6月28日(日)曇り 「愛のはし渡しコンテスト」
8月4日は「マイはしの日」です
あなたの大切な人に、お箸を贈りませんか?
愛のはし渡しコンテスト
84%を森林が占める高知県。
私たちは土佐ヒノキの間伐材や未利用材、折れたバットでお箸を製作して、マイ箸を広げています。
「地球のために、まず私にできることから始めよう」という人にぴったりのマイ箸。
昨年実施した「ゆめのかけ箸コンテスト」では、アイデアいっぱいの欲しくなるようなお箸や箸袋がたくさん集まって感動しました。
さて、今年は「大切な人に、毎日使うお箸をプレゼントしよう」というコンテストです。
もちろん、大切な自分への贈り物でもいいですし、ご家族や大好きな人やお世話になった人に・・・心をこめた作品をお待ちしています。
■募集部門 @マイ箸部門 (小中学生・一般) A箸袋部門 (一般のみ)
■募集期間 2009年6月20日〜7月31日
■審査発表 2009年8月4日 ホームページ上で発表。 http: //heartlife.hp.infoseek.co.jp
入賞者には直接通知します。応募作品はすべて展示会で展示します。
■表 彰 「愛のはし渡し大賞」
一般1名(賞状・商品券20000円) 小中学生1名(賞状・商品券2000円)
「愛の箸袋大賞」
一般1名(賞状・商品券10000円)
「特別賞」 若干名(商品券2000円)
■応募条件 間伐材や折れたバット、竹、ハギレや古布、紙など、自然素材を活かして作る こと。
マイ箸、箸袋としての機能をそなえていること。
※マイ箸部門と箸袋の両部門に応募可。一人2点まで。
※応募に際しては、別紙に氏名、住所、пA年齢、学校、学年、作品名、
誰に贈りたいのか簡単な作品アピール文を添えて下さい。
■送り先・お問い合わせ 〒789-1924 高知県幡多郡黒潮町馬荷2826-4
「工房ポレポレ」 千葉 洋 TEL/FAX(0880)43-0503
■その他 材料がほしい人は、土佐ヒノキの角材(実費200円)があります。お問い合わせください。
п^FAX(0880)43-0503 メール polepole@chive.ocn.ne.jp
※上位入賞作品は返却できません。また入賞者が2名になる場合には、賞金を分け合っていただきますのでご了承願います。
その他の作品返却希望者は応募の際に「返却希望」と明記してください。
展示会終了後「着払い」で返送いたします。
なお、作品の取り扱いには十分注意しますが、郵送中や展示会での事故やトラブに関しては、一切責任を負いかねます。
また、上記内容は諸事情によって予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
■主 催 ゆめのかけ箸プロジェクト実行委員会 (野の手仕事仲間たち)
6月25日(木)晴れ 速報、里親見つかりました!
24日朝、山道を通りかかって目を見張りました。
猫たちの小屋が散々にけちらかされ、あたり一面に散乱していました。
一目見て故意に荒らされたことが分かり、子猫は生きていないと思ったので、「ミャー」と鳴き声を聞いた時は涙が出そうでした。
とにかく子猫を抱いて車に飛び乗り、職場に向かいました。
上司に子猫を保護してきたことを伝えて、帰りに必ず連れて帰るので置かせてほしいと願いました。
8時10分から職員朝礼が始まり、「場所は教材室がいいでしょう」とOKになりました。
子どもたちが「かわいい、かわいい」と喜んでかわりばんこに抱いてくれ、生きた学習に子猫が一役かってくれたと思います。
マリリンネットワークのみんなが心配して待っていてくれ、「ノラ猫をよく思わない人が、虐待を始めている。気をつけよう」と確認し合いました。
捨てた人が悪いのに、捨てられた動物に矛先が向いている。
かわいそうにマリリン親子にもとばっちりがいき、身の危険を察して場所を移動していました。
私は「ゆめよりマリリンが幸せかも?」なんて、何をのん気なこと書いたりしてたんだろう。
絵本「100万回生きた猫」の印象が強かったせいかも知れない。
早くマリリン親子も保護しなければ、いよいよ事態は緊迫してきている。
だから、帰宅して四万十市の方から「保護猫の里親になりたい」とメールが届いていたときは、神の救いの手のようにうれしかったですねー。
ねこだまりさんのご紹介でした。ほんとうにありがとうございます!
午前中にお電話いただき、お昼にはさっそく連れに来てくださって、そのまま病院にも寄ってくださるとおっしゃってました。
いい方にもらっていただき、ほんとうによかった。
いのちが救われたことで、みんながひとまず胸をなでおろしています。
400gのゆめも死にかけていて、病院にいったんだよね
6月23日(火)曇り 「変な」写真
展示会と同じ時期に、四万十市の公民館で「写真展」も開催されていました。
今日夕方作品の搬出だったようで、「3位」とのし紙のついた賞品を提げてポレポレ村長が帰宅。
たしか去年も変わった作品が入賞していたような記憶が・・・
今年も審査員は、昨年同様「朝日新聞社」のA記者だったようです。
配布された審査員の「選評」を読んで、おもわず噴き出してしまいました。
『3等賞・・ポレポレさん。「静」
モノクロ写真を3枚組み合わせて、作品にしています。
凡人の私には、何を訴えたいのかさっぱり分からないのですが、何か不思議で怪しげな雰囲気が伝わってきます。
ポレポレさんのような人柄がよくて普通の写真の腕前もよい人が、いつも「変な」「前衛的な」作品ばかりを出展しているのが、実に面白い。
とにかく余人をもって代え難い作風なので、そこを高く評価してみました。
次回も「変な」作品を期待しています。』
あはは、選評も「変な写真」に負けず劣らずおもしろい。
そして、あったかい。
原種の朝顔は、とても小さい花が咲きます。
6月22日(月)晴れ みなさん、ありがとうございました♪
3日間、おかげさまで大盛況でした。
高知市や宇和島市など、遠くからの方もほんとうにありがとうございます。
会場がいっぱいになって、入れなかったり窮屈だった時間帯もあり、申し訳ありませんでした。
「いい人といい人との出会い、いい人といいものとの出会い・・・」
お手伝いできたと思います!
今日はわざわざ会場のギャラリーに問い合わせて、私の携帯に電話してくださった人もいました。
次回の会場も、期間中に声をかけていただき、決定!!
夢のようです。ステキな場所をお借りできることになりそうです。
ただの展示会ではもったいない。
企画屋キリコの出番です。
みなさんに「こんな時間と空間がほしかった・・・」と言っていただけるような会にしますね♪
つながっていきましょう。
次回は「ターシャログ」で・・・
6月17日(水)晴れ 署名活動
子猫の里親はまだ見つかりません。
捨てた人は、気にならないのでしょうか?! 不思議です。
生後間もない4匹が、死ぬと分かっていてあんな所に捨てるんですものね。
昨年マリリンを捨てた人は、聞くところによると中村に住んでいる人で、捨てた後も気になって餌をやりに時々来ていたそうです。
苺ハウスのおじさんがバッタリ会ったことがあったようで、「アパートだから飼えない」と言ったとか。
理由はどうあれ、避妊もせずにいて、生まれたばかりのマリリンたち4匹を山まで捨てに来て、関係無い人たちに世話させているのだから、ひどい話だと思って聞いたけど・・・少なくてもその人は捨てた後も気にしていたのです。
なぜ自分で里親を見つける努力をしないのでしょう。
アパートだけでなく、高知県は公営住宅もペット飼育不可だということを、ねこだまりさんが送ってくださった署名用紙によって初めて知りました。
そこで知事宛に、公営住宅でも許可してほしいという署名を集めているそうです。
もちろん、目的は「ノラ猫を増やさないために」です。
この署名活動に協力しようと思います。
集めてくださる人たちには、ねこだまりさん手作りの「迷子札」をお礼に差し上げます。
今日、実物が届いて「わぁー!」と歓声をあげました。
めちゃめちゃ可愛い♪
色とりどりのビーズや小鈴に、電話と名前を書く小さな札が付いています。
1個1個手作りだから、みんな違って、みんな可愛い♪
チラシもたくさんいただきましたので、有効に活用させていただきます。
ねこだまりさん、ありがとうございます!
出窓で昼寝するゆめ。(ちゃんと枕してる!)
6月14日(日)晴れ 第24回クラブ対抗デジフォト合戦
ポレポレ村長は朝からいそいそと、四万十市の新ロイヤルホテルに出かけました。
今日は8時30分集合で、所属している中村写真協会と別の写真クラブ対抗のフォト合戦です。
それぞれのクラブから10人ずつ代表が出て、会場で全員に同じキャノンのカメラが渡されます。
10時から12時30分まで、決められた場所でそれぞれ写真撮影。
指定場所は「安並・水車の里」と「石見寺」。
つまり、まったく同じ条件で20名に写真を撮らせ、中央から来た審査員3名が審査して10位まで順位をつけるのです。
そのポイント得点によって、チームの勝ち負けを争います。
なんと、前もって下見に行って、いろいろ準備していた人もいたそうですよ(笑)。
みんなやる気満々で臨んだということですね。
ポレポレ村長は221枚撮影していたそうですが、自分で5枚を選び、その場でプリントアウト。
さらにクラブで一人1枚ずつ、合計10枚を選んで会場に貼り出します。
20枚の写真を3人の審査員が審査して、合計点が高かった人から1位〜10位が決まります。
なかなかおもしろい企画ですねー!
夕方、真っ赤なキャノンの紙袋を提げて帰宅したので、なんだろうと思ったら1位の賞品レンズ。
ひぇー、1位だったの!?
5万5000円もするキャノンのレンズをいただいた上に、クラブにもプリンターをもらえたのだそうです。
キャノンPIXUS Pro9000 MarkU。
私はどっちかというと、そっちが欲しかったなぁ。(笑)
その様子は「月刊フォトコン8月号」に掲載されるそうです。
ポレポレ村長の写真や講評も載るので、見てみようと思います。
3人の審査員ともに高得点だったというポレポレ作品は、テーマが「水」。
ポレポレらしいというか、ほかの人とは違っていたというのが分かります。
それをきっちり評価してもらって、ほんとによかった。
今年は田んぼの水不足に悩まされたから、つい今日も水に目がいったのかもねぇ。
何がプラスになるか分からないから、ほんとにおもしろい。
水車の水
6月13日(土)晴れ 初もの
今日もいい出会いや、うれしいメールや電話がたくさんありました。感謝!
今週は心をふさがれる思いもあったので、週末に元気回復です。再び感謝!
私はこれまで特定宗教に入信したことは一度もありませんが、よく誘われる(笑)。
ほんとうにたくさんの宗派に誘われるので、おかげで浅くたくさんの宗教について触れることができました。
そして、分かったことが一つ。
どの宗教も言ってることは同じだな、ってこと。
表現が違うだけで、みんな目標とするところは同じなので、「あの宗教で○○と言ってることが、この宗教では××なんだな。でも中身は同じことだよね」と比較理解しています。
おそらくこういう人間は、一つの宗教にのめり込むことは無いでしょう。
これからも入らないけど、神さまは信じるし、毎朝仏壇や神棚にお茶やご飯をまつり、手を合わせて感謝する習慣は一生続くと思います。
後期の田植えも終わり、お芋の植え付けも終了しました。
今年は、いつもの「土佐紅」、「土佐金時」、隣のおばさんがくれた芋のつると、3種類植えました。
きゅうり、ナス、ズッキーニ、ぷちトマト、ピーマン・・・みんな初収穫をしました。
そうそう、こういう野菜たちも「初もの」といって仏壇にお供えするんですよ。
昔の人たちは、祖先や自然からの恵みに日々感謝して生きることが、身についていたのでしようね。
コテージガーデン
6月11日(木)晴れ 子猫いりませんか?
マリリンは無事でした!
月曜日、マリリンは全く餌も食べないほど弱っていて、もどしていたのです。
車が来て草叢に隠れてしまい、呼んでも探しても出てきませんでした。
そんなことは初めてで、一瞬「毒をもらったんだ」と青ざめました。
身近にそんな例を聞いていましたので、心配ですぐあちこち電話して様子を聞きました。
山道を通る人たちの時間帯が違うので、何時にどんな様子だったか情報が得られるのです。
火曜日、マリリンを発見! よかったーー。
・・・と思ったのもつかの間、昨日またしても子猫が4匹捨てられていたのです。
ゆめやマリリンの時とまったく同じ場所。
いったい何匹目?! もう数え切れないよ。
今後も同じことが続くと思ったので、初めて市役所の担当者に電話しました。
場所と状況を話して、「立て札を立ててほしい」「犬猫を山に捨てないよう、チラシを配布してほしい」と頼みました。
ねこだまりさんが動かざるをえなかったのが、分かるような気がしてきました。
結局、私はまた里親を探している・・・
ゆめとそっくりな子もいる。青い眼をした人懐こい4匹の子猫たちです。
生後1か月以内。ご飯も食べます。どなたかいりませんか?
6月7日(月)晴れ うれしいこと、悲しいこと
今夜は満月ですね。
とてもきれいなお月さまを見て、「どうかマリリンが無事ですように」と祈りました。
みんなに可愛がってもらっているマリリンを見て、捨てられたのは悲しいけどマリリンは幸せだと思っていた。
でも、捨て猫をよく思わない人も当然居るわけで・・・、早く保護すべきだったと今夜は後悔もしています。
動物虐待の話を聞くだけで、いつもおだやかなポレポレ村長が「胸くそ悪い」とはき捨てるように言います。
「動物たちには何の罪も無いのにね」と私もうなづきます。
そんな時、つぎつぎに舞い込むうれしいメールや元気になる電話はほんとに慰められる。
日曜日にポレポレ村長は、朝早くから土佐市に行ってました。
「冒険遊び場づくり作戦会議」さん主催のイベントに、初めて参加させていただいたのです。
http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiode_37
「とても楽しかったよ」と喜んで帰宅しました。
その夜、さっそく参加者の方から、とてもいいお話のお礼メールが入っていて、びっくりしてうれしかったです。
主催者さん、参加されたみなさん、ほんとにありがとうございます。お疲れさまでした。
そして、ねこだまりさんからも!!http://www14.ocn.ne.jp/~nekodama/
私が思いついたチラシ配布に、迷子札もつけて送ってくださるというありがたいお話でした。
ねこだまりさんは手芸がお得意で、それはかわいい迷子札や犬の毛のキーホルダーなど作られています。
19日からの「野の手仕事展」会場で、ぜひ手にとってご覧くださいね♪
どうか動物愛護の活動が広がっていきますように・・・。
そして、今夜は足摺のMさん、高知市のMさん、お二人からうれしい電話をいただきました。
近々お会いできそう、すごく楽しみです。
実は、高知市のMさんは新聞に連載小説を書かれたり、単行本も出していらっしゃって、長老がその本の愛読者でした。
当時、高知新聞社の学芸部長だったMさん(またMさん!でもこのMさんは男性です)から電話がかかってきて、「Mさんの新聞連載小説の挿し絵を描いてほしい」と頼まれたことがありました。
めったにお断りすることの無い私が、その時だけは断った。申し訳ない。
作者のMさんはご存知ないことだけど、20年後にお会いできるのは不思議なご縁です。
学芸部長だったMさんは、今は「龍馬記念館」館長としてご活躍してらっしゃいます。
うち来た頃のゆめは、いつも電話の上でうつらうつら・・・
6月4日(木)雨 ねこだまりさん
昨日、今日と恵みの雨でした。
スイカはもうお茶碗の大きさに成長し、ピーマンは少しずつ収穫が始まりました。
プチトマトは青い実がたくさんついて、熟れるのを待っています。
ししとう、きゅうり、枝豆、かぼちゃ、ズッキーニは、小さい実がつき、ゴーヤは腕を伸ばして広がっています。
玉葱は全部収穫し、インゲン、レタスが今盛りですね。
ブルーベリーもブラックベリーも、もうすぐ熟れます。
今日はうれしい出会いがありました。
土佐市の「ねこだまり」さん。http://www14.ocn.ne.jp/~nekodama/
今朝、高知新聞を見ていたポレポレ村長が、小さな広告に目をとめたのがきっかけでした。
野良猫や捨て犬の避妊手術費に、補助金活動をしていらっしゃる方でした。
私も最近、マリリンのこととかあって何とかならないものかと思っていたところだったので、「すごい! もうやっている人がいる!」と感激しました。
さっそく連絡をしてみる。
ここらへんの行動力が、自分でもすごいと思ってしまいます。
だって同じ思いの人が、高知県内にいらっしゃるというのは、うれしいではありませんか。
そんなネットワークは、どんどんつなげていったらいいと思うからです。
お話してますます共感して、心強くなりました。
高知県は犬猫殺処分が、全国ワースト1です。
年間7600匹も、小さないのちが殺されている。
モクもハナもゆめも、飼い主の勝手で捨てられていた子たちです。
高知市と四万十市にある「小動物管理センター」を訪ねても、なかなか写真を撮らせてもらえなかったことや、「どうぶつたちのレクイエム」という本を読んで、作者にその本に掲載されていた写真をお借りして写真展を開催したことなど・・・、思い出しました。
モクもハナもゆめも雌だったので、避妊手術が2万円ずつかかりました。
でも、ねこだまりさんたちの活動に協力してくれている獣医さんは、半額の1万円で手術してくださるそうです。
その上に5000円の補助が出るなら、5000円は自分が出して手術しようという人が、もっと増えるのではないでしょうか。
6月19日からの手仕事展会場で、ねこだまりさんの活動チラシを配ろうと思いつきました。
即、実行です。
小動物管理センターの犬たち。全国的な写真コンテストで入選したポレポレの力作です。この眼を見てください!
2009年5月の暮らし
5月30日(土)曇り 玄米しば餅
お米をする時、2番米が出ます。
粒が小さかったり、割れたりして、いわゆる売り物にならないお米。
鶏の餌にするのですが、米粉にすれば使えると思って粉引き器で挽きました。
玄米の米粉なので、そばのような色です。
まずは長老の大好きな「しば餅」を作ってみました。
こちらでは昔から、柏餅の代わりにサンキュライの葉でつつんだ「しば餅」を作ります。
サンキュライの葉を採ってきてもらったら、ずいぶん大きくてびっくり。
前夜に葉を洗って干し、アンコも作って冷ましておきます。
玄米粉をぬるま湯で練って、レンジでチン。
餃子の皮のようにまるくのばして、アンコを入れて、しば(葉っぱ)で包んで、10分ほど蒸したら熱々のしば餅の出来上がり!
色はおそばですが、「玄米しば餅」はどこかなつかしい味でおいしかったです。
子どもの日や田植えのおやつの定番ですね。
毎朝、仏壇と神棚にお茶をまつって「今日もいい日です。ありがとう!」と言うのですが、今日はもちろん蒸しあがったばかりのしば餅もまつりましたとも。
天国の母は「こんな色のしば餅は初めて見たよ」と、びっくり仰天したことでしょう(笑)。
蒸す前のしばの色はきれいな緑です さっそく仏壇へ
5月24日(日)晴れ ポレポレ村長のはーと・らいふ村的一日
1年中、どこかに講師で出かけて行ってるポレポレ村長。
6月7日は土佐市波介で、タイトルのような一日講師をさせていただくことになりました。
主催は、「冒険遊び場づくり作戦会議」さん。連絡先 080-3167-5493
http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/akiode_37
楽しそうですね! HPを拝見しましたが、さまざまな体験活動をされています。
マイはし作りもするそうですので、お近くのみなさんぜひご参加くださいね♪
夜、初めてのお客さまがあって道まで出たら、蛍が飛んでいました。
その方に、とても美しいハートと星の形のクリスタルをいただきました。
クリスタルはパワーストーンの代表と言ってもいい石ですが、こんなふうにカットされたものは珍しいですね。
見る角度によって、キラキラといろいろな色に変化します。
さっそくヘンプのペンダントにしてみました。
小さい玉は、クリスタルとムーンストーンです。
ブルーに写っていますが、ピンクオレンジにも・・・
5月23日(土)晴れ イノシシと魔女
早期の田植えをして1か月にもならないのに、もう田んぼにイノシシがやってきてぐちゃぐちゃにしていたのだそうです。
水を見に行ったポレポレ村長が、やられたと言いながら帰ってきました。
山と里の境界でお米を作っていても、イノシシ君はじりじりと里を荒らしにやってきているようです。
耕運機でたたき、畔をとり、水をため、苗を育て・・・やっと田植えが終わったとほっとしたら、ぐちゃぐちゃにされたのではたまりません。
昔もイノシシは棲んでいたと思うのに、田んぼの被害は全然聞いたことも無かった。
山に十分に食べるものがあったということでしょうね。
この先、どこまでイノシシの害は広がるのか? 予測もできません。
中山間地のお米づくりは、ますます厳しさを増しています。
気を取り直して、夜は四万十市においしいものを食べに出かけ、7時から映画「西の魔女が死んだ」を観てきました。
四万十市には映画館が無いから、グループの自主上映です。
公民館のホールに椅子を並べ、前列には座布団なんぞ敷いてあって、なんだか昔懐かしい光景でした。
原作の感動が大きすぎて、映画はもの足りない気がしたのは否めないけど、ターシャ・テューダーとも重なる「西の魔女」は、やはり私の目標です。
5月19日(火)晴れ 苺とマリリン
村から100mほど下った道端に、苺ハウスがあります。
良心市になっていて、1パック100円!!
安いので毎日通りすがりに車から横目で見て、あったら止めて買います。
でも、無い日が多いんですよねー、大人気。
この間、たまたまハウスのおじさんが出しているところに行きかかったので「いつもありがとう!」と言ったら、「多い日は60パックくらい売れている」と言ってました。
今日仕事の帰りにのぞいたら・・・あった。
で、財布をにぎって降りて行ったら、なんと「今日は苺サービスデー、無料!」と書いてあったのです。
ちゃんとパックにつめて、パラフィン紙もかけて、まあ、無料でいいのでしょうか。
ここのおじさんとは、「マリリンネットワーク」の仲間でもあります。
苺を持って市場に毎朝行く、その道が私の通勤路と同じ山道なのです。
マリリンのことを気にかけて餌をやっているいる人たちは、少なくても12人は下らないのでは?
いつしか捨て猫をめぐって、人間たちのつながりができています。
苺ハウスのおじさんはいつも缶詰、魚屋さんは残った魚、私はキャットフード。食パンの人もいる。
みんなそれぞれ餌は違うけど、捨てられたマリリンが元気に生き抜いてくれることを祈らずにはいられない人たち。
マリリンがいじらしく甘えることを先日書きましたが、それほどに慣れた今でも決して人間を信じていないことが、子どもが生まれてから分かりました。
もうだいぶ大きくなっていて、そろそろお乳だけではダメだと思うのに、ひどく警戒して隠して子どもを出しません。
きびなごを与えた人の話では、1匹ずつくわえて2回運んだそうです。
引き返してきて、最後に3匹目を自分が食べたと聞きました。
後をつけようとしたら、振り返ってじっと様子を見ていたとか・・・。
マリリンは生まれてすぐ自分が捨てられたことを、一生忘れないのでしょうね。
エライよ、マリリン。ペットではなく、人間たちと駆け引きしながらたくましく生きているんだね!
外に出られないのは可哀想だけど、やっぱり幸せなのよ、ゆめちゃんは。
5月16日(土)曇り 唐人駄場のログ
たびたびこの日記に登場する、足摺岬の唐人駄場ログハウス。
オーナーのTさんから、ステキなお便りをいただきました。
ターシャの庭のように、水仙の球根をたくさん植えたとか。
Aさんが急に旅立たれても、TさんやMさんがあとを継いでらっしゃる・・・うれしいお話です。
明日はひさびさに一人での外出を予定。その唐人駄場に行ってきます。
うちの庭のハーブ苗を、今日たくさんポットに移植して準備しました。
唐人駄場へお嫁入りです。
Mさんとお茶して、ゆっくりいろいろお話してきます。
今日もわくわく楽しい一日でした。
庭仕事を手伝ってくれた魔女の親子さん、ありがとう♪
今日焼いたレーズン入りパン
5月15日(金)晴れ 麦と梅とお箸袋
いきなりなんですけど、トップの麦の写真ご覧になってくださいましたか?
まさに「麦秋」。お米とは違った麦の黄金色の美しさをお伝えしたくて・・・。
今日、帰宅したらポレポレ村長が一人で刈り取ってくれていました。
梅も収穫してくれていたので、明日は「梅干」「梅酒」「梅シロップ」の3種類を漬けようと思います。
先日、まだお名前も分からない方から、「ゆめのかけ箸」についてのご質問メールがありました。
大切な人へのプレゼントだということでしたので、気に入っていただけるものを選んでいただきたくて、お箸袋の写真をUPしました。
今年、リクエストにお答えして人気のリネンのお箸袋を縫ってもらったんですね。
麻は布代が高いから、手作りの手間を考えると大丈夫かなと懸念したのですが、手編みのお花やレースをつけて、とてもステキな仕上がりです♪
メールでご質問の方はピンク地がご希望だと知ったので、「プレゼント用に縫って」と西の魔女さんにお願いしたら、すぐにとても丁寧にいろいろ工夫して2種類仕上げて届けてくれました。
届けるガソリン代とか計算していたら、絶対に合わない(笑)。
私、とても幸せな気持ちになりましたよ。
「いい人たちに恵まれてるな〜」と、改めてしみじみと感謝しました。
見知らぬ人に喜んでもらおうと、計算抜きで心を尽くす・・・そのことに幸せを感じる。
それは人のためなんかじゃない。自分たちが一番幸せなんです。
今日は午後からプール掃除で、太陽の下ブラシでごしごしこすって洗ってました。
さすがに疲れて、そのあとの校庭の草刈りは「ええぃ!」と気合いを入れないとダメでしたね(笑)。
家の草刈機と学校のとは違っていて、不慣れな上に草がみんな自分の方に飛んで来る!
顔にぴしぴし当たるし、髪も首すじも草の粉末でかゆくて痛くてまいった。
帰宅して真っ先にシャワーを浴びましたが、やはり草にかぶれて顔が赤くはれてしまいました。とほほ・・・
でも、嫌な気分では全然ない。
嫌々やらされたのではないから、不満がわかないのです。
人間って不思議ですね。心の持ち方が幸せに生きる秘訣かな?
今年もたくさん収穫できました!
5月12日(火)晴れ 霧の朝
朝は5時30分に目覚ましをセットしていますけど、日が長くなって起きるのが気持ちいいですね。
小鳥たちが朝早くからにぎやかです。
夕方も7時過ぎまで、畑の草を引いています。
夕方はカエルの大合唱。虫の音をかき消すくらい。
日中は30℃を超す暑さになってきたので、早朝か夕方の作業のほうが楽しい。
朝、霧がかかっている時は、いそいで村長を起こします。もちろん、写真撮影!
私も麦を写しました。
今年は熟れが早くて、そろそろ麦刈りができそうです。
5月6日(水)晴れのち曇り コテージガーデン
GWの最後の1日、家の片付けや庭仕事で過ごしました。(写真は全部今日の庭の様子です。)
ふくらんできた桃の実
麦は黄色くなり、桃の実がふくらみ、ブンタンに白い花が咲いています。
レモンの花はまだ蕾ですが、驚くなかれ、紫色です。
かわいいので写真に撮りました。
ブンタン レモン
ブルーベリーは花が終わりかけ、実になっているものもあります。
今年もたくさん生っているのですが、さくらんぼはちっとも見当たらない。
いったいどういうことでしょう?
毎年、この季節はルビーのようにつやつやした真っ赤な実が生り、小鳥と争ってつまむのに・・・。
スイカの苗
うちの庭は、木々も花も野菜も渾然一体のコテージガーデンです。
ところどころビニール袋が見えるのは、スイカの保温。
こうしておけばぐんぐん這って広がり、大きな実をつけてくれます。
こちらはカラスやアナグマとの競争です。
家の前に広がる庭なのに、いつも私たちが負けてしまって、スイカの中身だけおいしそうに食い散らかして、皮を残して帰ります。
ピーマンも小さい実をつけました。
玉葱とサニーレタスは、育ったのから物色して食べています。
そんなわけで昼食は、収穫した玉葱ときのこを入れたトマト鍋でした。
ちょっと肌寒い今日のような日、温かいトマト鍋はおすすめです。
種を蒔いたら籾殻をかけて保温保湿です。
2009年4月の暮らし
4月29日(水)晴れ 後期の籾蒔き
早期の田植えが終わるのを待って、後期の稲の籾蒔きです。
ポットに播種して、苗床に並べて、保温用のシートをかけました。
お米を早期と後期に分けるのは、昔からの知恵なのでしょうね。
田植えの時期をずらして成長に差をつけることで、台風が来て早期のコシヒカリがダメになっても、後期のヒノヒカリが収穫できる。
ポレポレ村長によると、ポットを使いまわせるのも利点だと言います。
早期の田植えで空いたポットに、また籾を蒔くわけですから、年に2度使います。
古代米も後期の播種です。
いよいよゴールデンウィークですが、どこにも出かけたいと思いません。
日々が一番楽しい。
生きているだけで丸もうけ。
一日中やりたいことをやって、新鮮でおいしいものを食べて、缶チューハイなんぞを飲んでとろ〜んとなって日記を書いています。
4月23日(木)晴れ 田植え終了
早期の田植えが、ぶじ終了しました!
あたたかい応援をくださって、いつもありがとうございます。
有機の田んぼは、だんぜん生き物が多い!
それはモグラにとってもうれしい田んぼで、畔に穴を開けてしまうので管理が大変という悩みもあるんですね。
たくさんの大変な過程を幸せに代えてくれるのは、自然と共生している喜びとお米を食べてくださっているみなさんです。
不況の時代、「はーと・らいふ村」は何の悩みもなく変わらない日々を送れるのは、多くの人に支えられているからだと感謝しています。
今日は京都のキムさん、ジュンちゃん、高知市のら・どんなさんに発送しました。
日曜日は、麻乃さんが自宅まで取りに来てくださるとメールいただきました。
久しぶりにお会いできるのを、わくわく楽しみにしています。
海癒さん、セイコちゃん、にがりさん、Oさん、Nさん、Iさんも、いつもありがとうございます。
青森のKさん、長野のYさん、もう何年送らせていただいていることでしょう。
大阪、滋賀、神戸・・・不思議なご縁だなぁと、いつもありがたくなります。
棚田で無農薬有機栽培のお米つくりだから、今の面積がぎりぎり手いっぱいですね。
今の販売スタイルは、私たちの理想とするお百姓の形です。
お金儲けではなく、さりとて継続していけないわけでもなく、感謝の中でお米つくりができることを、ほんとうに幸せだと思っています。
条件の厳しい中山間地、中でも棚田はどんどん荒れてきています。
棚田を守ることが、里を川を海を守る・・・地球環境を守ることにつながっていきます。
お米つくりを支えてくださることで、環境に一役かってくださっていると思います。
田植えが終わって・・・もうすぐGW!
宮崎駿監督のトークショーのチケットを買いました。
とても楽しみ♪
4月21日(火)雨のち晴れ イタドリの炒め物
田んぼに出かけていたポレポレ村長が、イタドリをたくさん採ってきました。
なにしろ「はーと・らいふ村」の田んぼは山に囲まれた棚田ですから、ひょいと見るとイタドリがたくさんあったら、ついつい採らずにはいられないですね。
「山菜採りに夢中になるおばちゃんたちの気持ちが、ちょっと分かってきた」
と言って笑わせてくれます。
イタドリと天ぷらのゴマ油炒めを作って食べましたが、少し酸味のある味がゴマやジャコ天と合って、とてもおいしかったです。
残りのイタドリは、塩をふって冷凍保存しました。
筍、ワラビ、蕗、蓬・・・おいしい山菜がいっぱいの季節。
食べ過ぎると、ちょっぴりお肌が荒れますね。(笑)
4月19日(日)晴れ さくら公園
足摺岬の唐人駄場にある「さくら公園」に行ってきました。
毎年1回、さくらの季節に呼んでいただいて・・・もう6年になります。
その時いつもお会いしていたフェニックス村のAさんが、昨年12月に光になられて、今年は特別な「さくら祭り」になりました。
スタッフのMさんから、Aさんが生前大切にしていた遺品をいただきました。
ターシャが大好きで、悩める子どもたちの力になりたいと話していたAさん。
遺品は子どもたちに大切に伝えていきたいと思います。
Aさんのログハウスに寄って帰りましたが、ナニワイバラと野イバラが真っ白に咲いて、その向こうに唐人石が見えました。
さんさんと輝くとてもいい天気で、時間が止まったようなその村にたたずむと、「生きることの意味」を問いかけられているような気がしました。
バックに唐人石が見える庭で・・・
4月15日(水)晴れ クレソン
クレソンがたくさん収穫できるので、食べ切れなくて朝摘みを職場にたくさん持って行きました。
「よかったらどうぞお持ち帰りください」の張り紙を、用務員さんがしてくれました。
ところが、あんまりクレソンって知られてないんですね。
「どんな味?」「どうやって食べるの?」
クレソンはハーブの仲間ですが、きれいな水辺に群生します。
フランス語で、和名はオランダがらし。
その名の通り、ピリッと辛味成分があります。
サラダにお肉の付け合せに、おひたし、スープや味噌汁に・・・使い方はいろいろ。
とても栄養価が高いのですよ。
ビタミンC、鉄分、カロチン、カルシウム・・・などなど。
血液酸化防止や抗菌作用もあるそうなんです。
すぐしなっとなるので、摘んですぐに差し上げられる人でないとダメなのですが、せっせと「はーと・らいふ村のクレソン」を配ろうと思います。
4月14日(火)雨 恵みの雨
雨を待ち続けていたポレポレ村長が、ほっとする恵みの雨の日です。
自然相手の百姓仕事は、毎日お天気に合わせてスケジュールが決まります。
水を得て、田んぼは田植えの準備に入ります。
この季節、どの田んぼも満々と水が張られ、ピンクの山つつじを映している景色は、「ああ日本の原風景だ」という思いがします。
ストロベリーキャンドルが咲き始め、藤の花も開きました。
じゃが芋は、「芽かき」の時期です。
たくさん出た芽の中から、2,3本を残して取ってしまうのです。
新玉葱もそろそろ収穫。玉が大きくなったら、茎を全部折り倒して収穫を待ちます。
ピーマン、ナス、かぼちゃ、シシトウ、豆類など、夏野菜も植えました。
夏野菜たちにとっても、今日は恵みの雨ですね。
週末には、スイカを植えます。
散歩のたびに採ってきてくれるワラビやイタドリも季節の恵みです。
4月12日(日)晴れ 秘密の花園?
「村便り」にアップする写真はほとんどが前庭ですが、今日は「東庭」と「裏庭」の写真を撮ってみました。
東庭
アカメガシの垣根と家の間の通路が、東庭です。
朝日が射すので、椎茸の原木が並ぶのはこの庭です。
今はシャガの花とぺリウィンクルの花が満開、やがていろいろな紫陽花の花が咲くのもここです。
つきあたりに見える建物が、裏庭にある「工房ポレポレ」。
工房の周辺が裏庭で、モクやハナの縄張りです。
裏庭の工房周辺。奥に見える棟は車庫。
裏庭はおもに樹木が多く、紅葉が2種類、梅、松、南天、白と濃いピンクの山茶花、そのほか2種類。
足元には、大好きなホトトギスとすずらんを植えています。
和室の裏の障子を開けると、縁側があってこの庭を眺められるように・・・と一応そのつもりだったんですけど、縁側を一番利用してくれているのもモクとハナですね。(笑)
お風呂の出窓から見るのも、裏庭のちょうど紅葉のあたりです。
前庭と違って、ほとんどお客さんの目に触れることがない東庭と裏庭。
家族だけが眺める、ちょっとした「秘密の花園」になればいいのですが、ほとんどほったらかしなので草木おまかせの荒庭になってしまってます。
4月5日(日)晴れ 木のおもちゃ無料貸し出し
今年始めた事業で、ただいま受け付け中!
ぜひ多くの子どもたちに、木のおもちゃで楽しんでもらいたいと思います。
今まで作ってきた「ころころアニマル」「おもちゃ箱」「三輪車」「積み木」などに加えて、あらたにポレポレ村長が開発したおもちゃもあります。
「こんなのはどう?」と、けっこう面白がって作っている!(笑)
募集要項です。
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子どもたちは木のおもちゃが大好きです!
ことばも話せない赤ちゃんも、目を輝かせて手をのばしてきます。小さい頃からほんものの木に触れる体験は、
五感を通して豊かな感性と想像力(創造力)を育てます。
なめても安心の植物オイルと柿渋で仕上げていますので、どうぞ好きなだけ木のおもちゃで遊ばせてください。かたづけ用のボックスも用意しましたので、大切にしまうやさしい心も育ってほしいと願っています。
●貸し出し期間は2か月です。おもちゃは2コース用意しています。
●対象は幡多郡内の保育園、保育所、幼稚園、小児科待合室などです。
●私たちが配達しますので、できれば返却をお願いします。
●壊れたら修理はこちらでしますが、紛失した場合と修理できないほどバラバラに壊した場合のみ、ご負担ください。(普通に扱えばそんなに壊れることはありません。)
●応募が多数の場合は抽選で順番を決めますので、遅くなることがありますがご了承願います。4月末に貸し出し順番一覧表をお届けします。
●使用料はいっさい要りません。返却時に、アンケート用紙に感想などご記入をお願いします。 また、そのまま続けて使いたいおもちゃがありましたら、購入していただくこともできます。
●お問い合わせ先 〒789-1924幡多郡黒潮町馬荷2826-4 工房ポレポレ
polepole@chive.ocn.ne.jp
●お申し込みは郵便、電話、FAX、メールのいずれかで、「団体のお名前、〒住所、電話番号、代表者ならびに担当者名」をお知らせください。
●2009年5月から貸し出し開始します。
4月4日(土)雨 雑木の美しい季節
通勤路の雑木の山が一番美しい季節です。
食べてしまいたい若葉やピンクのつつじ、白っぽい小枝も繊細に優しい表情です。
一方、杉や桧の人工林となると、私の目からは美しくありません。
年中うっそうとした緑で、下草も生えずに土がボロボロ崩れています。
それでもまだ近くの山々では針葉樹しか植えられないのは、お金を得ることが目的だからでしようか。
この美しい雑木の里山も、いつ伐採されて針葉樹を植えられるかも知れないと思うと、いっそ買い占めようかとさえ思います。
毎日そんなことを考えながら車を走らせるのも、この季節だからですね。
庭の麦は穂が出揃い、キーウィも新しい葉をつけました。
冬の間ひそかに地下茎をはびこらせていたオーデコロンミントが芽を出して、恐ろしい勢いで伸びています。
パイナップルミントは増やしたいけど、オーデコロンミントはこれ以上はびこらせたくないので、せっせと刈ってハーブバスにします。
まるで広葉樹と針葉樹の関係だなと苦笑い。
見た目も白い斑入りのパイナップルミントに比べて、オーデコロンミントは針葉樹そっくりの色です!
毎年花は咲くけど実は食べたことがない桃の花
4月2日(木)晴れ シラユキゲシ
桜が舞い散る一日でした。
夕方、うれしいメールが届きましたので、そのまま掲載させていただきます。
ほんとにありがとうございます♪
はーと・らいふ村様
北国と自称している私たちの郷にもようやく待ちに待った春の兆しが見えてきました。
南国高知のひと足もふた足も早い春の到来をいつも胸をわくわくさせながらHPを見ています。
春が来るというワクワク感は幾つになっても変わらないものです。
HPは一日一回以上は楽しみにしながら見ています。
さて、どうでもいいことですが、失礼かなと思うんですが又、間違っていたらごめんなさい。
3月28日の写真、にりん草とありますが葉の形からしてシラユキゲシのような気がしてなりません。
ご当地ではにりん草と呼ぶのでしたらすみません。
秘かなファンのひとりより
追伸、ゆめは時々登場させて下さい。
「シラユキゲシ」・・・美しい呼び名ですね〜。
もしかしたら、そちらが正式な名前かも知れません。
この花はいただきものなんですけど、何年か前に届けてくださった方が「にりん草」と教えてくれたので、そのまま呼んでいました。
小さな可憐な白い花、大好きで大切に育てています。
本棚にある「野の花のある暮らし」という本を開いて調べたら、確かに「にりん草」とは葉っぱが違います。
ごめんなさい! 訂正です。「シラユキゲシ」は載っていなかったけど、特徴のある葉ですから、きっと間違いないと思います。
わざわざメールくださって、ほんとうにありがとうございます。
吹き抜けの手すりから顔をのぞかせる、ゆめ。
2009年3月の暮らし
3月30日(月)晴れ 消費者の力
今朝新聞を開いたら、先日うちに訪ねて来てくださったAさんの文章がトップに載っていました。
初対面だったのですが、「幼い子どもほど自然体験が大切」ということで意気投合して、ずいぶん濃密な会話ができました。
「個人としての消費者が、すべての構図を変える力を持っている」とAさん。
そうなんですよね。私たち一人一人の消費者としての選択が、社会を一変させる力になるのですよね。
地産地消、高くても安全で質のいいものを選ぶこと、今日から個人でできることです。
そんな個人が多くなればいい。意識を変えることですね。
高知県にAさんみたいな人がいらしたんだ〜! そりゃもう、うれしい出会いでした。
たとえば職場で毎日会っていても、全然会話にならない人もいるし、逆に見知らぬ人でも会ったとたんにお互いに夢中になって語り合える人もいる・・・おもしろいですね。
つながる人とは、話せば話すほどシンクロするから、もういつまで話していても飽きない。
友達もみんな、そんな人たち。年齢とか社会的地位とか、関係ないですね。
充実した会話は、それだけで癒しです。
その上おいしいもの食べて飲んで・・・なんて至福の時間!
そんなパーティを開くのが大好きです。
もちろん! マイ箸ですよ。(笑)
県内のある市長さん宅へ。シンプルだけど世代を超えて使えるテーブル。
3月28日(土)曇り 山菜の季節
花冷え。芽が出たじゃが芋が、霜にやられてしょげかえっています。
麦は穂を出し、ブルーペリー、桃、ゆすら梅・・・実をつける木々もみんな花盛り。
ただ花をめでるものは、シラユキゲシ、翁草、アマドコロ、木蓮、遅咲き水仙などが咲いています。
そうそう、紅葉の目立たない花も今の季節なんですよ。
コリアンダー、ルッコラ、ナスターチューム、カモミールなどハーブの種を蒔きました。
ワンちゃんたちの散歩に行っていたポレポレ村長が、蕨を採ってきてくれました。
きっとイタドリも出てると思う。春は山菜の季節ですね。
蕗も食べたし、もうすぐ蓬も食べてもお風呂にもいいですよ。
4月に入ったら筍掘り。続いて藤の花・・・。
野山の恵みをいただく暮らしは、不況の時は強みですね(笑)
目立たないシラユキゲシの花が大好きなので玄関へ。
3月26日(木)晴れ 「バタフライ」
先日の花へんろマラソンは、風雨の中ぶじ完走できました!
応援してくださったメイさんはじめ多くの市民のみなさん、感謝です。
さて、今年度もあと少しで終了。4月からは新しい年度がスタートです。
今年の目標はなんといっても「物を減らす」こと。
どんどん持ち物を寄付したり、差し上げたり捨てたりするつもり。
中でも山のような本!
私は壁いっぱい天井まである本棚にあこがれていたので、新築の時に大工さんに作りつけていただきました。
それも1階にも2階にも天井まで本棚があり、それでもまだ本はあふれて実家の2階も本だらけ。
小さな学校の図書室よりも、うちの蔵書が多いと思います。
おかしなもんです。そうやってせっせと買い集めておいて、今度はどんどん手放そうとするんだから・・・。
本は学校に寄付、服は知り合いにもらってもらおうと配り始めました。
でも、手放すか手放さないか、1冊ずつ見ていると・・・ついつい読みふけったりしてまったく作業が進まない!!
これじゃあ片付くのはいつになることやら(笑)
改めて読み直して、とても感動したのがマイミクにがりさんにいただいた「バタフライ」でした。
ノリ・ハドル文、きくちゆみ訳の、2002年発行の本。
【何のために生まれてきたんだろう? 一度でもそう思ったことのあるあなた!
ぜひこの本を開いてみてください。あなたも、未来を変える力を持った大切なひとりなのです】
表紙にそんなメッセージがあります。
正直、一度読んだだけでは深いところまで分からなかったのです。
なんとなく、ものすごく意味深いことが書かれているなとは思ったけど、まだ咀嚼するだけの力が私に無かったのでしょう。
今回は染み透るように一文一文が入ってきて・・・、何度も心をふるわせて読みました。
にがりさん、ありがとう!
宝石よりもすばらしい本をいただいたのに、「猫に小判」「豚に真珠」、気づく時期が来なければ文字面だけを読んでも分からないものなんだと思いますね。
書斎でパソコンに向かう私。本棚はこんな感じで壁一面に。
3月21日(土)晴れ 明日、宿毛花へんろマラソンへ
高知の春は短い。
あっという間にもう初夏の風です。
昨日も今日も半袖でもいいくらいの陽気だったけど、明日は全国的に雨模様らしい。
天気予報を見ながら、「まいったなぁー」とつぶやいているのはポレポレ村長。
明日、第1回宿毛花へんろマラソンに出場なんですよね。
お天気に文句言っても仕方ないので、雨の中で走る準備として「大きな透明ビニール袋ない?」と相談されました。
「あるある。藍染めに使う大きくて丈夫なやつが・・・」
かぶってみるとかなり大きくて、ビニール袋の中で両腕を振ることも可能です。
で、頭からすっぽりかぶって走ると言うので、息苦しそうだから頭だけは出したら? と。
藍染めの酸化を防ぐビニールだから、密封状態になりますぞ。
1200人もの出場申し込みがきたそうですが、その一人としてぜひ楽しんでがんばってきてほしいです。
私は残念ながら応援に行けません。
ゼッケン128番!
沿道のみなさま、ぜひ応援よろしくお願いしまーーす。
明日は東京マラソンも同じ時間帯にありますね。
ランナーたちの願いが通じて、雨よ降るな! 曇り空になってくれ!
こちらは100キロマラソンスタート前です。そういえばビニール袋かぶった人いたな。
3月17日(火)晴れ 「土佐の1枚」表彰式
ポレポレ村長はNHKの「土佐の1枚展」表彰式で高知市へ。
11時30分から式の中継がテレビで放映されたので、私は自宅で見ていました。さすがNHK。
もらってきた表彰状も立派なものだったので、長老が感激していました。
すかさずポレポレの一言、「じゃあ、あげます」! (笑)
私にはそれがよく分かるのですが、二人とも表彰状だとか楯、トロフィーのたぐいをあんまり・・・なんです。スミマセン・・・。
それで去年主催した「My箸コンテスト」も、賞金や賞品は用意したけど、賞状は準備しなかった。
ところが中学生は、賞状がうれしいもんなんですね。
いや大人でも喜ぶ人は喜ぶと思うのですが、とにかくある学校の先生から「賞状はありませんか?」とお電話いただいたという裏話がありました。
反省して、今年のコンテストはちゃんと賞状を準備するつもりでいます。
今年はさらに大々的にやるつもりなので、江利香さんや川ちゃんとわいわい「お箸談義」をしてました。
めちゃめちゃ盛り上がってきましたよ。
近々その内容を発表します。お楽しみに♪
3月14日(土)雨のち晴れ ヤマガラがやって来た!
ジージー、ジージー、ヤマガラの鳴き声が窓の外から聞こえます。
うちは「スズメのお宿」と呼んでもいいくらい、やたらとスズメが飛び回っているので、ヤマガラ用に巣箱をかけてもすぐスズメが占領してしまいます。
ヤマガラになんとか卵を産んでほしいですね。
ヤマガラの巣は芸術的だし、子育ても見ていて感動もんです。
さて、田んぼに種籾のポットを並べ、お米作りもそろそろ忙しくなってきました。
今年も待っていてくださる方の顔を思い浮かべ、元気でおいしいお米が育ちますように祈りながら発芽した籾をまきました。
青く出揃ったら、田植えです。
3月13日(金)雨 朝どれの鯖
スーパーに行ってびっくり。
朝、黒潮町でとれたばかりの大きな鯖が、1匹30円なのです!
こんなに安くて漁師さんは大丈夫かなと思いつつ・・・一人に1匹ずつ、6匹買って帰りました。
ポレポレ村長は「味噌煮」を希望、私は「竜田揚げ」が食べたかったので、新鮮なうちに両方作って食べたけどおいしかったですね。
高知では、一年中鯖を食べます。
お寿司でも「鯖の姿寿司」は有名だし、料亭でも焼いて出してくれたりします。
鯖づくし
3月10日(火)晴れ 「降りてゆくいき方」
昨秋、「風の谷」にみんなで広葉樹を植えた時、南国市から参加してくださったSさんから、ある映画の情報を教えていただきました。
「降りてゆく生き方」
http://www.nippon-p.org/concept.html
コンセプトを読んだだけで、うちのキーワードが随所に出てきていて・・・
「農耕」「自然との共生」「棚田」「縄文」「植樹・森づくり」「つながり」「夢」・・・まだいっぱい共通している!
つまり「降りてゆく生き方」は、「はーと・らいふ村」の生き方を映画化してくれているのかも(笑)
しかし、おもしろいですね。
20年前、30年前にはそういうことを言えば、確実に「変人」扱いされた。
いえ14年前にポレポレがこの村で無農薬の米作りを始めた時もまだ、やはり特別視された。
ここ数年で急激に、私たちのライフスタイルに「あこがれる」と言ってくれる人が増え、主流まではいかないまでも市民権を得てきている気がします。
ぜひ多くの人にご紹介したいと思います。
コンセプトの一部を転載しますね。
【自他が一体となるにあたって大事なことは何か。
それは、「夢」である。
夢を語ることが、他者の情動を引き起こし、新しいイメージを生み出す。
そのイメージが、さらに他者のイメージを引き出す。
そうやって、夢が共有され、大きくなっていく。
つまり、それぞれが、自分を物語り、夢を語り、刺激しあって、ポジティブで大きな夢をつくっていくことが大事なのである。
そうすることで、人々はつながり、新しい「コミュニティ」が生まれるのではないだろうか。
その「新しいコミュニティ」の第一関心事はこれまでのように「お金」ではなく、「生命の躍動感」になっていくことだろう。
いのちがよろこび、心がわくわくするようなこと。そういうことで、つながりあうコミュニティ。
そんな新しいコミュニティをつくっていくことにこそ、私たちの未来への希望というものが見出せるように思うのである。
これまで日本では、東京に全てが一極集中し、地方・ローカルは、その分配や受け皿となってきたのが実情であった。
東京で行われ、流行したことが、全国の地方に広がっていくという構図だったのである。
それは、「欲望」と「お金」が流通する構図だったといってもよい。
しかし、この東京を中心とする全国一律主義は、人間を「マーケット」「数字」「お金」に置き換えてしまうものであり、人と人とのつながりというものは重視されず、むしろ断たれてきたといえよう。
これからの出発点は、「お金」ではなく、「人間」「自然」そして「いのち」でなくてはならない。
それこそが、我々現代人が縄文人に学ぶべき最大のものであろう。これからの時代、深刻な世界恐慌となり、景気の回復も見込めないであろう。
だからといって、落ち込む必要があるだろうか。
グローバル資本主義に巻き込まれれば苦しまざるを得ないだろうが、そこから降りてしまえば、もう何も関係ないのである。
あとは、人とのつながりを大切にして、自然と共生をする生き方と、相互に助け合う生き方をすればよい。そういうコミュニティをつくればよい。
エネルギーを心配や不安に振り向けるのではなく、新しいコミュニティの創造に振り向けて欲しい。】
最後の1行ですが、「新しいコミュニティの創造」と言われると、少し難しく思われる人も多いかも知れませんね。
でも、「心配や不安ばかりで悶々とする」より、「具体的に1歩を踏み出してみる」ことをしてはどうでしょう?
何か1つ、なんでもいいのです。これまでとは違う新しい生き方をしてみる。
それなら誰にでもできるのでは?
うちの手作りカフェは「コミュニティカフェ」にもなっているかな?
3月8日(日)雨 ライトワーカー
1年前の3月8日、私はふらりと足摺岬の唐人遺跡にある村を訪ねました。
唐人遺跡は高知県が世界に誇れる貴重な遺跡だったのですが、何も知らない県庁職員が散々に壊してしまったという場所。
それでもまだ巨石も残っていますし、行けば「ここはほんとに幡多?!」と不思議な感覚に陥るパワースポットなのです。
「フェニックス村」はそんな一角にあるログハウスで、突然行ったにもかかわらず忙しいAさんがちょうど居ました。
再会を喜び、Aさんが私と同様にターシャ・テューダーが大好きなことや青少年支援をこれからの夢にしていることなど・・・夢中になって語ってくれました。
二人のお子さんを連れて東京から移住してきたAさんは、モデルか女優してますという雰囲気のおしゃれできれいな女性で、いつも華やかに輝いてました。
ひょんなことで数年前から年に1度だけ足摺岬で会うようになり・・・、でもぐっと親しくなったのは去年のこの日だったような気がします。
そんな彼女がガンの告知を受けたことを知って驚いたのが、去年の夏。
でもずっと、なんの根拠もないけど治るような気がして、彼女は特別なパワーを持った人だという気がしてならなかったんですね。
先日、最後の「村だより」が届いて・・・、12月28日に天国に召されたことを初めて知りました。
すごいシッョク! あんなに1年前は元気だったのに、人の命は分かりません。
今年もまた唐人遺跡に行こうと思ってるけど、光の天使となったAさんが辺りいっぱいにきらきらと輝いていることでしょう。
彼女はライトワーカーだったのです。
【ライトワーカーは、エゴが支配する物質社会に違和感を持ち、精神性や宗教や芸術表現などに惹かれる傾向を持っています。
また奉仕の精神が旺盛で、人類全体の幸福に貢献したいという気持ちが強く、動植物の生き様や自然環境にも特に関心があります。】小松英星さんの文章より
私もまたライトワーカーなので、話していると一致点がたくさんあり、いつも盛り上がりました。
ライトワーカーはまた、周囲の人々のネガティブな感情を拾いやすいという特性も持ち、トラウマもしっかり抱えていることが少なくないと、小松さんは書いています。
Aさんはライトワーカーそのままの波乱に満ちた生涯を終え、生まれ育った東京に帰ってご両親のもとで安らかに旅立って行きました。
不思議なことに、お互い同じ時期に「村」という字を入れたネーミングをして活動を始め、Aさんの村の真北にあたるのが私の村であり、同じように巨石があります。
とても偶然とは思えない。
もっともっと語り合う時間があれば、まだ発見できることがたくさんあったのにと残念です。
Aさんのご冥福を心から祈ります。
唐人石
3月7日(土)晴れ 今日、子ども椅子発送
「mamori」の読者プレゼント当選者のお名前が編集部から知らされ、子ども椅子当選者のお二人に今日発送しました。
土佐清水市の男性と高知市の女性、いずれも20代のお若い方が当選したようです。
おめでとうございます♪
410通も応募があったそうで、私の知り合いもずいぶん出したようでしたが、残念ながらみなさんはずれてましたね。
明日には届くと思います。喜んでくださることを想像して、なんだかほのぼのうれしいです。
3月6日(金)雨のち晴れ 長老95歳に
村一番の長老が、満95歳を迎えました。
数え年で言う長老は、1年前から「歳は95!」と答えていたけど、正真正銘そうなったわけです。
金太郎君の卒業祝い、妹の誕生祝いと3つまとめて、ささやかなお祝いをしました。
長老の好物は普段から若い人とまったく変わらなくて、玄米大好き、から揚げ大好き、野菜にいかなごのくぎ煮、アップルパイに漬物、チャーハン・・・この幅広い大好きメニューを見ても「何でもおいしい派」なのは歴然ですね。
そして、お酒! 日本酒の晩酌をほんの少しだけど欠かさない。
とにかくよく食べる。三度の食事のたびに「おいしい、おいしい」と言ってくれる。
「こんなおいしい玄米チャーハンはデイサービスでも出ないから、一度みんなに作ってごちそうしてくれないか」
と相談されたこともあるくらいです。
「まじで?!」 耳を疑ってしまいますよ、ほんと。
今ではもう見かけることがなくなった「明治気質」を保ち続け、真面目で頑固で仕事好き、他人の家のことまで心配するくらい、すべてに気を配って采配しようとする長男坊。
今だに私が出勤する時は、「お前はそそくり(慌て者)やけん、運転にはくれぐれも気をつけろ」と必ず言います。
気をつけてほしいのは、長老の足元なんですけどね。
この元気の源は、やはり自然とともに生き、大いなるものを敬い、自給自足の健康な食べものに秘訣があるのでしよう。
6歳で母親を亡くし、結婚するとすぐに赤紙が来て戦争に行かされ、辛い体験も数限りなくくぐり抜けててきた95年の歳月。
過去を語ることもありますが、常に前向きで、今も「あの田んぼはこんなふうに直したらいい」とか、90過ぎて新築した自分の家を「いずれこんなふうに改築することも考えている」と語るのですから!
元気で100歳を祝う日を待っています。
ホームページ初公開、長老95歳の像(ポレポレ撮影)
3月1日(日)晴れ 捨て猫ホームレス
初夏の陽気。
田んぼも始まり、種籾もすでに浸水した。
今年もお米づくりがスタート!
夜、NHKのETV特集で、多摩川の河川敷に住むホームレスの人々と捨て猫のドキュメンタリーを見た。
どこでも同じなんだな。犬も猫も平気で捨てる人たちがいる。
それを拾って育てるホームレスのおじさんたち。
空き缶を拾って1kg30円で売っても、自分が食べるものもままならない毎日。
なのに、半分は猫のエサを買ってくるのだ。泣きたくなる。
貧しすぎる人のほうが、ずっとずっと優しい。
自分が病院に行くお金も無いのに、猫の様子がおかしいと「病院に連れていかなきゃ・・・」と当たり前のようにつぶやく。
分からない人はきっと「バカじゃないの」と言うだろう。
でも、私は分かる気がするのだ。
今、猫を拾って飼っているから・・・ではない。
「世話をする」ということは、どんどん「いとおしくなる」ものだと分かるから。
教師になって「他人の子なのに、なぜこんなにも可愛くて仕方ないのだろう」と不思議に思うくらい、生徒のことが大好きになった。
寝たきりの母のおむつを替えながら、毎日頬ずりするほど可愛かった。
モクもハナもゆめも、手放すことなんて耐えられない。
それは理屈でなく、こみ上げてくる感情なので、自分でも説明がつかない。
自分が一番驚いてしまう。
ホームレスのおじさんだって、なんで自分の食べるものを削って捨て猫のエサを買ってしまうのか、自分でも説明がつかないと思うの。
お金も食べ物も有り余ってる人もいるのに、一方では飢えて死んでいく人がいる。
やっぱりどこか狂ってるよね。
出窓のゆめ。庭は桜が満開。
2009年2月の暮らし
2月28日(土)曇り 「地球交響曲第4番」
四万十市のNPOが主催した映画を観に行ってきた。
以前観たのはもう何年も前に、宿毛市で。
何番だったか? なにしろその時私は、観始めると気持ち良くなってずーーと眠ってしまったのだ。
ポレポレ村長が「キリコさんは映画代がもったいない」とあきれていた。
今回は無料だった。
どんなにか大勢の人だろうと思っていたら、広い文化センターに10人ばかり。(その半数は知り合いだったような・・・)
驚くやら、がっかりするやら。
こんないい映画が無料なのに、やはりこんな現状なんだなぁ。
そういえば、てんちゃんの「天国はつくるもの」という映画も、20人くらいしか観る人がいないとたまちゃんが嘆いていた。
「地球交響曲」を撮り続けている龍村仁監督には、お目にかかって少しお話もしたし、直筆のお手紙をいただいたこともあるが、ほんとうにすばらしい人だ。
1番から6番まで、全部観たいと思っているし、期待を裏切られないという確信もある。
4番もやはりよかった。
出演した4人が「21世紀の子どもたちへ」、一言ずつメッセージを発している。
イギリスのラブロック博士が言ったのは、「個として生きよ」
「組織に頼りすぎるな。独立して生きることが、自分の人生を力いっぱい生きることになる。」
帰りの車中でポレポレ村長と話したんだけど、
「全部同じだよね。てんちゃんの講演もそうだったけど、私たちが普段から思っている、行動していることだよね」
と確認したことでした。
ちょっと余談ですが、私が以前「地球交響曲」を観て眠ってしまったことを、ポレポレ村長が陶芸家の武吉さんにあきれて話した時のこと。
「それ正解! キリコさんは映画とほんとうに一体になっているんだなぁ。監督が聞いたら喜ぶと思うよ」
とたんに私が、「そーれ見なさい」とばかりに胸を張ったのはもちろんです。
居眠りして誉められたのは、生まれて初めて。(笑)
桜もミモザも咲いている
2月26日(木)曇り てんちゃん・たまちゃん・川ちゃん
奈々ちゃんのおかげで「てんつくマントークライブ」に行くことに。
これがもう笑いと感動と涙で・・・いっぱいパワーをもらいました。
てんちゃんのことは、はまじさんから聞いて知ったんですよね。
「もと吉本の芸人さんで、辞めてから映画を作ったり路上詩人やっている」、いわばはまじさんの人生を変えた人ですね。
でも「聞く」と「読む」と「会う」の間には、とても大きな差がある。
「へぇ、そんな人が居るんだ」と聞いて、1年くらいたって「答」という本を読んでおもしろかったので、てんちゃんの本はほとんど買って読み・・・そして今回のトークライブ。
今回なんだかうれしかったのは、てんちゃんが今やっていると上げてくれた「3つのこと」は、全部もう私たちもやっていたこと。
「無農薬有機の農業」「植樹」「海外支援」。
それに「マイ箸」や「子ども支援」までいっしょで、てんつくマンは私の中ではもう仲間のてんちゃんになってしまったというわけ。
ライブ会場に行ったのは、もう一つ「たまちゃんに会う」のも大きな目標でした。
たまちゃんのことは何度か書いたけど、高知市のお坊さんで「輝くいのち」を主宰。
輝くいのちホームページ http://kagayaku-inoti.net/
てんちゃんライブのスタッフなのでとても忙しかったはずなのに、「いい機会なので奈々ちゃんを紹介したい」と言うと快くOK。
なんと会うなり100万円をもらってしまったのです!
てんちゃんの講演、たまちゃんと久しぶりに会って・・・すごくいい日だったと帰宅したら、川ちゃんからうれしいメールが来ていました。
川ちゃんは最近ブログを始めたり、「マイはしクラブ」を立ち上げたりしたから、このホームページでもぜひ紹介したいと思ってた人。
もしまだ知らない人がいたら、のぞいてくださいね!
URL四万十:川ちゃんブログ(IKIKI⇔いきき) http://40010111.blog75.fc2.com/
てんちゃん・たまちゃん・川ちゃん・・・3人とも同じくらい(?)の若さなのに、3人ともすごい活動をしている人たち。
元気をいっぱいもらう。
てんちゃんは坂本龍馬が大好きで、トークライブでもいきなり「高知の人ってめちゃめちゃ濃い〜!!」と叫んでたけど、ほんとに高知県にはおもしろい人がいっぱい居ると最近またまたつくづく思います。
第1回my箸コンテストで「ゆめのかけ箸大賞」になった川ちゃんの力作。今年もやりますぞ「第2回」!
2月24日(火)曇り 「木のおもちゃ」無料貸し出し
気が付いたら2月ももう終わりかけてるではありませんか!
1か月が過ぎるのが、ほんとうに早い。時間がどんどん加速しています。
今年もすでに「マイ箸作り教室」の申し込みが来ていて、1月からずっと続いてます。
「個人で習いに行ってもいいですか?」
と電話もときどきいただくのですが、6人以上のグループで申し込んでいただいたら、個別のワークショップもOKです。
ぜひお友達ご家族で、ご一緒に体験なさってみてくださいね。
ここでいち早く耳寄りなお知らせ。
今年新たに、「木のおもちゃ無料貸し出し」を始めます。
2か月間、コロコロアニマルや積み木、三輪車、木馬、子ども椅子などなど、子どもたちの大好きな木のおもちゃをお貸しします。
AコースBコース、月に2か所に貸し出す予定で、ただ今わくわく準備中です。
一応今年は「幡多郡内」で「保育所や子育てサークルなど」を対象に募集しようと思っているのですが、「小児科の待合室」などにもきっと喜ばれると思います。
昨年、小児科のお医者さまが訪ねて来てくださって、コロコロアニマルを買ってくださった時の言葉が「無料貸し出し」のヒントになりました。
子どもたちは「ほんものの木のおもちゃ」が大好きです!
それはもう理屈でもなんでもない、実際見ていて驚くほどです。
だだ「好き!」という気持ちだけで、ランランと手を延ばしてくるんですよね。
木馬があったら、必ずまたがる、全身を揺すって動かす。
けばけばしく塗装をせず、木を触ってなめてかじってもらえるものばかりだから、いろいろな木で作って、木の名前も焼きペンで書いて・・・と考えていると楽しくてしょうがない。
「マイ箸作り教室」と同じように、これから毎年続けていけたらいいなぁ。
「mamori」の賞品の椅子が完成。当選者は土佐清水市と高知市の方でした!
2月19日(木)晴れ 沖縄への旅
この時期は毎年海外へ出かけるポレポレ村長が、今年は沖縄へ。
レンタカーを借りていろいろ回っていたようで、今日帰宅しました。
モクもハナも狂ったように大喜び。
我が家には2匹の犬と1匹の猫がいますが、いずれも偶然の出会いからうちに来ることになった子たちばかりです。
「ペットを飼いたい」と思っていたわけではなく、「欲しくて選んだ」わけでもなく、道に捨てられていたところにたまたま通りかかった・・・。
でも、留守中特に強く思ったのは、3匹とも「今ではかけがえのない家族」だなということ。
3匹が居てくれて心強かったし、大切にしなくてはと改めて思いました。
沖縄は思ったより寒かったようですが、阪神や中日のキャンプものぞいたり、夜も撮影して歩いたりしたとか。
「ホームページに載せる写真を1枚お願い」と言ったら、
「僕としては戦闘機の写真がインパクトがあると思うんだけど、一般的にはこちらがいいかな」
と言って選んでくれました。
2月16日(月)曇り ユーカリの効用
室内で育てていたユーカリを庭に移植したら、あれよあれよという間に庭一番ののっぽさんになりました。
2本もユーカリの木があります。
珍しいのかよく「何の木?」と問われます。
とても役立ちのハーブなんですよ。
ユーカリは空気を清浄にする精油をたくさん含んでいますから、スプレーに入れてシューシュー吹くととてもいい香りで部屋をすがすがしくしてくれます。
じつは、抗菌、抗ウイルス作用もあるので、今の季節にはぴったりなんです。
花粉症の人にもおすすめだし、介護している方にもぜひ使ってみてください。
加齢臭というのでしょうか、どうしても匂いが気になるので、毎日シューシューしてます。
CMでよく流しているような市販の芳香剤は、私はダメですね。
化学的な香りよりも、ほんものの香りがやっぱりいい。
第一お金がかからないし、自然のものだから安心です。
庭のユーカリ。何メートルあるかなぁ。かなり高い。
2月15日(日)晴れ 金柑のタルトとバレンタインクッキー
今年も金柑がたくさん採れたので、甘露煮にして保存。
今日はそれを利用してタルトを焼きました。
小麦粉はもちろん自家製全粒粉です。
金柑をびっしりと敷き詰めているのに、クリームの中に沈んでしまった。
クリームを先に入れて、後で金柑を並べないとダメですね。
次はバレンタインクッキー。20人分焼きました!
けっこう手間がかかっています。
ハート型に焼いたものと、真ん中をハートにくり抜いたもの2枚を合わせて、ジャムとチョコレートの湯煎したものを入れてます。
どれをくっつけるか分かります?
2枚合わせると・・・こうなります。
2月14日(土)晴れ こんどはNHK「土佐の一枚」
「もう春」って書いたけど、今日は「初夏」ですね。
なんと24℃を超えて、5月の気温だとか!?
Tシャツ1枚でも、ひなたにいると暑くなってきます。
明日、15日の夕方5時25分からRKC高知放送で「本当の豊かさとは」が放映です。
「笑点」のすぐ前の番組ですが、ポレポレ村長の若いときの写真が何枚か出てくるので、こっちも笑えるかも。
さて、今度はNHKのお知らせです。
2月24日、やはり夕方同じ時間帯ですが、「土佐の一枚」でポレポレ村長の写真が紹介されるそうです。
NHKは開局50周年記念事業として、写真コンテストを実施しました。
ポレポレ村長の作品も入賞。チラシにも写真が載っていたし、24日にはテレビで放映されると知らせてきました。
寒い夜もせっせと四万十川に通った、その1枚です。
本当に写真が好きなんだなぁと、見ていて思いますね。
今日も重い三脚を2台も提げて、撮影旅行に出発しました。
四万十川のシラス漁
2月10日(火)晴れ もう春ですね♪
立春も過ぎて、とてもあたたかな日が続きます。
梅の花が開き、ハーブが新しい芽を出し、麦もぐんぐん伸びてます。
自然は確実に日々巡っている♪ いいですね。
マイミクricoさんは長野県の方ですが、私たちと同じように農的な暮らしをしながら、写真を撮っているステキな女性です。
以下は彼女のコメント。
【太陽と月、空、山、川、土。おおきな自然の中で暮らしていると
私たち人間は、とても自然にはかなわないという事を感じます。
偉大なる自然に生かされ、守られていると
人間も限りないパワーを発揮する事ができる。
自然に寄り添い、順応して生きる事そのものが、
スピリチュアル(精神的)な生き方だと感じていました。】
とても共感しました。
「自然にはかなわない」ということ、いつも私たちも口に出ます。
人間は傲慢になっちゃいけないと思いますよね。
自然につつまれ、いい人たちとつながりながら生きている今の暮らしは、ありがたきかな。
昨日はひょっこり、ひとみさんとさなえちゃんが新しい人を連れて3人でやってきて、びっくり!
日曜日に出会って、次の日にはもううちの庭に立ってたわけで、楽しくて笑える。
太陽のように明るくて世話好きのひとみさん、作ることが大好きで意気投合のさなえちゃん、話し出すと止まらなくなります。
土曜日にも、午前も午後も突然のお客さまが3人いました。
両日ともちょうどタイミングよく私たちが居る時間でよかったのですが、居ない時にがっかりして帰られる人も多いのではと想像します。
どうぞ前もって電話かメールをくださいませ♪
「嫁入り」前の学習机も春の陽射しを浴びて・・・
2月4日(水)晴れ 西が元気?!
2月1日に黒潮町で「ファーマーズマーケット」がありました。
ポレポレ村長が参加予定していたけど、ちょうど町のマラソン大会とダブってしまったので、私と麻乃さんがお手伝い。
麻乃さんは焼き菓子全部完売で、デビューは大成功!
圭さんもおいしい差し入れを持って応援に来てくださったりで、楽しい4時間でした。
お天気にも恵まれ人出も多くて、「お久しぶり!」と喜びあったり、新しい出会いもたくさんあったりして、やはり人とのつながりが一番いいなと思いましたね。
新しい出会いで印象的だったのが、窪川で無農薬のしょうがを作っている武市さん。
しょうがは無農薬で作るのが難しいと聞いていたので、「やはり居るんだ武市さんのような人が!」と感激でした。
貴重なしょうがをいただいて、さっそくジンジャーティーや豚肉のしょうが焼きにして食べてますが、すりおろす時から違います。
これからは絶対に武市さんのしょうがを買うつもりです。
隣のブースでサモサや天然酵母パンを販売していた若いカップルから、「HP見ましたよ」と声をかけられました。
まだ黒潮町に移住してから1年以内なんだそうです。
「うちも麦の種を蒔いて、自家製小麦粉でパンを焼いてます」
とお話すると、
「ぜひ一度訪ねたいです。作業もお手伝いさせてください」
とこれまた盛り上がって、楽しくおしゃべりしました。
RKCのディレクターさんからお聞きしたのですが、「Iターンは東より西が多い。西に魅力があるんでしょうね」とのこと。
うーん、確かに。高知県西部は「幡多地域」と呼ばれますが、移住者が多いですね。
圭さんも11月に移住してきたばかりだし、移住希望者がまだ大勢空き家を待っているのだそうです。
高知市から2時間30分も離れてますが、海山川そろっていて、元気な田舎なのかも。
そうそう、ポレポレ村長は今年は5位でした。
「練習不足やったな」と残念そう。3位入賞をねらっていたみたいです。
お疲れさま!
古代米とクルミと有機レーズン入りのパン。ジャムは庭のブルーベリーといちじく。
2月3日(火)雨 テレビ取材
RKC高知放送の「田舎で暮らそう」という番組の取材がありました。
「おはよう高知」「ウィークエンド」に続いて3度目の高知放送ですが、それぞれ番組が違うのでディレクターさんもスタッフの方々も違って、また楽しい収録でした。
この前ディレクターさんが前もっての打ち合わせにお見えになった時、ゆめがじゃれて噛み付いて申し訳なかったので、今日はユーテリティに閉じ込めてました。
ところが、キッチンで撮影が始まったとたんに、隣のユーテリティとの間の戸にすごいジャンプで何度も飛びついてドタドタとすごい音。
きっと何やってるか気になって、透明ガラスのところまで猛烈ジャンプしたんですね。
インタビューに集中できず困った。
ポレポレ村長が急いで2階に移動させて、なんとか無事に撮影が終わりました。
ゆめのジャンプは1m20cmはクリアしてます。
壁に飾った麦や唐辛子も、ねらったら最後、バラバラです。
ポレポレ村長のインタビューと工房での撮影の間は、あきらめたのか2階でおとなしく寝てました。
もう少しいい子だったら一緒に写してもらえたのに。
放送は2月15日(日)、夕方5時25分からの5分間です。
おなじみの「笑点」のすぐ前の番組。
1か月ほど先ですが、ネット配信もあるそうですから、県外の方にも見ていただけます。
配信しましたらお知らせします。
ポレポレ村長の経歴紹介があって、「えー?!」と驚く珍しい写真も放送されますのでお楽しみに。
なんだかお料理の先生みたい・・・
2009年1月の暮らし
1月30日(金)雨 おいしい話
2009年1月は、なかなか濃い1か月でした。
奈々ちゃんの作品展は好評のうちに28日で終了。
あんじぇらさん、アッコ、雅さん、torafuguさん、西方さん・・・そのほか多くのみなさんに足を運んでいただき感謝です。
野村先生ともお会いできて、熱く再会を約束しました。
新築のIさんのお家に納品について行って、とてもステキな木の家に感嘆し、大阪から来られた大工のMさんと出会いました。
高知県はいい人が大勢集まるなぁ。ますます楽しくなってくる。
帰りに春野で牧場経営のソフトクリームを食べ、須崎市でにがりさんの小松魚店に寄りました。
高知への道すがら、楽しみにしている2店です。
ソフトクリームは350円で他の店よりは高いかもしれませんが、私たちはこういう店にこそお金を使いたいと思っているし、第一おいしい♪
小松魚店も同様で、おいしいのですよ、とにかく。
今日は「鯨の刺身」「寒ブリ」「イカ」「うつぼ」、そしていつも買う「シャケ」。
おまけに熱々のりんごケーキをいただいて、さっそく車の中でごちそうになりました!
鯨は昔はよく食べる肉でしたが、最近では珍しい。
すりおろしたショウガを付けて、とてもおいしかった。
高知は人も食べ物も豊か。Iターンの人たちが次つぎにやって来るのも、分かる気がします。
いい人やものとの出会い、ネットワークが幸せですね。
書店で「玄米おうちゃくダイエット」というマクロビの本を買ったら、おやつのページがおもしろかった。
干し柿、干し芋、季節の果物・・・なんだなんだ、長老の好物ばっかりやんか。
マクロビなんておしゃれな名前で呼ばなくても、昔の食事がそうなのねー。
ただ今長老は、薪ストーブでじっくり煮た金柑の甘露煮を「うまい、うまい」と毎日おやつにしています。
奈々ちゃんのイラスト
1月23日(金)晴れ ポレポレの学習机
この時期、工房は毎年「学習机」の制作で熱気あふれます。
先月の手仕事展に、高知市のIさん一家がお揃いで来てくださって、とてもうれしいひとときでした。
Iさん一家は、木工教室にも5人お揃いで来てくださってたんですよね。
「学習机」が完成したら書きたい・・・と思ってました。
とても利発な男のお子さん2人の学習机を作らせていただくことは、作家冥利に尽きると言ってもいいでしょう。
ポレポレ村長ははりきって、「どこか一箇所でも制作に参加しませんか?」と提案したものだから、さぞ楽しくも大変だったのではないか? と思います。
そうなんですよね。ポレポレの学習机は、一つ一つに思い入れがいっぱい!
とんぼの大好きな男の子のために、お母さんがとんぼの形にチラシをたくさん切り抜いて、その通りに彫りとったりしたこともありましたね。
何年かたって、高知新聞でその子が「珍しいとんぼ発見」と大きく取り上げられていた時は、2人で大喜びして新聞を見入ったことでした。
お母さんがきっちりデザイン図も寸法も描いてFAXしてきて、プロのポレポレがうなって感心した年もありました。
ユニークなその机が届いたときの女の子の反応が、またまたうれしい話だったり。
一つ一つ家族の思い入れがいっぱいで、話題が尽きないのが「学習机」です。
だからこそ、Iさんご一家にも「参加を提案」させてもらったのでしょう。
さて、今回は「取っ手」を選ぶという参加になりました。
2人のかわいい男の子さんは、それぞれどんな取っ手で「自分だけの机」にするんだろう?!
とっても楽しみです。
余談ですが、私は小学校に入学するとき学習机を買ってもらえませんでした。
父が使っていた小さな座机のおさがりを6年間使いましたけど、すごく学習机にあこがれていました。
中学入学の時「お祝いは机が欲しい!」と言ったら、市販品ではなく父が家具店に特注で制作を頼んでくれて、「どうだ、いいだろう」と自慢して設置してくれました。
それは、見かけがピカピカ。つまり新建材で作られた立派な立ち机だったんですね。
今、どっちの机を選ぶかと聞かれたら、迷いなく父のおさがりの古い座机を選びます。
あれは今でも使える。今も大事に修理してでも使いたい。古さが味となって新鮮でさえある。
「ほんもの」だからです。
新建材やポリウレタン加工のピカピカではなく、無垢の木のねうち。
6歳の子どもには、その違いがまだ分からないかもしれない。
でも、本人が気づかなくてもきっと、感性には大きな影響を与えます。
だから私たちは、小さな子どもにこそ「ほんもの」を与えたい。
毎日向かう「学習机」。ヒノキの香りも、木目も節も・・・子どもの豊かな感性を育てます。
木が育った山や森も、そこを吹く風さえも、子どもの想像力にはちゃんと見えているのです。
制作するポレポレがエネルギーを込める気持ちも、十分解ります。
その子どもの成長に関わらせていただく仕事ですもの。
寒さの中にも熱気が、今日も静かに工房に張りつめています。
1月19日(月)晴れ 認め合う、褒め合う
新大阪のギャラリー「I HAVE A DREAM」のホームページに、奈々ちゃんの作品展の様子が紹介されています。
http://b-c-p.net/dream/pop/ihave_madoka.html
宇宙をイメージする青に星屑を背景に、野村館長からの温かいご紹介や、この10日間に来館してくださった方々の感想の一つ一つがうれしくて感動しました。
野村先生がこのギャラリーを開設した目的は、もうすでに達成されていることが私にも分かりました。
見知らぬ方々が真っ直ぐに奈々ちゃんの作品と向き合って、心を通わせ、温かいメッセージを書いてくださる。
勇気を出して心を開き、作品に込めた奈々ちゃんにとって、どれほど励まされることかと思います。
イラストの中に、この作品展が出発点になる意味を込めたのではないか? と思われる作品がありますが、まさにその通りになっていると強く感じました。
メイさんがmixiで紹介してくださって、マイミクさんたちがわざわざ足を運んでくださったことも驚きました。
そのお一人、雅さんの日記でもたくさんの写真をアップしていただいていて、みなさんのコメントもありがたかったです。
http://blog.goo.ne.jp/lee2008michel/
※携帯からも閲覧可能です。
野村訓先生が提唱される「認めて、褒めて、成長を待つ」、私もまったく同感です。
先生は学校を離れることで、学校に勤めていた時と同じように子どもを育てています。しかも無給で。
私は先生の記事を新聞で拝見した日に、この村便りに「先生を応援したい」なんて偉そうなこと書いてたんですね。
実際は逆に、ずっと応援してもらいっぱなしで、勇気や励ましをいっぱいいただいてます。
奈々ちゃんの作品展は、1月28日(水)まで。
土日と最終日は、ギャラリーで先生にお会いできるチャンスです!
包み込んでくださる笑顔の野村先生は、写真家としても有名です。
1月13日(火)雪 農に向かう人々
元旦に続いて、3連休も雪!
そして、今日も起きたら窓の外が真っ白。
今年になってから雪の日がとても多くて、朝食の野菜を採るのが一苦労。
そんな時はストックしてある玉葱とじゃが芋、村長手作りのベーコンが中心のメニューになります。
家で過ごす時間に年賀状をゆっくりと読み直していたら、ポレポレ村長の大学時代の友人からの1枚が目にとまりました。
「2,3年したら自分も土に向かいあっているかも知れない。ポレポレは先見の明があったよな」というような内容のもの。
そう言えば、義父も結婚する時に同じことを言ってたと思い出したのです。
学者の父はまったく違った道に進む息子の生き方を誰よりも理解し、「これからの時代の最先端の生き方だ」と励ましてくれたのです。
「先見の明」「最先端」・・・たぶん本人は全然そんな意識は無いでしょう。
「僕はただ自分の手で作る暮らしがしたかっただけ。それって一番楽しくて贅沢なことでしょ」
案の定でした。
「でもこの20年間を振り返ってみても、最近どんどん周りに農に向かう人が多くなってる」
「それは確かに言える!」
うちのお米のお客さんの中にも、農を目指して田舎に移住する人が後をたちません。
テレビや雑誌でも、そういう人々が取り上げられることが多くなりました。
人々の意識が、時代を変えていきます。
他人に農業を勧めたことは無いけど、私たちが周りの人とつながって楽しく生きることで、農に向かう人々が増えたらいいなとはいつも思います。
戦後、経済効果の高い工業を優先する政策によって、80%だった食料自給率が40%を切るところにまで落ちました。
私たちの暮らしが、他国の資源を奪い、生態系を破壊し、毎日2万人も餓死するところまで追い込んでいると思うと、荒れた田んぼを耕す人が一人でも多くなってほしいと思います。
1月9日(金)晴れ 「わたしの中の小さな宇宙」
ホームページを開設した当初、掲示板があって多くの方との交流の場になっていたことを、覚えていらっしゃるでしょうか。
そのとき最年少だった奈々ちゃんが、今日から1月28日まで新大阪のギャラリーで作品展を開催します。
そう、野村訓先生のギャラリー「I HAVE A DREAM」です!
場所は、大阪市淀川区三国本町1丁目14-37 のビルの1階で、JR新大阪駅西出口から徒歩で15分のところです。
地下鉄御堂筋線新大阪駅4番出口からは、徒歩10分。
阪急宝塚線三国駅からは、徒歩10分です。
ギャラリーホームページhttp://b-c-p.net/dream/ihave_index.html
開館は10時から17時30分まで。
「わたしの中の小さな宇宙」というタイトルで、詩・書・イラスト作品33点が展示されています。
ぜひ大阪近辺のみなさま、作品もギャラリーもご覧ください。
野村先生がいらしたら、「ラッキー!」。ぜひ話しかけてみてくださいね。
私もまだお会いしたことがないのですが、写真集やご本を拝見してとても感動した一人です。
そうそうポレポレ村長の写真も2,3点飾っていただいてますので、ついでに見てやってください。
奈々ちゃんはこれまで、書画ともに県内ではいろいろな受賞をしてきましたが、作品展をするのは初めて。
書もイラストも、とても魅力があって話題になっていますし、これから大きく羽ばたく人だと確信しています。
そのうちこの「村便り」でも、彼女の作品をご紹介しますね。
1月1日(木)雪 新年おめでとうございます
元旦から雪!
しっかりと積もっていました。銀世界です。
断続的に雪がぼたぼたと降っています。
いよいよ2009年の幕開けです。
この雪を厳しい自然とみるか、美しいと感動するか?!
この1年は何度となく、同じことを問いかけられると思います。
私は後者に傾く人間なので、変化の多い今年1年間も「今を美しく生きたい」と願います。
美しいというのは見えない心のありようなので、誤解を招く表現かも知れません。
「日々を丁寧に生き、感動する心をだいじにする」と言い替えたらいいかしら。
それが「暮らしを楽しむ」ことだろうと思います。
2009年、世界中でいろいろな変化がおきますが、どうかいい方向へ流れが向きますように!
一人一人の心のありようや暮らしの変容が問われるときこそ、覚醒のネットワークが力を発揮しますから。