杏や山芋も一緒に詰めて届けてくださって、大晦日にごちそうになります。

お正月さまのお鏡(鏡餅のことをそう呼びます)のほかに、お重ねを何組も作って祭ります。

ご先祖さま、大神宮さま、裏庭の工房、蔵、農機具、離れ。

母は確か12重ね作っていたので、お大師さま、おいべっさん・・・ほかにもまだ祭っていたのでしょうね。

見よう見真似で私も、「この一年ありがとうございました」とたくさんの神様に祭っていきます。

地域によっていろいろな風習があるだろうと思いますが、日本人は昔からたくさんの神々に感謝しながら

四季おりおりの伝統行事を引き継いできたのですね。

その心を大切にしたいと思います。

1升ずつもち米を蒸して、ついて、まるめて、もろ板に並べていきます。

12月26日(土)晴れ 新聞バック

サプライズプレゼントが届きました!

差出人は・・・、作家のMさん! 三種類のチョコレートが、きれいに包まれてました。

お手紙が添えられていて、「今年はキリコさんたちに会えて、豊かな気持ちになりました」。

それらが手作りの新聞バックに入って届いたのです。

実は昨日、同僚が新聞バックを作っているのを見て、「教えて、教えて」と習ったらたちまち夢中になってしまいました。

捨ててしまう新聞を、エコバックとして利用するというところがすばらしい。

おしゃれだし、焼けるからゴミにならないし・・・、いやいやこうして新聞バックに入って届いてみると、

捨てるのがもったいないと思うくらい可愛いのです。

これまで見たのは、取っ手の部分も新聞で作っていましたが、Mさんはきれいな紐を使っていました。

作り手の個性が出るのですね、何を作るにしても。

1月のオーガニックマーケットで差し上げようと思って、私もせっせと新聞バックを作りためています。



12月24日(木)晴れ スローフードと湯たんぽ

メリークリスマス♪

今年のクリスマスケーキのデコレーションは、キーウィを使おうと決めていました。

収穫してりんごと一緒に保存しておいたキーウィを取り出して、皮を剥いて飾ったのですが・・・

まだちょっと甘くなかったですね。もう少し寝かせておかなくちゃ。

霜が降りる前に収穫するのですが、今年は完全に採り遅れていました。

りんごと一緒に密封して寝かせると、とても甘くなるのですが時間がかかります。

スローフードは待つ間も楽しみの一つですね。

薪ストーブの上は、処狭しと湯たんぽややかん、ジャムや草木染めのお鍋などが並んでいます。

薪ストーブが無かったら、湯たんぽに毎日お湯を入れ替えることを思うと・・・

ほんとに助かっていると思います。

ただフタをはずして薪ストーブの上に乗せるだけですから。

あくる朝になっても湯たんぽはまだ冷めていなくて、長老は昼頃まで使っています。

もちろん、置く場所は足元です。「頭寒足熱」がいつも基本です。




12月22日(火)晴れ ブシュカン

冬至さん。朝はこの冬一番の霜でしたが、日中は晴れたので大根を干すのにいい天気でした。

我が家は「ゆず湯」ならぬ「ブシュカン湯」ですね。

半身浴をしながら、「バターはどこへ溶けた?」という本を1冊読みました。

あれっ? どっかで聞いたタイトル・・・と思われたでしょう。

そう、「チーズはどこへ消えた?」のパロディ本だと思います。

これがなかなか面白くて奥深い本で、あっという間に読めるのでお勧めなんですが、

今日は本ではなくブシュカンのことを書こうと思ってタイトルもつけたので、バターはまた今度書きますね。

ブシュカンは高知県に古くからあるミカンで、仏手柑とはぜんぜん違います。

調べてみると四国と九州に昔からあり、高知県では香我美町と四万十市で多く栽培されているようです。

地味なミカンですが、採れる時期がとても長く、使い道もじつにいろいろあります。

まず田舎寿司のお酢はこれを使いますし、焼き魚や刺身にかけたり、ドレッシングにしたり・・・

12月のこの時期は黄色く熟れて甘くなってきますので、蜂蜜を入れて「ホットブシュカン」がおいしい。

クエン酸が多く含まれているので、疲れがとれます。

皮はもちろんママレードに。切って冷凍しておけば、一年中作ることができます。

珍しいところでは味噌合え、椎茸とブシュカンの佃煮にしてもおいしいですね。

干し大根とブシュカン


12月19日(土)雪 冷えとりの効用

朝、起きてみると、銀世界! 美しさに息をのみました。

さっそく二人してカメラ、カメラ。被写体はぜんぜん違っていましたけど。

私は雪をかぶった麦の穂なんて初めて見たので、どうしてもそれを撮りたいと思いました。

いつも育てている麦は、雪の間から緑の短い葉を出しているのが例年の風景です。

今年は「夏まき小麦」を蒔いたので、すこし黄色くなった麦の穂が倒れそうになるくらい雪が積もっていました。

7cmくらいは積もっていたかな。朝のうちはまだ、ぽたぽたと雪が降っていました。

来客の予定があったけど、たぶん今日は無理。・・・と思っていたら、午前も午後も雪の中をやってきました。

私は一歩も出ず。薪ストーブを一日中絶やさず、おしるこ作ったり、おでんを煮たりしていました。

合間に、昨夜Aさんにお借りした本を、2冊読みました。興味ある本を読むのは、めちゃ速いのです。

知りたいことばかりだから、次へ次へと夢中でページをたどり、すぐ読み終わってしまいます。

進藤義晴医師の「万病を治す冷えとり健康法」、青木美詠子さんの「冷えとり毎日」。

この冬から冷えとりを始めたことは先日書きましたが、周りの人にも勧めたくて絹靴下をたくさん買いました。

周りの反応はいまのところ「ふーん」とか「めんどくさい」。

めんどくさがり屋の私にすらできるのですから、誰でも実践できますよぉー。

やってみるとすぐ結果がでます。それが分かれば持続しやすいですよね。

私の場合はもともと健康なので、大きな効果は見えないと思っていたけど、

それでもちゃんと変化が実感できています。

まず、足裏の冷えに気づきました。靴下1枚でなんとも思わなかったのが、3枚はいてもまだ冷たいのです。

実際に老廃物が出やすくなって冷たいのかも知れませんが、敏感になったこともあると思います。

右足の骨折した部分が冬になるとじくじく痛むことがあったのですが、それもまったく無いのがうれしい。

そんなことより第一の理由は「気持ちがいい」という単純な動機なのですが、

直感でいいと感じたものを調べていくと、「なるほどねぇ」とあとで深い理由が分かることが多いのです。

「冷えとり」もそうで、実は「地球環境問題」と深く関わっています。

つまり「はーと・らいふ村」のライフスタイルと結びついているのだから、私がはまるのは当然の結果でしょう。

天然素材の衣服を手作りすれば、石油の消費が少しでも減少する。

身土不二、衣食同源、食も自給すれば、やたらにみかけをよくしようとする食べ物は無くなり、

化学肥料や農薬や添加物の需要も減少します。

健康体になれば医療費も当然減少しますから、その分をもっと役立つことに使えばいいのです。

マイ箸と同じ。一人の力は微々たるものでも、多くの人に広がれば必ず変容はあるはずです。

今日訪ねて来てくださった人と話していても、覚醒のネットワークはどんどん広がっている気がします。



12月18日(金)初雪 優者のおくりもの

オー・ヘンリーの「賢者のおくりもの」ならぬ、「優者のおくりもの」のお話です。

以前お便りで書いた佐賀のMさんから、とびきりおいしいカツオのたたきをいただいてびっくり。

その箱に見覚えがあったのです。11月30日に、大阪の親友の誕生日に送ったものと同じ!

なんとMさんのご主人が作っているものだったというわけです。

「おいしいたたきが食べたい。やっぱり高知のたたきは違う」というリクエストに応えて送ったのでしたが、

こうしてつながってくると驚くやらうれしいやら。

続いて、NHKのKさんから、今年もカレンダーと手帳が届きました。

もう20年になるでしょうか。毎年欠かさず、この時期に東京から送ってくださるのです。

人との出会いは毎年あるけれど、ずーと長い間続くということが感激です。

来年もまた、私は使い慣れたNHKの手帳を愛用させていただきます。

さらにさらに、窪川のSさんから大きなダンボール箱が届きました。

開けてびっくり、手作りのリースが6つも入っていたのです!

お忙しい方なのに、こんなにたくさん作るのはさぞかし・・・と、しみじみうれしくなりました。

Sさんは、お赤飯のときもそうでしたが、「サプライズプレゼント」が大好きな人です。

驚いて喜ぶ瞬間を想像して、にこにこしながらせっせと作ったに違いありません。

今夜、お菓子の得意なAさんにも、手作りの金柑の甘煮をいただきました。

いつもラッピングが可愛くて、飾って眺めているだけで幸せになります。

優しい方々に感謝しながら、2009年も暮れていきます。

今日は例年より早く、初雪が舞いました。明日は積もりそうですね。




2月13日(晴れ) 自然木ボールペン

先日の「冷えとり健康法」は、思いがけずいろいろな方からメールをいただきました。

みなさんよくご存知で、すでに実践されていたんですねー。「読んでうれしくて・・・」と書かれてました。

こちらこそ! 遅ればせながら、どうぞよろしく♪ ヒエトリーナを増やしましょう。

病気になって治療にお金を使うよりも、普段の暮らしを気をつけるほうがはるかにいいと思います。

さっそくシルクの靴下やインナーを紹介してもらったので、今年のクリスマスプレゼントは決まり!

シルクの5本指靴下を草木で染めて、それもできるだけハーブ(薬草)で染める予定です。

ポレポレ村長からは、今日うれしいプレゼントをいただきました。

新作の自然木ボールペン。まだ非売なのですが、今日第2回目のオーガニックマーケットで反応を見たら、

どうしても欲しいとおっしゃる方がいてお分けしたと言っていました。

確かに魅力的です。私もほしいなーと思って見ていました。

ノック式のボールペンなのですが、つつじや桜など野山の自然木の枝を丸ごと使用しています。

もちろん1本たりとも同じものはなくて、太さも形もぜんぶ違っています。

焼きペンで名前も入りますから、プレゼントにぴったりですね♪



12月11日(金)雨のち晴れ 冷えとり健康法

この冬のマイブームは、「冷えとり」です。

最初この言葉を見たときは何のことだろう? で、調べてみると・・・

遠藤義晴医師が提唱した健康法で、下半身を温めることで血液の循環を良くし、免疫能力を上げるものでした。

靴下を重ねて履くだけだから、めちゃめちゃ簡単。誰でもすぐにできます。

一番下に5本指の靴下を履いて、その上に厚手の靴下を重ねました。

同時にネルのアンダーパンツがあったので、それをはいてからズボンを重ねてはき、ワンピースを着ました。

ボトムスを温かくすれば、トップスは薄着でもいいそうです。

あったかーーい!! こんなに気持ちがいいとは思わなかった。はまってしまいました。

もともと自然素材の服が大好きだし、アンダーパンツやペチコートも好きでたくさん持っていましたので、ラッキーでした。

「冷えとり健康法」ではほかにも提案していることがあって、半身浴腹七分目がそれです。

半身浴は37℃くらいのお風呂にみぞおちから下だけ浸かって、上半身と腕は出しておきます。

最初、「これは無理だー」と思いましたね。だって、寒い!

そのまま20分もいたら風邪を引くのがおちだと思いましたけど、とにかくやってみました。

これが不思議、体の内側から温まってきたのです。寒さが気にならない。

それどころか、お風呂から出たら全身ぽかぽかが長く続き、布団に入っても暑いくらいでした。

ぬるいお湯に下半身だけ浸かるほうが、熱いお湯に首まで浸かるよりもはるかに体を温めます。

最後に食ですが、これは日頃から自家製の無農薬有機玄米や野菜を食べていますから、大丈夫です。

今の季節は、大根やお芋などの根菜が中心ですから、体を温める食べ物ばかりです。

コーヒーは体を冷やすのですね。ジンジャーティーやハーブティーに替えようと思いますが、無理はしません。

以前、神戸の母が送ってくれた本に、石原結實医学博士の「どんな病気も温めれば治る」がありました。

あの本と理論はまったく同じだと思います。

お金がたくさんかかったり、難しい健康法は長続きしませんが、これなら誰でもできて効果もはっきり出るのでおススメ♪

人参も毎日抜きたてを


12月8日(火)晴れ 

昨夜、偶然見た韓国テレビ局のドキュメンタリー、とても感動的な話でした。

生まれつき手足に障害を持つ少年とその母親が、水泳の世界大会に挑戦するのです。

驚いたのは、実の親子ではなかったこと。

少年は生まれてすぐ、実の親に捨てられたのでした。

保護された孤児院でボランティアをしていたのが、後に母親になる女性でした。

おそらく、実の親に捨てられたのも障害があったから、誰にも引き取られなかったのも障害が原因でしょう。

それをつぶさに見ていた女性は、その子を自分の養子として引き取りました。

反対する夫とは離婚し、実の娘と養子にした少年と3人家族になったのです。

ものすごい意思を感じました。

周りの人が反対すればするほど、「この子を幸せにしたい」と思ったのではないでしょうか。

気持ちはとても分かるのですが、実際に踏み切れる人はそう多くないと思うのです。

しかも、少年にさまざまな体験をさせたいと願って、チャレンジしました。

義足に慣れさせ、登山やボーリングや・・・、元気な子どもと同じように連れていきました。

そんな中で少年が一番興味を示したのが、水泳でした。

しかし、韓国も差別や偏見がひどい状況なんですね。

プールが汚れると言って、少年を拒否するのです。ほんとに信じられない。

少年は両足が途中で無くて、手も不自由でした。

水泳をするということは、障害のある体をみんなの眼にさらすことになります。

それでも泳ぎたい、水の中では自由になれると少年は言います。

母親はしたこともない水泳コーチを、少年のために必死で勉強してアドバイスします。

かなりのスパルタでめきめき力をつけた少年は、韓国で1位となり世界大会に出場します。

惜しくも銀メダルだったのですが、厳しくしごいてきた母親はやさしく抱きしめて、彼のがんばりを褒めます。

血のつながりではない、強いきずなを感じて、「親子って、家族ってなんだろう」と思いました。

猫みたいに捨てられたのに、少年の顔が少しも暗くないのです。

とても素直に心豊かに育っていることが感じ取れました。

それは母親となった女性の力、そして働いて支えている若い娘の存在も大きいですね。

3人が楽しそうにテーブルを囲んでいる日常風景を見て、本当の家族よりももっと「家族」なんだと思いました。

再放送があればいいなあ。次はぜったいにビデオに撮るのに。

庭の紅葉

12月7日(月)晴れ 顔施

朝は霜が降りていますが、昼間は陽射しが気持ちいいですね。

昨夜は今年第1回の忘年会があって、夜間に四万十市に行きました。

不況の折とはいえ、四万十市街はネオンもたくさん点いて、馬荷の夜とは大違いです。

馬荷は真っ暗闇。だから星がほんとうにきれいなんだと思います。

空のほうが明るくて、山が黒々とシルエットになっているのもメルヘン風です。

10時前に帰宅したら、モクとハナが喜んで飛び跳ね、ゆめとまるも迎えに飛び出してきました。

いつもそうなのです。車で出ていくときも、帰宅したときも、窓からのぞき、ドアのところまで来て鳴きます。

人間の家族は、毎日これほど熱烈に愛情表現しませんから、動物を見習いたいですねー。

先日のシンポジウムで、江原さんも言ってました。表情もできるだけ大きく表現するほうがいいって。

みんな笑いましたが、私はその通りだなあと納得しきり。

そのほうが絶対楽しいもの。「顔施」なんですよね。

テレビを見たときは何も感じませんでしたが、江原さんはやはりすごい人です。

周りの人へのサービス精神が、半端じゃない。しかも楽しくやる。

斉藤一人さん、てんつくまん、みんなに共通していることかも知れない。

カリスマ性と評する人もいるけど、努力しているんです。見習いたい。

二匹でまるまってお昼寝


12月2日(水)晴れ 満月

仕事の帰りは、毎日お月さまに向かって車を走らせます。

昨夜もとてもきれいなお月さまでしたが、今夜は一段と大きく神々しい満月!

山の上にぽっかりと、驚くほど大きな姿を見せてくれて、癒されながら帰宅しました。

自然はすばらしいですね。四季のある日本に生まれて、田舎に住むことができて、幸せだと思わずにはいられません。

太陽を見ても月を見ても、自然と手を合わせたくなります。

木の家の「おへそ」はキッチンなのですが、流し台が対面式なのでちょうど高窓に目がいきます。

キッチンに立ち、月や星や朝日をながめながら料理をするのは楽しいもんです。

家の中心をキッチンに設計したのは、正解でした。

ちなみに、この家の設計はキリコがしました。

それをなんと、山本長水さんに見ていただきました!

長水さんと言えば高知県を代表する建築家で、土佐派の家を全国に有名にした人です。

いやはや恐れ多いというか、ずうずうしいというか・・・、今思い出しても冷や汗ものです。

でも、私は長水さん設計の別荘が大好きだったのです。

家も人を癒すものだと教えられたのは、まぎれもなく長水さんの設計したその家でした。

その別荘の主はよくパーティを開く人で、私も呼んでいただいていました。

その席上で長水さんを紹介していただいたのが出会いだったのですが、

その後長水さんの「かたつむり山荘」や「天国どろぼう」などにもお伺いしたのだから、私もそうとうマニアです。

今でも設計は大好きです。今とても興味があるのは古民家再生ですけど、もし手がけるとしたら

やはり自然と一体化するような家になるでしょうね、きっと。



12月1日(火)晴れ ものを減らす

いよいよ今年もあと1カ月になりました。

私はまだ「今年の目標」を達成していないので、少し焦っています。

私たち夫婦は、毎年元旦に「今年の目標」を5つずつ立てます。

抽象的なことではなく、なるべく具体的な目標にして、年末に○か×でチェックします。

恥ずかしながら、ポレポレ村長に比べて私は・・・×がとても多い。

毎年やっているから、結果は歴然と出ます。とほほ。

いつも×なのが、「ものを減らす」という目標。

ポレポレ村長はものづくりをして、それをみなさまに買っていただいて生活しているのですから、

私がなるべくものを持たないようにしたいというのは、変かしら?

お客さんにもよく「必要かどうか考えてからにしてくださいね」なんて言ってる(笑)。

不要なものを持たず、必要なものを大切に長く使いたい。

ものづくりをしていても、大量生産大量消費とは対極にあると思っています。

世代を越えて使い続けられるほんものを提供することは、ライフスタイルを見直していただくことにもなりますよね。。

値段は多少高くても、ほんとうに良いものを長く使い、シンプルな暮らしがしたいと思います。

ポレポレの一本足の椅子も愛用品のひとつです

2009年11月の暮らし

11月28日(土)晴れ オープンカレッジ2日目

今日も昨日に続いて、すばらしい小春日和でした。

スタート直後にポレポレ村長が、「車の様子がおかしい」。

引き返して四万十市に行くか、高知市に向かう途中のイエローハットに寄るか?

四万十市のいつも行く店に電話したら、須崎市にもあるということで場所を教えてくれました。

ハプニングでしたが、この店で車を見てもらっている間に、待合コーナーにあった高木義之さんの「ありがとう」という本を読みました。

昨日の江原さん同様に、名前はよく知っているけど一度も読んだことがなかった高木さんの本。

これがなかなか心に残る本でした。

販売もしているようだったので買いますと言ったら、それは店の人が買ってきておいたサイン入りの本だったのです。

で、「差し上げます」とのこと。偶然立ち寄ったことで、なんとありがたい出会いです。

「あまりよくない仕事をしていますので、環境問題にはできる努力をしたいと思っています」とおっしゃるので、

「いえいえ、車が無かったら困りますもの」と少しお話しました。

いろいろな人がそれぞれの場所で、自分のできる努力をしていることを、心強く感じました。

ポレポレ村長は写真の講座でしたので、私はそこからは別行動で2講座受けました。

とにかく人がいっぱい。著名な講師陣による人気なのでしょうね。

湯川れい子さん、三枝成章さん、茂木健一郎さん・・・、今日も多彩でした。

湯川さん作詞の「きずな」という曲を、講座の最後にみんなで歌いましたが、涙が出るくらいいい歌でした。

湯川さんは自分の内部の声に従うとおっしゃっていましたが、女性特有の感性の鋭い方なんだと思います。

高木さんの「ありがとう」という本と通じるものを、湯川さんの「きずな」に感じて・・・感動がこみ上げたのです。

名前を忘れたのですが、筑波大学の前副学長さんの地名の話もおもしろかった。

「はげ」とか「ぼけ」とか、高知県にはすごい地名がありますよね。

ウルトラマラソンでも走る「半家の沈下橋」。「はげ」は崖のことなんだそうです。

「ぼけ」は崖が崩れたところだとか、「大歩危、小歩危」は当て字なんだそうです。

初めて知ったことも多かったオープンカレッジ。

脳科学者の茂木さんによると、知らないことを知るときに脳のなんとかが分泌されて、若さの秘訣だそうですよ。

いつまでも好奇心は大切。想像力と創造力で、豊かに生きていきたいですね。

写真撮影、録音はすべて禁止でしたが、心にしっかり刻まれることが多かった2日間でした。

今月蒔いた麦の芽が出ました

11月27日(金)晴れ 心は傷つかない、磨かれる

高知市で「エンジン01」というオープンカレッジ開講。

オープニングセレモニーとシンポジウムがあって、奈々ちゃんと参加しました。

登壇者は、林真理子さん、江原啓之さん、ギタリストの布袋さん、藤原和博先生のそうそうたるメンバーです。

個性的な4人で、いったいどういう展開になるのか予想もつきませんでしたが、とてもいい会でした。

布袋さんがスーツ姿で出てきてびっくりしたり、着物かと思っていた江原さんが布袋さん顔負けの格好で笑わせてくれました。

私は特に誰かがお目当てということはなく、江原さんの本もまったく読んだことはなかったのですが、

今日のシンポジウムでは、江原さんのお話に一番感動しました。

《心は傷つかない、磨かれる》

《便利になったのではない、怠惰になったのだ》

《今の世の中はおかしいと思っていることを、もっとみんな声に出そう》


社会がおかしくなってきたという点では、4人とも共通認識でした。

著名な方々ですから、声に出すことで影響力も大きいはずです。

もちろん、そのことでバッシングもあるかも知れない。でも、声に出そうよというのが江原さんでした。

仕分け人としてテレビにもよく写っていた藤原先生なども、たぶんいろいろたたかれることもあると思います。

何かをやろうとすると、必ずアンチ派もいるわけで・・・。でも、ひるまないで前向きに進むことですよね。

たたかれても傷つかない、磨かれる。

傷つけばボロボロになるけど、磨かれればピカピカになる。


この違いは大きいですよね。



11月26日(木)晴れ 再び、里親募集中

オス猫、生後2カ月くらい。とても元気で賢い子です。

心ない人間によって、兄弟2匹が山道に捨てられていました。保護したのは1か月ほど前です。

かわいそうにまだ食べ物を自力で捕ることもできないほど幼くて、飢えてがりがりに痩せていました。

もう1匹は道に出てうずくまっているところを、四万十市の親子に保護されました。

私が保護した子のほうが、警戒心が強くて草むらに隠れていたのです。

先日、保護した方が訪ねて来てくださったのですが、優しくしっかりした若いお母さんでした。

「子猫のいのちがあまりにも軽んじられている」と嘆かれるので、私も深くうなずいたことでした。

1匹だけになって、どんなにか心細かったことでしょう。大雨の日、溝の中で異常な鳴き方をしていました。

保護して帰ると、いっぺんでトイレも覚えて、がつがつ食べるので別猫のように丸くなりました。

で、ポレポレ村長が「まる」と名づけました。

心配したのは、去年山道で保護してから飼っている、ゆめの反応です。

何しろ猫を見るのは、捨てられて以来はじめてですもんね。

ゆめは餌も自分の分もゆずり、まるの全身をなめてやって、いじらしいほどめんどうをみています。

「ゆめがこんなに変わるとはねー」と、みんな驚いています。

先月11日、高知新聞の「声のひろば」に、野良猫が産んだ子猫を処分したKさんという人の文章が載っていました。

野良猫に餌をやる人を批判した文章でしたが、朝から胸がつまりそうになりました。

何の罪も無いのに殺された「小さないのち」。守ろうとしてKさんに向かっていった母猫の姿も、目に浮かぶようでした。

一昨日、今度は高知新聞の記者がコラムで、「野良猫の被害が増えている」と書いてました。

それは違う!、と思いました。

被害を受けているのは、猫の方です。悪いのは捨てた人間であり、簡単にいのちを奪う人間です。

私は特別に動物好きな人間ではありません。捨てられている犬猫に出会わなければ、自分から求めて飼うことはありませんでした。

ただ、自分勝手な人間によって山の中に捨てられた小さないのちを、見過ごすことはできなかったのです。

猫はもともと野良猫だったわけではありませんもの。

人間とのよい関係を心から願っている動物なのです。飼ってみてよく分かりました。

まるはお乳が欲しい赤ちゃんの時に母親から引き離されたので、今でも私の手をチューチューと吸います。

グルグルとのどを鳴らし、前足でもみしだくようにしながら、お乳を吸っている気持ちになっているのでしょう。

チューチューしながら気持ちよさそうに寝入ってしまうのが、毎日の日課になっています。

全国で一番、犬猫の殺処分が多いのが高知県だそうです。悲しい。恥ずかしい。

ほんとうに豊かな県だと自慢できるでしょうか?

Kさんもすぐに殺したと書いていましたが、殺す前に里親を探す努力はできなかったのでしょうか。

小さないのちを大切にする社会は、人間にとっても生きていきやすい社会のはずなのに・・・。

ゆめとまる

11月23日(月)晴れ 冬野菜を食べる

よく晴れて暖かい1日。家に居るといくらでもすることがあって、きりがありません。

ぜんぜん外出したいと思わなくて、「はーと・らいふ村」で一生を過ごしても退屈しないと思うほどです。

いつものセリフですが、「ここには何もなくて何でもある」。

玉葱を植えようと思ったら、すでにポレポレ村長が植えてくれていました。

大根を収穫しておでんを作りストーブへ。豚肉とさつま芋の炒め物も作りましたが、意外とおいしい。

同僚の先生に教わったのですが、ミスマッチと思われがちな食材同士でも、食べてみるとおいしいことってありますね。

長老の口癖は、「うちで採れたもんが一番うまい」なのですが、これは家族みんなが同意見だと思います。

特に野菜は、一年中毎日食べ続けていますけど、ほんとうにおいしいのです。

ごはんも大好きだし、自家製の梅干しや味噌汁をプラスすると、それだけでもう満足という楽チンな一家です。

玄米で毎日6合炊いていますが、ぎりぎりで時には足りなくなることも。

これはみんなに驚かれていますが、前は8合炊いていましたから、これでも少なくなったほうなのです。

すごい食べる。でも、3人ともぜんぜん太っていません。

私などここ数年体重は減り続けていて、健診の時についドクターに聞いてしまうほどです。

お酒も甘いものも好きなので、カロリーを気にせずいっぱい食べていますが、

玄米と野菜がバランスをとってくれているのでしょうね。

毎日食べるものがおいしいというのは、とても幸せなことです。

楽しい大根も・・・

11月22日(日)曇りのち雨 おだやかな三連休

午前中は表彰式があって、四万十市中央公民館へ。

知人の顔もとても多くて、3歩進むと「おめでとうございます」と挨拶ばかりしていました。

県展のときはこんな風ではなかったので、やはり地方展のよさですね。

かつて私が絵を描いていたことを知っている保護者のTさんが居て、

「キリコ先生もぜひまた描きましょうよ」と熱心に言ってくださいました。

息子さんと二人で、今年何度かうちにも訪ねて来てくださった人です。

「そうですね。来年は・・・」と答えてしまったので、有言実行しなければ・・・。

ずっと前からお会いしたかった工芸作家のM氏にも、会場でお声をかけることができました。

目のとてもきれいな人で、笑顔で「一度いらっしゃい」とおっしゃってくださいました。

近々必ずお伺いしようと思います。出会いに感謝です。

午後からは地域の運動会に行ってきました。

地域のことにはなるべく参加しようと心がけているのですが、

うちのイベントや予定が重なっていることが多く、なかなか顔を出せません。

珍しく顔を出したら、とたんに「夢の宝くじ」というのがあって、4等賞。

キャスター付きの透明な3段整理ケースをいただきました。

昨日は野々ちゃんとお母さんが来たので、お芋のパウンドケーキを焼いていろいろおしゃべり。

そんなこんなで、三連休の二日間がおだやかに過ぎました。

何もない、平穏な日々が一番幸せだと思います。



11月20日(金)晴れ 四万十市展 特選に

四万十市で毎年11月23日前後の3日間行われるのが、「一条祭」。

幡多地域では「いちじょこさん」と呼んで、大勢の人が集まる土佐の三大祭りの一つだ。

小中学生の文化展や大人の「四万十市展」も、毎年この祭りに合わせて開催。

昨日の高知新聞に入賞者の発表があり、ポレポレ村長の写真「未来へ」が特選教育長賞を受賞していた。

四万十市展では過去に褒状はあったけど、特選は確か初めて。

私も過去に洋画で褒状を数回いただいたことがあるけど、特選は高南台地展(四万十町)で1回きり。

特選を取るのはなかなか難しいと実感していたので、心から今回の特選おめでとうです。

場所は四万十市中央公民館。9時から17時まで。入場料100円。26日まで開催。




11月19日(木)晴れ カリン酒とトマト鍋

私にしては珍しいのですが、風邪を引いてしまいました。

まずはのどが痛くなり、鼻水やくしゃみがとまらなくなり、咳で声ががらがら。

発熱もありましたが、あまり高くならなかったので新型インフルエンザではないだろうと・・・、病院にも行きませんでした。

食べ物、飲み物、休養で直そうと思って、生姜湯やかす酒、ネギたっぷりうどん、トマト鍋で体を温めました。

もう峠は越したので大丈夫。昨日は、庭のカリンも採ってカリン酒を仕込みました。ついでに生姜酒も。

生姜が体にいいことは知っていましたが、優れものですねー。薬よりも生姜です。

来年は生姜を栽培してみようと思います。無農薬の生姜はなかなか手に入らないので貴重です。

トマト鍋は日高村でのイベントで、江利香さんに習いました。

日高村のトマトはそれはそれはおいしかったので、いっぺんにはまりましたね。

じゃが芋や玉葱などある野菜をいっぱい入れて、豚肉やウインナーなども合います。

うちの庭では、まだナスやピーマンも採れますので、それも入れました。

あとはトマトとハーブ類、塩・コショーで味付けします。

ハーブ類はローリエと、バジルがもう枯れたのでローズマリーを使いました。

これからの季節は鍋が多くなりますね。



11月17日(火)雨 薪ストーブを焚き始めた

ポレポレ村長がついに薪ストーブを焚き始めた。

ぽかぽか暖かい部屋の中で、私はあたご柿の皮を剥く。

たくさんなっていたので、お隣のおばさんにもおすそ分けして、あとは渋抜きとつるし柿だ。

渋抜きは1週間ほどで食べられる。つるし柿はお正月さまに祭るほか、長老の大好物なのでおやつになる。

今年最後の、栗の渋皮煮も作った。

今年はずいぶんと渋皮煮を作り、たくさんストールを染めた。

今日は薪ストーブの上で染める。

これからいよいよ薪ストーブの大活躍だ。



11月14日(土)晴れ 麦の穂が出揃った


山はすっかり紅や黄に彩られた。

通勤が楽しい季節だ。

うちの庭でも、アメリカハナミズキが真っ赤になり、ナンキンハゼも色づいた。

モミの木や月桂樹、ユーカリ、オリーブなどの木もいいが、やはり季節ごとに変化する木もいい。

花を楽しみ、実を喜び、彩りのあとの冬木立すら絵になる。

この季節は、いろいろな種類のサザンカが花盛りになる。

目立たない花だが、私の大好きなホトトギスも咲き続けている。

お芋は全部掘って、遅ればせながら麦の種蒔き。

例年はもっと早く種を蒔くのだけど、今年は忙しくてつい蒔き遅れてしまった。

そのかわりに、今年初めて種蒔きした夏蒔き小麦の穂が出揃った。

半信半疑で種蒔きした村長も、「うわっ、ほんとに穂が出たよ」と驚いている。

パンに向くという、夏蒔き小麦。どんな味か楽しみだ。

刈り取りは12月末か1月。

まだそれも信じられない気がしている。



11月8日(日)晴れ 子どもはみんな木が好きなのだ♪

今日は11月とは思えないほど暑かった。

ポレポレ村長は、半袖Tシャツ1枚。それがおかしくない。

「海辺の日曜市」が2010年2月まで、月1回のペースで開催されるそうだ。

案内をいただいて、オーガニックの交流を盛り上げようと出かけた。

ポレポレの木工品は、あい変わらず子どもたちに大人気。

どこでもそうだけど、まだ言葉も話せないような子も、よちよち手を伸ばして駆け寄って来る。

またがって乗る子も多いし、さわって遊んでなかなか立ち去らない。

親が引っ張って行ってもまた駆け寄って来て・・・、多い子は8回くらい来たような気がする。

たぶん、一緒に居た麻乃さんは肌で感じたと思う。

もう100回以上は出店しているから、最初は驚いていたが「やっぱりね」と慣れっこになった。

子どもはみんな木が大好きなのだ! 声を大にして、いくらでも叫ぶことができる。

気づかない大人がいるのは残念だ。


11月7日(土)晴れ 四万十手仕事市

窪川の「旧半平旅館」へ。

霧の町窪川は、今日も霧につつまれていた。

「旧半平旅館」は想像以上にすばらしい会場で、その中でも一番いい客間を

「はーと・らいふ村」のスペースとして貸してくださった。

古い建物に、ポレポレの家具や草木染めが不思議としっくり合う。

向こうの部屋では糸の灯りが、これまたしっくり似合っている。

庭にもさまざまなブースが並び、見たくてたまらないのだがなかなかチャンスが無い。

客足がとぎれた時に大急ぎで外に出て、「生姜ジャム」と「生姜クッキー」を買った。

無農薬で生姜を栽培している武市さんのものだ。

生姜ジャムは特許をとっているとか、初めて食べたけどぴりっとしておいしい。

1週間前にサンリバーの手仕事市に来てくださった方が、ご主人といっしょにこちらにも来てくださった。

ありがたいなあ、ほんとうに。次にはぜひ馬荷でお会いしましょう。

主催者の実行委員会のみなさん、お世話になりました。

おかげさまで心から楽しめた「四万十手仕事市」でした。


11月3日(火)晴れ 「野の手仕事展」終了

「第19回野の手仕事展」に、大勢のみなさまにおいでいただきありがとうございました。

講師の松岡先生はじめ、参加してくださったみなさまのおかげで、

とても楽しい「マイスプーンづくり教室」も開催することができ、ほんとうに感謝しています。

6歳から60代まで、まずは自分の好きなき選ぶところからスタート。

私はオンツツジの枝を選んで、すごく持ちやすいスプーンを作りました♪

午前中の「マイ箸づくり教室」から連続して参加してくださった人も多く、

手が痛くなったり、マメができたり、みんながんばりましたねー。

そのかいあって、出来上がりに大満足のいとおしいマイスプーンになりました。

「使うのがもったいないから飾っておく」とつぶやいていた人もいましたもの。

リネンのワンピースやエプロン、ストールはほぼ完売しました。

自分の大好きなものが、多くの人に受け入れていただけるのは、やはりうれしいものです。

作家さんへの励ましにもなりました。

おいでくださったみなさま、改めて心から感謝です。ありがとうございました。



2009年10月の暮らし

10月30日(金)晴れ 申し込み盛況

1日の午前中は「マイ箸づくり」、午後から「マイスプーンづくり」、おかげさまで大勢申し込みいただきました。

お久しぶりの人、初めてお会いする人も多く、とても楽しみです。

遠く、高知市や土佐市からのご参加もあります。道中が長いので、お気をつけていらしてください。

先日、尾崎高知県知事が馬荷に来られていました。

工房ポレポレで作った「土佐ヒノキのマイ箸」を使ってくださっているので、握手して「うちです」と申し上げたら、

にっこりして「あ、使ってますよ」とおっしゃっていただきました。

山本県議はすごい。県議の方から、「お箸使ってますよ」と声をかけてくださいました。

広がれ、間伐材のマイ箸♪


10月29日(木)晴れ カシュクール党首キリコ

「手仕事展」が近づいて、つぎつぎとステキな作品が搬入される。

とても丁寧な手仕事をする「アトリエ西の魔女」さんから、リネンのストールやエプロンドレスが届いた。

もちろん、カシュクールワンピースも!

私は前回の手仕事展で購入。それ以来、大のお気に入りの服になって、いつも着ている。

「カシュクール党を作ろうかしら」と、まじめに考えたりするほど大好きなデザイン。

着ているとよく「どこで買いました?」と聞かれる。

待ってました! えへへ、「野の手仕事展ですよ。おほほ」

だから、今回も絶対に搬入してねとお願いしておいた。

届いた、届いた♪

カシュクールだけでなく、イージーパンツやエプロンドレス、子ども服もかわいい!

あてもないのに、子ども服を買って誰かにプレゼントしたくなる。

さて、今回は何をねらおうかなぁー。



10月25日(日)雨 心のこもったプレゼント

午前午後と同じ講演や講座を引き受けるのは、何回目だろう。

安芸市の保母さんたちの一日研修。午前午後と続いて、4時間も講演したのだった。しゃべり続けた。

新しく高知県で教師として採用された先生たちを対象にした、第1回初任者研修会。

あのときも人数が多いからということで、県教育センターの大ホールで同じ講演を午前午後としたのだった。

めちゃめちゃ疲れて、もう絶対に嫌だと思っていたのに・・・、忘れてしまってまた同じことを。二度あることは三度ある。

三度目の今日は、前二回と違って実技だったので、やってるときは楽しかったけど夜どっと疲れが出た。

その疲れを吹っ飛ばしてくれたのが、思いがけないプレゼント!

参加してくれたAさんから、手作りシフォンケーキとお芋と黒ゴマのタルトと、真っ白いリネンのハンカチを誕生日プレゼントにいただいた。

ステキな箱に入れて、保冷バックに入れて・・・何から何までAさんらしい。とってもうれしかった。

4時に終了して帰ろうと思ったら、9月の講座に参加していたSさんが玄関まで駆けつけてきた。

手には3つも新聞バック! 手渡されたら、ぷーんといい香り。「はい、出来立てお赤飯!」

私の分だけでなく、奈々ちゃんの分や幸代ちゃんの分も一つ一つ新聞バックに入れて、もみじを飾っていた。

ああ、こんな人もいるんだなぁ。AさんやSさんと出会えて、ほんとに幸せだと思わずにはいられない。

やっぱり人だなぁ。私の周りには、お手本にしたい人が大勢いる。



10月22日(木)晴れ エゴノキのスプーンとフォーク

名前入りのお箸は、おかげさまで全国からぼちぼちご注文をいただけるようになった。

99、9%が見知らぬ方々であり、今後もお会いする機会もない方々だろうと思う。

でも、不思議と・・・名前や年代などお聞きして書き入れるせいか、

大量生産とは違って一つ一つ手作り品のせいか、その人をすごく身近に感じてしまう。

気に入って毎日愛用していただけたら・・・こんなうれしい仕事はない。

先日、お箸といっしょに、名前入りのスプーンやフォークのご注文をいただいた。

初めてだったので、メールでいろいろ相談して作らせていただいた。

とてもかわいい出来上がりだったので、私も欲しくなった。

そうだ、お箸といっしょにスプーンやフォークも持ち歩こう!

昨日は、10年ほど前に作らせていただいた学習机と椅子の脚を合わせに行っていた。

子どもさんは、今年高校3年生と中学3年生になっていた!

気に入って使ってくださっていたとおっしゃって、とてもいいあめ色になっていたそうだ。

そんな話を聞いても・・・、やっぱりポレポレ村長の仕事がうらやましくなる。

初めて出会った頃は、逆だった。

村長が私のことを「うらやましい」と、よく言っていた。

子どもの頃からなりたい職業があって、真っ直ぐ夢に向かって進んで、仕事が楽しくてたまらない様子の私を、

ほんとうにうらやましいと思っていたようだ。

いつの間にか、逆転している。

たぶん、「工房ポレポレ」はずっと現役だと思う。


10月21日(水)晴れ NHK「土佐の一枚」

明日、金曜日夕方、NHKの「土佐の一枚」でポレポレ村長の写真が放映されます。

タイトルは「森の住人」。裏山の木の穴に棲む、ムササビを写した一枚です。

目がくりくりとして、とてもかわいい!

裏山にこんなムササビがいるなんて、写真を見てびっくりしました。

いやぁ、なんだかうれしくなりますねー。森が豊かなんだと思います。

NHKの人も、昼間ムササビが見られるなんて、とても珍しいとおっしゃっていました。

ほかにも、ふくろうの夫婦も棲んでいます。

裏山には、まだまだいろいろな動物が生息しているのかも知れませんね。


10月18日(日)晴れ 二人そろって完走! 自己ベスト更新!

3時30分起床、4時に朝食。

身支度をしてスタート地点の蕨岡中学校へ。

3階まですべての教室に明々と灯がともり、グランドにはすでに大勢のランナーが集合していた。

いつものようにかがり火が焚かれ、太鼓の音が鳴り響く。

いざ出陣! この雰囲気はたまらない。

しばさんとポレポレ村長は仲良くしゃべりながら、スタート時刻を待つ。

あたりは老若男女、それぞれのいでたちのランナーで埋め尽くされている。

今年もコスチュームランナーがいて、やっぱり目立つ。

よほど自信がある人たちなんだろうなぁ。 ガッチャマンがちゃがまったなんて、話にならないもの。

スタートの号砲とともに、にこやかにランナーたちが手を振りながら動き出す。

「いってらっしゃーい!」 なんだかもう、スタート時点で感動してしまう私。

これから過酷な100キロが待っている。



見送ったあと私は自宅に戻り、長老に朝食を準備し、モクとハナの散歩に行く。

それから四万十市に出て奈々ちゃんを誘い、四万十川を上って西土佐から十和に入る。

十和に入るとすぐにトップランナーが走ってきて驚いた。

3時間ちょっとなのに、すでに50キロ地点を超えている! 人間の力は、予想もできないくらいすごい!

その後に続いて、次々にランナーの姿が見えてくる。

40キロ地点、小野大橋で車を止めて応援することにした。

ここは紫草のWさんの家の近くなので、応援した後染めた作品を届けるように持って来ていた。

予定では9時30分に通過だったのに、二人ともなかなか来ない。

用意していた双眼鏡を覗く。

しばさんがやって来た。真っ青で目がうつろだ。「ちょっときつくて・・・」

うわ、大丈夫だろうか。

スタートの時は二人とも元気いっぱいだったが、40キロ地点といえばフルマラソンだったらゴールだもの、何かあったとしても不思議はない。

しばさんに遅れてやってきたポレポレ村長は、わりと元気だった。

あとで聞くと、10キロくらいで足首が痛くなり、これでは完走は無理だと思って憂鬱になっていたそうだ。



だがしだいに痛みもマヒしてきて、次の50キロ地点「半家の沈下橋」では笑顔で奈々ちゃんと私にタッチして走って行った。

ここではしばさんに会えなかった。

ずっと先に行ったので会えなかったのだと思っていたら、次の60キロ地点の橋のところで携帯が鳴った。

「僕の方が後です」と言うのでびっくりして、橋の上でしばさんを待つことに。

少し回復して元気になったしばさんが走ってきて、ほっ。

62キロ地点の西土佐カヌー館は、休憩するランナーたちであふれていた。

預けておいた荷物をここで受け取り、着替えをする人もいる。

ポレポレ村長はアイシングだけで、「なんとか行けそうだ」とすぐ出発。やる気になっている。



しばさんは睡魔との闘いだったそうで、「5分たったら起こしてください」と横になった。

5分かっきりで起こし、しばさんも出発。いよいよこれからが勝負だ。

100キロはむちゃくちゃきつい。同じ四万十川ウルトラマラソンでも、60キロの部だったらすでにゴールしている距離だ。

100キロの人たちは、そこから再スタートなんだもの。ここからが本当にウルトラマラソン本番とも言える。

道は狭く、くねくねと続く。1キロ進むだけでも過酷になってくる。

道端でおばちゃんたちが集まって声援していた。

ゼッケンで氏名を捜し出し、「京都の坂本さーーん、がんばってぇーー!」などと大声で叫んでいる。

私もそこに腰をおろして、一緒に応援することにした。

名前を叫ばれた人は、びっくりしてみんなうれしそうな笑顔になる。

疲れ果てて倒れそうなのに、「ありがとうー!」と言ったり、恥ずかしそうに笑って手を振ったり、とにかくすごくいい表情になる。

ポレポレ村長の姿が見えたので、「千葉洋さんって呼んでやってください」とお願いした。

おばちゃんたちはスーパーの安売りみたいに、「千葉さーん」「洋さーーん、がんばってぇ!」わいわいわい。

しばさんが来たら、「兵庫県の北脇さーーん」「がんばってぇーー!」わいわいわい。



90キロ地点の少し手前の三叉路で、最後の応援をしてあとはゴールで待つことに。

夕日がランナーの姿を照らしている。

人間の限界にいどむ、まるで修行者の列のように見える。

涙が出そうになってくる。おとなしい奈々ちゃんまでが、声を出して「がんばってー!」と応援しだした。

ここまで来たら、もう這ってでもゴールしてくれるだろう。



ゴールの中村高校グランドには、次々とランナーたちが帰ってきていた。

マイクがひっきりなしにゴールするランナーの名前を叫んでいる。

たくさんのボランティアさんたちが忙しく動き、足を引きずるランナーたちと応援の人たちでごったがえしていた。

だんだんと夕暮れが押し寄せてくる。

暗くなった道をひたすらゴールめざして進むランナーたち。

ポレポレ村長はあとで、「現実とは思えない景色が見える」と表現していたが、ほんとうにそうだろうと思う。



12時間27分35秒、ついに100キロマラソンゴール!!

メダルをかけてもらって、とびきりの笑顔だ。

ほんとうにお疲れさま! 二人そろって完走! そして、自己ベスト更新! おめでとうございます♪



10月17日(土)晴れ 四万十100キロウルトラマラソン


いよいよ明日、ウルトラマラソン出場です。

ポレポレ村長のゼッケンは、1759

なあんと、実家の電話番号でした! 43-1759。

12時に、兵庫県からしばさんが到着。

毎年、「はーと・らいふ村」所属で登録してくださっているランナーです。

しばさんのゼッケンは、1644

沿道のみなさま、見かけましたら応援よろしくお願いします。

早朝5時30分に、蕨岡中学校前スタートです。

うちからは5分ほどの場所なので、村長はいつも「スタート地点に一番近いランナーかも知れない」と言っています。

感動のゴールは中村高校グランド。

山を越え、四万十川に沿ってひたすら下る100キロの道です。

前回完走したのは、2005年の第11回大会でした。

今回も完走を祈って、ラベンダーのお風呂に入って、今夜は早めに寝ます。

 前回大会の朝

10月13日(火)晴れ 誕生月

とてもいい季節ですね。

お米の収穫も終わり、野菜も果物もいっぱいで、空気が澄み、自然が美しい。

春のように生命の息吹がむんむんするのではなく、静かに落ち着いた雰囲気がしっくりきます。

特に夕方。焚き火の煙の匂いなどが漂ってくると、生きていることがじーんと心に沁みますね。

一年中で一番好きな月かも知れない。

そんな10月が、私の誕生月。


今年もまた一つ歳を重ねることができたことを、みなさんに祝っていただきました。ありがとう♪

中学時代の親友からは、今年もまたお花が・・・。

造花かと思ったほど大きな真っ赤なアマリリスと、白いかわいいイワシャジン。

さっそくゆめが興味しんしんで眺めていました。




10月12日(月)晴れ 初芋のタルト

午前1組、午後は2組の来客。

庭のお芋を少し掘ってみると、だいぶ大きくなっていたので、お芋でタルトを焼くことにした。

麻乃さんの影響でマクロビスイーツにはまっているので、卵やバター、砂糖などは使わない。

うちで採れた無農薬有機の全粒粉で台を作り、うちのお芋に林檎とレーズンとシナモンをペーストにして焼く。

今日初めて訪ねて来てくださったのは、「四万十手仕事市」実行委員長さんのご一家。

奥様が「ちいさなざっか店かさね」というお店を経営されていて、お会いするのが楽しみだった。

イメージ通りのすごくセンスのいい、かわいいかさねさん。

お店の紙袋の文字や、小さな紅白の紐や、包装紙・・・なにもかも「うーん」と感動してうなってしまった。

感性の人なんだと思う。

25日の教室にも来てくださるとか、これからの交流が楽しみです。




10月11日(日)晴れ ムラサキのにおえる・・・

絶好の染め日和。いよいよムラサキで染めることに。

絶滅危惧種のムラサキで、シルクストールを3枚染める。

ポレポレ村長は、新しい木に向かうとき「敬意を表してすべて手で鉋をかけるんだ」と話していたことがある。

なんだかその言葉を今日思い出していた。

幻の紫草。どんな色を出してくれるのか、どきどきする。

敬意を表して、心を込めて作業に向かい、丁寧に気を入れて染めていく。

まずはいただいた根をさっと洗い、鍋で煮る。

いっきに濃い色が出る。紫というより黒っぽく見える。

シルクストールを水に浸し、根を取り出した染め液に布を入れる。

白い布が、みるみるうちに染まっていくのが分かる。

思っていたような紫色ではなく、どちらかというと濃い灰紫色だ。

これがムラサキの色。万葉集にもたくさん出てくる紫草。

皇室の色として、一般の民には許されなかった色。

野守が見張りするほど、貴重だった植物。

煮染めした液で、そのまま冷ます。

先媒染していたので、作業をもう一度繰り返して様子をみる。

染めつきはとてもいいが、いろいろ試し染めして色をみてみようと思う。

一番きれいに染まったストールを、18日にWさんに届けに行こうと思っている。

鍋の中のムラサキ

10月10日(土)晴れ 子猫の里親見つかりました! 感謝!

みなさまご協力ありがとうございます。

子猫が人間を信頼し、いい関係で生きていけると思うと、ほんとうにうれしく思います。

まだまだ山の中には捨てられた猫たちがいます。

引き続き、里親募集しています。どうぞ欲しい人がいましたら、ご一報ください。

けっして押し付けるわけではありません。猫を見ていただいて、よかったら里親になってやってください。

今日はとんぼ返りでしたが、「高知県展」を観てきました。

ポレポレ村長が「立体作品」部門に入選していたので写真を撮っていたら、「わっ、作品かと思った!」と背後で声。

私が作品?! よほど夢中で撮っていたということでしょうか。

もう少しゆっくりと、もう一度観に行けたらなと思っています。



10月9日(金)晴れ 「土佐のまんまる」

雑誌「土佐のまんまる」3が届いた。

以前取材に来てくださった「高知移住ガイド」に、ポレポレ村長が掲載されている。

書店でも購入できて、値段は1000円。写真がとてもきれいな本だ。

タイトルは「自産自消の暮らしを楽しむ、木工職人ときどき農業」

ほかにもお二人、東京と大阪から移住された人が出ていたが、ポレポレ村長が一番早く移住している。

高知県内にIターンの人はけっこう多いと思うが、もう長いほうになるのかも知れないなあ。

あっという間だったような気がするけど・・・。

またしてもゆめちゃん登場。猫はカメラマンさんにとって絵になる存在なのかも。

木の家の外観、家具、薪ストーブ、果実酒、自家製天然酵母パン・・・これらも絵になりやすいのか、よく掲載される。

肝心のポレポレ村長、A4版の紙面に大きくアップで載っているのだが、作業ズボンのポケットから包丁が出ているのにはびっくりした。

野菜の収穫をしていたところだと思うが、ギッョとするわよねぇ。

写真を撮っている人なのに、自分が撮られる立場の時はちっともなりふりかまわないのがおかしい。




10月5日(月)雨 四万十手仕事市

「四万十手仕事市」のパンフレットが届いた。

会場となる築106年の由緒ある建物は、やはり存在感が違う。

大好きな「石見銀山群言堂」を彷彿とさせる。

主催者さんは、「石見銀山群言堂」をご存知だったのだろうか。

四万十町に根ざした手仕事市として、古い建物を舞台に継続してほしいと思う。

出展されるほかのみなさんのことは、ほとんど知らない私たち。

だから、出会いもとても楽しみ♪

自然素材のさまざまな手作り品だけでなく、ロミロミマッサージやネイルアートなどもありますよ。

ぜひブログをご覧くださいね。



http://blog.goo.ne.jp/shimanto_teshigoto

 
そして、築106年の建物でお会いしましょう。

先日新聞にも出ていましたが、お庭も建物もステキです。



10月4日(日)晴れ マイ箸・マイスプーン教室


朝見ると、軽トラの荷台には、お寺から持って帰った桜の木が乗っていた。

これから製材所に運び、ひいてもらって乾燥に入る。

とても個性的な木なので、どんなものを創るか、しばし悩むことだろう。

木目がとてもきれい。いい家具に生まれ変わりそうだ。

11月1日、「こうち山の日」の補助事業として、「第2回My箸・箸袋コンテスト展」とワークショップ申し込みも次々に届いている。

とてもいいメンバーで、ご紹介がまた楽しみになってきた♪

高知市の「ギャラリーM2」のオーナーさんも、「マイスプーン教室」に申し込んで゛くださった。

全国の雑誌などに度々掲載される、とてもセンスのいいオーナーさん。

私の大好きな女性の1人だ。久しぶりの再会が楽しみ。

ワークショップは、定員20名がきたら締め切りです。

興味がある方はお早めに、電話かFAXをお願いしますね。 

■申し込み先 0880-43-0503 FAXも同じ。

■マイ箸教室  11月1日(日)、3日(火)の2日間、10時〜12時  サンリバー四万十物産館 材料代300円

■マイスプーン教室 11月1日 13時〜15時 サンリバー四万十物産館  材料代300円


※材料代には、木、サンドペーパー、柿渋、ネーム入れなどが含まれます。カッターがあれば、お持ちください。




10月3日(土)晴れ 
子猫の里親になってやってください

昨日の豪雨がうそのような秋晴れ。とても気持ちがいい。

ポレポレ村長は、朝4時30分出発で高知市へ。

お寺の桜の木を、軽トラで運ぶためだ。

ほんとうは私もお手伝いについていきたいところだが、貴重な休日にはやることが山のようにある。

その上、昨日の豪雨のせいで、仕事の帰りに子猫を1匹保護して帰ってきた。

まだ生後間もない子猫で、山の側溝に捨てられてずぶぬれになっていたのだ

シャンプーしたり、里親を探しの電話をあちこちにかけたりで、けっこう振り回されてしまった。

子猫はさぞかし心細い数日を過ごしたのだろう。

踏んづけるのではないかと思うくらい、足元にもつれて離れない。

抱かれると安心するのか、脇下に顔をつっこみしきりにお乳を吸う動作をする。

可哀想に・・・、お母さんのおっぱいをこうして飲んでいたのだろう。

キャットフードもご飯も食べるし、とても人なつこい雄猫です。

どなたか里親になってくださる方がいましたら、ぜひご一報お願いします。





10月1日(木)晴れ 新聞掲載

朝から取材があった。

今年、何度目かの取材だ。

だいたい似たような質問なので、ポレポレ村長もよどみなく答え、取材協力を惜しまない。

特に、写真に関しては、時には記者さんよりも村長が詳しい時もある。

ポレポレ村長の性格からして、出過ぎないように・・・しかし、さりげなく協力しているのが、見ていておもしろい。

高知新聞の写真コンテストで、先日「優秀」に選ばれて掲載されていた。

モノクロの「祭りの日」というタイトルの写真。

真ん中のいい位置に大きく掲載されたので、見た人から電話がかかってきて「おめでとう!」。

さっそく賞金も送られてきた。さすが新聞社は早い。

私たちは、「マイ箸コンテスト」の賞品をようやく先日発送した。

まだ展示会が終わっていないこともあるが、受賞者さんはさぞかし待ちくたびれたことと思う。

すぐに折り返し、大賞の筒井さんから絵手紙が届いた。

とてもステキな文面と絵。「愛のはし渡し大賞」に選ばれた作品に通じるお葉書に感動した。

ありがとうございます♪



2009年9月の暮らし

9月27日(日)晴れ ほんものの時代

大阪と札幌と四万十市から、4人のお客さま。

8月19日のお便りに載せた写真の椅子、ゆめがちょこんと座っていた椅子2脚が、大阪にお嫁入りすることになった。

クスノキの輪切りにスピンドルを使った椅子で、座面の年輪のおもしろさや座り心地のよさを、すっかり気に入ったみたいだ。

二度と同じものは作れないし、世代を超えて使い続けられる椅子なので、気に入っていただけてうれしい反面さみしい。

いつも子どもを嫁がせる気分になる。「だいじにしてもらうのよ」となでる。

愛情をこめて作ったものだから、エネルギーが分かる人には分かるのだと思う。

うちに興味を持って来てくださる方だから、もちろんそこらへんのところは呼吸が合う。

お土産にアルゼンチンの無農薬ワインを持って来てくださって、昼間から飲んで語った。

たくさんの物はいらない。「ほんとうに気に入った、ほんものを大切にして暮らす時代だ」とうなずきあった。

思えば私たちの世代は高度成長の時代で、にせものが氾濫した社会を生きてきた。

木にそっくりの新建材、みせかけだけのまがいもの食品、添加物による味・・・もう何もかもにせものがあふれている。

にせものはどんなにたくさんあっても、人を豊かになどしない。

ほんものだけが、人を育てるのだ。

子どもにこそ、ほんものを・・・

9月25日(金)晴れ おうちパーティー

フエさんとフラダンスのお仲間さんが来て、夕食会。

ちょうど今日は夕方やっと稲刈りが終了し、ポレポレ村長の写真が高知新聞のコンクールで「優秀」に選ばれて掲載されていて、いい日だ。

お料理上手のフエさんが、朝から心をこめて作ってくれたメニューの数々がとてもおいしかった。

茶碗蒸し、ナスのサラダ、かぼちゃのラザニア風、鶏肉の和風揚げ、玄米炊き込みご飯、お漬物、デザートは四万十ロールと栗の渋皮煮。

ロールケーキに緑の海苔が入っているの、初めて食べた!

心のこもったおいしい食事と楽しい交流、手作りのパーティーが大好き♪

逆に、心から楽しいと思える宴会でないと、遠慮することに決めた。

不義理と思われてもかまわない。悪口陰口の噂話で盛り上がる宴会などごめんだ。

時間がとても大切に思えるようになってきたのだと思う。

自然の中で、いい人たちと交流できることが幸せ、そう思う。




9月24日(木)晴れ イベントの秋

今週は棚田の稲刈りがずっと続く。

今日もいい天気。暑いけど、秋の空気がおいしい。

昨日Wさんにいただいたたくさんの栗、帰宅してザルに出してみて驚いた。

まるまる元気いっぱい! なんと鬼皮が張り裂けているものもある。

こんな栗は初めて見た。さすが十和は「しまんと栗」として売り出しているだけのことあるなぁ。

馬荷の七立栗を横においてみると、大きさの違いがよく分かる。



さて、つぎつぎと楽しいイベントのお誘いが入る。

10月18日(日)四万十市「ウルトラマラソン」出場

10月25日(日)四万十町で10時〜16時まで講座2回

11月1日(金)〜3日(日)四万十市「サンリバー四万十」で、マイ箸・マイスプーン教室と作品展

11月7日(土)窪川旧半平旅館で「四万十手仕事市」


11月8日(日)黒潮町オーガニックマーケット

うわぁ、めっちゃもう埋まってしまったって感じ。

誘われたらできる限り断らない私たち二人、引き受ければ新しい出会いもあり、また喜びが広がる。

広がり過ぎて収拾がつかなくなるきらいもあるけど、もう少しだけがんばってみる。

そして、今年の締めくくりは自分のために時間をつくろうと思う。

そんな時期にきている。

9月23日(水)晴れ 初めて見るムラサキ

ポレポレ村長は、朝5時30分走って出発。

私は7時30分に車で追いかけて出発。

山を越えて四万十市蕨岡へ、そこから田の川を通り、四万十川沿いの国道に入って、「かわらっこ」を通り、西土佐に向かって上る。

なかなか追いつかない。ふと、不安がよぎる。「もしかして気づかずに追い越したのでは?」

車を止めて、散歩している男性に尋ねた。「白いキャップの男の人が走って行きましたか?」

「行きましたよ。もう500mほど進んでるんじゃないでしょうか」

よかった! 車のメーターを見たら、家から28キロ地点で追いついていた。

頭から水をかぶってから全身着替え。

それから、すぐ西土佐に入り、十和へ向かう。

道路が新しくなっていて、驚いた。

「道の駅とおわ」を通り過ぎて、小野地域へ。

私が毎日通勤した沈下橋は無くなり、ここも新しい橋がかかっていた。

山の上にある「ムラサキ小屋」で、Wさんが待っていてくださった。

83才とは思えないほどお元気で、平成元年からムラサキ栽培に情熱を注いでいらっしゃる方だ。

マスコミをはじめ、全国から研究家たちが大勢訪ねてきたそうで、その貴重な資料もいただいた。

万葉集にも登場するムラサキを、生まれて初めて見た。

その根は赤く、触っても指が染まる。古来から染料として用いられたわけだ。

根とは違って種は白く、つやつや光っている。

根をいただいて帰ったので、どきどきしながら染めてみようと思う。

Wさんとムラサキ

それから「道の駅とおわ」へ寄って、「おかみさん市バイキング」の昼食。

四万十川を見下ろす気持ちのいいレストランで、旅行客でいっぱいだった。

栗おこわ、チラシ寿司、各種てんぷら、ナスのたたき、から揚げ、こんにゃくの刺身、漬物、紫蘇カン・・・などなどで、1000円。

売店で「栗の渋皮煮」が一瓶2500円で売られていたのにはびっくり!!

確かに作ると時間はかかるけど・・・、こんなに高価なもの買う人がいるの? 

マイ箸クラブの川ちゃんの作品展示もされていて、「川ちゃんにもご挨拶して帰ろうか」と突然だったが電話してみた。

山道を登り、自然の懐に包まれるような暮らしの川ちゃん宅へ。

おいしいコーヒーと手作りの天然酵母パンをいただいて、楽しくおしゃべりするうちに時間があっという間に過ぎた。

挨拶してすぐ帰るつもりだったのに、静かで時が止まったような居心地のいい空間にとろーんと和んでいた。

帰りに川ちゃんの田んぼも見て、心満たされて帰路についた。

ぜひ寄りたかった西土佐のケーキ工房で、お土産にケーキを三種類買った。

建物も可愛くて、きょろきょろ見ていたら、ポレポレ村長がお店の人に、「オーガニックマーケットに来てなかったですか?」

よく覚えていたなぁ。私はぜんぜん気づかなかった。隣だったみたい。

秋の一日、それも秋分の日にふさわしい貴重な一日だった。


9月21日(月)晴れ もうすぐ黄金錦の稲刈り

早期コシヒカリの稲刈りは終了して、新米を発送している毎日ですが、中期の黄金錦は今週が刈り取りです。

やはり一番おいしい時期をイノシシ君は見逃さない。棚田の田んぼ2枚に入ってました。

毎晩のように花火を上げに行ってたのに、ダメだったのか・・・。

メダカの住む棚田は「はーと・らいふ村」の自慢の一つ。

両側が雑木の山で、きれいな湧き水でお米を育てていて、「黄金の滝」と名づけている場所です。

秋になって稲が実ると、棚田の上から下までみごとな滝のような景色になります。今がちょうどその時。

でも、両側が山ということは、イノシシ君にとっては好都合この上ないわけですね。どこからでも出没しますもの。

今日はモクとハナを軽トラの荷台に乗せて、みんなで棚田に行きました。

軽トラに乗るのは2匹とも大のお気に入りなので、興奮して飛び乗りました。

田んぼに着いたとたん、ハナの方が踏ん張っててこでも動かない。

理由が分からない私が「どうしたの?」と問いかけていたら、

「ハナは花火の音が怖いんだよ」とポレポレ村長。ハナはちゃんと覚えていたんですね。

おっとり屋のモクを連れて棚田を見回り、あちこちでモクの毛をブラッシングして落としてきました。

こんなことでいかほどの効果があるのか分からないけど、何もしないよりはましと思うばかりです。

ポレポレ村長の話では、どこかの田んぼにストッキングに入れたものがぶら下げてあって、見たら髪の毛が入っていたそうです。

みなさん、いろいろ考えて工夫しているのですねー。

いまや村の田んぼは、イノシシ除けのネットが張り巡らされています。

その上、鹿の被害も出始めているそうですから、この先いつまでお百姓さんを続けられることやら。

「もののけ姫」の世界ですね。もともとはイノシシや鹿たちの世界だったものを、人間が住み着いて好きなことをしてきた。

農薬や除草剤を撒き散らしている地域もあるそうですから、動物が怒るのも無理はない気がします。

昔の自然に返せ、と反乱しているのかも知れません。

古代米(黒米)


9月20日(日)晴れ 7連休

絶好の運動会日和。雲ひとつ無い青空でした。

明日から代休を入れて7連休。

たまっている仕事をしながらですが、「秋を楽しむ一週間」にします♪

四万十町の十和に行って、絶滅危惧種の「ムラサキ」を栽培している方に会ってこようと思います。

先日、新聞の折り込みチラシで私の名前を知ったその方が、黒潮町の役場に問い合わせてきたのだそうです。

役場からうちに連絡があって、電話番号を知らせることにOKしたら、その方からかかってきました。

じつは、私も数年前に新聞でその方、Wさんの記事を読み、興味を持って切り抜いていたので、奇遇に驚きました。

しかも、お住まいが、私が昔住んでいた「小野」という地域でした。

懐かしいその村を訪ねて、Wさんとお話させていただくのを楽しみにしています。

ついでに「十和おかみさん市」のバイキングを食べて、西土佐に新しくオープンしたケーキ工房でおやつを食べて・・・

と食べる方も楽しみな計画です。

フエさんからも、「おいしいものを食べて、楽しいひと時を過ごしませんか?」とメールがありました。

金曜日の夜、「おうちパーティ」を開く約束をしています。

こちらもわくわく♪ 手料理とキャンドルと秋の夜を楽しみましょう。

キッチンで

9月17日(木)晴れ 栗の渋皮煮

栗の実が毎日落ちる時期になりました。

渋皮を傷つけないように鬼皮を剥き、重曹を入れた鍋でゆでます。

ピンクのとてもきれいな液が、たくさん採れますのでとっておきます。

何度もゆでこぼし、丁寧に筋を取り除き、ようやく砂糖を入れて煮ます。

冷めるまで浸けておいて、シロップ浸けで冷蔵庫に保存。渋皮煮のでき上がりです。

とても時間をかけて作るので、栗の実1個が高価な和菓子に匹敵するくらいいとおしい気がします。

ゆでた液は、とてもいい染料になりますから、一石二鳥ですね。

えもいわれぬピンクに染まりますが、「栗で染めた」と言うとびっくりする人が多いです。

茶色を連想するのでしょうね。




9月15日(火)晴れのち曇り 敬老のお祝いケーキ


午後から会があって行ったら、出席者全員がマスク、マスクの異様な風景にびっくり。

そうなのです。新型インフルエンザがいよいよ身近になってきて、大方中学校、中村中学校、みんな閉鎖中です。

長老にうつしてはいけないので、外出から帰ると外で手洗いをして、うがいも必ずしています。

私たちは免疫力が高いのでかかりにくいとは思っていますが、油断はできません。

今日はてっきり「敬老の日」だと思って、長老にお祝いケーキを作りました。

私が焼くのはカントリーケーキが多いのですが、今日は生クリームたっぷりのフルーツショートケーキです。

ぶどう、スイカ、メロン、黄桃、りんご・・・みんなころころが楽しい。

お祝いにはやっぱりこっちですね♪ ケーキとお花は人を幸せにします。




9月13日(日)晴れ 染め日和

今日も秋晴れのいい天気です。

涼しくなってきたので、そろそろ薪の準備をすることに。

四国電力さんがうちの山で切った木を置いていたので、軽トラで運びに行きました。

裏庭でチェーンソーで輪切りにして、それから薪割りです。

山荘にゲンさんがいたので久しぶりに話したら、平野に「海の家」をオープンするんだそうです。

サーファーのゲンさんの夢が、いよいよ実現するのですね。楽しみです。

午後から四万十町のOさんが希望していた、「ブルー系の染め」をやってみました。

くさぎなの実が、そろそろ染め頃ですね。きれいな色が出ます。

「浅葱色」というのでしょうか。ブルーの中でも、私は特に好きな色です。

化学染料のようなきつい色は、あまり好きではありません。

草木染めはどんなに濃く染まっても、自然に溶け込む色ばかりです。

ほんの140年前までは、日本人はみんな草木で染めて着ていました。

大地の色、自然の色に身を包むと安心するのは、人間もまた自然の一部だからでしょうか。

左から、くさぎな、びわ、栗のいが

9月12日(土)晴れ すっかり秋

もうすっかり秋です。

空気が澄んで、虫の音も一段とにぎやかになってきました。

5日に蒔いた小麦の種が出揃ったので、今日は2回目を蒔きました。

3種類あるので、それぞれ畝を違えて、間違えないように番号をたてています。

麦畑が自宅の庭なので、蒔き終わったら離れの縁側で休憩しました。

紫蘇ジュースと、朝拾ってきたばかりの栗。

7時から栗拾いに行ってきて、さっそく10時のおやつにゆでて出したのです。

なんてことない時間ですが、こういう暮らしもいいもんだなーといつも思います。

自然に沿った、季節を肌で感じる日々。

「植物や動物のように、ただ今を生きているだけでいいと思わない?」とポレポレ村長に言ったら、

「ただ生きているように見えて、植物や動物も必死なんだよ。」と言われてしまいました。

そうか、彼らなりの必死な毎日を生きているのか。

にんにくの種も植えて、お昼はガーリックライスを作りました。

午後から魚屋さんが来てくれて、鯛のお刺身を買ったらおまけにブリのアラをたくさんいただきました。

夕飯はアラとニラのお味噌汁を作ろうと思います。

ニラはいま白い花が咲いていますが、飾ってもよし、食べてもよしの欠かせない野菜です。

大根は抜き菜の季節です

9月8日(火)晴れ 木に登る原種の朝顔

日曜日の講座の参加者から、メールやお手紙が届いてうれしい毎日です。

人に喜んでいただくと、自分も幸せを感じるんですよねー。

主催者の0さんが、あふれた人に追加開催を告げると、「その時も講師はキリコ先生ですよね?」と聞く人が何人もいたそうなんです。

わぉ、誰? 10月25日に行ったら、懐かしい人と再会できるのかしら?

私の講座を提案してくださったのは、「農家民宿はこば」のおかみさんであるひとこさんだったのだそうです。

ひとこさんは、管理栄養士さんであり、四万十町の議員さんでもあり、とてもステキな女性です。

あこがれの「はこば」へむしょうに行きたくなって、ポレポレ村長を誘っているところです。

最近、「キッチンはこば」という喫茶店も近くにできたそうで、そこのオーナーさんもひとこさんと一緒に参加してくださってました。

ひとこさんと雰囲気が似た感じでステキな方でした。

ゆっくりお茶とケーキを楽しみながら、創作活動をしたいとお話しました。

私も、どっちかというとそういう「ゆったりまったり至福の染め時間」が好みです。

今日、庭に出たら、高い木の上に野生の朝顔が咲いていて、写真に撮りました。

木に登る朝顔ですね。朝顔の花もきれいな色が出ますが、木に登って咲いているのを摘みたくありません。

くるみの木にも、もみの木にも、てっぺんまで這い登ってたくさん花を咲かせています。

原種の朝顔は珍しいらしく、苗を欲しいという人も・・・

9月6日(日)晴れ 四万十町へ

楽しみにしていた四万十町へ!

奈々ちゃんと3人で待ち合わせて、まず「於母家」で昼ごはん。

オーナーのみかちゃんが「がんばったのよー」とご馳走を作って待っていてくれて、

すごくおいしい「おまかせ御膳」をいただきました。

中でも、「オクラの冷スープ」が大人気! ついにはレシピを習ってしまいました。

オクラはまだ毎日収穫できます。

天ぷらにしたり、味噌汁に入れたりしていましたが、冷スープがだんぜん絶品です。

それから教室会場へ移動すると、もう早い受講生が見えていました。

9時にスタートした申し込み受付が、30分で定員いっぱいになったそうですが、

あふれた人も今日の2倍いるそうなんです。

10月25日に再度あふれた人たちを対象に、午前と午後の2回開講することになりました。

新型インフルエンザで欠席者がでるのではないかと心配でしたが、

1人の欠席もなく、みなさんすごく熱心で気持ちのいい教室でした。

やっぱり、何度も「ほんとに無料なんですか?」と念を押す人がいましたね(笑)

主催者さんに感謝しましょう!

0さん、お疲れさまでした。



9月5日(土)晴れ 小麦の種まき

新しい品種の小麦の種を蒔きました。

パンに向くもので、たんぱく質が12〜14%も含まれています。

驚くなかれ、1月に刈り取り予定です。

今年は、小麦栽培の面積を増やす予定。

自給率がとても低いのですね、小麦は。

北海道が有名ですが、高知でも十分に育てることができます。

それを実証しています。




9月4日(土)晴れ 山栗といちじくとお芋

いい季節になりました。

明日が満月なので、月がとてもきれい。秋の虫たちもにぎやかになってきました。

庭は、夏野菜たちがまだまだがんばっていますが、大根の抜き菜も食べられるようになりました。

そして、大好きないちじくの季節。

ぱかっと開くとすぐに鳥に食べられてしまうので、毎日採りごろなのを物色しては食べています。

例年、白ワインで煮て、コンポートにして保存しますが、ほんとうにおいしくていくらでも食べられる。

お芋もそろそろですね。全部掘る前に、食べる分ずつ掘って食するのが「季節感」があります。

ビタミンCも多いから、新型インフルエンザなんかに負けない体力をつけなくちゃ。

今日初めて、山栗も食べました!

馬荷に自生している山栗は、「七立栗」ななたてぐりと呼ばれていて特産品です。

弘法大師がくれた栗という言い伝えがあり、別名「大師栗」とも呼ばれています。

年に七回実をつけるかどうかは怪しいですが、小さくてころころしていて甘い栗です。

子どもの頃は、この季節になるとよく山に採りに行ってました。

今はもう山が放置されて荒れ、道も無くなってしまいましたね。

「七立栗保存会」ができて、耕作放棄した畑に植え付ける人も出てきています。

明日は、小麦の「めぐみちゃん」を蒔きます。

初めての土地に慣れ、すくすくと育ちますように・・・。

右端がいちじく。オクラ、ゴーヤ、きゅうり、ピーマン、ナス、トマト・・・まだ育ってます。

9月1日(火)晴れ お寺の桜の木、さまざまな木のスプーン

高知市のあるお寺さんから連絡をいただいて、庭の桜の木を切ったものを預かってきました。

20年前にご長男さんが誕生された記念に、お寺の庭に植えた桜の木。

みごとに大きく成長していましたが、これ以上大きくなると塀が壊れてしまうので、やむを得ず切ることになったのだそうです。

何か形あるものにしてよみがえらせたい・・・、その願いに応えてテーブルとお箸を作ることになりました。

いかにもポレポレ村長が喜びそうな仕事。

でも、乾燥しなければならないので、「1年先になりますよ」と説明して解っていただきました。

お箸は檀家のみなさまに、桜の木の思い出に配るのだそうです。

切って1カ月になるという桜の木から、みずみずしい葉っぱが芽を出していました。

「まだ生きているんですね」と言いながら、みんなで桜のいのちに感嘆しました。

さて、以前に予告した「マイスプーン作り教室」。

11月1日(日)午後1時から、四万十市の「サンリバー四万十」で開催決定しました。

こちらは、さまざまな木を講師の自然爺さんが持って来てくださるそうなんです。

私もやる気まんまん。好きな木を選んで、マイスプーンを作れるなんてうれしい。

定員20名です。今から受け付けていますので、興味ある方は申し込んでくださいね。

自然爺さんは、今年の「愛のはし渡し大賞」受賞の松岡正宣さんです。

牧野植物園にお勤めですので、いろいろな木について詳しい方ですよ。

ご一緒に楽しく作りましょう♪

月光桜

2009年8月の暮らし



8月22日(土)晴れ 土佐琵琶

お寺の住職さんからご案内状をいただいて、「土佐琵琶演奏会」にポレポレ村長と行ってきた。

昼間とはぜんぜん違った雰囲気のお寺には、大勢の人が聴きに来ていた。

私は「土佐琵琶」という言葉すら初めてだったが、「耳なし芳一」や「七人みさき」の怪談話はもちろん知っていたし、琵琶の演奏で語られるのは興味深かった。

暗いので撮影には苦労したが、お寺を舞台にしたのはいい発想だ。

雰囲気がぴったりで、琵琶の響きも語りも一段と心に沁みるようだった。

お接待でエビスビールやワイン、焼酎、日本酒、コーヒー、お茶など、自由に飲みながら聴けるというのもうれしい。

それにしても、土佐には私の知らないいろいろな文化があったのだ。

こうして継承していく人々の存在は貴重だ。

ここのお寺は、何も無かった山に住職さんがつぎつぎにお茶室や護摩堂を建てられて、ついに本堂の建築に着手している。

瀬戸内寂聴さんとも親しくしていらっしゃって、住職さんとお二人の先達で「四国八十八カ所巡礼」のとき、私もお供させていただいたことがある。

数年前、古代蓮をいただいてうちに移植して以来だったので、久しぶりのお寺訪問だった。




8月19日(水)晴れ 秋の気配

お盆を過ぎると、朝晩は秋の空気に変わりました。

もともと昼夜の温度差が大きい村ですが、昼間の暑さがうそのような涼しさです。

例年より少し遅れて、新米も刈り取り乾燥中。もうすぐ発送できます。

庭はルドべキアが終わって、百日紅やヒメトラノオ、白いユリの咲く季節。

キキョウやおみなえしなど、秋の花も咲いています。

野ぶどうが色づきはじめ、エゴの実を食べにヤマガラが来ています。

コツコツと大きな音を立てて上手に割るので、ゆめが目を丸くして眺めていますね。

そう言えば、この音にびっくりして「キツツキだ!」と言った子どももいました。


この季節、私が待っている実はエゴではなくて、クサギナの実。

そろそろ黒く熟れてくる頃。とてもきれいなブルーの染料になります。

週末は染めてみるかな?
 
椅子に座るゆめ


8月14日(金)晴れ お盆と冷菓

今日から3日間は稲刈り小休止、お盆休みです。

昨日、四万十市に出かける途中の田んぼでは、稲刈りの横で田植えをしていました。

見渡すと、黄色く実った田んぼと、植えたばかりの苗が風にそよいでいる水田の両方があります。

そうかー、たばこを収穫した後に、この時期が田植えなんですね。


四万十市はやはり帰省の人の姿が多く、県外ナンバーで道路も渋滞しています。

民族大移動の時期は、うちはどこにも出かけません。

例年、15日夜に入野の浜辺で開催される「花火大会」に行くくらい。

お墓の掃除とお盆のまつりごとをして、お盆の来客があるのでごちそうの準備をします。

あとは、毎年、母の里にお供えものを届けるくらいかな。


今年はちえこさん手作りのアイスクリンを5リットル買って、私が作って冷凍しておいたやまももシャーベットと両方を器に盛ってお出しすることにしました。

見た目もきれいだし、ここ数日35度の暑さでは涼しいものが一番うれしい。

アイスクリンは、土佐を代表する冷菓です。

ちえこさんが作って販売していることを知って、

「黒砂糖入りアイスクリンは作らない?」とか、いろいろ提案しています。

プレーンとココアの2種類あるみたいだけど、うちはプレーンしか買ったことがありません。

やっぱり「アイスクリンの味」、ですもんね。

・・・と言いつつ、黒砂糖入りを提案するのは矛盾してますね(笑)

 一針一針丁寧に刺し子した、お箸袋大賞の田中清子さまの作品

8月11日(火)やっと晴れ  エコ封筒

ようやく晴れたら、猛烈な暑さに。

10分くらい草を刈ったら、汗がタラタラ流れ出ます。

これ、オーバーな表現ではないんです。

目に沁みて、開けられなくなる。

2時間で衣服はびしょびしょ、限界です。

それ以上は無理して続けないことにしました。

途中でも、また次にすればいいのですから。


ポレポレ村長の弁では、草刈り機が古くなっていて振動がひどく、手がしだいに疲れて重くなるのだそうです。

どうりで終わってもしばらくはジンジンしびれて、腕が痛いはずですね。

シャワーを浴び、衣服は全部洗濯して干して、手紙の返事を何通も書きました。


窪川のSさんがいつもくださる「手作り封筒」を、もう何年愛用することでしょう。

包装紙を捨てないでおいて、お習字の紙と重ねて封筒の形にしたものです。

ひとつひとつ丁寧に作りためたものを、お会いするたびに何十枚もいただいています。

なんだかとても愛おしい封筒で、毎回「どれを使おうかな」と迷っては、その人に合った封筒を選んで出します。


私も真似て作ろうと、始めました。

これがまたおもしろい。

「捨てるものを再び活かす」・・・というのが、大好きです。

自分が作ったもので一番のお気に入りを、Sさんに出しました。

うふふ、びっくりして、喜んでくれるかな?

 しばさんの「地獄箸」は会場の話題をさらいました。箸置きも何もかも手作りです。

8月9日(日)豪雨 化学肥料を使わない稲は強い!

記録的な豪雨にみまわれましたが、みなさま被害はありませんでしたか?

さまざまなイベントが中止になってしまい、がっかりされている人も多いでしょうね。

稲刈りの時期の豪雨や台風は、実った稲を倒伏させてしまいます。

昨日まで立っていたあちこちの田んぼが、べたーと黄色いじゅうたんを敷きつめたように見えます。

そんな時強いのが、「はーと・らいふ村」のお米たち。

めったなことでは倒れません。

「あれー!?」と驚いていた私ですが、だんだんと理由が分かってきました。

まず、第一は化学肥料を使わないことでしょうね。

へたに太っていないから、自分で立っていられるんだと思います。

草の力も大きいかも。

除草剤を使ってないから、比べたら一目瞭然、草の多さがぜんぜん違います。

まったく草が無い田んぼと違って、草の中に稲が立っている・・・といった感じのうちの田んぼは、

周りの草が支えて稲が倒れないのかも知れません。

無農薬のお米の強みです。


逆に、弱いこともある。

今回もたぶん・・・、どこかの田んぼの岸が崩れていると思いますね。

小動物がいっぱいの田んぼには、モグラもとても多いわけで、岸に穴をあけられてしまうんですね。

豪雨のたびにどっかが崩れて、その補修が大変です。


新米収穫ももうすぐです。

早くからりと晴れて、いつものようにトンボやバッタが飛び跳ねる中で、稲刈りができますように。



8月8日(土)晴れのち雨 マイはし、マイスプーン


コンテストの作品紹介がすっかり遅れている間に、「マイはしクラブ」の川ちゃんがご自身のブログで詳しく紹介してくれました。

ありがとう、川ちゃん! http://40010111.blog75.fc2.com/

また、私たちは300人あまりの人が参加しているML「たからちゃんネット」のメンバーの1人(いや2人)なんですけど、

たからちゃんのブログでも取り上げていただいて、ほんとにありがたいですね。

至らない点を多くの人にフォローしていただいて、「愛のはし渡し大賞」受賞作品を大勢の方々にご覧いただいています。


今年も学校単位で作品を送ってくださった「いの中学校」のみなさん、ありがとうございます。

また、清水高校の先生も作品展にお越しくださって、ずいぶん前からマイ箸を使っているとおっしゃって見せてくださいました。

昨年は梼原高校の先生がおいでいただいて、学校ぐるみで取り組んでいるお話をうかがいましたが、

保育園や学校現場で広がっていくのは、とてもうれしいことです。


今の子どもたちは、鉛筆を削る体験がありません。

「おはし作り教室」に行くと、まず小刀やカッターの持ち方から教えなければ削れません。

最初は危なっかしい手つきの子どもたちも、すぐに慣れて夢中になります。

ひのきのいい匂いを感じながら、集中して削る、少しずつ形が生まれていく・・・

その過程がおもしろいんです。


じつは、私自身も夢中になって、夜な夜な削っていた時期がありました(笑)。

おもしろくなって、何膳も削ってマイはしを作りました。

ひとつひとつ違う。それなのに、全体で見ても私が削ったものだと分かる。個性がどうしても出るのです。

もの作りににじみ出てしまう、その人らしさ。

そこがまたおもしろいと思うし、コンテスト作品の一作一作に感動するゆえんかも知れません。


さて、秋には「マイはし作り教室」と並んで「スプーン作り教室」も開催する予定です。

これがまた、かわいいんですよねー♪

講師の先生のご都合がついたら、詳しくお知らせしますので、お楽しみに。

 特別賞受賞のエンジュのお箸は、長野県の滝沢さまの作品


8月4日(火)晴れ 「愛のはし渡し大賞」発表


第2回My84コンテストは、「大切な人にお箸を贈ろう!」をテーマに「愛のはし渡しコンテスト」でした。

県内外から52点の応募がありました。みなさま、ありがとうございます。

今年も審査員さんが時間をかけて審査の末、下記の通り決定しました。

受賞されたみなさま、おめでとうございます!

8月1日〜4日の黒潮町での作品展を皮切りに、11月11日の「こうち山の日」まで、県内各地で「作品展」ならびに「マイはし作り教室」を展開します。

また、HPでも写真を添えて作品紹介をしていきますので、ぜひご覧くださいませ。

肝心なときにパソコンが壊れて、まだうまく写真掲載ができません。ごめんなさい。

昨年、大賞受賞の川ちゃんが、「4日はブログジャックしよう」と提案してくださって、

今日はいろいろなブログで「マイはし」が話題にのぼりました。

みなさん、ご協力ありがとうございます♪

■愛のはし渡し大賞
 ★筒井 永幸・筒井 文さま(香美市)  ★松岡 正宣 さま (高知市)

■お箸袋大賞
 ★岩城 礼子 さま(神奈川県)  ★田中 清子 さま (高知市)

■特別賞
 ★滝沢 輝雄 さま(長野県)

■小中学生の部
 ★益岡 瑞季 さま(四万十市立大用中学校3年)
お箸袋大賞の岩城さまの作品。しまへびさんは5歳のお嬢さんのリクエストとか。

8月2日(日)晴れ 新聞掲載

今朝の新聞に作品展のことが出た。

昨日、記者さんが写していた、展示を見ている親子の写真が掲載された。

とてもいい感じの写真だった。


今日、会場に年配のご夫妻がそろってお見えになって・・・

「責任者さんはいますか?」

ポレポレ村長は、一瞬苦情かと思ったよと、あとで打ち明けてくれた。

写真のお母さんの両親、つまり子どもにとってはおじいちゃんとおばあちゃんが、わざわざお礼を言いに来てくださったのだった!

もちろん展示もご覧になって、とても喜んで何度も挨拶をしてお帰りになった。


昨年の「第1回作品展」でも、写真が載った姉弟の家族から、わざわざお礼のハガキが届いた。

新聞に載るって、家族や親戚やご近所さんや・・・、みんながうれしいことなんだなぁ。

記者さんにも、うれしい話をお知らせしなくちゃ。


裏話だけど、昨日会場で取材撮影のとき、実を言うと小さいお子さんがむずがって大変だったのよね。

眠くなる時間だったのかも知れない。

記者さんが一生懸命親子を撮ろうとして苦心していたので、私も横から木のおもちゃなど渡して機嫌をとろうとしたのだった。

お母さんの腕に抱かれていたその子は、ころころアニマルを受け取ると思いきり腕をふりあげてコンクリートの床にたたきつけた。


大きな音が響き、一瞬私はころころアニマルが「割れた!」と思った。

私の失敗だ。急いで拾い上げて、おもちゃの隅々まで点検した。

あれだけ高いところから、大きな音をたてて投げつけられたのに、ビクともしていなかった。

動物の形も欠けてないし、4つの車輪もばらばらになっていなかった。

びっくりしたし、改めてポレポレのおもちゃは丈夫なんだと感心した。

ポレポレ村長にそう言うと、「車輪はぶなだし、黒檀のクサビで留めているからね。ちょっとやそっとではビクともしないよ」とのこと。

そのころころアニマルは、「MIYU」ちゃんのもとへ。

小さなおもちゃに、心を込めて3種類の木が使われていることに、大きくなったら気づいてくれるかな?


今日も一日、お世話になっている「森と緑の会」さんや川ちゃん、作家さんや麻乃さんや保護者の方・・・、楽しく話がはずんだ。

にこにこ対話をしながら一日を過ごすことは、ほんとにいいことだ。

 愛のはし渡し大賞、筒井さまご夫妻の作品

8月1日(土)晴れ ビオスおおがた情報館


何度か立ち寄ったことはあるものの、こんなに長い時間を過ごすのは初めて。

「My84コンテスト作品展」がスタートし、4日まで。


初日だけでもはやいろいろな出会いがあって、とても楽しかった。

やはり夏は観光客が多い。

どっと入って来るたびにいろいろ聞かれて、半分「観光案内」をしていたような・・・。

じっとお箸に見入っている人にときどき声をかけてみるが、ほとんど県外の人だった。

以前にうちに来てくださったことがあるご夫妻が偶然立ち寄って、

「いやー! 娘が出品しちゅう。なんちゃあ言いよらんかったに。」

「娘さんはお仕事してらっしゃるんですか?」

「窪川の○○保育所です」

「まあー、私たちそこへ近々おもちゃを持って伺うんですよ。うれしい出会いですね!」

つながる、つながる。そんな喜びの声が続出するのが、うちのイベントの特徴かも知れない。

明日は、午前10時と午後1時30分から、2回「お箸作り教室」。


 ゆずの木のお箸 (松岡さまの大賞作品)手に取りくんくんする人が多かったですね!

2009年7月の暮らし

7月31日(金)晴れ うれしい出会い、なつかしい再会

梅雨明け。私はもう明けているのかとばかり思ってました。

いそいそと梅干も乾して保存し、人より早く「夏本番」気分でした!(笑)


今回のお箸と箸袋コンテストのテーマは、「愛のはし渡し」

今日が締め切りでしたが、温かくほっとする作品が多かったですねー。

ほのぼの感動しています。

あっと驚くユニークなお箸も、日本海側の町から届きました。

明日、午前中準備で、午後1時オープンです。

みなさま、ぜひお越しくださいませ。

黒潮町56号線沿い、「ビオスおおがた情報館」です。


今日はまたうれしい出会いもありました。

四万十町のお二人が、9月の教室の打ち合わせに初めて訪問してくださったのです。

京都からのIターンで、3年目になのだそう。

県内で活躍されている移住者の方が、ほんとに多いなぁと村長と話しました。

新聞の折り込みチラシに入るそうですが、これがまた参加無料でラッキーな教室なんですわ。

定員20名なんてあっという間に超えて、主催者さんはご苦労されるのではないでしょうか。


大好きな四万十町。

振り返ってみると、窪川、大正、昭和、十和、大奈路・・・と、私はこれまで四万十町で大変お世話になってきました。

指折り数えて合計してみたら、9年間にもなります。

顔写真を撮ってくださると聞き、あわてて「ちょっと待ってください!」。

髪を直し、口紅をぬりました(あまり変わらなかったけど)。

「あらー!? キリコさんやー、懐かしい」

と見てくださる方が何人いることでしょう。


助手の奈々ちゃんも、教室デビューです。

さあ、わくわく楽しくなってきた♪



7月27日(月)晴れ 「お箸作り教室」とコンテスト展示会

ホームページはまだまだ修理が必要ですね。

もともと稚拙なものが、ぼろぼろになっててごめんなさい。

先日お知らせした「第2回My84コンテスト」の応募作品展が、8月1日午後1時からスタートで。4日まで。

県内外から、今年もユニークな作品や見ごたえのある作品が集まってきています。

みなさん、ありがとうございます♪

会場は、黒潮町の道の駅、「ビオス大方情報館」です。


8月2日(日)には、「お箸作り教室」も開催します。

午前10時からと午後1時30分からの2回ありますから、ご都合のよい時間帯にぜひいらしてください。

8月4日は、
「マイはしの日」です。

あなたの大切な人に、手作りのお箸を贈りませんか?

バレンタインデーにチョコレートを贈るのではなく、「マイはしの日」にお箸を贈る習慣を広げたいな♪




7月25日(土)雨 部分日食と4人目のMさん

パソコンが壊れて、不便な一週間でした。

みことさんにすっかりお世話になって、なんとかホームページ更新までこぎつけてもらったけど、うまくいくかな?


ところで、みなさん、日食はごらんになりましたか。

こちらは朝からどしゃぶりの雨で、「こりゃ、無理だわ」とあきらめて出勤したんですよね。

ところが10時40分頃雨があがって、なんと日食が見えたのです!

「奇跡!」と思いました。

88%の部分日食でしたが、しっかり見ることができて感動しました。


もうひとつの感動は、先日日記に書いた作家のMさんが、訪ねて来てくださったこと。

それも、4人目のMさんを連れて・・・。どこまで重なるのだろう。これも奇跡かも。

作家のMさんとは初めてお会いするのだけど、なんだか懐かしい気がしました。

新聞などでよく拝見していたからでしょうか。

初めて、Mさんの小説に挿絵を描いてほしいとM部長から電話をもらっていたことを打ち明けました。

「まあ、キリコさんが描いてくださったらよかったのに・・・」

「ごめんなさい!」


4人目のMさんは、長いお付き合いの友達だそうで、「次男がキリコ先生にお世話になりました」!?

「だから、キリコ先生にどうしても会いたくて、ついてきたんです。」

「まあ! あの・・・お名前は・・・?」

「Mです。」

お名前を聞いて、私も村長も目が丸くなりました。

「テレビや新聞でいつも見てました! あのMさん!?」

高知は狭いけど、こんなにつながるとはねぇ。驚いてしまう。

生き生きして、自分の生き方を貫いていて、おしゃれで、ほんとに素敵なお二人のMさんなんです。

楽しくてお話が尽きない。

またお会いする約束をしました。

現在は館長になっている、元高知新聞のM部長のところへ、一緒に訪問しましょうという話も。

私の人生に大きな影響を与えてくださる人たちです。

7月18日(土)晴れ ブルーベリー酒

36.2℃ !!

いや、お酒のアルコール度も同じくらいだけど、今日の気温の話。

高知の夏は、空気が燃えるように暑い。

地球がいよいよ変化しているんだなと思う。

梅雨明けを待ちかねて梅干しを乾したが、ベランダに出ると素足の裏が熱い。

いい色になったのを、ピンに入れて保存する。

今年も、1年分は大丈夫。

ブルーベリーも、ジャムとお酒にした。

やまもも酒と並んで、色がとてもきれい。

氷と炭酸で割ると、色は薄くなるがそれでもきれいなバイオレットだ。

目と舌とのどと、両方で楽しむ。ちょっとはまってる。

 左からブルーベリージャム、ブルーベリー酒、やまもも酒

7月12日(日)晴れ スズキを釣った

ポレポレ村長、久々にスズキを釣ってきた。

72.5cm、3sの形のいい雌のスズキ。

ゆめは興味しんしんで、くんくん鼻を近づけてみるが、噛み付かない。

魚は大好きなのだけど、大きすぎて手が出ない、いや口が出ないのかもね。

魚拓をとって、さばく。

明日は朝から、お刺身とアラの味噌汁だな。

モクにもハナにも、ゆめにもごちそうあげるからね。

suzuki006.jpg

7月11日(土)晴れときどき雨 「アセンションへのいざない」

いつでも読みたい本が何冊かそばにある。

最近、その冊数が多くなっていて、時に10冊以上じっと待っていてくれたりする。

昨日は、お待たせ本を押しのけて、必要に迫られて有川浩さんの「図書館戦争」を読んだら、これがおもしろい。

久々に「やめられない、とまらない」を味わった。

今日は、思いがけず筆者からの贈呈本、「アセンションへのいざない」が届いた。

小松英星氏、高知県出身、東大卒業後大手企業に勤務。

カリフォルニア大学バークレー校大学院留学。

地球の新時代に向けた啓蒙活動家として、世界的に有名な人。

「アセンション」に関する研究と著書多数。

教祖様みたいに信奉しているファンの一人が、九州からうちに訪ねて来てくれたときに初めてその名前を知ったのだった。

その後、氏が唐人駄場を訪問する時に、うちにも立ち寄ってくださる幸運が。

「いまを生きる」ことの大切さや、「エコは消費しないこと」など、その主張に大きくうなずくことが多い。

今月初旬、新刊「アセンションへのいざない」が出版されると知り、私も書店に注文しようとFAXを書いたとたんだったから驚いた。

ラッキー!! ありがとうございます。

さっそく読み、「大勢の人に紹介したい」とまず思った。

7月4日発行、アーバンプロ出版センター、900円+税。

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7月7日(火)晴れときどき雨 満月の七夕

七夕、そして満月なんて、めったにない夜ですね。

昨夜のお月さまも、神々しいほどきれいでした。

同じお月さまを、日本のあちらこちらで、世界のあちらこちらで・・・、みんなどんな思いで眺めているんだろうなと、ふと想ったりしていました。

暴動や飢餓、争いが無くならない世界は、悲しいことです。

決して他所の出来事ではなく、私自身と深く関わっていることを忘れてはなりません。

祈りつつ、声を出していこうと思います。

このところ、「村便り」に写真を載せられなくなっています。

ライヴも鮎のしゃくり漁もしっかり撮ったのだけど、デジカメが壊れて接続できなくなってしまいました。

休みができたら、カメラ店に持っていかなきゃ。

明日は四万十川をカヌーで下ります。

「遊んでばっかりやねー」と、村長が驚いてる。

えへへ、いい学校ですね♪

庭はそろそろブルーベリーの収穫期。

今年もジャムを作ります。

ブラックベリーはもう少し先ですね。まだ赤い。

berry2.jpg これが真っ黒になってきます

7月4日(土)晴れ 取材

本の取材があって、ライターさんとカメラマンさんが来訪。

10月1日発行予定だそうで、出来上がったらまたご紹介しますね。

ポレポレ村長はカメラマンさんにレンズのことを教わり、私はライターさんの仕事に興味しんしん。

せっかくの出会いだから、逆取材もありがたいことです。

取材が終わってから、四万十市に出かけてポレポレ村長の誕生日の前夜祭をしました。

水量が増えていた四万十川でルアーを投げて、スズキ釣りもしましたが、はずれ。

明日は朝から、愛媛県に撮影に出かけるようです。

夕方は、バースディライヴ。アーティストは桑名晴子さん。桑名正博さんの妹さん。

今日、高知市でライブがあり、明日は馬荷でシークレットライヴです。

楽しく充実した一日になりますね。1日早く、おめでとうございます♪

7月2日(木)晴れ 鮎のしゃくり漁

昨日から四万十川の鮎漁が解禁。

今日は梅雨の晴れ間の一日で、伝統漁法の鮎のしゃくり漁を楽しみました。

しゃくり棒と箱めがねで獲る、とてもシンプルな漁法です。

私は昨年に続いて2度目ですが、今年も水がきれいで冷たくて、とても気持ちがよかった。

獲り立ての鮎や手長エビをその場で塩焼きにして食べるのは、やっぱりおいしい!

猫ちゃんには骨を、家族にはぴちぴちの鮎をもらって帰りましたので、夕食はごちそうでした。

天然鮎と養殖鮎はぜんぜん違うし、大和手長エビと南手長エビを食べ比べたり、今日はいろいろ勉強しました。

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