「ぶな012・気配」F100油彩
光栄な評価をいただきました。ありがたいことです。こんな喜びを与えてくださり、生き甲斐を感じています。
斑尾高原(長野/新潟)のぶなです。
オーソドックスな景色なのですが、なぜか惹かれた構図でした。色を考えているうちに人物を加える覚悟を決めました。人物は印象が強烈で、これまでの私の作品は、そういった作品に比し弱かったのです。でも、それが「私」でした。見た方それぞれがその是非について評価されるでしょう。なにか(気配)を感じられるだろうと思います。気配の正体は、見られた方それぞれで違っていいと思います。
シリーズ ブナに魅せられて 
「ぶな2011・再界」F100油彩
再び大山のぶなです。
これまでと違い、葉っぱを描いています。新緑は毎年見ています。それを楽しみにもしています。でも描きませんでした。今年は挑戦してみました。2倍ぐらいの時間がかかり、肩と腕が痛くなりました。構図は大変気に入っているのですが、期待したほどに表現できたとは思っていません。でも、好きな絵です。
5月中旬、鍵掛峠手前に残る長い雪渓を、このもっともいい時期にこられた幸運に興奮しながら登り続け、道無きガレ場・大山の森林限界まで登りました。あんないいところがあるとは。谷を変えると、知らないいいところがまだあるように思えました。
来年も来るだろうと思って帰ったものでした。
直線上に配置
ぶな F80油
2006作品です。

 厚い雪面に雨の作用か,幹の周りだけぽっかりと穴が空き,土から立ち上がる山毛欅(ぶな)です。
 あと一週間もすれば,細い枝の先からかわいらしい葉が出てきます。最初は茶に近いのですが,やがて他の木とは明らかに異なるあざやかな黄緑に色づきます。
 山毛欅の新緑。
 これほど「新心」にふさわしい物を私は他に知りません。
大座礼W・F100油

2009作品です。

またブナを描きました。昨年の木の幹部分の全体像です。この周りに枝を張り巡らしているので、それを見るとイメージが違ってくるだろうと思います。
ぶな天覆・F100油

2009作品2つめですが、2008年に描き上げ(この写真)、それから少し手を入れてから公開しました。

 比婆山のブナです。

油絵制作過程公開中
「舞う・ぶな2010

「ぶな2011・ペア」F100油彩
氷ノ山のぶなです。
ダンスをしているかのような立ち姿で気に入りました。11月の姿で、紅葉は終わり枯れた葉がかろうじて残っている状態です。
「舞う・ぶな2010」
F100油彩

大山のぶなです。
ありがたい評価をいただきました。どうも、ブナをやめてはいけないように思えてきました。会場で当てられていたライトは私が絵に添えていた光の線とは異なる方向でした。みなさんスポットが当たって良かったと言ってられましたが、私のねらいが見えなくなっていたので少し残念な気持ちになりました。
ぶな幽玄・F100油

2007作品です。

昨年に続けてぶなを描きました。
2006年は白山のぶなでした。2007年は大渚山のぶなです。白山のぶなに比べて直立したぶなが多かったように思いました。絵から、私がぶなを見るときの気持ちが見て取れるだろうと思います。
大座礼・F100油
2008作品です。
以前紹介した四国中央部・大座礼山の象徴ともいえるブナです。多くの方がご存じのブナだけに、いい加減な描き方をすると怒られそうなくらい立派なブナです。同時に描いていた作品に比べ、まとめられなくて、自信が持てなかった作ですが、期待以上の評価をいただき驚いているところです。