2008年12月の暮らし

12月31日(水)晴れ この1年、ありがとうございます

年末年始は、毎年判をついたような日々です。

29日に掃除、30日におもちつき、31日におせちとお正月さまを迎える準備。

その間にお歳暮を持って挨拶の人が来たり、宅急便が届いたり。

昨日も手を粉だらけにしてベランダに出て、お客さんと笑いあってしまいました。

「まあまあ上がって。熱々のおもちでも食べてって」

と誘っても、誰も上がりません。

年末はみんな忙しいですもんね。

元旦は午前中に初詣とお墓参り。午後は年賀状の返事を書いたり、来客あり。

2日は午前中は初会で、午後は来客あり。

毎年、毎年、変わりません。

「変わらない」ということが、幸せな1年の象徴なのかも知れないと思いはじめました。

小豆を煮てあんこを作り、いろいろな種類のおもちをついてもろ板に並べる。

薪ストーブの上では黒豆が煮えて、その液を捨てずにスカーフを染める。

山から松と竹を切ってきて、庭の梅や南天と合わせて、玄関や床の間を飾る。

うちのワラや稲穂でしめ縄リースを作る。

重箱にお米を入れて橙を入れ、干し柿や栗を乗せてお正月さまを飾る。

どれもこれも、元気で動けるからこそできることばかり。

「変わらない」で続けられることに、感謝ですね。

さて、来年は間違いなく世界は大きく変わります。

変化への心の準備もしておかなくてはいけないなと思う、大晦日です。

この1年、みなさまほんとうにお世話になりました。

2009年もどうぞ今年に増してよろしくお願いいたします。

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12月21日(日)晴れときどき時雨 冬至

今日は冬至さん、地球の流れの変わり目になる大事な日です。

先日、ゆず農家に体験学習に行ったとき、ゆずをいただいて帰りました。

大好きなのでチューハイに入れたりジャムにもしたのですが、冬至さんに使おうと残してあったのを今日は全部使いました。

いい色、いい香り♪

今日から来月5日まで、来年1年間の方向を決める時期だそうです。

ポジティブに、毎日を大切に生きましょう。

来年は世界にとっても、我が家にとっても、私にとっても、とても重要な年になります。

mikan038.jpg ゆず

12月20日(土)晴れ ターシャ・テューダー展

今、高知市では二つの魅力的な展覧会が開催中です。

県立美術館の「モネの愛した浮世絵展」と、県立文学館の「ターシャ・テューダー展」です。

両方とも行ってきましたが、それぞれオススメ! 

このチャンスにぜひご覧になってみませんか。

個人的には「ターシャ・テューダー展」がやはりワクワク胸躍りました。

このHPにも何度も書きましたが、残念ながら今年6月に92歳で他界されました。

今も私のあこがれの人。宮沢賢治と並んで、これからも人生の師です。

原画や生活用具や愛用のパレットや筆など、目に焼きつけました。

「人生はそう長くはないのよ。1日1日を楽しまなくちゃ。」

そんな声が聞こえてきそうな展覧会でした。

12月17日(水)晴れ 賢治の宇宙

昼間は穏やかな陽光が暖かく、夜は空がとてもきれいです。

ぽっかり昇るまるい月、空いっぱいに散らばる星くず。

宮沢賢治の世界のような景色にいると、浮世の汚さとはきれいさっぱり縁を切りたいと思います。

理不尽な命令に従うこともなく、なんて自由なのびのびとした、安心できる時間!

学校と決別した子どもたちは、優しすぎて生きるのがヘタですが、みんな才能を秘めています。

彼らにたくさんの楽しい時間を提供しようと思います。

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12月13日(土)晴れ 想い出づくり

保育所の5歳児さんたち親子イベント、「想い出づくりのマイ箸教室」にポレポレ村長が呼ばれました。

私もお手伝いに行ってきましたが、いやあ楽しいですねー。

小学生もかわいいけど、園児はまたかわいい。

なんでもやりたくて、興味しんしんなんです。

いろいろ質問してくるし、お話したいことがいっぱいあるし、お父さんやお母さんを心から信頼している様子がほほえましい。

「パパ、ママ」から「父ちゃん、母ちゃん」まで、親の方も必死になって削り、子どもに教える姿を見て「いいふれあいの時間になっているなあ」と感動しました。

出来上がったときの子どもたちの喜びようが、またすごいんですよね!

もうその姿を見るだけで、行ってよかった♪

「父ちゃん、すごい! 世界に売らんといかん」

「あたしのお箸、できたーー!」

お箸を持って、飛び回って喜ぶんです。

明日は小学校の参観日で、「お箸作り1日先生」です。

50人というのは、一人では到底無理な人数ですが、私が明日は仕事なので手伝えません。

どうなるんだろう、心配ですが・・・まあなんとかかんとかなるでしょう。

hashi016.jpg 最初はこんなふうに・・・hashi025.jpg みてこの真剣さ!

12月11日(木)晴れ フェアトレード

タイに今年孤児院と学校をつくった玉ちゃんとお話していて、「フェアトレード」の話題になりました。

夫もアフリカで支援をしていたこともあり、私たちは常に「ものを買うことで貢献しよう」という気持ちがあります。

生産者を行動で支えるというのでしょうか。

それは私たちも支えてもらっているので、とてもよく分かるのですが、単にお金をいただくというだけでなく、支援の気持ちをいただくことなんですよね。

ありがたくて、とてもうれしい。

物を介して「お互いに幸せになる」のが、フェアトレードだと思うのです。

玉ちゃんから学ぶことがたくさんあって、話が尽きないくらい楽しかった。

帰りににがりさんのお店に寄って、「黒米」をお届けして、代わりに「うつぼのたたき」「鮭」「かき揚げ」「ちりめんじゃこ」を買ったら、作りたての「スィートポテト」をお土産にいただきました!

物々交換、昔はみんなこうだったのですね。

幸せな夕食でした。

hatake090.jpg これ、何だと思いますか?庭のサニーレタスです!

12月10日(水)晴れ 今年もあと少し・・・

先週土曜日に初雪が降り、冬本番の寒さになりました。

毎朝、霜で真っ白で、庭のパイナップルセージも茶色く枯れてしまいました。

そんな中で、麦だけが元気いっぱい!

金柑もブンタンも黄色く熟れてきて、年末までには収穫です。

キーウィはリンゴといっしょに保存しておいたら、売っているものと全然変わらない甘い味になっていました。

干し柿も甘くなって、長老は毎日おやつに食べています。

今年もあと少しですが、全然今年を振り返る余裕はありません。

なんという走りっぱなしの1年! やることがいっぱいあります。

スローライフは忙しい?!

楽しんでやりましょうね。そのための人生ですから。

12月5日(金)晴れ 15年経った「心の目」

私がつくづく幸せだなぁと思うのは、いろいろな学校に転勤になったのに、一度も「ここの生徒は嫌だなぁ」と思った経験が無いことですね。

荒れている学校で自転車で生徒を追っかけまわしたりしたこともあるのに、そんな子たちも不思議と心を通わせてくれたという思い出しかありません。

結婚したころ、夫がよく「仕事が楽しいという先生は珍しい。あなたは幸せな先生だ」としみじみ言っていたことを思い出します。

目の前の生徒は毎年毎年「中学生」ですが、やがて10年たち15年たち・・・りっぱな大人になって再会できるという感動と恥ずかしさと両方あります。

みきじぇさんに「こちらが救われている」とお礼を書いたら、またすぐコメントが書かれていました。

いやいや今みたいにブログで愚痴ぶちまける場もなかったし、多感な時期に発散でき
る場ってなかったですよ。

部活に打ち込んだりできてなかった私には心の目は発散の場でした。

誰かに心の叫び、それは抽象的な内容であれ、吐き出したい気持ちを詩にして吐けた
し、先生がコメントくれてたから私の有り余るストレスを受け止めてもらえたって気
持ちになれた事が今でも思い出せます。

あれを自分の中で留めてたらきっと爆発してたと思います。
先生が聞いてくれてる(直接は無理でも文字にして知ってもらえる)って、あの時の私
には重要でした。

15年経った今でも心の目のノートは捨てずに保管してます。
恐ろしくて読み返せないけど(笑)

本当に感謝してるし、先生は恩師デスよ

いつも教え子のコメントに学ぶことが多い私です。

励まされる、やる気にさせられる、明日もがんばろうって思う!

moku132.jpg 最近ゆめばっかり載せていた。ごめんね、モクとハナ。

12月4日(木)晴れ 「心の目」

メイさんとミツさんに誘われて、mixiにも日記を載せています。

この「村便り」をコピーしてるだけですけど、mixiのほうはすぐさまコメントが書き込まれるという楽しみがあるんですよね。

東京や大阪に住んでいる教え子とも、はたまた海外にお住まいの見知らぬ方とも交流できるという・・・mixiです。

昨日の「神さまのおくりもの」もmixiにも載せたら、今日こんなコメントが書き込まれてました。

で、今度はmixiをコピーして、こちらに貼りつけます。

私は『心の目』ノートにかなり救われました。

今もずっと、助かってる子供たちがいるんだろうなー

教え子のみきじぇさんです。

めちゃ明るくて、かっこよくて、子どもといっしょにトランポリンに通っているみきじぇさんだから、このコメント見て「そうやったんや・・・」とじーーんときました。

救われている、励まされているのはこっちよ。

学校って外には出せないような驚く現実もあり、生徒にどれだけ救われているか知れない。

今も同じ。

楽しい授業や生徒たちの詩や作文にパワーをもらって、同じ気持ちで読んでくれる大人たちとつながって・・・、私は今も教師を続けています。

心からありがとうを言わせてください。

neko019.jpg 丸くなって眠るゆめ、伸びをしたら襟巻きになるくらい長ーーい!

12月3日(水)晴れ 「神さまのおくりもの」

夫も関西だし、私も昔から「いつも笑っている」と言われてきましたし、うちではお笑いはだいじな要素ですねー。

で、授業でも生徒と笑っていることが多いです。

だから中学2年の子が「心の目」に書いてきた、この詩はうれしかったなあ。

 「神さまのおくりもの」

笑うことは人にしかできない

なのに笑わない人は悲しい

人は笑わせても

自分は笑わない人も悲しい

笑いは神さまがくれた

たったひとつのおくりもの

人の悪口を言う暇なんてありません

そんな暇があったら笑って

思いきり笑って

人も笑わせて自分も笑って

そんな人は最高だ

で、今日もおおいに笑った一日でした。

まずはMさんのお姉さん。ふんどしの紐をばっさり切り落として首に巻いていた!

玉ちゃんが見たらショック受けそう。

「紐があってもストールとして使えますよ。切ったらもったいない」

今まで下着をおおっぴらに干したことはなかったけど、ふんどしだったら干しても全然平気。

きれいだし、ストールかのれんに見える。

太陽の光をいっぱい浴びて、堂々と干せる下着は、ふんどしならばこそだよね。

あ、また今日もふんどしネタになっちゃった。

帰ってポレポレ村長にも話したら、「笑いは免疫力を高めるんだって」と言っていた。

明日も快調に笑い飛ばそう。

2008年11月の暮らし

11月28日(金)晴れ 目玉

今回の「野の手仕事展」には、目玉商品が目白押しです。

とにかく大特価! 

たとえば・・・家具では、スピンドルが何本も立った松のベンチ。

これまで6万円の定価が、なんと1万5000円!

自立式の三角時計も、半額の5000円です。

どっしりしたちゃぶ台が、1万8000円!

いずれも世代を超えて使い続けることで味が出る、無垢の木で作られたポレポレ工房オリジナル家具です。

ほかには細やかな手編みレースが、めちゃめちゃ安くて悲しくなるほどです。

機械で編んでもこんなに安くは無いという100円単位なので、残ったら私が全部買ってあげたいと思っています。

「野の手仕事展」は第10回からチャリティでやっていることをご存知の上で、みなさんきっと少しでも「誰かの役に立ちたい」という気持ちで出してくださったのですね。

感謝!

その思いをしっかりお客さまに伝えます。

11月26日(水)晴れ 「読売新聞」掲載

今年は本当にマスコミの方に、取材していただく機会が多かったように思います。

今日は読売新聞の「キーパーソン」というコーナーに、取り上げていただきました。

とても詳しく、目前に迫った「野の手仕事展」にも触れてPRしていただき、記者さんの温かい心遣いを感じる記事でした。

12月は予定がなく、2008年の締めくくりをゆったりとできるかな? と思いきや、いつの間にか12月も予定でびっしり。

ついには来年9月まで入ってしまった!

でも、ちょっと面白い企画なのです。へぇー、と感心してしまいました。

先日のテレビ高知の放映を見て、企画を思いついたそうですが・・・。

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11月24日(月)雨 FMラジオの「はーと・らいふ村便り」

7年間続いた、高知シティFM放送の「はーと・らいふ村便り」が今日で終了でした。

こんなに長く続くなんて、思ってもみなかったです。

クミさんがパーソナリティやってる時にお話があって、ノー天気の私はホイホイと二つ返事でお引き受けしたんですよね。

以来、パーソナリティも4人目の中野っちさんになり、実はファンだったりしてとても楽しかったです。

本当にお世話になりました♪ 

ご迷惑かけていた気がしますが、中野っちさんは「キリコさんの声はマイクのノリがよくて、とてもはっきりしてました」と、最後まで優しく気を遣ってくださって・・・。

なんだかさよならが淋しい気持ちになっていたら、「今度はーと・らいふ村に行きますね」とおっしゃるではありませんか!

再会を楽しみにしています♪ 同じく中野っちファンのみきじぇさんに、うらやましがられそう。

来訪と言えば、昨日も今日も「mamori」を片手に初めて訪ねて来たというお客さまが続きました。

高知市や日高村やら、半年前に東京から黒潮町に移住してきたという人などなど。

「mamori」を見たら「はーと・らいふ村にはいつも誰かがいる」と思われてしまうのかも分かりませんが、居ないことが多いのです。

どうぞ前もって電話で確認してくださいますよう、よろしくお願いします。

もちろん29日、30日の「野の手仕事展」には必ず居ますので、ゆっくりと遊びにおいでください。

薪ストーブを囲んで、ゆったりまったりお茶飲んでおしゃべりしましょう♪

手作り大好きの人たちが集まりますので、互いに情報交換もいいですね。

fuku 023.jpg 「アトリエ西の魔女」リネンのカシュクールワンピース、今回一番欲しい!!

11月21日(金)晴れ mamori

高知県は全国に先駆けて、森林環境税を一人当たり500円徴収しています。

そのお金を使って発行されている広報誌が、「mamori」です。

私も創刊号からのファンですが、写真がとてもきれいで眺めているだけで木々に囲まれているような気分になる冊子なんですよね。

10月末に発行されたその「mamori」に、「木のある暮らし」として工房ポレポレが紹介されています。

見出しが「スローライフの申し子がつくる温かい家具」。

ポレポレのキーワードは、やはり「スローライフ」と「優しさ、温かさ」なのかも。

4万部発行と聞いてびっくり!

県内は公民館や図書館など、いろいろなところで無料で入手できます。

さっそくそれを見て訪ねて来られた人もいました。

そうそう読者プレゼントがあるんですよ。

工房ポレポレからは、本格的なほぞ組みで制作した「オリジナル子ども椅子」2脚をプレゼントです。

「子ども椅子」と言っても、大人が座ってもまったく大丈夫。

踏み台にもできるし、部屋の雰囲気づくりにもなる、無垢のヒノキの椅子です。

ぜひみなさんふるってご応募くださいね♪

mamori 047.jpg ポレポレ村長よりも、ゆめの写真が一番大きい(笑)

11月19日(水)時雨 冬が来た

一足飛びに冬になりました。

木枯らしが舞い、庭のじゃが芋もきゅうりもハーブも、枯れて黒くなりました。

薪ストーブの上では、湯たんぽが沸いています。

ゆめはゆらゆら炎が珍しいのか、薪ストーブの前で目をくるくる。

冬もまた楽し。

やることがいくらでもあります。

11月17日(月)晴れ 「第17回野の手仕事展」近づく

11月だというのに、とても暖かい。

先日蒔いた麦の芽が出揃い、はやくも「麦踏み」の時期を迎えました。

奈々ちゃんに手伝ってもらって、柿も収穫。

たくさんあったので、職場やほたる工房さんや麻乃さん・・・みなさんにもらっていただき、我が家も「渋抜き」と「つるし柿」にしました。

「渋抜き」は焼酎にへたを浸けて、ビニール袋にいれて密封。

和室の縁側に置いて、1週間くらいすれば、甘いおいしい柿になります。

「つるし柿」は「干し柿」のこと。こちらでは昔からそう呼びます。

長老の大好物なので、毎年欠かしません。

今年は特別暖かいので、カビが生えるのを恐れて焼酎をくぐらせてからつるしました。

熱湯に塩を入れて、くぐらせてからつるす人もいますね。

kaki017.jpg ゆめは生まれて初めて見る柿をくんくん「なんじゃ、こりゃ?」

月末には「第17回野の手仕事展」があります。

今回もいろいろな人が参加してくださることになり、私が一番楽しみにしています。

押し花の先生フエさんの「リース」。

前回からリクエストが多かった、西の魔女さんの「リネンストール」。

すでに予約も入っていて、きっと引っ張りだこだと思います。

ほたる工房さんのチュニックは、何しろ安価。

もちろんポレポレ村長の木工品いろいろが、メインとなります。

搬入第1号を見て、「わぁ、欲しい!」と思わず言ってしまったのは、リネンのリバーシブルのストールとおそろいの巾着、ティーマットでした。

色が何ともきれいで、手仕事が丁寧なのです。

糸の始末も、私だったらハサミでプツンなのに、「短い糸端が外に見えるのは嫌なので・・・」と言って、手間暇かけて布の中に入れているとのことでした。

まいったー!

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「第1回マイ箸・箸袋コンテスト」の入賞作品の展示も、同時開催します。

11月1日〜3日の展示会で見逃した人も、ぜひこの機会にご覧くださいね。

現在マイ箸軍団は、四万十町の「道の駅とおわ」で展示会中です。

11月11日(火)晴れ 手作りベーコン

昨夜、初燻製の出来上がり!

だいぶ長い時間をかけて、山桜のチップでいぶしていました。

手間暇かけただけあって、完成した手作りベーコンはいい香り♪

このベーコンでピザを焼いたら、天下一品の味になりそうですね。

夕食でベーコンとかしわの燻製を焼いて食べましたが、タレがしみて山桜のなんともいい匂いとマッチしていて、めちゃめちゃおいしかったです。

「お酒と合うわー。チーズとか、竹輪、卵なんかも燻製にしてみよう!」

しばらくはあれもこれも、燻製と化してしまいそうです。

kunsei003.jpg ダンボール箱の中を開いてみれば、めちゃ簡単!

11月10日(月)晴れ ポレポレの燻製

今日はだいぶ冷えました。薪ストーブの季節、到来です。

前からやりたかった、「燻製づくり」をスタートしました。

ダンボール箱利用の、ポレポレ村長のお手製燻製器です。

ハーブのいっぱいはいったタレに浸けて、おいしそう!!

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11月9日(日)雨 学校は楽しいか?

東京から取材のお客さまをお迎えして、楽しい1日を過ごしました。

高知は初めての方で、高知でもまた僻地の黒潮町の・・・、ほんとうに遠いところまでご苦労さまです。

取材の中で、「どうして教師になりたいと思ったのですか?」という質問がありました。

私の場合は、小さい頃からなりたかった職業でした。

しかも、その気持ちを綴った文章まで残っている。言葉に出すことであきらめずに夢に向かっていったわけです。

おまけに近所の子たちを集めて、「勉強ごっこ」と題して先生役を楽しんでいたことをお話すると、なんとその方も教師になりたくて「学校ごっこ」をやっていたとおっしゃるではありませんか。

初対面だけど、なんだかうれしくなる話でほのぼのしました。

「理想とする先生との出会いがあったのですか?」

「いえ、そういうわけではなく・・・、学校が楽しかったんです」

そう答えてから、ほんとに小学校時代は学校に居ることが多かったなぁと思い出しました。

朝は6時、もちろん誰よりも一番先に登校していました。

二番目の人が来るまで、広い学校の中で一人の時間を過ごすわけで、私はもっぱら図書室で本を読みました。

だから、図書の本は全部読んでしまって、とうとう2回目、3回目と読む本が出てきたものでした。

あれは今思い出しても楽しい時間でしたねぇー。

自分が楽しかったから、子どもたちにも楽しい学校生活を体験させたいと思っていたのに・・・、いざ教師になってみると「学校は楽しくない」という子がだんだん増えている。

「楽しくない」どころか、「息がつまる苦しいところ」だったり、「地獄」という子までいる。

いつからそうなってしまったのでしょう。

本来学校は、すべての子どもたちにとって楽しいところでなくてはならないはずなのに。

私が今、青少年支援のボランティア活動をしているのは、心の中に「大人の一人として責任を感じています。ごめんなさい。せめて自分にできることを・・・」の気持ちがあるからかも知れません。

11月7日(金)晴れ 麦の種蒔き

毎年この時期に蒔く麦の種。私の大好きな作物です。

今年は去年よりもたくさん蒔きました。

丈夫で育てやすくて、寒い季節に緑の芽をぐんぐん伸ばして大きくなる。

穂も美しいので、飾ってもいいし、もちろん粉にして1年中使えます。

外国からの小麦粉の値段が高騰しているニュースを聞くと、「なんで日本でもっと作らないのだろ?」と不思議でなりません。

無農薬有機で栽培し、漂白などせず丸ごと粉にして、パンやピザ、ケーキ、クッキー、お好み焼き・・・なんでも使えます。

甘くて香ばしい。エネルギーが全然違うのが比べてみると分かります。

風の谷にも来てくれていた友達の飼っている猫ちゃんが、「小麦ちゃん」なんですよねー。

「ゆめ」という名も気に入ってるけど、「こむぎ」もかわいい♪

my013.jpg 筒井さんご夫妻の「着流し」。焼き物の止め具やトルコ土産のリボンなど、心に残るステキな作品でした。

11月3日(月)雨 みなさんありがとうございました

雨の中、梼原高校の先生や江利香さん・・・今日も遠くからの方もいらっしゃって、感謝です。

メイさん、奈々ちゃんには、今日もお世話になって、おかげさまで無事作品展も終了しました。

高知ファイティングドッグス球団からは、賞をたくさんいただきありがとうございました。

これからみなさんに作品を返却ですが、一般の部の入賞作品の作品展を今後も続けていくことになっています。

まずは四万十ドラマさんの主催で、「道の駅とおわ」で行います。

北幡地域のみなさん、ぜひそちらに寄られた機会には、ユニークでステキなマイ箸・お箸袋をご覧になってくださいませ。

my012.jpg 「ファイティングドッグス賞」の城下さんの流木箸と奥様のお箸袋。ユニークなお箸を絶賛する人が多かったです。

11月2日(日)晴れ みんな違って、みんな楽しい

朝早く、お芋を掘り、唐辛子も収穫しました。

唐辛子はさっそく「コンテスト作品展」に持って行って、ディスプレイに使っています。

鮮やかな赤が、会場を盛り上げてくれます。

箸置きにしていたら、陶芸をされている方が「焼いてみる」と写真を撮って帰りました。

今日も出品者の方が、高知市や四万十町からおいでくださって、にぎわいました。

朝刊に写真入りで記事が出ていたので、「新聞を見て来ました」という人が多かったですね。

会場でいろいろな人の声を聞いていると、みんなそれぞれで楽しいですね。

みんな違って、みんな楽しい。

my008.jpg 「お箸袋大賞」山中まゆみさんの「ゆめ列車。草木染め手織りの作品です。

11月1日(土)晴れ 「第1回My箸・箸袋コンテスト」結果発表

出品してくださったみなさん、改めてありがとうございます。

入賞されたみなさん、おめでとうございます。(敬称略)

■ゆめのかけ箸大賞

 一般の部・・・川下 徳之 (四万十町) ・ 楠瀬 康博 (高知市)

 小中学生の部・・・片岡 こゆき (いの中学校1年)

■お箸袋大賞

 一般の部・・・山中 まゆみ (土佐町) ・ 小野寺 勇一 (山形県)

 小中学生の部・・・谷口 葵 (大用中学校2年)

■特別賞

 伊澤 政夫 (佐川町) ・ 高知県立梼原高校 (梼原町)

■ファイティングドッグス賞

 城下 秀二 (高知市) ・ 山本 高美 (四万十市)

 石原 華倫 (いの中学校) ・ 沖屋 幸輝 (大用中学校)

MY032.jpg 「ゆめのかけ箸大賞」川下 徳之さん作、四万十川の流木のお箸入れ

今日から「作品展」を開催。

出品者のみなさんが、佐川町や土佐山田町など遠くから見に来てくださいました。

「はちはち祭り」実行委員長の石本さん、高知市からわざわざありがとうございます。

マイ箸のこと、食べ物のこと、暮らしのこと・・・盛り上がって時のたつのを忘れました。

会場内での「お箸づくり教室」もわきあいあい。

とてもいい雰囲気でしたねー。

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2008年10月の暮らし

10月31日(金)曇りのち雨 作品展準備 

あいにくの雨の中、明日からの「作品展」の展示をして帰宅しました。ほっ。

落ち着いて鑑賞していただける、いい会場になったと思います。

いちょうの葉や野の草花も、雰囲気をかもし出してくれています。

初日の明日は取材もあり、午前中は「お箸づくり教室」でにぎやかです。

28日の日記を書いていたら、ちょうど山形県の小野寺さんから電話がかかってきました。

作品を通しての想像だけでなく、電話でお話できていろいろなことを教えていただきました。

小野寺さんはまだ若き刺し子職人さんです。

「若い男性で刺し子されている人って、少ないでしょう?」と質問したら、

「ゼロに近いでしょうね」とおっしゃっていました。

しかも10年前からもう「マイ箸を使っていました!」とおっしゃる。

「高知での作品展に行きたいけど、なかなか遠くて・・・」

確かに遠い。高知県内でも、幡多は遠いですものね。

「高知市で作品展できませんか?」

「とおわ道の駅でも、ぜひやってもらえませんか?」

熱い要望がつぎつぎに寄せられています。

ありがたいことです。ぜひ多くの人に見ていただきたいですもの。

そして、第2回、第3回・・・と続けていけたら、マイ箸への関心がもっと広がることでしょう。

下の写真の楠瀬さんも、わざわざご丁寧にお電話をくださったお一人です。

楽しいお箸♪ お箸袋もシンプルでステキですね。

ちなみにこのお箸には蟻さんが寄ってきていて、びっくりしました。

ローリエとオリーブオイルの香りに引かれたんだわ。

my005.jpg ローリエのお箸の中につまよう枝が入れられる、高知市の楠瀬康博さん作(ゆめのかけ箸大賞作品)

10月28日(火)晴れ ゆめのかけ箸大賞

「第1回マイ箸・お箸袋コンテスト」の大賞作品が決まりました。

この村便りに何度も書いたように、63点すべてが渾身の応募作品ばかりで、みなさん全員に賞を差し上げたい気持ちでした。

お一人お一人がアピール文を付けていて、それを読むとほんとうにぐっと心にくるのです。

タイトルも心を込めたものが多く、感心しきりでした。

12歳から81歳まで、梼原高校やいの中学校のように、学校として取り組んでくださったところもありました。
遠く山形県からは、伝統工芸の「庄内刺し子」のお箸袋も送られてきました。

「どうしても賞を差し上げたい」と思う作品が、まだたくさんあったのですが・・・悩んだ末に決定しました。

すべての作品を、11月1日(土)から3日(月)まで、四万十市のヨンデンプラザギャラリーに展示します。

すばらしい作品、ユニークな作品を、ぜひ見ていただきたいです。

「ゆめのかけ箸大賞」「箸袋大賞」に選ばれたのはどんな作品か?

楽しみにしておいでくださいね♪

11月1日、10時から12時まで、会場で「お箸作り教室」も開催します。

見た人が「私も作りたい!」という気持ちになったら、ぜひご自分でも削ってみませんか?

楽しいですよ。

my001.jpg 山形県の庄内刺し子のお箸袋、小野寺勇一さん作(お箸袋大賞作品)

10月25日(土)晴れ 風の谷で会いました

みなさんからのお見舞いメール、ありがとうございました! もう大丈夫です。

お一人お一人にお返事したいのに、また猛烈に忙しくなっていて・・・、この場でとりあえずお礼を言わせてください。

25日、お天気にも恵まれて、風の谷に笑顔が集まりました。

黒潮町、四万十市、宿毛市、土佐清水市、高知市、南国市・・・、遠方からの参加のみなさん、お疲れさまでした。

都合で参加できなかった池川町や高知市、南国市のみなさん、雰囲気だけでもHPで感じてくださいね。

次回はぜひ、風の谷でお会いできますように・・・。

初めての人がほとんどだったので、まずは景色を楽しんでから、竹をふんだんに用いた道具を使ってお昼の準備。

「きのこの炊き込みご飯」と早く来た参加者が採ったばかりの「むかごご飯」、生きて動いていた「つがに汁」、そしてみなさんからの差し入れがこれまたおいしそうなものばかりで、「おなかすいたー」という声があがりました。

きのこは地元の「ひらたけ」「椎茸」「ぶなしめじ」の3種類を使いました。

つがにも黒潮町産で、ちょうど旬の料理ということでテレビで見て「これだ!」。

初めてですが、おいしかったですねー。

ポレポレ村長は「上海ガ二に匹敵する味」と喜んでいました。

直前まで元気でゴソゴソやっていましたので、ゆめがバケツが気になってしょうがない様子でした。

元気なのが深い寸胴鍋を乗り越えて出たものだから、かっこうの遊び相手とばかり手を出して大騒ぎ。

麻乃さんの手作りマクロビ料理は、「大豆たんぱくのから揚げ風」「かぼちゃのグラタン」「豆腐のみそづけ合え物」・・・めちゃおいしかったです。

フエさんの「野菜たっぷりすりみの天ぷら」、作り方を習いたい。

「手作りお漬物各種」「土佐ジローのスィーツ」「みかん」「ここぶ」「オートミールクッキー」「柿羊羹」「竹コーヒー」「フレバーコーヒー」・・・そして楽しい談笑のごちそう!

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午後からはマイナスイオンを浴びて「トトロのトンネル」を歩き、「ひみつの谷川」や「むかごの小道」で立ち止まりながら、「風の谷」の森づくり会場に移動しました。

みなさん手に手にポット苗を持ってもらって、ケヤキ、クヌギ、梅3種類、栗、アオダモなどを植樹。

ポレポレ村長が「15年後にまた会いましょう」と挨拶したので、壮大なプロジェクトのスタートとなりました!?

いや、たぶんまた来年来る人がきっといますよ。梅の季節ですね。

帰り道はここぶの大群生を見つけて歓声をあげ採ろうとしたり、道々の花をいっぱい摘んだりと楽しそうでした。

いい季節です。お茶の白い花や赤いビナンかずら、何種類もの野菊や紫色の花々がいっぱいでした。

予定通り3時にその場は終了、うちに移動して会合。

7時にすべてが閉会しました。

さっそく写真添付のメールやらお礼メールが届いて・・・みなさんお疲れだったと思うけど いい出会いになりますように!

049.jpg みんなでわいわい植樹

10月23日(木)雨 風邪

珍しいことにますます悪化して、これはもう「少し休め」ということだと思って仕事を休みました。

けっこういっぱいいっぱいの毎日を過ごしているのかもしれないと、反省です。

21日(火)の日記はさっそく上司から削除するよう指示が出て、消しました。

けっして悪い内容ではなく、ほんとうにがんばって伸びてきたことへの感動を綴ったのでしたが、こちらも反省です。

ベットの中で雨音を聴きながら、体も心も休養します。

ゆめが喜んでまとわりついてます。

猫は風邪ひかないのかなあ?

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10月20日(日)晴れ 感謝

「第1回マイ箸・箸袋コンテスト」は、おかげさまで中学生、高校生から80代の方まで、幅広い年齢の方々にご応募いただきました。

ほんとうにありがとうございます。

応募があるのだろうかと不安でしたが、心を込めた作品を送ってくださった人が大勢いました。

この気持ち、なんと言葉にしたらいいのでしょう。

受け取るたびに、心から「ありがとうございます!」とうれしさがこみ上げました。

11月1日〜3日、どうぞ大勢の人に作品を見ていただきたいです。

お箸作り教室風景やお箸作りの過程など、パネルもたくさん展示したいと思っています。

庭は今、いちじくの季節です。

今年もジャムをたくさん作りました。

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10月18日(土)晴れ むかごご飯

風の谷は「むかご」の宝庫です。

道すがら、たくさんのむかごを採ってきましたので、むかごご飯を炊きました。

25日の風の谷イベントでも、「きのこの炊き込みご飯」と「むかごご飯」の両方を竹で炊きたいと思っています。

また取材の申し込みが入って、「お箸作り教室」の参加者募集です。

11月1日(土)10時から12時、四万十市大橋通り ヨンデンプラザ中村ギャラリーで。

土佐ヒノキの間伐材を使ったお箸づくりと、マイ箸コンテストの作品をすべて展示します。

「ゆめのかけ箸大賞」作品も、いよいよ発表です!

明日、19日(日)は、高知市丸の内緑地で「はちはち祭り」でお箸作りワークショップやります。

こちらも10時から12時までです。

高知市のみなさま、お祭りにいらっしゃったら二人にお声をかけてくださいね!

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10月13日(月)晴れ ああ、風の谷

吹き抜けの窓から見たら、とてもきれいなお月さま!

3連休は「生きてるだけでまるもうけ」とでも言いたいような、いいお天気でしたね〜。

季節が人の心を癒します。

今日は庭に「ジョウビタキ」の姿を、この秋初めてみました。

冬鳥が来ている!

季節は確実に巡っています。

今日は午後から、風の谷で3度目の草刈りをしました。

どうなることかと唖然としたのでしたが、今日でなんとかもとの谷の面影を少しだけ取り戻したと思います。

魯迅の「故郷」という小説に、「わたしの故郷はこんなではなかった」と目を疑う一節がありますが、さしずめ「私の風の谷はこんなではなかった」・・・ですね。

子どもの頃から大好きだった、風の谷。

あちこちの水田がまぶしくキラキラして、その上を風が吹き渡っていた。

緑の木々も元気いっぱいで、こんなにうっそうと繁っていなかった。

私の風の谷は、10年ぶりに行ってみると、背丈よりも高いカヤに覆いつくされた腐海になっていました。

草を刈るというよりは、草刈機をなぎなたのように振り回して、目の前をふさいだ草の壁をバタバタと倒していく・・・という感じ。

あの昔の風景はもう戻らないんだと思うと、涙が出そうでした。

2時間もすれば、腕はしびれ、へとへとになってきます。

「あー、ケヤキが生きている!」

「こっちには梅が生きてる! 僕が植えたヤツやー!」

ポレポレ村長が叫びました。

10年前、イノシシの害がひどいので、みんながもうこの谷ではお米を作れないと去った時に、この田んぼにはハーブやケヤキ、ミズナラ、コナラ、梅の木などを植えました。

野生の動物にかじられたり、草に負けて枯れたものもあったけど、けなげに生き延びた木が10本残っていました。

「ほっといてごめんね」と謝りながら、腕の痛みも忘れて決死隊のように草の波に突入。

今日初めて来たゲンさんが、「いつの間にこんなに刈ったのー!?」と目を丸くしていました。

草の海しか見ていなかったゲンさんは、「いいとこやったんやねー。ここに山小屋でも建てたら最高やね」と眺めていました。

「100年もたてば、僕らは死んでもこのケヤキはここででっかくなって生きてるんや。」とポレポレ村長。

25日、ケヤキの後輩たちがやって来ます。

クヌギもアオダモも、栗も梅も来ます。

風の谷は、広葉樹の「環境の森」として生まれ変わります。

この谷を水源地として、ゲンさんの山荘や村の田んぼに水が流れています。

森が豊かになれば、みんなに恵みが行き渡るのです。

まだ「宇宙観」という言葉も知らなかった子どもの頃、私はこの広い田んぼに寝転がって、確かに宇宙を感じていました。

いまもその感覚は鮮やかで、一生消えることはありません。

どんなに谷の風景が変化しても・・・。

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10月12日(日)晴れ きのこの炊き込みご飯

秋晴れの一日、風の谷イベントの準備で「きのこの炊き込みご飯」を炊きました。

ポレポレ村長が大きな竹を切ってきて道具を作ってくれたので、おいしい竹ご飯が炊けました。

麻乃さんのマクロビ料理、メイさんのクッキー、竹で沸かしたコーヒーもおいしかった!

ゲンさんも一口食べて、「米がうまい!」。

ゲンさんの山荘は小高い丘の上にあるので、ライスガーデンがよく見渡せます。

「暑い時もポレポレさんが一日中、黙々と田んぼの草取りやっとるもんなぁー」

とつぶやきながら、竹ご飯を食べていました。

秋の陽射しを浴びて(煙もだいぶ浴びたけど・・・)、平和な午後でした。

25日の風の谷イベントにご参加のみなさん、お昼を期待しておいでくださいね♪

帰宅すると、長野県のMさんからFAXが届きました。

毎年古代米をまとめてたくさん買ってくださる人なのですが、今年は白米やお箸も注文してくださいました。

『先日は注文の品をさっそく送っていただいて、ありがとうございました。

 初めて白米をいただきましたが、美味しいのはもちろんですが、別の世界のものって感じで した。

 はーと・らいふ村のものは、「すべてがやさしい」と思いました。』

「別の世界のもの」「すべてがやさしい」・・・う〜ん、どんなふうなんだろう? でも、なんだかとてもうれしい♪

take010.jpg お茶も、ちゃんと竹で沸かしましたよ

10月9日(木)晴れ 我が子のような・・・

締め切りが近い「第1回My箸・お箸袋コンテスト」の応募作品が、つぎつぎと送られてきています。

今日は遠く山形県から、ステキなお箸袋が2点送られてきました。

「我が子のようなものなので・・・」のコメントに、うなずいてしまいました。

見知らぬ方々の大切な手作り作品をこうしてお預かりするのは、ありがたいの一言に尽きます。

11月1日から3日まで四万十市のヨンデンプラザ中村のギャラリーで、すべての作品を展示させていただきます。

ぜひ多くの方に見に来ていただきたいです。

全部の作品を撮影して、このホームページでも紹介していきますね!

お楽しみに♪

hasi123.jpg こちらはポレポレ村長の作品です

10月5日(日)雨 栗の渋皮染め

雨の日曜日。

晴れていたら栗も拾いに行きたいし、風の谷の草刈りや畑の草引きもしたいし、竹ご飯も試食してみたいのに・・・。

でも、雨が降ってもやることはいっぱい! 

たまっていた手紙をようやく書き、栗の渋皮煮をしたら煮汁があんまりきれいなので、「これはいける!」とキッチンで染めに夢中でした。

渋皮染めは、きれいなピンクです。

シルクも綿も、鍋に入れたとたんにもう色がつきました。

自然の力はほんとうにすごい!

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10月4日(土)晴れ 稲刈り終了

後期の稲刈り、今日終了しました。

イノシシに食べられてしまったり、草がいっぱいなので田んぼが乾かず大変な作業でしたが、ほっと一息です。

とんぼがまるで渦を巻くように周りを飛ぶので、目がまわりそうな中で稲を刈りました。

謎解きすると・・・、なんてもったいぶらなくても、答えは簡単!

稲を刈るときに小さな生きものたちがわっと飛び立つので、それをねらってとんぼも集まるというわけです。

無農薬有機の田んぼには、生きものたちも豊かに生息しています。

除草剤を使わないので、ほかの田んぼと比べたら100倍は草が多い! すごいんです。

稲を刈ってるんだか、草を刈ってるんだかしれないくらい。(笑)

ぬかるみに足をとられて大変な労力です。

山道でむかごも見つけて、ポレポレ村長とかじりました。

山芋の味がします。

たくさんあったので採って、むかごごはんを炊くことにしました。

今日、うちのお米のお客さまで関西にお住まいの方からメールが来て、「高知県に引っ越します。11月29日の野の手仕事展に参加させてください」とありました。

びっくり! お会いできるのが楽しみです♪

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10月2日(木)晴れ 誕生月

空気が変わり、おいしくなりました。秋ですね〜。

10月は私の誕生月なのですが、毎年いい季節に生まれたなぁと感じます。

生まれてきたことを多くの人に祝っていただいて、ほんとうに感謝です。

これからもどうぞよろしくお願いします。

オレンジ色の銀杏がぽたぽた落ちているのを拾って、水に浸けました。臭い!

でも炒って食べると、これがおいしいんですよね。

いちじく、唐辛子が熟れてます。

小松菜、チンゲンサイ、レタス、大根葉・・・毎日食べています。

9月に植えた昔きゅうりとじゃが芋も、元気に成長しています。

田んぼは後期の稲刈りです。

早期と違って、この時期の稲刈りはほんとうに気持ちがいいんですよね〜。

汗はかいてもカラッとしているし、とんぼやバッタが無数にいる中で刈ってます。

夕方になると、田んぼにワラの匂いがしています。

夜はひんやり、虫の音が響き渡ります。

「よくぞ田舎に生まれけり」とつぶやく季節です。

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2008年9月の暮らし

9月28日(日)晴れのち曇り おはしな1日

「がんばれ高知、エコ応援団」の放映がありました。

http://www.kutv.co.jp/?target=program_page&program_id=prog46c1212535121

番組の途中で電話番号が出たあたりから、つぎつぎに電話がかかってきてびっくりです。

いまさらながらにテレビってこういうもんなんだーと。

「そこはどこ?」といきなり聞かれたり(笑)、「○○町でお箸作り教室ありませんか?」とか、「訪ねて行ってもいいですか?」などなど。

友人や親戚は「電話したけどつながらんかった」と言って、後からかけてきました。

私としては、生徒たちのことを誉められたのがいちばん嬉しかったです。

ほんとうにみんな真剣に作っていたし、出来上がったお箸はステキな作品ばかり!

テレビを見た後すぐに二人で、「えこらぼ」主催の発表会に出かけました。

こちらでも「さっきテレビ見ました」と声をかけてくれる人が。

四万十高校の生徒さんと先生がお箸作りたいと言ってくださったり、県の地球環境課の職員さんや温暖化防止委員さんが削ってくださったり、大きな企業さんがお箸作り教室の相談をしてくださったり、なんだか「おはしな1日」となりました。

夜、野村訓先生からお電話いただき、どか〜〜んと夢のような提案をいただきました。

うーん、私は若いときからよく「夢から出たまこと」みたいなことが多いのだけど、このお話もまたしてもそうなりそうです。

ものすごいエネルギーでいろいろなことが実現していっている。

その波から逃げないで、とにかく乗っていく。

2008年のこりの3か月は、1瞬1瞬が充実した日々になりそうです。

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9月27日(土)晴れ 今日の「高知新聞」、明日の「テレビ高知、エコ応援団」

新聞に「マイ箸コンテスト」のことが載りました。

応募がまた増えるといいな〜。

昨日はわざわざ持参してくださった方がいたそうで、ポレポレ村長がうれしそうに話してくれました。

川ちゃん(私はまだ会ってないんだけど)、ありがとう!

初対面で「川ちゃん」「ヒロちゃん」と呼び合う間柄になったそうで、やっぱりいろいろな地域で同じような思いでがんばっている「同志」は出会うようになっているものなんですね〜。

100時間語り合っても分かり合えない人もいれば、会ったとたんに通じ合う人もいる。

そんなもんです。

川ちゃんの作品のこと、もちろんまだお見せできないのですが、マイ箸の展示会を盛り上げてくれる2品だと思います。

「マイ箸コンテスト」を行うことによって、こんなうれしい出会いにも恵まれて、しみじみありがたいことだなぁと思いますね。

明日午前10時55分からは、テレビ高知の「がんばれ高知、エコ応援団」の放送があります。

CMを見たと言って、フエさんはじめ問い合わせが多くありました。

タイトルはズバリ「はーと・らいふ村」。どきどきです。

テレビ高知のスタッフのみなさん、お世話になりました!

それにしても秋めいてきましたね。朝晩ひんやりしています。

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9月20日(土)晴れ 風の谷へ

10月26日(日)に予定していた「風の谷・環境の森の出会いイベント」ですが、勝手ながら前日の25日(土)に変更することになりました。

時間や内容はそのまま変わりません。

理由は3つあるのですが、決定的なのはその日は地域の神祭で、会場の「陽だまり山荘」のゲンさんが当番に当たってしまったためです。

私たちの計画が先だったので、お祭りでももちろん実施しようと話していましたが、ゲンさんが留守ではどうしようもありません。

先日、久しぶりにゲンさんと「風の谷」へ行きました。

ゲンさんは愛犬ブラッキーと毎日のように散歩していると聞いていましたが、谷がすっかり荒れて草が繁り、この頃は2週間に1回くらい水源をのぞきに来るだけだと言います。

草を刈り、道を直し、準備におおわらわの1か月になりそうです。

幸い山荘横の畑はゲンさんが草を刈ってくれていたおかげで、栗をたくさん拾いました。

ちょうど今が盛り、つやつやした大きな実です。

夜は栗ご飯を炊いて、おいしかったー♪

そのままゆでたり、渋皮煮にしたり・・・、まだまだいっぱいあるので、保存できればイベントまで置いておきたいねと話しています。

いい保存方法があれば、みなさま教えてください。

kuri004.jpg 栗の向こうに見えるのがゲンさんの山荘

9月19日(金)雨のち晴れ クロちゃんの桜の木

朝は台風、午後からは晴れ。今日のお天気のように、うれしいことと悲しいことの両方あった一日でした。

うれしいことは野村訓先生と電話でお話できたこと。いくらでもお話していたかったです。

悲しいことは、山に捨てられている仔猫のうちの1匹、クロちゃんの死です。

「村便り」を読み返してみると、5月22日の朝捨てられていたとあります。

4匹がひとかたまりに身を寄せて、呆然として車を見ていたのです。

捨てられた直後だったのかも知れませんが、自分の身に起きた現実が理解できず、どうしてよいのか分からずにたたずんでいる、あるいは捨てた人を待っている、そんな姿でした。

通勤路ですから、朝晩気になって仔猫を探すようになりました。

最初のうちは怯えて必死で逃げ、餌をやっても近づきませんでした。

警戒する顔の表情、身のこなし、つかまえるのが難しいと思いました。

そんな中で新たに加わった1匹だけは、最初から人懐こかったので連れて帰って、結局今うちにいる「ゆめ」です。

捨て猫に餌をやる行為については、いろいろな意見があることを承知しています。

でも、山の中でまだ仔猫で、生きていけないのではないか? と思うと放っておけませんでした。

私だけでなく、餌をやる人が少しずつ増えていました。

顔を合わせるわけではないけれど、自分とは違う餌を見るのはほっと心があたたかくなります。

偶然その場に行き会って、お互いに名前も名乗らずに「ひどいことをする飼い主がいるわねぇ」「もう少し大きくなったら自分で餌を獲れるかも知れんけど・・・」と猫たちのことを話すことが何度かありました。

実家に時々行く時通りかかるという奥さんはキャットフード、サバの缶詰をいつもやる60代のおじさん、中村からわざわざ餌を持って来る妹と姪たち、食パンをくれる食品店のおばさん、立て札をしてくれた人・・・少なくても私も入れて8人は、猫たちが元気に育ってくれることを願う連帯感で結ばれてました。

振り返ってみると、みんなで4か月世話をしてたんですね。

仔猫たちは雨の日も暑い夏も元気で成長し、驚くほど表情が激変しました。

私が行くと飛び出して迎えるようになり、体をすり寄せて甘え、なでると喜ぶようになりました。

そのめざましい変化は、感動を覚えるほどでした。猫でさえ愛情によってこれほど大きく変わる、ましてや人間は愛情こそ人を育てるものなんだって、はっきりと証明してくれたのですから。

きのうは振休で仕事は休みだったのですが、台風が来る前に餌をやろうと思って出かけ、3匹が仲良く食べている姿を見たのが、クロちゃんとのお別れでした。

今日、仕事の帰りに見たら立て札が!

『事故のため永眠しました。最期は安らかに息を引きとりました。桜の木の下に埋めました』

と書かれていました。

餌をやっている人たちが、「クロちゃんはどうしたんだろう?」と心配するといけないと思って、立て札しておいてくれたんですね。

4匹がとうとう2匹になりました。

クロちゃん、4か月暮らした桜の木の下に埋めてもらったのね。

毎年桜の季節にそこを通ると、私はきっとクロちゃんを思い出すと思う。

帰宅してゆめにも、クロちゃんの死を伝えました。

neko028.jpg お客さまの膝にすぐのるゆめ。動物と人とはいい関係のはずですよね。

9月18日(木)雨 野村訓先生のギャラリーへ

よく考えたら、私が高知新聞の記事を読んでから、まだ1か月たっていないんですよね。

人との出会いは不思議です。そういうことが私にはよくあります。

新聞を読んでぜひ行ってみたいと思ったギャラリー「I HAVE A DREAM」へ、ポレポレ村長の写真が2枚も飾っていただいたのですから!

なんだかまだ夢を見ているような気持ちなのですが、今日野村訓先生から送られてきた展示写真を見て、二人とも「わぁ、いい場所!」と感激して叫んでいました。

新大阪駅から15分の場所ですから、都会のど真ん中にコスモスの写真が映えています。

多くの人に見ていただける機会を与えていただいて、ほんとうにうれしいですね。

今日、友達からもメールが来て、『野村訓先生の新聞記事、あの内容はすっごい浸みました。
このHPで見つけた時はやっぱり〜、とこれまた嬉しくて。』
とあったのもうれしかったですねー。

「やっぱり〜!」つながるのよね。それをだいじにしたいです。

お二人のほかにも今日はいろいろな人とつながって、満たされた一日でした。

若い新聞記者さん、雑誌の編集者さん、11月の結婚式に土佐ヒノキのお箸を使ってくださる方、スピンドルチェアーを注文してくださったご夫妻、大規模なマイ箸づくり教室を企画している青年会議所の方、神戸の家族、風の谷イベントの仲間たち・・・、つながりはありがたきかな。

nomura.jpg 窓辺にコスモス

9月13日(土)晴れ テレビ取材

テレビ高知の「がんばれ高知、エコ応援団」の取材がありました。

8時30分から12時までは、「はーと・らいふ村」で撮影やインタビュー。

午後は私の勤務する中学校で、「マイ箸教室」の様子や参加者のインタビュー、そのあと私たち二人が「マイ箸コンテスト」の募集を呼びかけさせてもらいました。

毎日授業をしている生徒たちにお箸を削ってもらうのは初めてでしたが、なかなか発想も楽しくて、自分が納得できるまで集中して熱心に仕上げる子が多くて感心しました。

初めて行ったポレポレ村長が、帰宅してから生徒一人一人の性格をズバッと当てたのにも驚きました。

やっぱりお箸削りは性格が出るんですね〜。

今日は一般の参加者も多く、小学生から若い女性、年配の方まで大勢で楽しい教室でした。

敬老の日を目前にして、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントが多かったのも特徴でしたね。

これまで30回以上、600人あまりのみなさんに削っていただいたのでしたが、今日は「新記録」が出ました!

なんと、2時間に4膳削った小学校の若い用務員さん!

そのパワーはおみごと。さすがに手はマメが出来ていましたね。

つぎつぎと「マイ箸作り教室」の申し込みが絶えません。

マイ箸が確実に広がっている手ごたえを感じています。

11月には高知市で150人参加のお箸作り、スタッフのみなさんが来週体験に来ることになりました。

12月にはある小学校の参観日で5年生親子の「1日先生」で行きます。

参観日のほうは「45分授業で完成したい」という企画で、これまた初めての体験になりますが、なんとか工夫して成功させたいと話しています。

広がれ、マイ箸!

hasi077.jpg みんなの作品をコンテストに応募します♪

9月12日(金)晴れ ご本人からメールが!

8月20日の「村便り」に、新聞記事にあったギャラリー館長の野村訓さんのことを書いたのでしたが、なんとご本人からお礼メールがきてびっくり!

こんなマイナーなHPを、どうして発見したのかと驚くやらうれしいやらでした。

記事は全国20紙に載ったらしくて、たくさんの反響があったというのもうれしいお話でした。

あの記事にアンテナがピピッと反応する人たちは、たぶん私と感性が似通っている人たちだからです。

思った通り野村さんのメール内容は、涙が出るくらい私の感じていることそのままでした。

なぜこんなに多くの子どもたちがつぶされていくのか、傷ついた子どもたちにもう一度自信を持たせて、持っている力を引き出すにはどうしたらいいのか・・・、自分にできることは何かと考えていました。

『教育が人を育てるのではなく逆に人を疎外してしまっています。学校は楽しい場所なはず、居場所を無くした子どもたちが溢れて居ます。子どもたちは自分を認めて欲しいのです。』


新大阪にオープンしたギャラリー「I HAVE A DREAM」は、若者たちの才能発表の場であると同時に、居場所にもなっていることでしょう。

野村訓さんは開設にあたってこんな願いを語っています。

『 教員生活のなかで子どもが社会で生きていくうえでの[生きる力」の必要性を痛感し、[生きる力」につながる自信をつけさせる場を創出したいと思っていました。様々な厳しい状況下で頑張っている若者に発表の場を提供し、自信を得て、自分の才能に目覚めて、力をつけて広く社会に羽ばたいて欲しいと願っています。 』

HPも紹介してくださったのですが、とてもきれいでセンスのいいギャラリーでした。

ギャラリーホームページhttp://b-c-p.net/dream/ihave_index.html

野村訓さんは本も出版されていますし、講演活動やワークショップも行っています。

詳しくはギャラリーホームページでご覧くださいね。

 BMPE2.gif 野村訓先生著、「レンズの向こうに自分が見える」岩波ジュニア新書

9月8日(月)晴れのち雨 どこまで続く食の偽装

またしても出ましたね!

10年も前から、有害なお米を焼酎やおせんべいの材料にしていたというのですから。

花酒や果実酒にホワイトリカーをよく使いますので、ショックです。

本気でお酒も造ろうか?! と頭をよぎったくらいです。

もう時効だと思いますから書きますが、昔はご近所でも大勢が密造酒を造っていました。

お米も野菜も味噌も醤油もお菓子も・・・そして、お酒も全部自給自足だったんです。

もちろん着るものも織って縫っていたし、家も自分の山の木で建てていました。

そりゃあ時間のかかる暮らしだったと思いますが、大切な家族が食べるものだから心を込めた物ばかりだったと思います。

お金を出したら何でも買える便利さと引き換えに、ひどい食品があふれ出してしまいました。

これでもかと言わんばかりに食品偽装が発覚していますから、今まだバレていないものの中にも恐ろしい有害食品が混ざっている不安があります。

知らないで食べ続けることで、じわじわと蝕んでくる恐さですね。

農薬を散布した田んぼでは、小さな虫たちはあっという間に死にます。

目の前でそれを見れば、もっと多くの人が農薬を使う恐さを分かってくれるのではないか、無農薬が特殊なのではなく当たり前なのだと理解してくれるはずだと、いつも思います。

neko015.jpg あたしも新聞見てショックなのにゃん

9月5日(金)晴れ一時雨 風の谷で会いましょう!

9月になって1週間が過ぎました。

月曜日からスタートだったので、ようやく週末! という感じです。

先日種蒔きした秋野菜の芽がズラーと出て、ブルーベリーに代わっていちじくが食べられるようになりました。

ヒメトラノオ、おみなえしが咲き、パイナップルセージももうすぐです。

10月26日の「風の谷イベント」も、幡多地域を中心に遠くは南国市からも参加申し込みがありました。

定員20名まで、あと少しがんばりましょう。

苗木の注文やら草刈り、野外料理の試食もそろそろやりたいと思っています。

クヌギやケヤキのほかに、やっぱり・・・実がなる栗とか梅とか、お花見ができる桜とかも植えたいですね。

実といえば、庭のエゴの実をヤマガラが食べに来ています。

オレンジ色のお腹をせわしなく動かし、上手に実をくわえると飛び去ります。

庭のあちこちにエゴノキが芽を出しているのは、もしかしてヤマガラが落としていったものでしょうか。

ego054.jpg エゴの実わかるかしら

2008年8月の暮らし

8月29日(金)晴れ 9月の「My箸づくり教室」

24日に高知市であった講演会に出席したとき、尾崎知事さんも来られていました。

知事さんもマイ箸を使ってらっしゃると聞いていたので、土佐ヒノキの間伐材で作った「ゆめのかけ箸」を差し上げようかなと思ったのですが、声をかけることができませんでした。

その思いが5日後にもう叶うなんて、ほんとに実現が早くなってきている!

今日、お箸を買いにこられた方の依頼で、ちゃんと尾崎知事さんのフルネームを刻印しました。

マイ箸がどんどん多くの人の手に渡っていく、ほんとにうれしいですね〜。

さて、8月は稲刈りのため1回だけだった「My箸づくり教室」、9月は下記の通り行うことが決定しました。

これまで所用で参加しそびれた方も、マイ箸づくりのチャンスです。楽しみませんか?

■日時  2008年9月13日(土)13時〜15時

■場所  四万十市大用 大用中学校 (国道439号線、大用郵便局の近く)

■準備  材料代300円、小刀か大きめのカッター、作業のできる服装で

■問い合わせ はーと・らいふ村 0880-43-0503 または polepole@chive.ocn.ne.jp

hasi006.jpg 大人も子どもも夢中で削り出す時間・・・何度見ても、いい光景です。

8月26日(火)晴れ 秋蒔き野菜たち

季節がはっきりと変わりました。

秋の空気です。いい季節です。

ゴーヤはまだがんばって花も実もつけていますが、そのほかの夏野菜はほぼ終わりです。

人参も全部掘って、冷凍にしました。

代わって、秋の野菜たちの種蒔きが始まりました。

大根、白菜、小松菜、レタス、人参、ほうれん草、チンゲンサイ・・・、じゃが芋もそろそろです。

庭の畑を耕運機でかいて、畝をつくり、それぞれの種を蒔いて、土をかけた上に籾殻をかけます。

レタスは薄く土をかけないと、発芽しません。

だから、土の上にかける籾殻も、レタスにはかけません。

苗と違って種はとても安い。

野菜つくりはマンションのベランダでもできますので、ぜひ家庭菜園で育ててみませんか?

まずは簡単で使い道いろいろの、ねぎでもニラでもサニーレタスでもいいと思います。

そのうちはまって、市民農園で畑を借りました・・・なあんてことになると楽しいな♪

une038.jpg 庭の畑です・・・というのも変かな。庭が畑です・・・か?

8月20日(水)晴れ 「 I HAVE A DREAM 」

朝早く起きて、コーヒーを入れ新聞を開くのは、気持ちがいいひとときです。

特に最近は肌寒くなってきて、空気がシンと透明で、「秋が来たなぁ」と感じます。

今日は久々に心をとらえる記事を発見しました。

新大阪駅近くにオープンした、「I HAVE A DREAM 」という名のギャラリーのことが載っていたのです。

オーナーは30年高校教師をして、心を病み、退職した、野村訓さん。

写真部顧問として、生徒たちが全国的な受賞を重ねるほど、熱心に活動してきた先生です。

「誉めて、認めて、成長を待つ」、その教育は生徒たちに自信を取り戻させたと書いてました。

それこそが教育ですよね。

ところが、やっかみなどもあったのでしょうが、学校や教育委員会は先生を認めず、次第に孤立していき、やがてストレスから心を病んでいったそうです。

詳しくは書いていませんでしたが、そこらへんの流れもよく理解できました。

上からはあれはダメ、これはダメと禁止ばかりになり、生徒たちを伸ばす教育ができなくなったとき、ほんとうに子どものことを考えて実践している教師ならばこそ、悩み孤立してしまったのでしょう。

うつ病になり、死も考える日々。

そんな苦しみの中で今度は、写真を撮ることで先生自身が自分を取り戻していったそうです。

そして、若い人が無料で作品を発表できる場所をつくって応援したいと、ギャラリーを開設したという記事でした。

退職しても、先生はやっぱり今も「先生」なのだと思いました。

無給ですけど、学校に勤めていた時以上に、子どもたちのことを応援し、活き活きと活動している・・・

もう心を病むことは無いし、むしろ先生の活躍はこれからまた花開くと思います。

そんな先生を、応援したいですねー。

いつかギャラリーを訪問するのが楽しみです。

それにしても、新聞で読むだけでも教育の世界がゆがんでいることが露呈しています。

生徒を支援する教師が病み、大分県のように上にわいろを贈るヒラメ教師たちは、どんどん出世していきます。

ヒラメ教師たちが動かしている教育の世界で、いじめや不登校やひきこもりなどの子どもが増えていくのは、けっして無関係ではないですね。

neko057.jpg 肩にとまりたがるのは、小鳥ではなく猫

8月19日(火)晴れ 新米発送

昨日から、今年とれたばかりの新米を発送し始めました。

去年の第1号はメイさんでしたが、今年は海癒さんでした。

同時に、うちも新米を食べ始めたのですが、やっぱり香りが違います。

新米はモミからはずれにくいのが特徴で、洗うときに丁寧に「おがみ洗い」をします。

お米作りは1年に1回ですから、一生のうちに何回体験することになるのかな〜。

そう思うと1回1回が、とても貴重な体験です。

ポレポレ村長が完全無農薬有機で始めた年は、地域の先輩たちから笑われました。

「暖かい高知県で無農薬で米が作れるわけがない」

「農薬代くらい、あとですぐ回収できるから心配ないぞ」・・・・・・

種籾を蒔く段階からもう「消毒」と言って薬に浸け、防毒マスクをして農薬を何度も散布することが当たり前のおじさんたちには、まったく使わずに育つはずが無いというのが常識だったようです。

でも、その声は次の年にはピタリと止みました。

まったく意に介さないポレポレ村長は、お湯でくぐらせた種籾を蒔き、除草機を県外の業者から取り寄せて田んぼの中を縦横に歩くことで、お米を育ててみせたからです。

今年のお盆には、近所のおじさんたちとビールを飲みながら、「農薬使わんとって、同じように稲を育てるけん、やられるよ〜」と言われたとか。

微妙な方言に戸惑うことが多い村長が私に聞いてきたので、「まいった、という意味よ」と解説しました。

労の割りに収量はとても少ないのですが、地球にも人間にもすべてのいきものにも安全なお米作りを、ぜひ若い子たちにも伝えていきたいと思っています。

これもまた「野の手仕事」ですもんね。

inekari009.jpg 草がいっぱいの田んぼで・・・

8月16日(土)晴れ 16年ぶりの再会

高知大学教育学部付属中学校の第45回生たちが「同窓会」をするということで、案内をいただいて出席しました。

県内では唯一国立の中学校で、公立中からここに転勤する時は退職し、また国立中を退職して公立中にもどるという、ちょっとややこしい中学校です。

(余談ですが、そのために私には「ねんきん特別便」が届きましたぞ!)

A組からD組まであり、私はA組担任でした。

BからDの男先生たちは高知市にお住まいだったので、当然出席するやろうなぁ。

A組だけ担任が行かなかったら申し訳ない。

お盆の帰省ラッシュと重なって3時間以上かかるかもしれないけど、ポレポレ村長にお願いして乗せて行ってもらわなくちゃ・・・。

なんと行ってみると、教師は私一人! 

びっくりしたけど、がんばって行ってよかった。誰一人出席しなかったら申し訳なかった。

重い卒業アルバムも抱えて行ったけど、当時とそっくりな子もあり、ビールを注いでもらうのが不思議な感じで、夢のように楽しいひとときでした。

一人一人と語り合って、みんながんばってるなって頼もしかった。

31歳、りっぱな大人として活躍しているのに、16年の空白が埋まらなくて中学生のように話してごめんね。

途中で転校した子とも会えたし、私と同じ教職に就いた子もいて仕事の話もしました。

もしかして来てやしないかなと期待していたKさんが、やっぱり来ていなかったのが残念。

私のクラスではなかったけど、途中から学校にバッタリと来なくなった子です。

でも、当時借りていた部屋にも遊びに来たし、「はーと・らいふ村」にも訪ねて来てくれたこともあって、ずっと気になっていました。

そのほかにも気になっている子が何人かいてきょろきょろと探したけれど・・・、みんな来ていませんでした。

幹事さんががんばってくれて、近況報告などまたまとめてくれるそうです。

それを見てまた連絡をとってみようと思っています。

幹事のMさん、司会のWさん、ほんとうにごくろうさまでした。

おかげで16年ぶりの再会、ありがとう!!

最期に、夜中まで運転してくれた(私は酔って隣で眠りこけていた・・・)ポレポレ村長さま、お疲れさまでした!

 fuzoku004.jpg 顔が分からないよう縮小して・・・でも分かるかも?

8月14日(木)晴れ 初盆と着物マニア

今年は父方、母方の叔父をあいついで亡くしたので、初盆が9日から14日まであちらこちらでありました。

故人を偲ぶと同時に、普段はめったに会わない従兄弟従姉妹たちとの再会の場になりました。

大阪から帰っていた従姉妹を中村駅まで送って行って、少し時間があったのでお茶を飲みおしゃべりしていたら、意外な共通点を発見。

趣味は写真や水泳だとばかり思っていた従姉妹が、最近「着物の着付けを習いに行ったら、はまっちゃって・・・」と言うのです。

「あら〜、それは母方の流れかもね」

母の時代は今よりも着物を着ることが多かったこともあるのでしょうが、着物が大好きな人でした。

たくさんの着物を残してくれたし、私たち姉妹にもつぎつぎに着物を買ってくれたのですが、その管理を私が引き継いだので大変です。

「土用干し」と言って、普段はしまっている着物を陰干ししてまたたたんでしまう・・・、けっこう重労働の行事があります。

母は私たちにも必ず手伝わせて、まる一日がかりでようやく終了していました。

私は一人なので、いったい何日かかったことやら・・・。

今年はデジカメで1枚1枚撮り、タンスの各引き出しに入っている着物のメモ用紙を入れていきましたので、めちゃくちゃ時間がかかりました。

そして、1冊「着物ノート」を作り、持っている着物のすべてを記録をしました。

着物は守り続けたい伝統文化だという思いが、歳とともに強くなっています。

歳とともに変わってきたのは着物の好みもそうで、「やわらかもの」にはとんと興味がなくなり、祖母や曾祖母が織った地縞の着物だとか、藍染めの裏をつけた野良着などがしっくり心に沁みます。

それから母の残したアンティーク着物。花嫁衣裳もありますし、その長襦袢や半襟は「美術品」という目で見てしまいます。

従姉妹に「いつか、私が保管している着物の展示会をやるつもりなの」と打ち明けたら、「あら、こんな田舎で見に来る人いないでしょ」とバカにされてしまいました。

いいの。何でもそうだけど、人数の多さとか値段の高さとか・・・私はあんまりそんなことはどうでもいいんだ。

今はもう見られないアンティーク着物の美しさや、自分で蚕を飼い、綿を育て、糸を紡いで染めて織り、自分の手で仕立てて着るのがあたり前だった祖母たちの時代を、着物を通して感じ取ってくれる人が、きっといると思うから。

大阪に着いた従姉妹からのお礼のメールには、『キリコちゃんの着物マニアには驚いたわ!』とありました。

kimono005.jpg 成人式に着たのは信じられない真っ赤な振袖。絞りと刺繍が入った松竹梅の柄。

8月11日(月)晴れ 新米もうすぐ!

毎年途中で売り切れて、みなさんにご迷惑をかけてしまうお米が、もうすぐ発送できる運びとなりました。

今年は迷惑かけないように少しでも多く・・・と、1反ほど田んぼも増やしました。

完全無農薬有機栽培ではあまり多くは作れませんから、たぶんこれが限界だと思います。

ところがイノシシ君がやってきて、大変!

ネットや空き缶、はては花火まで上げに行ったりしましたが、防ぎきれなかったようです。

イノシシ君もおいしいお米に味をしめて、我慢できなかったのでしようね。

獣害や台風、異常気象・・・、お米を収穫するまでには八十八の手間だけでなく、さまざまな試練があります。

それらを乗り越えて、ぶじ収穫する喜びは、炎天下の作業の過酷さも吹き飛ばします。

「高知の暑さは熱さ、火傷しそうに熱い」と誰かが書いていましたが、一面の黄金色や無数のトンボ、飛び跳ねるバッタ、頬をなでる風・・・ぶじ育ってくれた喜びや待ってくれている人がいることを思うと、なんだか暑さもやわらぎ「気持ちいい」のです。

kome070.jpg お米の花です

8月8日(金)雨のち晴れ 「かけ箸」は「架け橋」

「ゆめのかけ箸」というネーミングは、野本江利香さんのアイデアだ。

「ゆめ」は「you・me」であり「夢」でもある。

「かけ箸」は「架け橋」だな〜、と思うことがとても多い。

まずは全国から注文してくださるお客さん。

むろん見知らぬ方ばかりだけれど、お届けすると丁寧にお葉書やメールを送ってくださる人が多い。

今日もそんなハガキが舞い込んで、しみじみうれしかった。

『こんにちは。先日、my箸を注文した者です。

 ステキな仕上がりで、とても気に入りました。

 受け取った方もとても喜んでくれて嬉しかったです。

 本当にありがとうございました。

 my箸は今、色々な所で販売していますが、ポレポレさんは話題性だけではないものを感じました。

 友達に今度ススめてみますね。

 ゆめのかけ箸運動が広がりますよう、お祈りしております。

 これからも頑張ってください。

 地球と人に優しい暮らしができますように・・・』

気に入っていただけただけでも作者冥利に尽きる喜びなのに、わざわざこうしてお礼状をくださるなんて、ほんとうに感謝しきれません。

それから販売をしてくださる団体さんやお店の方々、記事や番組や雑誌に取り上げてくださるマスコミの方々・・・、やはりみなさんとの「架け橋」だとも思います。

心が動かなければ、たくさんあるmy箸の中で「ゆめのかけ箸」を取り上げてくれないと思うから。

みなさん、ありがとうございます。

sinbun014.jpg 8月2日付け「高知新聞」

8月7日(木)雨 バリマッサージ

バリマッサージの資格を取ったフエさんが、インドネシアのお箸をお土産にくださった。

「世界のお箸展」をするとき、また1つ加わってうれしい♪

ありがとう、そしてがんぱったねー、フエさん。

9月から開業とのこと、私も一生懸命応援しようと思っている。

チラシができたら送ってもらって、イベントなどでPRしよう。

長くつらい時期を乗り越えて、いつか輝く人が好き!

同じように悩む人々に、希望を与えてくれるもの。

7月20日の「村便り」に書いたAちゃんが帰省すると連絡をくれたので、フエさんを紹介した。

いい人たちの出会いをセッティングさせてもらうのは、私の喜びのひとつ。

『キリコさんのところで出会う人たちは、みんないい人ばかり・・・』

いつも思い出すIYOちゃんの言葉。

いい人たちとつながりながら生きていれば、明けない夜はないよ、ねぇ○○ちゃん。

tai 059.jpg バリではなく、タイでマッサージしてもらうポレポレ村長

8月3日(日)晴れ 稲刈りのシーズン

家の近くの田んぼで、朝から夕方までコンバインの音が響いていた。

稲刈りのシーズン到来!

炎天下での作業が、我が家にも近づいてきた。

通勤路の田んぼではもっと早く、7月に稲刈りをしているところがあった。

おもしろいのは、すくその側の田んぼでは「田植え」をしていたことだ。

タバコ栽培のあとに稲を植えているのだが、「稲刈り」と「田植え」が同時期なのも高知ならではの光景だ。

今年、我が家のコシヒカリは豊作で、たわわに穂首を垂れて実っている。

台風も来ず、このまま稲刈りに突入できますように!

inekari004.jpg 背中に飲み物をしょって、こまめに水分補給しないと・・・

8月1日(金)晴れ 折れたバットから

今日から四国アイランドリーグ公式戦で、折れたバットから作られたお箸が売り出される。

これまで廃棄されていた選手たちのバットが、「ゆめのかけ箸」になってよみがえるのだ。

とてもうれしい♪

選手たちの夢も叶うといいなぁ・・・そんな願いも込めて削ったお箸だ。

曲面ばかりのバット、しかもさまざまな折れ方をしたバットだから、角材にするのは容易ではない。

間伐材のヒノキより加工には手間暇かかるけれど、バットに使われているアオダモという木は、とても上質の木だ。

堅くてねばりがあって、節一つ無い。だからこそバット材なのだろう。

それが燃やされるなんてもったいない話だ。

堅いので削るのは苦労するだろうが、有意義な仕事であることを誇りに思って、ホコリだらけの仕事をがんばってほしいと思う。

ゴーグルを付け、マスクをきっちりしないと、髪も体も真っ白になるくらい木粉がすごい。

「宇宙人」の手から、折れたバットはよみがえる。

写真に撮って、My箸づくりの舞台裏光景も、みなさんに知ってほしい気持ちもある。

batto058.jpg 先日高知市で開催された「ナチュラルフェスタ」で、バットを見せて説明するホレポレ村長

2008年7月の暮らし

7月28日(月)晴れ みんなつながっている

学校は一応「夏休み」ということになっているが、中学・高校は休みではない。

補習とクラブ活動で毎日登校している子がほとんどだろう。

高知大学の出張講義に参加している高校生が、小論文の書き方を教えてほしいと訪ねてきた。

南米アマゾンの「ヤノマミ族」の苦悩についての論文だった。

そんな名前は初めて聞くが、なんとなく親戚のような気がしてしまう名前でもある。

講義の内容を聞くと、世界で一番原始的な生活をしているヤノマミ族の居住地から、金が発掘されたのだそうだ。

金を掘ろうとする人々によって、川が汚され、森林が伐採され、いまやヤノマミ族は滅亡しかかっているらしい。

「金を掘るのを止めたらいいんじゃないの?」単純な私の一言からスタート。

「その人たちは生きていけなくなる。掘り方を変えたらいいんじゃない?」あきれた顔する高校生。

いろいろ話して、最終的には「私たちのライフスタイルの変容こそ、ヤノマミ族を救うのではないか」という結論になった。

地球上にはいろいろな国があり、ヤノマミ族のような原始的な暮らしをする人々からハイテクの国まである。

戦争をしている国もあれば、飢えて死んでいく人が多い国もある。

それはその国に生まれたから仕方なくて、私たちと関係ない?

いいえ、みんな私たちとつながっているのだ。気がついていない人は、気づかないことで加担している。

異常な猛暑、各地で起きている洪水や豪雨、突風の被害、多発する地震・・・、地球からのSOS?

天災ではなく人災、かもしれない。

7月26日(土)晴れ 3歳から92歳まで

7月は毎週のように県下各地で、「マイ箸づくり教室」がある。

26日、27日は連日で黒潮町と四万十市であり、それでようやく忙しかった7月は終了。

先日、宿毛市では92歳のおじいちゃんが参加していて、「お箸作り最高齢」だった。

今日は3歳のボクちゃんが、一生懸命小刀で削っていた姿が可愛くて、思わず「お歳はいくつ?」。

これまでは4歳だったから、最年少記録となった。

今日は小学1年生や2年生が多くて、小刀を使う手つきも危なっかしく、最初はハラハラした。

でも驚くほど集中してやり、2時間で自分のお箸を作り上げた。

焼きペンで名前を入れ、鯨の絵を描いた子やぐるぐるや♪、思い思いのマークも描いて、柿渋を塗る。

付き添いの保護者やおじいちゃん、おばあちゃんもお箸を作り、「孫といっしょにやれたのが、何より楽しかったです」とお礼を言われた。

記念の日付の意味なのだろう。お箸にも7月26日と焼きいれていた。

子どもよりも自分のお箸けずりに夢中になったお父さんもいて(よくあること!笑)、すばらしいデザインのお箸を仕上げていた。

「ぜひコンテストに出してください」と、その度に声をかける。

児童館の職員さんが和紙のお箸袋の作り方を子どもたちに教え、出来上がったお箸をそれに入れて持ち帰った。

以前からポレポレ村長は「お箸袋も同時に作ったらいいんじゃない?」と言っていたけど、実際やった教室は初めてで、これはいいね〜!

いろいろな意味で参考にもなったし、元気で熱心な教室はとても楽しかった。

さっそく夕飯から使うと言っていた子、学校に持って行くと言っていた子・・・食べているみんなの顔を想像すると、こちらまで幸せな気持ちになった。ありがとう!

hasi003.jpg hasi016.jpg お箸袋も手作り!

7月24日(木)晴れ 暑中お見舞い申し上げます

こちらは、連日35℃を超える暑さです。

みなさま夏バテなどしませんように、ご自愛くださいね。

庭では、義母が種を送ってくれたアメリカデイゴの花が咲き続けています。

amerika071.jpg

7月20日(日)晴れ いつかその日が来る

5月15日の「村便り」に、「7月20日に奥山氏が講演会のため来高予定」と書いた。

奥山雅久氏は「全国ひきこもり親の会」の会長さんで、私は「報道2001」という番組を見て感動し、すぐ連絡をとったのがきっかけだった。

とてもお忙しい方なのに、あたたかい励ましとともにたくさんの資料を送ってくださった。

その冊子を見て、さらにさらに奥山氏のすごさを感じ、今日の講演会を心待ちにしていた。

「多様な生き方が認められる社会にしていこう」という奥山氏の提言は、ひきこもりの当事者のみならず、現代を生きるすべての人々が生きやすくなる方向を示してくれている。

偶然なのだが、朝出かける前にメールを開いたら、中学時代に不登校だったAちゃんからの久しぶりの音信があった。

パニック障害で悩み、リスカの傷も痛々しい手首を見せてくれたことのあるAちゃんのことを、私はずっと気になっていた。

その彼女が今は「先生」と呼ばれる立場になっていた!

そして、担任でもなかったこんな私のことを、『中学時代、1番尊敬できる先生でした。勉強だけでなく、人生に役立つ教えを学ばしてくれた先生だったから・・・』と書いてくれていた。

とてもそんなことを教えたとは思えないのだが、何年もたってこうやってメールをくれる・・・しかも奥山氏と初めて会う朝に届いたことが、とてもうれしかった。

さらに、昨日はまだ会ったことのないB君のお母さんから、『夜間高校に行きたいと言い始めたのですが、どんな勉強をしたらいいのか皆目分からなくて、キリコさんに相談しようと・・・』と言うメールが届いた。

小学時代から不登校だったというB君。何年ぶりの学校だろう。自分の意思で選んだのだ!

とてもうれしくて『テキストをあげます』と返事を書いた。

生き悩む若者たちは、想像もできないような苦しみを体験している。

しかし、また再び自分の足で立ち上がり歩き出すのだ。

その日がいつ来るか?

親は信じて待つしかない。

でも、きっといつかその日が来る。死んではいけない。

7月19日(土)晴れ コンテスト応募、第1号が届いた!

「第1回マイ箸&箸袋コンテスト」、記念すべき応募第1号が郵送されてきた!

「どんな作品だろうな〜?」二人でわくわく封を切る。

「わぉー!」

もちろんまだ書けないけど、とてもうれしかったしありがたかった。

『第1号賞』という特別賞を、差し上げたいくらいだ。

締め切りまでに何点応募があるか分からないけれど、応募作品はすべて展示する予定だ。

「ゆめのかけ箸大賞」「こどもゆめのかけ箸大賞」「ゆめの箸袋大賞」「こどもゆめの箸袋大賞」、4大賞に選ばれなくてもいろいろな賞があった方が楽しい。

まずは「高知ファイティングドッグス賞」を贈ることを、社長さんが心よくOKしてくださった。

もちろん私たちも、チームを応援していくつもりです。

7月21日(月)午後2時から、四万十球場で試合がありますね!

hasi076.jpg 背番号23、YAMASHIN選手のバットで作ったお箸

7月18日(金)晴れ ブルーベリーとチコリ

毎日、35℃を超す暑さが続く。

ブルーベリーの収穫期で、毎日熟れる。

熟したのが一目で分かるブルーベリーは、子どもでも収穫が容易なのだが、いっぺんに熟れないので、毎日毎日収穫しなければならないというやっかい(?)なやつ。

一鍋集まったらジャムを炊いて、保存している。

キーウィはだいぶ膨らんできた。

こちらは取りごろがよく分からない。

取ってからりんごと一緒に寝かせる・・・とかいう話も聞いたような気がするなぁ。

花の盛りはチコリ。根をコーヒーにするハーブだ。

背が2mを超えるものもあり、青い星のような花が毎日咲く。

インスタントコーヒーの成分は、ほとんどがこのチコリだというのは有名な話だけど、チコリの花はみなさん珍しいのか、よく名前を聞かれる。

フエさんがこの花を大好きになって差し上げたので、見るとフエさんを思い出す。

そのフエさん、今日いよいよマッサージの資格を取りに出発。

がんばるね〜、フエさん。いろいろ誘ってもらったのに、実現できなかったことが申し訳ない。帰ってきたら必ず「於母屋」に行こうね。

tikori062.jpg チコリの向こうの赤い花はアメリカデイゴ

7月11日(金)晴れ 四万十川で鮎をしゃくる

「しゃくり漁」という魚の獲り方をご存知ですか?

私も生まれて初めての体験だったけど、しゃくり棒というお手製の漁具を手に、四万十川に潜って鮎獲りチャレンジ。

竹のサオの先に、釣り針のような金具が3つついたもので、鮎をひっかけて獲る。

ひっかけても手元に寄せるまでに逃げられて、なかなかうまくいかなかったけれど、とても楽しい1日だった。

四万十川は寒い!

夢中で潜っていると、きぶんが悪くなるほど寒くなって、岩の上でしばらく暖まってはまた潜る。

川は透明なエメラルドグリーンで、川底まできれいに見え、さまざまな魚やエビがたくさん泳いでいた。

100匹ほど獲れて、昼食は川原で飯ごうでご飯を炊き、鮎やエビを焼いて食べた。

これまたお手製の竹串を、ピチピチの鮎の口から突っ込み、塩を振る。

焚き火の周りに立てて、いぶしながら焼く。

さっきまで泳いでいた鮎だもの、おいしくないはずが無い。

香ばしい匂いが立ち込めると、竹串にかぶりついてパクパク。

一面の緑が濃くなった川原に寝転がれば、夏の空が広がっている。

私たちのほか人影もなく、車の音一つしない。

毎日でもこんなことしていたいなあ。

一昨日は、カヤックで四万十川を下った。

それも楽しかったが、私はやっぱり「潜る」「食べる」ほうが魅力的(笑)

ayu038.jpg

7月9日(火)晴れ エコは楽しい

オショシーナさんおすすめの、辻信一さんの本を初めて読んだ。「ゆっくりでいいんだよ」。

先日、義母が送ってくれた本、石原結實氏の「どんな病気も温めれば治る」とともに、私の愛読書に加わった。

何度も読み返したいので、いつもバッグの中に入れて持ち歩いて読んでいる。おもしろい。

辻さんの本には共感することばかり書いてあって、「うん、うん。その通り!」とうなずきながら読んでいる。

中でも「エコは楽しい、おいしい」ということ。

2ヵ月ほど前だったか、「えこらぼ」のプレゼンテーションがあったとき、私もまったく同じことを言った。

「地球環境を守る」「温暖化防止」などのテーマを掲げる団体ばかりの中で、「暮らしそのものを楽しむ」という私の主張は異例だった。

でも、まったく後悔はしていない。むしろ今後もそれを主張していくだろう。

まず自分ができることを実践しているのでなければ、どんなりっぱなことを言っても空しい。

「エコライフは楽しいよ」ということは、私の日々の実感だったので心から言える。

第一、私みたいな人間は、楽しいこと、おいしいことじゃないと、続かないだろうし・・・。

「衣食住をできるだけ手作りする」、それは楽しいエコライフ♪

最近、私の周りではそんな仲間がどんどん増えていっていて、めちゃめちゃうれしくなってしまう。

家庭菜園にはまった人、手作りした洋服やバッグを身につけている人、マイ箸マイバッグ愛用者・・・。

「種送るねー!」「写真撮らせてー!」その度に幸せいっぱいもらって叫んでいる。

さて、エコライフの大先輩、私のあこがれの人だったターシャ・テューダーが旅立った。

享年、92歳。新聞で読んでから、日記に書こうと思ううちに数日が過ぎた。

もっともっと長生きしてほしかったけれど、多くのことを教えてもらって心から「ありがとう」です。

下記は、Ricoさんからの情報です。

『ターシャの追悼番組が放送されるそうです。
7月16、17日 午後8時より

詳しくはこちらへ。
http://www.nhk-sc.or.jp/event/contents/tasha.html

ご家族が公開しているメモリアルウェブ
http://www.tashatudor.legacy.com/LMW/HomePage.aspx 』

7月6日(日)晴れ やまもものジャム

山下一穂さんに種をいただいた、「昔きゅうり」を今年も収穫できた。

普通のきゅうりよりはるかに大きいので、重みでネットが垂れてきている。

じゃが芋は全部掘って、貯蔵。

傷ついたじゃが芋から、順次食べていっている。

最初クワで掘っていったのだけど、そのあとを耕運機でかいたら、出るわ出るわ、まだいっぱい残っていた!

やまもも、今年はなり年ですね〜。

とても採りきれない。

今年もせっせとジャムを作って保存している。

ブルーベリーもどんどん熟れているので、こちらもそろそろジャム作り。

びわのコンポートも冷蔵庫の中だし、紫蘇ジュースもそろそろ作ろうと思ってるし、夏はいつも容器が足りなくなってしまいますね。

yamamomo003.jpg

7月4日(金)晴れ 梅干

梅雨明け、とたんに34℃の暑さになった。

待ちかまえていたように、漬けていた梅を干す。

紫蘇がいい具合に色がついて、おいしそう。

3日3晩干すのだが、1日干しただけでもうおにぎりに入れたり、ご飯に乗せて食べている。

やっぱり昔ながらの梅干がいちばん好き!

市販の調味料で味付けした梅干は、どうしても好きになれない。

ume001.jpg

7月3日(木)晴れときどき曇りときどき雨 7月に5回もワークショップ!

6月には2回だった「お箸作り教室」の依頼が、7月には5回に増えた。

ポレポレ村長はうれしい悲鳴だ。

8月上旬から早期の稲刈りも始まるので、今のうちにせっせとみなさんにMy箸作ってもらって、コンテストに出品していただかなくては・・・。

7月の予定は下記の通りです。

お近くの時に、みなさんぜひおいでくださいね。

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■7月13日(日)10時30分〜12時、高知市旭町「ソーレ」3階
               (主催・高知ナチュラルネットワーク)

■7月18日(金)13時〜15時、宿毛市平田町の「長尾コミュニティセンター」
                     (主催・川田栄子さん)

■7月20日(日)10時〜12時、いの町枝川「レストパークいの」
           (主催・レストパークいの 088-893-4688)

■7月26日(土)13時30分〜15時30分、黒潮町入野「黒潮町児童館」
                           (主催・黒潮町児童館)

■7月27日(日)10時〜12時、四万十市古津賀「観光物産センター四万十」
              (主催・物産センター四万十 0880-31-0805) 

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hasi009.jpg どれどれ、へー、おもしろそうだねー、お箸作っているとみんな寄ってくるのよね、老若男女・・・。

7月1日(火)晴れ 第1回My箸コンテスト

今年も今日から後半に入った。

想いの実現はますます早くなり、「第1回My箸コンテスト」の作品募集も10日から受け付けが始まる。

どんなアイデアいっぱいの作品が集まるか、とても楽しみ♪

要項は下記の通りです。

■募集部門   @小中学生 箸部門 箸袋部門  A一般 箸部門 箸袋部門
■募集期間   2008年7月10日〜10月10日
■審査発表   2008年11月11日(こうち山の日) ホームページ上で発表。
        入賞者には直接通知します。応募作品はすべて展示会で展示します。                                              
■表 彰    「ゆめのかけ箸大賞」
         一般1名(賞金20000円) 小中学生1名(図書カード3000円)
        「お箸袋大賞」
        一般1名(賞金10000円) 小中学生1名(図書カード2000円)
        「特別賞」 若干名(商品券3000円 小中学生は図書カード1000円)

■応募条件   間伐材や折れたバット、竹、ハギレや古布、紙など、自然素材を活かして作ること。    

         お箸、お箸袋としての機能をそなえていること。
        ※お箸部門とお箸袋の両部門に応募可。一人2点まで。
        ※応募に際しては、別紙に氏名、住所、пA年齢、学校、学年、応募部門( 箸・袋)、作品名

         、簡単な作品アピール文を添えて下さい。

■送り先・お問い合わせ 〒789-1924 高知県幡多郡黒潮町馬荷2826-4
              「工房ポレポレ」 千葉 洋  polepole@chive.ocn.ne.jp  
■その他   材料がほしい人は、土佐ヒノキの角材(実費200円)があります。 お問い合わせください。  
       ※作品返却希望者は応募の際に50円切手4枚を同封してください。
        高知県内で2〜3回の展示会終了後返却いたします。

        なお、作品の取り扱いには十分注意しますが、郵送中や展示会での事故やトラブルに関しては、

        一切責任を負いかねます。

        また、上記内容は諸事情によって予告なしに変更する場合がありますので、

        あらかじめご了承ください。