出港


某日、久しぶりに加栄丸は紺碧の色をした海の上にいた。
 今年初めての釣行です。
全然やる気を無くしてたもんなぁ〜!!!(^^ゞ
儲けもないに行けるか!!!ぶぁっはははは!!(*^。^*)
しっしるか!!!
まっ、何はともあれ頑張るか!!

んっ???何と今年初めての六の瀬直行便なのに、
最近の状況を聞くと全然、遊漁船は行ってないという話だったんやけど・・
何で今日に限って他3隻も出て来ているんで???
 なんと、聞くところによると他3隻も今年初めての六の瀬らしい!!
とにかく、一応はみんな同じ六へ行くんやろから負けないようにしないといかんなぁ〜
という思いはありました。
 だが、
興奮男米造り男うどん製造者看板屋
こっそり鯛をなでてた男うどんの弟等の釣行やから少し不安はよぎりましたけど、えっぇぇぇい!ままよ!

  先に到着した船から無線連絡が入る(潮は下りや)・えっ?下りぃぃぃ?  
いかんこれは即座に下手の山へ行く!!
少し
金兄が不安な顔をして見てたけど、
本筋やなしに最初はサガリの山へ行く!って決断した。

まだ少し暗いうちに到着したけど、ハガは暗くても!
って言いながらヤルゾぅ〜って始まった!!
もうこれは今年初めての六! 他3隻には絶対負ける訳にはいかん!!
今年を占う上での戦争である。
果たして兵隊が上手く動いてくれるか??

おっぉぉぉぉぉ!!
金兄米屋看板屋鯛なで等がハガを次々と揚げて行く、
他船は????
よしよし・・・いやいや決して他船が釣れてないので喜んでいるのでは無く、
他船より釣ってるので喜んでいるのです。
少し曇り空のせいか
うどんが何ともかすりもしない!!
一生懸命シャクッテいるんやけど・・・・???
またそのうち、
金兄米屋等がかすりもしなくなった。
少し場所を変えてみる。

おっ!うどんがカンパチ等を掛けだした。
少し気持ち的に顔の表情が和らいで来た感じがする!
そうこうしてると、今回
うどんの弟が乗り込んでいるのだが・・
その
がロッドをのされ気味に下を向き、
リールは鈍い走りにジィーーっとドラグを鳴らして持って行かれてる、
確かにあれは止めれないわなぁ〜と操船室から
多分・90%はネズイロカンパチのひきを冷静に見ていた俺がいた。
案の定・・・ジィーーープチン!!
あれは仕方ない!!

そうこうしてると俺の真下でジィー・ジィーグイグイ・・・
口をトンギらせて、とっ止めたぁぁぁ2・3回巻くとジャージャープチン・・・・・(ToT)
・・・・・・・・・
看板屋ぁぁぁぁぁぁぁ!!

”今のは何でしょうか???サメ???”

そこにすかさず
金兄が非常に冷めた声で”カンパチですよぅ〜”って突っ込みを入れる!

・・・・・・・・・・・・
呆然とする看板屋・・・・・・・・・・・・

南風▲ではまだ無理!!

カンパのあんなのにアタッタ時がないから、茫然自失の態度になってるなぁ〜!
看板屋ぁぁぁ〜ね!それが六のデカンパのヒキなんよ! 
それを獲らないとデカンパをヤッタァ〜の仲間内には入れないので
って顔で
金兄がニヤニヤしながら参ったかぁ〜の得意顔でした。
でもザマアミレ〜って言葉は言わなかったなぁ〜!!(*^^)v

隣で
うどんはやり取りの最中に止まった時は揚げられるんじゃないろうか?
って顔から血の気が引いて行く顔をしていたが、
プチンで満面の笑みとあれを揚げられたら困るところやったって言うてたなぁ〜!!
口調と一緒にそんな顔をしていたのを忘れられないなぁ〜!!(*^。^*)

それからは
うどんが猛ラッシュを掛け出した。
もオカズを釣らないといかんと思いシャクリ始めるとヒットぅ〜・・・・
少ししてまたシャクリ始めるとヒットぅ〜!!

なんでぇぇぇ〜ナンボでもいるやん!!!

って堪えてたけど、何時もの得意の言葉が口から出てしまったぁぁぁぁ!!(*^^)v
また、シャクッテると
前の方から光る視線を感じたので見てみると
少し眩しい後光の中にスパイの顔をしたうどんがいたので、
何をしよう!って言うた事でしたが・・
後も結構
うどんは猛チャージで竿頭になったんじゃないかな??

そうそう、忘れてしましたが、
あのうれしくて帰りの港へ近くなった時に鯛を皮が剥げるくらいなでてたカワハラ
が5.7kgの自己最高のカンパチを揚げたのを書いておかないといかんね。
看板屋は茫然自失になったのでその後のシャクリは覇気がなく、
たいした釣果も無く、
金兄米屋に関しては痩せ馬の先走りやないけど、
後はろくにウンともスンともいわなかったんじゃないかな???
とまぁ〜個人差はあったけど、まぁまぁ〜楽しめた初釣行でしたね。

そうそう、
米屋に帰って貰ったヤガラは旨かったぁぁぁ〜ありがとうね。

教訓  六のカンパはなめない事!!





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