第五章
大雨の中で・・・

その日は朝一からドンヨリとした、雨の降る梅雨空から始まりました。
六の瀬到着前から、一人ソワソワと構えている男の横で何時もの六の瀬への到着時間を気にしながらの航行です。
 この一人ソワソワしている男は・・何時も1時間あまりは私の相手をしてくれてありがたいのですが、少しは寝ていないと身体が持たないよって言うと操船室のベッドで横になるのですが、絶対的に寝ていないのはわかる男です。
  その証拠に六の瀬到着20分前くらいには、起き出し、ソソクサと構えている男なのです。
彼が言うにはもう一人、県境の男も同じに後ろの船室で寝た振りをしながら寝ていないそうなのですが、まぁ〜同じ空回りコンビですからね。
空回りと言うのは自分達(私も含む)で勝手に言っているのですが、あまりにも殺気をみなぎらせてシャクルあまり、デカンパ等は隣とか同船者にあっさり釣られてしまい、自分達は恐ろしいくらいのシャクリをしているのに、その日はアタラナイ時の人達の事です。
 今は(県境のは○&新居浜薬局のい○いコンビ←この人達の事でしょうね。・・・・・・・・・・バラシテやりやした。(*^^)v
     ついでに付け加えておきますと゜、この人達は私の前では目標はカンパチのカの字も言ってはならない事になってます。   なぜか・・逃すし・・アタラナイから!ぶぁっはははは!(*^^)v
話はさておき、この空回り男は・・・・・・・・(新居浜・・い○いくん・・・がっははははは!(^^ゞ)

そうこうするうちに六の瀬到着でっす!
朝一は死に物狂いでシャクッたよって言い聞かせ、開始です。
 何回か流した時に、ヒットー&ヒットーのWヒットです。
宿毛の某釣具屋の店員さんと大酒呑みの会社員です。
みんなの視線がリーダーの先の獲物が何か釘付けの中、揚がって来たのは7kg前後のハマチと10kgは無いメジロでした。
 その後です。ヒットー・・・・これは・・・・完全にデカンパのひきデス。
ドラグが出る出る出る・・・何とかこちら向けぇぇぇ・・・・・プッチン・・・・・・・なッ何〜〜〜〜・・・・一同唖然
\(◎o◎)/

回収してみると・・・・高切れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

(いったい何号を使ってたんぜ???     宅配屋(3号!)   (へっ?3号???それも4本ヨリ!   宅配屋(・・・・無言)   私バカタレェェェェ!六へ何十ッ回来てるんゾ!それで獲れると思ってるんかぁぁぁ!!

 むざむざ獲れると思ったカンパチを逃してしまいました。(ToT)/~~~
お前は帰ったら説教ね!!!

そんなやり取りの後、宅配屋がブリ・メジロ??を掛けましたが・・・鮫の餌食で半分で揚がってくる始末です。
 
んッ??

そう言えば・・・空回り男が何も・・・・・・・無音のままに過ぎて行ってます。
  でもちゃっかりメジカは釣ってるようですが!!(*^^)v
次回からは
煮節男と呼ばないと・・・・・!(*^^)v

  
その間もその後もあまりアタリの無い時間が過ぎて行くのですが、雨・雨・雨のオンパレードの中、金○迄ビショビショに濡れてやってるようでした。
 何も無い時間がしばらくたった時でした。
ガツン・・・ヒットー・・・・また宅配屋がやりました。
 グイグイ・・・・・・・スコ・・・・・・・・・・(ToT)/~~~
口ハズレですね。
本人曰く・・・鮫やねぇ〜!!
隣の店員・・・なんでそれが鮫なんで! あきらかに、カンパの感じでした。

 でも口ハズレは仕方の無い事なので、何も言いません!(*^^)vでも睨んだかな???(^^ゞ
 そうこうしてるうちに、空回りくんがいないではないですか?
なっなんと、膝と腰が痛い為に、後ろで中層を狙ってるとの事・・・・???あのプロティンの申し子が???
  そんな時でした、後ろの子が(い○いくんが何か食わしたぁぁ〜〜!!)って叫んでいます。

スパルタス ディッパー62―4がバット部分から曲がっているではないですか??
 前に来なさいって前に来る途中、い○いくん(キハダだと思います)って事をほざいてる・・・!
じゃ〜大事に揚げなさいや!  わかりましたてな会話がありファイト真っ只中・・・・!

船の下にもぐりこまないように操船しながら、やってると・・んっ?????
  なんかおかしいゾ・・・キハダは下から来るもんやが、横からになる時もあるゾ??  ハッハぁ〜〜!!(^^ゞ
本人にはしばらくは・・・・・・・・・・・(*^^)v
  必死の形相で腰が痛い男がやりとりしてるのを見かねて、い○いくん・・・・それは・・・・鮫やろ!・・
案の上揚がって来たのは70・80kgの鮫でした。
  それからは、みんなの意見でもう帰りましょうって事になり、船室でパンツ一丁で寝てる者達を乗せて帰港しました。

今回は笑いを誘う為に書いたのではなく、ありのままを書いた第三者から見た釣行記でした。


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